2021年8月11日 (水)

日光市「城山の森」は猛暑に耐えぬいています

Img_1207  気温が35℃以上を観測している栃木県内ですが、昨年秋に植えた日光市「城山の森」の木々たちはどうしているのかと心配になり、昨日、その様子を見てきました。

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Img_1223  現場は心配したほどでなく、苗木は葉を広げていました。草との競争も心配しなくてもよく、雨で土も流されていませんでした。(栃木県FC・小川 薫)

Img_1218  9月頃には、道端に植えてくれたヒガンバナの花が「城山の森」を賑やかにしてくれることを楽しみにしています。(報告・高橋佳夫)

2021年8月 9日 (月)

雨の中、宮脇先生追悼・里親植樹の準備をしました

 今日は76年前、長崎に原爆が落とされた日です。国際的には広島・長崎の被爆者や多くの国民が希む「核禁止条約」に各国はサインしていますが、日本政府の否定的な姿勢に多くの国から批判が出ているニュースを聴きながら、足尾に向かいました。足尾に向かう途中の田んぼの稲は穂が垂れてきました。あと1ヵ月もすれば里の風景は黄金色に輝くことでしょう。
Img_2085 Img_2087 足尾着くと雨が降っていました。8時45分の気温は22℃、涼しくて作業するには良いのですが、雨具を着ての作業は蒸れて汗が噴き出します。オリンピック競技選手の気持ちが分かるようです。作業の打ち合わせを行い、午前中は橋倉さんと松村健さんは18日に行う里親植樹に使う苗木の選別ですが、かなりの苗の葉が茶色に変わり、衰弱しているようでした。里親植樹用の苗木が心配です。鎌田さんと濟賀さん、私(加賀)は、18日の会場となる臼沢西の西側のエリアの一番上と2段目に土を運ぶことにしました。Img_2088
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Img_2094「臼沢西の森」に着くと、雨が激しくなってきました。そんな中をひたすら土運びです。鎌田さんは植樹地の草刈りをしてくれました。途中から松村健さん、橋倉さんも合流し土揚げです。土揚げを終わらせないと、宮脇昭先生の追悼植樹が危うくなります。そんにことにはさせないと、私たちは雨の中を土揚げ作業を続行しました。 ♪♪土砂降りの雨の中を私は歩く♪を口ずさんで気分を軽くしました。

2004 足尾の荒廃地で枯れた苗木をみる宮脇先生(2004年)

 お昼を挟んで、午後も土運びです。20ℓの袋はたっぷりと水を吸い込んでおり、2袋背負うとかなりの重さです。だんだんと足が震えてきました。それでも、95体を途中の階段下まで運ぶことが出来ました。昨日と合わせて125体で18日の里親植樹には足りる数は上げることが出来ました。残りの時間で上の植樹地までいくらかでも運んでおくことにし、3分の1ほど運び揚げました。

Img_2098 Img_2101 Img_2104 カメラに雨滴が付いてボケて見にくいところもありますが、お許しください。降りしきる雨の中、少しでも宮脇先生の遺志に近づこうと頑張った森作業お疲れさまでした。本日の森作業スタッフは鎌田さん、橋倉さん、松村健さん、濟賀さん、筆者(加賀)でした。(報告:加賀春吾)

2021年8月 8日 (日)

宮脇先生の追悼里親植樹地の下準備をしました

Image0  足尾・松木沢の9時の気温は26℃、天気は雨のち曇。今日は「山の日」。オリンピックも今日で最終日という連休の中日、台風の影響で雨が強まる中、足尾に向けて家を出ました。千葉県では外房線が台風の影響で運休している模様。南の方がたいへんなようです。北に向かうと徐々に雨は弱まり、足尾に入ると雨は少し小降りに…。

Image1 作業を始める頃にはすっかり雨は止み、平地と比べて気温も低いので作業日和でしょうか…。

Image2 今日の作業は、宮脇先生追悼植樹のための臼沢西の植樹地の下準備。軽トラに柵板を積み、植樹地の入口まで運び、そこから急斜面を担いで運搬…。鉄筋を打ち込み、柵板をはめ込み、横に13枚、縦に2枚、約20mの区画の土留を2段作成。柵板の内側をクワで整地し、植樹地を平らにして完成。

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Image5  午前中は1段目の整地が終わったところで時間切れ…。作業小屋に戻る途中、アナグマが顔を見せてくれました。残念ながら写真は撮れませんでしたが…。器材を戻して作業小屋に入ろうとしたらスズメバチが小屋の出入口辺りを飛んでいます。観察していると太陽光パネルの下に数匹がブンブンと…。こんなところに巣があったなんて…!直径20cmほどの巣の下から忙しく出入りしているのがわかります。

