2021年4月15日 (木)

足尾松木の里の春は間もなく本番です

今日の足尾松木の里はスッキリとした青空で、9時の気温は7℃でした。少し肌寒く感じたのでストーブに火を入れました。桜はシダレザクラがあちこちで満開になっていました。

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「みちくさ」前のシダレザクラ

Img_1499 「松木の杜」のシダレザクラ

Img_1468 「作業小屋」前のシダレザクラ(奥側)

今日の作業は、先日の森作業で福原さんが「臼沢西の森」の土留めを最上まで設置してくれた所を整地することにしました。午前中はその作業を行い、午後は「民集の杜」の散策路の整備をすることにしました。万納で土を削り、平らにして木が植えられるように整地をしていきます。山本さんは、整地したところに黒土を撒きました。

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Img_1474 作業をしていると、上の方は階段が造られていないことに気づき、午後はその階段を造りました。

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階段が敢為した後、「民集の森」に向かい石や岩を退かし、盛り土になっている所を平らにならしました。

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Img_1494 今日の作業はこれで終了です。可憐な草花と綺麗なオスのキジをご覧ください。

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Img_1497 「臼沢西の森」右側の土留めが完成しました。

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本日のサポーター、スタッフは鎌田、山本、福原、加賀でした。(敬称略)(報告:加賀春吾)

2021年4月14日 (水)

森と生きる心構えを育む輪を拡げたい

 今年の冬は、日本海側は大雪が降り交通に大きな支障をきたしました。また、冬だというのに、春の陽気となり、時には夏日もやってくるなど。季節が目まぐるしく変化していました。千葉に住んでいても、朝夕の冷えは何となく気候がおかしいと感じる日々です。

Dsc_0041  3年前、千葉の泉自然公園で開催された植樹祭に夫婦で参加しました。その時の気持ちは、地球温暖化防止に少しでも役に立てばという気持ちで参加しました。先週末、その時植えた木々の生長が気になっていたので、公園の木々を見てきました。木々は私たち二人の期待を裏切らず、大地にしっかりと根をはって生長していました。

Photo  4月の入学式を華やかに盛り上げてくれた桜の花は3月の末に満開なってしまい、これまでの習慣が前倒しになっています。千葉県では巨大台風が上陸し、電柱、ゴルフ練習場鉄柱の倒壊、それによる停電と断水が起こりました。今までの人間の大丈夫だという基準では安心して生活できない自然現象が起こっています。

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1618138183183   この気候変動に加えてコロナウイルスの猛威という災害が重なっている昨年から今年の生活で感じられているのは、日頃から、自然現象の変化と向き合う心構えを共有する輪の広がりが大切だと思っています。その心は森の中からつかみ取ることではないかとも思います。そんなことを話し合しながら、二人で公園の木々と語り合うことが楽しみのひとつです。(千葉県FC・武田芳明)

2021年4月11日 (日)

静かな足尾でしみじみと春の香りを楽しむ

 今日(4/11)の足尾・松木沢の天気は快晴、気温は14℃(9時)、無風でポカポカ陽気でした。何故か動物が1匹も姿を見せません。カラスの声だけが草地に響いていました。銅親水公園駐車場は車が一杯でしたが、「みちくさ」に訪問者は来ません。中倉山方面に行ったと思われます。ようやく現れたのはトンビです。5・6羽固まって飛んでいます。おそらくエサの動物の死骸でもあるのでしょう。カラスと取り合いになっているようで、カラスに軍配が上がっていました。午前中は来訪者が来そうもないので、周辺を散策しました。

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散策をしていると、森びと広場のネットが破られていました。弘永さんが補修をしてくれました。
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 午後13時頃、東京からバイクで来たという男性が立ち寄ってくれました。足尾は初めてだそうです。足尾の歴史や公害のこと、気候変動(地球温暖化)のこと、植樹のことなど1時間位も話しました。温暖化防止のアンケートも書いていただきました。ありがとうございました。その後、松木渓谷の景観を楽しんできたようです。またお越しをお待ちしています。

