2021年11月13日 (土)

暖かい陽ざしの中で、仲間とのうれしい森づくりと収穫祭

 10月24日に開催された「第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」は、南相馬市民と準備を担う植林ボランティアのみなさんの協力により3000本の苗木を植えきることができました。鎮魂の願いを込めた植樹祭から20日が過ぎた今日(11/13)は、待ちに待った応援隊スタッフによる第1回目の作業日となりました。

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 早めの集合で打ち合わせを行いました。久々の仲間との再会となり、お互いに話も弾み楽しい打ち合わせとなりました。今日の作業は、苗場のポット苗の草取り作業と農園の菊芋と赤トウガラシの収穫・整地を行うことにしました。

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 苗場には赤い実をつけたトベラをはじめ、それぞれの苗木も大きく生長をしています。これまで松林農園代表が愛情をもって育ててくれた菊芋や赤トウガラシの最終収穫を行うため筆者と松林スタッフで行いました。コンテナいっぱいに収穫ができて笑みがこぼれます。農園の土壌はポット苗に使用した残土を活用(培養土等)しました。思いのほか大きな作物ができたことで、松林さんは「来期もこの経験を活かしていきたい」と抱負を述べていました。

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 休憩タイムでは、ホットコーヒーとお菓子をいただきながら植樹祭の感想等を出し合い意見交換を行いました。道中内さんから苗木が足りずブロックごとにまばらなところが見受けられたことや、イベント会場でのセレモニーをはじめ植樹する場合の説明も長すぎる等の意見がありました。コロナ禍で規模を縮小しての開催でもあり、来年の第10回植樹祭に向けて、役員会で気づいた点を整理し実行委員会に要望していきたいと思います。

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 苗場の苗木も年々大きく生長しているので市役所と相談・連携し補植作業に力を入れていくことも話し合いました。作業日には意見交換の時間を設け、お互いになんでも話し合える、楽しい森づくりが出来るように進めていこうと気持ちを合わせ、今日の育苗作業は終わりました。

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 終了後、松林副代表と山田事務局、東城で、来年1月に市長選挙に立候補を表明している応援隊顧問の桜井勝延事務所に激励訪問し、「脱原発都市宣言」に相応しい街づくりと「いのちを守る森の防潮堤づくり」に向けて支援・応援していくことを伝えました。桜井さんは不在でしたが、生存可能な地球環境を守るために今後も手を取り合い、市民と共に頑張っていくことを誓い散会しました。

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 今日の作業スタッフは、渡部代表、松林副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、原田スタッフ、佐藤スタッフ、岩橋(恵)スタッフ、筆者でした。(報告 東城敏男)

紅葉の季節に別れを告げる足尾・松木沢!

    今日は11月13日、今朝の足尾は、今シーズン一番の冷え込みかと思わせる寒さでした。駐車中の車のガラスには、霜がびっしりと張り付いていました。今日の舎人・相方は済賀さん。「早く着きすぎたので、先に入ってオープン準備をしておきます。」と元気な電話が入りました。

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 森作業の仲間を待って「みちくさ」に到着すると、薪ストーブの暖かさが春のように感じます。それでも直ぐに作業小屋に移動して打ち合わせです。告げられた作業は、臼沢の森の階段修理材料の背負い上げでした。

1636806254560_dscn7829     今日のメンバーは、鎌田、加賀、済賀、福原という剛腕・強力メンバーです。非力な筆者は「みちくさ」での舎人当番です。4人は、秋の終わりを告げるモミジのトンネルをくぐり、「A地点」(コンクリート土留めの上から2段目)まで、そこで必要な36セット(1セットは、横杭1本、縦杭2本)を運びあげてくれました。本当にお疲れさまでした。

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    「みちくさ」への来舎は、8人でした。全てが散策の皆さんで、足尾・ジャンダルム登頂の皆さんは、残念ながら時間切れのため来舎出来ませんでした。

1636806248263_dscn7824    それでも、常連となっている動物写真を趣味としている大沢さんと長い時間話しができました。そして館林から来られた「あけまる」さんとは、祖父が松木村の「星野さん」ということが話されました。父親は死の直前まで出自について話をしなかったと言っていました。「また必ず訪れる」と、約束をして帰って行きました。

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    最後は、足尾の山々を愛するUさん。Uさんならではの中倉山の様子を伝えていただきました。

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     臼沢の森は、いまだ輝いた空間を創っていますが、森びと広場の桜はほとんど葉を落としました。厳しい寒さを伴って冬が近づいて来ている松木沢です。

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 本日の森作業は、鎌田、加賀、福原、舎人は済賀、筆者・橋倉。放射線量は、0,115μ?でした。(報告 橋倉)

2021年11月12日 (金)

