2024年6月25日 (火)

真夏日の中で草刈りに汗を流す

 6月25日(火)作業集中日。みんな到着が早く、済賀さんと橋倉さんは打ち合わせの前に、「森ひろば」の駐車スペースの草刈りをしてくれました。

Img_0001 今日の松木郷の天気は晴、8:30気温は25℃、朝から暑い日射しです。

Img_0018 今日の責任者・大野さんから作業の提起を受け、28日行われる「臼沢西の森」でのJICA東京の研修者(発展途上国の政府観光担当者)が植樹体験する準備班と「民集の杜・東」の散策路に竹で組んだ通路を設置する下準備の草刈り班に分かれての作業になりました。

 打ち合わせ中に大きなスズメバチが飛んでいましたので、柳澤さんが「蜂ジェット」を吹きかけて退治してくれました。いよいよ蜂に注意しながら作業する季節になってきました。

Img_0005 「臼沢西の森」班は、スコップ、篠竹、麻ひも、鉄筋を担ぎ上げ、植樹地に穴を掘り、黒土を入れマゼマゼするのですが、石ころが多く大汗をかきながらの作業でした。篠竹を刺し、麻ひもを竹に結び付けておきました。当日は、移植ゴテでも苗木を植えられるように作りました。。

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Img_0011 歩きやすくするためと植樹後のマルチング用に通路の草刈りをしました。かなりの蒸し暑さで汗が流れ落ちてきます。水分を十分に取り、休憩をしていると爽やかな風が心地よくながれてきます。Img_0014

Img_0013 その後、先日草刈りをした「臼沢西の森」階段右エリア、上から18段目から草刈りのつづきを行いました。下から見上げ「大きくなったなあ」「あんな急斜面の所をよくここまで育てたなあ」とスタッフは自画自賛していました。Img_0017

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 午後は、「民集の杜・東」散策路の竹柵を作る方法について、本間さんから「ななこ垣(魚子垣)」という方法はどうかと提案がありました。「それでいこう」となり、竹を2m×3cmに切り割く作業を始めました。

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Img_0027 作業中、竹はどのようにして割くのかと言われ、「はて(・・?)」となりました。下の写真では、節の下が黄色のほうが「下」になるとのことでした。

Img_0028 下の写真のように割った竹を組んで通路の柵を作ります。

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 14時頃になると、気温は31℃、西の空には黒い雲が湧いてきています。15時前ですが、少し早めに今日の作業を終了しました。本日の作業者は、大野さん、本間さん、山本さん、橋倉さん、矢口さん、済賀さん、柳澤さん、坂口さん、山田さん、筆者・加賀でした。(報告:加賀春吾)

2024年6月18日 (火)

気候変動対策への国連事務総長の熱意に応えたい

20240618足尾・松木郷に踏ん張るヤシャブシ

「化石燃料業界の多くはロビー活動や法的な脅し、大量の広告キャンペーンで気候変動対策を遅らせようとする一方で、恥知らずにもグリーンウオッシュ(環境に配慮していると見せかける)を行ってきた」と強烈に業界の広告戦略を批判しているのは国連事務総長(6/17『毎日新聞』)。この記事を読んで、気候変動対策を訴え続けている事務総長の熱意にどう応えるのか。難しいことや大きなことはできないが、20年間の森づくりで学んできたことは発信できる。

 そのひとつは、私たちは森に寄り添って生きているという現実を体感することから始まると思う。例えば、「植物は光に向かって動き、植物は生涯に渡りずっと生長し続け、変化していく周囲の環境と調和し、途方もない形態をつくる。また、体内組織の水分を調整することによって体の堅さを変え、言語なしでもコミュニケーションが可能だ。その方法は化学物質を放出したり、他の生物(細菌、菌類、動物)と関係をも築く。地中では化学物質を放出して樹々の防衛機構を作動させる。菌糸と根は養分と糖分を分かち合っている」という研究結果を、森を散歩しながら体感してみることができる。

 ちなみに、樹々のパワーのひとつに人体の自然免疫力を高められることも研究済みである。森林浴の効果のひとつに、ナチュラルキラー細胞によって体内のウイルス等を退治する機能が高まるという。

参考資料:『ロボット学者、植物に学ぶ』著者バルバラ・マッツォライ、白揚社

(森びとアドバイザー・高橋佳夫)

2024年6月16日 (日)

「みちくさ」の模様替え第一歩

 6月16日、足尾に向かう途中では小雨も降っていました。鹿沼市を過ぎ日光市に入ったところでは、ソバの白い花が一面に咲いていました。もう直ぐ夏の新ソバが楽しめそうです。Img_0001 足尾に着くと、ヤマボウシの花が少しですが咲き始めています。

Img_0029 「みちくさ」に到着。9:00、天気は晴れてきました。気温25℃。久しぶりに「仁平村長」が日向ぼっこをしました。

Img_0010 今日は、橋倉さんの提案で「みちくさ」内のリニューアルを進めることにしました。先ず、双眼鏡などを置いている、南側の棚を撤去することにしました。板を止めている長い木ねじをインパクトで抜いていくのですが、下からねじを回して抜くので寝転んでやらなければなりません。大きな体の筆者にはキツイ姿勢で汗が滴り落ちてきました。撤去したところに、社務室にあったスチール製書棚を軽トラに積み設置しました。

