2021年6月20日 (日)

新しい足尾の森に木を植えました

足尾ダムのヤマボウシがきれいな白い花を輝かせています。青い果実が実っています。赤く熟すと猿の大好きな餌になります。 

 今日は昨日からの雨が上がり、曇り空でした。午後からは晴れになる予報ですので今日は絶好の森作業日和になりそうです。森びと広場に着くと、早く到着していた濟賀さんが草を刈ってくれていました。9時、気温は19℃、打ち合わせを行い、昨日途中になっている新植樹地の金網張りを行うことにしました。Img_1876 Img_1877 Img_1892まずは、ざっと見まわして段取りを考えます。その後、福原さんは杭を打ち、ポールを立てていきます。筆者がそのポールに金柵を立てて針金で仮止めをします。その後、弘永さんが針金でポールと金柵を3か所しっかりと縛っていきます。濟賀さんは金網の下部分に細かな柵を付けて、それをペグで打ち留めていきました。これで鹿やイノシシが柵内に入れず、木の芽や皮が食べられずになることを祈ります。

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金網張りが予定より早く終わったため、土を運び入れることにしました。Img_1884軽トラが入れるように柵が取り外せるようにしました。Img_1890 Img_1886 Img_1901午後からは、盛岡から足尾へ移動した苗木を植えました。1m弱の広さの穴を掘り、10ℓの土袋2袋入れ混ぜ混ぜ、ミズナラ、カシワ、ヤマザクラ、ウリハダカエデの苗を混植密植で96本植えることができました。Img_1893 Img_1896

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植樹は終了。少し時間があるので、再度土を運び入れることにし、3パレットを運びました。今日の作業は、これで終了です。帰る途中、林子さんから熊棚が作られているよと教えてくれました。見ると、森びとプロジェクトが足尾の桜の標本木としている桜の木でした。「もう一本も小さなサクランボが実っているのでこっちもやられるかもね」と林子さんから言われました。

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Img_1912_2 改めて熊に気をつけながら森作業をしなければと思った瞬間でした。東の空の月を眺めながら帰路を走りました。

Img_1913本日の森作業は、福原さん、弘永さん、濟賀さん、そして筆者でした。(報告:加賀春吾)

2021年6月19日 (土)

新しい「松木の杜」の植樹地の整備を始めました

本日(19日)足尾・松木沢の8時の気温は15℃で、冷たい雨が降っていました。足尾ダムからの水も冷たく見えます。

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フトーブの暖かさが冷えた体を温めてくれる中、8時40分からホットコーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせをしました。Dsc05741

作業は、森びと広場を松木川に下る左側の新たな植樹地の整備です。9時には、作業を開始しました。まずは、カッパを着て生長した草を刈払機で刈り取りました。

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獣害柵を張るので、その前段の草刈りは重要です。これから植樹する足場や穴を掘る地の状態をみなければなりません。その後、スチール製の柵を植樹地に全て運びました。

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トラロープを目印にしてスチール製ネットを等間隔で置き、それに必要なポール等の道具を準備し、スチール製の柵を固定しました。雨の中の作業でしたので昼食時には濡れたシャツを交換し、15時までの雨のなかでは12枚の柵を設置できました。明日の作業が見通せました。

帰宅途中、キジのつがい、鹿の群れに遭い、これからは動物たちの時間だから早く帰ってくれ!と言われている気がしました。

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鎌田さん雨の中の作業ご苦労様でした。本日の作業者は、鎌田さんと筆者でした。(報告:済賀正文

下総国文間(もんま)郷に暮らした先人を偲ぶ

 6月14日(月)、茨城県も梅雨入りしました。翌日の草刈りは雨だろうと思っていましたが、当日の天気はなんと晴れ、県FCとしては初めての里山作業でしたので気分も晴れました。

D514730166964baa98269bf69feeedfd  かつて、下総国文間(もんま)郷には今でも鎌倉街道が残っていています。当日は、その北端の台斜面で里山に残るいにしえの街道の面影を探しました。ここは私の地元で、お世話になっている寺の裏手(根本寺領)です。先人が森に寄り添って暮らしていただろうとの想いを探し、地域の方々と共有してみたいと思います。今後は、地域の皆様と一緒になってこの里親発見作業を続けていければと願っています。

