カテゴリー「ふるさとの森づくり」の368件の記事

2012年2月 3日 (金)

青森市の皆さん、有り難うございました!

P2032536 青森県民が“参った”という大雪が今年の青森です。本日は青森市を訪れました。

森びとの前身は青森市での苗づくりです。私たちは2003年から青森市の公園の一角を借りて苗作りを始めました。3万本以上の苗木を育てきましたが、昨年はその苗を八幡平に移動しました。この苗木は昨年開業した新青森駅に約3000本を植えました。苗木が植えられたのは市議会議員・秋村光男さんのお陰でしたが、本日は、10年間も私たちの森づくりを支援してくれました青森市市長・鹿内博さん、副市長・加賀谷久輝さんにお礼のご挨拶をしてきました。

 市内に降った雪は道路の両脇に2㍍以上の壁をつくるほどの量でした。この雪を踏み固めながら、10年間御世話になったJREU青森支部の皆さんにもお礼をしてきました。市議会議員・秋村光男さん、JREU青森支部の皆さん長年の森づくりにご支援してくださってありがとうございました。

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2012年2月 1日 (水)

楽しいことばかりでない、自然と向き合う暮らし

P1280072  一年中で一番寒くなる2月に入りました。日本海川の豪雪と向き合って暮らしている皆さんの様子を報道で観ていると頭が下がります。報道の中でなるほどと感じたことは、高齢化した集落に住む皆さんが冬期間だけ集団生活をして雪下ろしなどもみんなで行い助け合っている、ということでした。 

P1280178 当委員会アドバイザーの竹内さんは上越市に住んでいますが、この集落もやはり高齢化が進み70歳前の竹内さんが若造と言われるほどです。ですから豪雪の集落が気にかかる竹内さんの苦労は大変なことです。雪下ろし支援に行かなくてはならないと思っていても邪魔になっては失礼なので遠慮していました。しかし、天気予報と豪雪地帯の様子を報道で観ているとそうはいかないので、今月中旬、竹内宅へお邪魔し、集落の雪下ろしを手伝うことにしました。豪雪地帯の自然と向き合い、そこで暮らす高齢化した集落の生活に身をおいて、自然の恐ろしさと敬う心そして自然と向き合って生きる知恵を養ってくるつもりです。

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2012年1月29日 (日)

自然と向き合って生きていくことは楽しい!!

Imgp0016  本日は北西の風と北風が強く、遊働楽舎にいてもその風の音が激しくガラス窓に吹き付けていると木々が寂しく感じられました。朝からアイスクライマーやハイカーが松木沢渓谷をめざしていました。9時の気温はマイナス3度で、午前中は晴れ間もあったので雪の輝きが眩しいと感じました。鹿たちも眩しい雪の中で枯れ草を噛んでいました。

P1280064  昨日、グランドキャニオンへアタックした二人はビバークしたのでしょうか。午後2時時点であの地点であれば素人の筆者でもそのように思いました。P1280192 ところで以前からブログで発信していた黒沢氷瀑の写真は間違っていたのではないか、と思っていました。本日の朝、黒沢氷瀑をアタックするクライマー3人と会いましたので、地図を見ながら確認させていただきました。やはり発信していた写真は間違いで、写真は夏小屋沢(4号ダム手前)が正しいと分かりました。(沢名の間違った写真を発信して申し訳ありませんでした)

P1280069  黒沢をアタックした3人が帰りに寄ってくれました。16時過ぎで寒そうでしたので、温かいコーヒーを飲んでもらいました。彼らの話によると本日は初めてのアタックでしたが、まだ氷が十分でなかったそうです。風が強く、とても寒い中でしたが登頂できたそうです。また会うことを約束して別れました。

2012年1月28日 (土)

氷瀑へアタック!気持ちが伝わる松木渓谷の夏小屋沢

P1280120 2週間ぶりの松木渓谷を歩きました。「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)を11時 10分出発、天気は晴れ時々曇りで風はほとんどなく、気温はマイナス3~4度でした。積雪が25㌢ありましたのでガレ場では普段よりも歩きやすく、ウメコバ沢には12時30分頃に着くことができました。

P1280126 氷瀑の状況は写真(上)の通りです。夏小屋沢の氷瀑手前では二人のクライマーがザイルを張っていました。氷瀑の写真を撮った後、弱い風が吹いてきたので帰路につきました。途中、平らな低い林には数人が幕営していました。雪を足で固めてテントを張っていたので今夜はここで過ごし、明日の早朝に氷瀑をアタックすることでしょう。P1280109 今日は天気がよかったので日本のグランドキャニオンでもロッククライマーたちの声がこだましていました。寒い冬日でしたがとても気持ちの良い散策ができました。

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2012年1月26日 (木)

先人の志を大地に響かせよう!!・・森びらきオープニング

Revolution_r 大寒以降、東京にも初雪と初氷がありやっと大寒らしい日が続いています。22日に開催した「2

012年森びらき」のオープニングは、参集した120名の“森とも”に私たちの志と今年のメッ

セージを伝えました。以下、紹介します。

Dscf4549 「“先人たちのメッセージをいまへ” 真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず人を殺さざるべし(田中正造)。人間はいつの時代も木を倒し、山を削り、川を埋めて平らな道路を作ってきた。だが、その道は天国に通ずる道ではなくて 地獄の門に行く道なのだ。人間はすでに祖先を忘れ、自然に背いている。ああ、人間ほどこの世にのろわれるものはないだろう(石川啄木)。最後の木が枯れ、最後の川が毒され、最後の魚を獲り終えたときに、人はようやくお金は食べられないと気づくのだ(北米先住民・クリー族)。“震災で残った陸前高田の一本松、マツが語りかけているものは・・”“いま、聞こえてくるのは・・・。”“地球の悲鳴” 1秒間に伐採される森林面積(2616畳/秒)1年間で絶滅する種の数(40000種)ツキノワグマの棲息推定数と昨年捕殺されたクマ(1万~3万頭/958頭)ナラ枯れ被害(29府県) “繰り返される悲劇” 1902年栃木県松木村、度重なる煙害により廃村 2011年原発による放射性物質汚染で立ち入り禁止区域

“消えゆくいのちの源” 氷河の減少・冠水・洪水・短期間で1000㍉を超える豪雨と只見川の洪水・中国の洪水 “環境革命の時代がやってきた”森の妖精がささやきます “くらしの改革”私たちが向かうべきところは・・・すべての生きもののいのちの源は森 未来の子どもたちのために1000年の森をつくり、育てること “意識の変革” いのちを犠牲にして利益をもとめる原発依存? 少しの我慢と自己犠牲に耐えて自然エネルギーと生きる 持続可能な社会の第一はいのち “命を守る環境づくり” 分別した瓦礫によるいのちを守る防潮堤づくり “森と暮らそう” 暮らしに木を使おう! “時代を変える主役は森ともだ!” 天国の角岸さんの志を心に刻み 大地に響け、森ともの躍動音」でした。

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2012年1月24日 (火)

「環境革命」の時代がやってきました!

今年も“山と心に木を植える”運動がスタートしました。22日、東京都・「シーサイドホテル芝弥生」(港区)には南は三重県から、北は青森県から130名の“森とも”の皆さんが参集してくれました。15時30分から始まった「2012年森びらき」は、まず、林野庁長官・皆川芳嗣氏の講演を拝聴しました。講演では、貴重な日本の財産である森を暮らしに活かしていくことの大切さを学び、会社や職場そして地域と家庭に間伐材を使っていくことを誓い合いました。

Cimg0672  主催者を代表して岸井成格理事長は、「今年は、森びとの役割・使命を改めて確認して、大きく飛躍する2012年にします。昨年は、副理事長であった角岸幸さんが急に亡くなってしまった。彼の高い志を受けて再スタートすることを理事会で確認しました。森びとの気持ちと志はオープニングでお伝えしましたが、来年は田中正造没後100年、今年は石川啄木没後100年です。昨年は3・11での教訓、そして国際森林年に開催されたCOP17の議論を見ていると改めて痛烈に“山と心に木を植える”ことの重要性、そして世界の人類が“文明の岐路”に立たされていることを感じさせられました。世界は、ユーロ圏での経済不安、「アラブの春」と言われている支配体制の変化そして異常気象等々どれをとっても先行きが不安定です。それもその先行きはなんとかなる、という状況でもなさそうです。今年もやることは沢山ありますが、3・11の教訓と森びとの志を改めて確認し、みなさまと共に前に進んでいきたいと願っています。」と、挨拶しました。講演、来賓挨拶などは次回からのブログで紹介していきます。

Cimg0686 「森びらき」に多大なお祝いを届けてくれました皆様方に心からお礼申し上げます。また、心をひとつにしてくれた運営・準備を担ってくれた理事会、事務局員の皆さん、そして会場設営にご協力下さった「シーサイドホテル芝弥生」の皆様、大変ありがとうございました。

2012年1月20日 (金)

色々な可能性に挑戦した啄木!に学ぶ

P1202514 本日、東京都は初雪が記録されましたが、期待した雪景色にはなりませんでした。夕方の現在は小雨が降っています。36日ぶりに雨が降って植物たちもほっとしていることでしょう。東京事務所に向かう途中に生きているユキヤナギの蕾が一気に膨らんでいました。小雨が木々に元気をつけているようです。

P1082471 「夕川に葦は枯れたり血にまどふ民の叫びのなど悲しきや」と、石川啄木は田中正造と共に闘っていた谷中村の農民たちへ激励のメッセージを送りました(カンパも送ったそうです)。私たちが自費出版した石川啄木のエッセイ・『サルと人と森』(大人の絵本)は昨年暮れ、10刷りを超えました。今月4日付けの『毎日新聞』(夕刊)は、2日続けて「啄木没後100年」~東北の詩魂と反問~を報じていました。ここでは、啄木の「遊牧民的精神に学ぼう」(山折哲雄さん)が東日本大震災に遭った私たちにその生き方を問うていました。「人間はすさまじい自然の力で破壊を受けたが、最終的にはその自然によって再び慰められるしかない。・・」と述べていました。

今年は啄木没後100年、来年は田中正造没後100年です。2人の心の交流を現代の暮らしに活かしていきたいものです。

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2012年1月18日 (水)

ナラ枯れ被害が全国へ拡がるのか?

P1182510  大寒が間近なのにニュースではサクラの開花が報じられました。東京事務所近くの日の当たる路地には水仙が輝いていました。自然の息づかいは春に向かって元気に動いているようです。

林野庁は昨日、ナラ枯れ被害調査の結果(速報値)を発表しました。それによる被害の現状は、国有林のナラ枯れは九州地方では減少、東北地方は横並び、関東地方(福島、新潟、群馬、東京都、静岡)と中部地方(富山、長野、岐阜、愛知)は増加、近畿中国(石川、福井、三重、京都府、滋賀、大阪府、兵庫、鳥取、岡山、広島)は微増となっているようです。都道府県の報告では民有林のナラ枯れは減少しているようです(詳細は林野庁のホームページを参照してください)。

ナラ枯れはカシノナガキクイムシが運ぶ病原菌による伝染病と言われていますが、私たちはこの虫は樹木が弱っている木にせん入すると考え、樹木が衰弱する原因を解明し、弱った土壌を元気にするために昨年、会津森林管理署管内の国有林に炭をまきました。ようするにナラ枯れの誘因を解明しています。今年の雪解け後にその結果が明らかになります。深雪の森の鼓動が聞こえそうです。皆さんと楽しい初夏の観察会が待ち遠しいです。

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2012年1月14日 (土)

サルや鹿と共に生きられる幸せ

P1144264  今日の森びと広場の気温はマイナス2度(9時頃)でした。昨日のように“さむ~い!”という日ではありませんでした。双眼鏡で対岸の草地を観るとニホンジカ11頭が朝日を浴びていました。ニホンザルの声がしましたので探してみると、寒そうな様子で草地内を移動していました。

今日は動物達には申し訳ないが、「みちくさ」でストーブを焚いて2012年度の事業を構想してみました。昼頃になると男女二人のハイカーが松木渓谷を上っていきました。午後になると西北の風が強くなり、ヤシャブシの枝から“ゴォー”という音がして不気味でした。臼沢の森と松木の杜にはニホンジカなどの動物が侵入している気配はありませんでした。

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2012年1月13日 (金)

今年の松木渓谷氷瀑は小さい?

P1134237  寒い日が続いていると報道されていますが、今日の足尾・松木渓谷は“さむ~い!”という日ではありませんでした。天気は晴れ、風もビックリするほど強くなく、一時間歩くと汗が滲むくらいでした。

 今日は松木渓谷の氷瀑の状況を見てきました。「遊働楽舎」(みちくさ)から松木渓谷を皇海山へ向かって一時間ほど歩くと黒沢に着きます。積雪は殆ど無く、所々に残る雪を踏みながら一気に歩いてきました。

P1134243  丹平治沢の橋を過ぎると左手に小さく低い氷瀑が目につくようになりました。一時間ほど歩くと目的地の黒沢に着きましたが、今年は水の量が少ないのか滝が氷っている部分が小さい気がします。アイスクライマーの皆さんがどのように判断するのか分かりませんが、氷瀑の状況をお届けします。写真は黒沢とその周辺の氷縛です。

P1134249  昼食後、事務局とスタッフ4名は「松木街道」(私たちがかってに言っている松木渓谷へ向かう道)の測量を行い、次回の作業打ち合わせを行いました。ところで4名が気にしていたことは「ニホンジカの姿が少ない」、ということでした。

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2012年1月12日 (木)

今年は“森と生きる暮らしをつくる元年”!?

P1062463 東日本大震災と原発事故から10ケ月が経ちました。ニュースで天災に遭った方々や人災に遭った方々の心情を聞くたびに、“私たちは今、何をすべきか”、ということが突きつけられます。その時に忘れてはならないことは素直な気持ちではないでしょうか。

P4021875 筆者が実感していることは、大自然の力と原子力の恐ろしさは人間の手に負えない、ということです。そして人間は自然の力には対抗するとか、征服しようと考えるのでなく、有限な自然の力を活用して、自然と人間が永生きするための備えに、知恵を結集してそれを活かしていくことではないかと思っています。

Pc272416  厳冬の積雪に残す足跡は自然の力と生きていることを教えてくれますし、トチノキの冬芽からも自然と生きる知恵を授かれます。七草は過ぎましたが、七草粥を食べると「春の気」を感じ、春を待つ力を与えられた気がします。

 今月22日は、「2012年森びらき」を開催します。当日は、“森とも”の皆さんと“何をすべきか”を語り合いたいと願っています。

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2012年1月 6日 (金)

生産も消費も“ほどほど”に!自然と共に生きていく哲学?

P1052477  ツグミが美味しそうにナナカマドの実を食べていたのを見て、その味がどんなものなのか試してみました。ついでに森にはドライフルーツ?が枝に付いていましたので、それらの味も試してみました。

写真は、左がナツハゼ、中がナナカマド、右がヤマボウシです。熟した時にはヤマボウシとナツハゼ(果実酒にもして飲んでいます)は食していましたので、その味はなんとなくイメージできました。

それぞれを10分程煮だて、冷ました後に飲んでみましたが、ナツハゼ以外は薬草の香りと味がしました。蜂蜜を混ぜて飲んでみるとどんな味に変化するか楽しみです。他にはアオハダ(写真中)が沢山の実を付けていましたが、ツグミなどが食べていませんのでチャレンジしていません。

Photo 4日に届いた小川先生のレポート後半には、「我々がこれまで謳歌してきた近代文明は、はたして正しかったのだろうか。いまだに世界中で続いている紛争や最近の原発事故に見られるように、宗教や近代科学は私たちに何を与えたのだろう。“科学は善、進歩は正義”とする思考パターンには明らかに疑問の余地がある。これからは行き過ぎを是正する科学を育て、“共生の哲学”を広める必要があるだろう。」と書かれていました。「共生の哲学」は森の中での実践から芽生えるのでしょうか。(写真下:ドライ化したナツハゼ)

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2012年1月 5日 (木)

岸井理事長・・・新年のごあいさつ

Pc272412  新しい年を迎えました。「3・11」東日本大震災の被災地、被災された方々のご苦労、ご心痛を考えると、まだ素直に新年を寿ぐ心境になれません。しかし、「森びと」にとっては、さらなる“高み”に向かって前進、飛躍する大事な年になるでしょう。

 「文明の岐路に立つ世界と日本」という時代を共有しながら活動してきましたが、「3・11」は、そのことを改めて、しかも痛烈に問いかける天災であり人災でした。なお、歴史の“地殻変動”は続いています。「森びと」の使命は、ますます重くなりました。今年も精いっぱい頑張りましょう。理事長 岸井成格

2012年1月 4日 (水)

菌と根が互いに譲り合って生きている森の中

Pc312433 今朝の気温はマイナス9度で、日中は粉雪が舞っていました。今日は仕事始めの日ですのでストーブに薪を入れて通常総会の事業計画案を練りました。「森の鼓動が心に響く」とはどんなことなのかを考えてみましたが、それは森に入ってみないと感じられないとおもいました。

 昨日は森に陽が射しましたのでシャクナゲの葉が手を広げているようになっていました。寒風が吹き付けている日には葉を丸めているシャクナゲと葉を広げているシャクナゲを見ていると、そこにはシャクナゲの鼓動が聞こえてくるような気がしました。

Pc29242711時過ぎ、小川眞先生から新年のあいさつとレポートがメールで届きました。レポートには、「相利共生の状態に達するまでに何度も試行錯誤があったと思われるが、相手の成長を抑えたり、殺したりしていたのでは共生は成り立たない。パートナーが死ねば、自分の生存も危うくなるというのが本当の共生であり、双方が互いに譲り合って暮らすほかないのである。この危険を避けるために、樹木は複数の菌と菌根を作り、菌は複数の宿主に菌根を作っている。」(一部)という部分が書いてありました。“森と生きる”ということはこのようなことかと思いました。

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2012年1月 1日 (日)

“森の鼓動が心に響く2012年”がスタート!

P1014143  2012年明けましておめでとうございます。大震災と原発事故に遭って避難生活している会員の皆さん、仕事をしている会員の皆さんそして休暇をとつている会員の皆さん、昨年は大変御世話になりましした。今年は、私たちの合い言葉“山と心に木を植える”心と活動を生活の中に、社会の中に具体的に活かしていきたいと願っています。願いを実現していくための今年のスローガンは、“森の鼓動が心に響く2012年”としたいと考えています。

P1014184  今年は、森と生きていく暮らしと文化そして社会を築くために、出会った“森とも”の皆さんとできることを実現していきたいと願っています。今までの暮らしや社会を変革していくには自己犠牲が伴いますが、森づくりから学んだことを暮らしに、社会に活かしていきたいと思っています。

P1014177  宮脇昭最高顧問は、「現在、環境汚染でも自然破壊でも、相手がわかっているもの、計量化できるものに対しては、人間は巧みに対応し、また、すでに対処してきている。しかし、最も恐ろしい、最も危険な状態は、相手が見えず、気がついたときには足をさらわれてしまうことである。個人の集まり、エゴの集まりとしての人間社会から、運命共同体、相生としての生物共同体を見なおし、その生物共同体の中における人間集団、人間社会、個々の人間の生き方、あり方について考えなければならない。これが、現在のいわゆる公害問題・環境問題が人間に与えた最も本質的な問いかけであり、正しい対応、解決を迫られている重要な課題ではないか。」(宮脇昭著『いのちの未来』・㈱サンガ発行)、と提起しています。

 現実的に私たちは昨年、東日本大震災と原発事故から突きつけられています様々な課題に、できることから挑戦していきたいと思います。永生きできる環境とは、エコシステム(生態系:生産、消費、分解・還元の柱が成り立っている多様なシステム)の存続が前提です。“森の鼓動が心に響く2012年”に向けて出会った“森とも”の皆さんと「いのちの未来」をスタートさせましょう。

2011年12月31日 (土)

土は生物のいのちの胎盤

Pc314126  今朝は零下12度でした。この厳冬に生きるシャクナゲは葉を丸めて寒さを耐える知恵をもっています。よーく見ると葉の裏側を内側にして丸めています。多分、葉の内側を守るためでしょう。日中になって陽が射すと葉は広がり光合成をしているようです。土は凍土化していますので、必死になって耐え抜いている様に見えます。

Pc312428  凍土の表層をよく見ると、毎年、葉が枯れて落ちているのにそれが積もらないことは、土壌分解動物が落ち葉や枯れ枝などを消化し、微生物が植物の栄養素を生産しているから、ということは学んできました。10㌢程の土ができあがるには100年はかかると言われています。人災である3・11原発事故による放射性物質放出は、この100年以上にわたって作り出された命の源である土壌を剥ぎ取らなければならない事態を引き起こしました。これを放置すると内部被爆という危険が孕み、健康と生活を奪う事態に発展します。

Dscf0064 土が剥ぎ取られ、土を作り出す過程が疎外されると森(樹木)が衰弱する、ということを私たちはナラ枯れ防止で学んできました。今年は、ナラ枯れ原因(誘因・素因)を解明するために国有林内に炭をまいて衰弱した土壌を元気にして、悲鳴をあげている森を元気にする取り組みを始めました。林野庁会津管理署の皆さんをはじめ、多くの皆さんのご支援によってその第一歩を踏み出しました。

 「土壌は生物が地球から養分を得られるようにする一種の胎盤である」(『土の文明史』築地書館より)。ツグミ?かヒヨドリ?がナナカマドの実を食べています。来年は「自然(森)を生活から切り離して私たちの暮らしが成立するのか」を問う年ではないでしょうか。良いお年をお迎えください。

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2011年12月30日 (金)

そもそも人は森に生かされてきた

Pc294096  零下14度の朝、朝日が雪の結晶を射すと小さな宝石から発せられるような光りが輝きます。この輝きは誰も表現できないと思います。しかし、カメラマン、画家、俳人などの皆さんは自然(森)の魅力に感動して、それを表現するために探求しています。それほど自然には人を惹きつける力をもっているようです。

 この恵みを人は商品として捉え、利益追求のために自然破壊をしてきました。そこには“森と生きる”という文化を暮らしから遠ざけ、暮らしの中には「欲が原動力となった文明」がはびこり、これが「豊かさだ」と勘違いしてきました。これは日本ばかりでなく、温度差はあれ、この勘違いに気づいた世界の人々が“森と生きる”文化を蘇生しようとしています。

Dsc04253 「ここで森林再生の活動がどう成し遂げられたか見学してきました。わたしたしの国にも同様に再生しなければいけない土地がたくさんあります。有益な活動を学ぶことができました。」(ミャンマー)、「この足尾に来てとても手のこんだ包括的な説明をしていただき、大変ありがとうございました。わたしたちの国でも、森林再生をし、すばらしい土地にするためにもとても刺激となり、本質的なことを学ぶことができました。」(ケニア)、これは今年11月下旬にお手伝いした「アジア・アフリカ荒廃地植生回復研修」(JICA横浜主催)受講者の感想です。

Dsc04258 これは研修時に「みちくさ」を訪れた受講生が『森ともの声』に記入してくれた感想を事務局・宮原さんが翻訳してくれたものです。今年で4年目の研修でしたが、“森と生きる”文化を世界各国に根付かせていくことができれば幸いです。(写真中:ベトナムの受講者と宮原さん)

2011年12月29日 (木)

森と生き、人と生きている私たち!?

Pc272412  ラジオやテレビでは年末年始の高速渋滞予測を報じています。日本海側と北海道地域では降雪が弱まり、降雪地帯に住む皆さんは故郷へ帰る孫たちを迎える心の余裕ができた気がします。スーパーを覗いてみるとおせち料理が並んでいました。今年もあと三日となりました。

Pc272416  マイナス15度の森の空気に頬が当たると痛く、身がきゅっと引き締まります。森の凍るような空気が引き締まる中で樹木はえりまきや手袋をせずに生きています。そして風雪から私たちを必死になって防いでいる様です。また、ニホンジカやサルたちのいのちを守るために、樹皮を与えながら必死に生きています。雪の下(凍土)では人間社会からの様々な害にもめげずに、根が息をしています。

今年ほど自然の恵みに生かされていることを実感したのではないでしょうか。被災地ではライフラインがストップしましたが、いのちの水を与えてくれたのが沢水でした。脅威の津波を弱めてくれた樹木たち、また、流れてきた泥の中から芽が出て花をつけてくれた水仙に癒やされました。また、原発事故では恐ろしい原子力を抑えてくれた“原始力”と関係者の力等々。“森と生きる”ことの大切さと改めて教えてくれました。

Pc272410 凍るような空気に身をおいて振り返ってみると、森と生きてきた先人の暮らしと森と生きる様々な世界の文化を現代の暮らしに活かす時代が求められている気がします。全世界の“森とも”の皆さん、今年もご支援ありがとうございました。

2011年12月27日 (火)

足尾・松木沢も新年を迎える準備が整いました

Pc272413  足尾・臼沢の森の雪景色はいつ見ても言うことありません。青空が見えますが、山は北西から吹く激しい風の音を響かせ、その風にのって猛禽が野ウサギや子鹿を探しています。いつもなら鹿が数十頭必ず姿を見せているのですが、今年はこの地を縄張りにしている十数頭の姿だけです。筆者だけでなく、事務局やスタッフの皆さんも少ないと感じています。

Pc272423  今日は年内最後の育樹・育苗活動でした。筆者は松木の杜、小川事務局は臼沢の森を食害チェックしました。異常はありませんでしたが、野ウサギと鹿の足跡が残っていました。松村宗スタッフと小井土スタッフはAコンテナ内の棚を設置し、使いやすい倉庫にしてくれました。

Pc272426  気温は1度~マイナス1度でしたが、風があまり強くなかったので作業日和でした。今年も残すところ後4日ですので、「遊働楽舎」(みちくさ)の入り口には小さなしめ飾りを付けました。みちくさを訪れた多くの“森とも”の皆さんが健康で元気に新年を迎えられるように祈って松木沢をあとにしました。

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2011年12月26日 (月)

厳冬の森で、宿題をひも解く?

Pc262418  クリスマスは穏やかに過ごしましたか。森で生活している筆者は零下10度以下で雪が降り続く中で過ごしました。

21日は久しぶりに官庁街から日比谷公園を通り抜けました。公園内は黄金色のイチョウの輝きに老夫婦の微笑みと遭い、冬を迎える松の下では猫が毛繕いをしていました。穏やかな一瞬を見た翌日は宮脇昭先生にお会いし、来年の抱負を伺ってきました。

 宮脇先生との話し合いの中では、日比谷公園で感じた“微笑み”や“穏やかさ”が腹の底から湧き出るような暮らしができる未来を築き上げるために、“今、何をなすべきか”、を問われました。それは東日本大震災と原発事故で教えられたことを、“今、実践していくことだ”と突きつけられました。話をしていると、先生は“何もしない者は犯罪者と同じだ”と言わんばかりでした。その勢いで宿題を2つもたされました。そんなわけで雪の降る零下10度以下の森で、宿題の糸口を探しています。森と向き合うと何かを教えてくれる感じがしています。明日は足尾です。Pc262417

2011年12月20日 (火)

新月に間伐そして自然乾燥材で多目的小屋作りへ

Pc202395  昨日から新月に入りましたので今日はヒノキの間伐をしました。間伐を提供してくれたのは日光市の柴田林平スタッフの実家です。作業は理事、事務局とスタッフ総勢11名が行いました。

 まず、柴田スタッフの実家の方ににお礼の挨拶をし、ヒノキ林に移動してからは白井スタッフからチェンソーの基本的な操縦方法を教えられました。その後は2つのグループに分かれて午後2時半まで間伐作業をしました。約50本の間伐を行い、ヒノキ林には夕日が入るようになりました。怪我や事故もなく間伐作業は終了しました。事務局、スタッフの皆さんお疲れ様でした。

Pc202401  間伐材は自然乾燥させて来春に運び出します。この材は、森びと広場の多目的東屋風小屋の建築に使います。雨や雪が降ってもテントを張らずに、自然の恵みを暮らしに活かす様々な活動が来年からできる小屋にしたいと思っています。

Pc202409 今年も残すところあと11日となっていまいました。明後日は冬至ですので柚子風呂に入って、自分のために未来を生きる子供のために、豊かな自然に何ができたのかを振り返ってみることにします。柴田さん、ヒノキを提供して頂き有り難うございました。

森びと広場へ道具を置きに帰りましたら広場の気温は1度でした。皆さんありがとうございました。

2011年12月19日 (月)

粉雪が舞い、霜柱が溶けない松木沢

Pc192389  今日の足尾は一日中5度以下の気温でした。風はあまり吹きませんでしたが、じっとしていると寒い一日でした。粉雪が舞い、霜柱が溶けませんでした。曇り時々晴れの下での作業は、岡安スタッフが臼沢の森チェック、小川事務局と筆者は明日の間伐作業に使うチェンソー等を点検し、燃料などの必需品を調えました。

Pc192392  昼食以降は、北朝鮮のキムさんの訃報を放送しているラジオを聴きながら、来春に使う黒土を土のう袋に詰めました。今日は94袋に黒土を詰めることができました。

 明日は、事務局とスタッフによるヒノキの間伐作業です。12名で50本~70本間伐する予定です。

Pc192386  昨日は、野本さん(「わたらせ未来基金」会員)が渡良瀬遊水池で撮影した猛禽類の写真をスタッフの森戸さんが届けてくれました。これは「みちくさ」を訪れる皆さんに見てもらうための写真です。野本さんが快く写真を提供してくれました。野本さん、ありがとうございました。

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2011年12月18日 (日)

交流間伐ボランティアが無事終了!

Pc182367  宿泊所の西窓にそびえる甲斐駒ヶ岳の雄大な頂を見ると合掌したくなります。間伐作業をしている地元の皆さんの話では、周囲の山々から湧き出る伏流水によって美味しい米が食べられるそうです。勿論、甲州ブドウも風味豊かなラインをつくりだしています。

Pc182372  今日の作業は朝9時から開始でした。天候は晴れ、風もなく作業には程よい天気でした。昨日の作業でチェンソーと間伐の感覚を呼び戻した森びとインストラクターの皆さんは手際よい作業をしました。特に今日は太い赤松伐採に集中し、写真の様な伐採をすることができました。

 12時に作業は終了し、地元の皆さんにお礼を述べ、間伐のアドバイスをいただきました。跡部さんからは、山作業は何と言っても基本動作が大切であるので忘れないでほしい、と少しばかり慣れた私たちの作業を指摘してくれました。「オオムラサキと親しむ会」の皆さんお世話になりました。

Pc182377 その後は、甲州ワインを飲んで昼食を食べたい、というリクエストに応えて、偶然知った「三澤ワイナリー」で昼食を食べました。ワインの試飲とワイン作りの話を聞きながら、奥様や仲間へのワインを土産に一行は帰路につきました。

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2011年12月17日 (土)

技術は現場から磨かれる

Dsc05967  アルプスの絵を描く時季は今が最高です。空気が透き通って新雪の輝きが鮮やかに見えますから、最高だと筆者は思っています。今日は、JR中央本線日野春駅を下車して東側に赤岳、西側に甲斐駒ガ岳を眺めながら里山の間伐作業をしました。

Dsc05973  今回の間伐作業には森びとインストラクターへ呼びかけてそれに応じてくれた7名が参加してくれました。間伐作業を受け入れたくれたのはこの間交流を続けている「NPO法人オオムラサキと親しむ会」の皆さんです。宿は、日野春駅前の画家の宿・志満屋です。本日の作業の反省会は満点の星空を見ながら話し合いました。話は盛り上がって、原発事故の問題や今年を振り返えることができました。

Dsc05961 明日は間伐作業の続きを行います。初めて参加してくれた太宰さん(女性)もチェンソーを使って明日も間伐します。太宰さんが一人いれば男性ばかりの作業に寒桜が一輪咲いている感じがしている、と地元の皆さんが言っていました。

2011年12月14日 (水)

 我が子に元気を与える森(自然)の力に感謝!

Pb032482 3年前に公園で拾ったドングリを育て、今年11月3日にその苗木を足尾・松木沢に植えた川崎市立古川小学校3年生の親子の皆さん。その1人のお母さんたちから手紙が届きましたのでその一部を紹介します。

Pb032468「この度は、子供達に自然の大切さを考えて頂きありがとうございました。帰宅後、森びとさんのホームページを拝見させていただきました。子供達が来るのを心待ちして頂いていた事を知り、うれしくて涙してしまいました。はずかしながら植樹祭には「日光の紅葉でも見られるかなぁー」位の軽い気持ちで参加しました。そんな気持ちなので古川小学校で育てた幼木を砂地の穴に優しく一本一本ふかふかの土とおふとん(草)をかけて植えていくことが大変な作業で驚かされました。途中、疲れて根をあげてしまいそうでした。終わった時にはクタクタになりました。ですから、植樹後の食事の時に森びとさんから頂いたおみそ汁は本当においしくて、身体をあたためて疲れをぬぐいさってくれました。今回は、森を創る難しさを知る良い経験が出来とてもうれしく思っています。ありがとうございました。

Pb032461  更に、食事後の子供達の臼沢の森登りには感動すら覚えました。いつもは「つかれたぁー」とすぐ諦める娘、「ママだっこー」と全く歩かない息子がまさか行くはずないと思っていました。しかし、「お山に登るー!」と楽しそうにヘルメットをかぶってるではありませんか。まして、最後まで諦めるどころか、みんな元気に「ただいまー!」の笑顔に、自然の偉大さを感じさせられました。子供達は本当に足尾の森を、自然を大好きになっていました。

 足尾の森は、私にとって今まで出会った紅葉の中で、一番心に染み込んで優しい紅葉になりました。数年後に、古川で育てたどんぐりが足尾の森を創っている事を期待して、また足尾へ行きたいと思います。子供達はもちろんの事、親である私も自然を守っていくことの大切さを肌で感じる事が出来ました。子供達の未来の為に、地球の未来の為に、今、私達が考える事そして行っていく事が重要なのだと気付かされました。

Pb032473  この様な機会を与えてくださった森びとプロジェクト委員会のみな様に深く感謝いたします。ありがとうございました。」(古川小学校3年生の母より)

2011年12月11日 (日)

最終の冬支度が完了しました

Pc112637  朝8時15分の森びと広場は凍えるような寒さでした。北西の風が強く、風には粉雪が混じっていました。気温は3.5度でしたが、顔に吹き付ける風が痛く感じました。

 今日は星野スタッフがカブトムシの幼虫を運んでくれますので、到着まではふかふかした黒土をカブトムシの寝室に追加しました。そうしているうちに星野スタッフ達が到着、星野さん宅で幼虫が越冬している土を軽トラ三台分運んでくれました。この土を加えてからその中に幼虫を23匹放しいやりました。

Pc112661  昼食後は、冬支度の最終チェックを行って後片づけをしました。サルの食害防止、新松木の腐葉土カバー強化、松木の杜ネットの支柱の補強そして散水用のホースの収納等を行いました。「みちくさ」では、道端側に棚を作ってもらいました。

 Pc112662 この寒い中で作業していると神奈川県に住むご夫妻がハイキングの帰りに「みちくさ」に寄ってくれました。お茶を飲みながらハイキングの話を伺い、帰りには大人の絵本『サルと人と森』などを買ってくれました。

 今日は冬支度の最終日なので暗くなるまで片づけをしました。星野スタッフ一行4人の皆さん、仁平、済賀事務局員、遅くまでありがとうございました。

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2011年12月10日 (土)

小さないのちが羽ばたく過程には色々な支えがありました

Pc102622  今日は風も無く、12月らしい日でした。午前中は、カブトムシやクワガタを育てるための落ち葉を集めてくれた鎌田スタッフ宅を訪れました。鎌田スタッフは、肥料袋よりもひとまわり大きい袋に30袋集めてくれていました。落ち葉を運び出す前にお茶をご馳走になりました。風邪などをひかないようにと奥様お手製の柚子の蜂蜜漬けをいただきました。運び出しのは落ち葉だけでなく、鎌田さんが作っている腐葉土内にいたカブトムシの幼虫も預かり、カブトムシの里親になりました。

Pc102627  昼食後は、カブトムシの幼虫が越冬するふかふかの寝室を作り、明日、星野スタッフが持ってくる幼虫を待ってカブトムシたちの寝室は完成します。その後は、来春用の黒土を土のう袋に入れて「新松木の杜」に積み込みました。仁平事務局と二人で90袋の土のう作りました。まだ冬至には少し早いのですが、作業をしながら西空を見ると日が暮れるのが遅くなったような気がしました。

 鎌田スタッフそして奥様、美味しい自然の恵みをご馳走になりました。来年夏は元気なカブトムシに会いに来てください。

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2011年12月 9日 (金)

少しの我慢ができると“初雪も楽しい”

Pc092589  初雪が私たちを迎えてくれました。時間が経つごとに透き通った空気の冷たくも爽やかな臭いが感じられた午前中でした。小川事務局、松村スタッフと筆者の3人は一昨日の食害情報をチェックしようと臼沢の森に入りましした。階段は写真のように初雪がうっすらと積もり、雪を踏むとシャク、シャクという音がしました。雪は乾燥していたいのちの森の土には湿り気を与えてくれました。

Pc092594  そんな感じで初雪を楽しんでいたら頭上でガサガサという音がして鹿が飛び跳ねていました。数頭の鹿が飛び跳ねていたので、即、鹿を柵外へ追い出すためにホイッスルや音と大声をだしました。一時間程で鹿を柵から追い出し、鹿が侵入して破れている柵を探し当てて補強しました。昼頃には西北の風が吹き、破れた穴をふさぐ作業をしているとその風が顔に当たって冬を感じました。

Pc092592  午後は、11日に運ばれてくるカブトムシの幼虫が越冬する枠内に金網を張りました。金網張りは、幼虫がモグラやネズミ、イノシシなど食べられないようにするためです。その後は、強風ではずれた「みちくさ」の煙突を針金で支え直しました。自然と共に暮らすには色々なことを学ばなくてはなりません。共に生きていくには“少しの我慢”が大切なようです。

Pc092606  明日は田中正造が明治天皇に直訴した日です。福島原発事故で郷土を追われ避難生活を強いられている福島県民、生産した農作物が出荷できない福島県民の生活保障実現に向けて、現代の私たちは少しでも正造さんの志に近づく努力をしたいですね。

2011年12月 7日 (水)

アフガンの中村哲さんに連帯して

Pc072569 都内のトウカエデも鈍い秋色に化粧替えをしていますが、足尾の木々は葉を落とし、厳しい西北の風に耐えていることでしょう。現地からの情報によると本格的に雪のシーズンですので鹿たちも越冬のために臼沢に集結しているようです。

今日、森戸スタッフが足尾現地に入って鹿たちの様子をチェックしてくれました。一昨日に鹿の侵入の情報がありましたので、森戸さんに臼沢の森をチェックしてもらった結果は2頭の鹿が侵入していたといことでした。一昨日は松木の杜のネットを支えているポールが折られていました。本格的に自然と共に生きていくシーズンが足尾にはやってきました。

 また、今日は東京で開かれた一流企業のフォーラムで岸井理事長が講演する機会がありました。東京事務所は少しでも『サルと人と森』の心を広めようと、講演会場で絵本のキャンペーンをしました。アフガニスタンで人類に自滅の道を歩むな、と警告している中村哲さんに少しでも連帯していければと思ってキャンペーンをさせていただきました。絵本のキャンペーンを提供してくれました皆さんありがとうございました。

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2011年12月 6日 (火)

“ほどほど”に生きないと自滅の道を驀進するかも

Pb282517  今日は、先月届いた『ペシャワール会報』(NO109)を読みました。誌上では、現地代表の中村哲さんが現地で進めている河川工事と砂漠開拓の進捗状況を報告していました。現地での厳しく生々しい生活が報告されていました。その文で私たち人間に語りかけている人類の課題を紹介します。

Pc062567 現地で農業が営める土は沖積層ということですが、この層は「数十億年かけ、植物の光合成で大気の炭素が地下に収まって酸素が増え、生物が住める絶妙な環境が築かれた。近代の経済活動は、それを瞬時に打ち壊してしまった。自然が地下に眠らせたものを人工的に呼び覚まし、応分の報いを受けたということです。恐ろしい話ですが、科学が立証ずみなのに、何故か大きな倫理・自然観としての人の意識に反映されない。ここに問題があるような気がしてなりません。原子力に至っては、亡国的という以上に反生物的。他生物も巻き込む無理心中としか思えない。化石燃料から放射性物質に至るまで、組織された人の業欲は恐ろしいと思いました」。

Pb292520 この報告を呼んで、『サルと人と森』が脳に浮んできました。業欲が爆発すると戦争に発展します。アフガニスタンは毎日戦争の犠牲を聞かない日はない、と中村さんは述べています。戦争は傷つけ殺し合いながらひたすら人間社会も生物社会も自滅させます。自然の摂理から遊離して「組織された人の業欲」が原動力となった「近代文明」も自滅の道を進んでいることに警告している中村さんに、拍手をおくります。

2011年12月 5日 (月)

森と生きる時代をきり拓く扉をもっと広げよう

Pc052565  東京都内のイチョウが朝日に照らされて黄金色に輝いていました。木々の変化を見て四季の移り変わりを感じると心が和みます。足尾の朝を想いだしてみると、霜柱や水たまりの氷が朝日に当たってキラキラしているでしょう。

 昨日は第3回理事会が開催されました。会議は、今年後半の事業を振り返り、新年を向かえる考え方とその準備を審議しました。具体的には、8月に開催した「森と生きるキャンパスフォーラム」、9月の第23回足尾・ふるさとの森づくりそして10月10日の日本の森を元気にするいのちの森づくり等の成果と欠陥を審議しました。また、1月22日に開催する「2012年森びらき」の内容、3月20日には第7回通常総会を召集することを決めました。

Cimg0574  約4時間の会議の後は、事務局の皆さんの手作り料理で望年会を行いました。秋田県に住む森びとインストラクター・今村 博さんから送られてきた新鮮なハタハタを済賀事務局次長が調理してくれました。酒は理事や事務局が厳選した地酒が持ち込まれ、季節の新鮮な料理を食べながら1年間を振り返りました。会には私たちのイメージソングを歌っているチョージさんと中村マネージャー、衆議院議員の山崎誠さんも出席してくれました。今村さん、新鮮なハタハタを届けて頂きありがとうございました。

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2011年12月 4日 (日)

山形県の森を元気にする仲間たちが集いました

Pc032556 今月中には全国のナラ枯れ調査結果が発表されるかもしれません。何故なら、林野庁は9月から全国でナラ枯れ調査を進めてきたからです。これまでの調査ではその被害が大きい山形県山形市では昨日、「森と生きるフォーラム」が開催されました。主催したのは「森びと山形県ファンクラブ」の皆さんでした。

 フォーラム開催に当たってファンクラブ代表・近藤寿一さんからは、“ナラ枯れ被害の最大県に住む私たちは、いのちの源である森が衰弱していることに黙っていられない。森を元気にするために来春には戸沢村の民有地で炭をまいていきたい”と提案されました。

Pc032559  講演は、やまがた公益の森づくり支援センター・白壁洋子アドバイザー(写真)から「山形県における森づくりの現状」についてでした。続いて、東北カーボン㈱代表取締役・村山勝四郎さん(写真)から炭の話がありました。特に、注目されたことは、福島県南相馬市で採取した土に水を通した後の水に炭を入れた水と炭を入れない水を測定した結果、炭を入れた水からは放射性セシウム(Cs-134、137)が不検出、炭を入れない水からは検出されたことでした。

Pc032560  フリーディスカッションでは8名の方々から感想や意見が出され、森を生活に取り入れることの大切さや炭の効用の有り難さ等の意見交換がなされました。最後には、フォーラム宣言案が事務局(写真)から提案され、来春の雪が溶け出す頃に戸沢村で炭をまいて山形の森を元気にしていくことを誓い合いました。

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2011年12月 1日 (木)

森と生きていく暮らしは”ほどほど”に

Pc012538  今日は天気予報通りに朝から昼にかけて冷えました。私たちは「みちくさ」に8時到着、JICA研修受講者は暖かい国出身ですので早速、ストーブに薪を入れて火をつけました。そして暖かいコーヒーと沖縄産の黒砂糖を用意して、現地説明の最終チェックをしました。

 一行は時間通りに現地着、マフラーを首に巻きつけた方、厚手の手袋をしたがバスから降りて人間の欲と政治で壊した自然環境を観てもらいました。松木の杜には未だ寒桜が咲いていましたので可憐な花も見てもらいました。現地説明は事務局の宮下君が英語で行い、生態系の移り変わり等の質問を受けていました。

Pc012543 あまりの寒さでしたので外での説明はそこそこにして、現地説明は「みちくさ」に移動して行いました。用意したホットコーヒーを飲みながら、足尾の負の遺産、緑回復と生態系の変化のDVDを観ました。その後は、生態系の移り変わりに関して討論を行いました。約2時半の現地研修はあっと言う間に終わり、世界の人々のこれからの暮らしは何事も”ほどほど”にして、いのちの源である森と生きていくためにふるさとの木によるいのちの森づくりを進めていこうと誓い合って別れました。

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2011年11月30日 (水)

人類の幸せは森づくりから始まる

Dsc04231  明日からは師走です。アフリカではCOP17が開催されていますが、各国のエゴがぶつかり合っているのでいのちの大切さが蔑ろになっています。二酸化炭素削減目標に向けた各国の取り組みが進んでいますが、時間が過ぎるのが早いものですね。貴方の目標は達成できましたか。

Dsc04235 そんな思いをしながら今日は、朝、早くからJICA研修の事前研修でした。と、言ってもサルが越冬準備で樹皮を食べてしまうので午前中はその対策をしました。松木の杜ではユキツバキやヤブツバキの葉がウサギに食べられてしまっているので、今日の前半は桜の樹皮がサルに食べられる前に枝のガードをしました。

 午後からはJICAのお手伝いです。事務局の宮原、小川両氏のフォローで5カ国9人の荒廃地植生回復のお手伝いができました。明日は、研修者の皆さんが足尾現地に立っていただき、私たちの7年間にわたる森づくりの教訓を伝えていきたいと思っています。現在、そのためのリハーサルを行っています。東日本大震災・原発事故は世界の人類への警告です。“森に生かされている”ことを政治と経済そして暮らしの基底に据えていくことが幸せにつながっていくことを伝えていきたいとリハーサルをしています。

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2011年11月29日 (火)

臼沢で越冬する鹿がやってきた?

Pb294058 来年夏に顔を見せてくれることを願って作っているカブトムシ、クワガタ飼育の枠組が今日、完成しました。作業は済賀事務局が手伝ってくれましたので午後の時間で仕上げられました。

Pb292528  今日は風もなく時々太陽が顔を出してくれました。朝、松木の杜を見回ると鹿が一匹侵入していましたので、ネットをチェックすると2箇所に穴が空いていました。ビニール製のネットをかじっているようでしたのて、新しいネットでその部分を覆いました。いよいよ越冬する鹿が臼沢周辺に集まって来ています。雄鹿は角があるのでネットの穴を通って侵入するのは大変なようですが、若い雌鹿が怖さ知らずに入ってしまうのでこれからはそのチェックが重要な育樹作業となります。この周辺が縄張りの鹿たちは“ネット侵入はやばい”ということを学んでいるのですが、遠くからやってくる鹿たちは“やばい”ことを学んでいないので侵入してしまうのでしょう。

Pb292523  明日は今年で5年目になるJICA研修のお手伝いです。

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2011年11月25日 (金)

猟友会の皆さんに感謝します

Pb252483  今日は、粉雪が舞ったり、太陽が顔を出したり、北風が冷たかったりした一日でした。朝の気温は4.5度でしたが、午前中は北風が強く冷たい中で仕事をしました。

 星野スタッフと相馬さんは厳しい寒さから太陽光発電バッテリーの劣化を防ぐために、物置内に断熱材を張ってくれました。筆者は、昨日に引き続き腐葉土枠作りを続けました。大きさは2㍍×4㍍の長方形で、ログハウスの様に間伐材を積み重ねました。星野さんは今年、腐葉土の中でカブトムシやクワガタを百匹以上飼育した経験がありますので、この枠の完成後は星野さん知恵を頂いて来春に元気な顔を見せてくれることを楽しみにしたいと思います。

Pb252488  昼頃になると日光市の職員の方が現地に来てくれました。用件はイノシシ害を聞きたいということでしたので、臼沢の森や苗床、松木の杜の被害を報告しました。どうして現地調査ですかと尋ねると、職員の方は「猟友会と市の会合があって、その場で猟友会から被害報告があった」と言っていました。

そういえば今月、”みちくさ”に鹿沼市在住の猟友会の方が寄って鹿害やイノシシ害と狩猟の話をしていたことを思い出しました。猟友会の皆さんありがとうございました。日光市の職員の皆さん、イノシシ対策をよろしくお願いします。

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2011年11月24日 (木)

ヒューヒューと“木枯らし”が吹きました!

Pb242474  今日の朝は氷が張りませんでしたが、北風が冷たい一日でした。晴れて青空も見えていたのですが木枯らしが吹いているような中で、今日は臼沢の森内チェックと腐葉土と黒土を覆っているカバーを補強しました。

 臼沢の森では秋色に輝いていた葉が落ちて林床が見えるようになっています。足尾町は常緑広葉樹帯と落葉広葉樹の境界ですので、標高800㍍以下の地でシラカシ、アラカシ、アカガシを2005年から試験的に植えてきました。写真のように生長は鈍いのですが、落葉広葉樹が葉を落とす時季になると太陽のエネルギーを沢山うけているようでした。

Pb242476  上に登るほど松木沢から冷たい風が身体に染みこんできましたが、来年春用の腐葉土と黒土を雪から守るために冷たい風を吹き飛ばしながら作業をしました。午後は、間伐材を使った腐葉土作り(カブトムシやクワガタ飼育用)の枠を組み立てる準備をしました。子どもたちの喜ぶ笑顔を願って準備しました。

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2011年11月23日 (水)

今日は“労働感謝の日”でした

Pb232453 今日は勤労感謝の日、足尾の朝は氷が張りました。天気予報では曇り時には雨ということでしたが、朝から夕方4時半頃までは秋晴れの一日でした。8時30分の森びと広場の気温は2、5度、快晴でした。対岸の岩山を双眼鏡で観察していると朝日に当たって鹿が草を食べていました。

 2週間ぶりに松木の杜を調査して驚いたことは、桜が咲いていました。それも満開でした。そういえば春に寒桜を一本植えました。植えた直後にイノシシに土を荒らされて心配していましたが、写真のような花を咲かせてくれました。今日は氷が張ったというのに、何と素晴らしい感動をつくってくれた寒桜に万歳をするような気持ちになりました。

Pb233984  「みちくさ」畑では松村宗雄スタッフが畑を耕し、落ち葉と木酢油を土に混ぜていました。松村さんは9時30分に「みちくさ」に到着しましたが、ここに来る前に銀山平キャンプ(足尾)で落ち葉拾いをしてきました。来年も美味しい里芋やジャガイモが育つようにと、真っ青な空の下で丁寧に畑を耕していました。

 人が自然と共に生きていくために丁寧な労働を遠くから見ていると、今日は“労働感謝の日”であり“自然に感謝する日”でありました。

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2011年11月22日 (火)

ドングリは生きる元気を育みます

Pb222451  今日は北関東で霜が降り、薄氷が張ったという報道がありました。寒さが今年一番でしたが毎年のことですので、あちこちのテレビやラジオで一日中報道することではありません。足尾のポット内でも霜柱ができ、溶けると水分となって蒸発しますが、土は湿ります。これからはそのようなことを苗床でチェックします。

006  北関東の鹿沼市にある「希望の家」は一昨年から足尾の森づくりに参加しています。森づくりは植樹とポット苗づくりを始めてきた「希望の家」の皆さん。今月の12日には、施設利用者と保護者がポット苗づくりを行いました。森びとインストラクター・山本さんのアイデアで始まった「希望の家」の森づくりは、施設利用者の皆さんの自立に大きなきっかけをつくっているようです。当日は1700粒のドングリをポットに撒き、その後は楽しいバーベキューを行ったそうです。

005  霜柱が高くなっているのは、地表と土の温度差、土の中の水分の量そして土が粗いことが関係するようです。そんな中、アブラムシも樹皮の中で寒さに耐えていました。いつものように冬本番が近づいています。

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2011年11月20日 (日)

炭発電の電気で新幹線が走った?

Pb202436  東京のイチョウやケヤキも色づき始めました。昨日と今日は、森から遠ざかりがちな首都圏の皆さんに森と生きることを考えるきっかけを設けさせていただきました。

 JREU東京が毎年開催している「秋の文化展」が昨日と本日、東京都内で開かれましたので私たちも出店させていただきました。事務局の済賀さんと森びとインストラクター亀田さんが2日間とも担当してくれました。今年は、自然のエネルギーを暮らしに活かしていけることを身近に感じてもらうために、備長炭とアルミフォイルと塩で電気が作れることや「エコクイズ」そして炭の効果などを紹介しました。

 JRの皆さんの「文化展」なので国鉄時代の模型電車からはやぶさ新幹線の模型が走っていましたが、その電気も炭とアルミと塩から発電する電気で走っていただきました。炭のお菓子にも興味を持っていただくことができました。また、新そば打ち体験コーナーがありましたので、OBの斉藤さんと小林さんから丁寧に教わることができました。

 準備や後片付けを手伝ってくれましたネイチャーCの皆さん、準備委員の皆さん大変お世話になりました。

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2011年11月18日 (金)

生物の減少は私たちの暮らしの指標!

Pb162431  政府は17日、福島市大波地区で生産された米の出荷制限を県に指示しました。政府と県は原因究明をする、と報道されています。それによると、出荷制限を受けた地区の水田は山間地の森林に囲まれているので、「地形などを踏まえて土壌や水などを調査する」ということです。

P9241499  先日、栃木県に住む笠倉貞男さん(第3期インストラクター)から『栃木県版レッドリスト』(2011年改訂版)等が東京事務所に送られてきました。手紙も添えられ、そこには「南相馬の森林での除染の取組をみるにつけ、表土の剥ぎ取りにより500年分の黒土を取り除くことになることの困難さは、里山の収奪の比ではなく、どこにもプラスはなく完全にマイナスなのです。森林を除染しなければ、いくら家の周りを除染してもすぐに汚染されてしまう状況。さらに川の水や海の汚染はどうなるのでしょうか。果たして除染は人が住み続ける解決となるのでしょうか。」(手紙の一部分)、と書いてありました。

 レッドリストを読んでみると、「Bランク」のシロチドリ、カワラノギクが筆者のカメラに収まっていました。それを見ると、足尾・松木沢での森づくりではもっと“心に木を植えて”いかなくてはならないと感じました。多分、笠倉さんの想いもそのようなことなのかと手紙を読みました。

P8053233 また先日、東京都港区のY・Mさん(女性)からは、絵本の代金と共に「僅かではございますが活動にお役立ててくださいませ」、と寄付が送られてきました。“山と心に木を植える”活動に応援してくださっている笠倉さん、Y・Mさん、ありがとうございました。

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2011年11月11日 (金)

未来の進路は“森と生きる”

Dscf8282 昨日、国土緑化推進機構主催、毎日新聞社共催、林野庁後援の第3回間伐材活用シンポジウム「木が育む文化、木と育む文化」が銀座・時事通信ホールで開かれました。来賓で出席された林野庁長官・皆川芳嗣さんは、「世界の陸域の3割しか森林がない。1700年代には5割だった」「森の恵みを生かした復興が大事な課題です」等とあいさつしました。続いて、シンガーソングライターの上田正樹さんの「緑の募金」東日本大震災復興支援コンサートが行われ、彼は心にしみる歌を熱唱しました。

Dscf8281 休憩後、環境考古学者の安田喜憲さんから「木とともに育まれた文化・文明」と題した基調講演が行われました。特徴的には、「森からは130キロヘルツにも達する高周波が発し、皮膚で感じ、脳幹に影響をしている。鳥や虫の声、川のせせらぎの音はドーパミンやセロトニンなどの脳内の神経伝達物質の分泌に深く関わっている」、「(3月11日の大震災で被災に遭われた方々の姿勢を見て)日本人の気高い心は未来に引き継ぐべき財産。これは人間が美しい自然と関わる中で培ってきた心です」、「私たちが稲作漁撈社会で生きるためには他人の幸せを考えながら生きていかないといけない」「植樹祭は来年から止めて、宮脇昭さんの推奨する緑の長城運動を国民運動に」等と訴えていました。

パネルディスカッションではNPO法人土佐の森・救援隊事務局長の中嶋健造さん、NPO法人森林(もり)をつくろう理事長の佐藤和歌子さん、そして森びとプロジェクト委員会の岸井理事長の3名が「木が育む文化、木と育む文化」と題して話し合いました。

中嶋さんは、地域に根ざした小規模分散型自伐林業システムの確立のために3月11日以降、岩手県で自伐林業を展開し、雇用の創出につながったことが報告しました。佐藤さんは、佐賀県でライフスタイルの変化によって木になじまない生活が普及し、森と人の生活が乖離しているので木の良さを知ってもらう活動をしている報告がされました。岸井理事長からは、2004年から始めた足尾と八幡平での山と心に木を植える活動趣旨、日本のナラ枯れを食い止める運動の拡がりについて、そして『サルと人と森』について報告がありました。

間伐材の活用法については、「仮設住宅は工業製品でなく、木材を使うべき」(佐藤)、「広葉樹も使うべきだ」(中嶋)、「炭焼きの復活」「公共施設などの建て替えの際は全て木材の活用を」(岸井)等の意見が出されました。聴衆者へのメッセージとして岸井理事長は、「外国の特派員が取材に来た際に、被災地を中心とする3月11日以降の日本人の冷静沈着さ・国民性はどこから来たのかと。歴史や伝統、文化に対する関心が非常に強い」、「(被災地の方は)全てを失っているのに、遠くから救援に来ている者は感謝を形で示せないのが残念でしょうがないのではないか」、と仰っていました。

Dscf8285 シンポジウムに出席してみて、森の恵みの素に暮らしてきた日本人であることを誇らしく思えたこと、この日本人の文化を決してなくしてはならないと感じました。(報告:小林事務局長)

2011年11月 7日 (月)

いのちの森を守る心がひとつになった秋の感謝デー

Dscf4161  ヤシャブシの葉がカサカサと音をだして落ちていく幹や枝にエナガが数匹集まり、樹皮の内で越冬する昆虫を追っている朝の6日。曇り空下に“森とも”が集ってくれました。昨日は「秋の感謝デー」でした。同日はJREUの育樹デーと「サポーターゼミ」が重なって“森とも”は40数人となり、これから厳しい冬を迎える木々に感謝しました。

Pb063949  臼沢の森では、鹿やイノシシから木々を守るために16人が食害防止の柵をチェックし、補強しました。作業をはじめた途端、鹿が侵入していることを発見。総出で鹿を柵外に追い出しました。皆さんは急斜面での作業に汗を流して鹿を追い出してくれました。

Dscf4172  移植チームは、台風15号によって土砂が流された絆の森に生き残っているコブシ等の木々を掘り返し、根回しをした木々を松木の杜に移植しました。4年間生き延びてきた木々の根はしっかり砂地に張り巡らされていましたので、根回し作業や運び出す作業は大変な労力を伴いました。それでも二人で木々を運び出し、軽トラで松木に運び、そこから一輪車に木々や黒土を段差の激しい杜に移動させて移植しました。

Dscf4200  新松木の杜チームは今年植えた幼木を全てチェックし、植え方の浅い木々を植え替え、風で飛んでしまったマルチングの枯れ草を根元に集めました。植え方が浅いとこれから雪が降るまでの間は、風によって木々が吹き飛ばされたり、乾燥で根が張れなくなります。

 感謝の作業後は自然の恵みをいただきました。秋は、松木の畑で獲れた里芋を味わい、秋田県から取り寄せたキリタンポを美味しくいただきました。昨日は、いのちの森を育てている“森とも”の皆さんの森を守る心が連携作業と協働に反映できました。素晴らしい協働に感謝しています。“森とも”の皆さん、ありがとうございました。

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2011年11月 5日 (土)

今までの価値観で生活をしているとやばいか?

