2021年10月25日 (月)

爽やかな秋の空気を満喫した足尾・松木渓谷の賑やかな出会い

1 2 足尾町のアパートを出る時、車のフロントガラスが凍っていました。寒いなあーと感じながら快晴の松木渓谷入口へ、みちくさには9時到着。気温は思ったより高く8℃でした。相方の舎人・小柴さんは日光の紅葉シーズンを迎えて道路が混雑していると予想して、いつもの経路でない道を走って定時に到着。M オープンの作業を済ませ、薪ストーブの暖にあたりながら、暫くぶりの小柴さんと打合せ。午前中は、26日に行なう廃棄物整理の最終チェックを行いました。Photo 今日は日曜日、途中の足尾ダムの駐車場は満杯、道路にも車が駐車してありました。みちくさでの出会いを期待したところ、発情期の牡鹿に威嚇されて戻ってきたカップルと立ち話ができました。3 2_2 Photo_2 その後、続けざまに宇都宮からのご夫婦、柏市からの親子、前橋からのご夫婦、伊勢崎からのお二人と賑やかな出会いでした。皆さん、松木渓谷は初めてということで、爽やかな空気を満喫されていました。中倉山とブナの話を紹介すると、興味を抱いてくれていました。Photo_3 Photo_4Photo_5  相方の小柴さんから今後の森づくり活動への提案がありました。興味あることでしたので、仲間たちと話し合っていきたいと思いました。私が面白かったことは、「百均」で買ったアルミの鍋で米を焚いて食べたことでした。固形燃料で炊いたご飯はサバイバル時代を生きていくためのひとつとしてもためになり、味も捨てたものではありません。Photo_6 Photo_7 「臼沢の森」はまだ”紅葉の秋祭り”には早く、1週間から10日後ではないかと思います。素敵な出会いに会えることを楽しみにしています。Photo_8 本日の放射線線量は0,113μ?でした。舎人は、小柴さんと筆者の橋倉でした。

2021年10月24日 (日)

市民の力で第9回鎮魂復興市民植樹祭が大成功!

 本日(24日)の天気は秋晴れ、第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭は原町区金沢地区内で開催されました。植樹祭はコロナ禍での縮小開催になり、参加者が南相馬市民限定で行われました。参加者は200名、植えた苗木はタブノキ等の21種、約3,000本(森びとプロジェクトから500本贈呈しました)でした。P1020215     犠牲者の御霊に菊を供える応援隊副代表・菅野さん

 開会式が始まる前、参加者全員で東日本大震災で犠牲になった方々と7月に他界した宮脇昭先生のご冥福を祈り、黙とうを行ないました。開会式は、森びとプロジェクト代表・中村幸人さんの言挨拶から始まり、藤原一絵先生の植樹指導を受けて、参加者はAブロックからEブロックに分かれて植樹を行いました。P1020225

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P1020227    心を込めて植える森びと・中村代表

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 参加者は市内の企業や団体、そして家族ずれでした。子どもたちには森びと缶バッチをプレゼントしました。参加者の約半数以上がリピーターでしたので植樹は手際よくすすめることができました。70歳の男性からは「毎年行われる植樹を楽しみにしている」、30歳代の女性からは「子ども一緒に木を植えることができ、苗木の成長が楽しみです」と話していました。来年は全国から多くの方々が集って植樹祭が行われるようにしたいと願った一日でした。参加された皆さん大変お疲れさまでした。1634963564311      前日の植樹祭準備

 本日の植樹祭では、南相馬市民でつくる「応援隊」と森びとプロジェクトがサポートしました。森びとの中村さん、大野さん、清水さん、加賀さん、濟賀さん、森びと福島県ファンクラブの斎藤さん有難うございました。昨日も植樹祭の準備をしてくれました応援隊の皆さんお疲れさまでした。1635058522414

     植樹祭をサポートした応援隊と森びとの皆さん

 本日の植樹祭をサポートした応援隊の渡部代表、松林副代表、菅野副代表、小川事務局、桜井勝延前南相馬市長、道中内さん、菊地さん、東城さん、村西さん、岩橋恵美さんの皆さん、丁寧な植樹サポートありがとうございました。(報告:応援隊・岩橋 孝)

初冠雪の男体山に驚き、秋本番を迎える足尾松木渓谷

足尾・松木渓谷に向かった昨日、予想していた通りに清滝インターからいろは坂へ向かう道は渋滞でした。予想外だったのは男体山の初冠雪でした。栃木県民35年の筆者ですが、10月の冠雪は記憶にありません。早目にスタッドレスタイヤ交換をしなくてはと思いながら、足尾へ向かいました。

