2022年5月21日 (土)

苗木に優しい雨の日!

  本日(5月21日)足尾・松木は、14℃(8時20分)で曇り空です。風はありませんが肌寒く感じます。

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Dsc06212  午前中は、福原さんとりんねの森の獣害ネット張りを完成させました。ネットの下から動物が入り込まない様に石を運びブロックしました。外周約150メートルの獣害ネットの完成です。

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昼食後福原さんは、6月に到着する苗木の受け入れ場所の整備を行ないました。防草シートを外してパレットを置ける場所を確保しました。また、夏の暑さから苗木を守るための遮光ネットが張れるようにポールを設置してくれました。

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 午後2時を過ぎた頃に雨が降り出し、みちくさに居ても松木川の水が流れる音は聞こえず静かでした。この雨は苗木にとっては恵の雨のようでした。

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Dsc06227  気温も15℃で朝とあまり変化がありません。天候が悪いためかみちくさを来舎する方は居ませんでした。キジだけが草むらを歩いていました。

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  足尾にお越しの際は松木渓谷まで足を延ばして、みちくさにお寄り下さい。お待ちしています。

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 今日の担当は、福原さんと筆者でした。福原さん、雨の中お疲れさまでした。

                                                                                             (報告・済賀 正文)

2022年5月19日 (木)

青空のもと、2022年第1回里親植樹を行いました。

 本日5月18日(水)は月に1度の育樹デー。2022年「里親植樹」スタートの日です。

 昨日までの雨天が噓のように、朝から快晴です。天空の森から岸井成格さん(旧NPO法人森びとプロジェクト委員会理事長)や宮脇昭さん(同最高顧問)がエールを送ってくれていると感じる1日となりました。 

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 昨年、コロナ禍で地球温暖化に少しでもブレーキをかけたいと植樹を希望する方に代わり、足尾スタッフが「臼沢西の森」に苗木を植えてきました。今年は会員の皆さんや森ともの皆さんと植樹が出来ることを願いましたが、まだまだ世界中で新型コロナウイルス感染が落ち着きません。今年第1回となる「里親植樹」には84名、3団体の皆さんから参加申し込みをいただきました。

 本日の育樹デーには森びとスタッフ・サポーター10名が参加。「中倉山のブナを元気にする恩送り」に申し込みをしてくれた香港からの留学生キンバリーさんも参加してくれました。

 9時からコーヒーを飲みながら作業打ち合わせを行いました。午前中は臼沢西の森に「里親植樹」、次回に向けて黒土の荷揚げ。午後は「りんねの森」の獣害柵に目の細かい金網の張り付け、獣害柵外側にスカート柵の取り付けを行うことにしました。

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 昨日までに苗木やスコップが「臼沢の森」入口の柵内に準備されているので、背負いカゴと背負子を軽トラに積み「臼沢西の森」に向かいました。本日の植樹地「C、B、あ、い」の順に苗木を運び、同じ樹種が並ばないように苗木を確認しながら篠竹のところに並べていきました。

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 まずは階段東側の「C、B」植樹地から植樹をスタート。植樹地の砂土を掘り、黒土と“まじぇる、まじぇる”して土壌を柔らかくし、苗木を丁寧に植えていきました。植えた後は風で苗木が振られないように一本一本麻ひもで篠竹に縛りました。9時の気温は16℃でしたが陽が照り付け汗ばむ陽気となりました。時折松木川源流から吹き抜ける風が心地よく感じ、緩斜面の森からはエゾハルゼミやキジの鳴き声が響き、私たちを応援してくれているようでした。

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Dsc05593 「C、D」を植え終えた後は階段西側の「あ、い」の植樹地に移動し植樹を行いました。160本の苗木を植え終え、記念撮影です。

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  水分補給の小休止を取り、次の作業に移りました。階段に一列に並び、黒土のバケツリレーです。本日初めて植樹を行った山内さんとキンバリーさんが下を固め、黒土を上げてくれました。穴の開いた黒土の袋には雨水がしみ込み、持ち上げるたびにズシリときます。中腹の植樹地まで荷揚げし、12時に完了したので下山し道具を片付け、昼食を摂りました。林子さんからお菓子、清水から水羊羹の差し入れがありました。ありがとうございました。

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  午後は、森びと広場下の「りんねの森」植樹地の獣害柵に目の細かい金網張りとスカート柵を取り付けました。松村宗雄さん、済賀さん、大塚さん、山内さん、キンバリーさん、林子さんが手分けし、目の細かい緑の金網を広げながら針金で獣害柵に取り付けていきました。

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  鎌田さん、山本さんは松木川河川敷の「りんねの森」に鎌田さんが持参したヤナギの幼木20本を植えました。

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 加賀さんと筆者は、苗床の苗木が葉を出し始めたので撒水するために水源からの給水ホースの確認を行いました。ホースの継ぎ目が途中で外れており、つなぎ直して水が流れることを確認して苗木に水をかけました。苗木の葉に水が滴り、苗木も気持ちよさそうです。 