Pb053925  今日から明日までJREUの育樹デーです。今日は11名の組合員の皆さんが参加してくれました。参加者の中には初めて足尾を訪れた方が二人いましたが、厳しい冬を迎える樹木たちの越冬環境づくりを丁寧にやってくれました。

Pb052486 今日の育樹は2007年に植えた絆の森が台風15号で被害を受けましたので、根を露出しているコブシ、ウダイカンバ、ヤマザクラ、ケヤキ等を掘り起こして移植するための根回しでした。その後の昼食・交流では、地球上では異常気象が発生し、これまでの価値観では生きていけないし、会社経営上でもこれまでの価値観で判断していると想定外のことが起こりえるなあー、と言うことを話し合いました。JREUの皆さんありがとうございました。

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2011年11月 3日 (木)

足尾に“こだま”した未来を担う歓喜!

Dscf9093 3年ぶりに川崎市古川小学校の児童と保護者そして先生たちと会えました。3年前、川崎市の公園で拾ったドングリを育てた先生たちと児童・保護者の皆さん21名が足尾に来てくれました。そして、その小さな苗木88本を皆さんで植えてくれました。植えた後は、臼沢の森の階段を全児童が駆け足で登り、下にいたお母さんやお父さんと大声で掛け声をかけあっていました。「お母さんー、登ったよ」、「よかったねー。頑張ってねー」と。その様子を見ていると、その元気は自然の力が創ってくれていると感じました。この感動を蘇らせた森びとスタッフの皆さんであることに感謝しました。

Pb032453 天気予報では肌寒い日であるとおもいましたが、植樹が終わると青空と太陽が顔を見せてくれましたので、秋の清々しい空気の中でいのちの森づくりができました。校長先生の「自然を大切にしましょう。」、と挨拶を受けた後、宮原インストラクターから丁寧に植えてください、とアドバイスを受けました。その後、駆け足で植樹する新松木の杜へ移動して、木が一本も生えていない草地に幼木を植えました。砂地の穴に、「元気になってね」という言葉をかけながら、小さな命を大に託しました。

Pb032478  その後は楽しいお昼ご飯を食べました。事務局が用意してくれた温かいみそ汁をごちそうになり、青空レストランで腹いっぱい弁当を食べました。元気になってからは、小さな苗木が大きくなっている臼沢の森へ行こうと、と声があり、子供たちは「行くぞー」となって全員が頂上に向かいました。先生もインストラクターも子供たちのパワーに負けて、子供たちのリードで頂上にたどり着きました。

Pb032461 全員が下山してから、今日一日アドバイスをしてくれたインストラクターと事務局に皆さんにお礼をして帰路につきました。新松木の杜で植えている子供たちの声、昼食後に臼沢の森を登頂した子供たちの声は、未来をしっかり担ってくれるような気がしましたし、大人が元気をいたただきました。

 元気と希望を与えてくれた川崎市古川小学校の皆さんありがとうございました。

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2011年11月 2日 (水)

森と生きる日本の文化は子どもたちの心から

Pb022433 今日も霜が降りました。一日中秋晴れでしたが、風は南南東から吹いていました。臼沢の森を見ると秋色は昨日よりも鮮やかさが感じられました。

Pb023911  今日の午前中は冬支度に欠かせない食害防止のための鉄柵補強の準備をしました。午後は、みちくさ(遊働楽舎)の外壁にペンキを塗りました。午後になって、松井理事が明日の準備に駆けつけました。明日は小学三年生と保護者そして先生方の植樹祭です。この足尾の地から日本の未来に向けた森と生きる時代の主役が誕生することを祈りたいものです。

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2011年11月 1日 (火)

森からつかみ取ってほしい生命の大事さ

Pb013896  朝、目が覚めて外を見ると雨樋から滴が落ちていたので、霜が降りたようでした。室内の温度計を見ると1度でした。9時を過ぎると森びと広場の気温は12度に上がっていました。空は透き通った青空で、ヤシャブシの小枝ではホオジロがのんびりしているようでした。

 今日の午前中は3日の植樹祭用の黒土を運びました。3日は、川崎市の小学校教諭、児童と保護者の皆さんが、3年前にドングリから育てた苗木を持って足尾の大地に植樹します。当時1年生であった児童たちが3年生となって、足尾でその苗木を植えてくれることに感謝です。

Pb013905  昼に弁当を食べようと思ったら、大型バスがヘリポートにやってきて中学生たちが足尾研修をしていました。その様子を見て、3日に植樹する児童たちも中学生になったら足尾の森を想いだしてくれれば嬉しいなあー、と期待しつつ弁当を食べました。

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2011年10月31日 (月)

子孫を守る分かち合いと支え合い?

Pa312429 足尾・松木沢で霜が降った日にはまだ会っていませんが、早いもので明日から霜月です。森びと広場の苗床では幼木がやっと秋色らしくなってくれました。絆の森のウダイカンバ、コブシ、ヤマザクラの葉も秋色になってくれましたが、写真のように台風15号の豪雨によって絆の土が流され、根がむき出しになって精一杯に生きています。霜が降る前に植え替えをしようと、今日は植え替え場所の選定を松木の杜で行いました。

Pa222462 ウダイカンバは松木沢や阿蘇沢に生え、鹿や猿の害にあっていないので「遊働楽舎」(みちくさ)ベンチの脇に植えて、来年夏には木陰ができるようにします。コブシは春先に白い花を付けてくれるので、道から見えるところに植えることにします。

 松木の杜を歩いているとコナラの小枝にアブラムシとてんとう虫そして蟻が共同作業をしているようでした。蟻はアブラムシのお尻に口を近づけているので、尻から分泌される何かを吸っているようでした。てんとう虫もそのような感じがしました。アブラムシは蟻やてんとう虫から何を得ているのかは分かりませんが、共生している様子でした。

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2011年10月28日 (金)

私たちを夢中にさせる花や香り

Pa282412  何年間ぶりに薔薇の花の香りと鮮やかな色に魅せられました。薔薇を見に行ったというわけではありませんが、林野庁と来年の相談をするために日比谷公園を通り抜けていきました。この途中に薔薇が咲いていたので写真に撮りました。どうしてこんなに鮮やかな色と甘い香りを発するのか不思議ですが、公園を散歩する人々の目を惹きつけ、多くの人がカメラや絵の被写体にしていました。人を惹きつけるこの魅力は私には発現できません。

Pa282411 林野庁は先月から「ナラ枯れ調査強化月間」を設けて全国で調査をしています。年内にはその結果が発表されるようです。その結果にもよりますが、今日は、調査結果の今後に関しての話を伺ってきました。

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2011年10月25日 (火)

異端ランナーで走り続けましょう

Dscf4091 小林正秀さんから「ナラ枯れ被害半減」という新聞報道がメールで送られてきました。その記事は、日向市では4年前に初めてナラ枯れが確認され、防除対策をしたが効果が無く新たな防除策として幹をビニールで覆う手をうちました。その結果、枯死は昨年の20本に対して今年は8本、カシナガの侵入も同50本に対し22本と半減以下にとどまった、という記事でした。この指導をしているのが小林正秀さんです。

Dscf4126 小林さんは、今年5月発足させた炭による樹勢回復実証調査検討委員会のアドバイザーとして10月、会津森林管理署管内の調査地(国有林内)に立って樹勢回復調査を行ってくれました。彼は、毎木ごとの基礎データと調査地図も作成してくれました。来年の雪解け後には、ナラ枯れの誘因解明ができることを願っています。

Pa163721  上の写真は、私たちが森づくりをしている足尾・臼沢の森の西側にそびえ立つ山ですが、稜線左に生えている木はミズナラです。100年ほど前の亜硫酸ガスに耐えて生き抜いています。日本のナラ枯れも人間の知恵と汗を結集させい元気になることを祈っています。

2011年10月22日 (土)

やはり秋は収穫と味覚を連れてきました

Pa222485 足尾の秋色を見せてくれるのはまだ早いようです。でも収穫と味覚の秋は届いています。今日は、松木の畑で落花生、里芋とヤツガシラの茎、そして昨年の春に菌を植え付けた椎茸の収穫をしました。

Pa222459  落花生とイモの茎は乾燥させて来月6日に実施する「秋の感謝デー」で味覚を味わいます。椎茸は人間に顔ほどの大きさになり驚きました。椎茸菌の植え付け指導をしてくれましした白井さん、ありがとうございました。

Pa222453  椎茸は本日の舎人・松村さん、小川さんと分けてご馳走になります。椎茸は「秋の感謝デー」にもご馳走になれるようです。

 松木の杜ではエノキだけが秋色でした。エノキは小雨が降る中で黄色く輝いていました。今日の足尾・森びと広場は静かな一日でした。

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2011年10月20日 (木)

貴方の秋色はどんな色ですか?

Pa192444 足尾・臼沢の森も間もなく秋色一色になってくれることを願っています。でも今年の紅葉は秋色が鮮やかでない気がします。日光から足尾へ向かう途中のミズナラ、ヤマザクラ、車窓から見る広葉樹の葉を見ているとそのように感じます。ブログの写真は標高1300㍍付近のブナ、ミズナラ、ホウノキ、ヤマモミジですが秋色が寂しい感じがします。“森とも”の皆さんの秋色はどんな感じですか。

Pa192448  今日は、柳澤事務局、スタッフの松村さん、鎌田さん、柴田さんが腐葉土運搬をしてくれます。森づくりを進めている私たちは、10年~20年後の森のイメージを描きながら育樹活動をしています。この活動を継続していくためには、秋の紅葉の鮮やかさや新緑の新鮮さなどをイメージしていると育樹活動の楽しさが倍増します。やがてそれは足尾の森を訪れる“森とも”の皆さんにも自然の素晴らしさを見せてくれることでしょう。そんなことを考えながらの育樹・育苗活動しているとやり甲斐を感じます。

 今日は600袋の腐葉土(放射性物質含まない)を運びます。事務局、スタッフの皆さん有り難うございます。

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2011年10月17日 (月)

冬は動物たちとの知恵比べ

Pa162403  足尾のニホンジカの雄は毛の色が黒っぽくなり、冬を迎えて逞しくなっています。あちこちから雄鹿の雌を呼ぶ遠吠えが聞こえています。足尾には冬になると尾瀬の方から越冬のために鹿がやってきます。積雪が浅く禁漁区の足尾で安心して越冬するようです。冬の食べ物は枯れ草や小枝ですので、これからは食害防止が大切な作業です。

 昨日は、朝7時30分から3時間かけて臼沢の森の柵点検と柵補強作業をしました。一昨日の森づくり会場には目新しい鹿の糞が散乱していましたので、早速、鹿の侵入箇所を発見して柵の補強をしようということで、「遊働楽舎」オープン前の3時間に作業をしました。

Pa162413  侵入箇所は二か所発見しました。最大級の箇所は臼沢の頂上1075㍍程(写真)のところでした。柵の出入り口が鹿の侵入口になっていました。がっちりと針金で入口を塞ぎましたのでこれで安心です。ということは人間の勝手な安心感で、鹿やイノシシは色々と学び次から次へと侵入してきますので日頃のチェックが欠かせません。冬は動物たちとの知恵比べです。

 作業の合間に見えた景色は秋晴れを誘う前の精錬所跡地と霧がかかっている臼沢の森です。

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2011年10月15日 (土)

霧が舞う斜面で第26回足尾・ふるさとの森づくり

Pa152392  今日の森づくりでは天気が気になりましたが、NTTさんや百村さんたちが足尾に着く頃は雨が止んでくれました。その後も雨は気にならないほどで、第26回足尾・ふるさとの森づくりは怪我や事故もなく無事に終わりました。

 “森とも”17名はビニール袋に入った苗木を片手に持って、6年間で育った木々を見ながら530段の階段を登りきり、インストラクターからのアドバイスを受けて112本(ブナ、ミズナラ、ヤマザクラ、ヤマモミジ)の苗木にいのちの息吹を吹き込んでくれました。NTTコムウェア・ビリングソリューション㈱の皆さん、百村さんありがとうございました。

 Pa152399 今日の森づくりには済賀、小川事務局、岡安スタッフが手伝ってくれました。朝の準備から片づけまでやっていただきありがとうございました。2006年に植えた栗が実を付けていましたので、写真を撮った後に食べてみました。久しぶりの生栗は甘くてカリッとして美味しいものでした。

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2011年10月14日 (金)

除染にも炭のパワーを発揮してほしい!

Pa142383 足尾・松木沢の紅葉は昨年よりも遅い気がします。臼沢の木々よりも苗床のコナラ、クヌギ、ミズナラそしてブナが色づきましたが、高い臼沢の森の色づきは遅れています。明日はプライベート森づくりで、毎年植樹をしています「NTTコムウェア・ビリングソリューション㈱」の森づくりです。その準備でスタッフの森戸、松村宗、鎌田さんが黒土と腐葉土の荷揚げをやってくれました。昼食時の話によると、炭の効用は確かだよ、ということでした。柚子が実を付けなくなったのでその木の周囲に炭をまいたら、その柚子は翌年たくさんの実を付けた、ということでした。松村さんから甘いザクロの実をいただきました。

Dscf4046 10日は会津で炭まきをしましたが、衰弱しているコナラが元気になってほしいなあーと、昼休みは終わりました。ところで、炭まきをする前に主催者あいさつをしました小川眞先生の挨拶を紹介します。「遠くから大勢来ていただきありがとうございました。今日は皆さんに炭をまいてもらいますが、松枯れに炭をまいて元気になることは私が実証してきました。炭を地表にまくと仲良くしている根と菌が元気になります。炭をまくと根が出てきて菌もそこに寄ってきます。松とナラの仲間はキノコと仲良しです。菌と共生していていないと木は育ちません。

 ところで世界中で菌と仲良くしている木が弱って枯れています。どうしてかは不明ですが、地球上の自然環境がおかしくなっていることはたしかです。20年前頃からナラも枯れていますが打つ手がありません。できることがあったらやってみようということで、今日は炭をまくことにしました。炭をまくと1年で木は元気になります。木に虫が入ってきても抵抗してくれるのではないかと期待しています。また、キノコはセシウムを吸収してくれます。特定したキノコはセシウムを吸い込んでくれて、セイウムの流れを止めてくれます。森林の放射性物質の除汚は大変困難です。特に森が貯めている水が汚染されることは非常に危険です。このような時に、今日撒く炭の働きも実験してみようと考えています。今日の炭まきは社会的に大きな作業ですので、皆さんと良い汗をかきましょう」。

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2011年10月11日 (火)

“日本の森を元気にするいのちの森づくり”はじまる

Dscf4141  秋晴れの昨日(10日)、福島県大沼郡金山町の国有林には約120名の“森とも”が参集し、衰弱している森を元気にするために3㌧の粉炭がまかれました。

 開会式では、地元金山町町長・長谷川さんから歓迎のご挨拶を受け、会津森林管理署署長・梨本さんから活動を期待するご挨拶(流域管理調整官・藤原さん代読)を受けました。主催者を代表して「炭による樹勢回復実証調査検討委員会」副委員長・小川さん(大阪工業大学客員教授)が、炭まきの社会的意義が述べられました。

Dscf4072  参加者は、地元民宿「朝日屋」(栗木さん)が用意してくれたキノコ汁と持参した弁当を食べた後、約8500㎡の森に粉炭をまきました。森は傾斜40度もある所から平坦な所でしたが、調査木135本に400袋(一袋30㍑)の粉炭がまかれました。

Dscf4112  木は根、根は土がいのちです。根は土の中で菌根と共生して元気に育っていますが、現地の土の中では根と菌根との共生が殆んど見えません。ゆえに現地のコナラの葉は小さく、梢枯れ、幹には胴吹き(幹に小枝が多い)が多く見えています。この衰弱した森を元気にするために地表に炭をまき、炭の力で根と菌根との共生が盛んになることを期待した参加者は力強くも丁寧に炭をまいてくれました。

Dscf4095  この炭まきは地元の皆さんからのご協力と多くの“森とも”の皆さんの森と人のいのちを大切にする心によって支えられました。北は秋田県から南は神奈川県から参加してくれまた“森とも”の皆さん、万全な段取りをつくってくれました“森とも”強者の皆さんありがとうございます。元気になった森の観察会は来年の梅雨明けに実施します。(報告は後日、行います)

2011年10月 9日 (日)

自然との共生の必要性は災害から学ぶ

Dsc02594  昨日は快晴の中、プライベート森づくりとしてJREU横浜の皆さん33名は、足尾・臼沢の森に105本の植樹をしてくれました。11時に到着した一行はまず、開会式を行い、委員長の奥山さんは、「3月11日の大震災で人間は自然の猛威を思い知った。自然との共生の必要性を感じた。森づくりは植樹後の手入れが大事ですから継続してもらいたい」と述べていました。当委員会からは松井理事がお礼の挨拶を行い、その後、第4期インストラクターの石井昭浩さんから苗木の説明と植え方を丁寧に話してもらいました。

 参加者は530段の階段をゆっくり登りながら、この6年間で成長した樹木を見てもらいました。登り終えたあとは黒土運びを全員で行い、インストラクターの指導のもとで1本1本丁寧に4種105本を植樹しました。また、松木の杜では川崎森子インストラクターのアドバイスを受けて、4種(コナラ・クリ・クヌギ・トチノキ)15本を植樹しました。

 昼食は、腹ペコになった参加者が「ひぐらし亭」に座り、弁当とニラ玉味噌汁を食べました。閉会式では、木之下さんから「前回植えたところが上手く育っていない。草刈りにはぜひ来たい」「山(ここ)に来てふるさとを思い出す。若い人と楽しい森づくりをすすめたい」と抱負が延べられました。 森づくりのために陰に陽に汗を流してくれた実行委員の皆さん、お疲れ様でした。
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2011年10月 6日 (木)

廃村の地で学ぶ児童に引き継ぐいのちの森

Pa062392_3  今日の足尾は24度もあったそうです。15日のプライベート森づくり用穴掘りを済賀事務局、森戸、松村スタッフ3名行い、120穴を掘ってくれました。標高970㍍付近から松木沢を見ていると、大型バス2台の小学生が学んでいる様子が目に止まりました。旧松木村の祠まで歩いて説明を聞いている様子でした。私たちは祠まで歩いて勉強する様子があまりなかったので、その先生の心に感謝しました。

Pa062382_2  会津は雨が降ったり止んだりの日でした。今日は草刈りをしました。秋だというのに森の中は蚊が飛び交って、草刈りを休むと蚊を追い払うことに気が集中してしまい休んだ気になりません。

Pa062384_3  気晴らしに、昼食後にはヤマグリを拾ってみました。拾ってみると多くのヤマグリは虫に食べられていました。ドングリと同様に、実が熟した頃からは人と虫の競争が始まっているようです。宿から現場までの間は、秋蕎麦が実を熟し、ススキが白く柔らかい絨毯のように穂をなびかせ、森にはクロモジの実が熟していました。

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2011年10月 5日 (水)

会津・いのちの森づくりの素敵な出会い

Pa052391  今日も森にいます。福島県大沼郡金山町にある広葉樹の国有林の森にいます。この森に生きている樹木は元気があるもの、衰弱して悲鳴をあげて元気のないものが生きています。こんな樹木が日本各地の森をつくっています。

Pa052381  なんとかこの森を元気にせねばと炭の力を借りることにしています。私たちは今月10日、ここ金山町・沼沢湖近くの国有林内で「日本の森を元気にするいのちの森づくり」として、悲鳴をあげている樹木を元気にする実証調査を行います。

木は根、根は土がいのちです。私たちはこの樹木に生かされています。全ての生きもののいのちの源が森ですから、長生きできる幸せを後世に伝えるために衰弱している森を元気にしなければなりません。

今日はその最終準備で森に入っていますが、雨で仕事がはかどりませんでした。雨は一日中降っています。樹勢調査ができません。明日朝には雨が止んでほしいと願っています。

Pa052388 小さな田圃の稲穂は黄金色になってそれは自然の恵み色でした。この米からエタノールを製造して混合ガソリンとして車の燃料に利用にしている地産地消の循環型事業をしている全農バイオエタノール製造所から、籾殻炭を無償で提供するから取りに来ないか、というファックスがありました。

いのちの源の森を元気にする活動の出会いがありました。全農バイオエタノール製造所の皆さんありがとうございました。(写真は、雨の沼沢湖と御世話になっている朝日屋さん)

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2011年10月 3日 (月)

秋色前線のもとで額に汗かく気分の良さ

Pa032379 足尾は秋色前線が山頂に現れました。コオロギの合唱コンクールも静かになったようです。今日は、10時にJREU横浜の4名が森びと広場に到着。8日の森づくりに向けて臼沢の森の草刈りと穴掘りをしました。当日は40名の内35名が臼沢の森の最高地に登り、4種(ミズナラ・ブナ・ヤマモミジ・ヤマザクラ)・105本の幼木に命を吹き込みます。植樹場所は傾斜30度はある階段を530段を登りきったところで、約94.34平方メートルの所です。

Dscf8187 今日の気温は12、3度、風が強い中での作業となりました。草刈りは田岡スタッフが4月10日以来の草刈りをしてくれました。先輩は、久しぶりの臼沢での労働に「筋肉痛だ」と笑顔で言っていました。残りの3名で60穴を掘り、後は7日の前日準備で黒土・腐葉土の荷揚げとともに残りの45穴を掘ることにして本日の作業を終えました。

Dscf8186 参加者は臼沢の森を登り下りした際に、大きく育ったいのちの森を見て、この6年間の宮脇昭先生の指導のもとで森をつくってきたこと、その陰には地道に育樹・育苗活動をしてきた方がいるからだと実感していました。当日は、参加した皆さんもそんな気持ちになっていただけるように準備を万全していきます。(小林事務局長発)

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2011年10月 2日 (日)

やはり森づくりは心を育む?

Img_0273  JREU高崎の皆さん80名は530段の階段を登りきって、180本の若木を大地に植えました。松木の森では10数人が40本程の植樹をしました。参加者の中には「どうしてお金を払って木を植えるの」という疑問を持たれた方がいたようですが、97名の参加者は昼食後に始まった“森ともの集い”では笑顔が見えました。

 参加してくれた元教諭の女性は、“学校では足尾銅山での鉱毒事件を子どもたちに教えてきたが、この地を訪れたのが初めてです。谷中村跡地は訪れたがこの地に初めて立って恥ずかしさを感じました。改めて皆様の活動に感動しています。”という主旨の感想を述べていました。

Img_0278  この感想を聞きながら定年になっても自分の生き方を問い直す姿勢に学びました。子どもたちや若者に責任をもつ大人の言動に感激しました。怪我や事故もなく秋の森づくりは終わることができました。準備を進めてくれました高崎のスタッフの皆さん、森びと事務局の皆さんお疲れ様でした。

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2011年10月 1日 (土)

地道な森づくりがリスナーの心に木を植える?

Pa012367  今夜の「どくだみ荘」は冷えています。ラジオでは明日朝の冷え込みに注意予報を出していました。明日は、JREU高崎の森づくりが行われます。臼沢の森の最高地では柳澤事務局員の指導の基に穴掘り、黒土、腐葉土等を運んでいました。夕方5時頃になると西北の風が冷たく感じました。明日は、90名ほどの組合員・家族の皆さんと小さないのちに元気を吹き込みます。

Pa012369  午前中は「FM栃木」の取材を受けてきました。収録された内容は、来週月曜日(3日)から毎週月曜日に放送されるようです。番組名は「エコラジ」といいます。パーソナリティーの須賀由美子さんからは4週分の質問がされました。特に聞かれたことは、“山と心に木を植える”ということや“人の心を育む”とは、貴方にとって“森づくりとは”何ですか、ということでした。

 筆者は、23日の森づくりで会った松木村を離れなくてはならなかった旧松木村の子孫の皆さんの想い、現代では福島原発事故で郷土を離れなくてはならない福島県民の想いは共有し、その原因が一部人間の欲望の結果であることを話してきました。

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2011年9月30日 (金)

会津国有林内で樹勢調査はじまる

P9292309  私たちは9月27日、林野庁会津森林管理署と「多様な活動の森における市民参加のいのちの森づくり活動協定書」に調印しました。いよいよ本格的な炭による樹勢回復実証調査の始まりです。

P9292302  調査チームは28日~30日にかけて、会津金山町の国有林で調査のための測量調査等を実施しています。調査は宮下正次キャプテン(理事)をリーダーにして、森びとの強者達5名、山形県、福島県森びとファンクラブの仲間たちが行っています。

P9292303  チームは初年度の調査場所である5㌶の下草刈りと測量を行っています。下草刈りは二日間でほぼ終了し、本日は調査木をフィールドノートに書き入れる作業です。約300本の調査木の太さ、樹高、衰退状況などを測ってノートに記入していきます。

 10月10日(月)には、この地で「日本の森を元気にするいのちの森づくり」を開催し、元気のない森に粉炭をまきます。多くの皆さんの参加を呼びかけます。

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2011年9月26日 (月)

陰の汗と心に感謝します

P9242362  陰が嫌いで光だけを好む人がどこにもいるようですが、森づくりは陰の皆さんに支えられていることを忘れるわけにはいきません。今回の森づくりは東京や千葉から大型バスをチャーターして参加してくれました。台風12号前まではこれまで通り大型バスは森びと広場まで行けたのですが、今年はその道が豪雨で流されました。その後の台風15号によって迂回通路も路肩が危険な状態になり、危険個所間を中型バスや自家用車でピストン輸送しました。中型バスの運転手の皆さん、自家用車で便乗させてくれました皆さん、行き帰りの輸送にご協力くださってありがとうございました。

 P9222301 この迂回通路も22日朝の段階では土砂で埋まっていました。22日朝7時頃、筆者は土砂で埋まっていた道を発見、いつもお世話になっている砂利屋さんの渡良瀬商事さんへ救援の電話をしました。即、現場に入ってくれた渡良瀬商事さんが大型重機で溜まった土砂を片付けてくれました。

Dscf2073  また、秋風を感じる天気でしたのでなめこ汁の味はさらに秋を深めてくれました。ジャガイモ等の調理に使ったLPガスは足尾の神山ガス店さんの無料提供でした。その他、事前事後の準備をしてくれたスタッフ、サポーターの皆さんの汗が流されています。陰で支えてくれました皆さん、ありがとうございました。

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2011年9月24日 (土)

2500本の幼木を足尾の大地に植えました

Img_0519 秋分の日の23日、足尾に参集してくれた“森とも”の皆さん550名は、秋風に舞う赤とんぼと一緒に2509本の幼木に元気を吹き込みました。

530段の階段を登って植樹してくれた約150名の皆さん、新松木の杜には350名が大きな穴に小さな苗木を丁寧に植えてくれました。10時30分過ぎから始まった植樹は、13時頃には事故や怪我もなく、臼沢には819本(4種)、新松木には1690本(15種)の苗木を大地に植えることができました。

Dscf2099 昼食後の“森とも集い”では、旧松木村の子孫の星野さんたちの想いを聞き、参加者の皆さんからも森づくりの感想をいただきました。集いの最後は、幼木にいのちの息吹を吹き付けた“森とも”の皆さんへソプラノ歌手・雨谷麻世さんが「ボクにできること」(小学校・音楽教科書指定)等をプレゼントしました。Dscf2091 15時過ぎ、岩山が陰になって秋の日差しが消える頃には赤とんぼが森びと広場に舞いはじめました。その自然の演出の中で、“森とも”の皆さんは雨麻世さんのリードで「赤トンボ」と「故郷」を合唱しました。“森とも”のいのちと自然を大切にする声は、松木沢に吹く秋風にのって青空に届くような雰囲気でした。参加してくれました“森とも”の皆さん、短期間で完璧な準備をしてくれましたスタッフ、サポーターの皆さん“山と心に木を植えて”いただきありがとうございました。

Dscf2119 昨日は、岸井成格理事長は仕事で欠席しましたので参加者の皆さんへメッセージを伝えました。それは“第23回「足尾・ふるさとの森づくり」に参加された全ての皆様に心より歓迎と連帯の気持ちをお伝えします。今、世界的にも日本も「文明の岐路」に立ち、大きな「歴史的な転換期」を迎えています。価値観の転換(パラダイム)を迫られています。それは本当の「豊かさ」本当の「幸せ」とは何かの根源的な問いかけです。「3・11」の東日本大震災と福島第一原発事故(フクシマ)はそのことを私たちに突きつけました。

 「山と心に木を植えよう」を合言葉に歴史を学びながら地球温暖化のために植樹活動を始めました。この活動を通じて自然こそが私たちの命の源であり、文明の“ゆりかご”であり、その核心が「森」であることを心の底から思い知らされてきました。

豊かな森を守り、残すことが私たちの子や孫、未来を守る唯一の道です!ガンバリましょう!!“

以降、森づくりの報告を続けていきます。

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2011年9月21日 (水)

新たないのちを育むために準備は万全に

P9212301  台風一過を期待して今日の朝は、森びと広場に幕営する周辺を片づけました。10時になると大雨の中を駆けつけてくれたJREU大宮の福田さん、矢野さんそして東京ファンクラブ「武蔵会」の美濃さん。午前中はこの3人に森戸スタッフを加えて新松木の杜に植える苗木を穴に入れました。

今年から植樹する新松木の杜の面積は約2400㎡、草の根が密集して樹木が殆ど生えることができないこの地を重機で開墾し、“森とも”の丁寧な植樹によってこの地に新たないのちの森をつくります。私たちがドングリから育てたクヌギ、トチノキ、コナラ、ヤマボウシ、ウワミズザクラ、ミズナラの苗木を大地(穴)に置きました。

午後には注文した苗木が大雨の中を運ばれてきました。苗木を倉庫に入れて、本日の作業は切り上げました。時間が経つごとに豪雨になっていましたので、災害が起きないうちに皆さんには帰っていただきました。豪雨の中での植樹準備を手伝っていただきありがとうございました。

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2011年9月20日 (火)

「木は根、根は土」がいのちだから手を抜くことはできない

P9202295  台風15号の影響が足尾に雨を降らせています。今日は19張りのテントを足尾町からお借りして、森びと広場に運び込みました。午後は、臼沢の森に登り、重さ15㎏以上の黒土を運び上げました。雨が降り続く中、8人で110袋の黒土を植樹会場へ荷揚げすることができました。

 約40段の階段を一人20回程を登り降りしていると、微妙に階段の幅が気にかかります。こんな時は小幅な階段が登りやすいので、今後もこのような作業が続くことを考えて、荷揚げ終了時にはそのような声があがって一気に階段幅の修正が行われました。

P9202284  雨の中での作業でしたが、皆さんの声は猛暑よりも今日のような雨が良い、という声がありました。周囲の山にはガスがかかって、何とも言えない景色となり、山々は神秘的な雰囲気を私たちに与えてくれました。非常に辛い作業でしたが、皆さんの顔は充実しているようでした。今日は、JREU大宮の上唐湊さん、大山さんそしてインストラクター・太田さん、大塚さんが手伝ってくれました。皆さんお疲れ様でした。

準備は明日も続きますが、台風の進路とスピードが心配です。局地的・集中的豪雨の連続降雨ですので、自然の脅威には逆らわずに待つことにします。

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2011年9月19日 (月)

青空に響いた”森とも”の歓喜

P9183406  昨日の朝5時頃の雨雲を見ていたら台風の影響で一日雨が降るのかと思いました。しかし、7時頃、現場に到着すると雨雲が上がり、雲の合間から青空が見えてきました。昨日はJREU大宮の皆さんの森づくりが10時30分から実施されましたので、それ前に23日の森づくり準備をしました。無料提供されたフレコンに詰められた重さ1トン以上の黒土と堆肥を新松木の杜に運びました。

P9183416  EU大宮の森づくりには約70名が大型バスや自家用車で集まりました。開会式では森びとから高橋佳夫副理事長が歓迎のあいさつを行い、その後は森びとインストラクターが植樹指導を丁寧に行っていました。530段以上の階段を登った所が植樹会場です。まず皆さんは、重さ15㎏ある黒土や腐葉土40㍑袋をバケツリレー方式で植樹場所へ運び上げ、植樹準備が整ってから植え始めました。臼沢の森では160本の若木に元気を吹き込んでくれました。松木の杜では親子連れの皆さんが丁寧に若木のいのちに願を吹き付けているようでした。

P9182268  また、皆さんには23日に使用する300袋の黒土と腐葉土200袋の荷揚げを手伝っていただきました。EU大宮の皆さんは疲れも見せずに元気な声を出して、90袋の黒土を荷揚げしてくれました。EU大宮の皆さん、辛い荷揚げに協力していただきありがとうございました。

 昨日の森づくり準備には、埼玉県ファンクラブ・大塚さん、理事の石島さんが手伝いに来てくれました。

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2011年9月17日 (土)

生物社会は人の心を和ませる?

P9172253  久しぶりの雨でした。小雨での作業も連日の猛暑と比較するとこんなにも雨が心地よいとは思いませんでした。今日は、臼沢の森の穴掘りをしました。手伝いに来てくれたのは、事務局・仁平、スタッフ・鎌田そして東京ファンクラブ「武蔵会」の山崎さんの3名でした。午前から午後にかけて穴を158穴掘ることができました。作業前には、星野、森戸スタッフのベテランが掘った数を超してはいけないと話し、ともかく頑張ろうと小雨の中で穴を掘りました。植樹会場までは530段ほどの階段を登っていきますが、途中は樹木のトンネルをくぐっていきます。2009年植樹場に辿り着くと栗の実を付けている木を見えますが、そんな場では何となくホットします。

P9172255  穴を掘っている上段では、明日、オプション森づくりを実施するJREU大宮の皆さんが最終のチェク作業をしていました。皆さんは、夕方5時過ぎまで準備をしていましたので、仁平事務局と筆者も森びと広場周辺の草刈りを念入りにしました。今日も子狐が顔を出してくれ、みちくさを訪れた方やJREU大宮の皆さんのこころを和ましてくれました。

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2011年9月16日 (金)

雄鹿の遠吠え始まる?

P9163402  「どくだみ荘」を出発する6時45分頃、西の空を見ると月が見えました。朝の気温が18度でしたので、月は透き通った青空のもとで何かを囁いていたようでした。現場には7時到着、朝の作業は昨日運びきれなかった腐葉土を植樹場へ運びました。9時頃、スタッフの松村宗さんと小井土さんが現場に到着、二人は23日用の駐車場予定地の草刈りを開始しました。

P9162242  午後は、三人で駐車場の草刈りに集中しました。足尾ふるさとの森づくりに参加してくれる皆さんは、車利用が多いため念入りに草を刈りました。午後からは事務局の小川君が現場に到着、取水口の修理を行っていました。夕方になると雄鹿か雌鹿を呼び込む鳴き声が聴こえてきました。遠吠えのような声を聴くと、まもなく冬を迎えるのかと勘違いをするほどです。いのちの息づかいが身体で感じた今日でしたが、そんな事をおもっているとカミキリムシも作業小屋に飛んできてくれました。昆虫は越冬の準備を始めているようです。猛暑ですが朝夕の気温を感じ取ると動物や昆虫の動きは冬の準備をしているのかもしれません。

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2011年9月15日 (木)

砂地の松木へ腐葉土と堆肥を運びました

P9152237  「どくだみ荘」はラジオが情報源なので台風の進路がよく分かりません。来週23日の森づくりの天気が気にかかります。植樹に参加してくれる皆さんは400名を超えているそうですので、当日の天気は雨が降らないでほしいと願っています。

 今日は、朝は森戸さんが撒水、筆者が臼沢の階段周囲の草刈りでした。10時には松木の杜で使う腐葉土が400袋、事務局の柳澤さんが大型トラックで運んできました。その後のトラックは事務局スタッフ鎌田さん宅へ直行、鎌田さん夫妻が毎年作ってくれた堆肥を積んで足尾に運ぶためでした。その間、松木杜では腐葉土を植樹場へ軽トラで移動しました。

P9153391P9152230  軽トラを運転していても松木の草の中ではコオロギが精一杯鳴いていました。午後3時過ぎると35度もあった気温は20数度に下がり、作業がはかどりました。作業が終わった17時頃には、森びと広場に植えてある桜の葉の色が西日に秋色を輝かしていました。

 スタッフの鎌田さんご夫妻には毎年堆肥を作っていただき感謝しています。新松木の杜に植える苗木たちに元気を与えてくれることでしょう。

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2011年9月14日 (水)

いのち第一の科学技術開発に感謝です

P9142210_2  昨日はお騒がせしました。今日は現場復帰しました。昨日は、松井理事と小林事務局長は栃木県、日光市、足尾町、林野庁、国交省、警察や病院等の関係箇所に23日実施する森づくりに向けたあいさつまわりをしてきました。今日は、星野スタッフと森戸スタッフが臼沢の森用の穴掘りをしてくれました。30度を超す暑い中で穴を82掘ってくれました。さすがベテランの二人です。ありがとう

ございました。

 また、今日は「遊働楽舎」(みちくさ)に太陽光発電機が設置されました。午後になってスイッチをONにしてみると電流が流れてきました。試しにCDをかけて「山に向かい手」を聴いてみました。するとエンジンで発電していた時と同じ音量がスピーカーから流れてきました。新井満さんの歌声がみちくさ室内に響き、ほっとしました。満さんの歌を聴きながら、多くの皆さんに自然の恵みの有り難さを実感していただければと思いました。三井物産環境基金の皆様ありがとうございました。

 みちくさの屋根に二枚のパネルを設置しただけで、バッテリーを通じて電気が消費できる技術は素晴らしいと思いました。科学技術者の皆さんに感謝です。

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2011年9月13日 (火)

いのちを守るために蜂のひと刺しは当然

P9063289  草刈りをしていて蜂に刺されました。15分過ぎ頃には目の前が暗くなり、立っていられなくなりました。全身の力が抜けてしまい、横になって救急車を待ちました。刺した蜂はフタモンアシナガバチでした。先月にもこの蜂に刺されて治療をうけました。今は元通りになってブログを書けるようになりました。皆さん、蜂を甘くみないでくだい。

 23日の参加者が安全に植樹できるように、今日は森戸さんと筆者で階段や道の草刈りをしていたのですが、昼頃に蜂に刺されました。人間の都合で草を刈っては蜂もたまったものではありません。蜂の巣は住処、住処には大事な子どもたちが沢山生きていますのでそのいのちを守るのは働き蜂たちにとっての攻撃は当たり前でした。

 緊急手配をとってくれた岡安、磯崎さんありがとうございました。その後、一日入院の手配をしてくれました松井理事、小林事務局長お世話になりました。

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2011年9月12日 (月)

コオロギの鳴き声を肴に乾杯!

2011912  「どくだみ荘」からは満月の月が見えません。今日も暑い日でしたので中秋の名月を見ながら、小学生の頃の風習を思いだして純米酒を飲もうと準備しましたが、そうした気分を満月は裏切ってしまいました。一週間分の疲れを気分良く吹っ飛ばしてやることはできませんでした。けれどもコオロギや秋の虫の鳴き声を聴きながら、疲れをとりました。明日も頑張るぞ!

 今日も森戸スタッフは8時から作業開始です。本番では500段以上の階段を登って植樹する臼沢の森。その階段に生えている草を刈ってくれた森戸さんでした。また、今日はその上でプライベート森づくりを18日に実施するJREU大宮の組合員の皆さんが、穴を掘り階段を作ってくれました。一方、新松木の杜の植樹準備は終わりました。残す準備は、黒土と腐葉土等を現場に運び込むだけです。

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重機で穴を掘り起こすと鳥たちが近くに寄ってくる様子を見ていると作業の疲れは吹っ飛びます。

2011年9月11日 (日)

ここちよい汗が森づくりの感動を創りだす

Dscf2035  23日の足尾・ふるさとの森づくり準備作業集中日の最終日の今日も暑い日でした。今日は風を感じない日でしたので、高所の臼沢作業でも暑かったと言っていました。臼沢の森の植樹用穴掘りにはJREU東京の皆さん、千葉県と神奈川県ファンクラブの皆さん11名が集まってくれました。責任者・小林事務局長をリーダーにして本日は、272穴を掘ってくれました。皆さん、暑い中での作業お疲れ様でした。

Dscf2041 新松木の杜では、昨日に引き続いて柵の設置をしました。今日もスタッフの森戸さんと鎌田さんが技術力と責任感を持って作業を進めてくれました。午後には柵の入り口が完成し、周囲約400メートルの柵は設置されました。後は最終チェックを行って本番を待つばかりとなりました。柵設置にかかわってくれました皆さんありがとうございました。

 P9112199 今日は稲葉卓夫理事が朝早くから作業に就いてくれました。4日間も雨が降っていませんでしたので、稲葉理事には一日中苗床の撒水をやっていただきました。理事曰く、「一日中撒水していると、天から雨が降ってくれることに感謝できるね」。

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2011年9月10日 (土)

明日は心のふるさとを想い出す日に

2011910  今日も暑い日でした。気温は34.5度で風もなく、食欲もなくなる程の猛暑でした。猛暑だと作業もはかどりません。やっと大雨による新しい雨水の流れが止まりました。松木までの道が川になっていましたが、水が止まって道になっていました。

2011910_2 今日は集中作業日の2日目、埼玉県、千葉県ファンクラブ、スタッフの星野、白井さんが穴掘りに来てくれました。事務局・小川さんと共に掘った穴は175箇所でした。新松木では、森戸、鎌田スタッフによる柵作りの最終設置を行ってくれました。

P9103352  スチィール製の頭部にはトンボが整列して羽を休めていました。大きな目をくるくる回している様子を見ていると、秋風に会わせてリズムをとっているようでした。「赤トンボ」の歌詞もこんな様子を夕方に見て、嫁にいったねいやのことや桑の実を摘んだ頃の故郷を想いだしていたのかもしれません。明日は東日本大震災・原発事故から半年です。明日は、郷土を追われた福島県皆さん、自然の猛威に被災した皆さんの気持ちを改めて共有する日にしたいものです。

2011年9月 9日 (金)

お金に変えられない自然の恵み

P9092194  暑い先月に戻ったような今日は猛暑でした。でも朝はモズの鳴き声を聞きながら清々しい気分で仕事ができました。今日は、足利銀行日光支店の皆さん21名が松木沢の散策をしました。ガイドの足尾井戸端会議・山田さんが「遊働楽舎」(みつくさ)に皆さんを案内し、散策記念に植樹をしてくれました。利息が上がってお互いに嬉しい一時を待てるように、植樹した木はヤマボウシにしました。やがてヤマボウシの実でジャムを作って自然の恵みを味わって、それが利息に感じてもらえれば有り難いとヤマボウシにしました。足銀の皆さん植樹していただき有り難うございました。

P9093340 今日から集中作業日の始まりです。作業には、群馬県ファンクラブ・萩原さん、事務局・仁平、済賀、柳澤、スタッフ・森戸、鎌田、柴田さん6名で新松木の杜用の柵を設置しました。柵の設置は入り口を残すだけになりました。明日は臼沢の森の穴掘りです。

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P9093344 「どくだみ荘」で夜、一人で夕食を食べていると理事・稲葉さんが美味しい差し入れ届けてくれました。朝8時から夕方まで作業しているとさすがに疲れます。稲葉さんが届けてくれた豚肉で明日は元気もりもりです。稲葉さんごちそうさまでした

2011年9月 8日 (木)

自然の畏れを忘れない気持ちで秋を迎えよう

P9083332  久しぶりに夕焼けが見えました。明日も天気が良いようです。森びと広場に植えた桜の葉が日毎に紅くなっています。仕事を終えて木株に座ってその桜の葉を見ているといつものように秋が近づいていることを実感します。そう言えば朝夕の気温が先月と比較すると下がっています。周囲を見つめていると秋がそこまでと言う感じですが、今年はつい最近に大雨が降って土砂を流してきた山の恐ろしさを忘れるわけにはいきません。改めて自然の畏れを心にしまい込みました。今日は松井理事と仁平事務局が作業に来てくれました。

P9083336 また、今日はJRFU関東の穂積委員長以下10名の組合員の皆さんが草刈りに来てくれました。臼沢の森の一角に昨年植えられた苗木たちは、草を刈ってもらって秋の爽やかな風を受け気分が良さそうでした。JR貨物労組の皆さんありがとうございました。

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2011年9月 7日 (水)

松木村で生活していた村人を想い草を刈る

P9062156  今年から松木の杜づくりは「新松木の杜」となります。古河機械金属㈱のご厚意により松木の杜の東側に「新松木の杜」を育むことができました。新松木の杜には事務局とスタッフの皆さんで食害防止柵を設置しています。今年からは柵をスチール製のものにしました。理由は、昨年からイノシシが松木に出没しているので、柵を食いちぎられないようにするためであり、穴を掘って侵入できないようにするためです。

P9073321  今日も秋晴れのような天気でした。午前中は臼沢の枯れ草を片づけ、午後は新松木の杜の草刈りと穴掘りをしました。朝方はカケスの声で田舎の両親の顔を想い出し、午後の草刈りではカマキリの産卵を邪魔して頭を下げました。午後松木で作業をしているといつもよりも早く陽が当たらなくなりました。時計を見ると16時5分過ぎでした。いよいよ松木沢も秋だ、という実感をしました。道具を持って帰る途中、いつものキツネに会いました。元気で生きろよ!と声を掛けてやりました。今日は小川事務局員が大雨で流れが変わった取水口付近の工事をしていました。

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2011年9月 6日 (火)

清々しい風と青空は秋です

P9062167 20日ぶりの足尾は秋を感じさせてくれました。透き通った青空はどこまでも手をのばしても届かない空でした。気温は24度、西風が爽やかで松木の杜の木々、臼沢の木々は風に合わせて踊っているようでした。足元ではコオロギの仲間たちが遠慮がちに合唱をしていました。ヤシャブシでは出番の遅いツクツクボウシが恥ずかしそうに鳴いていました。

P9062166  ところが松木沢へ向かう道が大雨による濁流によって削られていました。6年以上も松木に通っていますが初めての出来事でした。右上の道を通って松木沢に向かいましたが、途中の道は水が流れて川のような部分もありました。想像もつかない大雨が襲ったようです。

P9062174 今日からは23日に開催する足尾・ふるさとの森づくりの準備作業です。今日は先月刈った枯れ草をまとめ、植樹用の穴を掘る場所の検討に入りました。今年の植樹会場は古河鉱業の製錬所跡が見える高所となりました。

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2011年9月 4日 (日)

森から学んだ次世代に残す日本人のこころ

P9032120  筆者は3日から4日まで会津大沼郡金山町で開催されたJREU森づくりサポーターゼミに出席してきました。足尾・ふるさとの森づくりをサポートしてくれる今年度のゼミには25名が受講しました。初日は7月下旬に局地的集中豪雨で被災した只見川の現場を視察し、濁流の脅威を実感しました。現地は濁流によって鉄橋や橋梁が破壊され、家屋が流された傷跡が生々しく残っていました。

P9042138  その後の座学では、東日本大震災と原発事故は私たちに何を発信しているのか、を討論学習しました。教材には『次世代への伝言』(宮脇昭・池田武邦共著)を使い、再び悲惨な歴史を繰り返さないために「自然の摂理を敬い、従うこと」等を学んできました。

P9042134  2日目はナラ枯れ現地に立って、生物社会と人間社会は基本的に「相同・同一(ホモロジー)」の関係であることを確かめました。ゼミを受講したサポーターは、今月23日に開催する第23回足尾・ふるさとの森づくりに参加する皆さんをしっかりサポートすることを誓い合っていました。サポーターの皆さん本番ではよろしくお願いします。

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2011年9月 1日 (木)

生活を脅かすナラ枯れ・・・フォーラム報告

Dscf0045  キャンパスフォーラム2011年in立命館での質疑討論で最初に発言してくれた方は安達弘さんでした。安達さんは前綾部市長の四方八州男さんから紹介して頂き、生活実態からナラ枯れを考えて欲しい、と話されました。

安達さんの発言を紹介(写真)します。「綾部市で50年間、製材の仕事をしている安達です。私は農機具の柄、鉋台、ドラム用のスティックとかを作っていますが、その材木の9割がカシノキです。これがカシナガの被害にあっています。

こりゃーどうしようもならん、こんなことしておったら日本のカシノキ、ナラ、クヌギ、シデなどが全滅するのか、と心配しました。綾部市役所に行って“なんとかならんのか”、と相談したが、答えは“どうにもしょうがない”ということでした。

 今まで木材は京都市北部、兵庫県北部から入れてきましたが、現在はここから木材を入れようとしてもそれはゼロに近い状況になっています。福井県小浜市はシデが多いので、そこから材を仕入れたら9割が虫の害にあっていた。ほんまに困っています。

 このまま放置していたら日本の森、山は針葉樹と竹藪にみななってしまうのではないか。シデ、カシ、ナラ、クヌギ等が被害にあって全滅するのではないか心配しています。ほんまに真剣に取り組まないと、若い人たちに豊かな森を引き継げないのではないか。ほんまにカシナガを退治して欲しい。」(発言の一部を短くまとめました。写真下:吉田神社のナラ枯れ)

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2011年8月30日 (火)

生物社会の掟に学ぶ森づくり

Photo  京都市で開催したフォーラムから10日間が経ちました。夏休みもあと1日を残すまでになり、間もなく9月を迎えます。国会では新しい総理大臣が本日決まる見通しです。どんな再生可能な自然エネルギー政策が打ち出されるのか楽しみです。

Photo_2  森を散策してみると、アオハダ、エゴノキ、ハクウンボク等の実が枝から垂れ、オオカメノキ、ナナカマド、コシアブラ等の実は初秋の光り受けて熟するのを待っています。これらは鹿や熊、鳥や虫の餌として、昔は私たち人間の食量となっていました。昨年豊作であったミズナラのドングリは、今年、見あたりません。

Photo_3  Photo_4 生物社会の掟は自然環境の変化によって個体は減少しますが、子孫は絶やしません。森に入って観察するとこのような事が実感できます。人間社会に取り入れるべきことが生物社会には沢山あるようです。まもなく9月、足尾と八幡平そして会津の森で“森とも”の皆さんと次世代に豊かないのち森を引き継げるように、楽しい汗を流していきましょう。

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2011年8月26日 (金)

誓い合った「宣言」は実現するためのもの

Dscf0058  再生可能な自然エネルギーを買い取る法案が本日、参議院で可決されるようです。その後菅首相の退任があるようです。菅首相は今月6日、広島市長の平和宣言を受けて「原発に依存しない社会をめざす」との考えを示しました。しかし、新聞、ラジオ、テレビ等の報道によると菅首相のその考えは次の政権では引き継がれないような気がします。本日可決される法案の行方が心配です。

 私たちは20日に開催したフォーラムで「森林を守り育てるためにも、再生可能な自然エネルギー政策らシフトすべきだ」と、宣言しました。そして、私たちは、“自然(森)の恵みを暮らしに活かす”社会を願って、日本の森を元気にしていくことを誓いました。(宣言文は下のファイルをクリックしてください)ここをダウンロード 

 誓ったことは合掌しているだけでは実現できませんので、そう願う地域の皆さんとスクラムを組んで府知事、県知事や市長に自然エネルギー施設の建設要求等について話し合っていければと思っています。社会を変える主人公は私たちですが、変えるには主人公が汗を流さなければならないと思っています。Dscf0081 (写真下は宣言を読み上げる小林敬さん)

2011年8月23日 (火)

山形県ファンクラブ、ナラ枯れ調査はじめる

Dscf0836 当委員会がフォーラムの準備で大忙しの8月18日、ナラ枯れの猛威で悩んでいる山形県内で「森びと山形県ファンクラブ」は、山形市からナラ枯れの現状を観察してきました。場所は山形市蔵王温泉近辺の山林で、14名の皆さんでナラ枯れの実態を観察してきました。

当日は雨模様でしたが、講師の山形公益の森づくり支援センターの白壁さん、山形市役所森林整備課の3名から現状の様子、そして対策などの説明を受けました。それによると、残念ながら山形県は全域でナラ枯れが広がっているとのことでした。そして対策は薬品注入ということでしたが、経費の問題もナラ枯れに追いつかないとも言われました。

 Dscf0830 終了後、参加者で意見交換をしたところ、山形市から参加した栃窪さんは、「私たちの住む山形市の近辺でこれほどナラ枯れ進行しているとは思わなかった。早くしっかりとした対策を取らなければ大変な状況に陥ってしまう」、と感想を述べていました。

Dscf0840 こうしたことからも、今後は森びと山形県ファンクラブの活動が注目されるし、その内容が問われていると思いました、当クラブでは、森びとプロジェクト委員会が計画している「炭による樹勢回復実証調査」に協力し、学んだ事を山形県内に活かしていきたいと考えています。

支援センター、山形市の皆さん、ナラ枯れ現地を案内して頂き有り難うございました。                                                   (山形県ファンクラブ代表・福澤発)

2011年8月22日 (月)

ナラ枯れ特効薬は、”人が森と生きていくために結集させる知恵と実践”

Dscf0061  20日、京都市・立命館大朱雀キャンパスに参集した森ともの皆さん200名は、ナラ枯れを防除し、自然(森)の恵みを暮らしに活かす社会を願って日本の森を元気にしていくことを誓い合いました。

Dscf0016  開会にあたって主催者の岸井成格理事長(NPO法人森びとプロジェクト委員会)、柴田晃立命館大客員教授の両氏は、文明と地球が岐路に立たされている現代に生きる私たちのやるべきことを討論してほしい、という主旨の提起を行いました。Dscf0021 来賓には、近畿中国森林管理局長・本村裕三氏のあいさつを代読した森林管理局計画部長・木暮甲吉氏、日本の森を元気にする議員連盟を代表して衆議院議員・山崎誠氏が出席され、ご挨拶を頂きました。また、フォーラムには、内閣官房副長官・福山哲郎氏、衆議院議員・奥村展三氏、京都市長・門川大作氏から祝電とメッセージが届きました。

 約4時間にわたる質疑・討論では、最初にナラ枯れの調査・研究をしてきた神戸市・細井直樹氏、東京都・村上幸一郎氏の両氏から活動報告がされ、それを受けて「ナラ枯れの特効薬は何か」を巡って討論が行われました。カシナガの駆除・防除等でナラ枯れ防止が行われていますが、討論では、ナラ枯れは日本各地に広がっている現状に鑑み、土壌汚染や環境汚染等の視点からも原因解明をしていくことが訴えられました。

 最後に「フォーラム宣言」案を採択して第4回「森と生きるキャンパスフォーラム2011in立命館」は幕を閉じました。その後、希望者で開催した懇親・交流会には約80名が出席、交流の中では座長・岸井成格理事長から提案のあった「炭による樹勢回復を関西でも実施しましょう」、の実施に向けた意見交換が進められていました。

Dscf0083  フォーラム成功は、立命館大学生の皆さん、府立大学生の皆さんたちの準備の賜物です。夏休みを返上した準備をしていただきありがとうございました。(フォーラムの報告は随時ブログで発信していきます。皆さんの感想、ご意見をお待ちしています)

2011年8月19日 (金)

ナラ枯れ特効薬は探せるか?目標は日本の森を元気にすることだ!

P8192128  本日は京都にいます。9時30分過ぎに小林正秀先生とドッキングして、明日の観察会会場の建勲神社ルートをチェックしました。昨日までの猛暑の勢いはなく、今日の京都は26度位でした。

P8192126  建勲神社入り口には「区民の誇りの木・シラカシ」にカシナガが穿孔しないように防除が行われていました。神社の鎮守の森に生えている樹木は比較的若いので、何故なのかあー、と話していましたら、多分、市民が送り火を見られるように伐ってしまったのだろう、ということになりました。その辺のことは明日、宮司・松原宏さんに聞いてみることにしました。

P8192137  チェック後は、小林先生の教室である府立大で学生達との調査成果の一部をみせていただきました。最初に見せてもらったのは捕獲した何十万匹のカシナガでした。この虫が弱ったナラ等に最後の攻撃をかけているという話を伺いました。明日は、第4回「森と生きるキャンパスフォーラム2011in立命館」の開催日です。現地で準備をしてくれました立命館大の学生の皆さん、府立大学生の皆さん明日の本番までよろしくお願いします。

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2011年8月15日 (月)

来月23日の森づくりをお楽しみに!

P8152120  今日は朝7時から草刈りをしました。場所は臼沢の森で30度ある傾斜の階段を約550段登ったとこです。天気は晴れ、松木沢から吹き上げる爽やかな風を受けながら2時間ほど草を刈りました。

傾斜地での草刈りなので足場をしっかり固定をして作業をすすめました。9月23日には、この地に2千本以上の苗木を植えていきます。

P8152116  階段を登っていく途中には、昨夜降った雨を葉に集めているカツラが元気な姿を見せ、その周辺にはイタチハギの小さな薄い紫色の花を付け、“秋はそこまで来ているよ”、と言っているようでした。

 P8152110 その後は下山して新松木の杜の草刈りをしましたが、30分もすると豪雨が降りだしました。作業を中止して私たちは「どくだみ荘」に戻り、濡れた身体をシャワーで洗い落としました。丁度昼食時間でしたので、栃木県名物?の「ニラ蕎麦」を作って食べました。

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2011年8月13日 (土)

ナラ枯れが30都府県・被害量は33万立方メートルとなった!

