2022年11月 2日 (水)

雲一つない青空に映える松木の紅葉

 今日は11月2日、朝8:30の気温は9℃、雲一つない快晴です。明日は、中倉山「無言の語り木」(孤高のブナ)を元気にする恩送りの日です。荷揚げする土はハウスの中で十分に乾燥させて、濟賀さん一つ一つ袋に入れておいてくれましたので、車に積むだけです。その他も濟賀さんが準備しておいてくれましたので殆ど今日準備することはありませんでした。そこで、今日は作業小屋下のビニールハウスの中の整理をすることとしました。Img_4543

Img_4544 Img_4546 Img_4547 Img_4548 Img_4566 午後濟賀は、明日参加する事務所の坂口さんと大津さんを迎えにJR日光駅に向かったので、作業は筆者(加賀)一人となり、午前中の続きで南側のハウスの棚を解体し処理しました。また、ハウス内に生えていたヤシャブシを伐りました。

Img_4570今日の作業はこれで終了しました。周りを見ると赤・黄・緑のコントラストがとても綺麗です。一週間前に来た時よりグッと紅葉が進みました。臼沢はまだまだ綺麗になることでしょう。Img_4539 Img_4561臼沢の森(正面から)

Img_4569_2松木の杜(川添い側)

Img_4537新松木の杜(川沿い側)Img_4555_2対岸の山はいつもの年より色づいている木々が多いように感じます。

15:00頃坂口さん、大津さんが到着。土の袋を濟賀さんの車に積み込み今日の作業は終了しました。

本日の作業者は、濟賀さん、坂口さん、大津さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2022年10月28日 (金)

「合同お茶会」を開催しました!!

 10月23日(日)から24日(月)にかけ、福島県南相馬市にて、応援隊・福島県ファンクラブならびに秋田県ファンクラブ総勢18名による「合同お茶会」「鎮魂の森観察」が開催されました。また、秋田県ファンクラブにおいては、秋田市議会への「脱炭素における陳情書」の取組みで、大変お世話になりました工藤新一秋田市議会議員も参加をして頂きました。

 一日目の「合同お茶会」のテーマは、「身近な異常気象から考える問題意識の深掘りと共有」と題し、はじめに第10回鎮魂復興市民植樹祭のCDの放映から始まり、テーマに沿って報告・討論が進められました。

 私からは、今年の8月に発生した秋田県北部を中心とした記録的な大雨において、私の住んでいる井川町も例外ではなく、大雨警報が出され大きな被害までは至りませんでしたが、自宅のそばの用水路の氾濫、いわゆる「内水氾濫」についての被害状況と町(行政)に対しての要望の取組みとその結果についての報告をしました。

 そして、他の参加者からは、自分の生活の中で感じ取っている「昔とは違う天候、植物・小動物の変化」などの意見が出され、身近な自然の変化を共有する場が出来たと思います。

Photo_3Photo_4 また、南相馬市・秋田市両市議会議員からは、市政を担う立場から、災害に対しての行政の取組みの報告もされました。お茶会終了後は、森びとプロジェクト桜井代表も合流し、感染防止対策を万全にして親睦を深めました。

 二日目は、9年前に植樹をした苗が森へと成長した「いのちを守る森の防波堤」を中心に観察し、現地に立つことを通して「大きな成果と植樹に関わってきた意味」を再確認することができました。特に、応援隊菅野副代表からは、津波により「ご家族を亡くしたこと、今なおご家族で安否不明の方がいらっしゃること」の心情と苦悩をお話していただきました。話の中において「自然災害だから」との言葉には何か深く重い苦悩というものを感じせざるを得ませんでした。Photo_2 その後、参加者全員による記念植樹と外での昼食をとり、互いに感想を述べ合い終了することとなりました。大変有意義な二日間を過ごすことが出来ました。

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 これも、この度の「合同お茶会」において、応援隊ならびに福島県ファンクラブの仲間の皆様、そして、応援隊の東城さん・岩橋さんの奥様方々の準備を含めた受入れ態勢をしていただいたおかげだと思っております。誠にありがとうございました。このブログをお借りし改めてお礼を申し上げます。

(秋田県ファンクラブ・大山博延)

2022年10月27日 (木)

異常気象の現実から考え、学び共有できたお茶会

 10月23日・24日の2日間、福島県ファンクラブと南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊は、秋田県ファンクラブとの合同で「お茶会」と翌日は「森の観察・散策、記念植樹」を南相馬市で開きました。

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    23日の「お茶会」では、「身近な異常気象の現実から考え、皆さんとの話し合いによって共有していこう」とのテーマで討論を進めてきました。

20221023_3<オープニングでは今年の第10回鎮魂復興市民植樹祭の映像を放映し振り返りました>

Photo <皆さんからの意見を聞きながら共に考え、学んでいこうと真剣にメモを取る秋田県ファンクラブと福島県ファンクラブ、応援隊の参加者のみなさん>

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 秋田県ファンクラブからは、現実に起きている「異常気象による海水温の上昇によって魚(ハタハタ)の収穫量の減少や秋の紅葉の色づきがはっきりとせずぼやけている点など」著しく生態系が変化している実態についてリアルに話されました。また、人々の命・生活を守るための備えや対策についても話されました。大雨に対する洪水や河川の氾濫に私たちはどう向き合っていったらいいのかの問題にも深堀をし討論は進められていきました。

