2023年1月12日 (木)

新年初顔合わせの森作業を行なう!!

  1月11日(水)、応援隊10名は新年最初の森作業を行ないました。今日は気温12℃、快晴で風もなく穏やかな一日でした。

 10時に原町区雫育苗場に集合し、新年のあいさつを行い、温かいコーヒーを飲みながら今年一年の抱負などを全員で出し合いました。参加者の多くは1年間楽しく、健康で応援隊活動をしたいと語っていました。作業についても、今まで植樹してきた会場の除草などの維持管理を行なっていきたいとも語っていました。

 今日の作業は、貯水槽の移動と500リットル貯水槽洗浄、苗木への散水作業を行ないました。

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 今年は、菅野副代表、山田事務局、東城スタッフの3名が年男・年女になっています。健康で元気に応援隊活動をしたいと意気込んでいました。

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 今日も松林副代表からスタッフ全員に、自宅で栽培した柚子を乾燥し、手作りした柚子粉末のプレゼントがありました。毎回ありがとうございます。

 

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 コロナ禍の中、今年も事故や怪我もない森作業が出来る一年間にしたいと思っています。応援隊の皆さん今日の作業大変お疲れ様でした。今年は第11回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が6月頃に予定されています。みんなの力で成功させましょう。

  次回は1月21日(土)10時から雫育苗場で予定しています。

 本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、小川事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、岩橋(恵)スタッフ、筆者・岩橋事務局でした。

(報告 岩橋 孝)

 

 

 

2023年1月 8日 (日)

正月飾りを外し、2023年の活動スタート!

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今日は、正月飾りを外しに松木沢へ向かったが、途中にある製錬所の煙突がやけに大きく見えた。それは、下野新聞(栃木県の地方紙)の記事のせいかもしれない。1月1日の一面トップの記事で、足尾銅山閉山(1973年、昭和48年2月)から50年を迎える記事を特集していたからだった。Dscn8696

  その後毎日「活気」「過疎」「けい肺」「煙害」「高齢」などの表題で特集記事を展開している。しかし、足尾の住民の一人としては、負の遺産を学ぶことの大切さは大事だが、「今後どうしていけばいいのか?」が気になってしょうがない。NHK大河ドラマではないが「どうする下野!」と思ってしまう。

まだ「第1章」ということなので、今後の展開に期待をしますが、今大事なことは、「負の遺産、その教訓から何を学びどう生かすのか!」ということではないかと考えます。

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負の遺産のカラミ(銅の精錬過程で出た廃棄物)

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雪に覆われた中倉山、50年たっても松木沢側斜面はむき出しの岩だらけ

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 18年の活動の中で森が作られた臼沢

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皆さんのご寄付で、「里親植樹」を行った臼沢西の杜

 今年は、多くの皆さんのご支援で創り出した森を見て頂き、感じて頂いて、未来に引き継いで行ける活動を創り出せたらと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。

                 報告・足尾森づくりサポーター 橋倉喜一   

2022年12月29日 (木)

新しい年を待つ、静寂の足尾・松木沢

 年の瀬だというのに、そんな気分が全くない。子供の頃の正月を迎えるワクワク感が懐かしい。昨日は、松木の作業詰め所、みちくさなどに正月飾りを取り付けるために出かけた。

 足尾の山々は、24日に降った雪に覆われ輝いていた。森びと広場も一面の雪である。

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 気温は2℃。冷え切った手で正月飾り、松の枝などを飾っていくうちに、心が落ち着いてきて今年一年の反省点などを思い返していた。次第に、こんな時間も中々良いもんだと思えてきた。

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 今年もコロナ禍での活動であったが、森びとメンバーの頑張りと支援して頂いている多くの皆さんのお陰で、計画した事業、作業をやり遂げてきた。そんな中での自分の活動は、何とも不甲斐ない。今はこの反省を、新しい年の中でどう生かすのか?静かに考えていきたい。

 厳しい環境の中で、命を繋いでいく松木の生き物たち。そして雄大な自然。そのパワーをお届けして今年最後の森びとブログとします。来年もまたよろしくお願いします。

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雪の中倉山

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Dscn8671エコメッセの皆さんの記念樹

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Dscn8666ミツマタの冬芽

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民集の杜の入口で私を見つめる牡鹿、何か言いたそうだ!