P8132094 昨日から高速道路渋滞や鉄道の乗車率報道を多く耳にしますが、今年は故郷へ向かう家族の皆さんの声や顔には故郷への想いが強く滲んでいる気がします。それは故郷へ返りたくとも返れない原発事故で避難生活を強いられている皆さん、自然の恵みで生活している牧場経営者や稲作生産者、漁業の皆さんの生活苦と生活不安が頭から離れないからでしょう。

P8132098  今日の毎日新聞には、林野庁発表の「ナラ枯れ被害量」が報道されていました。昨年度の被害量は対前年で1,4倍増加の約33万立方メートルでした。発生地は30都府県に拡大したそうです。このまま放置していると農漁業への悪影響、災害を引き起こすことになってしまいます。原発事故による被害を含めると、自然(森)を元気にする活動は緊急を要しますね。20日に開催する第4回「森と生きるキャンパスフォーラム2011in立命館」の討論が大変重要な意味をもちます。なお、林野庁は本年9月を「ナラ枯れ被害調査強化月間」に設定し、全国的な調査を実施するそうです。

P8132102 今日は気温30度を超す中で草刈りと階段作りをしました。どちらの作業も9月23日に開催する第23回足尾・ふるさとの森づくりに向けたものです。階段作りは事務局の小川君一人で完成させてくれました(階段名は「10B階段」です)。草刈りは臼沢の植樹会場用の場所を刈り払機で行いました。松木の杜のクリが小さな実を付けていました。

2011年8月10日 (水)

自然の恵みを暮らしに活かす時代は生活からはじまる

P8062067  猛暑日が続いていますが、暑いときこそ自然の恵みが実感できます。今日も足尾では炎天下の中で草刈りが行われています。鎌を振る手を休めると、松木沢から吹きあげてくる風が疲れをとってくれます。また、今日は日比谷公園を歩きましたが、コンクリートジャングルから吹きつける熱風よりも公園では3~4℃低い風に感謝することができました。

 P8062065 山手線の電車内では親子がスタンプラリーをやっていましたが、それを見て思ったことは、ラリーの途中でもいいから公園の森で自然の恵みを味わってほしい、と思いました。

P8062059 “みちくさ”をしてきた筆者の子供の頃の夏休みは様々な生きものに触れ合って、間接的に“いのち”を学んできました。今月6日に実施した「プレ・夏のみちくさ」で創作してくれた「森の妖精や神様?」を見ると、自然を敬うこころが滲んできます。今年は国際森林年ですから、意識して森の散策を楽しむことをお奨めしたい。(写真:「森の妖精と神様?」・自然の食材で昼食)

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2011年8月 8日 (月)

社会を変えるのは犠牲が伴う

P8073245  連日の雷と大雨の足尾です。午前中は晴れ、午後は雷雨という天気で植物(草)は元気で伸び放題です。2年から3年前に植えたブナやヤマザクラ、ヤマモミジなどの幼木はその勢いに負けています。    

先月下旬の3日間と今月6日~7日にかけてJREUの育樹ボランティアが行われました。延べ100名程の組合員の皆さんが臼沢の森に登り、幼木たちに元気を与えてくれました。皆さんは昼食を14時頃に遅らせる作業方法で一気に草を刈ってくれました。本当にありがとうございました。

P8073249 昼過ぎは雷雨のために鎌を持った作業は非常に危険なために、この作業方法は賢明でした。作業を終えた皆さんは、濡れた身体を拭いて水分を要求している身体に冷たい飲み物を補給していました。植樹をしながらの懇親会では、原発事故と自然エネルギー利用について話が弾んでいました。

6日の広島平和記念式典では、松井一実市長が「早急にエネルギー政策を見直す」ことを政府に求め、菅首相は「原発に依存しない社会を目指す」ことを表明しました。現代は“自然の恵みを暮らしに活かす”時代になりました。スローガンだけでは原発に依存しない社会は達成できません。私たちの生活の中で自然エネルギーの有り難さを感し、その意識を世界の“森とも”の力に発展させていくことなしには達成できないのではないでしょうか。JREUの懇親会を聞いてそんなことを思いました。

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2011年8月 3日 (水)

未来のほどほどな繁栄の基盤は生物(森)がつくりだす

P7122006  久しぶりに夏の日差しがあったとおもったら雨が降ってきた東京事務所です。雨が降るとコンクリートの熱風が吹かないので嬉しいのですが、夏ですから暑い日差しも恋しくなります。

 昨日は、“炭による樹勢回復実証調査”の具体的な方法を話し合いました。会議には調査チームの宮下キャプテン、仁平事務局、岡安スタッフそして検討委員会事務長・髙橋さんが出席し、9月に予定している調査方法を検討しました。

 会議では、300本以上のコナラやミズナラなどの樹勢を一本ずつ調査する方法は大変な作業ですが、土壌から梢までの調査をしっかりすることが調査の基本であることを肝に銘じて作業することにしました。

Photo  ナラ枯れの猛威は各地に拡がっています。林野庁をはじめ多くの森林関係者や市民・学生が様々な方法で駆除・防除していますがナラ枯れの特効薬になっていないようです。炭による樹勢回復実証調査は特効薬を求めていくのではありませんが、樹木の基礎体力を高める基盤は漢方薬(炭)でないのかを実証します。

「幾度かの激変を経験した地上の生物は、地下で豊かなエネルギー源となり、次のより高等な生物のために、豊かな繁栄の基盤を準備したが、人類は自然を破壊し、鉄とコンクリートの廃墟の山を造る」(7/29付け『日本農業新聞』・「四季」より)というように、豊かな繁栄の基盤を準備してくれた樹木(炭)の力でナラ枯れを救ってもらいたいと願っています。8月20日に開催する「第4回森と生きるキャンパスフォーラム2011in立命館」では、ナラ枯れ防止に汗を流している市民と学生たちそして学者・研究者の皆さんの英知で、未来のほどほどの繁栄の基盤を探りあてたいものです。

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2011年8月 1日 (月)

強風と暑さに負けない育樹をしました

Dscn9238  北東北は台風6号が通過後、夏らしくない涼しい日が続いています。そんな中の7月31日、みちのく事務所では7月17日に故・角岸さんの「追悼植樹」を行った樹木9本に(大きめの樹木8本としなやかな苗木1本)添え木を取り付けました。今日の八幡平の松尾鉱山跡地は雲が近くの山まで垂れこめて、今にも雨が降りそうな天気でしたが角岸さんが生前に心配していた雨は降りませんでした。  

参加してくれたのは泉山理事と息子さん、和山事務次長、スタッフの伊藤元貢さん、小﨑さん、佐藤敦君でした。この地は風が予想以上に強い場所なので背丈の高い樹木は根が落ち着くまでは補助(添え木)を付けないと風にあおられて、大地からの栄養を吸収できません。樹木の近くに2mの角材を打ち、横に角材を取り付けて樹木にはコモを巻き、麻ひもで角材に結びつけました。

Dscn9234  育樹はさわやかな天気の中で順調に進み、1時間弱で終わりました。その後は、これまでに植樹した場所の畝と畝の間の草を刈り払い機で刈り取りと畝の中の草取りを行いました。雑草も今が一番の生長期なのでススキやヨモギ、ヒメジョオンなどが我が物顔ではこびっていました。根がしっかりと張って抜けない草もあり大変でした。草刈りは全体の3分の一程度で終わってしまいましたので、残りは後日行うことにしました。

Dscn9230 また、新たな発見もありました。昨年植樹した樹木ですが、畝の周辺にアキグミを植えた場所には、ほとんど草が生えていませんでした。バークチップをくまなく撒いたことも要因としてはあるのでしょうか。これらを調査して今後も育樹活動に活かしていきたいと思います。

2011年7月30日 (土)

アジアの“森とも”に乾杯!

P7242040 本日(30日)、ベトナム留学生のチャン トゥ チャンからメールが届きました。彼女は今年から5年間、日本でホームスティしながら日本語や文化を学ぶそうです。彼女は24日に開催した「夏の感謝デー」に参加してくれました。メールはそのお礼でした。

P7242052 「今回の「夏の感謝デー」の活動に参加させていただいて、誠に有難うございました。登山をしてからの下草刈りは初めてなので少し疲れましたが、楽しかったです。皆さんと共に頑張ってやり抜きました。森がある山も森がない山も見ることができ、そして足尾の自然のビデオをも観て、自然の素晴らしさと大切さを知ることができました。今回の活動はいい体験になりました。他の森びとの活動にも参加したいと思います。もしよかったら参加させてください。どうぞ宜しくお願い致します。では、失礼致します。チャンより」。ご一緒してくれました上さまありがとうございました。

P7292045  ベトナムには行ったことありませんが、動画や写真で村の様子を見ていると日本の生活と似ているなあーと思います。主食の米は水田稲作で、おかずは魚と野菜が中心という生活を見ていると身近に感じます。しかし、顔には出しませんが、米軍からの侵略という残虐で悲惨な戦争の歴史を忘れない心を持っています。これからは出会いを大切にして、アジアの“森とも”を歓迎しましょう。

2011年7月28日 (木)

ツキノワグマが心配だ?

P7283194  雨が降ってくれるのは感謝しなければなりませんが、降りすぎるのは困ったものです。こんな人間の都合だけを言いたくなる今日の足尾は雨でした。昼は降ったり止んだりでしたが夕方からブログを更新している現在(20時過ぎ)まで雨が降っています。

 今日は磯崎さんが30日の森づくり用苗木を運んでくれました。その後の彼は臼沢の森に登り、JREU東京の森の育樹をしていました。降りてきた磯崎さんからは、「臼沢の森にクマが入って蟻なめをした跡があったよ」、と報告がありました。松木沢の杜の草刈りは本日で全て終わりましたが、草を刈っていくとクマが蟻なめをした跡が何カ所もありました。イノシシは腐葉土が残っている苗木の土を鼻で小さな穴を掘ってミミズを探していますが、クマの蟻なめは大きな石も剥がします。6年間の森づくりで初めての出来事ですが、嬉しいのことなのか人間には分からない自然の異変が起きているのか心配です。そなことを考えて外を見たらキツネが顔を出しくれました。よーく見ると子キツネらしく雨で毛が濡れて寒そうでした。何か語りかけているようでしたが分かりませんでした。

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2011年7月27日 (水)

9/23・足尾の森づくり準備はじめる

P7253153  今日(26日)も朝から爽やかな風が吹いていた足尾・松木の杜でした。3年前から植樹している旧松木村跡地の木々は、太陽の光りを精一杯浴びて爽やかな風のリズムで鼻歌を歌っているようでした。

P7262030  そんな中で今日は9月23日に開催する「第23回足尾・ふるさとの森づくり」の新松木の杜会場づくりをしました。銅の製錬過程で流出した亜硫酸ガスで明治時代後半に廃村となった松木村の跡地で開墾していると、赤土や黒土が重機で掘り出され度に100年以上前の畑で耕されていた土の様な感じがしました。この地には2年前に旧松木村で生産していた養蚕用の桑を植えましたが、3年目に入ってやっと桑の根はこの地に根付いたようで、元気な葉を風になびかせていました。

P7253151  今年の森づくりは、「自然(森)の恵みを暮らしに活かす時代がやってきた」をテーマにして臼沢の森と松木の杜に5000本の苗木を植えていきたいと計画しています。

P7253174  すでに案内しましたが、今年の森づくりには旧松木村で生活していた村民の子孫方々を招待していく準備をしています。子孫の方々から、旧松木村の村人が自然を暮らしに活かしていた話が聞きたいと願っています。ある子孫のは、廃村に追い込まれたお祖父さんが村人を募って東京にいた田中正造に相談に行ったが、会えなかったという話をしていました。自然の恵みを頼りにした村人の暮らしは、東日本大震災と原発事故に遭った私たちに何かヒントを教えてくれるのではないでしょうか。

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2011年7月26日 (火)

雲上の角岸さんへ“森びと”の志を届けました

Cimg0436  7月17日、森びとプロジェクト委員会みちのく事務所は4月22日にお亡くなりになられた角岸所長を偲んで追悼植樹を行いました。植樹にはみちのく事務所のスタッフ、東京事務所スタッフ総勢35名が参加しました。6月に予定されていた「第9回八幡平ふるさとの森づくり」は東日本大震災の影響で中止となりました。ベッドの上の角岸所長は生前に「今年は植樹ができないなあー」と残念な思いをしていたことや「花の咲く木を八幡平の地に植えたい」との願いを無駄にしてはいけない追悼植樹は行われました。

Cimg0420 参加者はヤマザクラ、ヤマボウシ、マンサクなどの木を一人ひとり思いを込めて植樹しました。植樹終了後には参加者全員でこれまで植樹した小さな森を見て、極酸性の土地でありながらもこれまでの土壌改良の成果もあって幼木が育って若木に生長している森に感動しました。

 Cimg0453 盛岡市に戻った後の追悼式には角岸夫人も出席され、植樹した私たちへお礼の言葉が述べられました。追悼では参加者全員とはなりませんでしたが、角岸所長の人柄や志を語り合いました。思い出を語るうちに涙する参加者もおりました。角岸所長が創ってきたものは大きく、とにかく自分よりも周りの仲間を大事にしてきたということも語られていました。追悼式の終わりには、植樹の写真と岸井理事長の書「山と心に木を植える」と参加者全員が署名した額を角岸夫人に贈りました。

Cimg0417 これからも角岸所長の志をしっかりと受け継いで“山と心に木を植える”本物の森づくりをおこなっていきます。追悼植樹の苗木を提供してくれました皆さん、ありがとうございました。

(みちのく事務所 佐藤 敦)

2011年7月24日 (日)

若木に元気を与えると笑顔が返ってくる

P7242055  自然(森)ら感謝する日を開きました。集まっくれた“森とも”の皆さんは40名は、千葉県銚子市から車で駆けつけてくれた皆さん、初めて訪れてくれた小田さん、久しぶりに来てくれた女性二人、ベトナムから留学している学生とその彼女を応援している上さん(NPO法人アジアの新しい風)、そして森びとインストラクターの皆さん、JREUの組合員の皆さんでした。

P7242052  ボランティァは2009年に植えた植樹会場の草刈りでした。皆さんは臼沢の森入り口で立ち止まり、6年前に植えた幼木の生長の素晴らしさを実感しました。60年前に草の種を蒔いた対岸の岩場と、6年前に植えた幼木を3年間の育樹がいのちの森に生長する現実を目の当たりにして、今日の作業の大切さを改めて実感しました。

P7242040 草刈り後はそれぞれ持参した弁当を囲んで、新潟の地ビールや房総のサンマの丸干し、松木沢で取れた新ジャガをいただきました。沢風の清々しさを受けてテントに集った皆さんは、自己紹介と原発に対するメッセージを寄せてくれました。

P7242023  帰り際には「みちくさ」に寄って頂き、改めて足尾の然素晴らしさをDVDで観て頂きました。新潟の地ビールを提供してくれました小黒さんありがとうございました。サンマの丸干しを提供してくれました相川さんありがとうございました。交流会に参加せずに今月30日に森づりを実施する準備をしていたJREU八王子の皆さんお疲れ様でした。

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2011年7月22日 (金)

爽やかな“緑の風”に感謝でした

P7223124  今日も涼しく爽やかな緑の風が心地よい一日でした。臼沢の草を刈ってくれたJREUの皆さんも標高970㍍付近で自然の恵みを感じたそうです。日頃はアスファルトやコンクリートから吹き付ける熱風を感じていた皆さんは、沢から吹き上げる爽やかな風を肌にしっかり染み込ませていたと言います。

P7222004  300段以上の階段を上り下りするのは辛いということで今日の作業は13時過ぎまで一気に草を刈りました。下山した後は、松村宗雄スタッフ手作りの「ひぐらし亭」(仮称)で昼食を摂りながら6年間の森づくりを振り返っていただきました。草刈りは2010年植樹会場の三分の二を刈ることができました。組合員の皆さんありがとうございました。

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2011年7月21日 (木)

台風一過の清々しいひととき

P7211989  台風一過の足尾の夕方は清々しい感じがしました。明日からJREUの組合員10数名が3日間、草刈りを手伝ってくれます。草刈りは、いのちの森に生長した森のトンネルをくぐって階段を登り、昨年植えた若木の周りで行われます。今日は、明日からは暑い日が続くという天気予報ですので水や薬のチェックをしました。

 P7213111 松木の杜の見回りをすると若い鹿が杜に入っていました。点検してみると西側の防護ネットが草の勢いで持ち上がり、その部分が食いちぎられていました。鹿はここから入って出るに出られずの状態であったので、ネットを開けて追い出しました。2頭を追い出すのに一時間もかかってしまいました。

 夕方6時40分頃でも明るく、西を見ると西日に草が輝いていました。反対側を見るとトンボが涼しい沢風にのって高いところを飛んでいました。気温は28度もありましたが、涼しく気持ちがよい夕方でした。

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2011年7月20日 (水)

復興の原点は“森と生きる”ための実行力だ

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 幼稚園から小学校そして家庭に拡がっている緑のカーテン。涼しさと美しさそして美味しさを甘受している私たち。足尾で草刈りなど育樹・育苗作業をやっていても、松木沢から吹き上げる緑の風の爽やかさ、ネジバナやビロウドモウズイカの美しさそして小鳥や蝉の合唱に癒されています。立ち止まって感じてみると自然の恵みに感謝しようとする気持ちになるから自然の力は不思議です。

P7200081  緑のカーテンの涼しさや沢風の爽やかさを感じると、電気と便利な機械に頼った涼しさや爽やかさは自分で望んだのだろうか、と思ってしまう。少ない給料で無理してクーラーを買ったことを笑ってしまいます。一昨年の夏、森びと親子自然教室で森に入りました。入る前の駐車場の気温と森に入った時の気温を子どもたちと測ってみたら、その差が5度もありました。森がどんなに涼しさをつくっているのかを子どもたちと感じました。自然(森)の恵みを暮らしに活かす時代は生活の中から作りだせるようです。“自然のエネルギーに頼る社会”は生活の中から実行し、そのことによって変わる意識が社会を動かす気がします。

P9250830  8月20日に京都市で開催する「キャンパスフォーラム2011in立命館」も、9月23日に開催する第23回足尾ふるさとの森づくりでも、参加者の皆さんと“自然(森)の恵みを暮らしに活かす時代の創造”を語り合いたいと願っています。

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2011年7月15日 (金)

自然(森)の恵みを暮らしに活かす時代到来?

P7093053  福島原発から80㎞以上も離れた農地で刈り取られていた稲藁に基準値を超えたセシウムが含まれていたことが分かりました。この稲藁を食べた牛の肉にも基準値を超えたセシウムが含まれていました。このような報道を聴くと放射能の恐ろしさが増すばかりで、原子力に頼らない未来社会の構築ますます重要になっているようです。その前提は森と海が元気になっていることではないでしょうか。

P7083020  今日は、来月20日に京都市・立命館大朱雀キャンパスで開催する第4回「森と生きるキャンパスフォーラム2011in立命館」の準備をしました。今日の現地の準備は小林正秀さん(京都府立大特別講師)に絶大なアドバイスと呼びかけを手伝って頂きました。

 酷暑が続く足尾では昨日、スタッフの鎌田孝男さんご夫妻が作ってくれた土のう袋入り堆肥を今市市から足尾町に運びました。昨日は土のう袋600袋中480袋をトラックに乗せて運び出しました。鎌田さんご夫妻には美味しい昼食まで用意して頂き、ありがとうございました。済賀事務局次長、柳澤事務局、森戸スタッフお疲れ様でした。臼沢の森ではナツツバキの白い花が咲きました。

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2011年7月12日 (火)

ナラ枯れの原因は虫だけでなく素因・主因・誘因から解明する

P7111985  いよいよナラ枯れ等の広葉樹枯れの原因解明に向けた炭による樹勢回復実証調査が動き出しました。昨日から今日にかけて当会は、福島県大沼群金山町内の会津森林管理所内のナラ枯れ状況を観察しました。会津森林管理署・梨本署長はじめとした職員の皆さんの丁寧な案内を受けて、カシナガが蠢く11日~12日にかけて観察してきました。

P7122019  観察には、菌根の調査・小川眞先生、土壌分解動物調査・青木淳一先生、汚染物質調査・大森禎子先生、カシナガ調査・小林正秀先生、微生物調査・栗栖敏浩先生、衆議院議員・山崎誠さん、千葉県、茨城県、福島県の樹木医3名が参加してくれました。秋の本調査に向けた観察会では、幹・枝・葉そして土壌の質などを綿密にチェックできる環境の有無を見て回ることができました。

P7122009  観察の結果、既にカシナガが穿孔しているコナラ、穿孔跡のコナラ、穿孔前に樹液をだしているコナラなどが生存していることが分かりました。これらの衰弱しているナラ枯れの原因解明とその防止策を虫だけに限定せずに、他の誘因があるのではなてかとということを解明することが大変な意義であることを実感しました。会津森林管理署の皆さん、福島県森林研究センターの皆さんそして前段の準備をしてくれました森びと福島県ファンクラブの皆さんありがとうございました。

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2011年7月10日 (日)

土が元気になっている指標のひとつがネジバナ?

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 昨日は関東地方でも梅雨が明けました。一昨日に続いて今日も30度を超す猛暑でした。それも午前中だけで、午後は夕方まで雷雨でした。久しぶりの雷雨で午後の仕事は1時間程が限度でしたので、遊働楽舎でみちくさをしました。

P7101983  昨日から今日にかけての作業は草刈りでした。草を刈ると草の陰で涼んでいる蝶やバッタがびっくりして飛び出したり、にわか雨が止んだ後にはアキアカネが群れをなして乱舞していました。松木にの草地に木を植える前はネジバナ、セイヨウノコギリは目立ちませんでした。ところが植樹のために草地を掘り起して酸素や水を通しやすくし、黒土や腐葉土、炭等を草地に混ぜてきたところ、ネジバナ、セイヨウノコギリが目立つようになっています。

P7103071 植物の本によるとネジバナは菌根を増やして、セイヨウノコギリはそうした圏を形成していくようです。菌根が増えることによって植物の毛根と菌根との共生が始まって互いに元気になっていくようです。なんと植物は菌と共生して、そのことによって全ての生きもののいのちを育んでいるようです。弱肉強食の人間社会は生物社会から学ぶことが沢山あるようです。雷雨が止まないのでコーヒーを飲みながらこのようなことを学びました。

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2011年7月 8日 (金)

森(自然)と生きている実生活を目の当たりにしました

P7082983  今日は暑い日でした。ラジオのニュースでは西日本から東海地方まで梅雨が空けました。足尾も気温が30度を超して梅雨が空けたのではないのか、という猛暑日でした。そんなわけで昼にはミイミイゼミが鳴き、午後4時過ぎにはヒグラシが鳴きました。松木の杜の草刈りをしているとホタルブクロ、ネジバナ、ビロウドモウズイカがきれいな花を咲かせ、夏のエネルギーを一杯受けていました。

P7083030  苗床のポット苗も水分が蒸発していましたので森戸さんが撒水しました。筆者と鎌田さんは松木の杜の草刈り、松村宗さんは畑でじゃがいも収穫しました。作業後には鎌田さん、森戸さんそして筆者は新ジャガを少々いただきました。筆者はポテトサラダを作っていただきました。松村宗さんありがとうございました。

 P7082986 サラダにソーセージを入れるので買い物に行ったら、何時も御世話になっている店のおばさんがサルが店の戸を開けて店には入って物を盗んでいった、と言いました。店にはバナナ、マンゴ等の果物、トマト、ニンジン等の野菜等が並べられていますが、足尾のサルはある野菜を必ず2つ抱えて盗んでいくと言っていました。さて、それはどんな野菜でしょうか。私もその話を聞いてなるほどと思いました。

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2011年7月 6日 (水)

ナラ枯れ防止!市民・学生の英知を結集させて

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もう半年以上の事ですので記憶にない方が多いと思いますが、今年1月13日、私たち岸井理事長一同は林野庁皆川芳嗣長官を訪問しました。目的は、新年のご挨拶と昨年秋に開催した「キャンパスフォーラム2010in慶応」宣言を反映させた「日本の森を元気にする緊急提言書」を長官に手渡すためでした。この要望書は、1、ナラ枯れの原因解明とその対策を緊急に実施してください。(1)政府は、多面的な視点から研究者と市民を総結集し、緊急な原因究明とその対策を実施してください。(2)ナラ枯れ調査は地方自治体や森林管理署などの報告に基づくものでなく、ヘリコプター又は衛星等による全国調査を早急に行ってください。その結果は国民に明らかにしてください、というものでした。

Photo_2 林野庁によりますと、「今年度については、近年の被害の拡大傾向や市民による森づくりへの関心の高まりに鑑み、9月をナラ枯れ被害調査強化月間に設定し、関係都道府県等に協力頂きながら、全国一斉に被害調査を進める予定です。具体的には、地域の実情に応じて民有林と国有林の連携をとりつつ、地上からの遠望による一斉調査などを推進するとともに、可能であれば防災ヘリを活用した上空からの調査なども検討していただくこととしています。なお、年内に被害状況(速報値)をとりまとめる予定です」、という方向が検討されているようです。

S108cddsc07246 8月20日に開催予定の第4回「森と生きるキャンパスフォーラム2011in立命館」は京都市で実施します。薬剤散布など様々な防止策が行われていますがナラ枯れは拡大するばかりです。よって今回のフォーラムではナラ枯れ防止に取り組んでいる京都市、京都市民と学生たちとの討論を深めてナラ枯れを食い止めることができるように願っています。

2011年7月 4日 (月)

“森とエネルギー”そして“いのち”を考える森づくりを

P6252891  昨日は第2回理事会が開催されました。理事は8名中1名(委任状)の欠席で、会議では今年度後半の事業の執行に関して審議しました。特に、8月20日に開催する第4回「森と生きるキャンパスフォーラム2011in立命館」は京都府で猛威を振るっているナラ枯れに対して市民や学生達と討論を深め、その原因と対策を探っていくフォーラムを創っていくことにしました。また、9月23日に延期した足尾・ふるさとの森づくりでは、原発事故で栃木県や群馬県に避難している福島県の皆さん、足尾製錬所から流された亜硫酸ガスで廃村に追いやられた旧松木村の皆さんを招待していくことにしました。そして森づくりを通じて森とエネルギー、村人の生活と森の関わり等について学んでいくことにしました。

P6252901  猛暑日が続いていますが足尾・臼沢の森ではエゴノキの白い花が咲き、ナツツバキのつぼみも膨らみ間もなく白い花を見せてくれるでしょう。足尾の苗床では今日も森戸、鎌田スタッフが草取りをしてくれました。

2011年7月 1日 (金)

自然を畏れ敬う文化には先祖の大切ないのちが犠牲となっている

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 今日は平成23年度文の京講座「啄木学級」(主催:盛岡市)が東京都文京区で開かれ、当会の岸井成格理事長の講演と対談が行われました。岸井理事長は、「啄木の時代が来た~この大震災が我々に教えてくれたこと~」と題して講演をしました。その後の対談では、石川啄木記念館学芸員・山本玲子さんと大震災に遭った私たちは20世紀の文明を問うて検証して、啄木のエッセイから未来社会を導きだしてくれました。講演で岸井理事長は、自然の圧倒的な力、非情さを想定してこなかった私たちは人間のその傲慢さを認め、森に生かされていることを再認識して自然と向き合っていかなければならないことを訴えていました。

P7011931  その自然の圧倒的な力を認めながら自然とともに生きていくための知恵を震災復興に活かしていかなければなりません。昨日、私たちは「日本の森を元気にする議員連盟」の第3回勉強会に出席してきました。勉強会では宮脇昭先生が復興会議へ提言した森づくり提言を実現するために、提言のヒヤリングを環境省、林野庁の出席を求めて行われました。

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2011年6月30日 (木)

足尾のハゲ山に向かいて学ぶ生徒たち

P6092018  今月26日、東京事務所に感想文が送られてきました。封筒には栃木県にある高根沢町立北高根沢中学校と書かれ、石川幸夫校長名で足尾体験のお礼文と生徒の皆さんの感想文が入っていました。

P9240775  中学校の皆さんとは今月9日、「足尾まるごと井戸端会議ガイド」の山田さんと一緒に出会いました。生徒の皆さんには私たちが育んでいるふるさとの木によるいのちの森づくりの話をさせて頂きました。感想文はその時のものでした。一部を紹介すると、「ハゲ山が特に印象に残っています。鉱毒事件により緑がなくなってしまい何もない山となってしまったと聞いて大変な思いをしたのだと思いました。みんなで協力をして木を植えてひとつひとつの木を大事にしている姿が見えました。私も緑を大切にしたいと思います。」(Iさん)、「高橋さんが言った五年後には元に戻る山もあるけど、50年経っても戻らない山があると言った言葉が印象に残っています。」(Kさん)と書かれていました。第1学年主任の斎藤信之先生、感想文を書いてくれた生徒の皆さんありがとうございました。若い“森とも”に出会って感謝しています。

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2011年6月28日 (火)

梅雨の合間に株分け(苗分け)を行う

Dscn8559_2  北東北も6月21日梅雨入りしました。平年よりも1週間遅い梅雨入りです。そんな中、みちのく事務所では6月25日岩手県民の森で2011年度の株分け(苗分け)を行いました。当日は、これまでの森づくりでは珍しく、降水確率0%で暑くもなく寒くもない梅雨の合間の中、絶好の株分け日和となりました。参加してくれたのはJREU仙台、秋田、盛岡の皆さん128名でした。

 12時過ぎから開会式を行い、冒頭、4月22日に病で急逝した角岸幸三みちのく事務所所長のご冥福を祈り、全員で黙祷を捧げ、皆さんで目的半ばに倒れた角岸所長の森づくりの想いを引き継いで、いくことを誓い合いました。

Dscn8561_2  株分けは昼食後からはじめました。その後、トチノキ、ミズナラ・コナラ・カシワの幼木を丁寧に分け、その後、ブナとプランターに蒔いたヤマザクラの株分けを行いました。株分けの個数はトチが639ポットで発芽率は55.8%、ミズナラなどのドングリは8690ポットで63.7%でした。ブナは136ポット、ヤマザクラは584ポットでした。合計10049ポットで、クリは小動物による壊滅的な被害を受けました。これからもしっかりと食害対策を行うと共に、株分けしたポットについても育苗活動などスタッフが中心となって管理をしていきます。最後に閉会式を行い田中副所長からお礼の言葉が述べられ、記念撮影をして解散しました。

 参加してくれたJREUの皆さん、OB会の皆さん、そして準備や株分けポットの搬送、後片付けに協力してくれたJREU盛岡の皆さん!本当に有り難うございました。

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2011年6月27日 (月)

人も虫も森守りびと?

P6271923  雨が降った後は夏日、そしてまた雨が降るという日々が続くと草の生長が目に見えるようです。反面、その草地に昨年植えた幼木は根がしっかりしていないために生長が鈍いようです。また、ノウサギやニホンジカに葉を食べられたツバキは必死に太陽からのエネルギーを必要としています。

P6271914  今日は松木の杜の草刈りとヤマブキを47本植えました。植えたヤマブキの周りの草を刈り、ツバキの周りの草を刈りました。草を刈っていると、今年の早春に全ての葉を食べられてしまったツバキが若葉を付けていました。葉を食べられてしまったので「全滅か?」と心配していましたが、枯れた枝元からは鮮やかな黄緑色の若葉を見せてくれました。

P6271917  今年はビロウドモウズイカというハーブ系が元気に成長しています。その数も多く、草を刈ってやるとグングンと葉を大きく広げ、花芽を天に伸ばしています。1㍍以上に生長しています。今年は多くの黄色い花をつけてくれるでしょう。花芽には蜜の香りに誘われて早くも虫たちが寄っています。

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2011年6月26日 (日)

身体で覚える“森(自然)と生きる”ということ

P6251967  昨日は今年最初の森づくりが行われました。プライベート森づくりに応募してくれたJREU東京110名は雨時々曇りの中で、組合員、家族の皆さんが450本の植樹をしてくれました。今年の森づくりでは全ての準備を森びとインストラクターとスタッフが行ってくれました。それも特に「木は根、根は土」にこだわって堆肥、マルチングの藁を運び上げ、穴もしっかり掘って植樹準備をしてくれました。

P6252889  参加してくれた子どもたちは傾斜30度もある階段を300段以上登り、標高1000㍍近くの会場ではカッパを着たりTシャツになったりして真剣に植えてくれました。けんちん汁と弁当を食べた後の報告会では、子どもたちはマイクを握って「植え方が難しいと思いましたが、丁寧に教えてもらって最後まで植えられました。ありがとうございました」と言う感想を述べてくれました。

P6251936  森づくり様子を見て感じたことは、東日本大震災と原発事故に遭遇した私たちが未来の子どもたちに責任をもつということのひとつはこのようなことなのか、と言うことでした。EU東京の皆さん、いのちの森を育てていただき有り難うございました。

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2011年6月23日 (木)

地道に楽しくいのちの森づくりをすることは未来の財産づくり?

P6231899  天気予報では足尾の今日は小雨又は曇りでしたが、今日は雨雲から青空が顔を出して30度を超す真夏日でした。今日の作業は25日から始まる森づくりの準備でした。松井理事チームは臼沢の食害防止のための柵補強でした。昨年はイノシシがミミズを求めて植樹会場を荒らしてしまいましので、イノシシを含めた食害防止を図るために柵のチェックと補強をしました。

P6231904  松木沢の杜では今年から始まる「新松木沢の杜づくり」の入り口を整地しました。今日は古河機械金属㈱さまから新たに提供された植樹会場の入り口に採石を入れて、植樹準備に欠かすことができない入り口を作りました。

 また、「遊働楽舎・みちくさ」では夏休みを控えて取水などの環境を整えました。今日はトイレの環境、排水の環境などを整えました。取水口では新たな取り口を設置し、「みちくさ」用の取水や撒水用の水を確保することができるようです。計画停電等の経験を味わっている皆さんに自然のエネルギーの有り難さを実感して頂くために事務局は木陰の座敷風休息所を作りました。「どくだみ荘」ではJREU東京の準備員の皆さんが夜遅くまで、25日の森づくり本番に向けた準備と意思統一をしていました。

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2011年6月22日 (水)

市民のアクションで森と海を元気にさせよう!

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 今日は夏至です。東京で仕事をしているとクーラーを付けたくなるような気がする夏至です。昨日は京都市にある立命館大学を訪れ、8月20日(土)に開催する第4回「森と生きるキャンパスフォーラム2011in立命館」内の会場を見せて頂きました。素晴らしい会場ですので内容もそれにふさわしいものを創りだそうと、現地の小川眞先生、柴田晃先生そして立命館大学生の皆さんと打合せをしてきました。

P6211954  打合せの前後には「京都府植物園」と「吉田神社」の鎮守の森を観察してきました。ふたつの森内ではナラ枯れが進み、森全体が衰弱していました。この様子を観て驚きました。現地に立った私たちはなんとかして全国に拡がっているナラ枯れをくい止められるように、今回のフォーラムでは京都市民と共にそのアイデアを出し合っていこうと考えました。すでに現地では京都市民が様々な防止策を試していました。

P6211941  森が元気を無くしてしまうと大変な事態になってくることは言うまでもありません。まして原発に頼らずに自然エネルギーを生活に活かしていくには、森と海が元気でなくてはなりません。北極圏では「史上最大のオゾン層破壊が起こっている」(『農業新聞』6月18日付)と報道され、その原因は「温室効果ガスの増加」ということです。管首相は「再生可能エネルギー電気調達特別措置法案」を設立させようと頑張っているようですので、その基盤たる森と海を元気にする政策も進めていただきたいものです。

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2011年6月18日 (土)

雨の中!未来のいのちへ繋ぐ森づくり

P6182827 宮城県で被災地救援ボランティアをしている森びとの皆さんから、ブログを書いている筆者に「地震は大丈夫ですか」と電話がありました。今日の足尾は雨でしたが、JREU東京の皆さん20数名は臼沢に登って草刈りと穴掘りをしました。臼沢の森ゲート前では全員が背負子を背負って、そこに堆肥と藁を載せて傾斜30度ほどの階段を300段以上登っていました。

一日で120袋ほどの堆肥と藁を荷揚げし、今月25日に植えるための穴を掘っていました。

P6182822  16時には下山し、本日の予定していた森づくり前段作業は完了しました。数日前までは鹿たちの姿が見えませんでしたが、この頃は子鹿たちが美味しそうに草を食べている様子を見ていると心が和む今日でした。JREU東京の皆さんの中には5年前から臼沢に植樹している皆さんがいましたが、あまりの木々の生長に驚いている方もいました。雨の中でいのちの森づくりをしていただきありがとうございました。

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2011年6月17日 (金)

森は新たないのちを育む

P6171864  宮脇昭先生は政府の「復興構想会議」に「津波からいのちを護る森の長城プロジェクト」を提言しています。当会もこの提言を実現させようと、昨日は「日本の森を元気にする議員連盟」に要請しました。議連会長の参議院議員・今野東さんと事務局長・松浦大悟参議院議員との話では議連会員の勉強会を開催し、被災地でのいのちを護る森づくりを実現していこうとなりました。

P6171865  今日は足尾・松木の杜で草刈りをしました。この地は植樹する前までは木すら生えなかった所でしたが、ここを開墾して木を植えてみると新たな生きものの命が誕生してきます。新たな草が花を咲かせ、虫が集まり、鳥が巣を作り雛を育てます。冬に誕生したバンビは母親に励まされて自然と共に生きていくことを学んでいます。

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P6172815  9日の『農業新聞』論説では、「今こそ生物多様性を復興のキーワードにするべきだ。人間の暮らしを支える多くの生き物が豊かであるためには危機に直面した里地・里山を再生することが先決だ」と書いてありました。時代は“森と生きる”ことがキーワードですね。

2011年6月15日 (水)

故郷を奪われる村人の気持ちを歴史に刻む

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 13日の夕方、臼沢の階段作りを終えて帰り支度をしていると「遊働楽舎・みちくさ」に車が止まりました。車から降りた皆さんはみちくさを見ていましたので事務局は近くに行ったところ、その方は古河機械金属㈱本社・相馬代表取締役社長ということでした。早速、みちくさの入口を開けて室内を見てもらいました。相馬社長には改めて足尾町旧松木村跡地での森づくりによって生態系が豊かになっていることを実感していただきましした。

P6142806  当日の作業は25日から始まる臼沢の森づくりに欠かせない階段作りを行いました。スタッフの森戸さんと鎌田さんは間伐材での階段を、済賀、小川両事務局は金属製の管によって階段を完成させました。2011年植樹会場はこれまでと違ってさらに高い場所になります。その場に行くには3メートル程のコンクリート製土留めを越えなければなりません。事務局は、事故や怪我が発生しないように金属製の階段を頑丈に作りました。

P6141863  この臼沢の森の斜面をもつ山には名前が付いていません。もしかして12日にみちくさを訪れた星野さんが知っているかもしれません。約1千㍍地点から見下ろすと、松木沢渓谷入口には松木村の墓が見えます。12日、遠い故郷を想いだして涙した星野さんたちの松木村を奪われた気持ち、お祖父さんから聞いた故郷の話しを、私たちはきちんとみちくさの歴史に刻んでいきたいと思っています。

現代では、原発事故被災で故郷を奪われようとしている方々の気持ちも歴史に刻まなければと思います。ところで20日0時50分から日本テレビで「ドキュメント日本」という番組が放送されます。番組は私の友人が原発事故被災を取材してきた番組です。深夜放送ですが是非、ご覧になってください。

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2011年6月13日 (月)

心に焼き付く遠い故郷の人と森との生活

Photo 12日の「遊働楽舎・みちくさ」には4名の訪問者がありました。午後に訪れてくれた日光市細尾町在住の星野さん夫妻は、「下野新聞を見て、ご先祖が住んでいたこの旧松木村に来た」と言っていました。話によると、星野さんの父親は生後1週間後に松木村が廃村になり、村を追われたと言います。親から伝え聞いていることは、「この辺りは養蚕が盛んだったが、亜硫酸の被害を受け木がなくなり、燃料となる燃やす物もなくなり根をむしりとって煮炊きをしていた」と話してくれました。また、お祖父さんは村人の仲間たち数人と国会議員だった田中正造に会いに行ったそうで、その際につけていた日記が現存し、一部が足尾の資料館に保存されている、と言う話も聞かせてくれました。

P6131868 星野さんは、「何年前になるだろう。私の祖先がこの場所に住んでいたと云う。この場所に来たことがあるが、それから40年近く経つのか?本日で2回目の訪問である。案内板(森びと制作の松木村の歴史の看板)を読み、その絵を拝見したら涙が流れた。何故か胸が一杯になってしまい、何も書けなくなってしまった。当所に立ち寄って当地の住んでいた大体の場所も分かった。」(抜粋)と、『森ともノート』(訪問者ノート)に書いてくれました。

P6131856 岡安さんとともにご夫妻の話をうかがい、こんなに感激していただけて本当に私たちの活動がほんの少しお役に立てて嬉しく思いました。小さな森ではエゾハルゼミが大合唱です。当時の村人は、ツツジやミヤマサクラ等の花に心を和ませ、自然(森)に感謝していたのだろう、と想い描きました。星野さんご夫妻の話を胸の奥にしまい込みました。(報告:舎人・小林、岡安)
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2011年6月12日 (日)

森から元気をもらって気持ちよい汗をかきました

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 その一人の横山さんは、「桐生に生まれて65年、初めて渡良瀬渓谷鉄道に乗り、足尾での植樹にも初めて参加させていただきました。昔の禿げ山がこのように緑に覆われている姿を見て、改めて長い間皆さんが地道に活動されてこられた事に感動しています。まだまだ長い道のりでしょうが、私も小さな協力ができたことを嬉しく思いながら、これからの活動を応援させて頂きたいと思います。」と『森ともノート』に書いてくれました。また、太陽光でお湯を沸かしたり、目玉焼きを作るクッカーを提供してくれました昭和理化学器械㈱・周藤さんありがとうございました。

P6112057  その日の午後2時から3時までの1時間は栃木放送(ラジオ)「土曜・ちゃっかり亭」に、高橋副理事長と舎人・清水卓さんの2人が生出演しました。「ちゃっかり亭」のちゃっかり女将・臼井佳子さんと森づくりのトークをさせていただきました。臼井女将さん、報道制作部の中山さん御世話になりました。

そして本日は早朝から車を運転し、ピザ釜用の大谷石を運びました。高橋副理事長実家は東日本大震災で塀の大谷石が崩れました。その大谷石を無償で提供してもらい、柳澤事務局員が運転する大型トラックで運搬しました。柳澤さん、長時間の運転お疲れ様でした。

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2011年6月10日 (金)

苗木も人も風がここちよい?環境づくり

P6102718  「ここちよい風」が気持ちよい、ということを感じられるのは汗した人だけであることが分かりました。今日は標高900㍍以上の臼沢の森で草刈りと階段作りを行いました。標高750㍍の森びと広場の気温は28度を超していましたので臼沢の森も夏日でした。しかし、作業の合間に休憩すると松木沢から吹き上げる風が何とも言えない“ここちよさ”が気持ちを和らげてくれました。腰を下ろすと「ああー、気持ちいいなあー」という声が聞こえてきました。

P6102728  P6102038 昨年植えた苗木は写真のように草に覆われています。この時季は苗木が生長するのに一番大切な時です。この苗木の周りの草を刈ってやらないと草に負けて生長が鈍ってしまいます。今日は、苗木の環境改善と今月下旬から始まる森づくりに参加してくれた皆さんが安全で怪我の無いように植樹会場の環境整備を進めました。

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2011年6月 9日 (木)

未来を生きる若者へ“森と生きる”心を伝えたい

P6092022  この時季、足尾「どくだみ荘」周辺は甘い香りが漂い、密を求めて蜂やヒヨドリ等の生きものたちが香りに引き寄せられています。そんなニセアカシヤの白い花と香りは足尾の山々に初夏を届けているようです。

 今日は、栃木県北高根沢中学校の生徒達が松木沢を訪れてくれました。引率の斉藤先生によると今年で3年目の環境学習ということでしたが、松木沢まで来たのは初めてだそうです。この学習は足尾町で二代にわたって治山・緑化事業をしている山田さんがガイドをしていますが、今日は山田さんの紹介で森びとが森の話をさせてくれました。

 P6092030 ニセアカシヤの白い花とその香りに出会うたびに想い出すことは、秋田県大館市の花岡鉱山、足尾銅山等で強制的に働かされた中国、朝鮮人が生きるために食べなければならなかったのがニセアカシヤだった、という話です。1930年代、日本人男子の多くが中国侵略で大量動員されましたが、後方の国内での軍備増産要員として中国、朝鮮人が連行されました。全国的に食べ物が少ない中で連行された中国、朝鮮人の食べ物は酷いときにはマントウ1個だったと言われています。この空腹を満たすためにニセアカシヤが食べられていた、という話を聞いたことが忘れられません。

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2011年6月 8日 (水)

辛かった土揚げが若木を一気に大きくする

P6072635  宮脇先生がよく言っていた「木は根、根は土がいのち」ということが実感できた今日の草刈りでした。05年から始めた臼沢の森づくりでは人海戦術で土や腐葉土を植樹会場に上げました。3年後には植樹参加者が背負子を背負って黒土、腐葉土等を上げました。一昨年の早春には索道を使って黒土や腐葉土を荷揚げしました。すべての苗木の根が大地にしっかり張るように土をあげてきました。その甲斐あって臼沢の苗木たちは3年を過ぎると一気に生長します。今日はその勢いを実感しました。下から吹き上げる風に若葉が揺れている様子を見ていると少しばかりの辛い作業はすべての生きもの達を元気にさせていることを感じます。

P6072624  今日も昨日に引き続いて草刈りをしました。草刈りをしていると昆虫たちの生活が目につくようになり、観察をしていると改めて木はすべての生きも達の生活基盤であることが分かります。今日は作業の合間にサンショウを5本植えました。苗木を持ってきてくれた鎌田さん、柴田さんありがとうございました。

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2011年6月 7日 (火)

生活様式の改善と森の力を活かしてエネルギー転換を

 P6071989 今日の足尾松木沢はカラッと晴れた夏日でした。あちこちでホオジロが鳴く気分良い日の今日は臼沢の森の草刈りをしました。今月下旬からプライベート森づくりが始まるため、臼沢の植樹会場へ登っていく階段の草を刈りました。

P6071999  2005年から始めたふるさとの木による森づくりは写真のような森になっています。臼沢の対岸の岩山を見ると、人間が少しばかり汗をかいて森を育てると全ての生きものの命の源が豊かになっていくことが明確になっています。6年前から命の森を育ててきた皆さん、臼沢の森に入ってみてください。ここに立って風に揺れる木々を見ていると、小さな森ですが未来の地球の一部が育っていることを実感できます。

P6072632  永田町周辺では原発推進勢力と震災特需に群がろうとする勢力の動きを背景にした党利党略の強欲劇が幕を閉じようとしていますが、この茶番劇も森が存続しているからのことではないでしょうか。明日も天気は良いぞ。明日も森を元気にしていくぞ。原発に頼らないエネルギー源は森の力が第一です。第2には、金儲けのための生活様式に誘導されてきた生活を振り返り、懐かしいと思われる生活様式の良さを現代に活かしていくことではないでしょうか。昨日の毎日新聞「風知草」(山田孝男さん)を読んでヒントを得ました。

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2011年6月 4日 (土)

旧松木村跡地に歓喜の声がコダマしました

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 希望の家のリーダーが着ていた黄緑色のTシャツが足尾・松木の杜に溶け込んでいました。梅雨の合間の今日は五月晴れでした。10時過ぎ、キジやホオジロ、エゾハルゼミの歌声が希望の家の皆さんを迎えてくれました。9時に集合して皆さんを迎える準備をしていた清水、松村舎人と森戸、鎌田、柴田スタッフが皆さんを歓迎していました。

P6041948  まず、皆さんは「遊働楽舎・みちくさ」を訪れて舎内で歓迎のセレモニーを行いました。その後は、バーベキューを準備するチームと松木の杜を観察するチームに分かれて過ごしました。バーべキュー準備では手慣れた方のリードで肉や野菜が焼かれ、準備が出来上がった頃には缶ビールやウーロン茶等で乾杯しました。

P6041962  食後は、凧を組み立ててあげる皆さん、松木渓谷をスケッチする皆さん、森を散策する皆さんに分かれて清々しいひと時を過ごしました。凧は風に乗って高く上がり、上空ではびっくりしたトンビが自分の縄張りを荒らされているのか、と凧の近くに寄ってくるという場面がありました。今日の「森びと広場」は自然と人間が楽しく生きている本物の小さな松木村が目に浮かんでくるようでした。

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2011年6月 3日 (金)

生きものたちの呼吸が聴こえてきそうな松木の杜

P6032582  今日は夏日でした。陽に照らされた木々の若葉は東風に揺れながら輝いていました。足元でも真っ白、真っ黄色、薄紫色した5㍉程の小さな花が輝いていました。勿論、若葉や花の酒場には昆虫が集まり、美味しそうに葉を食べ、密を飲んでいました。また、晴れわたった地にはモズ、ジョウビタキ、キジそしてカジカガエルたちの独唱、エゾハルゼミの合唱が鳴り響いていました。

P6032578  明日は栃木県鹿沼市の「希望の家」の皆さん50名が森びと広場を訪れ、昨年植えた松木の杜を観察します。今日はその準備をしていましたが、明日も緑眩しいステージで鳥や昆虫たちの独唱や合唱

を聴かせてあげたいと思いました。

P6032544  18時頃に後片づけをしていると釣りから帰ってきた釣り人二人から「バンビが怪我をしているので助けてほしい」と言われましたので、「明日の朝、調べてみます」と応えました。このような情報を寄せてくれると「遊働楽舎・みちくさ」を設立して“よかった”と感じました。

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2011年6月 2日 (木)

大人は未来を生きる子供たちに責任を持つべきだ

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 足尾のどくだみ荘の近くではドクダミの花が咲きました。「遊働楽舎・みちくさ」畑の畦には野イチゴの花が咲きました。多くの子供たちはミルクをたっぷりかけた甘いイチゴは知っていますが、その原種たる野イチゴの味は、と聞かれても「甘酸っぱい」と答えられる子は少ないでしょう。“みちくさ”ではこんな体験ができれば子度たちの心に自然の恵みは有難い、という心が育まれるのではないかと思うと嬉しくなります。

P6011912  先月29日に開催された「アースデー2011in桐生」では、私たちが上映したアニメDVDと環境ドキュメンタリーに大人が子供連れで参加してくれました。今年で6回目のアースデーですが、取材した地元新聞記者の感想は子供連れの参加者が非常に目立ったということでした。孫二人を連れてきたお祖父さんはDVDを観て「アニメは子供に何かを考えるきっかけを与えてくれました。ドキュメンタリー(字幕スーパーであったために)は家に帰ってから子供に話してあげる」と言ってくれました。また、若いお父さんからは「NPOがこのような取り組みをして頂けることは素晴らしいことで、感謝します。これからもがんばってください」と励ましの言葉がありました。

P6021915  東日本大震災に遭遇した私たち大人は、未来を生きる若者や子供たちに日本人の素晴らしい文化を引き継ぐことではないでしょうか。それは“森に生きる・自然の恵みに感謝する”という文化です。今日、内閣不信任案は否決されましたが、今、大人が示すべきは水で冷やしても10万年以上も消えない放射能に頼らないエネルギー政策を打ち出す内閣を求めるべきではないでしょうか。

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2011年5月30日 (月)

エゾハルゼミに癒され、蜂やアリに感謝!

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 今日の足尾・松木沢ではエゾハルゼミが鳴きだしました。台風が低気圧になって北上した後に「遊働楽舎・みちくさ」周辺を散策していると、10時頃から厚い雲の合間に青空が見えてきました。その瞬間にヤシャブシの森の中からエゾハルゼミの初鳴きがありました。鳴き声は少し小さく恥ずかしそうでしたが、エゾハルゼミが鳴くころには何時も草取りを始めたので、今年もそろそろ苗床の草取りをやらなくては、と思いました。

P5302511  松木沢の岩山にはアキグミが多く生えています。秋になると冬眠前のツキノワグマの餌であり、ここに生息しているホンドギツネ、ニホンジカ、ニホンザル等の餌でもあります。今、アキグミの花は満開で甘い香りを放っています。この花には実をつける前に蜜を求めて蜂やアリが群がり、お礼に受粉の手助けをしています。近くには雄のキジが自分の縄張りを誇示してケーン、ケーンと鳴きながら羽ばたいていました。松木沢渓流からはカジカガエルの鳴き声も聴こえ、いよいよ松木沢も賑やかになるな!という感じをもった日でした。

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2011年5月29日 (日)

未来の子どもたちに大切な地球自然環境を残すために

P5291910  今日は「アースデー2011in桐生」が開催されました。4月開催予定が東日本震災で延期になり本日開催されました。あいにくの雨でしたが会場の群馬大工学部キャンパスには親子連れ、若者・市民の皆さんが訪れてくれました。当会も実行委員会の一員として準備し、今日の本番ではアニメとドキュメンタリーのDVDを上映してきました。

会場には子どもたちと親そして付き添いの方が目立ち、私たちは大人と子どもたちに森に生かされていることを実感してもらいました。P5291905 アニメでは「さよならブーリー」(木を伐ってしまうと森の友達を失ってしまう)、「おとなりさんとわたし」(電気の無駄使いが分かる)を上映し、感想を出し合いました。ドキュメンタリーでは「自然の楯」(マングローブの森が津波を弱めて村人を助けた)を上映しました。上映は午前と午後の2回行い、会場の皆さんと森の大切さを考えてきました。

 15時からは雨の中で後片づけを行い、夕方には希望者による反省会に出席し、来年のアースデーに向けた反省を根津実行委員長と共に行ってきました。当会では松井富夫理事が上映会を担当し、石島悦子理事が実行委員会の事務局長を勤めてきました。進行役を担当した柳澤事務局員をはじめとした事務局、群馬県ファンクラブの皆さんありがとうございました。

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2011年5月28日 (土)

森は仲間同士が助け合いますよ?

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北東北も5月半ばを過ぎて、樹木は一斉に芽吹き出し新緑が眩しい季節となってきました。そんな中、今月25日に田中副所長と県民の森・元山堆積場を観察してきました。そこでは、昨年ビニールポットにドングリなどの実を蒔きましたが、食害対策の一環でトチノキのポットには「杉の葉」を上下、脇に被せて様子を見ることにしました。その結果、先日それを見てみると見事にトチノキの芽が出ていました。全体を見ると今年の発芽率は70%以上だと思いました。杉の葉は食害防止に効果があったと確信しました。トレイの外側の一部が食害にあっただけでした。また、クリのポット苗にも杉の葉を同じように対策しましたが、こちらは未だ発芽の時期ではないので結論は出ませんが、かなり穴が掘られていることが確認できました。食害の影響は大だと感じました。

Dscn8126  元山堆積場では多くの苗木は順調に成長しているのを確認しました。その中でもアキグミとヤマハンノキの成長は著しく、逆に他の樹種の成長の妨げになってくるので、下枝及びアキグミの脇枝を剪定しました。二人での作業でしたので予定した半分しかできませんでした。しかし、アキグミは兎やネズミなどの防波堤となっていたので私たちの食害対策に自信がつきました。芽が出ていなかったアキグミを引っ張ってみると、根はすっかり齧られて丸くなっていました。

それらを見て私たちはこの地は想像している以上に風が強いことを痛感しました。(仲崎発)

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2011年5月27日 (金)

ナラ枯れで衰弱している森を元気にする調査が始まりました

P5231940  昨日から足尾にいます。今日はJREUの「足尾研修」が実施され、30数名の組合員の皆さんが「遊働楽舎・みちくさ」を訪問してくれました。今日の松木沢の空は雨雲が見えたり、雨雲の合間から日差しがあったりして落ち着かない天気でした。作業中のラジオでは昨年よりも2週間も早く関東地方が梅雨に入り、巨大台風が北上しています。森が元気にならないと異常気象が来るたびに災害が大きくなるばかりです。

Dscf0395  22日は「炭による樹勢回復実証調査検討委員会」が東京で開催されました。この委員会は、ナラ枯れ原因のメカニズムを解明して、衰弱している広葉樹林には炭の効用が良いのではないか、ということを実証してみようと発足しました。市民参加型の調査活動に学者、研究者そして国会議員等による協働としてスタートしました。

P5231946 翌日の23日には、委員会の副委員長・小川眞(大阪工業大学客員教授)、山崎誠(衆議院議員)と森びとプロジェクトの理事と事務局が林野庁会津森林管理署の案内でナラ枯れ状況を観察しました。観察した福島県大沼群の国有林の一部ではナラ枯れが猛威を振るっているようでした。小川先生によれば「後3年以内でこの地域は全滅する」と言っていました。金山町のナラ林から採取した土の酸性濃度を測ってみたら、3.8pHでした。何かヒントになりそうです。国有林内を案内してくれました会津森林管理署の皆さんありがとうございました。P5251879

2011年5月25日 (水)

世界は“森とも”の絆が大きく強くなることを望んでいる?

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 22日の午後、アメリカ合衆国ミズリー州ジョブリン中心部は巨大竜巻に襲われた、という報道がありました。23日現在、死者116名に達したようですが、まだ行方不明者が多数いると言われています。この竜巻は58年前に発生した竜巻に次ぐ犠牲者と被害で最悪の事態であり、同知事は非常事態宣言を発して、軍隊などが捜索救出に当たっていると報道されていました。

22日の「遊働楽舎・みちくさ」は雨でしたが、今市の写真家男女、足尾で植樹している渡良瀬未来基金の皆さん、桐生市の塚原さんがみちくさしてくれました。小倉さんと塚原さんからは貴重な写真が提供されました。21日に訪れてくれた佐野市の川口さんからは天然イワナの写真がメールで送られてきました。

Photo 世界の国々で異常気象が猛威をふるっていますが、世界の私たちは森に生かされていることを肝に銘じて生活していかなくてはならない事態になってしまっているようです。世界の“森とも”の絆を大きく強くしていかなくてはならないようです。足尾・“みちくさ”がそのひとつに育っていきたいものです。その日(22日)の東京事務所には岸井成格理事長が訪れ、千葉市に住む歌人・鶴岡美代子さんから頂いた2万円の寄付が届けられました。“森とも”の皆さん!ありがとうございました。Cimg5103

2011年5月23日 (月)

カナダの“森とも”と被災地で写真洗浄

2011_0522_150648dscf7967  本日(22日)は昨日に続き、相馬市災害ボランティアセンターに行きました。午前8時に行ったところ、受付開始30分前にも関わらず、すでに50~60人が並んでいました。今日の作業は雨が降ることが予想されていたので、屋外での作業はなく、写真洗浄をしました。市役所のOBの御夫人方と一緒の作業となり、震災当時の様子を聞かせていただきながら、これらの写真が一枚でも多く、所有者へ戻ってほしいことを祈りながら写真の洗浄を行いました。廊下には乾燥が終了した写真が展示されており、被災されている方が自分の写真を探しに訪れていました。
 また、カナダから地元相馬の高校に英語教師として来ているキャサリンさんと出会いました。キャサリンさんは昨年8月に来日し、一緒に参加した太宰初夏さんとはガールズトークに花を咲かせていました。キャサリンさんの出身であるブリティッシュ・コロンビア州はカナダ西部に位置し、太平洋とロッキー山脈に挟まれており、州の森林面積は6,000万ヘクタールに及びます。自然は多様性に富み、生態系が非常に豊かな場所であることから話も弾み、私たちと国際的な“森とも”になってもらうためにお互いのアドレス交換をしあいました。
(小林事務局長発)2011_0522_092420dscf7960

2011年5月21日 (土)

被災地から森から“森とも”が育つ?