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102120221023    応援隊や福島県ファンクラブのみなさんからは、「2050年までに温室効果ガス排出ゼロ」の請願書を県議会に提出し全会一致で採択された取り組みの状況とその思い、さらには10月21日に温暖化ストップの推進員養成研修会に参加した内容が話されました。多岐にわたる問題を深堀をしながらも今後もさらに継続していくこととし、気づいたことはあきらめず行政等にも働きかけていくことの大事さも話されました。防災マップやハザードマップの点検や自分ができえるエコ対策や地球にやさしい環境づくりにも目を向けていこうとの話もされ有意義な「お茶会」でした。短時間でしたが皆さんから話された現状をきちっと見据えて考え・行動できる体制を創り出す第1歩としていきたいと思います。今後の課題は、市民との話し合いが最も大事ですので幅広く声かけをしながら取り組んでいきます。

「お茶会」に参加した秋田県ファンクラブ、福島県ファンクラブ、応援隊のみなさん、大変お疲れさまでした。(報告 東城敏男)

2022年10月26日 (水)

森の案内・散策、記念植樹を行い森の大切さを学びました

 10月24日(月)、昨日の暖かさと変わって一段と寒く感じる曇り空の朝でした。8時30分、秋田県ファンクラブの宿泊ホテルに集合し、一路、鹿島の第1回植樹会場(2013.10・6)へと車に分乗し向かいました。途中の海岸線近くの田んぼには太陽光パネルと第1回植樹会場の脇には風力発電4基が元気よく回っており、改めて再生エネルギーに力を入れている南相馬市だと感じとることができました。会場周辺には、セイタカアワダチソウの黄色の花が咲き乱れ、森の生長に最も邪魔な存在だねと・・・。3年前に植樹祭に参加した秋田の人は、ずいぶん変わった様子に驚きを隠しきれませんでした。

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 早速、2班に分けての森の散策・案内をしました。案内ガイドには、応援隊の岩橋さんと松林さんが受け持ち、植樹祭に至るまでの経緯と植樹する盛土の中には被災者の魂が眠っており絶対に風化させてはいけない、と話がされました。参加者からは、9年経った木々は、立派に森へと生長し「いのちを守る森の防潮堤」としての機能が働いていることに感動していました。森の中は、静けさとひんやりとした空気に包まれ木々の高さは、5メートル以上を超えていました。

20221024_2<11年前の震災で生き残ったハマナスの株分けから、今なお元気に生長し続けるハマナスの赤い実・・・相馬農業高校生のみなさんが植樹しました>

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<森の案内・散策と菅野副代表からの貴重な講演をいただき全員での集合写真>

  応援隊の菅野副代表からは、「震災から11年を振り返り、フクシマ原発や津波によって大きく人生が変えられてしまったが、森びとの仲間との出会いと相馬野馬追に携わっている経験を活かし、今後もあきらめず、皆さんと森づくりをしていくこと」の大切さを切々と話されました。大変、多忙の中での貴重な話がなされ参加者一同、元気とパワーをいただきましたとのお礼の言葉を述べ植樹会場を後にしました。

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 第8回植樹会場(2020.10・25)では、記念植樹として30本の苗木を丁寧に植えました。植樹して2年目のため、苗木の生長は幾分遅れているようですが、ミミズやカエルなども見つかり土壌もよくなりつつあるようだと話していました。森の散策や植樹することを通じて多くの発見と気づかされたことがいっぱいありました。今後の糧として皆さんからの意見を聞き、継続して取り組んでいくことを参加者全体で確認してきました。秋田県ファンクラブの代表からは、お礼の言葉と来年は秋田の地にも来ていただき交流でもしながらつながりをさらに深めあっていきましょう、とあいさつがありました。昨日の「お茶会」をはじめ、スケジュールが先行し、ゆっくりとできなかったのではないかと思います。一つでも学んだことをヒントに「気候危機下の生活を考える」取り組みをさらに継続して取り組んでいくことにします。2日間、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。(報告 東城敏男)

苗木の在庫を全部植えることができました。

 昨日は男体山に初雪が降りました。今日足尾に向かう途中で山を見ると、昨日の雪が薄っすらと残っていました。足尾・松木は、8:30、快晴ですが気温は5℃で肌寒いためストーブに火を入れ、温かいコーヒーで温まりながら今日の作業の打ち合わせをしました。「臼沢西の森」は一昨日「か」と「き」のエリアに土を入れ、篠竹をさして木を植えるばかりに準備ができているため、今日は、苗木を持って持っていき、まず苗木を並べていきました。

Img_4432 Img_4447 Img_4451 Img_4453 Img_4457 穴を掘り、黒土と砂を混ぜ混ぜしますが、石ころだらけでなかなか苦労します。ひたすら木を植えていると既に12時を過ぎていました。本日は3人での作業ですから一人50本数本を植え、全部で153本を植えることができました。これで苗床の一度枯れそうになった苗木は全部植えることができました。根はしっかりしているので、きっと来春には立派に若芽を出し葉っぱも着けてくれることでしょう。Img_4472 Img_4474 昼食休憩後は、鎌田さんが作業小屋のストーブの掃除をしてくれました。Img_4492_2 その後、来月5日に南相馬応援隊とエコメッセのゲストを迎え森の案内をするために「民集の杜」の案内道を一周してきました。植えた年を確認しながら回りましたが、何処も年ごとの差が分からないぐらいに木が大きく伸びていていました。Img_4505 Img_4506 作業小屋への帰り道で、紅葉が始まってきている景色を写真に収めました。「松木の杜」には10月桜が可憐に咲いていました。中倉山に陽が沈むとメッキリ冷えてきました。

Img_4438 Img_4482 Img_4497Img_4527 Img_4524 本日の森作業者は、鎌田さん、大野さん、筆者加賀でしてた。(報告:加賀春吾)