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 2時半過ぎに全員で獣害柵スカートが跳ね上がらないように、岩を置いていきました。3時を過ぎたので本日の森作業に区切りを付け、終了ミーティングを行って帰路につきました。本日参加した留学生のキンバリーさんからは「木がないところに森をつくることは、現場に来なければ分からない。楽しかったです」と感想を伝えてくれました。

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 地球のため、愛する人のため、これからの世代のため、木を植える活動「里親植樹」への参加をお待ちしております。

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  本日の作業者は、加賀さん、済賀さん、鎌田さん、松村宗さん、大塚さん、山本さん、山内さん、林子さん、キンバリーさん、筆者清水でした。「里親植樹」、森作業お疲れ様でした。

(報告 清水 卓)

2022年5月17日 (火)

本年第1回里親植樹の準備が整いました!

  本日(5月17日)の足尾・松木沢の8時40分の気温は13℃。曇り空で風はありませんでしたが肌寒い感じです。

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 ホットコーヒーを飲みながら加賀スタッフから本日の作業の説明を受けました。

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  午前中は、昨年から臼沢西の植樹地でスタートした里親植樹が明日、本年の第1回目の開催です。この植樹地の整備とこの植樹地の中央上部の獣害ネットが落石で破損した箇所の修繕です。午後は、臼沢西の植樹地の里親植樹の苗木の生長の確認作業です。

 打合せ後に軽トラックに必要な資材を積込み臼沢西の植樹地に向かいました。植樹地の急な階段を資材を持ってゆっくりと登りました。

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  明日の植樹地にあらかじめ黒土を入れてありますのでマンノウで整地し篠竹を刺しました。3人で115本の植樹地の整備が1時間程で完了しました。

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 次に、この植樹地の中央上部の獣害ネットが落石でポールが2本破損しています。

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人力で石を横に移動しポール2本を打込み金属の獣害ネットを3枚固定しました。作業をしながら「今後、雨の降った次の日には点検が必要」と話が出ました。

 昼食後は、コロナで足尾に来て植樹を出来ない方の為に我々スタッフが代わりに植樹を行なう里親植樹の苗木の点検を行ないました。苗木が地上30cm位の位置と地表スレスレの位置で鋭利な切り口の痕がありましたので、ウサギによる被害と思われます。しかし、獣害にあつても苗木は、元気な芽を出していました。苗木の生長の為に獣害対策の強化を進めなければなりません。

 最後に、明日植える苗木に散水をしましたのでこれで準備が無事終了しました。

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 本日の作業者は加賀スタッフと橋倉サポーターと筆者でした。作業ご苦労さまでした。                        (報告・済賀 正文)

人は森に寄り添って生きている

 今年に入って気温差が大きい日を体感している。朝方の気温が0℃、日中になると21℃になった標高1.270㍍の奥山。その日の午後、森内で薪づくり作業をしていると気分が悪くなり、急遽、水分補給と日陰での休息をした。 Photo 5月だというのに北海道、秋田県内、岩手県内等で気温30度越えを観測した。奥山の森の中では一週間程前にシャクナゲの花が二~三輪咲いた。ところが、一週間経ってもそれ以外は咲かない。気象の急な変動に適応しただけであったのか分からないが、例年のように、花は一斉に咲いて淡いピンク色の華やかな生け花を見せてくれようとしているのかとかってに思っていた。暫く待っていたが、シャクナゲの蕾は茶色いままであった。 

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Dscn9863 草木は気象の変化に適応しながら生物社会の様々な機能を衰弱させないように生きているように思う。人は、その適応の様子に感動し、草木の恵みに裏切られるとガックリもする。人は、自然界の変化に寄り添って生きていることを改めて実感している。Photo_2 奥山の森にも若葉が目立ちはじめ、夏鳥たちの大合唱で森が賑やかになってきた。こんな心身ともに和めるひと時をウクライナ避難人にも届けられたらうれしい。(顧問・高橋佳夫)

2022年5月16日 (月)

肌寒い中、みんなで森作業を行う!!

 本日16日、10時から応援隊6名は、雫育苗場で5月2回目の育苗作業を行ないました。今日の南相馬市は小雨、気温15度で少しは肌寒い一日でした。自宅から雫育苗場へ向かう途中の萱浜地区は、菜の花で黄色に染まっていました。作業前に温かいコーヒーを飲みながらのミーティングを行ないました。

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 今日の作業は23日に補植するポット苗の草取りと根切り作業(300本)。松林副代表は農園にサツマイモの苗(紅あずま)25本を植え付けました。夏から秋にかけての収穫が大変楽しみです。途中休憩を取りながら今日も和気あいあいと作業をしました。

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 作業終了後には渡部代表から小松菜の差し入れがあり、みんなで分け合いました。渡部代表、いつもありがとうございます。

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 6月5日は第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催されます。植樹ボランティアの皆さんの参加をお待ちしております。

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 本日の参加者は、松林副代表、山田事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、岩橋恵美スタッフ、筆者・岩橋 孝でした。

(報告 事務局:岩橋 孝)