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 今日は福島も足尾も真夏日だったようです。事務局と森びと会員の9名は福島県相馬市で東日本震災被災地の救援ボランティアをしています。今日はボランティア作業で使用したスコップやその他道具の泥落としなどを行ったそうです。明日は8時30分から作業開始だと、携帯のメールに入りました。お疲れ様です。

 一方、足尾も今日は真夏日でした。2~3日前と比べると新緑が眩しいということを過ぎて痛いくらいの新緑でした。今日の「遊働楽舎・みちくさ」には、ハイキングに来たご夫妻、フライヤーの2人づれと1人、そして栃木県の環境森林部参事の根本さん他1名が訪れてくれました。日光市内に住まいのご夫妻からは「私たち日光市民がやらなければならないことをやっていただきありがとうございます」、と言ってご寄付まで頂戴しました。ご夫妻はお孫さんにと『森びとハンドブック』をお土産にしていただきました。また、佐野市から来たフライヤーの2人からは30数年ぶりに見る天然のイワナの写真を見せていただきました。今度来るときには天然イワナの写真を拡大して持ってきてくれると言われ、私たちはうれしくなりました。

 「遊働楽舎・みちくさ」はオープンしたばかりですが、新聞各社の報道のおかげで松木沢を訪れる森ともの皆さんと“みちくさ”を楽しんでいける感じがしています。今日も毎日新聞社の取材を受けました。新聞各社の皆さんありがとうございます。今日の舎人は松村宗雄、小川薫でした。

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2011年5月19日 (木)

現場に起って、「死んだ気になって本質に迫れ」!

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 「高き住居は児孫の和楽 想え惨禍の大津波 此処より下に家を建てるな」ということが宮古市の小高い場所の石碑に刻んであります(『道21世紀新聞』第32号より)。この新聞には、「畏怖・共生の自然観に戻り復興青写真」という見出しで、「復興に当たっては自然と対立し、自然を人間の都合の良いように改造すること、そのような考えでは対処できないだろう。自然を科学の技術で人間の都合の良いようにコントロールできるかの考え方を転換し、これまでの日本人が抱いていたような、自然を敬い恐れ、自然と共生し、自然から恵みをいただいて生きるという自然観に立ち返って検討される必要がある」と述べています。

P5151908  ところで5年前から植えてきた足尾・松木の杜では写真のように若木が黄緑色の葉を広げ、多くの生き物のいのちを育んでいこうとしています。足下にはスミレも咲き、ビロウドモウズイカの葉も日毎に大きくなっています。宮脇昭最高顧問の厳しい指導のもとで足尾ではふるさとの木によるいのちの森が育っています。

 未曾有の大震災を経験した私たち大人は、今までの観念を根底からひっくり返して見る必要があります。そこでお奨めなのが5月10日に発行された『次世代への伝言』(宮脇昭先生と池田武邦建築家の対談・地湧社)がひとつの進路を指しています。特に、Ⅳ章が人間の未来の生き方として参考になると思いました。

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2011年5月18日 (水)

みんな(森とも)で創ろう楽しい“みちくさ”

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 昨日、東京事務所に電子郵便が届きました。郵便は栃木県出身の衆議院議員・福田あきお様からの“遊働楽舎・みちくさ”開設のお祝いでした。福田様からは「この度は自然学ぶ交流施設をされましたことに対し、心よりお慶び申し上げます。今回の施設は足尾の自然と共存を体験できる場としては最適であり、今後におきましても子どもたちに自然の大切さを教えてくだるようお願いいたします」、という有り難いメッセージをいただきました。福田あきお様ありがとうございました。

Dscn1481  一昨日の16日には、「新聞を読んだので“みちくさ”に寄ってみた」という男性の方が訪ねてくれました。2人は日光市内に住むロッククライミングの達人で、松木渓谷にある「日本のグランドキャニオン」に30数年間も登っている方々でした。これを機会に松木沢渓谷の30数年前の話を聞かせてくれる約束をしてくれました。また、足尾在住の男性もカメラを持って“みちくさ”を訪ねてくれました。(写真は14日オープン)

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2011年5月15日 (日)

鮮やかな色は昆虫の美しさにヒントがある?“みちくさ”は心を耕す

Dscn1545_2 Imgp3866_2  今日は“みちくさ”オープン2日目でした。天気は無風で五月晴れでした。2日目の舎人は岡安さんと清水さんでした。P5151871_2 昨日のオープン式典後、舎人の松村宗雄さんは“遊働楽舎・みちくさ”に泊まりましたので、今日の朝、松村さんに朝の状況を聞くと「6時頃からハイカーの皆さんが歩いていた」ということでした。また、「登山やハイキングは朝早くに目的地を目指して歩くので“みちくさ”には寄らないので、ハイカーの皆さんには帰りに寄って下さいと言った」と話してくれました。

P5151885_2  2日目の今日、松木沢を訪れる皆さんが“みちくさ”に寄ってくれるかと心配でしたが、桐生市に住む男性が立ち寄って昼の弁当を食べてくれました。この方は動植物を撮影している方で、生きものを被写体とする撮影は我慢とシャッターチャンスが大切だと、言っていました。午後3時過ぎには鹿沼市に住む亀山さん家族が立ち寄ってくれました。亀山さんたちは「ハンミョウ」という昆虫を採取していました。鮮やかな色のハンミョウを見せて頂き、舎人たちは初めてのハンミョウの美しさに感動しました。

 P5151882_3 “森とも”の太宰さんからは、「帰り道から“みちくさ”を見ると土木事務所に見えて、立ち寄るという感じがしない」、と感想を言われましたので、午後の作業はこれらの話を基に本日の舎人の作業は“みちくさ”に立ち寄る工夫をしようと、入り口に入りやすい階段を設置しました。そして階段の1段目には案内板を立てました。P5151879_2

Dscn1491_2  昨日のオープニングには地元自治体、企業、支援団体そして舎人など50数名が出席してくれました。日光市からは斉藤市長の代理として阿部哲夫副市長が祝辞を述べてくれました。足尾町からも新井賢支所長が出席してくれました。Imgp3882 地元企業からは、古河機械金属㈱・梅澤さん、山田組社長・山田さん、社会福祉法人希望の家・会田さん、地元出身者で大手企業の副社長・新井さん、日本熊森協会群馬県支部・川嵜さん、そしてJREU本部の佐藤副委員長をはじめ関東管内の地方本部代表者の皆さん、JRFU本部の松村副委員長等の皆さんありがとうございました。

Dscn1543_2  また、1年にわたる準備作業をしてくれた事務局と事務局スタッフ、美味しい料理を作ってくれました“森とも”女性の皆さんありがとうございました。

2011年5月12日 (木)

“森とも”(森を愛する友達)との憩いの場で夢語る

P5121868  松木渓谷の入り口に間もなくオープンする自然を愛する「森とも」の憩いの場を願っている“みちくさ”(愛称名)周辺の木々の若葉の色は目と心を和ましたくれます。今日の天気は午後3時頃までは曇りでした。キジも小鳥たちもあちこちで気分良さそうにさえずっていました。森びと広場の黄色い花のウコン桜は今満開です。

P5122427  今日は新松木の杜用の柵が納品されました。重さ約1トンものスチール製の柵なので錆びないようにシートで覆いました。来月には新松木の杜の周囲にこの柵を設置します。今まではビニール製のネットを使用してきましたが、鹿の角が絡まったり、ネットを切ったりされましたのでスチール製の柵にしました。

P5122423  今年中には自然観察用のカメラを設置しますので、今まで以上の生態が観察できるかもしれません。そんな話と“みちくさ”運営に向けた抱負などを話しながら今日は作業をしました。作業は3人で最終のオープン準備でした。スタッフの柴田さんお疲れ様でした。

 みちのく事務所の仲崎さんから滝沢村の素晴らしい映像が送られてきましたので紹介します。

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2011年5月11日 (水)

黄緑色の若葉が輝いている松木村

P5111865_2  今日は一日雨でした。気温は13度で4月上旬の気温でしたが、室内の作業なので寒さは感じませんでした。一週間前にはヤシャブシやヤマハンノキ等の木々の黄緑色の若葉は輝いていませんでしたが、今日は一変して黄緑色が雨に当たって光っていました。雨の中で光っていたのは木々だけでなくキジも輝いていました。キジは雨のせいなのか逃げもせず、びっくりして声も出さずにポーズをとってくれました。

 今日は14日オープンの“みちくさ”内装の準備作業をしました。明日の午前中には“みちくさ”オープンに向けた新聞社の取材があるので、“みちくさ”の楽しさを感じてもらおうと室内を整えました。舎人の皆さんが作ってくれた山小屋風の“みちくさ”が多くの皆さんの憩いの場になれるように作業しました。

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2011年5月 8日 (日)

全ての生命の源は森であり、それは森の家族の母です?

P5072407  GWは今日で終わりですが、ラジオニュースによるとGW期間中に東日本大震災の被災地を訪れた救援ボランティアの皆さんは延べ4万人を超したそうです。ボランティア活動後の感想を聴くと、日本人や世界の市民・学生の優しい心が伝わってきました。

ところで7日付けの『岩手日報』に小林敬事務局長の投稿が載りました。彼は、「被災地では地震や津波に負けず、必死に大地に根を張る木々を見ることができました。今回、人間は自然の力には決して及ばないことを実感しましたし、おごっていたことを自覚させられました。私たちにできる支援は被災地に土地本来の木々を植え、災害に負けない土地へと復活させていくことだと思います」(掲載文の一部)、と述べていました。

P5072403  森には夏鳥が飛来し、桜は山頂めがけて登っています。雪解けの大地には何時ものようにツクシ等が大地と太陽からエネルギーをもらって元気を出しています。今日は母の日ですが、私たちを含めた全ての生物の母は森ですね。ツグミもツクシもそして桜も、私たちも森の家族の一員ですね。災害に負けない土地は森の家族によって形成されます。3・11大震災と原発被災はこんなことを私たちに問いかけているのではないでしょうか。

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2011年5月 7日 (土)

“元気”は“やる気”によって醸成される?

P5061865 先月30日に植えたノビル、野生の三つ葉、山ワサビそして芝桜も何物かに食べられていました。「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)を訪れる方々に自然の恵みを体感してもらおうと植えていた植物の葉が食べられてガッカリしました。救いは根が残っていたことと野いちごは食べられていないことでした。

P5061858  昨日は森びと栃木県ファンクラブ3名と舎人の星野、白井、森戸の皆さん、事務局の高橋よし子さんがみちくさオープンに向けた準備作業をしてくれました。作業は外壁用間伐材張りと掲示板設置、みちくさ看板の設置等でした。

 松木の杜や森びと広場のしだれ桜は灰色と茶色がかった旧松木集落跡地の中で、黄緑色の若葉とピンク色の花を輝かせていました。穏やかな日に「みちくさ」の看板が試しに立てかけられました。14日オープン当日には、眩しいほどの黄緑色の若葉が皆さんを迎えてくれそうです。17時過ぎまで作業してくれました栃木県ファンクラブのみなさんありがとうございました。

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2011年5月 5日 (木)

“錆の力”は作業を邪魔する?

P5041892  昨年の暮れに隣人の森を間伐しました。今日は間伐したヤマザクラ等の幹や枝を伐ってストーブ用の薪を作ろうと、チェンソーのエンジンをかけようとしましたが始動しませんでした。原因は半年も使いぱっなしにしていたのでチェーンが錆びていたからでした。チェンソー等の混合油を燃料とする機械は燃料を空にしておかないとガソリンに混ざっているオイルがエンジンにへばり付くので燃料は空にしておいたのですが、チェーンを拭き取っておかなかったので雪の水分でチェーンが錆びてしまいました。錆の力には恐れ入った一時であったと同時に、ちょっとした人間の怠慢が仕事の効率を下げる原因につながることを反省しました。原発事故の原因も私たち人間の自然の脅威への奢りの結果であり、人災は技術への信奉には限界があるということを私たちに突きつけたのではないでしょうか。

P5042384  昨日は、草津温泉へ向かう途中に存在する旧六合村の赤岩地区養蚕農家(重要伝統的建造物群保存地区)を散策しました。五月晴れにしだれ桜が見事でした。自然(蚕)の力を活かし、そこに日本人の手工技術によって「日本の絹」を世界に広めた、その主役であった養蚕農民の家と集落を歩いてきました。集落には養蚕にとって難しいことであった稚蚕の飼育を協働としてやっていた「稚蚕飼育所跡」では、当時の農民の笑い声が聞こえてきそうな感じをしました。帰りには「道の駅」で葉ワサビを買って、立夏を迎える葉ワサビの香りと苦みを味わいました。黄色い花が満開のリョウブにはヒヨドリが密を吸っていました。

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2011年5月 3日 (火)

“森とも”は身近なところに待っている

P5032374_3  今年のカタクリは花を見せてくれる日が遅い様です。例年なら20数本のカタクリがこの時期に可憐な花を見せてくれるのですが、今年はまだ数本の花だけです。原因は地温が低いからかもしれません。朝6時頃に地表を見ると霜で落ち葉が白くなり、葉は霜柱で持ち上げられています。

P5031881_2 日中の気温は10度以上に上がらない日が続いていますが、なんと今日は夏鳥のオオルリが渡来してきました。身体一面が青いオオルリは目の前の枝に留まって疲れた羽を休めていた様子でした。寒い日が続いていると虫の動きが鈍くなって餌探しは大変だろう、と思いました。明るく元気な鳴き声が楽しみです。足尾町のある栃木県の鳥はオオルリです。旧松木村跡地に5月14日オープンする「遊働楽舎」(愛称名:“みちくさ”)の森にも間もなくオオルリの声が聴こえてくるでしょう。

P5032371 先祖は「自然は敵でなく、友人と考えてきた。自然には生命が溢れ、生命がないと思われる山にも、海にも、川にも神々が宿ると考え、敬意を払いながら自然と共に生きてきた」(東大名誉教授・神野直彦氏)と言います。カタクリやオオルリは人間の敵ではなく“森とも”なのでしょう。

2011年5月 2日 (月)

七五三の写真を見つけた被災者の笑顔に元気をもらう

P5012354  朝のテレビニュースでは津波で失ったアルバムを探し当てて喜んでいる大槌町民の様子が報道されていました。その中には私たちが大槌町(4/23)で行った救援ボランティア活動でのアルバムもあったので、被災者の喜ぶ様子を見て“少しだけど写真とアルバムの汚れを拭いてよかった!”と思いました。

P4231860  昼過ぎ、そのボランティアに同行したみちのく事務所の仲崎さんの投稿が「岩手日報」に掲載された記事がFAXで送られてきました。記事には「大槌町では相撲場に案内され、写真やアルバムの泥落としなどを手伝った。写真一枚一枚には持ち主の想いでが残っていると、持ち主の立場に立って丁寧に扱った。少し役に立てたのかなと思い、帰路についた」(一部)、と書いてありました。

 ニュースでは、「写真やアルバムは自衛隊員、警察隊員が収拾してきた」と報道されましたが、そのアルバム等の泥落としや汚れ落とし、そして貼り付いた写真を水で一枚一枚剥がし乾燥させて整理する、というボランティア活動は報道されていませんでした。現場を知らない記者の原稿なのか、時間の都合でカットされたのかは分かりませんが、片手落ちで残念な報道でした。

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2011年4月30日 (土)

のどかな時間に野良仕事

P4301864  早いもので明日から5月です。足尾ダム周辺ではやっと桜が満開になりましたし、松木沢の桜も満開になりました。今日は時たまパラパラと雨が降りましたが穏やかな日でもありました。みちくさ畑にはフキ、山ワサビ、三つ葉、野いちご、ノビルを植えましたので少しばかりの雨に感謝でした。遊働楽舎内では床に防腐剤を塗り、塗った後には書棚を設置してみました。スタッフの皆さんが外壁を張ってくれましたのでそこにも防腐剤を塗ってみました。

P4301875  松木沢には釣り人、ハイカーそして歴史探訪らしき方々が訪れていました。2週間後には「みちくさ」がオープンしますので、私たちは松木沢を訪れる皆さんとの出会いを楽しみにしています。今日は理事・石島悦子さん、事務局・仁平事務局次長の3人でオープン準備をしました。

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2011年4月28日 (木)

コブシの花が咲きました!

Photo  “森とも”の皆さん!今月22日午後、“雲上の楽園”へ旅立った角岸幸三(前副理事長)さん!足尾・臼沢の森では真っ白いコブシの花が咲きました。臼沢の森に入るとコブシの甘い香りが風に運ばれています。昨日は、22日に他界された前副理事長であった角岸幸三さんの告別式が執り行われました。

 みちのく事務所が進めてきた八幡平市・旧松尾鉱山跡地への森づくりは今年で5周年を迎えました。いのちの森づくり5周年を記念して角岸さんは花をつける樹木を植えて、植樹する皆さんに森の素晴らしさを感じてほしいと言っていました。酸性濃度の厳しい中での森づくりでは、苗木が大地に根を張って生長するには最低4年間かかることが分かりました。4年前に植えたミズナラがやっと幹と枝を伸ばしてくれたのが昨年でした。そんな中で、森の素晴らしさや有り難さを参加者の皆さんと喜び合いたいと、5周年記念を楽しみにしていた角岸さん。

 当委員会の設立当初から“山と心に木を植えて”こられ、また、出会いを大切にして人を愛し、愛した人のために汗を流し、さらに社会の悪に抵抗し続けた角岸さん。これからは“雲上の楽園”で一緒に森づくりを続けましょう。私たちは初心を忘れずに今後も地道に“山と心に木を植えます”。6月には角岸さんが楽しみにしていた花をつける木を旧松尾鉱山跡地に植えますよ!(合掌)

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2011年4月25日 (月)

現地に起って、被災者の気持ちに近づくことの大切さを学ぶ

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 私たちは多くの会員が被災した東日本大震災の現地に起ちました。22日深夜、東京駅から夜行バスに乗った9名は翌朝6時過ぎに盛岡着。盛岡で待っていた2名とレンタカーで釜石に向かう。天気はあいにくの雨の中、バスの到着が遅れていたので釜石着が10時を過ぎてしまった。釜石ボランティアセンターでは予想していたようにボランティア活動は開始され、天気のこともあって作業は無かった。

 P4231860 センターの好意で大槌町での作業を紹介された。全員ホットした気持ちになって作業開始。作業は自衛隊員が行方不明捜索で拾集した写真やアルバムの汚れ落とし。場所は相撲の地方巡業で使用する土俵際。先に来ていた女子生徒たちと泥にまみれた写真とアルバムをタオルで拭いた。海水で写真が剥がれないものは真水で一枚ずつ剥がしていた。P4231867 剥がした写真は洗濯鋏で吊るして乾かす。この写真は高台にある防災本部内に貼られて被災者に引き取ってもらう。P4231859 アルバムには色々な想い出が詰まっていた。作業の汚れを落としながら思ったことは、この写真やアルバムを待つ家族は生きているのか、家族の形見になってしまうのか等でした。一人の森びとインストラクターは「七五三の記念写真を見て目頭が熱くなった」と話していた。

 P4231871 P4241891 みちのく事務所の仲崎さんと反省会をした後、宿舎で疲れをとった。翌朝は天気が良くなった。6時にみちのく事務所に集合、レンタカーに乗って宮古市に向かう。8時過ぎにボランティアセンターに到着。9時に受付を開始、ボランティア保険(天災)に全員加入

して全体ミーティングを受ける。足元のチューリップは雨上がりの暖かい太陽の光を一杯浴びていた。

 P4241889 作業は津軽石地域で被災した北村さん宅の後片付け。P4241897 室内の床板剥がしと清掃、外では津波で運ばれた瓦礫と土砂運び。作業は10時から15時過ぎまで行った。P4241899 倒れた庭の樹木は、「森びと実践ゼミ」で習得した技を活かしてチェンソーで伐った。P4241903 津波に負けずに生きていた樹木は職業技をフルに発揮した。P4241917 丁寧に作業をしていると40㌢もある泥の中から水仙が顔を出してくれた。P4241906 昼過ぎの作業はチームとしての作業になってはかどった。

 15時過ぎ、作業が終わった。北村さん家族と記念写真を撮って別れた。別れ際に、北村さんの奥さんが涙を流して頭を下げたお礼の言葉に私たち一同は目頭を熱くした。

救援ボランティアをサポートしてくれたJREU盛岡の皆さん、みちのく事務所の皆さんありがとうございました。P4241920 来月は福島県被災地に起つ。

2011年4月22日 (金)

”原始力”を活かして自然と人に優しい生活を

 「原始力」を生活に活かそう!これは字の間違いではありません。「原始力に席を譲った原子力」という新聞の見出しです。昨日の毎日新聞(12面)で掲載されていた長崎浩氏(評論家)の記事の見出しでした。

 長崎氏は「冷却と計測制御のシステムが働かない以上、原子炉あるいは燃料プールの熱爆発を防ぐには、外部から人力で海水を注入して冷やし続けるしかない。放射能漏れにより悪化した環境で、この作業が今も続けられている。それこそ科学技術の粋を集めたシステムが沈黙して、水をかけて火を消すという人類古来の力に頼らざるをえなくなっている。いってみれば、原子力が原始力に席を譲ったのである。しかもたき火と違って、原子の火は水をかけても長期にわたって消えることがない。消防士たちが決死の覚悟で放水する姿を見て、私たちは目を覚ますべきである。」(一部)と書いています。

 P4191889 今日は林野庁を訪れて、日本の森を元気にする運動のアドバイスをいただきました。そこでは巨大津波から町や農地等の被害を防ぐのは森林であるということを改めて考え直す時代できた、という話をしてきました。今日、これから事務局と森びとインストラクター10名は、今夜の深夜バスに乗って釜石市と宮古市の被災地へ向かいます。明日と明後日には被災地に立って森びとの心を耕してきます。(写真:日比谷公園、松木の杜のビロウドモウズイカ、足尾の山)

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2011年4月20日 (水)

春雷が運んでくれたパステル色の癒し

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 みぞれまじりの雨の日は春を待つ植物の気分になって、僅かばかりのみちくさで英気を養うのがよいと感じました。朝、旧足尾銅山製錬所近くから足尾ダム(北)を見ると山頂は真っ白でした。その手前に生えている桜や柳のつぼみはあと一日ほどで開花する感じがしました。

 P4201884 森びと広場に着いてから松木の杜をチェックしていると二年前に植えたモクレンの花びらが開き、甘い香りを風にのせていました。耳を澄ましているとあちこちでキビタキがさえずっていました。また、森ではヤシャブシ、カラマツ、シラカンバの黄緑とカエデの小枝の濃い桃色のパステル調が目を癒してくれました。一日のみちくさで森びと広場は春の賑わいを増していました。

 P4202337 今日は松村宗雄スタッフがみちくさ畑の開墾とねぎの苗木を植え、筆者はみちくさ畑の石段と森びと広場の石積を行いました。

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2011年4月19日 (火)

“ほどほど”にしないと罰が当たるぞ!

P4191878  足尾の今日はみぞれが降り、午後3時過ぎにはみぞれよりも白いものがパラパラと降った天気でした。そんなわけで作業はせずに生態調査を行いました。久しぶりに「絆の森」を調べてみましたら、ツツジ科のアセビがスズランの花の形をした花をぃっぱい付けていました。この森はコブシの白い花で埋め尽くそうとコブシを植えました。コブシは小さいながら花芽を付けていましたが、今日の天気で縮こまってしまった気がします。早く、白く甘い香りの花を見せてほしいと思いました。松木の杜ではミツマタが花を付けていました。みぞれに濡れていましたが暖かいネルの帽子を被っている様でした。絆の森と松木の杜に木を植えてくれた皆さん、樹木たちはしっかり足尾の大地に根を張っていますよ。

 P4191884 天気の悪い日は無理をしないで気持ちの中に“余裕”を持つのも大切だと思います。自然には逆らわないことを先達は生活の中に活かしていたような気がします。豪雪地帯の生活にはそのような生活が今も営まれていると思います。自然の脅威に対しても“避ける・逃げる”ということが命を守るうえで大切なことではないでしょうか。私たちは自然に勝つ、自然に逆らうという意識はあまり持たないのが良いと思いますし、考える場合にも“ほどほど”にしないと罰が当たるのではないでしょうか。そんなことを考えてながら昼飯を食べて「どくだみ荘」に帰ってきました。

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2011年4月18日 (月)

“便利さ”“少しでも楽しよう”を振り返るチャンス

P4181893 足尾・森びと広場は賑やかになってきました。しだれ桜やマメザクラのつぼみが色づき始め、松木沢の杜では水仙の黄色い花が香りを風に乗せていました。周囲のヤシャブシやカラマツは黄緑色に薄化粧して、美味しい空気を風で運んでくれています。枯れ草の中ではキジが鳴き、臼沢の森ではオナガが鳴きながら飛び、モズは巣作りに一生懸命でした。

P4182316 今日は小川事務局と「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)の改装をしました。丸太を切って椅子の底を整えました。チェンソーで粗っぽく切った丸太の底をノコギリで平らにしました。直径40㌢程の丸太をノコギリで切るには大変でした。改めて道具の有り難さを痛感しました。

巨大大震災と津波では高台に移動していた方は被災しなかったと言います。反面、仕事を少しでも楽しようとして高台に移動しなかった方は被災したようです。東日本大震災と原発に被災した私たちはこれまでの生活を振り返るきっかけを、自然の脅威におびえることを振り返るきっかけを与えられている感じがします。

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2011年4月17日 (日)

命をつないでくれた自然の恵み

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 13日にお会いした釜石市の森びと会員・山崎正和さん(大震災で自宅を流失)からファックスが送られてきました。山崎さんは宮古市の職場の仲間たちとドングリの苗木を育て、地域でいのちの森づくりを広めようとしています。その苗木は津波に流されませんでしたので、筆者が被災地を訪れた13日に見ることができました。

P4172306  今日は、今月発行する『森びと通信』(10号)編集の追い込みをしていましたが、この場に山崎さんからの投稿が送られてきました。全文は『森びと通信』で紹介しますが、彼は「ライフラインは途切れていたが、プロパンガスがあり、一番大事な水は沢水を煮沸してのみ水としていた。普段なら見向きもしない沢水が今、命の水となっていた。自然の脅威にさらされたが、命をつなげたのも同じ自然の恵みであった。」と、自然との共存を訴えていました。

 P4171878 (写真:東京事務所近くの古河庭園内のコナラとモミジそして自己防衛が見事な亀です)

2011年4月16日 (土)

大地が泣いていることに気がついていますか?

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 今日は、吉川英治賞・文化賞を受賞した宇梶静江さんの祝う会に出席してきました。私たちと宇梶静江さんとのお付き合いは、一昨年の森びとインストラクター実践塾でした。宇梶さんからはアイヌ文化のほんのさわりを話していただきました。その宇梶さんが東日本大震災に遭って一週間後、天から降ってきたということを聞きましたが、それは私たち人間が自然と向き合う姿勢でした。

宇梶さんは、「重たかったか、痛かったか、あなたについてもっと深く気づいて敬って、その重さや痛みを知るすべを持つべきであった。多くの民があなたの重さや痛みとともに波に消えて、そして大地にかえって行った。その痛みに今、私達残された多くの民がしっかりと気づき畏敬の念をもって手をあわす」と色紙に書いていました。これは近日中に曲が付けられ、歌手の熊谷たみ子さんが歌ってCDになるそうです。

宇梶さんは「大地が泣いているの、森が悲鳴をあげているの、自然にそむいては駄目なのよ!」と涙ながらに話してくれました。(写真下:娘さんと孫たちと一緒で嬉しそうな宇梶静江さん)

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2011年4月15日 (金)

生きていることが幸せ、だからいのちの森づくり

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 若造の筆者は“路頭に迷う”、“途方に暮れる”という心境に立たされた経験がありません。被災地では、いつもの生活をしていた皆さんが、一瞬のうちに生活手段と家族や親族のいのちを奪われ、全ての生活基盤が失った被災者の方々が何とか生きようとしています。何十年を経て築いた自宅や農漁業そして家族や親族の絆と地域社会の支え合いが奪われてしまいました。しかし、自分の力でそして兄弟や親せき、地域の支え合いでゼロから生活基盤を築き上げていかなければならないのが被災者の方々です。新聞を読み、テレビやラジオを見て聴いて前に向かう自分を奮い立たせているようです。釜石の山崎さんは今日もボランティアの皆さんを元気づけています。

P4131894  私たちはこのような被災者の気持ちを受け止め、救援ボランティアを通じて体現させていくことが未来へつなげていく基礎になると思います。何を未来へつなげていくのかを考えていた今日、石川啄木の「林冲の譚」に共鳴している筆者は、本日(4/15)の毎日新聞社説「政策の大転換を図れ」にヒントを得ました。社説では「大災害を転機に、長期的な視点で原発からの脱却を進めたい。・・・危険度に応じて閉鎖の優先順位をつけ、依存度を減らしていきたい。・・・経済と安全をてんびんにかけた結果としての原発震災を直視したい。最終的には国民の判断ではあるが、原子力による電源に頼らなくても、豊かに暮らすための知恵を絞りたい。・・」と書かれていました。キーワードは“いのち第一、いのちの源は森、人は森と生きる、環境問題は政治課題、政治は大人の責任、責任は意識改革と実行力”ではと思いました。

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2011年4月14日 (木)

“路頭に迷う”被災地

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 昨日(13日)は石川啄木の命日(1912年4月13日)でした。筆者は東日本大震災の被災地である宮古市、山田町そして釜石市に立ちました。

P4131935  12日23時10分、東京駅発の深夜バスに乗車、翌朝6時30分盛岡駅着。みちのく事務所で少し横になって休息、仕事明けの泉山理事と一緒に宮古市に向かったのが9時30分頃でした。2時間ほどで宮古市に到着、港から6㎞程にあるボランティアセンターで登録を済ませ被災した市内に向かい、被災した団体賛助会員の皆さんにお見舞いを渡しました。それから2時間後に釜石市に到着。団体賛助会員である山崎さんとお会いしました。彼は自宅が流失されたにも関わらず、救援ボランティアに駆けつけている皆さんのアドバイスをしていました。彼にお見舞いを渡し、救援ボランティアの状況を聞きました。その後、ボランティアセンターで救援活動の意思を伝えてきました。今日(14日)山崎さんに電話してみると、ボランティアの方々と現場で後片付けをしていました。

P4132256 今回、現地に立った分かったことは、団体賛助会員(岩手県)の内本人死亡が1人、会員の家族(3親等)の死亡・行方不明者が47名、自宅と社宅の流失が16名であったことです。そして未だ確認が取れていない方々が数人いるということでした。そして、被災状況に関して色々と言われていますが、実際自分で現場に立って被災状況を見ると“路頭に迷う”、“途方に暮れる”ということでした。大地震と巨大津波がおお暴れして全ての生活手段が目の前で、家族や親戚の尊いいのちが失ってしまったのが被災地でした。反面、巨大津波が襲わない地域では普通の暮らしが営まれていました。一方では路頭に迷っている被災者、他方では普段の生活をしている皆さんの様子を見て、これが現実なのかと思いました。

P4132217 この場で改めて決意したことは啄木がサルに扮して人間へ警告していたこと(「人間は祖先を忘れ、自然にそむいている。ああ、人間ほどこの世にのろわれるものはないだろう」:『サルと人と森』より)を生活に、経済と政治に反映させていかなくてはならないことでした。啄木は100年も前から“自然と共に生きていく”という生き方を世の人間に警告していました。

 今後、宮城県、福島県の団体賛助会員の皆さんにもお見舞いを届けていきます。

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2011年4月11日 (月)

“つらい、悲しい、悔しい”状況を解決する“みちくさ”へ?

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 3・11大震災と原発事故によって「不便な生活」を経験し、その上買い占めや泥棒、詐欺などの嫌らしい人間社会の一面に怒りをもちます。反面、電気の有り難さや支え合うことの大切さを実感しています。また、便利な生活はいとも簡単に不便な生活に変化してしまう脆弱な社会であることが分かりました。これを機会に「便利」や「不便」ということを見直してみるのが良いと感じています。

P4101924  昨日(10日)も第1回舎人会議が足尾で開かれました。会議では、大震災や原発事故に遭った私たちは「便利さ」ばかり追い求めるのでなく、“つらい”“悲しい”“悔しい”という場から試行錯誤しながら改めて「便利さ」を考えていく話もされました。それには仕事や生活の中に“遊び”“時間の余裕”をつくり、つまり“みちくさ”をすることの大切さを、「遊働楽舎」の舎人が発信していくことにしまた。

 帰りの途中、舎人の田岡さんが70歳を迎えるので少し早い誕生祝いを舎人仲間で行いました。JR日光駅の待合室で知り合ったベルギー人とも話が弾み、少し“みちくさ”をして彼女の森を愛する心、自然の恵みを大切にする心そして原発はいらないという考え方を聞きました。昨日は、海外の“森とも”ができました。沼田屋の皆さんご馳走様でした。

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2011年4月10日 (日)

 「遊働楽舎」(みちくさ)の舎人に認定証を授与

P4091912 久々の雨が降りました。乾燥した日が続いた後に雨が降ると樹木も自然の息吹を感じて樹木の色艶が変化していくことを実感しました。昨日はそんな中で第1回舎人会議を開催しました。

 5月14日にオープンする「遊働楽舎」(愛称名:みつくさ)に任命された舎人のみなさんが足尾に参集し、あと一ヶ月後に迫ったみちくさの運営について意思統一しました。

 会議の冒頭、第4回理事会で承認した舎人に対して理事会を代表して石島悦子理事から「認定証」が授与されました。今後の運営は舎人全員が責任者となって足尾松木沢を訪れる皆さんとの出会いを大切にして、“森とも”の輪をつくりだしたいと思います。

 会議後は、石島さんが用意してくれたけんちん汁でうどんと蕎麦を食べました。その後、舎人の皆さんは“みちくさ”の改装を行い、オープンを前にした舎人の任務を想い描いているようでした。

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2011年4月 8日 (金)

森とも(鹿)に合掌!

P4081908  鹿が死んでいるのを発見しました。発見は昨日の夕方、仕事が終わって帰る支度をしている時でした。今日の仕事はまず、鹿を葬ってやることにしました。事務局の小川君が広場に到着するのを待って、穴を掘って埋めてやりました。墓石も運び出して合掌して葬ってやりました。

P4081914  昼過ぎ、作業をしていると大型バスが1台ヘリポートに到着し、バスからは黒い制服を着た新入社員風の男女が降りてきました。会社の制服を着た方が対岸の岩山を指さして何やら説明をしていましたので、多分、古河機械金属㈱の新入社員研修ではないかと思いました。そうであれば会社の理念がそこに見えているなあー、と感心しました。昨日の日立製作所の中西社長に見せてやりたい、と感じました。

 今日は来月14日にオープンする“みちくさ”の屋根の塗装をしました。雨を心配しながら作業しましたが、なんとか雨に遭わずに塗装が終わりました。塗装を終えて広場から“みちくさ”を眺めてみると、塗る前の白い色よりも茶色が周囲にマッチしていることを実感し、二人で納得して喜び合いました。

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2011年4月 7日 (木)

足尾の桜のつぼみも膨らんできました

P4071903  関東地方の全県では本日、桜の開花宣言が発せられたようです。足尾でも昨年植えた桜のつぼみが膨らんでいるようです。今日の森びと広場も昼頃には気温が20度になりました。松木の杜に入ってみると水仙のつぼみも膨らんでいました。大震災被災地にもこんな暖かさを伝えてやりたいです。

P4071897  ところで今日の毎日新聞を読んでビックリしました。原発災害で多くの方々が避難生活を強いられ、世界の各国が心配している原発事故に対して、原発を建設した日立製作所の中西社長は「国の基準にのっとって設計しており、責任を問われる立場ではないと思っている」、ということを強調しているといいます。この記事を読んで呆れました。いや冷静に振りかつて見ると、原発推進してきた企業経営者、政治家そして県知事、市長、町長の一部とそれを支援してきた地域住民の一部の皆さんも国を信じて原発建設を認めてきた、と国の責任を求めています。確かに国の責任はありますが、自分も原発を推進してきた一人として反省することなく国の責任だけを求めていては新エネルギー時代をきり拓くことは難しいと思いました。サルの社会ではこんなことは起こりません。小さなサル社会ではサルのボスはサル社会のために責任をとります。

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2011年4月 5日 (火)

コスト万能主義では繰り返す原発大惨事?

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 菅総理大臣をはじめ閣僚の皆さんがスーツ姿で登場してからテレビやラジオのニュースでは、原発災害問題は今後のエネルギーはどうあるべきか、ということがクローズアップされているような気がします。今日、原発推進をしてきた日本原子力委員会の女性の方が涙を流して原発事故に謝罪しているようでした。議論がスタートしたことは良いことですが、電力源の80%を原発に依存しているフランス大統領の来日やアメリカ大統領の原発推進継続発言を背景にした議論では「人間と自然との生命が躍動する理想郷」は描けないような気がします。

P4041886 批判ばかりしていても発展性はないので私の提案は、“森は敵ではなく友達なんだ”(森トモなのだ)だから“自然を支配しては駄目ですよ”そして“幸せはいのち(生命)が第一なんですよ”、という心をもって今後のエネルギー問題を議論すれば間違いはないような気がします。迷ったら原点に立ち戻って今後のエネルギーを想像してみたいものです。想像力は効率性、合理性だけの枠内に身を置いていては発見できないと思います。

作業効率だけを求めてグリスがきれてギイギイと音を出している重機を無視して操縦していると、作業効率が悪くなります。このような時にはコーヒーでも飲んで、重機に感謝しながらグリスを注入してやることです。結果は作業効率が良くなり、重機の破損にもつながりません。余裕、寄り道がそして“みちくさ”が心を耕してくれます。“みちくさ”は想像力を豊かにしてくれますし、心のエネルギーを発現してくれる気がします。

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2011年4月 4日 (月)

「理想郷」を掲げて事務局が活動開始!

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 昨日は第一回の事務局会議が東京事務所で行われました。清水事務局長から小林敬事務局長にバトンタッチされた新事務局体制の会議は、3月20日に開かれた第1回理事会で決定された今年度前半の事業を推進していく具体的内容を議論しました。特に、4月から6月の間に集中して行われる3・11大震災被災者の救援ボランティア活動に関する議論に時間を費やしました。その結果、具体的には4月は岩手県被災地、5月は福島県被災地、6月は宮城県被災地の救援ボランティア活動を実施していくことを決めました。ボランティア活動は森びと会員の皆さんにホームページ上で呼びかけていくことになりました。

 会議では、ボランティア活動を通じて被災者と被災地から教えられ、学んだことを「人間と自然との生命が躍動する理想郷」(神野直彦東大名誉教授)創りにつなげていこう、と高橋理事から訴えられました。また、高橋理事からは「炭による樹勢回復実証調査」をスタートさせる意味について提起され、ナラ枯れが毎年拡がっている原因の解明に挑戦しくいくことになりました。第1回会議は5月に開催し、原発被害と雪解けを待って現地調査をすることにしました。

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2011年4月 2日 (土)

自然は「友人」と考えてきた日本人

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 事務所の近くには飛鳥山公園があります。JR王子駅の西側にある丘が公園で、これからは桜の花見で賑わうところです。今日は3・11大震災後はじめて群馬県の自宅(山小屋)に行き、震災被害の有無を見てきました。まだ残雪がありましたが、標高1300㍍付近の森でも春に向かっていました。その帰りに飛鳥山公園の桜を見ながら帰宅しようと公園に入ったところ、園内は花見をしている皆さんで賑わっていました。あまりの賑わいでのんびりできないので、公園の外れにある庭園を散策しましたらサンシュユとマンサクの花(写真中)がひっそりと咲いていました。

1  サンシュユは春を告げる花木の代表的な樹木だそうです。約300年前に薬用として待ちこまれたそうです。葉に先駆けて黄色い花をつけます。薬用は秋に付ける赤い果実から種を取った果肉を乾燥させて煎じて耳鳴り、目まい、頻尿、疲労回復、腰痛等に用いると言います。果実酒も作れるそうです。

 ところで大震災被災地の報道を見ると、鉄筋コンクリート建築が巨大津波で倒壊流失した地域に松や桜そして梅などが流されずに生きていました。海岸近くの松は折れていましたが、折れた幹の下はしっかり残っていました。その梅や桜の花が咲いた様子も報道されました。樹木の根の力強さにびっくりしています。東大名誉教授の神野直彦さんは「自然を敵だと見なし、自然の支配者として君臨したいという野望の結果は、原発事故に象徴されている。自然を友人と見なして、ただ手をこまぬいていれば明るい未来がやってくるという受動的希望でなく、意思と責任との一体感のある能動的希望を携えれば、被災地に人間と自然との生命が躍動する理想郷を必ずや築くことができる」(3・28日付け『日本農業新聞』)と述べています。

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2011年3月30日 (水)

隣人よりも長く生き延びるではなく共に生きるために現場に立つ

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 今日はみちのく事務所の皆さんと被災者救援に関して電話で話し合いました。それによると宮古市、釜石市に向かうことはできるが現地には宿泊場がないので日帰りとなり、一旦、盛岡に戻って翌日また被災地へ向かうことになるということでした。救援物資で被災者が困っているのは男女の下着類だ、ということでした。また、岩手県の救援ボランティアは来月から始まるようです。救援内容は現地に行かないと分からないので現地の指示に従ってほしいということでした。

Photo  来月3日は当会の事務局会議です。会議では、今月20日の第6回通常総会で決まりました4月から6月間の救援活動の具体案を作成し、救援ボランティアを希望する“森とも”に呼びかけていくことにします。しかし、原発事故によって最悪な事態が起きた時には救援ボランティアを中止します。

当面、当会は被災した会員のお見舞いを行います。来月は岩手県宮古市と釜石市の皆さんのお見舞いを行います。まず、私たちは被災した会員の皆さんの気持ちに少しでも近づける努力をしていきたいと思っています。東京では桜のつぼみが日に日に膨らんでいますが、私たちは被災地の現場に立って“山と心に木を植える”心を膨らませたいと願っています。

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2011年3月28日 (月)

生命の源が動き出した桜の開花宣言

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 ガソリン給油の心配が無くなったので足尾から東京に夕方返ってきました。途中高速から見えた青空と足尾の青空の違いに気づきました。足尾の青空は突き抜けるような空という感じでしたが、埼玉県から東京に入るとそのような感じがしませんでした。

今日、作業の合間に松木の杜を散策していると写真のように食害防止のネットが刃物らしき物で切られていました。以前にはネットの支柱が折られていたこともあり、どんな理由でこんなイタズラをするのか疑問です。この地は森であったところを人間が耕し、小さな集落を形成していました。村人は生きていくために、自然には逆らわず、森には畏敬の念をもって暮らしてきたようです。命の源が森であるならば森を元気にしていくことがすべての生きものを元気にしていくことに繋がっていくことになるのですが、どうしてこんなイタズラが起こるのでしょう。

P3282137 高速道路運転中にラジオニュースでは東京で開花宣言されたと報道していました。足尾の桜は未だつぼみも膨らんでいませんが、松木の杜の春は水仙の芽、ミツマタの芽そしてホオジロの鳴き声などから手の届くところまで来ているようです。桜の開花宣言とは、桜の花にメジロが蜜を求め、ミツバチも蜜を求めて寄ってくる、そしてそのミツバチが作った蜜を人間やクマなどの命の源になっているように、開花宣言はすべての生命の源が動き出したということでしないでしょうか。報道各社は開花宣言を毎年同じようなことばかりを繰り返していないで、開花の意味を様々な角度から報道してもらいたいですね。

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2011年3月27日 (日)

自然とうまく付きあえるように

P3272120  今日は朝から青空が見えた春日和の中で作業しました。松木の杜では水仙が顔を出してくれました。「森びと広場」は雨が降ると雨水が地中に染み込むのが遅く、広場は泥沼のようになってしまいます。その上、雨水が広場に溜まり勢いをつけて低い松木沢側に流れ込み、土砂も流されて高台にある広場の東側の地盤が削られています。

P3272115  今日の作業は広場の地盤が削られないようにU字溝を埋め、雨水を一定の方向に流すようにしました。一定の方向に水を流すと言ってもU字溝を設置していくには一定の斜面を維持しなければならないので、溝を掘ってそこに採石を敷いて固めなければなりません。その上にコンクリート製のU字溝を置いていきました。1個60㎏以上の重さのU字溝を動かす作業なので、怪我と事故のないよう進めてきました。

P3272121  一日の作業を終えて帰る頃には、鹿たちがのんびりと餌を食べていました。暖かい夕日の日差しを浴びている様子を見ていると自然と共に生きていく様子を見ているようでした。松木村が存在していた頃の村の様子もこんな感じであったのでしょう。自然に乾杯です。

2011年3月26日 (土)

誰のために“いのちの森づくり”をするの?

P3262098   昨日の足尾の積雪は2㌢程でした。今日の気温は3度で西北の強風が吹き荒れた一日でした。昨日は、みちのく事務所から大震災で被災した会員の状況が報告されました。岩手県森びと会員の被災は自宅流出が二人、実家流出が4人でした。遅れましたが被災した会員皆様にお見舞い申し上げます。

 今日は「みちくさ」のトイレ用タンクを埋め込みました。作業をしていると「みちくさ」脇の道を午後、自転車で足尾ゲートに下っていく方々が二人いました。松木沢の解禁は今月21日でしたので自転車に乗っていた方は渓流釣りの人でした。このような皆さんが釣果を話し合ってくれる場所が「みちくさ」であってほしいと思っています。今日はその「みちくさ」のトイレが使えるように排水タンクを埋め込みました。作業は手際よく進められ午後一番には埋め終わりました。

P3262103  昼食や午後のお茶の時間で話題となっているのが大震災と原発事故の事です。被災した森びと会員の状況が日に日にひどくなり悲しい思いが込み上げますが、話の中では未来社会を見つめてみると原発に反対する政党が何を主張しているのか、組合員の生活(生命)を守るべき労働組合が何を主張しているのか、そして原発を推進した政党や労働組合はどんな態度をとっているのか、ということでした。

 結論は、どこの政党も党への支持票獲得だけを考えると自らの主張を控え、曖昧にしてしまうのか、ということでした。ようするに私たちの生命を私たちと共に守っていく人が政党や労組には見えないなあー、と言うことでした。

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2011年3月25日 (金)

自然界の小さなつぶやきに耳を傾けて

P3252093  事務局は大震災後はじめて足尾に入りました。今日は採石を10㌧購入し、「みちくさ」の入り口手前の広場にその採石を敷きました。朝の気温は7度でしたが、午後には4度まで下がり3時頃には雪が降ってきました。風も東から吹いてきましたので、原発事故の事も考えて作業を中止しました。

 わがスタッフは大震災翌日の12日、足尾現場に入って落石などをチェックしました。前橋の松村さんが入って調査した結果、臼沢の森には2つの大きな岩が落石しましたが、石は食害防止の柵で止まっていました。落石をチェックした後、松村さんは臼沢の森近くの茂みでフクロウに遭いました。早速、デジカメでフクロウを撮影したのがこの写真です。今日、松村さんはその写真を見せながら言っていたことは、「フクロウを観た時、何かつぶやいているようだった」ということでした。

Dscf0068  フクロウは何をつぶやいていたのか興味がありますが、大震災の被災を受けてはっきりしたことは想定外のことが起こることは事実であり、発生した自然の猛威は人間の科学力や技術力では計り知れない力をもっていることでした。

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2011年3月24日 (木)

大震災地に立って被災者から生きる元気を学ぼう

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 3・11大震災で被災した方々の生活様子をテレビやラジオニュースで見聞きすればするほど私は生きる勇気をもらい、人の良心を育んでいます。高校を卒業して明日から都市へ就職する予定であった生徒は、親と故郷を捨てるわけにはいかないと言って就職を諦めて津波で流された家の後片付けをしていました。また、卒業式を終えた児童たちが津波の恐ろしさなどを綴ったノートを校庭に埋め、成人式を迎えたら掘り起こしてみたい、と言っていました。ニュースは朝食時間帯に見聞きしていますが、食事を摂りながら目頭を熱くして元気をもらっています。

P3242089  今日は、当会の発足から現在に至るまで大きな支援をしてくれているJREU(東日本旅客鉄道労働組合)とJRFU(日本貨物鉄道労働組合)の両本部を訪れ、大震災で被災した組合員・家族の皆さんへのお見舞いを届けてきました。両労組からは被災状況が報告され、JREU吉川書記長からは組合員5名の死亡・行方不明があり、家族や親族の行方不明も多いと話されました。現在は、被災地外の組合員が支援活動に力を入れていると話されました。鉄道輸送の被害も甚大であるため、旅客と貨物の復旧に労使が高校球児に負けない全力投球をしている、と言う話がありました。

P3232088  明日は、みちのく事務所から会員の被災状況と救援活動の計画案が報告されます。東北高速道路も全区間開通しましたので、“森とも”の救援活動を早くスタートできることを願っています。

2011年3月23日 (水)

近未来は先達たちの生活にヒントがある?

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もし仮に、地球人口のすべての人たちが日本人並みの生活をすれば地球の数は2,4個、アメリカ人並みの生活をすれば5,3個必要である、という議論があります。これでは地球が危ないと思います。地球は大きいですが生命圏の厚さを考えてみると、〇,5㍉の鉛筆の芯で直径20㌢の地球を描いた時の鉛筆の軌跡です。実に薄い生命圏が私たちの生命を育んでいます。この薄い生命圏を危機に陥れているのが現代です。

 地球環境は有限です。人間が思いつくまま活用すればやがて臨界点を迎えます。自然は社会的共通資本財であると認識し、持続可能なライフスタイルが重要なんです。日本の自然活動は火山活動と地震そして台風と大雨で、これに日本人は翻弄されてきました。こういう厳しい自然の中で日本人は、自然を読み取る力を身に付け、その力をいなすという知恵を磨いてきました。そして森林や緑を大切にしてきたという歴史をもっています。

P3182080  自然に関わることによって里山をつくってきました。森林を媒介にして、水と生物の循環的な空間あるいは共生の恵みというものをつくりだしてきました。山がしっかりすることで海がしっかりする。川がその仲人をする。私たちの先祖は、美しいけども気難しい日本列島の中で恒常的な生活を営んできました。その結果、自然への尊敬心というものが花鳥風月を生み出しました。(「2011年森びらき」での涌井史郎氏講演から)

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2011年3月22日 (火)

大震災の悲しみを未来へつなげていこう!

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 20日は第6回通常総会が開かれました。大震災と原発事故の影響で東日本のライフラインが制限されている中で、総会には250名(出席者と委任状を含む)の会員の皆さんが審議に参加してくれました。総会の冒頭、大震災で被災した皆さんへのお見舞いと亡くなった方々の冥福を祈り黙とうを行いました。

 総会での審議の結果、4月~6月までは被災した方々の救援にシフトしていくことにしました。質疑討論では、震災救援ボランティア要望の意見があり、理事会としては被災した森びと会員の被災状況を把握して、ボランティア活動の受け入れが始まる頃に会員・インストラクターの皆さんへ呼びかけて救援活動を実施していくことにしました。

よって、4月~6月に計画していた当初の事業の一部は中止又は延期しました。当初の事業計画で中止、延期した事業は以下の通りです。

中止した事業は、4月24日に計画していた「四季の感謝デー・(春の感謝デー)」、6月4日に計画していた「第9回八幡平・ふるさとの森づくり」、延期した事業は、5月14日に計画していた「第20回足尾・ふるさとの森づくり」は9月23日(金)に延期しました。開催日を変更した事業は、8月27日に計画していた「第4回森と生きるキャンパスフォーラム2011in京都」は「in立命館」として8月20日(土)に変更、11月27日に計画していた「こころの森探訪」は「こころの森探訪in那須塩原」として10月30日(日)に変更して「那須平成の森」を散策することになりました。総会の最後は、2011年度の新理事会体制を選任して終了しました。

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2011年3月18日 (金)

笑顔で支え合っている子供たちに春を届けたい

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 今日は岸井成格理事長に会ってきました。JR東京駅から毎日新聞社までは内堀通りに沿って15分程歩きました。お堀の端にはアジサイの春の色が若葉を染めていました。また、地面の陽が当たるところにはタンポポも鮮やかに輝いていました。毎日新聞社に近づくと神津桜が黄緑色の若葉の中でわずかに咲いていました。被災地で高校生や子供たちが大人と一緒になって支え合っている報道を見ていると、被災地の皆さんにもこの花の香りと春色を届けてあげたいと探し当てた15分間でした。

P3182076 岸井理事長とは通常総会に向けた打ち合わせをしました。会員のなかには被災した方がいるので、総会ではどのような救援活動をしていくのかを議論しようとなりました。緊急の救援活動は勿論ですが、私たちは壊滅した市町村の皆さんの要望を聞いて、秋頃には我々が育てた広葉樹の苗木を提供して市町村に森をつくってあげたい等を話し合いました。総会には多くの会員の皆さんが震災の影響で出席できませんが、欠席する会員の皆さんのから託された“山と心に木を植える”事業を創り出す総会にしていくことにしました。

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2011年3月17日 (木)

佐藤光夫さんからのメールです

炭の力によってナラ枯れを何とかしたいと連携している佐藤さんからメールが届います。是非、読んでください。

★★★ みなさんへ
2011年03月15日21:36
今日の朝方発電所から避難させられ福島の親戚の家で家族と合流しました
とりあえず私は無事です
お前だけは安全な所へと言われ泣きながら企業さんの車で発電所をあとにしましたÖ
本当にこのような事になってしまい本当に申し訳ありません
東電はすごく叩かれてるÖ
でも逃げずに命懸けで作業を続けてるのも東電です
どうか非難しないで下さい
私も東電の社員として福島第二原発の所員として昨日まで現場対応にも参加してました
大津波警報で夜中の3時足元も見えないまま死ぬ覚悟で海の目の前での復旧作業Ö
冷却機能のある機械は海側のため津波でやられてしまいなんとか復旧しようとみんな必死でした
みんな疲労と戦いながら足を引きずりながら作業にあたっていました
冷却機能を復旧できなければ第二原発も第一原発のような爆発が起きていました
それを防いで全号機冷温停止させたのも東電です
発電所を見捨てて逃げればこんな状況では済まされません
逃げずに立ち向かっているんです
津波の影響は想像を遥かに超えていました
地震だけであれば第一原発の爆発も起きなかったんです
みんな自分の命を顧みず停止する作業に全うしてます
多々噂があるけど避難勧告の圏外にいれば健康に影響ある程浴びる可能性は低いです
健康に影響がある程浴びるのは発電所で頑張ってる作業員のみんなです
殆ど寝ず食わずで現場に行っています
噂に左右されず避難勧告圏外へ避難して外気になるべく触れないようにして下さい
彼氏は今もずっと発電所で夜勤を続けてます
今はただ皆の安全を祈るしかできないÖ
一番怖いのは発電所で作業している皆です
逃げずにそれに立ち向かっているのは東電と関係企業さんです
家族との連絡がつかない人もたくさんいるけど現場へ向かい作業をしてます
それだけは忘れないで下さい
一人でも多くの人に知って欲しい
悪用防止の為コピーではなくURL公開して下さい
発電所のみんなは逃げずに今も戦っています
住民の皆様には不安な思いをさせて大変申し訳なく思っています
誹謗中傷覚悟の上で名前も載せます
皆を守る為自分の命と引き換えに今も作業をしている人がいます
こんな状況ですが自分の命を顧みず立ち向かっているみんなを見て一緒に復旧作業に当たることができて東電社員であること福島第二原発所員であることを誇
りに思います


東京電力
福島第二原子力発電所
電気機器グループ
大槻路子 

支え合うことは自己犠牲が伴うもの?

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 ブログを更新している東京の22時、余震で部屋が揺れています。余震がこんなに長く続いているのは初めての経験です。東北関東大震災で被災した現地の方々からすれば、「初めての経験だ」、とのんきなことを言っている気持ちではないと思います。また、原発事故の恐ろしさに遭遇している世界の方々からすれば続く余震で最悪の事態になってしまうのではないかと不安が増すばかりです。

 そんな中でこの不安と最悪の事態を抑えるために原発に向かっている関係者の気持ちとその家族の不安をおもうと、被災地や災害地に立っていない私たちは何をすればと考えさせられます。

 今日は事務局の皆さんと“私たちNPO法人は何をするべきか”を話し合いました。20日に開催する第6回通常総会ではその議論を深め、私たちができることをやっていきたいと思っています。それにはまず、私たちの気持ちを被災地と災害地に立っていくことから始まるとして、みちのく事務所事務長・泉山さんに岩手県のボランティア登録を進めてもらうお願いをしました。登録後には現地の皆さんの力を借りて“森とも”の心を耕しましょう。

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2011年3月16日 (水)

本物の心に震えた1本の電話!

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 今日も被災地の現状をみちのく事務所に聞きました。仲崎事務次長からは、「現地に入れないので森びと会員の安否確認ができない方がいる」と言われました。仙台市に住む正会員のご夫妻からは、「奥さんの実家が壊滅して母親の安否確認ができなかったが避難施設に衛星電話が設置されたので母親と話ができました」、とお礼が言われました。しかし、宮城県内で行方不明の会員を把握できない悲しい状況です。現地では、森びとインストラクターや会員の方々の必死の捜索と救援活動が行われています。

 まもなく現地では救援活動ができるでしょう。当会は救援と支援をいつでもできるように、みちのく事務所の皆さんと連携をとっています。こんな心構えをしていた東京事務所に今日、心強く嬉しい電話がありました。電話は二年前から助成金で私たちの森づくりを支援してくれている三井物産環境基金からでした。電話は、「みちのく事務所の皆さんは大変でしょう。私たちはできる救援をしますから頑張ってください」という主旨でした。電話の話を聞いて筆者は身体が震えるほどの感謝でいっぱいでした。“森とも”の皆さん!自分のためだけに買占めに走るのでなく、我慢をするのも被災者の皆さんへの心の救援です。岩手山やモクレンの花が美しい、と感じる心のゆとりをもてる救援をまもなくはじめましょう。

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2011年3月15日 (火)

被災地の救済・復興に“森とも”の心を伝えてください!

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 昨日、仕事の帰りにコンビニに入ってビックリしました。商品の棚には品物が殆どありませんでした。今日、新聞を読むと「スーパー 食品品切れ続出」という見出しが目につきました。なんでこうなるの?と怒りをおぼえました。

P3152054  東京でも余震が続いていますが、東北関東大震災が起きて今日で4日目です。当会を支えてくれる会員の中には北東北や南東北の方々がおります。今日は、森びとインストラクターや会員の皆さんの安否を確認させていただきました。東北のインストラクターはライフラインの影響を受けていました。福島のインストラクターは原発事故の影響で自宅待避をしていました。会員方の中には未だ安否確認がとれない方もおりました。亡くなられた皆さまに衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、負傷された方々、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

 東北の方からはガソリン給油制限、ガスや水道ストップ、食料品は長時間待たなければ買えない、と訴えられました。避難しているインストラクターからは、人間が作った原発が凶器となって生命を奪おうとしている、と怒りの声が伝わってきました。今日は、これらの声に応えるために何をするか、ということ話し合いました。日に日に増え続ける死者、行方不明者と被災地の惨状を観るたびに自然の脅威に震えています。コンビニやスーパーで買いあさるニュースは「地域差でなく」、被災地の現場に立った意識の無さが問われていると思いました。

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2011年3月 9日 (水)

生命の息吹に敏感でいられる幸せ!