                       報告はサポーター・ 橋倉喜一





 

2022年12月23日 (金)

寒風の中、今年最後の森作業

 本日(12/23)は、今年最後の森作業となりました。風が強いため、防風ネットを利用しての打ち合わせとなりました。コーヒーカップが飛ばされないようにと渡部代表のアイデアで、あったかいコーヒーを安心しておいしくいただきました。(空き缶の活用は、いいアイデアだねとスッタフ一同感心)

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 作業は、倉庫内の大掃除(整理・整頓)と機器類のメンテナスとチェック、苗木の整理を分担して行うことにしました。

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 草刈り機は、特に安全に作業できるように念入りにチェックしメンテナスを行いました。雑然としていた倉庫内も大掃除によってきれいに整理整頓され、見違えるようになりました。

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 育苗場の苗木は、昨日の雨によってポットの土がしっとりとしており、本日の水撒き作業はやめて、地元で種子を採取したシラカシとシロダモの幼木を霜から守るため霜除けネットを張りました。

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 現在、雫育苗場には、7樹種(タブノキ、シラカシ、シロダモ、スダジイ、シャリンバイ、アカガシ、ヤブツバキ)総数2000本ほどが大きく生長しています。来年は、苗木の補植作業と、大切に預かった苗木を枯らすことのないように育苗に力を入れていこうと心を合わせました。

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 今年1年、大変お疲れさまでした。来年は「私たちの新たな時代だ!」と張り切っている、傘寿を迎える松林副代表。年男、年女を迎える菅野副代表、山田事務局、東城スタッフたち。ピョンピョンとはねて躍動感あふれるように応援隊の飛躍に向けて頑張っていきましょうと話されました。

 森びと秋田県ファンクラブをはじめとした各県ファンクラブのみなさん。気候変動による温暖化によって大雪・暴風雪と大荒れの天気になっていますので身を守る行動と警戒をお互にしていきましょう。

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 南相馬市鎮魂復興市民植樹祭は全国の植林ボランティアをはじめ、市民の協力により今年6月に10回目を開催する事が出来ました。東日本大震災、フクシマ原発事故から11年、私たち応援隊は絶対忘れることはなく「いのちを守る森の防潮堤づくり」にむけて継続して取り組んでいきます。

 本日の参加者は、渡部代表、菅野副代表、松林副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、岩橋恵美スタッフ、筆者・東城でした。

(報告 東城敏男)

心ひとつに今年最後の足尾森作業

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 本日(12/22)は冬至です。足尾ダム周辺の9時15分の気温は3℃、いつもより気温が高く、大粒の雨が降っていました。参加者全員が作業小屋に到着し9時40分からミーティングを行いました。本日の森作業責任者の済賀スタッフの提案で、雨が降っているので、臼沢の森の獣害柵点検・補修は午後に行い、午前中は、森びと広場周辺の幼木の幹ガードの取換えと、作業小屋の窓拭きや床の掃除を行うことにしました。

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 少し早めに昼食をとり、12時から臼沢の森の獣害柵点検・補修をスタートしました。軽トラックに亀甲金網や幹ガード、針金、ハンマーなどを積んでいると林子さんが激励に駆けつけてくれました。

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 森の入り口で2組に分かれ、それぞれが荷物を背負い、臼沢の西側と東側の下から、獣害柵をシカに破られていないか点検、補修しながら急斜面を登りました。上に行くほど網は破られ、小さい穴、大きな穴が何か所もありました。西側も昨年補修した近くの柵が破られ、数か所補修したことが、報告されました。 

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 私たちの補修作業の最中に、姿は見えませんでしたが、遠くからピィー、ピィーとシカの鳴き声が聞こえてきました。小雨が降る中で、頂上付近で西側と東側ドッキングできたのが 15時を回っていました。新しくなった階段をテンポよく、気持ちもよく笑顔で降りることが出来ました。

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 今年一年、足尾に来てくださった多くの皆様、そして地球温暖化にブレーキをかけるために「里親植樹」に協力いただいた皆様に感謝するとともに、ボランティアで森作業に参加してくれたスタッフ・サポーター、会員、森ともの皆様に、そして大きな事故もなく、無事に2022年を終えられることに感謝とお礼を申し上げます。お疲れ様でした。

 今年最後の森作業の参加者は、鎌田、加賀、福原、済賀、清水、筆者大野でした。

(報告 大野昭彦)