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Image7 昼食後に殺虫剤を持って戦闘開始。ジェットで殺虫剤を噴霧し、飛び交うスズメバチを追払い…。しばらく戻って来ないことを確認してから、巣をレジ袋で覆い…一気に落とします!スズメバチにはかわいそうだけど、これで作業小屋の周りは安心です。誰も刺されることが無くて良かった。

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Image10  午後は残りの整地作業と培養土の運搬…。ここに来て一気に気温が上がり、身体は汗だくです…。培養土を30袋運び揚げたところで作業終了時刻。もうヘトヘトです…。明日の当番の方、続きはよろしくお願いします…。世間ではまたコロナウイルスが猛威をふるい、栃木県も今日から国の「まん延防止等重点措置」が適用となります。しばらくガマンの日々が続きそうです。今日の作業は済賀さんと小柴で行いました。(報告者;小柴)

 

2021年8月 7日 (土)

猛暑の疲れを癒してくれる足尾の風と森作業

Dsc05824  立秋の今日(7日)、足尾・松木沢の8時40分頃の天気は晴れ、気温は25℃でした。自宅では気温が毎日30℃の中で生活をしていると、足尾の涼しさが身に染みて自然の力が有難いです。

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Dsc05823  9時、福原さんと作業打合せ、今日は「松木の杜」の草刈りです。作業前、フレコンから培養土の袋が散乱していたので片付けました。生きものがいたずらをしていたようです。 

Dsc05825 「松木の杜」では膝くらいの高さの苗木が、草に隠れて息苦しそうでした。一日かけて草を刈りました。息苦しそうであった苗木が爽やかな風を受けて涼しそうでした。

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Dsc05831  昼食後、福原さんが蒔いたコスモスが咲いているのを発見。立秋の雰囲気が増しました。また、みちくさ前のウワミズザクラが実を付けていました。熊がやってくるかもしれません。その後、新しい植樹地の草刈りをして、風通しを良くしました。

Dsc05833  16時にダムゲートを出ると、急に雨が降り出しました。本日の作業は、福原さんと筆者でした。

(報告者:済賀正文)

2021年8月 6日 (金)

宮脇先生の志を胸に焼き付けて森の防潮堤づくり

202186  今日(8/6)も猛暑、南相馬市の育苗場ではぬかるみに砂利を入れ、整地作業を行いました。市役所が用意した砂利は4トントラックで3回往復して運んでくれました。その後は、応援隊スタッフがスコップで整地をしました。猛烈な暑さと慣れないない肉体労働は溢れ出る玉の汗をぬぐいながらの重作業でした。岩橋さんが用意してくれた冷たい麦茶を飲みながら、休憩を取り入れながらの作業になりました。

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202186_4  ひと段落してからは、今日の打ち合わせを行いました。森作業前には、広島原爆で亡くなられた方々と森びとプロジェクト宮脇顧問のご冥福を祈り黙とうをしました。引き続き、砂利の整地、水撒き作業を行い休憩タイムにしました。今回の砂利の搬入は、市役所との意見交換会での結論でもあり、市役所には感謝です。これからもやるべきことはやり、市民として言うべきことはきちんと市役所へ申入れ、市民と市役所の協働作業ですすめられる環境を大切にしていくことにしました。

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Photo  宮脇顧問のご逝去に際して、渡部代表や小川事務局からは大変お世話になりお悔み申し上げますのライン報告があったことを皆さんに報告しました。その一部は、25年前に宮脇先生を馬事公苑周辺に招き、植樹のアドバイスをいただいたことが思い出されるという小川さんのラインを紹介しました。岩橋事務局からは、「第2期森びとインストラクター養成では宮脇顧問の実践的指導を受け、それが今の自分です」、と話されました。皆さんは、宮脇先生の志に心を打たれているようでした。

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2020118202186  帰宅途中、岩橋、松林と筆者は、昨年の第8回鎮魂復興市民植樹祭会場と南隣に祈念植樹(2020.11・8故・竹内アドバイザー)したシロダモの生長を見ました。苗木は、暑さと浜風に負けず大きく生長していました。それを見て、私たちも元気をもらい、三人は散会しました。

8202186  砂利を運搬された運転手さんご苦労様でした。今日の作業は、菅野、松林、岩橋、道中内、松本そして筆者でした。(報告・東城敏男)