P3092081  今日の朝は清々しい快晴でした。8時45分、森びと広場に着くと少々の残雪が残る山の上をトンビが気持ちよさそうに飛んでいました。双眼鏡でさらに奥の山頂付近を見るとオジロワシも3羽気持ちよさそうに舞っていました。トンビは「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)付近を低空で飛び交っていたので何か探し当てたのかと思い、その付近を歩いてみると雄鹿の死骸がありました。やはりこの鹿肉を食べようとしていたようです。

 P3092030 午前中は快晴の下で畑を耕して石を取り除きました。昼食後は、近くで鹿の生態調査をしている現場を見学しました。調査員の話によると、ここにいる冬の鹿は尾瀬、奥日光戦場ヶ原、群馬県奥からこの地に来ているそうです。雪深い尾瀬を避けて越冬する鹿、また、奥日光での狩猟の的から避けてこの地で越冬しているそうです。全てGPSで調べて分かったそうです。

P3092035  午後2時過ぎると急に雪が降り出し、3時には作業ができなくなるほどになりましたので、前橋市、神奈川県鎌倉市、栃木県さくら市から来てくれた事務局とスタッフは帰路についていただきました。

晴れが3日続かないというところでなく、一日の朝は快晴で午後は重い雪が降る、という天気でした。

春を感じるひとつに、快晴の朝方聞こえる霜柱が溶ける音があります。この音を聞いていると地面らは湯気が出ている感じがしました。

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2011年3月 8日 (火)

早早春の青空の下で働く気分の良さはキジにも分かるのかなー?

P3082020  朝の青空を見ていると晴れが三日もってほしいなあー、という気分でした。今日はスタッフの田岡さんが手伝いにやってきました。田岡さんは関東地方の濃霧で電車が遅れた、と話しをしてくれましたが、筆者は、昨日の寒さで冷えた地面が急に暖められると霧もでます。霞に遭えるのもいい体験ですなー、と思いました。

 快晴の中での作業は腐葉土作りの会場整備と苗床の寒冷遮ネットの除去でした。腐葉土は来年から本格的に始める「みちくさ広場」用のもので、子どもたちが大好きなカブトムシも育てようということも兼ねています。また、寒冷遮ネットは日毎に暖かくなっているので、そろそろ自然に馴染む環境づくりが必要なのでネットを取りました。

P3082027 午後には、稲葉理事が現場を見に来てくれました。「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)の出来具合を見た稲葉理事は「素適な小屋で子どもたちの心を育むための“みちくさ”になってほしい」、と言っていました。春の日差しが感じられた松木の広場にはキジも楽しそうに駆け回っていました。

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2011年3月 7日 (月)

“春に三日の晴れなし”

P3072016  東京でも雪が降ったとTVニュースで流れていました。足尾でも雪でした。今日は4月17日に開催する「アースデーin桐生2011」の実行委員会とチラシ配布作業を桐生の群大工学部キャンパスで行いました。夕方、桐生で食材を買ってから足尾の「どくだみ荘」に着きました。足尾に近づくと渡良瀬川の両岸には雪が残っていました。

 新聞によると、3月は1年のうちで最も気象変化が激しい月だそうです。今月は偏西風が強く、低気圧や高気圧が頻繁に、それも速い速度で日本を通過することによって、春一番が吹いたり雪が降ったりするそうです。

P3062013  昨日は、20日に開催する第6回通常総会と今年の森づくりに向けた事務局会議が開かれました。会場の準備、総会運営の担当と審議事項内容に関して、また、

足尾とみちのくの森づくりに向けた前段の準備をチェックしました。5日に報告があった階段作りの写真(下)が届きました。5日の天気は晴れ、今日は雪。「春に三日の晴れなし」ですが、地中や地表では確実に春が動いています。

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2011年3月 5日 (土)

海水温の上昇が気候を変動させているようですよ!

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 今日は「森びと広場」から「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)へ上る階段作りが終わりました。事務局の小川さんから連絡ありました。スタッフの松村さんと二人で最後の階段を作り終えました。階段数は41段でした。

 昨日は、稲葉理事と参議院会で今野会長(参議院議員)と松浦事務局長秘書(参議院議員)の中根さんと「日本の森を救う緊急提言」の実現に向けた打ち合わせをしました。今野会長からは、「今月中に議連を開催し、緊急提言に対する関係省庁からの考え方を聞いていこう」と言われました。今月中には、提言に対する関係省庁の考え方が示されるようになりました。

P3042012  明日は啓蟄です。冬眠していた虫が穴などからはいだす頃です。ところでその虫たちもはい出す時期を迷うほど自然環境がおかしくなっているのが現代です。今日の毎日新聞には、「深海の貯熱効果が弱まっている」という報道がされていました。毎日新聞は、「深さ3千㍍以深の海水温が地球のほぼ全域で上昇していることを突き止めた」、「海水温の上昇は海流の変化や海面上昇をもたらし、地球規模での異変につながる恐れある」と報道していました。

 中国では、今冬、数十年に一度と言われる干ばつに襲われているといいます。その結果、小麦などの収穫は半減してしまうそうです。中国ではここ数年、毎年のように干ばつに見舞われています。中国政府は今後、日本円で約50兆円の予算を付けて水利施設整備を進めていく計画です。政府の背景には食糧価格の高騰から社会不安をもたらしかねないから、と思っているようです。

 世界各国は、人間活動による温室効果ガス排出による各国の物価上昇が社会不安・経済不安定を呼び起こす原因になっています。「啓蟄」とは言え、各国の気候変動によって冬眠している虫たちも不安になっていることでしょう。

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2011年3月 1日 (火)

信州・座光寺小の躍動音が聞こえたよ!

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 6日後には啓蟄です。雪国の皆さんには申し訳ありませんが、森びとインストラクター・田岡さんから送られてきた河津さくらを見ると”春”です。淡い桜餅の香りを届けます。

 今日の毎日新聞に掲載されていた記事によると、人間が排出する温室効果ガスが豪雨や洪水を起こすのではないか、という研究結果がまとめられました。発表したのは日本の国立環境研究所、英国、カナダの研究チームです。豪雨や洪水で犠牲になっているのは人間であり、生態系も破壊されています。また、洪水で農作物が高騰してそのしわ寄せを受けているのも人間です。誰もが何とかしなくてはと思っていることでしょう。神頼み、あるいは行政や政治家の責任にしても何も解決しないかもしれません。

 先月下旬、長野県飯田市立座光寺小学校から5年生の感想文が東京事務所に送られてきました。感想文は、当会が児童たちへ贈った『サルと人と森』を読んだものでした。送ってくれた図書館担当の古沢先生からは、「石川啄木の人物像を紹介し、時代等を説明したのち読書をしました。4年生で“ゴミから環境を考える”学習をしましたので、環境については多少なりとも意識があり、“ゴミだけでなくいろいろ環境の問題があるんだなあ”という感想が多く出されました」、という手紙を書いてくれました。座光寺小学校5年生の皆さんありがとうございました。校長先生や全児童の皆さんに「みんなで“森とも”になろう」と呼びかけてください。学校の横にある「子どもの森」からは”いいとも!”という声が聞こえるかもしれませんよ。

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2011年2月28日 (月)

雛祭り寒波は春を連れてくる?

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 寒の戻りが来たような今日の足尾でした。朝から雪でしたので今日は、作業はせずに鹿、マヒワとホオジロと遭ってから帰宅しました。帰りの軽自動車内で流れていたニュースでは、水曜日ころに雛祭り寒波が来るようです。寒波や春一番が吹くたびに春が近づいてくるようです。マヒワやホオジロのさえずりやしぐさを観ているとそんなことを感じます。

P2281988  くだらないことかもしれませんが、このようなことは小学校の行き帰りの山道で見聞きしていたことです。仮想世界に生きているとこんなことは想像もつかないのではと心配しています。日本人口の5千万人を超す60歳以上の皆さんは、小さいころの“みちくさ”で色々な事を教えられたと思います。今、作っている憩いの場・「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)では、そんな皆さんの知的財産を若者たちに役立ててやってほしいと願っています。

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2011年2月27日 (日)

“心に木を植える”躍動音が響いているよ!

P2272008  昨夜は強風が吹き荒れました。心配していたように松木に植えた桜(一本)が斜めに動いてしまいました。今日の作業はまず、この桜を固定しました。これからも強風が吹き荒れるので小さな蕾を付けている20本の桜をチェックしました。チェック終わる頃、若い男女が歩いてきましたので挨拶をしました。メモ用紙を持って見学している様子なので声をかけましたら、二人は名古屋から来た小学校の先生でした。名刺をいただくと学校法人南山(なんざん)小学校の教諭で、子どもたちに森づくりを身体で学んでほしいので見学している、ということでした。

 P2272014 先生とは足尾の緑化事業の苦労、足尾銅山の光と陰そして森をつくると生態系が豊かになっていくこと等、30分程の話をしました。先生方はとても真面目で、子供の未来を切りひらく現場での体験的教育を真剣に考えていました。森づくりをやっている私たちにとってはこのような先生方と会えると、やり甲斐とやる気が湧いてきます。

そんな嬉しい気分で今日は、事務局次長・済賀くんと温かい東南東の風を受けながら「みちくさ」入口の床に石を敷きました。その後は、「森びと広場」から「みちくさ」へ上る階段を作りました。

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2011年2月26日 (土)

子どもたちに豊かな森を残すために桐生でイベント

P2262039  今日は子どもたちの「笑顔、驚きそして恥じらい」の顔に会ってきました。「どくだみ荘」を9時に出発、10時30分に桐生市の地域地場産業振興センターに到着。センターの中3F会議室が今日の活動の場です。

 まず、同センターで待ち合わせしていた事務局員の柳澤さん、森びと群馬県ファンクラブ・金子さんと会場の準備をしました。今日は、「アースデーin桐生2011」のプレイベントでした。このイベントで当会はDVD「森の家族」(アメリカ製作)を上映しました。上映前には柳澤事務局員がDVDの紹介、上映後は仁平事務局次長が感想を聞くという時間を一日2回いただいてきました。

 P2262047 イベントは地元ボーイスカウト指導による木の枝のストラップ作りなど、その後は私たちは森に生かされているというDVDの鑑賞、続いて日本熊森協会群馬県支部の紙芝居、という内容でした。参加者は40名程でしたが、親子で楽しくストラップを作っていた子どもたち、DVDを鑑賞した後には笑顔を見せていた子供、森の話に驚いていた子供そしてDVDの感想を聞かれて恥ずかしそうにしていた子供たちに会うことができました。また、今日は群大工学部学生・S君が手伝ってくれましたのでこの出会いを大切にしたいと思いましした。

 アースデーの本番は4月17日(日)・群馬大学工学部キャンパスです。当会はDVD「森の女王」を上映する予定です。

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2011年2月25日 (金)

憩いの場・“みちくさ”に温もり!

P2252026  「どくだみ荘」の外はゴォー、という音がして北風が吹き荒れています。今日の昼は穏やかな春日和でしたが、夜は一気に冬将軍が戻ってきたようです。今日は「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)の入り口に屋根を取り付けました。また、室内には薪ストーブを設置しました。外にはしだれ桜、ウワミズザクラとヤマザクラを植えました。

P2252021 これらの作業は12名の皆さんによって進められました。その中の一人、森びとインストラクター・大塚さんは春休み中の孫(大学生)を引き連れ、孫と一緒になって桜を植えてくれました。春の花見が楽しみです。室内ではレンガを敷いた上に薪ストーブをのせて、煙突をはめ込みました。ストーブと煙突の調整が終わってから火入れをやりました。ストーブの窓からはオレンジ色の炎が見え、室内に張った間伐材に温もりが入り込んでいるようでした。

P2252030 入り口の屋根取り付けは丸一日かかりました。強風が多いこの地ではその風を見込んだ取り付けをしなくてはなりませんが、出来上がりは強風にもびくともしない屋根となりました。ひと休みしていると、ある人は「母ちゃんと一緒にここの当番をしようか」と言っていました。人生の“みちくさ”を皆さんとともにつくりだせる日が待ち遠しいです。5月14日のオープンに向けて、「みちくさ」作りは盛り上がっています。

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2011年2月24日 (木)

日本の食文化は世界の食文化の基礎だ?

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 今日は東京事務所に西山さんが訪ねてきました。彼は昨年10月、「心の森探訪inUSA」を案内してくれた現地ガイドです。年一回故郷の日本に帰ってくる彼が、私たちのために時間を割いてくれました。その彼が言っていたことは、アメリカは全てにおいて世界の先進国に見えるが食文化においては日本の食文化が基礎になっていくよ、と言いました。

 何故なら、調味料にしても食材にしてもその味を活かす心と技をもっているからということでした。日本人の自然に対する畏敬の念から自然の恵みの味とその味を引出す技を創り出してきたから、とも言っていました。アメリカに何十年も生活しているとそれが分かるような気がすると言っていました。

 そんな話を聞いて、各国の食文化は自然(森)に対する人間の意思によって変わるものなのか、ということが分かりました。今日は『日本農業新聞』が事務所に送られてきました。紙面を見ると15日に提出した「日本の森を救う緊急提言」のことが掲載(写真下)されていました。提言には日本の森を元気にするために炭を使って土壌改良をしよう、と訴えています。昨年聞いた話によると、アメリカは炭の研究に国家予算をつけて土壌改良の研究を熱心にしているということでした。

 ところでアメリカに生息しているセコイアの森は全ての生きもののいのちの源であることが実感できます。また、2千年以上も生き続けるこのセコイアを支えているのが水と火(陽)と岩である、ということも驚きです。今夜はインターナショナル的視点から自然と人とのかかわりの話で盛り上がりました。

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2011年2月22日 (火)

みちくさを楽しんで“森とも”になろう!

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 現代の多くの皆さんは森とのかかわりが生活の中で少なっています。原因は色々ありますが、森や自然が無関係でも生活には困らない環境だ、ということでしょうか。また、教育でも森と人とのつながりの重要性を先生が意識化して「時間割」に取り入れない限り、子供たちはますます森から遠ざかっていくようです。

 通学するにもスクールバスや集団登校で道草せずに家と学校を行き来しています。家に帰ってもゲームに熱中してしまうと、森(自然)どころではなく仮想世界で生きていけるという勘違いが生活に染み込んでしまいそうです。こんな心配をする訳は、18日、ある小学校の校長先生と教諭との懇談会に出席させていただいたからです。話によると、ある市の教育委員会では来年度からは「遠足」が授業から削除されてしまうようです。

P2211999 “道草をしろ”、ということを言っているのではありませんが、人生には「みちくさ」があってよいのではと思っています。筆者が小学生の時は、通学には3㎞程の山道を往復していました。想い起すと帰りは毎日が“みちくさ”をしていました。田んぼや畑、川や沼、あぜ道や山道では四季折々に植物や昆虫、爬虫類などから生きる術を学び、スイカやナシや栗などを勝手に頂戴すると大人から叱られて人から様々なことを教えられました。

 現在、「遊働楽舎」(愛称名:“みちくさ”)のオープンを目指して準備をしていますが、“みちくさ”では森から遠ざかっている多くの若者との出会いを楽しみにしています。また、“みちくさ”の準備をしている年金受給者の心は、年金を支払っている若者たちへの感謝の気持ちです。5月14日オープン以降、私たちは多くの皆さんと”森とも”になりたいと願っています。

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2011年2月21日 (月)

春はそこまで来ていますよ!

P2211969  今日もアイスクライマー二人が松木沢を訪れました。帰りに話をしましたら、「もう終わりですね」と言い、今日はアタックしなかったようです。話のように今日は暖かい日で気温は12度を超しました。臼沢の森では猿たちが日なたぼっこをしながら小さな草の茎を食べ、のんびりとしていました。

P2211960 また、臼沢に登る手前にある小さな森には早春の暖かい日差しを受けているフクロウが顔を見せてくれました。昨日は、渡良瀬に住む小黒さんから臼沢の森の青空を舞うオジロワシ、オオワシの写真を見せてもらいましたし、今日はフクロウと会えました。そこまで春がやって来ているなあー、という感じがする「森びと広場」でした。

 今日は「みちくさ」の南側の階段を作り、午後は臼沢の森に保管してある黒土と腐葉土の覆っているシートを補強しました。

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2011年2月20日 (日)

冬季も休めないぞ、「みちくさ」オープンへ楽しさいっぱい?

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 厳冬期も松木沢は賑わうことが分かりました。1月下旬から土、日曜日に松木沢を訪れる方々が多いことを以前、紹介しました。今日も横浜から来たパーティーの方に話を聞くことができました。アイスクライミングに来た皆さんは昨夜、松木沢で幕営し早朝から氷瀑をクライミングする予定でしたと言っていました。氷が溶けだしているのでクライミングは諦めたとも言っていました。

P2201921 「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)のオープン5月14日を前にして事務局は、アイスクライミングで松木沢を訪れる皆さんに「遊働楽舎」で“みちくさ”をしてもらおうと、本日は氷瀑の調査をしました。氷瀑とはどんなものなのか現場に立って見てみようと、「みちくさ」を起点にして徒歩時間と林道の状態を調べてきました。氷瀑の間近までは行けませんでしたが、林道の対岸にあるりっぱな氷瀑を発見することができました。この黒沢氷瀑ではクライマーが氷縛にアタックしていました。高さ40㍍~50㍍はあるような氷瀑を見ると人の心を寄せ付ける気配が感じられました。

P2201967 「みちくさ」では来年から、冬期間に氷瀑の状況をクライマーの皆さんに発信できればと準備しています。金曜日の夜には氷瀑の写真を発信できるように、木曜日か金曜日には氷縛の状況をカメラに収めようと考えています。途中であったクライマーの皆さんにそんな話をしてみると、「ありがたい」と言ってくれましたので私たちは氷瀑がある期間までに調査をつづけていこうと話し合いました。「みちくさ」前を歩いていたクライマーの皆さん、氷縛の資料を提供していただきありがとうございました。

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2011年2月19日 (土)

ぬかるみに溜まる雪溶け水が春を呼ぶ

P1281764  約2週間ぶりの足尾です。日光から足尾「森びと広場」までの道には雪は残っていませんでした。広場の雪は溶けだして広場はぬかるみとなり、ぬかるみに溜まった水を鹿の親子が飲んでいる様子が今日見られました。すでに現場では星野スタッフご夫妻が「遊働楽舎」入り口作りむけて周囲を測っていました。

昼頃の気温は12度になり、風のない青空の下ではヤシャブシの枝でエナガがさえずってしました。松木の杜では、一時の暖かさでブナは蕾を膨らませているようでした。午後は「遊働楽舎」付近に植えるしだれ桜の穴を掘りました。スコップでは掘れないので重機を使いました。凍土の厚さは15㌢程ありましたので、凍土を剥がすにも氷の力に重機が動かされる程の力が必要でした。

明日は松木沢の氷壁の状態を観察してくる予定です。

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2011年2月17日 (木)

経済優先だけでは自然も社会も破壊する?

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 「くらしからの排出に照準を」合わせれば「CO2“90年比25%削減”は達成可能だ」と言う新聞の見出しが目についたので読んでみました。筆者は小宮山宏さん(三菱総合研究所理事長)でした。小宮山さんによれば「今使っている機器の性能に着目してほしい。家庭・オフィスなら、壁や窓、給湯器、照明、輸送なら自動車である。これらについては続々と優れた省エネ機器が開発され販売されている。これらの省エネ機器に買い替えることでCO2を大幅に削減することが可能になるである」と言っていました。「これが言いたい」というコラム欄には「森林」「自然」という文字はまったくありませんでした。読み終わって、元東大学長の小宮山さんとは思えませんでした。

2010919  そこには、宮脇昭先生が常々に言っている「自然環境や社会環境はトータルに見て考えると本質がわかる」という視点が欠けていました。緊急提言を政府・与党に提出した時に感じたことは、私たちの説明を聞いてくれた皆さんが自然環境問題と社会環境問題との関連、つまり政治が根源的な問題だという意識を持っていることでした。政治は厳しい目で見て、悪いことは悪いと言っていかなくてはなりませんが、政治もトータルな視点で本質を見抜いていくことが私たちに求められているのだと感じました。(写真下:篠原孝農水副大臣との場)

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2011年2月15日 (火)

若者たちの未来に向けた森づくりを政府与党に提言!

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 110年前の13日は川俣事件が発生した日です。この日は、足尾鉱毒の被害民数千人が四回目の「押し出し」を敢行しました。被害民は弾圧を企んだ警察の警戒線を突破して利根川畔の川俣まで辿りつきましたが、そこで警官と憲兵約200名によって四散されられてしまいました。100名余が逮捕され、治安警察法違反で裁判にかけられました。翌年の12月、田中正造は鉱毒被害民の救済のために明治天皇に直訴しました。

P2151983  本日、岸井成格理事長などは「日本の森を救う緊急提言」と炭(青森県新郷村産)を持って民主党、首相官邸、農水省を訪問し、緊急提言を提出してきました。民主党では、企業団体対策委員長・山根隆治参議院議員、陳情要請対応本部副本部長・大河原雅子参議院議員、首相官邸では、内閣官房副長官・福山哲郎参議院議員、農水省では、農林水産副大臣・篠原孝衆議院議員が緊急提言を受け取ってくれました。今回の緊急提言の提出には「日本の森を元気にする議連」会長・今野東参議院議員、同事務局長・松浦大悟参議院議員が同行してくれました。

 P2151988 民主党、首相官邸、農水省の場で私たちは、日本の森を救うためのナラ枯れの原因解明とその解決策等を求めてきました。説明を受けた党、官邸、農水省ともナラ枯れ対策の必要性と炭の効用には理解を示してくれました。今後は、議連の皆さんとの連携を密にして緊急提言の具体的解決を図っていくことにしました。(写真:上・民主党、中2枚・首相官邸、下・農水省)

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2011年2月12日 (土)

間伐作業には大切な森への畏敬の念

P2111962 全国的に降雪となった11日~12日、山梨県北杜市で「森びと実践ゼミ」(冬季)が実施されました。12時30分、受講者9名はJR中央線日野春駅前に集合、雪の降る中を駅前の旅館へ直行して迎えてくれた自然とオオムラサキを親しむ会のメンバーと講師の小林清さんと合流。一行は即、作業着に着替えて雪の積もった現場でチェンソーを使った間伐作業の実習をしました。

 P2111979 幹の直径が30㌢から40㌢の赤松を伐倒する方法を小林さんから教えていただきました。作業の必需品と道具、そして使い方を教わり、実際にチェンソーを使って松を切り倒しました。16時から一時間は旅館に移動して、チェンソーの手入れ等を教えていただきました。一日目の実習が終了した後は市が経営する「むかわの湯」という温泉で冷えた身体を温めました。夕食・懇親会は小林さん、オオムラサキの皆さんも同席して、森を元気にする強者たちの懇親を深めました。翌日は、朝9時から実習開始、11時には「オオムラサキセンター」でオオムラサキの生態を観察しました。

P2121991  教えられたことはチェンソーの扱いは当然ですが、安全第一を意識して作業することでした。伐り倒す木にツルなどが絡み合っていないか、倒した木に他の木がくい込んで枝切りや玉切りの時にその木を跳ね上げないか等、木を倒す前と倒した後の周囲を把握しておくことの大切さを学びました。そして、木の脅威を忘れずに、作業開始前には森に感謝する気持ちを表す行為を行っていくことを教わりました。指導してくれました小林清さん、森と生きる心構えと命の大切さを教えていただきましてありがとうござぃました。また、二日間、私たちの実践ゼミをサポートしてくれた自然とオオムラサキを親しむ会の皆さん、心温まる準備と交流をつくっていただきまして感謝します。

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2011年2月 9日 (水)

小雪に感謝!できることは今やり抜きましょう!

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 正会員の皆さん、3月20日に開催される第6回通常総会には皆様のご意見をお寄せください。審議資料は来週末に皆さんの所にお届けできると思います。気候変動による世界各国の自然災害を見ると現代は地球上に生きる私たちの進路が問われていると思います。また、私たちの生活を支えてきた化石燃料もピークアウトが間近だと言われ、若者の未来を考えると私たちの生活は自然の恵みに優しく頼らなくてはならない時代に突入しているようです。

 ところで化石燃料が発見されていない時代の水戸光圀は、「遊鹿鳴禽(ゆうろくめいきん)はみな友子(ゆうこ)」という漢詩を残しています。「山野に遊ぶ鹿も鳴く鳥も、みなわが友」ということのようです。今で言う“自然との共生が大切だ”、ということでしょう。日本には60歳以上の方が5千万人以上いるのでしょうか。年金問題が色々と言われていますが、年金を支えてくれる若者たちの未来のために私たちは何を残せるのでしょうか。せめて自然の恵みを頂ける森を元気にするために少しばかりの汗を流してはいかがでしょうか。

 文明の岐路に立たされている現代人が、今できることを話し合える通常総会に皆さんのご意見でつくりたいと願っています。今日の東京は久々の雨(雪交じり)が降っています。足元に注意しながら小雪模様を楽しむのも良いのではないでしょうか。畑の野菜たちは喜んでいますよ。

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2011年2月 2日 (水)

人とのつながりが世界を変える!

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 二日後は立春です。天気予報ではやっと寒気が緩んで西日本から関東にかけて気温が10度以上になってきたようです。新宿御苑でも梅の花や水仙の香りが漂っています。雪国の皆さんに早い春を届けます。自然の恵みを身体で感じていただければ有難いです。

 人間の社会では有言実行が問われていますが、森づくりはその文字通りに実行していかないと自然のしっぺ返しをうけます。1月23日に開いた森びらきに出席した皆さんは地道に本物の森づくりをしている皆さんでした。

P2021894  NPO法人を代表してくれました皆さんもその先頭を歩っていました。日本熊森協会の森山まり子さんは、「本気で日本の森をなんとかする人たちとつながっていくことが大切だと思い出席しました」と言っていました。また、自然とオオムラサキを親しむ会・跡部治賢さん、認定NPO法人アジアの新しい風・上高子さん、NPO法人国際ふるさとの森づくり協会・高野義武さんも本物の活動を訴えていました。新宿御苑を散策していると政治問題も自然環境問題も、何と言われようといかに本物を追求していくことが「パラダイムシフト」の糸口を発見できる気がしました。森びらきに出席してくれましたNPO法人の皆さんありがとうございました。

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2011年1月30日 (日)

出会いが楽しみな「みちくさ処」?

Photo  今日も昨日も日中の気温はマイナスでした。特に今日はマイナス4度でしたので風が吹くと頬や手が痛くなる程でした。しかし、この凍りつくような日を楽しみにしている方々もいます。昨日から今日にかけて松木沢の上流へ向かって歩いている方が目立ちました。作業中に上流から帰ってきた皆さんに聞いてみると、上流にはりっぱな氷壁がありそこでクライミングしているということでした。今日は20数人が氷壁にアタックしているようです。自然の贈り物に人間の技を活かして楽しんでいるようです。

 Photo_2 クライミングを目指して上流へ歩いていく途中には松木村村民の墓があります。今日は地元の方々と昔の松木村の話ができました。作っている「遊働楽舎」のことを地元の方に話すと、地元の方からは資料の提供やアドバイスを頂きました。どんな資料を届けてくれるのか楽しみです。

ヤシャブシの幹にはいつものようにアカゲラやコゲラが上下に忙しく動いていました。今日は今年初めての友である臼沢の森頂上はるか上空に北海道から飛来しているオオワシ?が気流に乗っていました。

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2011年1月28日 (金)

「みちくさ処」の看板用支柱が立ちました

Photo  朝8時45頃、森びと広場に着くと周囲にいる鹿が鳴きます。あいさつ代わりにカメラを向けると、雄鹿が凛として群れを統括しているようでした。よく見ると毛並みが朝陽に当たってチョコレート色に光っている様でした。作業小屋前で臼沢の森を双眼鏡でチェックしていると、アカゲラの声がしたので逆光の方向のヤシャブシの幹にアカゲラが忙しそうに動いていました。

Photo_2 今日は昨日よりも風が強く吹きました。「遊働楽舎」土留め用杭の頭部をチェンソーで切っていても強風の音が聞こえる程でした。午前中は事務局の小川さんがチェンソーで杭の頭部を切り、午後には階段用の間伐材を切りました。最後の作業は「遊働楽舎」用看板の支柱を削って入り口付近に立てました。今日も大型バスで旧松木村を訪れた方がいました。5年前には寒い冬の時季にこの地を訪れる方は見たことがなかったのですが、1月の平日に2日続けて訪れる方がいるとは嬉しいことです。風が強くなってきましたので15時30分過ぎに帰路につきました。

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2011年1月27日 (木)

人生には“みちくさ”が必要なんだ!

Photo  「どくだみ荘」では夜になると雄鹿の鳴き声が聞こえてきます。今もはぐれ雄鹿が鳴いています。夜の星空の下で仲間の雄鹿を呼んでいる鹿の鳴き声は寂しさを感じます。

今日の足尾は風が吹いていましたので気温は零度以下でした。朝8時45分頃に事務局員の柳澤さんを足尾ダムで待っている間、水面を見ていると水鳥が羽を休めていました。何という水鳥かは分かりませんが、冷たい水に浮いている様子はカメラを構える手の冷たさを忘れさせてくれました。

 Photo_2 今日の作業は「遊働楽舎」の杭打ちを行い、午後には土留めの杭打ちを終了させることができました。作業は昨日と違って、皇海山(すかいざん)方面から松木沢を下ってきた冷たい雪混じりの風の中で行いました。しかし、150㌢の長さ、直径20㌢ほどの間伐を1本づつ打っていく作業にはその風が気持ちよく感じました。杭を打った後は重機で土と砂利をまぶして杭を強化しました。

 近くのヤシャブシの枝に止まったホオジロはこの風が寒そうでした。こんな吹雪まじりの日でしたが、大型バスで松木村跡を訪れていた方がいました。このような光景を作業しながら見ていると、この地を訪れる皆さんが気軽に寄っていける“みちくさ処”みたいな場に「遊働楽舎」がなってほしいと杭を打つかけやに力が入りました。

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2011年1月26日 (水)

生物の息づかいが聴こえる久しぶりの松木沢

Photo  今日の足尾の気温は1度、晴れ時々曇りで無風の一日でした。当会の事務局とスタッフは6日から現地入りし、食害調査などを行っています。臼沢の森は森びと広場から双眼鏡で食害をチェック、松木の杜は歩いて杜を一周してチェックします。チェックしてみると、松木の杜に昨年植えたユキツバキとヤブツバキの葉は全て食べられていました。発見は11日でしたが雪が降る前に食べられたので食べた動物は分かりませんが、ウサギか猿のどちらかです。幸い幹や枝は食べられていませんので春には若葉を見せてくれると思います。また、若木のケヤキの皮が食べられていましたが二本程度でしたので、これは仕方ないことです。

 Photo_2 天気が良いこともあってかエナガの群れがヤシャブシに集まり、冬芽を口ばしで挟んでいるようでした。午後からは、古河機械金属㈱足尾事業所の総務課の皆さんと第2の松木の杜づくり用地を測量しました。これは今年から始まる約7千㎡の草地を杜に作りかえるためです。15時からは「遊働楽舎」(仮称)の土留め用杭を打ち付ける作業をしました。(済賀事務局次長発)

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2011年1月25日 (火)

重く硬い扉をこじ開けて飛躍しよう!

Photo ~ 岸井成格理事長のあいさつ~

 あけましておめでとうございます。今年は地球人類が文明の岐路に立ってる大変な危機感を共有し、植樹を通じて世の中の意識も価値観も変わっているパラダイムシフトを実感できる年になります。先ほど理事会で宮脇先生から、今年は改めて本気になって難しい、厳しい時代の植林を成功させ、それを発信させて世界に届けていく使命を我々は受けていることを自覚して前に進もう、と提起されました。

 今年は卯年ですが近代史では卯年は変化の年です。120年前は国会が開設されて初めての国会でしたが、寅年の選挙では民権運動を推進している野党が多数を勝ち取りましたのでネジレ国会として始まりました。60年前の卯年では保守合同ができて、いわゆる55年体制が始まりました。

閉塞感のある社会ですが下を向いているだけでは未来を切り拓くことはできません。兎という象形文字は扉です。森びとは、重く硬い扉をこじ開けて未来の人類のためにパラダイムシフトに関与していきたいと思っています。新年早々、皆川林野庁長官とお会いして森林年の今年は協力できることをやっていこうと話しました。例えば、「森の日」という祝祭日を設けて、人と自然(森)が共に生きていくための日ができたらと思っています。

本日、講演を頂く涌井史郎様からはその進路が話されると思います。ご期待下さい。(挨拶をまとめました。写真上:20年ぶりに再会した涌井さんと宮脇先生・写真下:「心の森」を合唱している皆さん)

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2011年1月24日 (月)

さあー、今年も日本の森を元気にするぞ!

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 今年もいのちの森づくりがスタスタートしました。昨日は、第3回理事会が開かれ、2011年度の事業計画案が審議されました。こ事業計画案は3月20日(日)に開催される第6回通常総会で審議決定されます。理事会会場には宮脇昭最高顧問も出席され、理事会と事務局は宮脇最高顧問から年頭の挨拶を受け、これまで以上に本物の森づくりを進めようとなりました。

Photo_2  15時30分からは「2011年森びらき」が開かれました。会場には北は秋田県、南は静岡県の方々130名が集い、超多忙なところを駆けつけてくれた涌井史郎様から森林年を記念した講演をしていただきました。涌井史郎様からは「環境革命の時代に!命と暮らしを育む森からのメッセージ」と題した講演がされました。NPO法人、衆参国会議員、労働組合、企業の皆さんからは新年のご挨拶を戴き、参加者全員が懇親を深め、今年も“山と心に木を植えて”いくことになりました。(森びらきの様子は随時ブログで報告していきます。)

「シーサイドホテル芝弥生」従業員の皆さん大変お世話になりました。

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2011年1月22日 (土)

桐生市で蠢く森と生きる躍動音!

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 「桐生タイムス」(1/18・夕刊)2面に写真の記事が載った新聞を地元の方が送ってくれました。リードには「世界各地で4月に行われる地球環境を意識した催し・アースデーに合わせ、群馬大工学部(桐生市天神町)が開催してきた“アースデーin桐生”。6回目を迎える今年は、市民団体や行政などを交えた産学官民でつくる実行委員会の主催で4月17日に行うことが決まった。1月17日には委員らで同学部構内のアカマツの養生作業を実践。2月26日には親子で見る環境DVD上映などのプレイベントを企画して本番へ盛り上げを図る」と報じていました。(写真は森びとスタッフの松村宗雄さんが炭をまいている様子)

 当会はこのDVDを児童や親子に見てもらう準備をしています。予定しているDVDは「森の家族」(提供:NPO法人地球映像ネットワーク)です。本番では「森の女王」(提供:NPO法人地球映像ネットワーク)というドキュメンタリー映画を上映する予定です。(写真下:17日に炭をまいた仲間たち)

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2011年1月21日 (金)

山形の森を元気にしていこう!

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 山形県新庄市民にはナラ枯れの拡大を心配がしている皆さんが多いようです。19日午後、大雪が降っている新庄市を訪れ、森びとインストラクターの皆さんとその仲間に会ってきました。その場では、最上川沿いのナラ枯れを心配している60歳代の方と30歳代の方の話で分かったことは、孫や子供たちが学んでいる小学校でもナラ枯れの話が先生からされているということでした。また、山形新聞紙上でもナラ枯れの報道が目立つようになった、と言われました。このままでは山形の森は駄目になってしまって米生産や漁業にも悪影響になってしまうぞ、という話になりました。

 会合の後の場では、地元の皆さんが作った濁酒を呑みながら話は盛り上がり、森びと山形県ファンクラブを3月頃までに立ち上げ、山形県の森を元気にしていこうとなりました。3月頃には県からナラ枯れの状況報告を受けて、弱った森を元気にしていくために何ができるか考えていくために話し合っていくことになりました。雪降る中の帰り際に、佐藤さんから森びらきに濁酒を送りますから皆さんと飲んでくださいと言われました。森を愛する山形県の皆さんありがとうございました。(写真上:山形市、写真下:新庄付近)

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2011年1月19日 (水)

森の共同体の躍動音が間もなく響くぞ!

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 今年の雪解け頃から会津森林管理署内の国有林内で、ナラ枯れ等の樹勢回復に向けた炭の効用実証調査を行います。この調査は日本の森を元気にする運動の一環として行います。調査では小川眞先生(大阪工業大学客員教授)をはじめとした研究者、地元自治体の皆さんそして市民の皆さんの支援を頂いて進めていければと思っています。今日は、この調査の中核になってもらう南東北の森びとインストラクターの皆さんとの会合に出かけます。福島県、山形県の皆さんとの会合では、「森びと○○県ファンクラブ」を発足して頂き、県内の森を愛する皆さんに炭の実証調査への呼びかけを行っていこうと思っています。

 P5041008 17日に「森びと埼玉ファンクラブ」から新年の抱負が事務所に寄せられましたので一部紹介します。「2011年、埼玉ファンクラブは足尾の活動を基本とし、酸性化・立ち枯れなど森の実態を肌で感じ、会員相互が活動で学んだ事を実践していきます。そして地域との交流をさらに深めるなど、今年も全会員で楽しく活動をすすめます。その上、何よりも森づくりを通じた中で培った、社会の変化に鋭く順応しえるファンクラブを目指します」。(写真中立っている方:十日町で森づくりをすすめる大塚さん、写真下:足尾に立つ岡安さん)今年も各県のファンクラブの皆さんと日本の森を元気にしていきたいと願っています。埼玉の皆さんありがとうございました。

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2011年1月18日 (火)

森からの警告に敏感に反応したい!

Pc311840  今年は大雪の影響で野菜の値段が昨年の同期と比べて2倍、3倍高くなっているようです。世界の各地では大雨による洪水が住民の尊い命を奪っていますし、農作物も大変な被害に遭っているという報道がされています。昨日、23日の「2011年森びらき」で講演してくれます造園家・涌井史郎様からメールが届き、講演の演題を「環境革命の時代に!命と暮らしを育む森からのメッセージ」することになりました。涌井様は、地球は滅びずとも、あくなき欲望を追求するとするならば人類の滅亡は近いとすら考えております。それらを避けるため、未来の子供たちを守るために話題提供させたい、と述べていました。お楽しみに!

P1030300  ケニアのニジヒア・サムソンさんからメッセージが届きました。彼は昨年11月下旬に交流したJICA研修生です。「メールありがとうござます。そして足尾でのすばらしい仕事に感謝します。皆さんたちと私たちはこれからも連絡を取り合っていきたいとおもいます。なぜなら日本で学んだ技術を適用して、私たちの荒れた国土を回復させる仕事を続けていくからです。改めて感謝、連絡を取り合っていきましょう。よろしく」、と書かれていました。

 現代の自然は自然の恵みを分け合わずに、あくなき欲望を追求していくと人類が滅亡していくよ、と私たちに警告しているようです。今年は、森を愛する皆さんとの絆を太く、そして連携のウィングを広げて世界に、社会に躍動音を響かせていきたいものです。

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2011年1月17日 (月)

群大工学部で松の樹勢回復を願って炭まき

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 今日は群馬県桐生市・群馬大工学部キャンパスで「アースデーin桐生2011」第2回実行委員会に出席してきました。本番の4月17日に向けた準備・運営に関して話し合いました。昼食後は、同キャンパス内の赤松が元気をなくしていますので、大阪工業大学客員教授・小川眞先生の指導を基に樹勢回復を目指して炭を撒いてきました。

 炭まきには森びとインストラクターと森びと事務局スタッフ9名が協力してくれました。また、炭まきには同大学事務担当者、日本熊森協会群馬県支部の皆さんも協力してくれました。今回の松の樹勢回復のための炭まきは同大学工学部が準備を進め、「アースデーin桐生2011」のプレイベントとして実施しました。

P1171879  現地に立った皆さんはスコップで11本の赤松の根の周囲を掘り、毛根に粉炭を敷き詰めその上に外生菌根菌胞子液を散布しました。赤松は写真(上)のように左の松の葉と比較して右側の葉は垂れ下がっています。今日はこのような元気のない赤松11本に炭の施用と菌根菌の散布をしてきました。

アドバイスと菌根菌を贈ってくれました栗栖さんありがとうございました。協力してくれました皆さんお疲れ様でした。

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2011年1月15日 (土)

今年も心の森が大きく育つ年にしましょう

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 我が森びとのイメージソング「心の森」を作詞作曲して歌っているチョージ(Choji)さんから寄付が届きました。寄付金はシンガーソングライターの彼がCD(「心の森))を販売した一部で、毎年寄付贈ってくれています。チョージさん、中村さんありがとうございました。なお、彼は23日に開催する「2011年森びらき」に出席し、「心の森」を歌ってくれます。

 「森びらき」では森づくりの抱負を語り合いますが、小学一年生の抱負・「今年1年頑張りたい事」が森びと事務所に寄せられました。「僕が頑張りたい事は、木を植えることです。休みの日にどんぐりを植える活動をしています。自然がいっぱいになるように頑張ります。おわります。」と、小学校の公開授業で発表されました。名前は然くん、一昨年の「どんぐり教室」(川崎市・写真上)で学びました。お父さんが嬉しくなって抱負を送ってくれました。

 また、昨年11月下旬のJICA研修(アジア・アフリカ地域における荒廃地植生回復)で知り合ったカザフスタンのアフメトヴァ・アイグル・クルサノヴァさんからメールが届きました。「お手紙大変ありがとうございました。私たちの植えたドングリはりっぱに育ち、足尾をすばらしいものにするでしょう。皆さんによろしく。」と書いてありました。(写真下:中央のサングラスをかけた女性)

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2011年1月14日 (金)

ナラ枯れ調査・原因解明そして対策を開始する林野庁!

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 今日は「2011年森びらき」会場側との打ち合わせを行ってきました。出席希望者は現在140名程の来賓、会員の皆さんです。会場の「シーサイドホテル芝弥生」支配人をはじめ従業員の皆さんは万全な準備をしていました。森びらきでは国連の定める森林年の森づくりを語り合い、いのちの森づくりを参加者の皆さんと進めていきたいと願っています。

P1131852  ところで昨日は、岸井成格理事長と高橋副理事長、稲葉理事、伊藤スタッフが皆川芳嗣林野庁長官を表敬訪問しました。岸井理事長は皆川長官へ「日本の森を元気にする緊急要望書」を手渡し、高橋副理事長は新郷村で作られた炭を皆川長官へ贈りました。

 要望書を受け取った皆川長官からは、林野庁としてナラ枯れ調査を行い状況把握をする、色々な方々の意見を聞いて原因解明とその対策を検討していく、樹勢回復に向けた炭の効用調査を行うために国有林を使ってください、という趣旨が述べられました。そして森林年に向けた林野庁の考え方が説明されました。懇談の中では、多くの皆さんが森に入って森の素晴らしさを感じてもらうことを互いにやっていくことにしました。

 「日本の森を元気にする緊急要望書」に答えてくれました林野庁の皆さんありがとうございました。森びらきでは日本の森を元気にする要望が受け入れられた新たな第一歩を踏み出した意味を皆さんと共に共有し、連携の輪をもっと拡げたいのちの森づくりを目指したいと思います。新郷村のみなさん炭ありがとうございます。

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2011年1月10日 (月)

響かせよう!森を愛する皆さんの躍動音

Cimg4933  明日からロビー活動の準備と要請行動がはじまります。「日本の森を元気にする運動」が多くの皆さんとの連携で進められる環境をつくりだしていきます。12日には「日本の森を元気にする議員連盟」の議員の皆さんとの事前打ち合わせです。また、13日の午後は林野庁・皆川芳嗣長官を表敬訪問して、岸井成格理事長から「緊急要望書」を長官へ提出します。P1031852 要望書は、「1、ナラ枯れの原因解明とその対策を緊急に実施してください。■政府は、多面的な視点から研究者と市民を総結集し、緊急な原因解明とその対策を実施してください。■ナラ枯れ調査は地方自治体や森林管理署などの報告に基づくものでなく、ヘリコプター又は衛星等による全国調査を早急に行ってください。その結果は国民に明らかにしてください。」です。この席では、国有林内での炭によるナラ枯れ防止実証調査のお願いも皆川長官へ要請していく予定です。

 国有林内での実証調査が実現できましたら、全国の皆さんからのアドバイス、ご支援ご協力をお願いします。当会は雪解けから実証調査がはじめられるように体制を整えています。皆川長官表敬訪問の結果については、今月23日に開催する「2011年森びらき」(新春講演は造園家・涌井雅之氏、年頭所感は宮脇昭先生から)でお知らせします。国際森林年にふさわしい2011年森づくりをすすめていきましょう。躍動音を大地と社会へ響かせるために、今日は事務局会議を行いました。

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2011年1月 7日 (金)

今年は、“雲上の森の楽園”づくり5周年

P1071872 今、写真を撮った所は気温が-15度の森の中です。空を見上げながら“雲上の森の楽園”とはどんな森なのだろう、と想い描いています。6年前から宮脇昭先生と始めた青森市民公園での苗づくり、それに続く八幡平市・松尾鉱山跡地でのいのちの森づくり。苗を育て植樹してきた森を愛する仲間達の分身が、今、話題になっている新青森駅前の森にいき息づいているようです。

今年はみちのく事務所が木を植えて5周年を迎えます。足尾の土壌のよりも極酸性の土壌で森づくりにチャレンジしている森を愛する皆さんが歓喜を共有する年です。昨年は、植えたミズナラが一気に生長した年でした。極酸性土壌に植樹して3~4年経ってやっと根が地に張り、若芽が拳をあげて生長した様でした。パイオニアのヤマハンノキ、ヤシャブシ、シラカンバは先に生長しましたが、ふるさとの木はやっと元気がでたようです。これからが楽しみです。

春には新緑が眩しく輝き、夏には虫や鳥たちの木陰をつくり、秋には赤、黄、茶色の秋を演出する森が雲上に表れるのはすぐそこまで来ているようです。そんな想いを創ってくれるのも静かで寒い森です。今年の八幡平ふるさとの森づくりは多くの皆さんと楽しく過ごしたいとおもいます。(森づくりは6月4日を予定)

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2011年1月 6日 (木)

日本の森を元気にするご支援をお願いします

Pc261526  昨夜は強風が吹き、雪を運んできました。降雪は10㌢程でしたが朝から除雪をしました。風の音は風が吹く所に生えている木によって変化するようです。また、風の強さはそこに生えている木によって強弱を感じます。松が生えている所の音は低音で、葉を落とした森では松林と比較すると高温で聴こえます。勿論、風の強弱も常緑樹と落葉樹の森では相当の差を感じます。木がなく平坦なキャベツ畑の雪原で強風が吹くと立っていられないほどです。

 毎日、餌台に寄ってくる鳥たちはこれらの木の幹などで越冬している虫を探し、枝に残っている松ぼっくりの種から恵みをもらっています。ところが全ての生きものに恵みを与えている森では松枯れ、ナラ枯れが全国に拡大・浸透しています。

そこで第2ステージの3つ目は、日本の森の悲鳴と人間への警告に耳を傾け、日本の森を元気にする運動を継続していきたいと思います。特に、ナラ枯れ原因のひとつである土壌の酸性化を中和してナラ枯れ等の広葉樹を元気にする調査を計画しています。調査では、林野庁のご支援に期待し、小川眞先生、大森禎子先生、畠山史郎先生たちの協力を頂き、そのうえ地方自治体や市民の皆さんのご協力をお願いして進めていきたいと思います。後ほど、調査活動に協力してくれる皆さんを募集していきます。

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2011年1月 5日 (水)

“森の仲間に近づけて嬉しかった”という森づくりへ!

P1041658  おはようございます。筆者が仕事をしている小さな森の気温はここ数日間の平均で-13度位です。天気予報では年末から年始にかけて大雪になると報じられていましたが、びっくりするほどの雪ではありませんでした。毎朝は冬鳥のシメやリスたちと会話をしています。

 ところで第2ステージのふたつ目は、己の「パラダイムシフト」案を創造するには森から学ばなければならないと思います。今年からの森づくりでは5年間に出会った皆さんとは勿論ですが、もっと多くの皆さんに森に近づいていただくことが目標になります。そうしますと森から遠ざかっている現代の皆さんが森に近づいてみよう、という森づくりを創りださなければならないとおもいます。

 そして、森に近づいた皆さんが“森の仲間になれて嬉しい”という森づくりを皆さんと共に今年は創りだしたいと願っています。この舞台を創りだすのは5年間で小さないのちの森をつくってきた私たちです。楽しい森づくりで汗を流すのは勿論ですが、汗を流した後に“森の仲間になれて嬉しかった”という実感を参加者の皆さんと私たちが共有できる森づくりを目指したいと思います。

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2011年1月 4日 (火)

さあー、いのちの森づくりの第2ステージへ

P2070028  おはようございます。今日から仕事始めです。そのひとつが今年度の“山と心に木を植える”運動を思案することです。5年を一区切りにして考えてみると、今年は多くの皆さんの支援に支えながらつくりだした5年間の森づくり財産を基盤にして、ふるさとの木によるいのちの森づくりの第2ステージのスタート年です。それは文明の岐路に立たされている私たちの進路(いのちの森へ)を探り当てる年でもあります。「パラダイムシフトが起きていることを実感する」年ですが、私たち一人ひとりの「パラダイムシフト」案も創造する年にしたいものです。

 P1031855 そのヒントは『サルと人と森』で語られているとおもいますし、「われわれは文明の原理を、震源の自然支配を善とする思想から、人間と自然との共存をはかる思想に転換しなければなりません。私は、もう一度人類は、この狩猟採集時代の世界観にたちもどり、個人ではなく種を中心にした間が雨方、つまり永遠の生と死の循環という思想を取りもどさなければならないと思います」(梅原猛著:『人類哲学の創造』より)等をヒントにしてみてはいかがでしょうか。

 現代人は「自然(森)から遠ざかっている」と言われています。第2ステージの柱のひとつは、ふるさとの木によるいのちの森づくりを通じて、“森と生きる”心をさらに育んでいければと願っています。今年も嬉しい森づくりを創りだしましょう。

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2011年1月 1日 (土)

大地に響かせよう“森の躍動音”

Pc201823  2011年明けましておめでとうございます。岸井成格理事長から新年のメッセージが届いていますので紹介します。「国際森林年の年です。世界も日本も文明の岐路に立っています。今年はいよいよ植林活動を通じてパラダイムシフトが起きていることを実感する年になると思います。頑張りましょう」。また、千葉県の高梨親子からも写真のようなメッセージが届きました。りょう子ちゃんはソフトボールチームに所属していますが、昨年は連敗でしたので今年はなんとしても“勝つ”という決意が込められていました。

 高梨親子は当会が開催してきた「親子自然教室」を受校してくれました。それ以降、毎年新年のメッセージを届けてくれています。今年も健康第一で、子どもたちが安心してソフトボール試合に熱中できる未来のために“山と心に木をうえましょう”。

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2010年12月31日 (金)

森(自然)を愛する皆さん、一年間ありがとうございました。

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 大晦日は関東地方の一部を除き全国的に雪が降っています。-30度以下の寒波が南下しているようですが、大雪になっているのは日本海の海水温が高いから大雪に見舞われているという報道がありました。海水温度が高くなる原因のひとつは地球温暖化があります。温暖化の原因の多くは人間活動(経済活動)にあります。経済活動は命が維持されていなければ展開できないのですが、今年も世界各国の首脳は自国の経済活動優先を譲りませんでした。ゆえに、COP10、COP16会議では“いのちの源である恵みの森”優先からの公約を締結することができませんでした。

 Dsc04987_3 私たちの今年は足尾と八幡平両地区のいのちの森づくりを事業計画通りに進めてくることができました。事業を支えてくれた公益団体と企業、労組の皆さん、林野庁と地方自治体の方々、そして多くの会員の皆さんとボランティア活動に汗を流しくれた皆さんに感謝申し上げます。

 森(自然)を愛する皆さんとの出会いを大切にした活動を通じて実感したことは、生きものの生命を第一にする生き方とその仕組みが求められているということでした。それは2008年から始めた「森と生きるキャンパスフォーラム」を積み重ね度に、出席してくれた皆さんの意見やアンケートに示されていました。今年のDVD(「森の女王」)の鑑賞アンケートでは、「自然の凄さに感動した」「自然との共生を学んだ」「子どもたちへ広めてほしい」等、生物多様性(いのち)を大切にする心が75名の皆さんから伝わってきました。また、28日のブログで紹介したように『サルと人と森』に魅せられた100名を超す皆さんからもそのような心が伝わってきました。

 私たちの合い言葉“山と心に木を植える”運動は来年で第2ステージに入ります。大晦日を迎えた本日、5年間の森づくりを支えてくれた皆さんに改めて感謝申し上げます。来年以降、5年間は皆さんと共にできることを地道に行い、できないことは政府・地方自治体にもの申し、それでも駄目なら皆さんとの絆と連携を強めて、いのちの森づくりへ舵をとっていきます。良いお年を迎えてください。

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2010年12月28日 (火)

現代社会の進路は“森の共同体”へと舵をきれ?

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 サルは言いました。「ああ、とうとう人間の最悪の思想を吐き出したな。人間はいつの時代にも木を倒し、山を削り、川を埋めて、平らな道路を作って来た。だか、その道は天国に通ずる道ではなくて、地獄の門に行く道なのだ。人間はすでに祖先を忘れ、自然にそむいている。ああ、人間ほどこの世にのろわれるものはないだろう」。これは当会が自費出版した『サルと人と森』(P24)の一節です。

 この大人の絵本は26日報道されたTBS「サンデーモーニング」で紹介されました。番組の後半は今後の日本人が歩む進路を指し示してくれました。その場面で紹介されたことは『サルと人と森』で啄木がサルに扮して人間に警鐘している言葉と番組の討論が重なり合っていました。その後、多くの方々から絵本の注文が東京事務所にありました。事務局は嬉しい対応でしたが、多くの皆さんは現社会に矛盾を感じ、その未来への進路を探っているような気がしました。

注文してくれた方の中には、“小学校、幼稚園そして介護施設等で朗読をしてやりたい”というメッセージが目立っていました。絵本を注文してくれた皆さんありがとうございました。

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2010年12月21日 (火)

旧松木村の生活から日本の木の文化を学ぶ舎

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 「どくだみ荘」の玄関に人影が現れたのが8時でした。事務局の柳澤さんがおはようございますと入ってきました。フロントの霜をとっておきましたかと優しい言葉を聞いて彼の人柄を感じながら、今日の作業はスタートしました。森びと広場の気温はマイナス1度でした。食害調査のために松木の杜に入ってみると、昨日に心配していたようにサル軍団が30数頭で松木の杜で食事をしていました。

 Pc211850 今日の作業は「遊働楽舎」(仮称)の環境整備をしました。来春オープンを控えて、多くの皆さんが気軽に立ち寄っていただけるように、年内にできる作業を行いました。憩いの舎が崩れないように舎の周囲の土砂をガードする間伐を埋め込む準備をしました。作業の合間に対岸の岩山を見ると、渡り鳥の集団が沢の水場で休息をしている様子に遭えました。昼食後には、昨日植えた寒桜の花びらの香りに触れてきました。来年春は「遊働楽舎」(仮称)がオープンしますが、森のシステムが臼沢の森や松木の杜から実感できる森に育ってほしいと願って作業をしてきました。

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2010年12月20日 (月)

冬の松木の森に桜の花が咲きました

Pc201822  今日は風のない青空の下で作業ができました。朝9時にははぐれ猿の「ブラキン」(ブラブラと勤労意欲がなさそうな猿)が松木の杜でひなたぼっこしていました。どうもツバキのつぼみを摘んでいるような仕草をしていましたので、“仕事を始めるよ”と声を掛けると柵から出て行きました。

 10時過ぎになると寒桜10本を積んだトラックが森びと広場に到着。寒桜を運んでくれたのは森びとインストラクター・大塚さん、早速、作業の打ち合わせをして花を付けた桜を植えました。樹高3メートルを超す苗木なので支柱で幹を押さえました。午後には、「ブラキン」や他の猿軍団に樹皮を食べられないようにネットを巻きました。松木の森周辺は山に囲まれているため、14時を過ぎると太陽が当たりません。西北の松木沢から吹いてくる冷たい風が作業を鈍らせますが、事故・怪我もなく植樹は終わりました。事務局員、事務局スタッフの皆さんありがとうございました。

 Pc201831 西北の冷たい風に無口になって作業をしていましたが、ピンクの桜の花を見ていると“ありがとう”という言葉を掛けてやりたくなりました。来年は旧松木の村の村人が花見をしていたように、楽しい花見ができることを願って帰路につきました。

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2010年12月19日 (日)

自然にとけ込む楽しさ

Pc191420  明日は寒桜を松木の杜に植えます。今日は日曜日で天気も風もなく青空の下で作業できたことが最高でした。人間もサルものんびりと過ごしている最高の幸せを感じるひとときが松木の杜にありました。

 写真のようにバイクで旧松木村を訪れた二人が森びと看板前で、旧松木村を描いた絵を差して何やら話をしていました。また、松木の杜の入り口付近では、はぐれサルが暖かい日差しを浴びて散歩しているようでした。逆光に照らされた冬毛がなんとも暖かく感じられました。

 Pc191411 今日は明日の植樹のために穴を10箇所掘りました。掘った穴に黒土を運び入れましたが、黒土の中ではカブトムシの幼虫みたいな虫が身体を丸くしてじっとしていました。寒そうなので直ぐに黒土をかけてやりました。来春にはこの地で桜の花を見て、自然の恵みに感謝する集いができるようにヤシャブシの枝を少し伐りました。今日は森と共に生きるという感じを味わう日でした。はぐれザルの名前を「ブラキン」としました。冬毛に覆われた猿のお尻をみているとブラブラしていました。

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2010年12月17日 (金)

パキスタン人に森を愛する皆さんの善意が届きました

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 パキスタン洪水のカンパが被災者に届きました。カンパを現地に届けてくれたペシャワール会からお礼の手紙と領収証が事務所に郵送されてきました。今年9月に川崎市で開かれた「ネイチャーフェスティバル」、そして11月に開催した第3回「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」で寄付してくれた皆さん、ありがとうございました。

 ペシャワール会からは「アフガニスタン東部での灌漑用水路建設、アフガニスタン東部山岳地域の診療での医療活動、水源確保事業、農業復興支援など“みどりの大地計画“のために有効に活用致します。大洪水の復旧工事で大変な時期、ご支援感謝します」というメッセージが寄せられました。

 Pc141772 昨日の毎日新聞「余録」欄には、旧ソ連による綿花生産のための灌漑計画で、世界第4位のアラル海を干し上げたことに対する当時の政府役員の言葉が紹介されていました。政府の専門家曰く「そう、アラル海は干し上がるかもしれない。だが社会主義の勝利のためにアラル海はむしろ美しく死なせるべきだ」と言ったそうです。

 筆者は、その結果は塩害による砂漠化そして生態系破壊と気候変動だと述べていました。アラル海で農漁業を営んでいた村人達の犠牲は述べられていませんでしたが、人間の傲慢な意思と政治が人民の生きる環境を奪ったことは社会主義と言えないのではないかと思いました。旧ソ連は20年前の今月に崩壊しましたが、私たちは“森(自然)に生かされている”ということを絶対に忘れてはいけないと思いました。

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2010年12月15日 (水)

手慣れた間伐材の切り出し作業に感謝

 今日は雪が積もっている男体山を見ることができました。「どくだみ荘」を8時に出発した事務局一同はJR日光駅に集結。ここで待ち合わせをした事務局スタッフが合流して一行は間伐材の切り出しに向かいました。途中、車窓から見えたのがその景色でした。

 今日は、日光森林組合の赤羽さんの案内で間伐したヒノキの切り出し作業を行いました。5年前に作った臼沢の森の階段は日光森林組合の皆さんから提供された間伐材で作っています。5年間に一千人以上の方が階段を踏んでいると間伐材も痛みます。今日切り出した間伐材はその補強材として使い、また、「遊働楽舎」の入り口付近の土砂流出を防ぐ材として使います。

 14名の皆さんの手慣れた作業で事故・怪我なく220本の間伐材を切り出すことができました。事務局スタッフとその仲間の皆さんお疲れ様でした。ところで昨日の昼、「どくだみ荘」の東側斜面で毛づくろいをしていたサルの親子を見ていると、スタッフの皆さんは一瞬ですが童心にかえったようでした。サルたちに感謝です。

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2010年12月13日 (月)

冷たい雨も自然のシステムのひとつか?