48ad1f8302b64f3e98103cf1d5de1506  この周辺は、里山が荒れ果て竹林化しています。最近、地域の方が手入れを行っている様子が見えます。私達は別の角度からいにしえの里山発見を考え、先月の現状見聞に続き、今回は実作業に移りました。地域の川村典男さんも作業に協力してくれました。荒れた里山の草や竹、木々を刈り等の里山発見作業を行いました。

C2941c5bbc2442f990d2840802eef9ae 当日の作業は、仁平、済賀、川村そして筆者で行いました。(茨城県fc・大津崇)

2021年6月18日 (金)

森の防潮堤づくりを市民の中に拡げたい

 前回の作業から10日後、今日の天気はからりと晴れ、浜風が吹く清々しい森作業日となりました。梅雨入りになりましたが、スタッフたちは苗床の苗木を見て色々な感じ方をしていました。

2021618_4          朝の打合せ

2021618  草取りをしていた小川さんは遅い梅雨入りで草が枯れ枯れているのに、苗木はじっと頑張っている様子に驚いていました。苗木は悲鳴を上げているに違いないと率先して水撒き作業を行いました。今年初めての森作業の小川さんは、苗木のポット底まで水がいきわたるまで水を与えていました。横顔を見ると、安堵と達成感に満ち溢れている様子でした。

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2021618_3  休憩タイムでは冷たい麦茶と佐藤さんから頂いたお菓子をいただきながら、今後の打ち合わせを行いました。

Uff0e618  スタッフからは、「応援隊の地道な作業実績が認められ3回の受賞をされたことは本当にうれしい」、「もっと活動をアピールし、幅広く市民に森作業の協力を呼び掛けていこう」、「市役所との協働作業の打ち合わせを行い、この地に足を運んでもらおう」等の積極的な意見がありました。

Uff0e618_2  苗場農園場のスイカは写真の通り大きく生長しています。7月初旬には食べごろ間違いなしです。収穫祭が楽しみです。

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Uff0e618_3 岩橋さんが育てたクヌギが苗場の仲間入り

 梅雨入りになりましたが今年も天気は不順のようです。そのような中で、原田スタッフは自主的に撒水作業を自主的にしているという報告があり、今後の森作業の励みになりました。今日の森作業では、育苗活動の他にスタッフの意見や報告がありましてので、充実した森づくり日になりました。

2021618_6  今日の作業スタッフは、菅野、松林、岩橋、佐藤(正)、道中内、小川そして筆者でした。(報告 東城敏男)

2021年6月16日 (水)

苗木は嬉しい梅雨入りの中の足尾の森作業

 今日は第2回の6月里親植樹日です。関東地方が遅い梅雨入りにはいりましたので、天気が心配でしたが、足尾の朝の気温は21℃、晴れでした。集まってくれたのは、スタッフ、サポーターと広報サポートの林子さんの10名でした。ミーティングでは、第2回6月里親植樹に参加してくれた方が44名、その中には一人で5本を申し込みしてくれた方々の気持ちを受けて、87本を植える打合せをしました。Photo 現場では、木は植えてしまえば動けない、風が吹いても地に踏ん張り、ウサギや猿にかじられても我慢しなければならないので、丁寧に植えました。Photo_2

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Photo_5その後、以前植えた場所で枯れてしまったところに補植をしました。ミーティングで予想した通り11時半頃には雨が降ってきましたので、下山して、少し早めの昼食にしました。Photo_6 食後の話は、オオムラサキを飼育している阿部蝶次(勝次)さんからアドバイスを受けてきた報告を松村宗雄さんから聞きました。「オオムラサキの幼虫は空を舞うまでに6回も脱皮するので“大食い”だ」ということを受け、私たちが計画しているエノキ2本で飼育するという計画を変更することにしました。オオムラサキ飼育ハウス内に5本のエノキを打植えることにし、3本のエノキを「松木の杜」から移植することにしました。Photo_7

Photo_8昼食休憩もそこそこにして、早速、飼育ハウスのネット張り、エノキの移植を行いました。テキパキとした作業で早く終わりましたので、今後の森作業についてミーティングを行いました。Photo_9 橋倉サポーターがカリントウを、林子さんからチョコレートを頂きましたので、それを食べながら夏の育樹活動について話し合いました。また、柳澤スタッフが玉ねぎを袋一杯持参してくれましたので、全員で分けあって持ち帰りました。いつもお気遣いありがとうございました。Photo_10
 本日、森作業は、鎌田、松村宗、山本、高橋、柳澤、加賀、福原、済賀、林子さん、そして筆者でした。(報告・大野昭彦)