2022年11月10日 (木)

秋晴れの中、応援隊は苗木の生長を願い育苗作業!!

 11月10日、今日の気温は18℃、快晴の一日となりました。11月はじめての集中作業日には応援隊8名が参加しました。10時に雫育苗場に集合し、岩橋恵美スタッフが入れてくれた温かいコーヒーを飲みながら、今日の作業の打ち合わせを行ないました。今日の作業は、草刈機での育苗場の除草作業とポット苗の草取りと水撒き、タンクへの給水、看板修繕作業を手分けして行ないました。

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  また、11月5日に行われた日光市足尾町松木での「森の観察会」、「傘寿・古稀の強者に感謝する会」に参加された方々からの感想が出されました。「新松木の杜に入り、モミジの紅葉があまりにも美しく感動した」「臼沢の森を見て、よくここまで生長したなと思い、混植密植は間違いないと確信した」。来年の紅葉の時期には、福島県ファンクラブと応援隊全員で足尾の森に行ってみたいと話しています。

 休憩時には、みんなで今後の応援隊の取り組みについての話し合いを行ないました。11月13日公示、20日投開票の南相馬市議会議員選挙には応援隊顧問の桜井勝延氏と事務局の小川尚一氏の2名が立候補を予定しています。両立候補予定者の必勝に向けての活動していくこととしました。

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 また、今日は渡部代表からスタッフ全員に花梨と菓子パンの差し入れがありました。毎回ありがとうございます。次回は18日10時から第2回役員会を雫育苗場にて開催します。

 本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、岩橋(恵)スタッフ、筆者・事務局 岩橋でした。

(報告 岩橋 孝)

 

 

 

 

小春日和と紅葉のトンネルに加勢され森作業

 11月9日の足尾は、朝8時30分の気温4℃。日差しも良く、森作業には最高の小春日和でした。

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 軽トラックに背負子とツルハシ、カケヤなど、丸太を運び階段づくりに必要な道具を積みこんでから、打ち合わせを行いました。

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 コーヒーを飲みながら、昨年に続く階段修繕の手順を打ち合わせました。その後、11月5日に結成20周年の記念植樹に訪れたNPO法人エコメッセの皆さんへの「森の案内」について感想などを話し合いました。来年からの「エコ散歩in足尾」の案内に活かしていく事にし、直ちに軽トラックに乗り臼沢の森に向かいました。

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 入口に積んである横杭1本と縦杭2本をワンセットにした丸太杭を3セット又は2セットを背負子にのせて、紅葉のトンネルの階段を100段登って少し平らな場所に仮り置きしました。 

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 今日の森作業参加者は、還暦世代から傘寿の強者5人です。途中休憩をとりながら、午前中に110セットを荷揚げることができました。驚異的な数字ではないかと思いました。

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 午後は、午前中荷揚げした材料で階段修繕を2班に分かれて行いました。縦杭がなかなか入らず大変苦労しました。

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 しかし、作業前に最年長者が「今日は30段ぐらいできるか」と言っていた通りに30段の修繕ができました。ただの予想ではなく、現場を知っているからこその「予想」の正確さは学ぶべきものがあると思いました。ともかく、18年間草刈りや獣害柵点検・補修などでお世話になった丸太を取換え、改めて森の安全を願いました。

 本日の森作業は、鎌田さん、福原さん、加賀さん、済賀さん、そして筆者・大野です。

(報告:大野昭彦)

2022年11月 6日 (日)

エコメッセのみなさんをお迎えしました

11/5(土)はNPO法人エコメッセのみなさんを足尾にお迎えしました。エコメッセは東京都内で循環型の社会を目指してエコショップをはじめさまざまな活動をしている環境まちづくりNPOです。Img_0093_2臼沢は秋真っ盛りでした。

20周年を迎えたエコメッセの記念事業に選んで頂いたのが、私たち森びとの足尾植樹地でした。

記念植樹と、宮脇方式による植樹の「いま」を見てみたいとのご要望があり、スタッフ一同20周年のお祝いにふさわしいイベントを考え今日を迎えました。

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天気は快晴!

今回も環境にやさしい循環型エネルギーBDF(天ぷら油)を使用したバスで足尾入りです。

コロナ前の日光の、紅葉時期の渋滞のひどさはかなりのもので(11月の植樹祭では到着が閉会式の時間となった団体があったり)少し不安でしたが、皆さんほぼ予定通りに到着。民集の杜の前ではアナグマが出迎えてくれました。

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森びとの清水副代表からは、「20周年を迎えた先輩団体の気概を学びたい」との挨拶があり、植えるだけでは終わらない森づくりの大変さについての話がありました。

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エコメッセ代表の大嶽さんからは、エコメッセの歴史の説明と、「木を植え続けるということとはどういうことなのか」という問い、そして循環型の社会とつながりを含めての挨拶がありました。一緒に団体を作った方の「1人の100歩ではなく100人の1歩を」という言葉は聞いていた森びと全員の心を打ち抜いたようです。

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Img_0109サルと人と森の絵本を購入いただきました!ありがとうございました!!!