Pc131767  足尾・「森びと広場」は雨でした。午前10時の気温は4度でしたが昼過ぎからは4度を下回っている感じがしました。今日の作業は臼沢の森内の食害チェックと腐葉土等を覆っているブルーシートの補強をしました。ブルーシート上に重石として載せてあった木製のパレットが吹き飛ばされるほどの猛烈な強風が吹いたので、数日前に補強したブルーシートが剥がれてしまっていました。軍手で針金を単管に固定する作業をしていると、指先が雨に濡れて冷たく感じました。標高950㍍地点から対岸の山頂を見るとうっすらと雪が積もっていました。

冬本番を迎えている臼沢の森では4年前に試験的に植えているシラカシ、アラカシ、アカガシの葉が黄色くなり越冬の体勢に入っているようでした。明後日は日光森林組合の提供でヒノキ、スギの間伐作業でする。天気になっておくれ!と山の神にお願いし下山しました。

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2010年12月11日 (土)

身近な森から学ぶことは沢山ある

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 東京都内の森を散策しようと小春日和の今日、当会は岸井理事長と青木淳一顧問ご夫妻と一緒に都内の森を散策しました。都心の紅葉には一週間ほど遅かったですが、皆さん忙しい中のひと時を自然からの恵みに感謝しました。

 散策を終えた皆さんが感じたことは、都市の中にも素晴らしい森が存在していることにびっくりしていたことです。また、皆さんは、身近にある森から遠ざかっている私たちであることを改めて実感させられました。都心の森の水たまりにはアオサギ、カワセミが集まり、夜になるとタヌキが歩き回っているようです(糞がありました)。

Pc111363  桜の老木も人間が少しばかりの手を加えてやると私たちに元気を与えてくれていました。幹の周りにコモを巻いてその中に土を入れておくと根が出て、根が土から栄養を吸収していました。Pc111745 その様子を目の当たりにして、私たちは木の生命力に驚きました。やはり私たち人間は森に生かされていることをつくづく思い知らされました。散策後の昼食会では、国際森林年を迎える来年の森づくりに闘志が湧いてきたようです。

2010年12月10日 (金)

見えない脅威から身を守るために

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 今日は農漁民たちの人権を守るために明治政府と闘った田中正造が明治天皇に直訴した日です。1901年の今日、足尾銅山製錬所からたれ流された鉱毒、煙突から排出された亜硫酸ガスによって犠牲となった農漁民と共に闘っていた日です。旧足尾銅山跡地で森づくりをしている私たちには忘れてはならない歴史であり、それは現代に活かすことでもあると思っています。

P3100065  地球上では人間によって自然が破壊され、「環境難民」と言われている何千万人もの方々が苦難な生活を強いられています。また、多くの方々は毎日の生活が不安につつまれ、人間の未来が見えない社会に生きているような気がしますし、未来を切り拓く私たちもバラバラになっている気もします。

 現代社会は、人間の幸せを願って未来を切り拓いてきた諸先輩(死後)と現世を「結」(ゆい:集落の住民が無償で労力を提供し合う風習)びつける協働を私たちに求めているようです。ノーベル賞受賞の報道が賑やかですが、科学の素晴らしい進歩があり反面、世界の異常気象による見えない自然の脅威から身(いのち)を守ることにそれは活かされていない気がします。

森への畏敬の念を持って森(自然)と接する心と森の共同体のひとりであることを改めて自覚して、諸先輩が求めてきた未来を近づける協働を実現することが新たな地平に繋がっていくような気がします。

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2010年12月 9日 (木)

フォーラム宣言を実現するために!

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 都心の木々も葉を落とし冬を迎える準備をしているようです。今日の午後はキャンパスフォーラム宣言を実現すべく林野庁と「日本の森を元気にする議連」事務局長・松浦大悟参議院議員に会ってきました。

 林野庁に向かう途中の日比谷公園内の木々は昼休みの人びとの心を最後の秋色で和ましているようでした。国会議事堂正面のイチョウも最後の黄金色を輝かせていました。ここでも木々の下では車の運転手たちへ安らぎを与えているようでした。

Pc091726  林野庁には「緊急要望書」に対する意向を伺ってきました。国有林を管理している皆さんもナラ枯れが全国的に広がっていることに心配しているようでした。議連の松浦参議院議員との話し合いでは「緊急要望書」の手続きと今後の議連の活動に関してお願いしてきました。人の心を和ませ、安らぎを恵んでくれる都心の並木や公園の木々に感謝の気持ちがあれば、緊急要望書などは提出しないですむのですが、と落ち葉を踏んできました。

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2010年12月 8日 (水)

約束は守るために、意思は実行するために!

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 今日の朝は群馬県榛名山、栃木県男体山に雪が降りました。自然の恵みを集めてくれる雪が降ると多くの生きものは静かにじっと恵みを待つ季節に入ります。八幡平・松尾鉱山跡地や足尾銅山跡地でもそのような季節となりました。先月30日の足尾森びと広場の朝陽(写真)はそんな気持ちにさせてくれました。

 暖かいメキシコではCOP16(国連気候変動枠組み条約締結国会議)が開催されていますが、いまのところ会議では2013年以降の二酸化炭素削減ルールが決まらないようです。世界各国では温暖化の影響による自然災害で何千万人が被災している、という状況なのに世界の主要国は国際公約を守る、守らない、あるいは議定書に参加する参加しないという体たらくです。

 森を育てるのも壊すのも人間の意思しだいです。109年前の今日、当時の田中正造さんは明治天皇へ直訴する意思を固めていたのでしょうか。遠方から聴こえる雄鹿の声を思い浮かべながら、森を愛する者の意思を固める年末にしていきたいですね。(朝陽の写真:田岡森びとインストラクター)

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2010年12月 5日 (日)

足元の森から元気にしよう!

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本日は丹沢での炭撒きを予定していましたが、所有者である神奈川県の許可を得られず、残念でしたが延期としました。炭撒きに協力を頂く予定でした方々には申し訳ありませんでした。あくまで延期ですので、私たちの考えるブナ枯れに対する炭撒き実証ができるようデータ収集をしていきたいと考えています。

 そのようなわけで、本日は山崎誠衆議院議員と藤野の雑木林の現地調査をしてきました。藤野は神奈川県の北西部にある相模湖周辺にあり、神奈川県民の水がめとして大切ないのちを支えているところです。また、このあたりは自然に恵まれ、クヌギやコナラなどを中心とした雑木林は日本の「森林浴の森100選」に選ばれています。

 藤野駅から15分ほど歩き、藤野園芸ランド遊歩道に入ると散策ができるコースが整備はされているものの、それ以外はほぼ人の手の入っていない雑木林でした。そこから15分ほど登ると平坦な道になりコナラなどが現れてきました。少し進んでいくと元気のないコナラを発見できました。多くの幹が2手に分かれ、片方だけが枯れており、幹にはキノコが生えていました。別のコナラの幹にはカミキリムシによるものと思われる穴があけられていました。元気のないコナラは総じて東側にあり、西側(中央道のある方角)には弱ったものは見受けられませんでした。

 先日、現地の役場の方に「ナラ枯れは出ているか」を電話で聞いたところ「まだ来ていません。ただ、時間の問題でしょう」と言われました。ナラ枯れの被害は28府県に及ぶと報道されていますが、それは自治体が林野庁に報告をするのを受けて発表をしているものであり、実際はもっと被害が出ているのではないかと思います。

 私たち森びとは現場に入り、五感を働かせて真実を掴むことを貫いています。今後も、山崎議員と現場主義で日本の森(神奈川県の森)を元気にする運動の輪を広めていきます。(森びと神奈川県ファンクラブ・小林敬発)

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2010年12月 3日 (金)

未来を切り拓く勇気を伝えてくれる諸先輩に感謝

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 今日、東京事務所では朝から雷と強風が吹き荒れました。その後は青空が顔を出して気温も上がり、少し歩くと汗が出るほどでした。おかしな天気だと思いながら、今日は先月のキャンパスフォーラムで誓い合った宣言(ホームページに掲載中)を実現すべく「緊急要望書」資料作りをしています。

Pb251685  気分転換に読んだ本には、「木を枯らす理由を調べたら、もちろん虫がたくさんついとるんです。それでじきに、“あ、これ虫が悪いんや”って簡単に決めつけてしまうんです。虫に言わせたら、“わしら、木い枯れて餌ができたからついてん”と言ってるんですよ。“分かります?”どうもこの日本の農学にはね、・・・昆虫学という学問が、どういうわけか理学部になくて農学部にあったあたりに大きな原因があるんですね。農学部の研究室では、虫が以下に悪いかというのを宣伝しないと研究費が出んのですよ。だから、みんなさんが習った大学の先生とか、そういう専門家には必ず虫を犯人扱いする癖があります。でも木が枯れる要因を探してみたら、果てきりなしに(限りなく)あるんですよ。ウメが枯れた。それを昆虫学者に調べさせたら〝虫がついたから枯れた”って必ず言いますよ。カビの研究者に頼んだら、これはカビやと言います。線虫の研究者が調べたら、必ず“線虫が根の先端についたからこの木は弱ったんや”とか、反対に“アルカリになったからや”とか言うて土壌の分析やります。なんか、それぞれの人がそれぞれの研究費でやっているかぎり、自分がやっていることがいちばん重要やと思っているから必ずこうなります。」(後藤伸講演録・『明日なき森』より)、と書いてありました。本を読み、未来を生きていくために苦闘している諸先輩に少しでも近づけたらと闘志が湧いてきました。

 後藤さんは最後に、「何故ウメを生かすように研究せんのかと思うことがあります」と書いていました。私たちは、日本の森を元気にするために研究者を総結集してナラ枯れの原意解明とその対策を即急に打ち出すことを政府与党に要望していきします。

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2010年12月 1日 (水)

アジア・アフリカから森の文化を発信?

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 時間の過ぎていくのが早く感じられます。もう今日から師走です。足尾ではCOP16が始まった29日、私たちは「アジア・アフリカ地域における後背地植生回復」研修を行いました。今年で4回目の研修にはインド、カザフスタン、ケニア、ラオス、ミャンマーの5か国から、日本でいえば国家公務員9名が足尾を訪れました。

Pb291750  29日ははげ山となった足尾銅山跡地での治山・緑化事業の歴史と私たちの森づくり、30日には臼沢の森900㍍地点での植樹実習を行いました。室内講義では高橋佳夫副理事長から、「市民レベルの森づくりができるのは数十年にわたる国や県の治山・緑化事業に携わった皆さんの労苦の賜物。莫大な費用をかけて100年以上もかかる事業は無駄ですから国の政策が極めて重要です」、と話され、環境問題は政治の課題であるので皆さんの考え方にかかっているという事を訴えました。

 Pb301769 30日の朝は雲ひとつない青空のもとで皆さんを迎えました。朝9時、事務局の仁平、宮原さんが日光市内に宿泊していた皆さんを迎え、足尾銅山跡地まで案内しました。現地では、苗づくり現場を案内し、背負子を背負って腐葉土、苗木等を植樹会場まで運び上げてもらいました。今年は途中でダウンする人はいなく、約200㍍の急こう配の階段をスムースに登ってくれました。参加者一人が二本の苗木を臼沢の森の西側に植えました。

Pb301762  植樹後の場では、参加者は潜在自然植生に基づく宮脇方式が荒廃地でいのちの森が育っていることを実感しているようでした。別れ際には、互いに世界各国からいのちの森をつくっていこう、と誓い合いました。皆さんと別れた後、事務局は植樹会場のチェックとイノシシに荒らされた植樹会場を整地しました。

 反省会はJR日光駅近くの寿司・「沼田屋」さんで行い、来年の抱負を語りあいました。沼田屋さん!美味しい稲荷ずしと楽しい話をありがとうございました。また、貴重な経験を提供していただいているJICA横浜、国際生態学センターの皆さんありがとうございました。毎年、英文の資料を提供していただいている林野庁・日光森林管理署の皆さんに感謝申し上げます。

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2010年11月26日 (金)

来年は旧松木村で花見だ!

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 今日は旧松木村を栃木県小山市の小学校6年生が大型バス一台で訪ねてきました。その後、中型バス一台に乗った皆さんが訪れました。桜を植えながら6年生に聞いてみると、旧松木村の墓を見に来たと言っていました。鉱毒事件で国会議員として明治政府と闘い、最後には農民の生活と人権を守るために明治天皇に直訴した田中正造の歴史が小中学校の教科書から無くなろうという悲しい現代にあって、児童と先生が現地に立って歴史を学ぶということに接して私たちは先生に拍手をしました。

 Pb261721 桜の苗木は写真のように3メートルを超すもので、すでにつぼみを付けているようでした。寒さと西風に負けないように、松木の杜の大地に植えました。インストラクターの大塚さんからは「寒桜を植えていませんので植えましょう」と提案があり、それは来月に植えることにしました。植え終わって松木の杜を見ていると、頭の中では松木村が蘇っていました。帰路につく前に松木の杜の畑担当の松村さんから畑で育てた筍芋を土産にいただきました。来年は旧松木村を訪れる多くの皆さんから、「わぁーきれいな桜!」という声が聞こえてくるのが楽しみです。

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2010年11月25日 (木)

生きものたちは冬支度が終わっているようです

Pb251688  明日は桜の木を20本植えます。「早く松木村跡地で花見をやってみたいなあー!」という声に応えて大きな桜の木を植えます。その声に応えてと言うこともありますが、多くの方々が訪れるようになった旧松木村で岩山を背にして咲く桜(木)の素晴らしさを感じ取っていただきたいからです。

来春オープン予定の“憩いの場”(仮称:「遊慟楽舎」)で多くの皆さんとの出会いを楽しみにしている私たちの歓迎の気持ちとして桜を植えます。今日はその準備で作業しました。松木の杜を歩いていると幼木たちの冬支度の様子を見ることができます。トチノキの冬芽には防寒用のヤニが塗ってあり、ナツツバキの芽は毛糸の帽子で覆われているようでした。

対岸の岩山にはお尻が真っ白に冬毛に覆われた鹿9頭が草を食べていました。森びと広場は強い西風が吹き荒れる厳冬を迎えようとしています。

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2010年11月24日 (水)

パキスタン洪水に被災した子どもたちへ寄付

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 本日、アフガニスタン現地で救援活動をしているペシャワール会に12300円を振り込みました。寄付してくれました森を愛する皆さんありがとうございました。

 当委員会は神奈川県川崎市で開かれた「第7回ネイチャーフェスティバル」(9月)に出典した祭、事務局はパキスタンの洪水に被災した子どもたちへ寄付を訴えました。引き続いて第3回「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」でも寄付を募りました。その善意は12300円となりましたので、ペシャワール会を通じてパキスタン洪水に被災した子どもたちに届けてもらうことにしました。

 皆さまの善意が厳冬を迎えるパキスタンの子どもたちへ届くように願っています。寄付してくれました森を愛する皆さんありがとうございました。未来の子どもたちに森の大切さが残せますように。

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2010年11月23日 (火)

未来の子どもたちに何を残しますか

 2008年のキャンパスフォーラムで安田喜憲Pb221672 (国際日本文化研究センター教授)さんから「環境問題は政治の問題だ。未来の子どもたちのために大人は責任をもって政治を変えなくては駄目だ!」と言われ、その時から私もそのことを森づくりで貫き通すことにしています。

昨日は、私と同じ思いをもって地域で地道に子どもたちの未来のために奮闘している方々と出会うことができました。場所は群馬県桐生市の群馬大学工学部内の教室でした。入り口の庭園にはしだれ桜の葉が小雨に濡れて晩秋色を見せ、イチョウは今年最後の黄金色を輝かせて私たちを和ましてくれました。

会合は来年春に開催する「アースディin桐生2011」の準備委員会でした。会合には群馬大学工学部長・板橋英之教授、元群馬大学工学部長・根津紀久雄工学博士をはじめ、桐生市職員、地域で環境問題を取り組んでいる皆さんが出席していました。会合では、大人たちは未来の子どもたちに何を残していくのか、と言うことを軸にして話し合われました。

松木の杜の柵がイタズラされていますが、子どもたちの未来を考えるとイタズラでかたづけられません。森は全ての生きものの生命の源です。鹿が苗木を食べてしまう、鹿の遊び場となって苗木を折ったり踏みつぶしてしまうと全ての生きものの生命の源がつくられません。生きものみんな家族、地球も森も生きもの共同体として存在するには自然界のバランスが大切なのかもしれません。勤労感謝の日、近くの森に触れて疲れた身体と頭を休めています。

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2010年11月19日 (金)

イタズラも度が過ぎると犯罪です!

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 今日の足尾は小春日和でした。でも朝は冷えて霜が降り、薄氷も張りました。雲ひとつない青空の下では猿が20数頭の集団で臼沢の森で食事をしていました。食べ物はこれから大きくなっていく野生の大根みたいな植物です(写真)。Pb191669 30日に現地を訪れるJICA研修のアジア・アフリカの皆さんのために植樹会場の草刈りをしようと階段を昇り始めると、森戸スタッフが“鹿だ”と叫びました。上を見ると若い鹿が柵から出ようと左右を行ったり来たりして焦っているようでした。臼沢の森の左右から鹿を下へ誘導し、臼沢の森入り口から逃がしてやりました。侵入現場は西側上部で発見しましたので柵の補強をしました。

 星野スタッフと白井スタッフは「憩いの場」の改装作業をしてくれました。部屋の金属製内壁に間伐材を張り付けてくれました。室内に入ると間伐材は早速、温もりをつくっていました。木の香りも室内を柔らかい肌触りがするようでした。来年の春のオープンが楽しみです。

 それにしても“イタズラ”が本当の話らしいです。昼食を食べながら私たちは情報交換を行っていますが、キャンパスフォーラムの翌日の15日には道路の脇に張ってある柵のポールが倒されていたということです。垂直に立てているポールが地面と水平になる程倒され、鹿が松木の杜に入っていた、と言っていました。

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2010年11月18日 (木)

自然の力は計り知れない

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 「どくだみ荘」での泊は先月22日ぶりです。焼酎のお茶割りを呑んでいても石油ストーブを焚かないと足腰が冷えてたまらないです。今日は26日に植える桜の苗木用の穴を20掘りました。来年の春には桜の花を観て一杯呑みたいものだという声がありますので、松木の杜に大きな苗木を植えることにしました。今年の春には「森びと広場」に桜の苗木を10本植ましたので、来年の春は楽しみがひとつ増えそうです。

 Pb181646 今日の10時頃の気温は7度でした。午前中の仕事を終えて作業場に戻ってみると気温は5度に下がっていました。ミゾレ混じりの小雨が降りましたので昼頃には冷えました。ところで午前中の作業は、作業引き継ぎノートに松木の杜に鹿が侵入していたと書いてありましたので柵のチェックをしました。西側の柵にはノートに書いてあったように支柱がグラグラしていました。点検してみると写真のように折れていました。「これはイタズラだ!」と思いました。柵の外は急斜面で鹿が駆け上がって支柱に体当たりできない。例え鹿が支柱に体当たりをしても支柱を折ることはできない、ということでイタズラ以外のことは考えられません。

 残念なことです。松木の杜では9月にも支柱が曲げられました。一昨年には臼沢の中腹でアルミ製の看板の二本の足が曲げられました。情けないことですが生物多様性の向上とか、自然界の摂理とかを訴えていかなくてはならないのかもしれません。明日は今月下旬、JICAの研修がありますのでその準備です。足尾・松木沢では間もなく木枯らしが吹きそうです。

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2010年11月16日 (火)

実証してみようとしているのに実証データがないと調査はできないという不思議

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 厚木市七沢周辺の森にも紅葉前線が来たようです。今日は神奈川県環境保全センターが厚木市に行ってきました。用件は丹沢のブナ枯れ調査を県有地内で行えるようにと県に申請していましたのでその話し合いをするためでした。同行したのは山崎誠衆議院議員の秘書・榎本さん、森びと神奈川県ファンクラブ事務長の小林さんでした。

 保全センターは小田急電鉄の本厚木駅からバスで20分程七沢温泉方面に走ったところです。バス停から徒歩で5分程の保全センター周囲には広葉樹が植えてあり、サクラやカエデ種が紅葉していました。話し合いでは一昨日のフォーラムで採択されたフォーラム宣言の趣旨を説明し、保護センターからはこれまでの丹沢のブナ枯れ調査過程とその結果の説明がありました。結論的には、特別保護地区に指定されている場所での実証調査をするには、公共性を示す実証例等のデータがないと難しいと言うことでした。

 日本の27都府県に広がっているナラ枯れを虫の駆除防除では防ぐことができない現状の中で、私たちは酸性土壌を中和できる炭で土壌を元気にしようとしているのですが、科学的な実証データがないと難しいという話を聞いて目の前が真っ暗になりました。

農水省の資料では、農作物の生産には炭の効果を認めていますがコストがかかりすぎる、と書かれていますし、科学的にも炭の効果が期待できる調査結果があるのですが、僅かな土地で実証実験ができないのは残念です。

 保全センターの皆さんも私たち同様にナラ枯れを心配していました。何とかしなくてはならないという立場いましたので心強く感じました。保全センターの皆さんありがとうございました。

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2010年11月15日 (月)

文明の終焉を迎えないように日本の森を元気にしよう

昨日閉会した第3回キャンパスフォーラムは政官学民が日本の森を良くしていこう、という微風が日吉キャンパスから吹きはじめたようです。フォーラムには森を愛する皆さん250名が集まってくれました。

Cimg0748 主催者を代表して岸井成格理事長から挨拶を受けた後、ご来賓のあいさつを皆川芳嗣林野庁長官からいただきました。皆川長官は、「旧来の考え方だけというのでなく、幅広い観点で日本の森を良くしていこう。来年は国際森林年、来年のさきがけとしてのフォーラムであってほしい」(挨拶の一部)と話してくれました。講演では林野庁・森林保護対策室室長の中村毅さん(写真下)から森林の保護の取り組みが話され、会場からの質問にも応えていただきました。Cimg0767 シンポジウム開始前には「日本の森を元気にする議員連盟」事務局長・松浦大悟参議院議員も出席され、御挨拶をいただきました。質疑討論の場では浦河治造さん、NPO法人、学生の皆さんから討論参加がありました。

12時から17時のフォーラムでは、森の悲鳴と人間への警告に黙っていると永遠に恵みの母たる森を救うことはできないとして、「政府は、日本の科学者の総力を結集してナラ枯れの原因(虫以外の)解明とその対策を早急に行ってください。等・・。」ということを政府に決断を求めた宣言を採択しました。キャンパスフォーラム報告は今後、その都度ブログで行っていきます。

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2010年11月13日 (土)

森の家族は地中にもいます

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 昨日のブログで紹介した土の中の話は、10月24日に実施した「秋の会」(足尾)にゲストとしてお迎えした金子信博先生(横国大教授)の講義の一部です。明日は第3回「キャンパスフォーラム2010in慶應」の本番です。事務局は最後の準備に緊張しています。

今回の司会は多摩美大4年生(日本画)の太宰初夏さんです。宮脇昭先生の生き方に興味を抱き、まず現場から学ぼうと八幡平の森づくり、足尾の森づくりや育樹感謝デーなどに参加しています。彼女は現場の森に入って、森から森びとたちから、森と人間との大切な関係を身体に染みこませているようです。

草原の地中や岩の中にはたくさんの微生物が生きているようです。草原に木を一本植えると地中で眠っていた微生物たちは自分の出番が来たとばかりに動き出すそうです。私たちが植樹をしてうまく育っていると言うことは、土の中で出番を待っていた微生物のお陰でもあるようです。(金子信博先生より)

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2010年11月12日 (金)

資源は使い果たすのでなく未来を見据えてほどほどに

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 COP10では遺伝資源の奪い合いが露呈しました。その資源は土の中で生きている微生物、菌、土壌分解動物などと植物(樹木や草)だそうです。人間にとっても繁栄のエネルギーは森からつくられてきました。原油や石炭がその代表格です。木が遠くなるほどの時間をかけて森の有機物が繁栄のエネルギーの基となってくれましたが、人間はたった100年ほどでその有機物を使い果たそうとしています。その過程では酷い殺し合いや戦争が起こりました。

土の中でいのちの源である森(木)と共生している土壌分解動物や微生物そして菌などが、今、土の中で生きていけなくなっているようです。土壌の酸性化がそうさせていると言われています。ミミズはpH5以下では生きていけません。中には土の中がレモン汁の中と同様な状態に土壌が酸性化し、とても生きていけない状態になっているところもあります。これでは恵みの母たる樹は根から栄養を供給することはできません。14日に開催するキャンパスフォーラムでは、全国的に広がっているナラ枯れ、土壌の酸性化・森の衰弱に私たちは何をすべきかを探り、森を元気にする活動を拡げます。

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2010年11月10日 (水)

森の囁きに応えましょう

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 昨日はフォーラム会場の下見と会場担当者との打合せをしてきました。藤原洋記念ホールは音響設備が素晴らしく整っており、DVD上映やシンポジウムを盛り上げてくれる会場であると感じました。

会場から見える慶應義塾日吉キャンパスの「日吉の森」には1300種近い多様な生きものが棲息しているようです。フォーラムはこのような周辺地域にとってかけがえのない貴重な森に溶けこんでいけるように創りだしたいものです。

 シンポジウムでは“かけがえのない私たちのいのちと森とのつながり”、その恵みの母たる森の嘆きや怒りを聴いた私たちが“その囁きにどう応えていくべきか”を共有し合い、そもそも私たちと森は家族ではないか、年に何度か故郷の家族へ帰省するように“生きものみな家族ですから故郷(森)へ帰って家族(木)を元気にしなくてはならないのではないか”ということを質疑・討論していきたいと願っています。

 今、大切なことは机上で議論することでなく森の中に入って森の家族の一員になることではないでしょうか。皆さまの参加と討論に期待しています。

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2010年11月 7日 (日)

森の家族の一員になりませんか

Dscf3852  今日は第2回理事会が開かれました。会議は1週間後に開催するキャンパスフォーラムの最終審議をしました。会議の冒頭ではフォーラムで上映するDVD「森の女王」(第8回世界自然・野生生物映像祭ノミネート作品)を鑑賞しました。このドキュメンタリー映画は、NPO法人地球映像ネットワークのご厚意で上映されます。映画は100年前から生きている一本のイチジクの実や幹から恩恵を受けている生きものたちが生物社会を営なんでいる様子が描かれ、とても感動的なものです。その上、撮影技術的にも素晴らしいものが感じられる映像です。是非多くの皆さんに観ていただきたい映画です。

 フォーラムはDVD上映前に主催者を代表して岸井成格理事長からのあいさつ、その後、林野庁長官・皆川芳嗣氏のご来賓のあいさつを受けます。さらに林野庁からは研究保全課森林保護対策室室長・中村毅氏からの講演があり、会場からの質問にも応えてくれることになっています。日本の森を元気にしていこうとする私たちにとっては心強いものです。フォーラムを通じて私たちは森を愛する皆さんと森の家族をつくりだし、森の地球(くに)の一員になりたいと願っています。

話は変わりますが写真のように椎茸が顔をだしてくれました。これは今年5月に開催した足尾・ふるさとの森づくりのイベントで菌を打ち込んだものです。木は切られても私たちに美味しい椎茸を食べさせてくれます。事務局は猿や鹿に食べられる前に自然からの恵みを食べてみたいと思います。

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2010年11月 5日 (金)

いのちの進路は分かち合う心を養うことだ

 14日に開催する「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」のパネラーのひとりである小川眞先生が日本経済新聞(10/30・夕刊)に紹介されていました。その記事を読んで感じたことは、「欲が少なければ満足度は上がる。そんな気持ちになれば自然を見る目も違ってくるとおもいます。」(「少欲知足」という考え)という小川先生の引用は現場の声だとおもいました。それは「林は将来残るから、目先の経済的な価値にとらわれると環境や森林を守る視点を見失います。」と述べていたことは現代社会の批判だとおもいました。

フォーラムでは10年先の間伐材を有効利用するということだけでなく、100年先まで私たちが永生きできる森づくりを、広葉樹の森づくりを創り出すための討論をつくりだしたいと願っています。そのためにも小川先生は、「環境を守るにはかつてを知る世代が子供たちに昔の姿を伝えていくことが重要なのです」と述べていました。先生はPa081113 自然の異変を社会の異変を異変だと感じられるように鈍った感度を磨けあげることが私たちの義務だと訴えていました。

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2010年11月 4日 (木)

人類の進路は“いのちの森をつくろう!”へ

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 今日の夜7時のニュースは100kg以上の熊が罠にかかったことが報道されました。捕獲した地元の皆さんは“これからは人間には近寄るな!”と爆竹を鳴らしてこの熊を離してやったそうです。冬眠を前にして多くの熊をはじめとした動物たちが人里で餌を食べているニュースが報じられています。森に異変が起きていることは確かなようです。

 P8130545 14日に開催する「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」のテーマは“日本の森を元気にしよう!”です。フォーラムのシンポジウムで活動の報告と提案を行う日本熊森協会は、「自然界のことは私たち人間の浅知恵ではわからないことだらけです。・・・日本の森の生態系の頂点に位置するクマを失うことは、取り返しのつかない損失であり、森のためにも、人のためにも、何があってもクマなどの大型動物を守り残したいと思います。」(「くまもりニュース」より抜粋)と述べています。

昨日、その提案者の日本熊森協会・中本菜々さんからレジュメが送られてきました。そこでは「行き過ぎた奥山の人工林を、本来の植生である広葉樹の天然林に復元していく」「広葉樹林復元は、税金を積極的に投入して公共事業として行う」等を訴えています。森を愛する皆さんのフォーラム参加とご意見をお待ちしています。

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2010年11月 1日 (月)

小さな森が大きくなって動物たちの楽園に

 Pa311684 冬を間近にして鹿、熊たちが栄養を求めて必死なっているようです。その上、間もなく狩猟解禁になりますので日光戦場ヶ原周辺の鹿たちは禁猟区の足尾に移動し始めるでしょう。足尾・臼沢の森や松木の杜は禁猟区内にありますので、若木が食害に遭わないように柵をチェックすることが毎年の作業です。昨日はその作業を950㍍付近で行いました。

 Pa311643 今年は熊やイノシシが各地で出没しているニュースが目立ちます。先月、ブログで「キツネが歓迎」と人間の都合に合わせた表現をしましたが、キツネの都合から考えてみると“食べ物が少なくなって何とかしてくれよ”、と言っていたのかもしれません。足尾でキツネが棲息できる環境になってきたことは大事な自然の財産が蓄積されていると思いますが、奥山がテリトリーの動物にとっては冬を生き抜く食糧が少なくなっているかもしれません。あるいは木の実に元気がないのかもしれません。

Pa311669 足間のクマ、キツネはアキグミを食べますが、今年はそのグミが少ない気がします。キツネの気持ちになってみると前述したような気がしました。日本の森を元気にさせなければと願い、そんな討論を14日に開催するキャンパスフォーラムで行いたいと思います。臼沢の森も色づきはじめました。

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2010年10月30日 (土)

「何もしないことは許されない」!市民の意思を力へ

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COP10が閉会しましたがその結果を読むと、100年後の生物多様性を憂いている皆さんにとっては残念な結果ではないかと思います。私もそのひとりですが悲観はしていません。なぜなら、私たちと共に“山と心に木を植える”活動が多くの皆さんに支えられていることと、昨日の講演を聞いて自信と勇気をもったからです。

昨日、公益財団法人イオン環境財団から招待されて「生物多様性みどり賞」を同財団から受賞した3名の「受賞者フォーラム」に出席できました。受賞者は、生物学者・探検家・映画監督であるジャン・ルミール生物学者(カナダ)、グレッチェン・C・デイリー博士(米国)、エミル・サリム博士(インドネシア大統領諮問会議議長)でした。

ルミール氏は、南極での現場調査で知り得た消えゆく生物と生物多様性の危機を報告し、今、私たちは「明日、どう生きるかだ。何もしないことは許されない。今、変化の風が吹いている。日常の小さなアクションが政治のチェンジへつなげよう」と訴えていました。デイリー氏は、「森に頼ってきた日本の文化、アジアの文化を欧米へ拡げてください」と私たちに提案していました。サムリ氏は、世界の開発は生態系の保全と経済の両立を提唱していました。

質疑を聞いていて分かったことは、100年先の地球の生物多様性を向上させていく運動の理解には時間がかかるが市民の意思を政府の意思へ高めていかなくてはならない、ということが各国の課題となっていることでした。また、課題克服にはデイリー氏が述べた「研究者は社会に出て学ぶべきだ」ということが重要な点だと感じました。フォーラムを終え、もっと市民の意思を高めてアクションを起こし、この意思を大きな力に創りだしていくことの大切さを改めさせられました。

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2010年10月26日 (火)

生態系の源は森ではなく土の中の生物でした?

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 キツネは翌日の24日にも私たちを歓迎してくれました。24日は「秋の会」が開かれ、25名が五感を養いました。秋のゲストは金子信博先生(横国大教授・通称:ミミズの先生)でした。

Pa241626 足尾でも標高1200㍍付近では色がかすんだ紅葉が観られます。多くの山肌はヤシャブシ、ヤマハンノキ、ニセアカシヤが緑化事業で植えられましたので紅葉はかすんでいますが、亜硫酸ガスに負けずに生き抜いたミズナラ、ダケカンバなどの葉、私たちの仲間が植えた木の葉は鮮やかな色を見せてくれます。「秋の会」では鉱毒の亜硫酸ガスに耐え抜いたミズナラを観てきました。このミズナラは標高・1270㍍付近で生き、幹の周りが2㍍半程ですが樹高は20㍍もありません。一行は100年以上は生きているミズナラの幹に触れ、土にも触れてその逞しさを感じとっていたようです。

Pa241639 昼食時には、アケビ料理、松木で育った芋がら料理、栗とマメのおこわ、メインの芋煮を食べて秋の味覚を味わいました。ゲストの金子先生からは土の中の世界を紹介して頂き、土の中の生物に活かされている木、その木に生かされている私たちという現実を実感しました。金子信博教授ありがとうございました。スタッフの皆さんお疲れ様でした。(キツネの写真は田岡インストラクター撮影)

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2010年10月25日 (月)

4年間のいのちの森づくりにキツネが歓迎

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 23日の秋晴れの日は第19回足尾・ふるさとの森づくりが行われました。主役はNTTビグソルの社員の皆さんでした。当日は朝から清々しい青空が皆さんを出迎え、JR日光駅前から大型バス一台を貸し切って現地に入ってくれた皆さんの顔も清々しさが感じられました。

 植樹会場は松木の杜で大きな岩がゴロゴロしているところでした。しかし、この地で4年間も春と秋に植樹している皆さんですので、一行27名はあっという間に12種・140本の幼木に元気を与えてくれました。

 昼食後、皆さんが後片付けをしているとキツネが「森びと広場」に現れました。野生のキツネを初めて見た皆さんは驚いていました。広場から対岸の岩山を見ていた参加者の一人は、“キツネが生きていける自然環境になっているのね!”と感動しているようでした。NTTビグソルの皆さんありがとうございました。事務局員の皆さんお疲れ様でした。

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2010年10月22日 (金)

雄鹿の遠吠えで秋の深まりを感じる

Pa221596  明日は第19回「足尾・ふるさとの森づくり」です。明日の森づくりは青空の下で乾燥した秋風を身体で感じる爽やかさのなかで行われるようです。

 今日はその最終準備を行いました。また、松村スタッフは松木の杜にある小さな畑で落花生と秋採りじゃがいもを掘りました。明後日の「秋の会」に参加する皆さんへ松木の杜の味覚を伝えたい、と収穫していました。Pa221589 周囲の山では雄鹿が吠えて求愛している声が響いていました。これからは鹿をはじめとした動物達が必死になって生きなければならない冬を迎えます。よって私たちは若木を食害から守るための植樹会場のチェックが欠かせません。

 Pa221603 昼食後には松村さんが持ってきてくれたザクロをいただきました。甘酸っぱくて美味しい秋(自然)の恵みでした。苗床のブナの幼木も葉を黄色に染めている苗を見るといのちの息吹が感じられました。明日はNNTビグソルの皆さんと大切な木のいのちを大地で育てます。

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2010年10月20日 (水)

リンゴの価値は艶のある赤色?

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 岩木山中腹の紅葉はその鮮やかさに期待がもてないようでした。岩木山麓の風景を見ていると一昨年1月の木村秋則さん講演を想い出しました。昨日は木村秋則さんのリンゴづくりに近付こうとしている寺田さんたちに会ってきました。この時季は早生のリンゴ収穫が終わり、本格的に超忙しい収穫期に入っていました。そんな中でリンゴ生産の現状を聞くことができました。

Pa191618  リンゴは4~5㌢程度に大きくなると間引かれ、その後、上(太陽から)から、下(銀色のシートから)から照らされて皮は赤く染められるそうです。上から陽を受けるには邪魔な葉を一枚一枚切り取るそうです。その作業は顎が出るほど大変なようです。色が悪いと価値が下がってしまうということです。栄養価が豊かになるのですか、と尋ねると寺田さんは黙ってしまいました。生産者の手間がかかって栄養価が豊かになるのであればリンゴの価値が上がると言えますが、単なる見てくれの化粧にすぎないのであれば手間はかけなくともよいのではないか、と思いました。しかし、現実は見てくれが価値を高めるというので手間はかけざるを得ないと言っていました。

リンゴの価値は見てくれでなく栄養価が高いか低いかではないかと思いました。寺田さんはそれらに関しては地元の研究者に聞いてみると言っていました。私もリンゴの栄養価とその味の本物を感じ取ってみたいと思っています。今日の朝、岩木山の頂上には霜が降りたようです。写真では木々にうっすらと氷が白く見えていました。

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2010年10月18日 (月)

森の衰えはいのちの衰えなり

Pa181618  秋田市内の千秋公園(県民会館)に生きているケヤキは元気がありませんでした。このケヤキは3年前に観たのですが、当時は梢枯れには気が付きませんでした。今日の朝、3年(3年前のブログで紹に)ぶりに元気なケヤキに会いにいきましたら写真のような姿になっていました。写真では分かりづらいと思いますが梢は枯れていました。残念でした。

 ところでこの公園は秋田藩主の城跡です。城跡で佐竹義宣が藩主であった当時のことを見学してみると、「国の宝は山なり、しかれどもきりつくすときは用に立たず、尽きざる以前に備えを立つべし、山の衰えはすなわち国の衰えなり」ということが資料館に書いてありました。これは家老・渋江政光が言い伝えてきたと書いてありました。

 これは1600年代の事です。やはり日本の木の文化は当時から森と共に生きてきた生活の中から築かれてきたことを実感しました。森びと秋田県ファンクラブの準備が急がれます。今日は五能線の車窓から夕焼けを見ながら青森県に入りました。

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2010年10月17日 (日)

村びと共に生きる巨木

 Pa161545 昨日は江戸時代から豪雪に耐え、農家の人々と生きている最上地区の巨木に遭ってきました。

そのひとつはJR新庄駅から酒田に向かう国道47号添いにある最上川川下りの下船付近にある土湯杉(幻想の森)です。戸沢村に生きる杉は幹の周囲が12~13㍍、樹高が30㍍ほどある杉です。豪雪の耐えてきたのか幹は二又、三又になった杉が多く、群生の中に入ると神聖な気持ちになりました。ところが残念なことですが杉と混交林になって生きていたミズナラは立ち枯れていました。周囲を見回すと最上川両岸の森でもミズナラがたくさん枯れており、白骨化した枯れ木が目立っていました。

 Pa161584 そこから国道47号線を新庄方面に30分ほど戻ったところを右に曲がり、県道458号線を通って大蔵村に生きる豊牧のクリと岩神権現のクロベ(ネズコ)に遭ってきました。クリは幹の周囲が5.7㍍、樹高が30㍍、クロベは幹の周囲が12.2㍍、樹高が25㍍ありました。クロベは林野庁の「森の巨木たち100選」に指定されていました。豊牧地区では棚田が村人に守られ、その棚田を森が見守っているようでした。

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2010年10月15日 (金)

南東北の花咲びとへ

Pa111196 南東北の紅葉はだいぶ遅いようです。今日は山形でタクシーに乗ったとき運転手に聞いてみたら「だいぶ遅いなあー」と言い、窓から見える蔵王方面の山肌は濃い緑色一面でした。明日は新庄市で友人と会い、来月14日に開催するキャンパスフォーラムの呼びかけをします。最上川周辺でナラ枯れが拡大し森の衰弱を肌で感じている皆さんの声をフォーラムに伝えてほしいとお願いするつもりです。そして今年のフォーラムを契機にして“日本の森を元気にする運動”をスタートさせてほしいとお願いします。

Pa111148 山形県最上地域(山形県北東部で鳥海山、月山、神室連峰の山々に囲まれた地域)は全国でも有数の巨木の里だそうです。この里には環境省の「日本の巨樹・巨木」に選ばれた木、林野庁の「森の巨人たち100選」に選ばれている木が生きています。この森と生きている皆さんの森を大切にする心を“森びと山形県ファンクラブ”へ結実させていただこうと願っています。そんな願いを最上地域の皆さんに伝えたいと思っています。秋はやはり写真のような“鮮やかな秋色”に癒やされて創造力を豊かにしたいものです。

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2010年10月12日 (火)

いのちを育む世界の森を元気に!

 Pa111220 森林組合で働いているSさんからメールが届きました。彼の仕事は森林現場に入って森づくりをしていますが、その彼が検討結果を来月とりまとめて予算化する「森林・林業再生プラン」に関する政府の姿勢に怒っていました。彼は、“山村を潰してしまえば林業は成り立たない。どんな高性能林業機械を導入した専業林業家だけでは日本の森林をカバーできない。”と主張していました。

確かに、このプランは経済優先・木材利用を促進していくことだけが中心になっています。「理念1:森林の有する多面的機能の持続的発揮」と基本理念が書かれていますが、現在、日本の森が衰弱している原因やその対策を通じて森の機能を発揮していく具体策が講じられていません。10年間に豊かな森林をどのように活かしていくか、ということだけがプランとなっています。100年先以上の森を元気にするための政策を進めながら生活の中に木材を利用していくという理念ではないようです。劣悪な労働環境下と現場で森と向き合って汗を流してSさんに拍手です。

Pa111188 近頃、テレビでは生物多様性の番組が目立ちます。今日は「生物多様性オフセット」なることをNHKTVは放送していました。それは企業の開発(=自然破壊)を許可する条件として自然破壊する部分の代償として自然再生する(プラス・マイナス・ゼロ)ことを義務づける、と言うことでした。疑問視する学者の方もいましたが、番組ではこの義務づけをしている国は世界で53ヶ国もあるのに日本は義務化されていない、ということを訴えかけているようでした。

ここでも生物多様性問題は経済優先が先にありました。現代はオフセット云々の対処的な考え方では地球を、生物を守ることはできないことは誰もが実感しているのではないでしょうか。世界の森は悲鳴をあげ、地球は人間の傲慢な生き方に怒っています。森の現場に立たないと秋色(森の素晴らしさ)に感動できないように、COP10もコンクリートジャングルで開催するのでなく世界の森の中で論議すると“森と生きる進路”が見えてくるかもしれません。

当委員会は、11月14日に第3回「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」を開催します。報告・討論では日本の森を元気にするための問題と課題を明確にして、対策は政府へ要望し、私たちは日本の森を元気にする運動をスタートさせたいと願っています。

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2010年10月10日 (日)

日本の文化は森と相利共生してきた生活様式?

Pa091565 昨日は秋雨の中を桐生市民の飲み水である桐生川沿いの文化に触れてきました。案内人の石島さん一行は全員で5名でした。一行はまず、天満宮からの参道であった本町通りにある織物産業が盛んな当時のレンガ蔵や木造建築を見学しました。文化の保存や案内は無償のボランティアの皆さんが楽しそうに行っていました。

その後は、桐生川の上流添いを散策して天満宮と民の生活の様子を探ってみました。そこには森や川と共に生きている民が自然の恐怖から少しでも守ってもらう救いの神が存在していたということでした。それだけに私たちは自然(森や川)の力を馬鹿にしたり、傲慢になってはならないのではないか、と言うことを改めて感じました。

Pa091587 昼食は地元女性達が作っている蕎麦を梅田地区の里で食べました。その後は和紙職人の星野増太郎さん宅を訪ね、人間は木に助けられていることと職人の技に見とれました。星野さんはもっと和紙を生活に使ってほしいと言っていました。使ってみないと和紙の有り難さが分からないとも言ってくれました。和紙一枚で寒風を防ぎ、コタツの温もりを逃がさない和紙を貼った障子の素晴らしさ、和紙に墨で書いた文や絵そして台帳などは200年~300年後も保存され、当時の文化を現代に伝えてくれています。

和紙の有り難さを感じていくひとつの方法として、大切な人、愛する人へのメッセージは和紙の名刺や手紙を渡すのも意気なようです。同行した神田インストラクターは早速、和紙の名刺を買って筆で書いた名刺を使いたいと言っていました。星野増太郎さん、忙しい中で時間を割いて素晴らしい日本の紙の文化を伝えて下さってありがとうございました。和紙の原料はコウゾですが、一年生のコウゾが和紙を何百年も人間の意志伝達に役立っています(写真)

Pa091572 午後5時半頃までの散策で感じたことは、文化は色々な切り口から触れ、考えてみるとその原点は森や川にあるような気がしました。一行は今後も桐生市の文化と歴史を探訪していくことを約束して帰路につきました。一日中車の運転をしてくれました金子さんありがとうございました。また日本の歴史にうとい私たちに民の生活から文化と歴史を案内してくれた石島さんありがとうございました。

2010年10月 8日 (金)

実を食べる鳥、雌鹿を呼ぶ雄鹿そして人に感動を与える秋色

Pa081103 青森県岩木山の紅葉は例年より一週間遅れているそうですが、森の木々は人々に感動を与えているようです。ところで今日の足尾でも今年の春植えた「森びと広場」の桜が色づきはじめました。対岸の木々も色づき、ススキの背後では秋色をさらに鮮やかにしていました。

Pa081118 昨日と今日は秋の森づくりの準備をしました。昨日の作業は岡安、大塚インストラクターが穴を掘ってくれました。今日は森戸スタッフが苗床の草取りを、私は松木の杜内の植樹会場づくりを行いました。松木の杜にはホオジロが集まり草の実を食べていました。対岸では雄鹿が声高に雌を呼んでいました。この声が聞こえてくると足尾では冬がそこにまで来ているような気がします。

明日は桐生市を散策し、「自由都市であった」と言われている桐生の文化に触れます。案内は森づくり活動に熱心な桐生市に住む石島さんです。

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2010年10月 7日 (木)

キャンパスフォーラムの準備に入りました

Pa071535  今日は清水事務局長と事務局員(済賀、小林)はフォーラム会場の下見をしました。会場は日吉にありますが、最寄り駅(東急東横線日吉駅)を降りて一同びっくりしました。一昨日まで「心の森探訪inアメリカ」でセコイアの巨木に遭い一同その巨木の前でたちすくんだ報告を昨日しましたが、慶應日吉キャンパス内には「日吉の森」があり、そこにはセコイアの仲間であるメタセコイアが生きていることに驚きました。会場の下見は担当の前野さんから説明を受け、レ事務局はフォーラム会場イアウトのイメージを描くことができるようになりました。

その後、国会議員会館を訪れてフォーラムのシンポジウムで発表する山崎誠衆議院議員、パネラー予定の松浦大悟参議院議員とシンポジウムの内容を話し合ってきました。ナラ枯れ・森の衰弱に対して何としても森を元気にする運動を市民と共に国会議員(日本の森を元気にする仲間たち)も一緒になって、できるこことからスタートさせるフォーラムにしていくことにしました。参加者皆さんの積極的なご意見をお待ちしています。

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2010年10月 5日 (火)

森に入ると立ちすくむほどの巨木と対話してきました

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精霊が宿る森に行ってきました。「心の森探訪inアメリカ」一行は本日18時10分、怪我や事故もなく帰国しました。参加者の一部の方々は現在、心にいっぱいの土産をもって夜行列車に乗っています。留守中の森と事務所を守っていただいた関係者の皆さんありがとうございました。

一行は何千年も生き抜いている樹木の偉大な力に頭が下りました。そして自然(森)の中では私たち人間が小さく、文字通り私たちは森に生かされていることを痛感させられました。この森には精霊が宿っているようでした。以前、日本民族は森に対して畏敬の念をもって相利共生していたことが分かるような探訪でした。ロスから車を飛ばし、3つの国立公園を案内してくれた西山さんありがとうございました。報告はその都度させていただきます。

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2010年10月 1日 (金)

木の偉大なパワーに触れてきます

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今日から「心の森探訪inアメリカ」の旅が始まります。12名の一行はカリフォルニア州にあるセコイア国立公園に向けて出発です。セコイア国立公園には樹高100㍍以上、樹齢3000年以上生きているセコイアオスギという巨木が生きていますが、その偉大な木に遭ってきます。

私たちは何千年も生き抜いている巨木セコイアヤオスギの不思議、木の偉大なパワーを実感したいと思います。出国する前からワクワクしています。木は根、根は土が命ですが、資料によるとセコイアオスギが何千年も生きているのは山火事と灰、樹皮とタンニンが関係しているようです。そして雪解け水の流れが大切な要因らしいです。

日本でも木は何百年も生き抜き、枯れてからも何百年も生き続けて人間や他の生物のために生き抜いています。私たちは木に生かされていることをアメリカの森で身体に浸みこませてきます。また、カリフォルニア州はワインが美味しい州ですので森の恵みを受けたワインも胃袋に入れてきます。

Tunneltree

2010年9月28日 (火)

北海道旭川市で始まった本物の森づくり

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 本日、「誰にもやさしい緑の森づくり実行委員会」の事務局・澤田邦弘さんからメールが届きました。この実行委員会は北海道旭川市と市民が設立し、宮脇昭理論に基づく本物の森づくりを進めています。その第一回植樹会が9月19日に行われたという報告でした。

 この森づくりが始まったきっかけは5月に行われた旭川MS(マザー&シスター)会結成25周年記念の植樹祭です。この場には宮脇昭先生と旭川市長、地元選出の佐々木衆議院議員そして市民が参加し、宮脇先生から北海道から世界へ本物の森づくりを発信しようと提案されました。その意向を受けて「誰にもやさしい緑の森づくり実行委員会」が設立されて19日の植樹会に至りました。写真を見ると参加者の心にも木を植えられたようです。

 MS会の皆さんは足尾・ふるさとの森づくりに三度も参加してくれています。MS会の皆さんおめでとうございます。実行委員会の皆さんお疲れさまでした。

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2010年9月26日 (日)

いい汗かいて森に感謝しました

P9260870 P9260862  今日は最高の秋晴れでした。空は青、白い雲がまばらに浮かぶ下で私たちは若木に元気を与え作業ができました。刈り払い機を使った草刈り、若木の苗を切らないよう鎌による草刈り、来月に使うマルチング用の枯れ草をまとめました。作業は2時間ほどで終了でした。

 P9260861 作業後は生ビールを片手にバーベキュー懇親会でした。一週間前から食材を調達していた料理長は森びとスタッフの小口料理長。その弟子の小西さんと料理長の二人が食卓を賑やかにしてくれました。釧路産のししゃも、スペアリブそして岩橋インストラクターが届けてくれたサンマとイカ、地元日光産の湯葉などがテーブルに並べられ、20数名のボランティアの皆さんが美味しく頂きました。最後の仕上げはダッチオーブンで作った舞茸とシメジの混ぜご飯でした。これには皆さんから“わー美味しそう”という声がでて、美味しく頂いた後には残った混ぜご飯をパックに詰めて持ち帰えるほどでした。

 P9260904 昼食会では爽やかな秋風を身体で感じ、対岸の頂上付近がうっすらと秋色に写り変わる景色を見て5年間で創り出したいのち森づくりを振り返りました。ボランティアの皆さん、インストラクターの皆さんお疲れ様でした。「育樹感謝デー」にご協力しくれました皆さん、今日はありがとうございました。

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2010年9月25日 (土)

“憩いの場”に漂う木の香り

P9251522  台風の影響があって今日の作業は無理かなあー、と思っていましたが台風一過で青空の下でいい汗を流すことができました。今日は、来年春オープン予定の“憩いの場”の改装と松木沢の草刈りそして明日実施する「育樹感謝デー」の準備をしました。

 今日の改装作業は床板張りでした。スタッフの打ち合わせでは憩いの場は山小屋風にしようとなりましたので、まず床から壁まで木を張ることにしました。厚さ3㌢もある板を刻み、削って床に張りました。作業はスタッ5名と事務局員1名で行いました。作業は爽やかな秋風が透き通る青空の下を吹き抜ける中で進められ、板が張られると小屋の中には木の香りが漂ってきました。松木の杜では透きとおる青空に冴える草花が輝いていました。

 明日は冬に備える木々に元気を与える育樹感謝デーです。森づくに汗を流してくるボランティァの皆さんに感謝そして自然の恵みを与えてくれる全ての生物に感謝する日でありますように願っています。

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2010年9月24日 (金)

元気な松木の木々たち

P9240784  今日の「森びと広場」は一日中雨雲がかかっていましたが雨は降りませんでした。刈り払い機を使って松木の杜で草刈りをしているとエンジン音に負けないぐらいの大きな声でカケスが鳴いていました。鳴き声が風に流されていくと頭には晩秋の森が浮かんできます。

穂をたくさん付けた草は夏の暑さから解放されて秋風に揺れ、子孫を残すために種を風にのせているようです。今日の気温は18度(10時)でした。台風の影響で風は東から吹いていました。昨年植えた松木の若木たちの根は落ち着き、大地にしっかり根を張っているようでした。アラカシ、ウラジロガシ、クワは新緑の葉を輝かせていました。そんな葉を見ていると霜が降りる前に栄養を貯え寒い冬に備えているようでした。

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2010年9月22日 (水)

木は自力で鎮守の森をつくりだす

 昨日は真夏に戻りました。外気温は30度を超し蒸し暑い日でしたが、明治神宮の森の中では爽やかな感じでした。コンクリートジャングルと森の中では気温が10度以上の差があるようです。昨日はこんな森の大切な機能がある話を明治神宮林緑部主幹・沖沢(おきさわ)幸治さんから拝聴しました。

 昨日と一昨日は森づくりで大変お世話になっているJREU・ネイチャークラブから講演依頼を受け、5年間にわたり育てあげている足尾いのち森づくり報告をさせていただきました。総会には東日本管内の各県から100名もの会員が参集し、年1回の総会と例会が開かれました。2日目の例会は明治神宮の森講演と散策でしたので、私たち森びと事務局員も同行させていただきました。

 P9211519 森の歴史と神宮の森を案内してくれたのは森を管理している沖沢さん。麦わら帽子に長靴そして腰には鋏をかけて林内を案内してくれました。沖沢さんは、「神宮の森づくりを始めて90年の今年は天然更新できる森のスタート年だ」と言っていました。そして天然更新ができるようになったのは「林内は掃き清めないのがよい」という考えの基に森を見守ってきたからだと言っていました。話しを聞いて感じたことは、天然更新できる森ができたのは密植・混植そして樹木の競争があったということでした。また、森づくりを始めた90年も前から生きていアカマツ、御神木のクスノキの命をしっかり守っていましたが、やはり大切なことは土壌であり、粉炭で土壌を元気にさせていました。散策途中、今年の夏に枯れた木がありましたが、その木には穿孔跡がりました。沖沢さんに虫が木を枯らしたのですかと質問すると、「虫は枯れてから入った」と言っていました。

 神宮の森は現代社会を生きる私たちに失っている大切な森の役割を教えてくれていました。

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2010年9月20日 (月)

房州から人に優しい秋風を吹かせよう

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 久しぶりに外房線に乗り、上総一宮駅で千葉県の森びとファンの皆さんに会ってきました。お邪魔した倉澤さん宅では夕方からバーベキューを囲んで様々な話に花を咲かせました。この場には倉澤さんに紹介された大原健一さんご夫妻も同席され、奄美大島出身の大原さんからは竹炭づくりの話や若い頃の苦労話しを聞くことができました。大原さんは手が器用で竹細工をして竹の花瓶や床柱等を作っています。その他、家庭のエネルギーは自分で掘り当てた天然ガスを使用するなど、食と住のことは殆ど自前で行っていました。大原さんは人と人との出会いを大切にする方でした。

P9191495 バーベキューでは新鮮なアジの開きや鯨肉そしてスペアリブなどを美味しくいただきました。夜空を見上げると月と星が輝き、房州の秋風を感じながら、夜遅くまで話が弾みました。美味しい食材を持参してくれた森びとインストラクター・相川さん、スペアリブをご馳走してくれました倉澤さんご夫妻ありがとうございました。また、76歳で元気な大原さん、生きる糧になる話を聞かせていただきましてありがとうございました。

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2010年9月16日 (木)

森だけを観るのでなく木と土を観よう

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 足尾・松木の杜では秋風が爽やかに感じられました。標高が少し高い日光の森ではドングリの実が大きくなり始めています。気象庁が「今年の夏は異常気象」と発表しましたが、ようやく秋の気配は各地で感じられている様です。

 ところが視点を変えて森を観てみると各地の木々は悲鳴をあげている様です。先月24日には「日本の森を元気にする議連」の皆さんが宮城県七ヶ宿町から山形県小国町にかけて広がっているナラ枯れに驚き、28日には「森びと実践ゼミナール」に向かう途中の越後湯沢駅から観る山肌にもナラ枯れが見られ、ゼミの現場の上越市大島区のブナの森でもミズナラだけ立ち枯れ、ミズナラは悲鳴をあげているようでした。

 P9021466 今月に入り昨年お世話になった佐渡市の古澤さんからナラ枯れが広がっている新聞記事がメールで送られてきました。14日の「毎日新聞」東京版には、「害虫で樹木枯死確認」という見出しの中で東京都(三宅、御蔵、八丈の三島)でもスダジイの枯死が確認された、と報道されていました。八丈島では10万本のスダジイが被害に遭ったと書いてありました。