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 午前の作業は終了。昼食にしようとしていると二人の訪問者が訪れました。外国の方です。「ヤバい!英語は全く駄目だ。」と思っていると、流暢な日本語で安心しました。スンダさんというご夫妻でジャンダルム方面にハイキングに訪れたそうです。埼玉県蓮田市に住むインド人の方で、28日にJAICの方々が植樹に来ることを伝え、植える木の英語名で教わりました。Img_0019

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 午後は、「みちくさ」北側(道路側)の棚の撤去をすることにしました。棚に置いてあるものを段ボール箱に片づけてから、40分ほどで撤去が完了しました。Img_0025

Img_0028  午後になるとムシムシとしてきました。気温は28℃とそれほど高くないのですが、湿気が多く風も余りないので不快感が増し、梅雨入りも間近のような気がします。

 今日は一組の訪問者だけでしたが、中々逢えない外国の方と繋がることが出来ました。またのご来訪を申し上げております。

本日の舎人は、橋倉さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2024年6月15日 (土)

可愛いい子鹿に出会いました

本日の足尾・松木は、8時45分の気温28度、晴天でした。

お湯を沸かしてる間に、窓を全開にし、雑巾でテーブルやトイレを綺麗に拭きました。終わるころにお湯も沸き、コーヒーを飲みながら舎人内容の打合せをしました。今日は、私が家で育てた80本のコキアと初雪草9本の苗を植えることにしました。

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まずは、植える場所、「こころの園」西斜面の上段の草刈りを行い、30cmの穴を掘り、黒土を混ぜ、手際よく約50本植えました。11時30分頃に、小柴さんが手伝いに来てくれましたので、みちくさから広場に降りる階段の柵の内側に初雪草を丁寧に植えました。

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区切りがついたので昼食にしました。外は31度でしたが、みちくさ内は爽やかな風がすり抜けて涼しく感じました。午後は、松木渓谷の奥の方に歩いて行った方が数人いたので、戻って寄ってもらう事も考えて、山田さんには植えたコキアの水やりをお願いしました。

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小柴さんはみちくさ周囲、筆者は「こころの園」内の草刈りを行いました。手入れ時間があまりなかったので草刈りは一部分だけでした。本日は、松木渓谷に入る人はパラパラいましたが、帰りにみちくさをしてくれる方はいませんでした。

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今日の一番うれしかった事は、作業小屋の軒下の日陰に生まれて間もない子シカを発見したことです。近くであいさつをしとも小鹿は逃げませんでした。15時ごろに再び小鹿を見に行くと直射日光が子シカに当たっていたので、小柴さんがサクラの木陰に運んでやりました。すると立ち上がり歩きだして「民集の杜(西)」の方に歩いていきました。私たちは親シカに逢えることを願いました。

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最後に打ち合わせなどを行い、みちくさを終了し帰途に着きました。お疲れ様でした。

 本日の舎人は、山田、小柴、大野でした。

<報告は大野昭彦>

2024年6月11日 (火)

森の涼しさに助けられ、作業は順調に終了!

Dscn0092 今日の足尾・松木郷は、雲一つない快晴でした。朝8時30分の気温は19℃、昼の暑さが気になる陽気でした。

Dscn0056  今日の森作業責任者の済賀スタッフから、①6月9日に開催された「南相馬鎮魂復興植樹祭」の報告、②6月1~2日の「能登半島大地震」被災地への視察、③6月2日の「笑いヨガの会」の皆さんによる植樹等の報告がなされ、筆者からは、6月7~8日の「足尾の森の観察会」報告を行いました。      森作業については、午前中の涼しいうちに「臼沢西」の幹ガード張りと草刈りを行い、午後の暑い時間は、涼しい森の中で「竹の散策路」作りを行ないました。

 幹ガードは、雨が降る中で植樹をされた「笑いヨガの会」の皆さんが出来なかった作業を代わりに行いました。また草刈は、階段の右側上から17段を行いました。

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Dscn0081  午後は「民集の杜・北」に移り、大きく育った木々達が作ってくれる日陰で涼しい森作業が出来ました。「眼鏡橋ルート」は、あと半日で完成予定です。

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Dscn0089 今日のトピックスは、「臼沢西の杜」入口に立てておいた看板が熊(子熊?)によって破壊されていました。爪痕が残り、一部ねじ曲がっていました。済賀スタッフが手際よく応急処置をしてくれました。

Dscn0059  Dscn0085 また、作業通路脇でアシナガバチが一生懸命巣作りに励んでいました。作業中気を付けなければならない時期が来ました。

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  夏の様な暑さの中でも、涼しい顔でやり遂げたメンバーは、鎌田、田村、矢口、加賀、柳澤、済賀の皆さん、報告は、橋倉でした。