2 松木渓谷入口の朝9時の気温は10.2℃、天気は晴。早速、「遊動楽舎」(愛称名・みちくさ)のオープン準備。訪問者用の湯を沸かし、今日のベテラン相方の鎌田さんは薪ストーブに薪を入れて着火、その後は取水口のチェックをしてくれました。3  午前中は、鎌田さんが獣害防止に幹ガード設置へ、筆者はハイカー数組に声掛け。「男体山が冠雪してました。凍結等に気を付けて下さい」と。4 10:30頃、老夫婦が立ち寄り、二人からは森びとプロジェクトの母体、お墓の場所、自家発電設備、「黒い山」(精錬の滓)などの質問をうけました。「宇都宮ハイキングクラブ」に参加している山好きな御夫婦でした。6 11時過ぎると、初老の男性が寄ってくれました。足尾は初めてということでした。太田市在住の大川さんという方で、「近所に住む元足尾住民の星野さんから、当時の話を聞いて足尾に興味が沸いた」ので来たと言っていました。でも、「現場はイメージと違う。歴史の影は遺産として残すべき」等を話していました。鎌田さんは『孤高のブナ』の保護活動の話を紹介しました。7 昼食後、鎌田さんは幹ガード作業を継続、筆者は聞こえるの秋風と雄鹿の声を聴きながら、ゆっくりと静かな時間が過ぎていく中で訪問者を待ちました。8 冷え込む秋を迎えていますが、足尾・松木渓谷入口の紅葉は間もなくです。是非、そんなひと時を味わってください。9 本日の放射線量は0.088μ?でした。(舎人:弘永・鎌田)

2021年10月23日 (土)

温暖化にブレーキをかける政治を願って木を植える!

 臼沢の木々が、ほんの少しだけ赤や黄色に変わり始めた10月20日、今年最後の「里親植樹」が行なわれました。私もサポーターの一人として、今年最後の木を植えました。植樹をしながら思うことは、植えられた幼木は厳しい冬の寒さ、生き物たちの害に耐えながら春を待ち、私たちに恵みを授けられるように根を張ります。こんな事にも私たちが目を向けることの大切さを多くの人が感じてほしいということでした。Dscn7615 足尾町内はコロナ収束と衆議院議員選挙で何となく慌しく感じます。コロナ禍の生活で今までの日常では考えられなかったことを大切にしたいものだと思います。Dscn7745 地球温暖化になんとかブレーキをかけられないかと、森びと設立以来叫び続けてきましたが、市民の力だけでは政治を変えることは難しいと実感しています。私が所属している栃木県ファンクラブは県議会にその趣旨の陳情書を提出してきましたが、議会では継続審議になりました。その理由は、陳情書の趣旨には賛成だが、県内企業のカーボンニュートラル計画を県民に公表する部分が賛同されませんでした。温暖化にブレーキをかけることに“待ったなし!”ということが理解されなかったことはとても残念でした。Dscn7771 シニア世代の一人として、未来を生きる次世代にできることを続けるほかないと思いますが、衆院選挙戦の只中にいる有権者として温暖化にブレーキをかけていく政治に流れを変えられる候補者に期待したいと思っています。(栃木県FC・橋倉喜一)

 

2021年10月22日 (金)

日常の生活を自然界から振り返えりました

 先月(9月)、日帰りで足尾に入り、久しぶりの森作業で痛感した足腰の衰え。現地のスタッフに面目ないと思いながら、緊急事態宣言が解除されたので、巣ごもり状態の日常から少しでも脱出しようと近くの公園に行ってきました。Photo つくば市にある「赤塚公園」はアカマツの林があり、その周りにはイチョウ、桜、楓、木犀なども植えてある大きな公園です。しかも、植物園的な景観を造ってあるので、「楓の丘」、「花の森」、「水辺の森」、「野草の丘」を散策しながら植物の観察ができます。Photo_2 Photo_3 水辺には、鴨たちに混じって頭の白色の鳥がいました。「バリケン」という南米産の「野バリケン」が野生化したものとかで、全身が黒っぽく、顔面は赤く、頭は白色をした大きさはニワトリほど。初めて見たので、カメラのシャッターを押しました。Pa140003   私たちの森づくり(上下写真)Pa140004 後で分かったことは、沖縄ではこの鳥を観音アヒルと呼び、食用にもしているそうです。この日は10月だというのに気温が29℃の真夏日でした。季節に敏感な木々や植物たちも戸惑っていると思いながら公園を後にしました。(茨城県FC:仁平範義)