 異常気象の原因は偏西風の蛇行と海水温の上昇等によって発生したようですが、それによって何千万人もの犠牲者がでています。異常気象は数十年の時間をかけて発生している様でから、自然災害で犠牲者を出さないためには何十年先の森づくりを始めていくことが求められている様です。まず現場に立つことから始めなければなりませんので、私たちは八丈島のスダジイの悲鳴を聞いてくることにします。(洪水の写真はヤフーのニュースからです)

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2010年9月14日 (火)

社内有志が地域の園児と植樹祭

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先週11日(土)、埼玉県入間市の「ほのぼの保育園」で草刈り・植樹祭がおこなわれました。主催者はDHLサプライチェーンのボランティア・デイの皆さんでした。

イベントは午前10時より、草刈そして植樹が行われました。昼には、園内で昼食をとり、その後、どんぐりが森になるまでのスライドショーとピアニスト2名によるピアノ演奏会が行われました。参加してくれたのは28名(DHLボランティア15名、保育園から12名)と森びとインストラクターの大塚さんでした。植樹した苗木は30本(シラカシとウラジロカシ8本、ヤブツバキ3本、スダジイ11本、スダジイ 11本、アラカシ5本、コナラ2本、クヌギ1)でした。

1 苗木の一部は森びと埼玉県ファンクラブ会長の岡安幸治さんから無償でいただきました。大変助かりました。今回は会社のイベントの一つとして行いましたが、なんとか森の大切さ、森びとプロジェクト委員会が訴えている点を知っていただきました。終わってみると、森の大切さを知っていただくことの難しさを実感しました。しかし、植樹本数は少なかったですが、苗木にいのちを吹き込んだことは大きな一歩と考えます。これを機会に身の回りの皆さんに山と心に木を植える活動へのはずみになれればと思っています。(宮原事務局員発)

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2010年9月12日 (日)

“秋のいのちの森づくり”始まる

P9110758  今日の朝も虫たちが初秋を告げている「どくだみ荘」朝です。足尾ダム方向を見ると雲が山々を覆っています。昨日はJRFUの皆さんは「第2回足尾・ふるさとの森づくり」を行いました。植樹は臼沢の森と松木の杜で行い、11種・330本の幼木に命を吹き込みました。

 暑い中、足尾に参集してくれた皆さんは新潟から4時間かれて来てくれた皆さんをはじめ関東周辺で働く組合員とその家族の皆さん110名でした。臼沢の森チームと松木の杜チームに分かれた皆さんは当委員会の事務局員及びスタッフのアドバイスを受け、しっかり大地に根を張っていのちの森を創ってほしいと願い、たくさんの黒土、腐葉土、炭を混ぜた土の中に苗木を植え暑さに負けないように水もかけてくれました。

 P9110755 松木の杜では今年5月に植えたカラタチの幼木にアゲハの幼虫がいました。まだ3㌢程の小さな緑色したアゲハの幼虫は食べられないように小枝に固まっている様でした。愛らしい幼虫の頭部を見ながら事務局スタッフ達は「食物連鎖のはじまりだ」と自然の力と恵みに感謝しました。JRFUの森づくりは多くの虫を呼び豊かな生態系をつくりだすことでしょう。FU皆さんありがとうございました。怪我や事故もなくアドバイスしてくれた事務局員、事務局スタッフの皆さんお疲れ様でした。

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2010年9月 9日 (木)

土砂流出は森にひとつの原因があるのか

P9091476 夜になるとコオロギが鳴いている「どくだみ荘」です。今日は“憩いの場”の内装と今後の運営に関して事務局とスタッフの皆さんが打ち合わせをしました。基本は“憩いの場”(山小屋風)に相応しい内装にすることで意思統一できました。午後は、松村さんと星野さんが飲み水を確保するために水源調査を行い、小井戸さん、白井さん、松村さんと柳澤さんは“憩いの場”に石を積みました。松井さん、福田さんは11日に開催されるJRFUの森づくりに使用するテントを足尾町から借りてきました。苗床では森戸さんが昨日から引き続き草取りをしてくれました。温帯低気圧が過ぎ去った後の青空の色と沢風は初秋を感じました。

P9091480 水源を探しに行った二人からは、「大雨の影響で土砂が流れ出した跡があった」と報告がありました。そう言えば昨夜は台風の影響で東京都内も水害に遭うなど東京は1時間に50㍉以上の雨が降ると生活基盤が脆くなるようです。世界各国でも想定外の異常気象で生活基盤が脆くなっている気がします。足尾の「森びと広場」の片隅にはコスモスが小さな花を付けていました。スタッフの皆さんお疲れ様でした。

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2010年9月 1日 (水)

森の中に街づくりを

P8060334  9月に入りました。今日は防災の日です。熱帯夜連続日の記録が観測史上最多でというニュースが報道されていました。コンクリートジャングルでは気温とコンクリート反射温度は10度以上高くなるそうです。足尾の場合は風があると“爽やかさ”を感じるようです。当委員会理事長・岸井成格がテレビ番組(先月のTBS)で「森の中に街づくりを」と言っていました。その番組に出演していた涌井雅之さん(造園家)は「シンガポールではそのような考え方で街がつくられている」と発言していました。そう言えば二度ドイツを訪問した時、ドイツ人は森の中に都市をつくると言う話を想い出しました。森の力には感謝です。

 Img_0699 足尾では秋の森づくりの準備が先月末から始まりました。30日にはJR貨物会社に働く組合員の皆さん15名が草刈りと穴掘りをしました。昨日は、事務局とスタッフが松木の杜の草刈りと植樹調査をしました。気温が30度になっても吹く風は秋を想わせるようです。全国で400名以上の方が猛暑で亡くなっていますが、森と共に生きていく文化の再構築が求められていることを実感します。

 作業小屋に侵入(26日)した動物が分かりました。カップ麺の臭いを嗅ぎつけたのはキツネでした。私たちはキツネが棲息していることに感謝し、人間のちょっとした油断に猛反省です。防災の日、まずは五感と自然の力をうまく活用する知恵が大切です。(足尾報告・仁平事務局次長、小川事務局員)

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2010年8月27日 (金)

動物の嗅覚力を忘れてはならない

2010_0826_110349dscf7337 26日の足尾の気温(10時頃)は30でしたが、風もあり作業は順調に進みました。ところがちょっとした油断が動物たちにも私たちにも害を与えてしまう状況をつくってしまいました。

 午後は松木の杜の草刈りと臼沢の階段整備、新しい小屋の作業をしました。作業を終えて小屋に戻ってくると、お昼に食べた弁当を包んでいたビニールやカップラーメンの空容器・蓋などが床に散乱していました。午後の作業に行く際はゴミ用の段ボールに廃棄しましたかが、全てのドアを開けっ放しで作業に出かけましたので小屋に小動物が入り込んであさった様です。小動物の隠れられそうなところを探しましたがそれらしき動物は見あたりませんでした。食べ付けない物が食べられると覚えさせては大変です。暑いから、少しぐらいの時間なら、とちょっとした油断で大変な状況を生み出してしまうのだと反省しました。

また、松木の杜の桑、サクラ、エノキなどの葉がシカに食べられていました。侵入口は松木の杜の入り口を少し左に進んだ所のネットが垂れ下がっていたところでした。これで3回目ですので私たちは人為的ではないかと思っています。何故なら、鹿とはいえ柵のポールを曲げてまでネットを垂らすことは不可能だろう、と思っているからです(鹿の食害と向き合ってきた専門家に相談中)。この付近には新しい鹿の足跡がありましたので今朝までシカが松木の杜に入っていたことが伺えます。畑も若干荒らされており、担当の松村さんは少し落胆していました。(報告:小林敬事務局員)

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2010年8月25日 (水)

森の悲鳴が国会に響く

P8240599 「日本の森を元気にする議員連盟」の皆さんが森の悲鳴を聞きました。森の木々は“レモン汁のような土壌では木は生きていけないよ”と言う悲鳴をあげていました。場所は宮城県180万人の水を貯水する刈田郡七が宿町の森と山形県置賜郡小国町の森です。

P8241506 ナラ枯れ現場の視察は8月23日~24日に行われました。視察をした議員連盟は今野東会長(参議院議員)、黒岩宇洋幹事長(衆議院議員)、松浦大悟事務局長(参議院議員)、相原久美子事務局次長(参議院議員)、田代郁幹事(参議院議員)の5名でした。

現場を案内してくれた皆さんは水守人の会のメンバーと七が宿町役場の方でした。23日は午後から水守人の会代表・佐藤光夫さんからナラ枯れ現状と2002年から始めている炭撒きとその効果報告が行われました。夜は懇親会が開かれ、梅津輝男町長、水守人の会メンバーとの意見交換が行われました。24日は朝から炭撒き現場を視察し、同行してくれました大森禎子先生(元東邦大学教授)のアドバイスを受けました。昼は古くから伝わるそばを食べ、七が宿町の名産のひとつを味わいました。その後、国道113号線を山形県置賜郡小国町へ向かい、途中、高畠町から小国町にかけて森の悲鳴(ナラ枯れ)を聞いてきました。

P8241507 帰路のバス内で今野東会長は、「話には聞いていたが実際に見てみるとことが大事と思った。色が重なり合って綺麗に見える山ですが、これが悲鳴だと感じて山を見上げると恐ろしい風景に思えた。森はいのち、この源の森の再生ができるのであればそうさせたい。国の方策としてできることは早めにやり、議連としては提言や関係省庁との交渉をしていきたい。」と述べていました。

一日中案内してくれました佐藤さんご夫妻、町長選挙前の忙しい中を案内してくれました町役場・平賀さん、山田さんありがとうございました。また、梅津町長の奥様、お茶と美味しいキュウリご馳走様でした。

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2010年8月21日 (土)

世界で森づくりが求められている・できることを実践しよう

P8010031 中国四川省で発生した洪水で何万人が水害に遭っています。隣国のパキスタンでも豪雨による川の氾濫で被災した何万人もの国民が何もしてくれない政府に怒りをぶつけていました。このようなニュースを見ていると森づくりは国際的な緊急政治課題であり、世界の人々の意識改革が私たちに求められているようです。

そんな中、森びと神奈川県ファンクラブは8月9日~10日に西丹沢・檜洞丸のブナ林の調査活動に入りました。今回の調査は山崎誠衆議院議員と学生研究者3人と共に計6人で行いました。標高1,500mの石棚山稜分岐のブナ林は枯れが多く、葉も小さく、木が弱っていることが一目瞭然でした(報告:田岡事務局スタッフ)

2010_0804_094110dscf7296 来週には「日本の森を元気にする議員連盟」の皆さんがナラ枯れ視察に南東北の森に入ります。今月下旬には「森びと実践ゼミナール」が新潟県で開講されます。ゼミでは多雪地帯の植生調査の実習と生物多様性の認識を深める講義・討論が行われます。このゼミでは日本の森の現状を正確に把握する実習と世界的な政治課題を評論家でなく、課題克服のために実践できる森びとインストラクターを目指します。

新潟県上越市のブナの森でもミズナラの立ち枯れが目立っています(写真下・8月2日撮影)。

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2010年8月19日 (木)

緑の基盤を作った「足尾のカモシカ」さんの問題提起

P8181461  私たちは“山と心に木を植えよう”を合い言葉にして多くの皆さんとスクラムを組み、足尾・松木沢周辺でいのちの森をつくっています。この森づくりができるのは半世紀前から始まった木が生える基盤づくりがあったからです。

 昨日、当委員会のアドバイザー・村上壮亮さんに会ってきました。村上さんは元林野庁職員で20代から足尾で治山・緑化事業に携わってきた方です。当時の異名は「足尾のカモシカ」であったそうです。当初の作業ははげ山となってしまった石ころだらけの岩場に木を植えられる基盤作りでした。岩場に転がる石を踏みつけて測量する作業は石の上で安定していることが重要なこと。カモシカは岩場を飛び跳ねても身体は安定し岩場を移動していた様です。村上さん以外の職員は石の上で動けなくなり、作業ははかどりませんでした。そんな中、村上さんは身体を安定させて岩場を飛び跳ね、測量ははかどったそうです。

 土団子→植生版→植生帯を岩場に貼り付けて草の種とヤシャブシ等の苗木を植えてきた村上さん。半世紀経った現在、混植をせずに根が浅いヤシャブシ、ニセアカシヤを植えてきたので、「半世紀前から作ってきた土壌が流されないか」と心配していました。

 村上さんの話を聞き、松木沢地区の森づくりと共に多くの方々の苦労で緑が増えた足尾の森を、私たちはその足元を振り返る大切さを教わりました。5周年を迎えた私たちの課題をひとつ増えました。村上さんありがとうございました。

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2010年8月18日 (水)

“命をかけて森を救った感じだ”、猛暑の中で草刈り

 「日本の気候は亜熱帯に変わってしまったのではないか」というニュースが流れた昨日。足尾でも最高気温が33℃でした。昨日は猛暑の中、JREU大宮の皆さん28名が草刈りをしてくれました。皆さんはバスをチャーターしてのボランティアでした。事務局から作業上の注意や熱中症対策、虫さされ注意などをお願いした後、皆さんは2008年に植樹した臼沢の会場左側斜面と下側左側の斜面、そして松木の杜の草刈り作業に取りかかりました。

照りつける日差しの中での作業は斜面を登るだけで大汗です。松木の杜は草の背丈が高いので苗木の周りを鎌で刈り取り、その後を刈り払い機で草を刈りました。草が生い茂り苗木を探すのに一苦労でしたが、細い苗木に蜂が巣を作り、またカマキリ、バッタ、クモ、蝶など様々な生き物が飛び出してくるたびに生態系が豊かになっていることを実感しました。

Dscf3078 昼食は木陰にシートを敷いて弁当を食べました。午後は臼沢の森の草が生い茂っているため、全員で草刈りをしました。15:00頃には草刈りを完了し下山しました。直後には雨が降り、栃木県内各地では激しい雷雨となりました。
 Dscf3042 皆さんはバスで宇都宮に移動、生ビールを飲みながら「反省会」をしました。組合員の皆さんからは、「子供と植えた木が自分の背丈より高くなった。足尾に来て人間的に成長した」、「自然を壊した人がやるべきだが、悲惨な事態を知った人から行動すべきことの大切さを実感した」、「自分たちの植えたところがこれだけ成長しているとうれしいが、これには見えない苦労があることに気付いた。今後は後輩を連れてきたい」、「木の命をいっぱい救った。沖縄のひめゆりの人たちは命どぅ宝という。豊かな海は森がつくっている。熱中症の危険もある中、私たちは命をかけて森をつくった感じをした一日だった」などを語ってくれました。

28名の皆さんははつらつとしたいい顔をしていました。暑い中の草刈り作業をしてくれた皆さんありがとうございました。

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2010年8月16日 (月)

高原に咲く心の花

P8140563  夏の高原を訪れると多くの方は一気に咲く山野草の花の美しさや可憐さに感動します。その可憐な美しさを求めてハイキングや登山そしてドライブをする方は増え、高原の花は人の心を和ましているようです。先日、私は吾妻郡六合村に住む山口さん宅を訪れ、故・雄平さんの偉業を伺ってきました。

山口さん宅は標高1千㍍の所にあり、家の前に広がる地で奥さんは雄平さんの遺業を引き継いでいました。竹かごと鎌を持って草を取っていた奥さんは突然訪れた私を温かく迎えてくれました。「上がってお茶でも飲んでいきなよ」と、私は一人で生活している家に上がらせて頂きました。

P8090509 コマクサ(写真上)はご存じのように森林限界の砂礫地に生えて薄いピンクの花を咲かせています。シラネアオイは木陰で時々差し込む日差しがある地を好んで生きています。大きな紫色した花を咲かせて神秘さを漂わせているシラネアオイ。雄平さんはコマクサとシラネアオイを種から育て、自然界の力に負けない苗木に育てたところで適地に植えてきました。シラネアオイは10万本を植えるとして何十年間も苗をつくり、植えてきましたが7万数千本を植えたところで他界してしまいました。奥さんはこの遺業を引き継ぎ、雄平さんの目標を達成したいと草を取っていました。

シラネアオイは小動物に食べられる前に種を取り、唐松林を間伐した地に蒔く、コマクサは厚さ30㌢の砂礫地を作り、小さな種を採取して蒔きひとり立ちできる苗を育ててきた雄平さん。現在もその意思と苗づくりを地道に行っている奥さん。すべて無償で国・県そして村有地に提供し、多くの方々に感動を与えている奥さんと故・雄平さんの生き方に接した私は山口さんご夫妻の生き方に脱帽でした。

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2010年8月14日 (土)

本物の森づくりに責任をもつファンクラブ起ち上げ

P8060336  夏休みで子どもたちが田舎の森やキャンプ場の森でいのちの大切さを育んでいる様子をニュースで見ているとホットします。立秋を過ぎたブナ帯(800㍍以上)の生物たちは越冬の準備をしているようです。足尾の小さな森ではクリやコナラ、アキグミが実を付け、生物たちに元気を与えているようです。ミツバの葉を一生懸命食べているキアゲハもさなぎで越冬する準備に忙しそうです。小さないのちの足尾の森では毎年、生態系が豊かになっているようです。

P8100520 今月8日、東京都内に住む森びとインストラクター18名が「森びと東京ファンクラブ」(名称・森びと武蔵会)を起ち上げました。当日は賛同した9名が足尾に参集して午前中は草刈りを行い、午後はファンクラブ立ち上げの会則や今年の活動について話し合いました。

 会の主旨は、宮脇昭先生指導の森づくりを足尾で行い、本物の森づくりをする仲間を募り、本物の森づくりを地域に繋げ拡げていこう、というものです。当面は5年間育て上げてきた足尾の森をさらに積極的に育て、今年は足尾の主木であるブナの実にいのちを吹き込むことにしました。松井富夫会長(第1期インストラクター)、高杉俊徳事務長(第2期インストラクター)を先頭にして会の運営をしていくことになりました。(報告:松井、高杉)

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2010年8月 9日 (月)

常に現場(森)に立って“変化”を感じる

P8020058_2 ロシアでは猛暑による山火事等によって被害が拡大し非常事態宣言が出され、ロシアへの渡航警告を発した国もあるほどです。また、中国では豪雨とそれによる土砂流出で何千人もの犠牲者が出て軍隊が救出に当たっています。先月、日本でも九州北部、中国地方では土砂災害で尊い生命が奪われました。大型トラックが何台も流された会社の方は「想定外だ?」と言っていました。

亡くなった方、被災した方々は「想定外」の異常気象に驚き、自然の脅威に震えているのではないでしょうか。“想定外の恐ろしさ“と言われてもなかなか想像・予知できるものではありません。でも人は森に生かされているという意識を具現化してみると自然(森)の変化に気づくかもしれません。 

 P8010220 宮城県七が宿町の佐藤光夫さんから“真夏の紅葉”が届きました。それは山形県小国町へ向かう途中から見たナラ枯れの写真です。この写真を森の”変化”だ、“森が悲鳴をあげている”と佐藤さんは感じました。「NPO法人水守人の会」の代表・佐藤光夫さんは森の衰弱に危機感をもち、数年前から炭を撒いて森を元気にしています。佐藤さん写真ありがとうございました。

 足尾森びと広場では7日と8日、事務局員とJREUの組合員の皆さん、東京のインストラクター数人で臼沢の森の草刈りをしました。一年ぶりに臼沢の森に入って草刈りをした方もいたようですが、現場に入ってみて若木も人間と同じで猛暑の中で草に覆われては暑苦しいのだ、ということに気づいたようです。

 色々な自己都合理由で現場に立つことを怠れば、自然(森)の変化、社会の変化そして家族や職場の変化に気づかないようです。自分で植えた幼木が自立できるまで育樹する責任を持つことが自然の恵みに感謝することではないでしょうか。長崎の平和の鐘に黙祷です。

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2010年8月 6日 (金)

丹沢の森を元気にするために起ち上がろう!

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8月4日、森びと神奈川ファンクラブは西丹沢・ゴーラ沢出合~展望園地(標高1,100m)~檜洞丸(標高1,600m)間を散策し、ブナの森の状態を見てきました。この散策は今月10日に予定している丹沢のブナ枯れを何とかするための場所選定をするためです。

朝5時過ぎ、ツツジコース登山口を出発し、ゴーラ沢出合を越えるときつい登りの尾根が始まりました。2時間後、展望園地に着くと富士山が眺望できると言われている展望台はあいにく雲に覆われており、その姿を見ることができませんでした。この先は急な勾配が続き、クサリ場や階段もありペースが落ちていきました。もう少し早い時期だとこの辺りではツツジやシロヤシオなどを見ることが出来るようです。やがて稜線と合流し、オオバイケイソウを保護するための木道を歩き、10時に檜洞丸の山頂に到着しました。

2010_0804_103307dscf7308 頂上付近はブナの原生林になっていますが、稜線部を中心に枯れているものが多く全く元気のないブナが存在していました。多くのブナは柵の内側にありました。この柵は神奈川県がブナの保護植生のために柵を設けたものらしいです。

今回、ブナに囲まれた「西丹沢の名山」と誉れ高い檜洞丸のブナ枯れの現実を目の当たりにしてきました。丹沢は1980 年頃からブナの衰退や枯損が発生しています。原因は大気汚染、ブナハバチなどと言われています。今後、元気な丹沢のブナ林を取り戻すために何をしていくのかを議論する材料を得た日となりました。ロシアでは猛暑による山火事などで非常事態宣言か出されていますが、日本でもそうならないように今から日本の森を元気にする対策を執らなければならないと感じました。

昨日は衆議院議員会館を訪れ、山崎誠衆議院議員にナラ枯れの状況を報告し今後の対策と10日に実施する調査内容を議論しました。(小林事務局員発)

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2010年8月 5日 (木)

拓大キャンパスで学生たちが心に木を植えています

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事務局は拓大のオープンキャンパスで足尾の森づくりを紹介している学生に会ってきました。そこでは講師の鈴木教授とYさんから今回の活動について説明を受けました。
 それによると、大学全体のテーマは「人種や国境に関係なく行う活動」ですが現実はその現場に行く学校関係者がいないそうです。そのため学生が中心となり現地で夏休みを利用して活動をしている学生がおり、現地ではスラム街から出た生活排水の影響で下流の川や池で富栄養化により水草が大量に発生し、住民の生活に悪影響が出ていると言います。この問題に対して学生は、その水草を取り有機肥料にしようと現地の人たちと共に水草を除去し、木を植えて育てようを合言葉にして活動を始めました。有機肥料ができて川や村の周りに果物ができる木や植物を植えたことにより、川が綺麗になり環境が変わりましたので、学生たちは引き続きこの活動を現地で行っています、ということでした。

また、この活動を始めたことによって現地の犯罪が軽減しているとも言われました。スラム街(フィリピン、南アフリカ)では雇用がないため犯罪が多数発生していますが、水草を除去することが雇用につながり犯罪を少なくしているようです。これが拓大生たちの「環境にやさしく貧困をなくそう」というテーマの植林活動です。

Yさんに足尾の森づくりをキャンパス内に展示するきっかけを尋ねたところ、「アフリカ、ケニアのエコ活動ゼミを通じて環境問題をもっと周りに広めたい。身近にある足尾の環境問題に興味が湧き、5月の植樹に参加した。新潟の出身・田舎育ちだったので家の周りに木があることが当然だった。足尾には木が無かったので自分の手で自然の森を復活させる植樹活動が心に残り、展示をしようと決意した」、と言っていました。(高杉事務局員発)
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2010年7月30日 (金)

幼木に爽やかな風を吹き込んでやりました

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 足尾でも草刈り作業が連日行われています。昨日は全国的に久しぶりの雨が降りましので、足尾でも雨の中を草刈りしました。事務局員と事務局スタッフとボランティアの皆さん12名が臼沢の森と松木の杜の草を刈りました。今日は事務局員、事務局スタッフとボランティアの皆さん6名が汗を流してくれました。臼沢の森では草が幼木の3倍ほど大きくなっていました。私たちも暑いですが幼木たちも密集した草に覆われて暑いことでしょう。天気予報によれば明日から当分の間は晴れの日が続くそうなので、幼木たちは草に覆われて蒸し暑い環境から解放され、爽やかな風に揺られて生長することでしょう。汗を流してくれました皆さんお疲れさまでした。

 昨日は松木沢を訪れる皆さんの憩いの場となることを願って準備をすすめている小屋が搬入されました。三井物産環境基金の助成金によって憩いの場設置は進められていますが、その小屋(12坪)が高台に設置されました。間もなく内装・外装などの改修作業に着手します。皆さんのアイデアをお聞かせください。

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2010年7月22日 (木)

秋の七草の鮮やかな花に心やすむ

P7220128 今日は撒水しました。19日から猛暑に耐えてきた苗床の若木たちも限界です。夕方から夜にかけて雷雨を期待していましたが雨は降ってくれませんでした。撒水をした後になって今日の20時半頃にパラパラと雨が降ってくれましたのでひと安心です。

夏休みに入りましたので松木沢を訪れる方が増えています。今日の午前はバス一台が松木沢ヘリポートに到着、午後には50~60名の児童たちが歩いて来ました。

P7220050 午前中は現地を訪れる皆さんが少しでも安らげるようにと「森びと看板」周囲の草を刈りました。草を刈っているとススキ等の草の中からカワラナデシコが顔を出していました。この地でナデシコの花を見ることは初めてでした。例年はもっと沢添いで可憐な花を見せてくれていましたので、草だらけの地に咲く可憐な秋の七草に感謝です。草と一緒に刈らないように注意して作業をしました。カワラナデシコは梅雨明け直後に猛暑日が続いたせいで例年よりも早く花を咲かせたのかと思いました。

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2010年7月20日 (火)

小さないのちの森の協働作業

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足尾・森びと広場の今日は猛暑でした。昼前の気温は35度でした。猛暑の中で何千匹ものひぐらしが鳴いていましたが涼しさは感じられませんでした。今日は熱射病に気をつけながら憩いの場設置の整地と草刈りをしました。

昨日は松木の杜の草刈りを5名のスタッフが行ってくれました。昼食後に松木の杜を歩き、しっかりと根を張って若葉を大きくして生長している若木を見てやり甲斐を実感しました。クワノキは小さな実を付け、エノキも幹に葉を付けて大きく生長しているようです。ヤマザクラの葉にはマメコガネらしき虫が群がっていました。

P7200088 草の中にはネジバナ、ホタルブクロが花を輝かさせて蝶や蜂を呼んでいるようでした。猛暑には参ってしまいますが、昆虫たちは花や葉に群がって草の子孫繁栄に一生懸命に働いていました。松木の杜ではいのちを育む協働が盛んに行われていました。幼木を植えてくれましたボランティアの皆さんありがとうございました。

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2010年7月14日 (水)

先達の知恵は研ぎ澄まされた五感にありました

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自然と共に生きていく先達の知恵はやはり森に潜んでいる様です。今日の『毎日新聞』朝刊の「余禄」には、「土石流の場合は山鳴りや川のにごり、水位低下、腐った土のにおいといった兆候が要注意だという。おそらく昔からの言い伝えにも似たものであろう。・・・危険の前兆には目と耳、そして鼻もとぎすまして身を守っていただきたい」と書かれていました。

筆者も5~6年前にそんな話を聞いたことがあります。吾妻線のトンネルを掘っていたJR東日本の上信越工事事務所のプロもやはり「水の色や臭いで水の災害から身を守っていた」と言っていました。自然の脅威に震えながら、犠牲者を出してしまった悔しさをバネにした経験から五感を磨いていたのでしょう。それが命を守る知恵として創り出されたのでしょう。

P7100036 生活現場や労働現場が自然から遠ざかっている現代では私たちの優れた“五感”が鈍ってしまいます。水の濁りや臭い、そして映像に感知してパソコンは私たちの身を守ってくれないようです。

来週24日はそんな五感を養う場として“夏の会”が開かれます。今回は松木渓流を散策して、ゲストの塚崎康子(栃木県ふれあい活動指導者)さんから渓流に棲む虫たちから五感を養います。勿論、夏の味覚も味わいます。お楽しみに。

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2010年7月13日 (火)

森と生きてきた先達の知恵を現代に活かす?

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来週は梅雨が明けるという天気予報ですが足尾は今日も雨でした。日本人は四季のある国土で自然の恵みに感謝し、自然の脅威に震えながら生き抜いてきました。そこには自然と共に生き抜いていく知恵が生まれ、自然(森)と生きる文化を創り出してきました。

大雨の二次土砂災害を防ぐために流出した土砂を砂防ダムからはき出せという報道を耳にしますが、先達は自然の脅威に震えながらどんな知恵を導いたのでしょうか。賢く、逞しく生きてきた先達からヒントを頂きたいと思います。大雨が降る森の中ではミズナラが次代の命(ドングリ)を育んでいます。そのヒントは森の中に潜んでいるのかもしれません。

Img_0554 利益誘導第一の生活様式に取り込まれて生活している私たちの多くは自然から遠のいています。森への感謝は自然の恵みを受けて初めて感じるようです。自然から遠のいては感謝の気持ちに立てません。

自然に敬意を表し、自然を大切にする心を育む憩いの場を設置するために、今日は雨の中で重機を操縦して整地をしました。作業は事務局スタッフ3名と事務局員2名で進められました。スタッフはそんな願いを込めて憩いの場設置作業に汗をかいてくれました。雨の中の作業に感謝します。(報告:仁平事務局次長)

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2010年7月 9日 (金)

少しの“我慢”で持続可能な世界へ

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 相変わらず局地的集中豪雨は各地で災害を引き起こしています。そこではっきりしていることは私たち人間の優れた技術はこの自然の力を食い止めらることができていないということです。自然災害の本質は人間の愚かな行為と傲慢な生き方に起因しているのではないでしょうか。自然環境からの恵みを得てこれからも地球上で生きていくには人間の欲求を“ほどほど”にして、少しの“我慢”も必要なのかと考えさせられます。

異常気象であっても植物は必死になって生きつづけ、人間をはじめとした全ての生物のために生産活動をしています。今日はそんな自然の恵みをいただきました。写真のようにヤマグワの実と野いちごを摘み、甘酸っぱい野いちご、熟して甘いクワの実を食べました。勿論、蜂や蟻たちの分も残して“ほどほど”の恵みとしました。

P7080005 足尾では数年後にはそんな自然の恵みを得ようと本日も松木の杜の草刈りをしました。集まってくれたのは事務局スタッフの5名。今日の気温は29度で蒸し暑い日でした。鹿や鳥が鳴き声を聴きながら作業をしました。3時半過ぎになると雨が降り始めましたので安全第一(足尾は雷が多い)をとって作業を止めました。(作業報告:松井スタッフ)

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2010年7月 8日 (木)

“自然の脅威に学び、森に感謝します”と短冊に書く

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 七夕の夜、東京は小雨が降り天の川の輝きが見えませんでした。これも人間の悪戯なのかと疑いたくなります。昨日の足尾の夕方は集中豪雨でした。17時前には日光市に注意警報が発せられました。

一昨日の夜も局地的な集中豪雨が東京都地区に降り、一部の皆さんはその被害に遭いました。どうも想定外の異常気象が私たちの生活を脅かしているようです。

ニュースを観ていると東京都の排水溝の雨量限界は一時間に50㍉らしいです。排水溝は何年前に完成したのか分かりませんが、当時の降水量データからすれば許容範囲であったのでしょう。記憶が正しいければ、宮城沖地震で分かったことは女川原発の耐震構造は震度6が基準であったらしいです。しかし地震は想定外の震度でありました。報道機関は“ゲリラ豪雨”等と報道しているのではなく、想定外の事があちこちで発生していることの異常さに真面目に取組んでもらいたいと思います。

足尾の苗床では撒水作業をやらずに済みますが、夕方、黒く厚い雨雲を見るたびにそんなことが気になる事務局です。昨日は苗床の草取りと小屋設置場所に砕石を運んでもらいました。今年植えた臼沢の木々は写真のように草に覆われています。それでも小さな木々は土砂が流れるのを防止しているようでした。感謝の気持ちは具体的でなければなりません。さあー、梅雨が空けたら草刈りです。一緒にいい汗をかきませんか。

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2010年7月 3日 (土)

松木沢の憩いの場を目指して

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私たちが森づくりを行っている日光市足尾町の松木沢渓谷には毎年訪れる方が増えている気がします。3月中旬以降は渓流釣りを楽しむ皆さん、春休みには中型バスや大型バスで訪れる生徒や学生の皆さん、4月中旬以降は植樹を行う団体の皆さん、梅雨が明ける頃から秋にかけてはハイキングを楽しむ方々、また、ロッククライミングや皇海山(すかいざん)を目指す登山家の皆さんが訪れます。

P9042341 昨年、当委員会はここを訪れる皆さんに知っていただこうと松木村の様子とその歴史描いた看板を設置しました。今年は作業小屋を設置し、松木沢に生息する生物や足尾や松木村の歴史を通じて人は森に生かされていることの大切さを感じていただこうと準備をしています。この小屋は現地を訪れる皆さんが気軽に自然と触れ合う場として、また、訪れた皆さんからの情報を集約してその情報を発信していきたと願っています。小屋では美味しいコーヒーやお茶等を飲めるスペースも確保し、現地を訪れる皆さんと楽しいひと時をつくりだしたいと願っています。

昨日はその小屋を設置する場所の整地に入りました。梅雨が明けた頃(今月末)には小屋を設置します。年内に小屋の改修、生物調査と情報収集・整理を行う予定です。皆さんの情報をお待ちしています。この事業は三井物産環境基金の助成金で支えられています。

Photo 昨日の午後は集中豪雨的な雨に遭いましたが、小屋を設置する場所への土砂運搬を決めてきました。「絆の森」では4年前に植えたヤマザクラが実を付けていました。美味しそうな色をした実ですので鳥や蜂の餌になるでしょう。

 

2010年6月29日 (火)

ドングリの幼木と共に育つ児童の心

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 首都圏の梅雨は雨が降ったり止んだりの日が続いています。今年発芽したドングリにとってはポット内が乾燥せず、その上太陽からのエネルギーを吸収できるので有り難い様です。今日は川崎市立古川小学校2年生(86名)の「ドングリ教室」が開かれました。児童たちはちょっと蒸し暑い校庭の隅で新しい命を誕生させたドングリが元気に大きくなれるようにと、ひとつのポットに2つ芽生えた命をひとつの新しい家に引っ越しさせました。

今回で4時間目のドングリ教室ですが、本日のドングリ先生は森びとインストラクターの川崎森子さんが担当しました。川崎先生からは、「小さな赤ちゃんのドングリはドングリからおっぱいを吸って、ひとりで大きくなれるように足(根)と手(葉)を強くします。新しい家で独り立ちできるように赤ん坊の苗木に元気をあげてください」という話がされました。

Cimg2842 昨年ピカピカの1年生になったばかりの児童は秋に公園の森でドングリを拾い、学校に持ち帰ってお父さんやお母さんと蒔いたドングリ。そのドングリが根と芽を出し、殆どのドングリに新しい命を吹き込むことができました。今日はその赤ちゃん苗木が元気になるようにと、2年生になった児童は真剣な顔でポットから新しい家(ポット)へ植え替えました。「ポットの中にいる虫は大切なんだよ!」と、虫を土に返した児童たち。「土は虫が作り木は土で大きくなる、ということが児童の身体に染み込んでいるようでした」、と川崎さんが伝えてくれました。(仁平事務局次長発)

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2010年6月26日 (土)

拓大の文化祭を応援しよう!

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昨日、拓殖大学商学部4年生・Yくんからメールが届きました。メールは「5月に行なわれました足尾の植林活動に参加させていただきました。昨年の植林にも参加しましたが、足尾の緑の増え具合や参加者の多さに驚きました。このような植林活動がもっと多くの場所で行なわれ、多くの方に参加してほしいと改めて感じました。この度、私が所属するゼミナールがオープンキャンパスや文化祭でゼミ活動を紹介するブースを設けることが出来ました。5月に行なわれた植林活動の内容や森びとプロジェクト委員会の概要を模造紙にまとめて紹介したいと思っております」という内容でした。

早速、Yくんの創造と実践に敬意を表して返信をしました。文化祭等の開催日が分かりましたら皆さんに紹介しますので、Yくん達の活動を一緒に盛り上げましょう。

ところで足尾現地は梅雨と梅雨の合間の晴れで草木が元気に育っています。勿論、他の生物たちも元気なようです。そんな中で事務局・小川さんや事務局スタッフの皆さんは育苗・育樹活動に汗しています。森の周囲をチェックすることも事務局のひとつの仕事ですが、松木渓谷添いに植えた「絆の森」入り口の看板が何物かによって剥がされていました。現地ではイノシシが棲息している話はありませんので、発見した小川さん達は「爪痕を見ると熊だ」という報告がありました。土壌分解動物から昆虫そして猛禽類と熊が元気に生きていける森がつくられている感じです。Yくんにはこのような情報を伝えてやりたいと思っています。

今年植えた標高1千㍍付近の若木たちも元気です。

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2010年6月21日 (月)

異常気象は人災である?!

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今日は本格的な夏に入ると言われている夏至です。春に植えた稲や野菜そして実を付ける草木は太陽のエネルギーを受けて私たちにその恵みを与えてくれます。ところがこの頃の梅雨季は米作りに感謝する恵みの雨、縁側で紫陽花を眺めて雨と親しむという情緒を感じる余裕がなく、局地的豪雨、雷や竜巻に注意という自然災害から田圃や人家を防衛する意識をもたなくてはならない梅雨季に変貌しているようです。フランスや中国各地でも豪雨と洪水で地域の方々が自然災害に遭っています。これも人間が自然に負荷をかけ過ぎた結果です。これらには対処治療的な対応では自然のからのしっぺ返しに応えることはできません。

 日本各地では参議院選挙モードですが消費税、環境問題、安全保障問題にも私たちは注目し自分の意見をしつかり持たないと誤魔化されてしまうと思っています。足尾・ふるさとの森づくりでは山崎誠衆議院議員が宮脇方式の森づくりを国政に活かしていきたいと述べてくれました。もう一人の方からも「国政の場で“山と心に木を植えたい”」と述べられました。たしろかおるさんは「2001年から5年間、アフガニスタンで子どもたちを支援してきました。平和な社会で子どもたちが学べるようにと、アフガニスタンでも宮脇方式で森づくりを考えてきましたが戦火が悪化し、それを叶えることができませんでした。私・たしろかおるは参議院選に挑戦し、国政の場から“山と心に木を植えたい”。日本、アジアから世界へ拡げていきたい」と志を述べてくれました。頼もしさを感じた「森びと集い」の一幕でした。

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2010年6月19日 (土)

森の文化をきり拓く主人公は私たち?

 明日は第7回八幡平・ふるさとの森づくりです。梅雨の天気が気になりますが予報では曇りの様です。例え雨であっても昨年のように参加者の期待を裏切らない準備をしている事務局です。明日も私たちは極酸性土壌での厳しい森づくりに挑戦していきます。

 極酸性土壌にしたのは人間です。一時の雲上の楽園が永遠と続く中和処理や何百年もかけていのちの森づくりをしなくてはならない負の歴史をつくったのも人間です。この歴史を繰り返してはならないと私たちは“山と心に木を植えて”います。森づくりに参加して感想を送ってくれた皆さん、人と自然の生命を大切にしてほしいと願って木を植えている参加者の皆さんの期待を裏切らないためにも、私たちは負の歴史を繰り返さないために国政にも働きかけています。

 先月の足尾・ふるさとの森づくりには衆議院議員・山崎誠さんが参加しました。山崎さんは「足尾の森づくりの現場に立ちまして感動しています。温暖化が進んでいるからと言って二酸化炭素排出が少ない原子力発電所作りが活発に動きだしています。地域の方々は地域の自然を守りたいと戦っています。私もなんとか建設を食い止めたいと応援しています。今日の現場とそこを重ね合わせると、本当に貴重な自然を守る方々が必死になっていることに感動です。これを全国の多くの皆さんに伝えていきたいと決意しましたし、今日の植林体験を国政に反映したいと思いました」(主旨)と、感想を述べてくれました。

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2010年6月17日 (木)

森と共に生きていく道を探る

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 第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加した男性から感想文が送られてきましたので紹介します。

 私は植樹活動には始めて参加しました。動機は以前から自然が好きであったこと、自分の有り余る体力を何かに役立てようと思っていたところ職場の先輩から誘われたから。最初はただ木を植えればいいのか、と考えていたが、土を掘り腐葉土と炭を混ぜ合わせ苗木を植えて土を上から被せるうちに、自分に中に「この木が強く育って立派な森を作って欲しい」という親心にも似た愛情が湧いてきた。たった3本の苗木を植えただけですが、この荒れた土地が豊かな森になればなあーと思った。それと共に自然を破壊するのも守るのも人間だと思った。自然を守っていきたいと思う自分と便利な生活をしたいと思う自分、自然が好きと言いつつ自然破壊をしてきた文明社会の中で生きる自分、植樹活動という自然を守る活動の為に遠路を大量の車を使い排気ガスをまき散らして来る事等、自分や人間の良い部分と悪い分、エゴ、矛盾を感じ考えさせられた。だからと言って何もしなくて良いという事にはならず、やはり自然と人間が共存できる道を探していかなければならないと思う。自分も今回の植樹をきっかけとして小さい事からはじめていこうと思った。

また、自分が植えてきた木が何だったのかよく分からないまま植えていたので、勉強していきたいと思っている。更に、今回は色々な人とあまり交流できなかったので身内だけでなく、他の団体や大学生、専門家の人たちと交流できる時間や機会があったらもっと良いと思った。

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2010年6月12日 (土)

松やナラ枯れの原因は複眼的に調べよう

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 昨日は8時30分から「日本の森を元気にする議員連盟」第2回勉強会が開かれました。講義は大森禎子先生(元東邦大学教授)から「大気汚染と樹木の立ち枯れ」に関する内容でした。当委員会からは高橋副理事長、稲葉理事そして小林事務局員が同席しました。

 出席された議員からは「汚染物質はどこから飛んでくるのか」「その対応策は」、「森林学会ではどのような見解に立っているのか」「炭の効果を実証していくためには」等の質問があり、大森先生の見解が述べられました。当委員会(高橋副理事長)からは「昭和52年から松枯れ対策として虫だけを駆除してきたが松枯れは止まらない。今度は広葉樹(ナラ等)枯れが拡がりこれも拡大するばかりです。木は根、根は土です。土をつくる土壌分解動物が土の酸性化で元気がありません。複眼的な対策が求められています」、と訴えました。学習会の最後に今野東会長は「勉強するたびに危機感をもつ、選挙後はナラ枯れの現場を視察したい」と締めくくりました。

P6110261  9日の夜、NHKテレビで土壌動物の世界が紹介されていました。土壌の菌が毛根に近付くと信号みたいなものを発信し、毛根はそれを受信しているようです。菌と毛根が接触すると毛根は菌にデンプンを供給し、菌は毛根に窒素を与えているそうです。この様子を茨城大学研究チームが映像化していました。

 翌日(10日)、苗床の草取りと追肥を行っているとひとつのポットに2本の苗木が育っている場合があります。こういう場合は1本を他のポットに植え替えますが、土の中では毛根が絡み合っていますので根が切れないようにして植え替えます。写真はその時のものですが、白く見えるのが菌です。テレビで報道していた様子が足尾の苗床では行われていました。

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2010年6月 9日 (水)

乳離れの時季を迎えたミズナラ

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 おはようございます。「どくだみ荘」の朝は曇りです。外ではいつもの朝のようにキジやスズメが囀っています。昨日の朝は久しぶりにカモシカと遭うことができました。8時頃、車で「森びと広場」・松木沢に向かう途中、足尾三川ダム下にある駐車場付近に若いカモシカが歩いていました。一昨年は親子のカモシカと遭うことができましたので、その時の子供が乳離れしたのかもしれないと思いました。

P6080339_3  上の写真はドングリの殻です。2008年秋に蒔いたミズナラのドングリは昨年春に芽を出し、一年間このドングリから栄養を吸収してきました。そして今、ミズナラはこのドングリからの栄養補給を断ち切られ自分の根と葉で生きていく時季に入りました。300年以上も生き抜いてきたミズナラの子たちの乳離れということです。昨日はこの子たちが生きていくポット内の草取りと追肥そして撒水作業を行いました。

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2010年6月 7日 (月)

草木が競争している時季は忙しい?

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 夜10時、「どくだみ荘」の窓からはヨタカの囀りが聞こえています。今日は事務局スタッフの皆さんと草取りと追肥を行いました。3~4日前に降雨がありましたが苗床のポットは乾燥し土は白っぽくなっています。そんな中ポットの苗木と草は必死になって生きているようです。

P6060311  昨日はみちのく事務所の森づくり会場を訪れ、青木淳一当委員会顧問と土壌分解動物調査をしました。2006年から始まった植樹会場に生きる土壌分解動物と植樹していない同場所の土壌動物の採取を行い、土壌分解動物の働きの変化の有無を調べています。結果は「5年間の森づくり報告書」に開示していきます。

 一昨日は山形県米沢市に嫁いだ苗木を見てきました。昨年、ミズナラを中心に米沢に嫁ぐことができ他の地に根を張っているのかと心配でしたが、苗木たちは元気な若葉を出していました。雪が深い現地ですので背が高い苗木は雪の重みで根本から曲がっていましたが、私たちが育てた苗木は深い雪にも負けずに元気そうでした。

P6040263  酸性濃度が高い松尾鉱山跡地では酸性に耐えられる草と苗木が競争です。苗床でも、米沢市の植樹会場でも足尾の苗床でも競争です。植物社会でのこの競争は殺し合うというのでなく、主役と脇役を定め、互いに共生し合って生きていくための試練みたいなものでしょう。と言っても植樹した私たちにとっては大忙しの日々です。

2010年5月28日 (金)

気象警報(対処療法)でなく異常気象を予知する能力では?

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 雨上がりの新緑は眩しいばかりです。太陽の陽が若葉に射すとどうしてか気持ちが爽やかになります。人間ばかりでなくエゾハルゼミも鳴き始め、ヤシャブシの梢ではセキレイ、キビタキ、ホウジロたちが気持ちよくさえずっています。昨日は気持ちが良いので朝から作業に入り、新しい松木の杜の測量をしました。今年で松木の杜づくりが終わりましたので、26日、土地所有者の古河機械金属㈱足尾事業所との打ち合わせ行い次の植樹場所を再確認しました。3000㎡を超すその場所の測定を行い、松木の杜(東地区)づくり構想を練ってきました。

Dsc00489  午後からは青空が見えてきましたが松木沢上流からの強い風が吹き荒れていました。松木の杜ではこの風にも負けずに昨年植えたクワノキ、カツラの葉が風に揺られて輝いていました。臼沢の小さな森の中では蜂が巣作りをしていました。葉の少ない枝に巣を作っている様子を見て、蜂はこの巣が木の葉で覆われることを計算に入れて巣を作っているのだろう、と思いました。

ところで一昨から昨日のニュースでは、気象警報が市町村ごとに発せられると言っていました。竜巻や集中豪雨のように局地的な異常気象が多くなったからと報道されていました。ありがたい事です。しかし、局地的な異常気象が発生する原因に関しては報道されていませんでした。蜂が巣を作っている時に感じたように、大切なことは私たちも予知能力を磨き異常気象が発生する原因への対策を世界的に行うことではないのかと思いました。(写真:田岡スタッフ)

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2010年5月26日 (水)

木(森)は人の努力に報いてくれる

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 今日は一日中雨でした。現在もシトシトと降っています。昨日発見したビニールポットごと植樹してあったツバキが心配なので松木の杜の防風林として植えたユキツバキとヤブツバキを再チェックしました。昨年防風林として植えたユキツバキとヤブツバキは全て鹿に食べられてしまいましたので、今年植えたものはそのような害に遭わないように願ってチェックしました。

 結果、ビニールポットごと植えられた苗木は見つかりませんでした。ホットした気持ちでりっぱな防風林になってほしいとツバキを密集させました。その後、昨年鹿に食べられたユキツバキとヤブツバキの生長を調査しました。思った通りツバキはしっかり根を張り、若葉を出していました。昨年、葉を全て食べられてしまいましたが植物はそう簡単に死なないと思っていましたので、寒風と冷たい雪に耐えて鮮やかな黄緑色した若葉を見せたツバキに感謝しました。

P5260285  午後は、松木沢添いを散策しました。1時間程上流に向かって雨の中を歩き、亜硫酸ガスによってはげ山と化した山々を見てきました。はげ山にはリョウブ、ヤシャブシ、ウダイカンバ、イヌエンジュ、アキグミが岩に張りついて生きていました。その岩谷から流れる雨水が滝となっていましたが、それを見ていると60年以上かけて森の回復を願って緑化事業を担ってきた足尾町の皆さんの気の遠くなる苦労に頭が下がります。自然は壊すものでなく、永久に活かさなくてはならない財産なんだということを実感しました。5年経った臼沢の小さないのち森を見ていると、そんな思いをもった皆さんの笑顔が浮かんでくるようでした。

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2010年5月25日 (火)

中国の森づくりでも手を抜かないで?

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  「どくだみ荘」の現在は雷と豪雨です。マンションにお住まいの方は豪雨がトタンの屋根に当たる音は創造がつかないでしょう。雨の音は傘を差さずに雨が身体に当たるように痛いくらいの感じを人に与えます。今日の午前中は松木の杜に植えられたユキツバキ、ヤブツバキをチェックしました。そうしたらビックリしたことを発見しました。ビニールポットに植えられた苗ごと大地に植えられていました。それも4個です。私たちは唖然としました。当時、松木の植樹担当責任者の田岡さんもその現実に直面してがっくりしていました。

 そんなわけで今日は松木の杜に植えられ苗木をチェックしました。午後は、臼沢の森の植生調査をしました。5年間の森づくり報告書作製に向けたデータづくりをしました。また、今日はエゾハルゼミの初鳴きを聴くことができました。雨上がりの朝に輝く新緑の鳴くハルゼミの声は地球に生きている安心感を持つことができました。

足尾の森づくりには中国から来日し、早稲田大学に留学している若者が参加してくれました。玉さんの感想を紹介します。「中国から参りました王超と申します。今は交換留学生として早稲田大学で勉強しております。今日は、「アジ風」という留学サーポトの組織のおかげで、足尾銅山の植林活動に参加できてありがとうございました。ご存知のように。中国で環境問題はますます深刻化しています。毎年、中国の西部に行って、植林する外国人は多いです。もちろん、その中、日本人の方も少なからずいます。それらの方々は国籍に拘らず、地球の未来を守るという立場からずいぶん頑張っていて非常にありがたいと思っています。今日、皆さんは足尾銅山に来て木を植えて地球の住民としての役目を果たしていることを行っていてすばらしいと思います。私はこれからもこのような活動に積極的に参加いていこうと思います」。

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2010年5月24日 (月)

森づくりの仕事をやってみたい」!

 15日の足尾ふるさとの森づくりには鹿沼市にある「希望の家」の皆さんがはじめて参加してくれました。森づくりを終えた責任者の会田さんは「本日は施設で生活している300名程の一割が参加しました。鹿沼市の緑豊かな環境と違うこの地で皆さんと一緒に植林ができ、自然と皆さんから学ぶことができました。こういう機会を与えて頂きありがとうございました」(要旨)と感想を述べてくれました。その後、寮生活をしている野澤正治さんから感想文が届きましたので紹介します。

 Cimg0209 題:[足尾ふるさとの森づくり]・「 希望の家のりようしゃ14名とあいださんとそのほかのしょくいんの人たちと森づくりに参加しました。でもなんでこんなにも森がないところがあったなんてびっくりしました。ぼくはもっとこういうかつどうしたくなりました。足尾の森づくりの仕事やりたくなりました。今日は本当にびっくりしました。人間がこわしたんだからにんげんがさいせいをしないだめだとおもいされました。あいださんぼくは今日いってよかったです。本当によかったです」(原文)。希望の家の皆さん、一緒に植林をして頂いてありがとうございました。

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2010年5月22日 (土)

日本の森を元気にする議連が活動開始!

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 「北東北への桜前線は一気に到来しあっという間に過ぎ去り、新緑がまばゆい季節となっているようです。八幡平市の苗床ではようやくトチの木が芽を出し初め芽ました。今年の春はシベリア方面から寒気が日本を襲い、春の訪れが10日ほど遅れましたが八幡平のトチノキは元気に芽を出しはじめました。」(みちのく事務所・仲崎発、オオヤマザクラは13日に撮影)

 P5200204_2 誰もが「おかしい!」と感じている季節の移り変わりですが、世界各国はこの地球の気候変化に国際連帯で立ち向かう状況になっていないようです。こんな中で20日、「日本の森を元気にする議員連盟」が設立されました。設立趣意書は、「日本の森林が国土に占める割合は66.8%と、森林の国として知られるフィンランド(65.8%)やブラジル(65.2%)をも上回っています。地球温暖化対策が全地球的な課題となっている中、COを固定化する森林の役割は大きくなる一方です。しかし、日本の森林はいま衰退の危機に直面し、全国27府県で樹木の立ち枯れが報告され、土壌の酸性化が進んでいます。これまで政府が行ってきた農薬散布という対策の限界も指摘されています。日本の森を元気にする議員連盟は、森林の現状についての認識を深めるとともに、森林を救い元気にするための施策について研究・提案を行うものです。」となっています。

 Dscn1092 この議連に入会された国会議員の皆さんは46名(衆議院30名、参議院16名・21日現在)でした。役員体制は、顧問:山岡賢次、西岡武夫、前田武志、会長:今野 東、副会長:鉢呂吉雄、黄川田徹、田名部匡代、山根隆治、幹事長:黒岩宇洋、事務局長:松浦大悟、事務局次長:相原久美子

(敬称略)幹事:全会員となりました。議員連盟は環境NPO・NGO等との協力のもとに、その課題を共有化し、対策を検討し、課題の解決を目的とする、としています。設立直後には第1回学習会が開かれました。

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2010年5月20日 (木)

僕たちが描いた山の色は茶色と灰色が当たり前

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 今日は「日本の森を元気にする議員連盟」の結成総会が夕方開かれます。参議院議員・今野東さんが呼びかけて結成されます。総会には岸井成格理事長が出席し、森を元気にするために炭を撒き木を植えようと訴えます。「日本の森を救う緊急提言」の実現に向けて、国会議員の皆さんのご支援が期待できそうです。緊急提言に賛同してくれました多くの皆さんに感謝申し上げます。

 0001_24 ところで「森びと集い」では山田さんと荒井さん(足尾で育った方同級生)が人間の愚かさの一部を述べてくれました。荒井さん(日光市足尾総合支所)は、「私の小さい頃に描いた山の絵は茶色と灰色の山でした。足尾の子どもたちの描く絵はそれが当たり前でした。その後、昭和20年後半から治山・緑化事業が始まりましたがそれは大変な作業でした。その後も皆さん方が一本一本木を植えて足尾の緑を戻してくださって、人間の背丈を超えるようになりました。感謝申し上げます。素晴らしい森になることを確信しています。足尾町民を代表してお礼申し上げます」(要旨)、と話してくれました。(写真提供・植佐食堂様)

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2010年5月18日 (火)

50年前は草木が一本も生えていなかった

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 森づくの交流会は「森びと集い」です。参加者の皆さんが800名を超えましたので植樹は早く終わりましたが、昼食は全員が揃ってからということで遅くなり早く植樹が終わった方には我慢していただきありがとうございました。

 「森びと集い」では宮脇昭最高顧問の感謝のことばを頂戴した後、参加者からの一言メッセージでした。最初にメッセージを発してくれたのは地元の山田組の社長・山田さんでした。山田組には索道設置や道具関係では大変お世話になっています。Photo_5 山田さんは「足尾に生まれ育って3代目です。子供の頃、見える山には草木一本生えていませんでした。昭和30年以降画期的な製錬方法によって煙害が弱まった頃から治山事業がはじまりました。笑われますが子供の頃の私は木や草の名前は分かりませんでした。現物がみたことなかったのでした。梅と桜の区別がつきませんでした。今では少しづつ緑が増えています。今後も宮脇顧問のご指導のもとに皆さんのご協力をいただきながら少しでも素晴らしい自然環境ができますように、来年以降も一緒に木を植えていきましょう」(要旨)と述べてくれました。

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2010年5月17日 (月)

間違いから学ぶ賢さと実践が地球を救う

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 第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加した石島さんから感想文が届きましたので紹介します。

 私が生まれ育った桐生市は、渡良瀬川が市を北西から南東にかけて横断し、殆どの市民に供給されている水は、渡良瀬川からの流れに頼っています。

 そのせいか、小学校のころから足尾鉱毒の話しは耳にして育ってきていました。父が川釣りをしていたこともあり、子供のころの記憶に「渡良瀬川の鮎が食べられるようになった。」と大人が話していたのを、「やっと渡良瀬川もきれいになったのかな?」という疑問を持った記憶があります。

 大人になってからは、車で足尾を通って日光へ行くときなどに足尾の町にある黒いトタンの屋根の家々と、見るも無残な「はげ山」が見え、足尾に対して日本初の公害の地という「暗い」イメージを持っていました。桐生市からは、車ではわずか1時間あまりで行けてしまう足尾。しかもそこから流れ出る水を飲んで、かつ田中正造の偉業を知っているにもかかわらず、この地の出来事がどこか「他人事」でした。

 私が森に目を向けるきっかけは、桐生市が大陸との地続きだった名残りの「モンゴリナラ」が生育していて、それが近年酸性雨で弱っているのを炭で救う「炭まき」でした。私自身は10年くらい自らのグループや県の環境アドバイザーとして地球温暖化防止の活動を行い、その中で知り合いました「日本熊森協会」の方に、桐生での炭まきをお聞きし、参加してみたのが森びとプロジェクトを知ることになったのです。

 正直、この「炭まき」に参加したときに、中味がないか痩せたどんぐりや木々の胴吹きの枝など、人間では肺に当たる森が悲鳴をあげている現実を知りショックを受け、10年間自分が続けてきた地球温暖化防止の環境活動の方向性を見直さねばならないと思い始めての「第17回足尾・ふるさとの森づくり」の参加でした。

 足尾ダムから車で松木に向かっていく道中に目に入ってきた、木々のない無残な山々。それは、渡良瀬渓谷鉄道や自家用車で通っただけでは目に出来ないもっと悲惨なものでした。何かこみ上げるものがあり、運転しながらデジカメのシャッターを切っていました。

 松木に着いたのは、8時半。スタッフのミーティングが行われていました。受付を済ませ、ミーティングが行われているテント群に行って見ると、ホームページでしか見たことのない宮脇先生が座っていて思わず話しかけてしまいました。そのときに先生がおっしゃった「環境を守ることは、『命』を守ることです。」というお言葉は、私が迷っていた今後の環境活動の方向性を明確に示して下さいました。

 今回、植林前に手に怪我をしたため緩斜面での植林を希望しましたが、急斜面に植えられて5年目の木々を見に行く途中に高橋理事にお会いし、上まで登って行く事にしました。

 植林5年目の木々は、急斜面にもかかわらず間引きが必要かと思われるほど、植えられたほとんどの木々がしっかり根付いていて、足元にはもち草などの草類も元気に育ち、昆虫もいました。それは、やはり黒土、腐葉土、炭を混ぜ、しっかりと根が張れるように植林をしてきた結果だと実際に植えるのをお手伝いしてみて分かりました。

 Photo_2 5年間に植えられた木々は、その年毎に成長していました。途中動物の糞もあり、登ること15分~20分。ようやく今回の植林の場所ですが、そこにはすでに、黒土、腐葉土などが用意されていて、スタッフの方々の準備の大変さを伺い知ることができました。「ここまでして皆さんに『植林』を体験していただく思い。」それには、感謝と熱いものがあります。

 現場で植林を体験しなければ分からない森を作る実感と大変さ。また、自分が森作りに携わった「地球を守る」という意識。時間と共に奥深さが分かる体験だと思いました。

正直炭まきのときに、どのようにしたら本当に膨大な酸性雨で弱っている地球の木々を人海戦術の炭まきで救えるのか、考えると目眩がしそうでしたが、この植林に参加して、一生懸命に植林をしている方々や、準備指導をしてくれているスタッフに触れ、最初は砂漠にコップで水を撒くようなものであっても、それを体験した人たちが年々増加し、また伝えていく。ドミノ倒しのように森を守る人、地球を守る人が増えていくイメージを持つことが出来ました。

 この植林から帰ってから、足尾の松木のあたりから近所にお嫁に来た人に今回の植林の話しをすると、その方が子供のときは、松木の木々のないごつごつした山々が外国の景色のようで好きだった、と微笑みながら話してくれました。

 これにも、自分が「足尾」イコール「公害の地。暗い。」と固定観念を持っていたこと、そこに生まれ育った人には、やはり外から見てどんなところであってもその人には「故郷」であり、どんな様相をしていても自分が育った素敵な場所で、夢と共に生きていることに気づかされました。

 そう分かると、足尾の地は「人間の歴史」の一部で人間の間違いを知る必要な出来事だったかもしれないと思うようになりました。私も人から自分の間違いを指摘されやっとまっとうな道が分かるような愚かな人間です。これから人に環境破壊を伝えるときに、その愚かさでなく、「間違いから学ぶ」賢さを伝えられるようになれればと実感しました。

 このようにこの植林に関わった出来事で、真摯に前向きに明るく生き、現状を正直に伝えていけば、この地球環境の危機もきっと乗り越えられると、希望を新に持てる体験をさせていただきました。これを生かしてこれからの環境活動を行っていきたいと思います。

 森びとプロジェクトの方々、スタッフとして準備された方々、一緒に参加された方々、ありがとうございました。また、お会いしたいです。(群馬県桐生市 石島悦子)

(写真は怪我のないように急斜面の臼沢の森づくりで10時から13時まで落石の監視をしてくれましたサポーターです。また、鹿の食害から松木の杜を守るネット張りをしているインストラクターです。)

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2010年5月16日 (日)

5年間の「歓・汗・感」を分かち合う!