森の恵みに感謝し、厳しい冬に備えます。

 先日、テレビニュースでシベリアなどの永久凍土が予想以上に溶け始めていると放送がありました。温暖化で氷雪が減ると太陽光を吸収しやすくなり、気温上昇が加速すると考えられており、温暖化のスピードが増しているとことに危惧をおぼえます。日々の暮らしの中で節電に努めるなど、出来ることをしていきます。

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 気象庁は11月10日、10月はラニーニャ現象が発生しているとみられ、冬の終わりまで続く可能性が高いと予測しています。これまで、ラニーニャ現象が起きた冬は気温が平年より低くなったり大雪になったりしたことがあるため、気象庁は今後の気象情報などへの注意を呼びかけています。秋田の地でも冬を迎える準備をしています。タイヤも冬タイヤに交換して来年3月まで冬の時代です。

 実家に戻って柿の木を見ると実がたくさんついています。今では取る人もなく小動物や鳥のえさです。活用できず残念です。森林のおかげで水は豊富にあり、今年も良米が出来ました。米の味は水だと思います。

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 森林に感謝です。ナメコもきくらげも多く取れました。今年も桜のホダ木を切り、木を活用して食卓に色を添えます。

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 写真の渓谷は地元の阻谷峡(そやきょう)です。今年も紅葉はあまり良くありませんでした。気温が高いのだと思います。

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(秋田県FC・船木藤典)

 

2021年11月10日 (水)

紅葉のトンネルの中で森作業に汗を流す。

 今日の足尾は晴天です。朝8時30分にゲートに着くと、新たな植樹地に使う獣害防護柵を搬入するための運送屋さんが到着していました。早速、森びと広場に誘導して荷卸しを行いました。

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 荷卸しがスムーズに終わり、コーヒーを飲みながら作業の打ち合わせを行いました。本日の予定では、臼沢西の森の里親植樹の苗木が枯れたところがないかの点検でした。臼沢の森の15年間使った階段が朽ちてきており、補修を17日から行います。そのため、事前に杭を荷揚げしなければなりません。作業を変更し杭の荷揚げをすることにしました。杭は横杭が1本、縦杭が2本で1セットです。3セット9本を背負い紅葉のトンネルの中を、久しぶりの大汗をかきながら一歩一歩ゆっくりと登って、途中の「臼沢の乙女」と名付けたシラカンバの木の少し上まで運びました。

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 午前中の作業で、33セット99本の杭を運ぶことが出来ました。午後の作業は、下にある残りの杭を臼沢の森入り口まで、ダンプの軽トラで運ぶことと、清水さんからの要請で、遊働楽舎「みちくさ」の太陽光発電のバッテリーの交換をする作業をすることにしました。

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 下に仮置きした杭は全て臼沢の森入り口まで運ぶことが出来ました。

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 この古いバッテリーは、70㎏もあり二人で持っても腕がしびれ、腰にグッとくるものがありました。新しいバッテリーを設置しましたが、まだ線は繋いでおりません。14日に電気工事をする予定です。

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今日の作業は、これで終了です。ジャンダルムも陽が沈み中倉山の影が覆いかぶさってきました。

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 本日の森作業は、鎌田、清水、筆者加賀が行いました。(報告:加賀春吾)

2021年11月 9日 (火)

自粛生活の閉塞感を和らげる木々に感謝

 立冬が過ぎ、めっきり日も短くなりました。千葉県でも朝夕の気温差が肌にしみてるようになりました。「文化の日」に気分をリフレッシュしようと、夫婦で自宅近くの稲毛の海岸を散策してきました。肌寒い秋を見つけようと出かけましたが、その気配はなく、海風を巧みに利用してセーリングを楽しんでいる人達、海岸の遊歩道をジョキングしている人たちが大勢みられました。Photo_4 さらに、足を延ばして春に訪れた「泉中央自然公園」に行き、植樹した木々たちを見てきました。植えた木々は樹高3㍍位に伸び、周りの森に溶け込んでいました。カエデ類の葉が赤色や黄色に染まり、池の水面にはその輝きを映し出していました。池にはカモが泳ぎ、紅葉を楽しんでいるようでした。まるで絵画を見ている気持ちになりました。Photo_5

Photo コロナ感染拡大が落ち着いていますので、自粛生活での閉塞感を和らげてくれたのが木々でした。生きていく過程で木々の働きを、改めて有難く思っています。Photo_6Photo_7 また、その恩返しのようになりましたが、先月行った南房総の「花嫁街道」の修繕と、台風で倒れた材でベンチを設置したボランティアが夫婦の気持ちを豊かにしてくれています。そのようなことを語り合える散歩ができることに感謝です。1
(千葉県FC・武田芳明)