早めの昼食を食べた後は5チームに分けての記念植樹を行いました。今回は成木(コブシ、イロハモミジ、カツラ)各チーム1本づつを森びと広場に植えて頂きました。

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その後、それぞれのチームで森びとの5か所の植樹地にわかれて、森の見学会を行いました。

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みなさん熱心に話を聞いたり質問をしたりして頂くので、スタッフもそれに応えて一生懸命これまでの体験談や苦労話をお伝えしたり、植樹地や樹木などの解説を、慣れないながら頑張ったようです。みなさんとても楽しそうに歩いていたのが印象的でした。

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散策ののち、それぞれのチームからは、前準備の大切さ、森の機能について学んだこと、知識だけではなく実際に来て初めてわかることがあるということ、森の中を歩く気持ちよさ、自然の営みの実感、美しさといった感想を頂きました。

Img_0164鹿の角をゲットされたそうです!

その後は大野運営委員の閉会の言葉のあと、全員での記念撮影で終了となりました。この日は本当に天気に恵まれ、美しい森の様子を一緒に観察もでき、私たちも思い出に残る会となりました。

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みんなでお見送り


最後になりましたが、エコメッセ20周年おめでとうございます。また遠路はるばる参加されたエコメッセのみなさま。ありがとうございました。(運営委員 小黒伸也)

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2022年11月 4日 (金)

明日は、「エコ散歩」in足尾がスタート

1_2  今日は気持ちを緩るて新松木の杜のもみじの天然色を観てきました。目に鮮やかで秋を実感しました。2011年9月に森林ボランテイアで合唱した「ふるさと」が頭に浮かび、心がおどりました。Dsc08573

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 その後は、明日の「エコ散歩」in足尾の初日へ向けた最終準備を行ないました。明日は、都民20名と福島県民5名をお迎えし、私たちが手入れをしている森を案内し、人は森に生かされていることを体感していただきます。

 都民の方は記念植樹をしますので、その場所を整えました。

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 この場所は来年から、日本人・海外の方々が心をこめて植えた木々の輪を作っていく構想で、木を植えていく予定です。

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6_3  午後は、松木沢の魅力をつくりだしていけることを願って、ビニールハウス内の整備を行ないました。3年後には、木々の恵を楽しみながら、オオムラサキとたわむれたいと思います。

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小雨がぱらつきましたが、「エコ散歩」in足尾の初日はスタート出来そうです。

 昼食時には、福原さんから美味しいズイキの酢の物を頂きました。毎年、この時期の自然の恵みを頂いてありがとうございます。

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 本日の作業者は、高橋さん福原さんと筆者(済賀)でした。楽しい作業ご苦労様でした。                        (報告・済賀正文)

2022年11月 3日 (木)

厳しさに耐え抜くブナの恩送り

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 朝6時、薄暗いキャンプ場を出発。足尾ダムゲートに着くと加賀スタッフが待っていました。中倉方面を見ると、朝陽に当った頂上が快晴に浮かんでいました。

 本日は、今年2回目の中倉山のブナを元気にする恩送り日です。集まってくれた皆さんは20名。登山口で草の種が入った植生袋と乾燥した黒土入りの袋を参加者に渡し、秋色の落葉を踏み分けて登って行きました。

 頂上に着いたのは10時20分頃、風のない晩秋の美しい空気を吸いながら慣れた手つきでテキパキと黒土の入った植生袋を岩ばかりの斜面に20人で40袋を貼りつけてくれました。

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 20分程で作業終了。下山前には、清水副代表からお礼の言葉が述べられ、3名の方から感想を頂き、一生懸命になって命をつなぐ支えになってくれている「無言の語り木」のブナに感謝しました。美味しい空気をおかずに昼食をとりました。このブナの周りで3・4組のグループが昼食をとっていました。また、私たちの昼食中も30人近くの登山者がブナに会いに来ていました。Dsc08562  本日は、林野庁日光森林管理署の職員で植物に詳しい田中裕貴さんから植生袋の取付け方のアドバイスをいただきました。ありがとうございました。

Dsc08564_2 ブナを元気にする恩送りをお手伝い頂きました森ともの皆さん、本日はありがとうございました。

Dsc08567  最後に、森の住人へ、騒がしい一日ですみませんでした。(報告・済賀正文)

 

・・・・・ベース基地より一言・・・・・

 中倉山を目指した若い男女が道を間違えてやってきました。立ち話をしていると「道を間違えてよかった!」と言って中倉山に向かっていきました。

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 その後は、「足尾の山に人が入りすぎて、クマも驚いているらしい!」との話を聞きました。人も動物もホドホドにしなければと思いました。

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「新松木の杜」のカエデは真っ盛りです。        (報告・橋倉喜一)