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15時頃には、さくら市から来たkさん家族4人と犬1匹が松木渓谷からの帰りに立ち寄ってくれました。以前にも来たことがあると言って、ノートを見たら2017年に来ていてトトロの絵を描いてあったのを見て喜んでいました。今回もトトロを書いてくれました。是非またお立ち寄りください。

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太陽が中倉山に沈むと現場はめっきりと冷え、風も吹きはじめて寒くなりました。時刻は16時前、やっとサルたちが現れてきました。これからは我々の時間だ、人間どもはもう帰れ!と言われているようなので、足尾を後にしました。本日の放射線量は、0.11μ?でした。(本日の舎人:弘永、加賀)

2021年4月10日 (土)

色とりどりの足尾・松木沢

    今日の午前9時の天気は快晴、気温は10℃と肌寒い朝でした。20210410_160551_2

    ダムゲート手前の銅親水公園駐車場は満車、道路脇にも多くの車が止まっている状態でしたので、新たな出会いを期待しました。

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    オープン準備中には複数のグループが松木渓谷、ジャンダルムを目指して、みちくさの前を通っていきました。20210410_091837_2    清水さんは、カラカラになっていたポット苗へタップリの撒水をしてくださいました。P4101770

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    臼沢西では、サポーターの福原さんが土留めづくりをしてくださいました。コツコツとありがとうございます。

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P4101755_2    午後に栃木県宇都宮市から来られた田村ご夫妻がジャンダルムを見に行かれた後に来舍されました。「桜を見に来ました」「鹿を見ました」と仰っていました。以前、中倉山に登られた経験があるそうでしたので、孤高のブナの保護活動について、話をさせていただきました。また、皇海山なども登られたこともあるそうで、仲睦まじいアクティブなご夫妻でした。またのお越しをお待ちしております。20210410_140519

    続いて、東京から来られたお3方。「何でこの辺りには木が生えていないんですか」「あの黒いものは何ですか」などの質問があり、清水さんが一つひとつ答えていました。また、孤高のブナについてご存知で、清水さんからブナの保護活動について紹介をされていました。またのお越しをお待ちしております。

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    昨日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく「蔓延防止等重点措置」は、新たに3都府県への適用が決まり、予断を許さない状況が続いています。みちくさでは「うつらない・うつさない」対策を徹底しながら、来舍をお待ちしております。20210410_093848

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(本日の放射線量は0.11μSv/h、舍人は清水と小林でした)

2021年4月 9日 (金)

自然環境の変化についていけない暮らし

今年は、温暖化の影響を身近に感じています。秋田の地で4月上旬に桜が開花しました。これまでは春のゴールデンウイークに開花し、桜の北上を楽しみにしている観光客は東北の桜と酒を楽しんでいました。観光業は勿論、仲間たちとの花見の予定が狂い、何かと今までの日常についていけません。

Photo_3     秋田も桜が咲きだした

 ここ数年の間に気温が上昇していることで樹木、山菜、動物までもが活動を早めているようです。自然環境の変化に素早く適応しているのを見ると、人間は大丈夫かと思ったりします。私たちは木を植えて森を育てていますが、自然環境の変化に向き合っていく私たちのスタンスとそのための活動が大事な気がしています。

Photo_4  上の写真のタラの芽は自分の山林で伐採しました。昨年は何者かによって収穫出来ませんでしたので、今年は早めに伐りました。大きくなりすぎて上の部分を切り落としたタラの木です。コナラには椎茸のコマを植えこみ、さらに今年は、ナメコのコマも植えこみました。

Photo_5  このような事をやっている私は、「珍しい人だ」と近所の方々から見られています。そんなことではありますが近所の方々とは楽しい時間を過ごすことができています。

Photo_6  森が作ってくれる恵みに感謝しながら、いつまでもこのような生活が続けられるように森を育て、そのことを通じて仲間たちとの出会いを大切にしていきたいと思っています。(秋田県FC・船木藤典)