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 昨日は五月晴れの中、山と心に木を植えました。第17回足尾・ふるさとの森づくりには総数830名もの皆さんが参集してくれました。臼沢の森には約350名が登り1023本の木を植え、松木の杜では約450名の皆さんが1600本の木を植えました。

 Photo_2 標高約970㍍地点の臼沢の森では1人3~4本の苗木を運び、植樹場所に待機していた森びとインストラクターからアドバイスを受けながらブナやミズナラ等の幼木を大地に植えました。松木の杜では5周年記念として国蝶・オオムラサキが舞う杜をつくろうとエノキを植えました。その後、参加者の皆さんは事前に掘ってある穴に枯れ草や石、黒土、腐葉土そして炭を混ぜ合わせた中に幼木を植えました。

Photo_3 10時30分頃から始まった植樹は昼過ぎには終わり、弁当を食べた後には5周年記念イベントが始まりました。森びと那須ファンクラブの皆さんが準備した餅つき、群馬県ファンクラブのコンニャク作り、栃木県ファンクラブの椎茸作り、埼玉県ファンクラブの丸太切り体験等が実施されました。参加者皆さんの注文にすべて応えられずに申し訳ありませんでした。13時30分頃からは「森びと集い」が始まり、宮脇昭最高顧問の感謝のことば、参加者の一言メッセージ、森づくり報告が行われました。集いでは真剣な顔、笑い顔や笑顔と拍手が湧くなど森びとならでは5周年を共有できたのではないでしょうか。

Photo_4 参加者皆さんが帰路についたころから事務局関係者・森びとインストラクター・サポーターは後片付けをし、事故や怪我もなく笑顔で帰っていただいた準備・運営ができたことを喜び合いました。急こう配の臼沢の植樹希望から緩斜面の松木の植樹へ変更してくださった皆さんには感謝します。臼沢の森の植樹場所は年々狭くなり勾配も急になっていますので、安全第一を貫こうと人数制限させていただきました。

 3月から準備作業を手伝ってくれました事務局スタッフ、JREU組合員の皆さん、足尾町の皆さん、また支援してくれました県、市、企業、労組そして多くの個人の皆さんありがとうございました。

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2010年5月12日 (水)

幼苗から教えられる生きる力強さ

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 「どくだみ荘」の窓から見える足尾ダム方面には青空が見えます。今日も本番の森づくりに向けて準備です。第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加する方の総数(11日現在)は778名です。応募してくれました皆さんに感謝します。天気予報によると当日は晴れ時々曇りです。予報う通りであれば新緑と新しい命が皆さんをお迎えできます。GWでは一気に温かくなり、サトザクラが開花してくれましたし、昨年蒔いたブナ、ウリハダカエデ、エノキたちは苗床で新しい命が誕生し・幼芽を見せてくれています。寒い西風と雪に耐えながらそして寒暖の激しい天気が続いている自然の厳しさにも負けず、文字通り命をかけて生き抜いた幼木の力強さが身に染みます。

 P5100127 昨日は今市市在住の鎌田さんご夫妻が集めてくれた栄養豊富な黒土514袋を足尾まで運びました。午後は松木の杜の周囲に張るネットのポールを刺し、植樹用の穴を重機で掘りました。今日は臼沢の森の穴掘りです。

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2010年5月10日 (月)

25年間、夢を届けたMS会の皆さん!本物の森づくりへ着手?

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 昨日は宮脇先生講演とMS会植樹の報告ができず申し訳ありませんでした。旭川MS会の皆さんは足尾・ふるさとの森づくりに参加してくれている皆さんです。今年も11名の皆さんが参加します。MS会は桜の木を植えて今年が25周年。現在、植樹は旭川市江丹別で行われていますが、MS会の悩みは植えた桜が15~16年経つと枯れてしまう、ということでした。

P5080056 そんなわけで旭川空港着陸後、直行で土壌を調べました。枯れている桜の根元を掘って調べてみると、土壌内の水の流通が悪いことが分かりました。深さ30㌢程では粘土質の層があり、雨や雪が降ると水が地下に吸収されないようです。よって根は地表すれすれの深さに張り、栄養を吸収する毛根は殆ど見つかりませんでした。早速、水の流が良くなる植樹会場作りが始まりました。夕方から重機を使って土を掘り起こし盛土にしました。作業は講演後の会食時間中の20時半頃までかかりました。

講演で宮脇先生が力説していたことは、“森づくりは社会貢献等ではなくいのちの問題だ、これからも自分や愛する人そして子どもたちが生きていくための協働だ”という主旨の話でした。

P5090095 翌日(9日)は、土を盛った所に桜を植えました。会場には旭川市市長、地元出身の国会議員の方そして市民の方々が参集しました。植樹は宮脇先生の指名で市長と国会議員が先生のアドバイスを受けて植樹のお手本を示してくれました。植樹後は地元婦人会の皆さんが作ってくれた豚汁を頂き、交流会では桜だけを植えるのでなく本物の森づくりを進めていこうとなったようです。

 植樹会場周辺にはエンゴサク、カタクリが可憐な花を一面に咲かせ、花の香りに魅せられた蜂が密を集めていました。

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2010年5月 8日 (土)

現場、現場から本物が見える!

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 北海道旭川市ではまだ桜の蕾も小さいです。60数年間生きている方は「こんなの初めてだ」と言っていました。今日は、25年前から子どもたちの未来のために桜の木を植えているMS会(マザー&シスター)の記念行事で旭川市に来ています。

 MS会の皆さんが主催する記念講演・宮脇昭先生の「いのちの森づくり」講演と植樹(明日)に来ています。今日は空港から直に植樹会場を調査し、MS会の皆さんが心配していた土壌を調べました。

講演と植樹に関しては明日お知らせします。ところで、旭川空港へ着陸する機内から眼下を見ると桜の花、ヒマワリの黄色い花はひとつも見えませんでした。例年なら田畑のあぜ道一面に黄色絨毯が敷かれているのに今年は遅いなあーと思っていました。着陸の機内案内がはじまり「旭川も新緑が眩しい季節となりました」と放送が流れました。「おいおい何が新緑だ、桜の花も開花していないのに。JALはここまで落ちたか」と思ってしまいました。常に現場に立たないと本物は見つけられない、という宮脇先生の言葉が身体に染みました。

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2010年5月 3日 (月)

眩しい新緑が歓迎する森づくり?!

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 今日は全国的に天気が良く行楽日和でした。乾燥注意が報道されるほど乾燥すると苗床に置かれているポット内は水分が蒸発してしまいます。今日は森戸事務局スタッフが苗床の撒水をしてくれました。苗床のミズナラ、コナラ、クヌギ、トチノキの何本かは今月、息苦しいポットから大地に解放され植えられます。

 みちのく事務所ではミズナラが秋田県内の植樹際に嫁ぎ、東京事務所では地元足尾に嫁ぎます。間もなく若葉が開きますが、今日の撒水は嫁ぐ苗木たちを伸び伸びさていることでしょう。

足尾・松木沢周辺では治山事業や緑化事業で植えられたヤシャブシ、ヤマハンノキ、リョウブ、ヤマナラシ、ウダイカンバ、カラマツなどが間もなく葉をだします。明日は夏日と報道されましたので15日の森づくりの頃には若葉が皆さんを迎えてくれるようです。

P4240057 5周年を迎えて私たちがつくった小さないのちの森はどんな森なのかを調べています。先月24日には、青木淳一先生(横国大名誉教授)と共に臼沢の森と松木の杜の土壌を採取しました。木は根、根は土が命ですが、その土が栄養豊かな土壌になっているのかを調査しています。臼沢の森ではミミズなどの土壌分解動物たちを多く見かけます。そのミミズを補食するモグラ、トカゲもよく見かけますし、さらにモグラやネズミ、トカゲを補食するモズや猛禽類も多く見かけます。15日には、5年間の森づくりは生態系豊かな森に育っているのかを皆さんと共に確かめ合って自然の恵みに乾杯したいと思います。

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2010年5月 1日 (土)

自然に乾杯!もうすぐ5周年の森づくりです。

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 5月に入りました。足尾は快晴でしたが、みちのくは雨でした。東京事務所の事務局・事務局スタッフの今日は清々しい足尾で森づくりの準備と最終打ち合わせをしました。北東北のみちのく事務所のメンバーは小雨の中をメーデー行進に参加したという電話がありました。

 足尾・森びと広場では、気温が20度近くになりましたので先月8日に植えたウコンザクラの花が開花してくれました。15日の森づくり作業に集まってくれた皆さんはこの開花に感動し、携帯やデジカメに可憐な花びらを収めていました。

P5010019  足尾の今日は穴掘り、階段作り、3月から運び上げた3年分の腐葉土と土のうの保管強化をしました。午後は第17回足尾・ふるさとの森づくりの最終チェックである事務局・事務局スタッフ合同会議を開きました。5周年記念行事としての森づくりを楽しくそして意義のある事業にしようと、記念イベントの餅つき、コンニャク作り、椎茸作りそして5年後には国蝶・オオムラサキが舞う森づくりの意見交換をしました。

 小屋での会議でしたが外ではメジロ、シジュウカラ、カケス、

が新緑に輝きはじめた木々の梢でさえずっていました。爽やかな日が続けば苗床の苗木はポット内が乾燥し、一気に元気をもらおうとしても元気がでません。そんなことを察知したスタッフは早速、GW中の撒水計画を立てていました。スタッフの皆さんお疲れ様でした。

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2010年4月18日 (日)

雪解けはネズミや鳥たちを元気にする

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 朝、松木沢に向かう途中の足尾製錬所跡の対岸に生きている桜の元気な様子を見ることができました。あと一週間も過ぎるとこの道も春の香りとピンク色の鮮やかさで“春”を満喫することができます。

41年ぶりの雪が降って直ぐ雪が溶けると猛禽類が青空に舞う数が増えます。作日は下から見ると羽の下が白っぽい猛禽類を見ることができましたので、今日の朝、松木沢の生物調査をしている方にその猛禽類を尋ねるとその鳥はノスリということでした。トビが舞っているのは日常的ですので、トビよりひとまわり小さいノスリも雪溶けに現れる小動物がこの地に沢山いることを知っているのかと思っていました。

P4180316 今日は今年の植樹会場整備を行いました。草を刈った後の枯れ草を集めているとネズミが現れました。小さなネズミ(アカネズミ?)でした。ネズミを掴んで可愛い顔を見ていると、あ、そうかと思いました。このネズミをトビやノスリは狙っているのか、と。一週間前、事務局スタッフはでかいアオダイショウをこの地で見たといいます。この蛇もネズミを狙っているのか、と思いながら5年間の森づくりで多くの生物たちが生きられる森になったのかと嬉しくなりました。

 今日で索道による荷揚げは終了しました。稼働日数19日間、荷揚げ数(黒土土のうと腐葉土)は3501袋、その他、単管やパレットなども揚げました。荷揚げ作業は170数名の皆さんのご協力で終わることができました。手伝ってくれた皆さん、ありがとうございました。

 今日は階段20段を作りました。また、土のうの保管強化や草刈り、穴掘りを行いました。

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2010年4月17日 (土)

天気予報は何のためにあるの?

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 昨夜の心配は天気予報通りで穴掘りは中止となりました。朝、4時頃に目が覚めましたのて窓越しに外を見ると20㌢程の積雪がありました。これでは本日の穴掘りはできませんので中止しました。

足尾町の桜の蕾が開きはじめましたが蕾は重く冷たい雪に覆われてしまいました。昼になると雪も溶けて一瞬の寒波を我慢した桜の蕾やカラマツの新芽は春の元気をもらったようです。

 P4170265 森びと広場の西側には青空が見え、春の息吹を頂きながら事務局は索道荷揚げ作業を行いました。腐葉土が320袋ほど運び上げられなかったので今日は全ての腐葉土を揚げていくことにしました。13時からはじめた作業では16時頃になると先が見えたので、全ての腐葉土を揚げてしまいました。

 ところで41年前の積雪だという報道は一昨日から行われていましたが、新幹線などがその影響を受けて運転見合わせということがありました。高速も通行止めなどがとられましたが企業の危機管理が問われる気がします。

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2010年4月16日 (金)

地球の悲鳴が聞こえてくる?

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 現在(20時40分)、「どくだみ荘」の外は雪が降っています。本日の作業終了後に夕食の食材を買いに行きました。いつも買い物では御世話になっている足尾駅前の店に行くと、駅前に広場左右に植えてある桜が満開となっていました。今日、日光駅前では春祭りで山車がでていました。山車の中では寒さに震えながら一生懸命に太鼓を叩えている子どもたちが見えました。足尾町に入ると桜もやっと蕾を開いてくれました。遠方の山には今朝雪が降り、頂上から中腹まではうっすらと白くなっています。

P4160230 アイスランドでは14日、火山噴火があり火山灰は約16000㍍に達して南下し、その影響で欧州の空の交通網は大混乱に陥っていると報道されています。アイスランドでは火山灰によって氷河が溶け出す恐れがあると非難各国が出された地方もあります。同日、中国青海省では地震が発生し多くの人民がその犠牲になっています。

 P4160253 宇宙ステーションで活躍している野口さんや山崎さんはこんな地球の異常気象をどんなにふうに観ているのだろうか。はっきりしていることはこの自然の力に対して人間は打つ手がないということです。今日は今年の植樹会場の草刈りと穴掘りの準備をしました。明日はJREUの皆さんの力を借りて穴を掘りますが天気が心配です。

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2010年4月 9日 (金)

春の香りが漂っています?

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 今日から階段作りが始まりました。今年の植樹会場は5年前の地点から453段の階段を登った所になります。この地点から上に約40段の所までが植樹会場となり、標高950㍍ですので斜面は急斜面になっています。

 ボランティアの皆さんはこの急斜面に辿り着くまでに約30度の階段を登ってきますので、ここからの階段の段差は低く作っていくことが大事なことです。低い階段はそれだけ間伐材を余分に使い、立て杭を叩く回数も当然増えます。森づくりの主役がいのちの息吹を若木に吹き込むことができるようにスタッフは階段を作りました。

 Cimg4993 Cimg5010 臼沢の森の頂上から森びと広場を見下ろすと昨日植えた桜の花がかすかに見えました。今日も穏やかな日でした。松木沢の杜には黄色い花と蕾を付けた水仙が太陽からエネルギーをもらっていました。二日間の温かい陽をうけてしだれ桜も鮮やかな色を見せてくれました。一面焦げ茶色した森びと広場に春の温もりと香りを届けてくれた桜でした。昨日、植えた桜の本数を20本と書きましたが、23本の間違いでした。清水事務局長が育てた桜3本も小さな蕾をもって来てくれました。

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2010年4月 8日 (木)

松木の桜が間もなく開花します

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 今日は穏やかな日でした。日光駅から足尾に向かう122号線の両岸は桜の木が多いところですが、この地はやっとつぼみがうっすらと赤くなってきました。首都圏では花見のニュースは聴かれなくなりましたが、足尾の花見はこれからです。

 5年前に植えた臼沢の森の桜は未だつぼみをつけてくれません。森びと広場では4年前に植えたマメザクラが可憐な花を咲かせています。この桜は旭川市の山崎さんが種から育てたもので、是非、足尾で植えてほしいと送ってくれました。暖かい日が続くとあと1週間程で開花してくれる気がします。

 Cimg4973 今日は森づくり5周年を記念して桜の木を20本植えました。森びとインストラクター・大塚さんの指導のもとに広場を囲むように植えました。植え終わった頃にはつぼみが開き、この可憐な白い花びらは人間が森を壊して岩山化した山を背景にして鮮やかに輝いていました。遅い桜の開花が待ち遠しい松木です。

 昨日は、作業小屋の廃水を流す廃水管を埋めてくれました。作業は高崎市から駆けつけてくれた小井土さんご夫妻、今市市の鎌田さんそしてスタッフの松井さん、森戸さんが行ってくれました。

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2010年4月 4日 (日)

自然環境と人間の命を大切にする皆さんが創る村?

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 「どくだみ荘」の朝は薄氷がはりました。毛布と掛け布団で寝ましたが身体を丸めないと寒さを吹き飛ばせない程でした。今日は薄氷が未だ溶けない時間から動き出しました。日本各地では市長・市議会選挙が告示されましたが、日光市でも同選挙が始まりました。今日の午前中は市議選の手伝いをしました。途中、戦場ヶ原を通過しましたがそこから見える前白根山周辺の山々は残雪の白と針葉樹の濃い緑が鮮やかでした。

 午後は索道荷揚げ作業を続けました。今日も3名のスタッフが力を貸してくれました。腐葉土一袋の重さは10㎏ですが、これを1日一人で300袋も持ち上げると夜には筋肉がパンパンになります。スタッフの一人は21時に床に就きました。

 P4030217 ところで「松木の杜」には小さな畑がありますが、畑担当の松村さんはじゃがいもの種芋や野菜の種を蒔いています。先月の夏日以降の温かい日には水仙が芽を出し、つぼみを膨らませましたがつぼみは冬の逆戻りで開くことができません。先月31日には、荷揚げ作業に来てくれた方がタラの芽の接ぎ木を持って来てくれました。また、その方は秋に花が咲くようにとコスモスの種も蒔いてくれました。近い将来、廃村に追い込まれた松木村が蘇るようです。5月15日の第17回足尾・ふるさとの森づくりでは、5周年を記念して5年後にオオムラサキが乱舞する森をめざしてエノキとクヌギを植えます。21世紀の松木村は心ある皆さんによって創られています。

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2010年4月 3日 (土)

2千袋の黒土・荷揚げ完了!

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 首都圏の公園などでは桜が鮮やかに咲き花見で賑わっているようです。足尾では梅が満開で、桜の花芽は未だ膨らんでいないようです。足尾の花見は後20日程過ぎないとできない感じです。

索道による荷揚げ作業をしている臼沢の森の階段を登っていくと陽の当たる足下にはツクシが顔を見せています。その横で蟻たちが一生懸命になって巣作りをしています。今日は事務局とスタッフ4名が5月の森づくりに向けた準備をしました。

P4030223 先月15日から始まった土のう揚げは今日で終了し、2000袋を揚げることができました。午後は腐葉土の荷揚げを始めました。既に今年用の腐葉土350袋は揚げましたが、来年以降の腐葉土3年分が残っていますのでこの腐葉土を揚げ始めました。午後は3人で144袋の腐葉土を揚げることができました。夕方になると下から吹く風が冷たく、これでは桜の花は開かないなあーと感じました。

下山すると土のう袋を積んでいる単管が曲がっていました。地震で石が転げ落ちて曲がったようです。これからこの場で3年分の土のうと腐葉土を保管していくことを考えると地震による被害を想定しなければと思いました。

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2010年3月23日 (火)

耳を澄まして自然の息吹を感じ取る

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 15日から始まった索道荷揚げ第1次作業は昨日で終了しました。荷揚げした黒土土のう数は1259袋、その他単管、パレット等を950㍍地点まで荷揚げました。1週間におよぶこの作業はJREUの組合員の皆さんと事務局スタッフの皆さんが担ってくれました。長期間にわたる荷揚げ作業にご協力していただきありがとうございました。

 P3220216 筆者も1週間ぶりに「どくだみ荘」から江戸へ帰ってきました。帰路の途中、18時頃のJR日光駅近くでツバメの声がしたので夕空を見上げると数羽のツバメが1年ぶりの故郷を確かめているようでした。そう言えば昨日は春分の日の振替休日でした。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日としての祝日でした。1週間を振り返ると、冬ごもりから目覚めた生き物たちの息吹を感じて生物を大切にする心を培った7日間でもありました。

 P3210202 第2次の荷揚げ作業は本日から始まります。足尾・松木渓谷周辺のヤシャブシ、カラマツの芽ぶきが始まり、春分の日を過ぎた自然に耳を澄まし、生き物たちの息吹を感受しながら山と心に木を植えていきます。事務局はボランティアの皆さんと気持ちの良い汗を流したいと願っています。

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2010年3月18日 (木)

創造もつかない木の力に感謝

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 「どくだみ荘」の窓から見る外は雪が電気の光に当たって光っています。今夜はストーブが離せない夜です。今日の日中は太陽の陽が気持ちよい日でした。15日から始まった索道の荷揚げ作業で土のうを438袋(18日現在)上げることができました。回を重ねることによって索道操縦者と荷揚げ担当者との呼吸が合い、荷揚げ作業が順調です。

P3170185 しかし、作業を開始してみると索道による荷揚げ時間、荷揚げ量と土のうを置く場所が当初計画とズレてしまい計画通りに荷揚げは完了しません。よって索道荷揚げ作業を延長することにしました。

3年間も傾斜のきつい狭い場所に保管しておくには安全が第一なので荷揚げ作業を延長することは仕方ありません。JREUのボランティアの皆さん毎日ありがとうございます。

 P3180195 以前にも紹介しましたが索道を支えているのはヤシャブシという木です。ヤシャブシは重量160㎏の土のうを毎日何時間も支え、上下200㍍を往復しているワイヤーロープを支えています。土のう置き場の上にはそのヤシャブシが根を岩に巻き付けています。この根がなければこの岩は転がり落ちていると思います。私たちが5年前から植えてきたこの臼沢の森の木々はこのヤシャブシのような働きをするはずです。

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2010年3月17日 (水)

いのちの森づくりは辛いが自分のために愛する人のために

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 ご無沙汰しています。昨夜は北風が強く、隙間から木枯らしが吹き込んできたようでした。昨日の関東は夏日だった様ですが「どくだみ荘」の朝はどてらを羽織っています。ここ一週間は忙しい日々でした。300名の正会員の皆さんと来賓(「伝統を未来につなげる会」「自然とオオムラサキを親しむ会」「日本熊森協会群馬県支部」「森林(やま)の会」)の皆さんで本物の森づくりの連携ができた第5回通常総会(14日)とその準備。翌日の15日からは多分、一生に一度の経験でしかない索道を操縦して荷揚げを行っています。

P3150141 15日からの作業にはJREUの皆さんのボランティアで支えられています。毎日6名が現場で荷揚げ作業に汗をかいています。そんなわけで1日の仕事が終わると私たちは早々と「どくだみ荘」に帰り、温かいお風呂につかりお湯割りの焼酎で疲れをとる日が続いています。そんなわけで活動の発信がご無沙汰してしまいました。

 今年からの植樹(足尾・臼沢の森)会場は950㍍以上の高所で行います。そのための荷揚げが始まりました。手伝ってくれている皆さんからは「初めからやってくれれば(索道による荷揚げ)良かったのになあー」と言われています。私たちは「それはそうですが4年間の地道で真面目な皆さんの森づくりに支えられて助成金が提供され、それによって索道が使えているのです」と伝えています。60年以上前の緑化事業は一人ひとりが背負子を背負って植生版を植え付けていました。この苦しい辛い作業があって私たちも木が植えられています。苦しい辛い作業は人間の欲がはげ山にしてしまった訳ですが。改めて支えてくれている団体・個人の皆さんに感謝です。今日も安全第一で荷揚げ作業をすすめます。

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2010年3月11日 (木)

ワークシェアリングで自立を高めています

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 今日は現代社会の雇用問題の解決策の見本を見た感じがしました。事務局は5月15日に開催する第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加希望している「希望の家」(栃木県鹿沼市)を訪れました。

 森びとインストラクター第4期生・山本さんが働いている社会福祉法人希望の家では、山本さんの提案によって希望の家利用者の社会貢献活動として森づくりに参画する計画をしています。この希望の家は300名以上の利用者が生活していますが、生活している皆さんの生きがいをもってもらうことを目指して希望の家は「グリーンフォレスト」を立ち上げました。具体的には、ドングリから苗木を育て、2年~3年育てた苗木を足尾で植樹していくというものです。今日はその打ち合わせに希望の家を訪問しました。

 P3110075 家本敏治副理事長、会田施設部長、山本さんから施設を案内して頂きましたが、驚いたことは利用者の皆さんが自信をもって仕事をしていたことです。椎茸栽培、草花の生産、パン作りとユニットバス等の生産を明るく自信をもってしていました。ユニットバスやボンド充填、箱折りは機械化・オートメーション化で生産できますが、あえて機械化せずに仕事を分け合っていました。日本社会で雇用問題が叫ばれている中で、自立するためにワークシェアリングをしながら自信をもって仕事をしている様子は現代社会の見本を見たような気がしました。

 第17回足尾・ふるさとの森づくりには希望の家の皆さんが参加します。5周年記念の森づくりは希望の家の皆さんの新たな出発点になるように楽しい汗をかきたいと思いました。

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2010年3月10日 (水)

仲間同士の作業呼吸が安全を守り事故も防ぐ

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 ブログを書いている今、どくだみ荘の外は北風がゴォーゴォーとうなっています。今日も戻り冬日でした。950㍍に敷いたパレットが飛ばされないかと心配です。今日は雪の降る中、午前中は森づくり5周年記念のイベント内容を話し合いました。これからは人間の素晴らしい五感を育もうという視点からイベントを考えました。事務局スタッフの皆さんからアイデアを頂き、自然の恵みとその本物の美味しさを実感してもらうことにしました。お楽しみにお待ちください。

 P3100057 午後は赤川索道㈱の担当者の方から索道の操縦方法を教えて頂きました。実習の中で大切な事として分かったことはマニアル社会の中で生活している私たちが失いかけている協働している者同士の呼吸、つまり操縦する者と合図をかける者そして荷物を吊す者との呼吸が大切であること感じました。

 P3100069 実習ではパレット、単管と二輪車そしてその付属品を荷揚げしました。パレットは15日から荷揚げする腐葉土、黒土土のう等を3年分保管しておく場所です。約80枚のパレットを上げて保管場所を作ることができました。

 作業は午後3時半に終了し、索道担当者から安全作業をするための注意事項を叩き込まれて本日の実習は終わりました。赤川索道㈱の皆さん、事務局スタッフの皆さん寒い中ありがとうございました。

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2010年3月 9日 (火)

索道操縦の実習準備は完了しました

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 足尾は春が冬に戻っている様です。今日の森びと広場の朝は気温-1度でした。車で広場に到着すると鹿が数頭で草を食べていました。鹿に朝のあいさつをして昨日に続いて今日も臼沢の森の草刈りをしました。昨日もお知らせしましたが、春を感じたカエデの枝先が白い帽子をかぶって寒そうにしていました。  

P3090029 今日の作業は3名のスタッフが雪の中で明日の準備をしました。明日は索道操縦の実習です。事務局員と事務局スタッフが本番さながらの索道操縦を習います。天気予報では明日も雪らしいので厳しい中での実習ができることが有り難いと思います。

P3090033 150㎏の荷揚げができる索道は規模としては小さいのですが、500名以上の皆さんが背負子を背負って黒土や腐葉土を運び上げることを考えると機械のパワーには感謝です。10㎏の背負子を背負って傾斜が30度はある階段を約400段登るのは辛い労働です。この辛さを軽減して森づくりの実感を大きくできればと事務局は願っています。明日はその段取りを詳細に確定する作業です。

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2010年3月 8日 (月)

一人作業は慎重に

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 春が足踏みしています。足尾は昨夜から雪が降り、春の色を付けた木々の枝先が寒そうでした。今日は今年の植樹会場の草刈りをしました。午前中は雪が降っていたので平坦な松木の杜を刈り、午後は雪が止めたので臼沢の森を刈りました。刈り払い機と燃料を持って植樹会場まで階段を登りました。滑りやすい階段に注意し、雪の中で餌を探している雄猿に言葉をかけてゆっくりと登りました。

 雪を被っている草は重たく、普段の草刈りの倍の力を要しました。斜面の草刈りは足下が滑りやすく、疲れが重なって機械を持ったまま転がってしまいました。幸い怪我はありませんでしたが、高所の一人作業は要注意です。夕方、小川事務局員が森びと広場に来ることになっていたので高所での作業をしましたが、機械を使った一人作業は止めるべきだと思いました。

 P3080016 16時過ぎ、小川さんが索道荷揚げで使う器材を購入して運んできました。10日に行う索道操縦実習に向けた準備です。昨日は、東京から木製パレットが運ばれました。パレットを運んでくれた方は3年前にもコンテナを運んでくれた川崎さんでした。このパレットは1500袋の腐葉土、2000袋の土のうを保管する床になります。これも索道で荷揚げします。川崎さんお疲れ様でした。

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2010年3月 7日 (日)

舞台づくり棟梁・大野三治さんを偲ぶ

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 私たちの森づくりは様々な方々のご支援と地道な育樹育苗活動で進められています。足尾の森づくりでは主役(参加者)が植樹できる舞台を作るのは素人では難しさがあります。臼沢の森内のベンチ、森びと広場の小屋、松木村の看板、広場から松木の杜に設置した橋等は重機やチェンソー、大工道具等を器用に使いこなしながら作られています。舞台作りは事故や怪我のないようにそして感動を伝えたいと進められてきました。

この舞台は事務局スタッフの森びと強者が中心になって作られています。特に森びと那須ファンクラブの大野三治さんは強者たちの棟梁と言われていました。何を作るにも自分の設計図をしっかり持って、作業の段取りもきちんとしていました。ところが昨年11月下旬、大野三治棟梁は亡くなりました。

 P3060028 昨日は、足尾の森づくりに尽力してくれました大野三治棟梁の偲ぶ会を催しました。岸井理事地用、高橋副理事地用、稲葉理事と事務局員は大野さん宅の御仏殿で三治棟梁に手を合わせて大野三治棟梁に感謝しました。その後、場所を変えて約30名の強者たちが偲ぶ会に集い、岸井成格理事長は三治棟梁の奥様と息子さんに感謝状と記念品をさし上げました。

 会では大野三治棟梁の人柄が紹介され、強者たちは柔軟な発想と広い心をもった三治棟梁の志を森づくりに活かしていこうとなりました。足尾・ふるさとの森づくりは今年で5周年ですが、私たちは大野棟梁と歓び合えないのが残念です。臼沢の森では木々が大地に根を張り生態系を育んでいます。5周年記念は様々な方々の支えがあって記念なのだということを忘れてはならないと思います。偲ぶ会を準備してくれました森びと那須ファンクラブの皆さんありがとうございました。

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2010年3月 5日 (金)

5周年記念の森づくり準備に来ませんか

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 今日の足尾の昼頃は気温が20度も上がり、頬が赤くなったように木々の枝先も一気に赤みをおびました。特にカエデの枝先は赤いリンゴ色に輝いていました。今日は暑すぎた啓蟄の前日でした。

 そんな中で午前中は森びと広場の作業小屋の改修をほぼ終わることができました。これで15日から始まる索道の荷揚げ作業に集まってくれるボランティアの休息場ができました。いままでの小屋では10名ほどが入ると窮屈でしたが、今度は30名が座って休息できるようになりました。キッチンも設置され、お茶やカップ麺のお湯沸かし、ちょっとした男料理ができるようになりました。

 P3050011 昼には柳沢事務局員の運転する大型トラックがヘリポートに到着しました。荷台には400袋の腐葉土が積まれ、駆けつけてくれた森戸スタッフと三人で積まれた腐葉土を降ろしました。腐葉土は後3回運ばれてきます。この松木沢ヘリポートには1500袋の腐葉土が運ばれてきます。腐葉土は鹿にいたずらをされないようにブルーシートで覆いました。

 臼沢の森入り口では索道設置作業が続いていました。ワイヤーロープは頂上付近まで持ち上げられ、三本のワイヤーが張られました。エンジン部分も設置され、これから作道の試運転作業が始まるようです。この索道で腐葉土や黒土の土のうを荷揚げします。頂上の上空にはトンビが輪を描いて飛んでいました。なんとものんびりとした啓蟄の前日でした。

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2010年3月 3日 (水)

いのちの森づくりボランティア受け入れ準備が間もなく終わる

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 索道設置作業が始まりました。臼沢の森入り口には赤川索道の皆さんがユニックを動かし、支柱を立て上げてワイヤーロープで支える作業をしていました。15㍍程の鉄の支柱は四方に張られるワイヤーロープで支えられますが、そのワイヤーロープは四方の樹木に巻き付けられています。ここでも樹木が大切な役目をしていました。お世話になる皆さんに挨拶をしてから森びと広場の小屋改修を手伝いました。

 P3030141 今日の改修作業には6人のスタッフの皆さんが協力してくれました。発電機用のエンジンを始動させて電源を確保し、電動ノコギリや電動鉋で材を削り、刻んで棚を作り床を張りました。2日前には調理台とシンクが設置され、シンクの側にはポリタンクが設置されて水道の様に飲み水が飲めるようになりました。昼にはその水でお湯を沸かし、カップ麺と弁当をいただきました。

 P3030132 16時過ぎには床の板を張り終えましたので道具を片づけて作業を終了させました。明日は床に防腐剤を塗って完成です。スタッフの皆さんお疲れ様でした。

 松木の杜では昨年秋植えた水仙の芽が地上に顔を出し、穏やかな日差しを受けて背伸びしていました。

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2010年3月 2日 (火)

春に近付くと賑やかになってきますね

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25日は17度でした。東京で春一番が観測しました。足尾には就職が内定している早稲田大学の杉崎君が現場に入ってくれました。彼は昨年のキャンパスフォーラムで総合司会を担ってくれた方です。足尾の植樹会場に登って彼は「1年毎の木の生長を見られて良かった」と言い、森びと広場の苗床では「雪の中で苗木が必死になって生きている様子を見て、苗木の元気さに感動した」と感想を述べてくれました。

Dscf2064 27日はモグラが地上に顔を出してくれました。26日に間伐材を切り出し運搬した作業が終わって翌日、事務局は荷揚げ場所の整地をしました。暫くすると整地からモグラが飛び出し私たちもびっくり、慌てたモグラも必死で地中の中に潜り込んでいきました。そんな飛び入りモグラの動作がボランティアの心を和ませた様です。

28日には日光市に住んでいるJREUの方が非番で参加してくれました。彼は黒土の土のう作りにはまってしまったようで、どうも作業後のビールの旨さが病みつきになった様でこれからは手伝いに来るよ、と言っていました。

風や地温が暖かくなるとじっとしていられないのが全ての生物なのでしょう。人間社会ではじっとしていられないのが常ですが、自然界では春は人を賑やかにしてしまう力があるのでしょう。それにししても不思議なことがいっぱいあるのが自然界です。

2010年2月27日 (土)

500本以上の間伐材を切りだす!

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 昨日は雨が心配でしたが小雨降りの中で事務局は間伐材の切りだし作業をしました。朝9時10分、JR日光駅に集合した事務局スタッフ一行は2005年から間伐材を提供してくれている日光森林組合・赤羽さんと待ち合わせし、切りだし現場に向かいました。ヒノキ林へ到着したスタッフは、現場で待ち合わせをした森びと栃木県ファンクラブの皆さんと合流し、作業の打ち合わせをして総勢15名で作業に入りました。

Dscf2060 作業は昼食もそこそこに済ませ、チェンソーで切る組、間伐材の長さを測る組、運び出す組に分かれて行いました。道路に面した林縁には10本ずつ井桁に積み上げ、切り出した間伐材は階段用丸太(130㎝)を260本、立杭用(180㎝を)を260本になりました。明日の天気は今日よりもひどい雨になると判断し、スタッフは全ての間伐材をトラックに積み込み、足尾まで2往復して間伐材を全て運びました。

Dscf2047 スタッフの一員は千葉県の房総半島から来てくれた相川さん、群馬県から来てくれた松村宗さん、そして鎌倉から来てくれた田岡さんたちはその日は「どくだみ荘」に宿泊し、今日は足尾で作業しています。5月15日に開催される「足尾・ふるさとの森づくり」に向けて、準備が着々と進められています。

間伐材の提供をしてくれました日光森林組合の皆さんありがとうございました。(清水事務局次長発)

2010年2月24日 (水)

春がそこまで来ている足尾です

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3月14日は第5回通常総会です。今年は足尾の森づくりを始めて5周年の総会です。総会では5周年を振り返り、今後5年間の森づくりにむけた課題と目標を確立していくことにしています。正会員の皆さんの積極的な審議に期待しています。総会で来年度の事業方針を審議・決定した後には、5周年記念の足尾ふるさとの森づくりを行います。開催日は5月15日を予定しています。

P2220125 ところで5周年を迎えた足尾の森(臼沢の森)では写真のように4メートルを超す樹木が春を待っています。桐生の炭まきを終えた理事と事務局はその夜に足尾入りし、翌日は土のう作りと索道による荷揚げ現場の最終チェックをしました。朝の気温は0度でしたが、昼頃には暖かくなり土のう作りでは汗を流しながらの作業でした。黒土入りの土のうは550袋作ることができました。

P2220123 松木の杜では昨年、JRFUのOBの皆さんが蒔いてくれた水仙が枯れ草の下で芽を出していました。草原では30頭ほどの鹿が草を食べながら春を迎えているようでした。足尾でも春がそこまで来ている様です。松木の杜の一角には神木としてサカキを植えました。このサカキは21日に炭を撒いた林照寺の森に生えていたもので、林照寺のおかみさんから頂戴したものです。日本の森を元気にする炭まきがスタートできたことを記念にして植えました。

26日からは階段用の間伐材を400本切り出し、今市から足尾まで運びます。また、3月1日には作業小屋の床が完成します。5周年記念の森づくり準備は着々と進んでいます。5月15日は宮脇昭先生をはじめ参加者の皆さんと歓び合いたいと願っています。

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2010年2月20日 (土)

明日は“花咲びと”の炭撒きです

いよいよ明日は日本の森を元気に仲間たちの炭撒きが群馬県桐生市で行われます。今日はその前段に現場をチェックしました。明日の本番を前に「日本の森を元気にする仲間たち」は下草刈りを2回程行い、“平成の花咲びと“の主人公の舞台を作くり最終チェックをしてきました。

P2200042 松枯れには炭が効果的なことは小川眞先生や大森禎子先生が調査・研究してきました。しかし広葉樹の立ち枯れや衰退には実証結果はないので、今回は炭撒きでその結果を自信をもって示そうと願っています。炭を撒くことができなかった市の所有地のモンゴリナラ衰退木と炭をまくことができた林照寺所有地のモンゴリナラの衰退をしっかり比較して、炭を撒いた撒かない樹木と炭を撒かない比較していこうと思っています。科学者でない私たちの現場からの発信を大切にしようと思っています。

その後、筆者は宇都宮に行きました。3年ぶりの高校生時代の同窓生たちとの60歳後の抱負を語り合う場がありましたので、桐生15時54分発で宇都宮に向かいました。8名の悪が言いたいことを述べ合いましたが、足尾での森づくりに関心が集まりました。友は支えであるとこを実感できました。

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2010年2月17日 (水)

心が安らぐ小屋改修はじまる

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 昨日は「森びと広場」にある作業小屋の改修作業が行われました。この作業は来月中旬からはじまる索道による黒土や腐葉土運びに集まってくれるボランティアの皆さんが少しでも暖かいところで休める場所にするために改修しています。

作業には群馬県と栃木県から事務局スタッフ6名が集まってくれました。作業は今まで倉庫になっていた棚などを壊し、仕切板を剥がして床作りの土台を作りました。森びと強者のスタッフだけに作業は手慣れたもので、作業は手際よく順調に進みました。3月上旬の完成後には温かいうどんやソバ等を皆さんにご馳走できそうです。料理の腕も森びと強者には勝てませんが、今年の春から始まる育樹・育苗活動では男の料理もその活動のカリキュラムに加わるような気がします。寒い中の作業に感謝します。(星野スタッフ発)

2010年2月14日 (日)

 オオムラサキが感動を与える森づくり

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いのちの森だ、ということを感じてもらうためにはどうしたらよいのか。森はいのちの源泉だと言うけれど、どうしてだと質問されると困ってしまう。今日はそんな質問に難しい答えは必要ないと自信をもちました。今日は、中央本線小渕沢駅の東京寄りの日野春駅を下車して八ヶ岳に向かって900㍍の所にある「北杜市オオムラサキセンター」を訪ねました。この地にその答えがありました。

P2140018 ここには小さないのちが枯れ葉の下で越冬していました。昨年、オオムラサキがエノキの葉の裏に卵を生み、孵化した幼虫が霜柱の上にあるエノキの葉の裏で芽ぶきを待っていました。幼虫は高さ2㍍程のエノキの葉を3分の1ほど食べて、6月中旬に羽化します。このオオムラサキの羽化は多くの人たちに感動を与えるといいます。

P2140021 この幼虫の多くは越冬する前にシュジュウカラの餌になってしまうと言われました。多くの蝶もそうであると言われました。また、オオムラサキをはじめとした蝶は棲み分けをしているとも言われました。蝶の幼虫は餌(オオムラサキはエノキだけの葉を食べて他の蝶も餌・葉を特定している)を分け合い、羽化すればクヌギなどの樹液をカブトムシやクワガタなどと分け合って舐めていると言います。エノキ、クヌギ等の樹液、葉、樹皮など木のあらゆるものは、全ての生物のいのちを育んでいるということを実感しました。

 今日は、このセンターの元館長さんであった跡部さんの森づくりの話を伺ってきました。話では、足尾の森でもオオムラサキが舞い、蝶の美しさに感動する森をつくろう、と話が弾みました。5周年記念の森づくりではエノキを植えることになりそうです。跡部さんお世話になりました。

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2010年2月12日 (金)

鹿から元気をもらって2000袋の土のう作りがはじまる

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本日(12日)の10時の足尾・森びと広場周囲の気温は10度、積雪は15㌢ほどです。事務局は小雪がちらつく中で土のう作りをはじめました。昨日は鉛色に覆われている空の下での土のうつくりでした。降雪のために延期になっていた黒土の土のう作り作業でしたが、やっと昨日から作業ができました。

10211_3 昨日は、斎賀事務局次長と松村健スタッフの二人で作業をしました。この周囲には山奥で作業している皆さんと私たちだけですが、旧松木村の緩斜面には雄鹿が二頭、対岸の斜面に10数頭の鹿がいるだけです。旧松木村の鹿は「こんなに近くで鹿は見られないんだけど」(松村さん)と驚くほど近くにいました。今日は30頭の鹿が雪の中から草を探して食べていました。この鹿を見ていると真冬に生きる動物の生命力の強さを感じました。

10212 今日は松井、小川、高杉、仁平の4名で作業をしました。両日とも作業開始時直後は足尾の風が大変冷たく頬に当たると痛い感じでしたが、10分もすると体が熱くなり額から汗が噴き出てきました。私たちは5月15日の第17回足尾ふるさとの森づくりを5周年記念にしようと黙々とやりきりました。結果は、両日で黒土の土のう袋(20キロ)を400袋作りました。

昼の休憩時に、松木の杜に行ってみると雪の中に埋もれながらも必死で生きている木々を見つけました。昨年、ユキツバキ、ヤブツバキの苗木の先端が鹿に食べられてしまいましたが、苗木からは新しい芽が出ていました。生命力の強さを感じました。私たちもどんな困難があろうとも、足尾にしっかり根を張り本物の森をつくることの決意をあらためてしました。

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2010年2月11日 (木)

真の文明は山を荒さず、河を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし

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 足尾で春の作業を始めていますが、今日の天気予報ではまた雪が降りそうです。このような天気が続くと3月に実施する索道による黒土や腐葉土の運び上げが心配になってしまいます。これは人間だけの都合かもしれませんので、作業方法を練り直すことが無難なのかもしれません。

 13日は川俣事件が引き起こされた日です。今年は用事があって現場には立てませんので、昨年踏査した時のブログを読んでみました。当時の農民が鉱毒で仕事と身体が蝕まれて、住む権利まで奪おうとした明治政府に対する農民の請願行動を官憲が弾圧しました。多くの農民たちが起訴されましたが、田中正造を先頭にした裁判闘争は多くの支援者に支えられて無罪となりました。田中正造は「真の文明は山を荒さず、河を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし」と述べています。 昨日、立松和平さんの死去が報道されました。私たちと共に足尾で植樹していた立松さん。東京新聞によると立松さんは「田中正造さんの臨終を書きたい」ということでした。立松さんの志にどこまで近づけることができるか自信はありませんが、文明の岐路に立たされている私たちは「山と心に木を植える」この合言葉を真の文明につなげていかなければと思いました。

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2010年2月 8日 (月)

自然と共に生きていくと生きる知恵が湧く

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 今日の朝も冷え込みました。「どくだみ荘」室内でも気温は0度Cを下回りました。昨夜は寝床に入る時、マスク変わりにタオルを巻いて寝ました。朝起きると鼻と口が凍傷になっているのか、と思うほどに冷やされてしまうからです。

 昨日、「森びと広場」に行ってみると周辺の積雪は40㌢を超えていました。4Wの森びと号のギアを2速にシフトし、雪道をスムースに走れるとシャーという快適な音を耳にして走り、雪が深い所ではギューギューという音とハンドルのブレを確保して走りました。自然とともに生きていくための大切な体験でした。

 広場の対岸には数頭のニホンシカが西風を避けて太陽の温もりを感じ取っているようでした。広場の様子をカメラに収め、「どくだみ荘」へ戻る途中、見慣れた4Wを発見。思った通り松村(宗)スタッフの車でした。松村さんは森づくりに集まる皆さん、そして松木沢を訪れるハイカー、釣り人の方々の飲料水に使える水源を探しに来た、と言っていました。

 P2070025 現在、ネット上(「署名TV」)では「日本の森を救う緊急提言」に賛同してもらっています。署名には70名を超す皆さんが賛同署名しています。賛同者のコメントを紹介しますと「私の経験では環境問題というとハイテクと言われるような新しい技術ばかりを重視し、古くからある伝統技術は役所でも注目されません。炭は必ず世界を救います」。また、「荒廃した日本の森を再生させ、野生動物と人間の共生を望みます」とありました。ありがとうございました。

 今、伝統建築を残そうと大工さんたちが起ち上がっています。私たちもこの大工さんたちを応援しようと話し合っています。

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2010年2月 6日 (土)

自然の力には逆らわず、命のためにそれを活かす

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 今日から足尾・ふるさとの森づくり用の土のう作りがはじまりです。新宿発の日光号で足尾へ向う途中、新鹿沼駅付近で一緒に作業する森戸スタッフから電話が入りました。話は「粕尾道路は雪で足尾には行けそうもない」、ということでした。電車が東武日光駅に近づくと車窓に雪が当たってきました。東武日光駅で下車してみると雪はこんこんと降っていました。JR日光駅で待っていてくれた岡安スタッフと会い、「この雪では足尾は吹雪だから土のう作りはできない」、と判断しました。岡安スタッフからおにぎりとおかずそして今夜からの野菜を頂いて、岡安スタッフと別れました。その時、森戸スタッフから再び電話があり、「粕尾から日光へ戻って足尾へ向かおうとしたが雪で無理だから今日は帰る」、ということでした。

 P2060114 森びと号を慎重に運転しながら足尾に向かいました。足尾ダムに設置してある天気予報版を見ると、風雪・なだれ注意の予告がされていました。ゲートを通過して森びと広場へ向かうと、前方は5~6㍍先が風雪で見えない時がありました。森びと広場の積雪は20㌢程でした。気温は-7度Cで雪は風で飛ばされていました。作業小屋のボードに今月のスケジュールを書いて、森びと広場を後にしました。今日は「どくだみ荘」に隠って通常総会の議案書作成をしています。岡安さん、森戸さんお疲れ様でした。

2010年2月 3日 (水)

群馬県から全国へ、炭撒きを報道機関各社へお願い

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 日本の森を元気にしようと「日本の森を元気にする仲間たち」の皆さんが記者会見をしました。その会見は本日10時、群馬県庁内にある「刀水クラブ」(記者クラブ)で行われました。会見にはこの仲間たちの代表・宮下正次さん、日本熊森協会群馬県支部支部長・川嵜 實さん、森びとプロジェクト委員会・髙橋佳夫が出席し、2月21日(日)のモンゴリナラ、コナラ、ヤマザクラ、アカマツの森を元気にする炭撒きを行うことを報道機関各社の皆さんに紹介しました。(写真は、モンゴリナラとコナラの葉)

 P1110041 記者会見には8社の記者の皆さんが出席し、1時間にわたって私たちを取材してくれました。偶然にも今日の『上毛新聞』には2月21日に行う炭撒きの記事が掲載されていました。私たちは多くの群馬県の皆さんに炭撒きに参加して頂き、日本の森を元気にする活動を全国へつなげていければと願っています。

 2月21日は、名称を「日本の森を元気にする仲間たちの炭撒きin群馬県」として開催し、主催母体は、日本熊森協会(群馬・栃木・関東の3支部)、森林(やま)の会、森びとプロジェクト委員会群馬県ファンクラブです。会場は、光明山林照寺(桐生市堤町2793-1)さんの境内の森です。

協力してくれる方は、当日、JR桐生駅北口・10時又は林照寺さん駐車場・11時に集合してください。参加費は無料ですが、参加者は炭1人10㎏、スコップ、弁当、防寒具や雨具等を持参してください。雨天決行です。群馬県以外からの協力者も歓迎です。参加希望の方は、FAXでお願いします。

電話・ファックスは、03-5692-4900です。氏名・連絡先・集合場所を記入して送ってください。

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2010年2月 1日 (月)

モンゴリナラを元気にするぞ!下草刈りはじまる

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 「日本の森を元気にする仲間たちin群馬県」の皆さんは昨日(31日)、桐生市、吾妻山左斜面の土地を所有する「林照寺」に、モンゴリナラを元気にするために炭を撒く許可を頂き、下草刈りを行いました。下草といっても、背丈を超える篠竹が生い茂り、草刈り機4台、カマや苅込ハサミでの下草刈りを行いました。
 斜面を登りながらの作業で、大汗をかきましたが、休むとすぐ寒くなる中での作業でした。森の中には枯れた赤松が無惨な姿をさらし、コナラも胴吹きが発生していました。貴重なモンゴリナラを元気にすることを通じて、森全体を元気にしなければなりません。午前11時から午後3時30分まで作業を行い、100m×70mの広さの下草刈りを終えることが出来ました。うっそうとしていた森は、見通しの良い森となりました。参加者一同、ふかふかの落ち葉の上に座り、一服。森の香りを胸一杯に吸い込み、「森に生かされている実感」や、「子どもの頃遊んだ森は見通しが良かった。手入れがされていたからなんだね」など、生活と森が一体だった昔の生活を懐かしむ声も出されました。作業を行っていて気づいたことは、森に手が入らないと「外から見えないから」か、心ない人がゴミを山に捨てていることです。大量消費、大量廃棄の社会の波に染まる
のではなく、物を大切にする心を育みたいものです。そのことが、森を大切にし、人を、命を大切にする心を育む事につながることと思うからです。作業終了後、「林照寺」住職の奥方様からお茶と菓子を頂き、冷えた身体を暖めることが出来ました。ありがとうございました。来る2月21日、日本の森を元気にする仲間たちが多く参加してくれる事を願い帰路につきました。(清水事務局次長発)
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2010年1月30日 (土)

約1千㍍地点での森づくりへ、準備開始!

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 足尾・松木沢周辺には残雪がありません。今年からの森づくり会場は約30度の傾斜を200メートル以上も登ったところから始まります。以前にも紹介しましたように今年は、森づくりに欠かせない黒土、腐葉土、そして階段作り材料の3~4年分を一気に運ぶ計画です。この作業は三井物産環境基金様からの助成金を使った索道による運び上げです。腐葉土約1500袋、黒土が入った土嚢約2000袋、間伐材約300本等を運び上げる予定です。

 事務局員二人(小川、柳澤)28日、その事前準備作業を行いました。索道が持ち上げられる重量は150kg。20kgの土嚢を作って、フレコン(大きな土嚢袋)に7袋入れて運び上げるには、黒土入りの土嚢はどの程度の量なのか、さらに土嚢袋、フレコンの強弱などを試してみました。

 これからの作業は安全第一に怪我なく、そして効率的に進めていかなくてはなりません。現場に立って、実際に使う道具を使って、土嚢を作ってみることはとても大切なことです。足尾には残雪はありませんが、松木沢から吹く西北の風はとても冷たく感じました。いよいよ来月から作業開始です。

 明日(31日)は、事務局スタッフが細かな作業の打ち合わせを行います。(小川事務局員発)

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2010年1月28日 (木)

国会にも広げていこう、本物の森づくり

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 昨年の「森と生きるキャンパスフォーラム2009in早稲田」には国会議員の方が参加してくれました。そのひとりである民主党衆議院議員の山崎誠様が森びらきに出席してくれました。山崎衆議院議員は、「横浜市会議員から昨年衆議院議員になりました。市民の感覚で皆さんと一緒に国会議員をやっていきます。どうぞこき使ってください。私は皆さんの窓口、皆さんの声となって皆さんの活動を根気よく政治に伝えていきます。現在、横国大で環境の研究をしていますが、横国大の森は素晴らしいです。春になると緑の勢いが素晴らしいです。この森を見ていると宮脇先生の理論と実践はずらしい、と思っています。この本物の森を是非、全国に広げていきたいと思っていますので、皆さんの仲間に入れてください。」(編集は事務局)という主旨のあいさつをしました。

 その後の懇親の場でも山崎衆議院議員は、本物の森を広めていくために国会の場で発信していく、と言っていました。山崎誠先生ありがとうございました。

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2010年1月26日 (火)

皆さんと連携して日本の山を何とかしたい!

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 森びらきには国会議員、労働組合、NPO法人などのご来賓の皆さんが出席されました。まず紹介する方は、日本の森を守っている林野庁に働く皆さんを代表して、全国林野関連労働組合(林野労組)の中央執行委員長・河田伸夫さんと書記長・岩崎春良さんです。

 河野委員長は、日本の山を何とかしたい。しかし、全国の森林2520万㌶の内760万㌶が民有林で、その所有者250万人の中には1㌶以下の森林を所有している方が150万人もいます。その所有者の皆さんが高齢化し、その上山村には病院がなく高齢者の不安が増し、山林を守っていく環境は想像以上に厳しいです。また、林野庁に働く者は8万人いた職員が現在では6千人に減ってしまいました。これでは山を守っていくことは困難です。民主党連立政権になって政府は「森林林業再生プロジェクト」を立ち上げ、森の再生と材の利用拡大を目指していく基本政策が今年の夏頃までに策定されるようです。全林野労組はみなさん等から意見をお聞きし、日本の山を守っていくために連携して行動していきたいと思います。(編集は事務局)このような主旨のご挨拶がありました。全林野労組の皆さん、私たちへ勇気を与えてくれましてありがとうございました。

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2010年1月25日 (月)

2010年の森づくりがスタート

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 2010年の森づくりがスタートしました。昨日(24日)は、第4回理事会を開催し、2010年度の事業計画案を審議・決定しました。この案は3月14日に召集される第5回通常総会に提案され、審議されます。事業計画案の骨子は、①5周間で蘇らせたいのちの森に感謝し、つくりだした皆さんと歓びあう年にしていこう。②今年は、今後5年間の森づくりの課題と目標を探っていくための検証の年にしよう③昨年に引き続き、こころに木を植える事業に力をいれよう、ということです。

P1240075  理事会が終了後、15時30分からは「2010年森びらき」を開きました。この集いには、正会員、森びとインストラクター、来賓の皆さん130名が集まりました。集いでは、5周年を記念した記念講演を宮脇昭最高顧問から頂戴し、その後、5年間の「山と心に木を植える」活動を振り返りました。懇親会では各地域の森びとファンクラブの皆さんから今年の抱負を語っていただきました。そして最後には、日本の森を元気にしていこう、と拳をあげていのちの森づくりを世界へ発信していくことを誓い合いました。

 森びらき会場の「シーサイドホテル芝弥生」の皆さんにはご協力・ご支援していただきました。NREの皆さんありがとうございました。

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2010年1月16日 (土)

今後5年間の森づくりへ準備が進む

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 昨日の足尾は気温2℃、快晴でした。森づくり5周年後の森づくり計画のため、事務局4名は臼沢の森づくりで黒土、腐葉土、間伐材等を植樹会場へ運び上げる索道設置について打ち合わせをしてきました。
 臼沢の森づくりは予定では3年後に終了します。しかし、植樹会場へは登るだけでも大変です。参加者からは「せめて土や腐葉土等だけでも上げてくれないか」という声が出されています。大人も、子どもたちも楽しく植樹してもらうためにはこの声に応えようと、理事会では三井物産環境基金様にお願いをし、快諾された助成金で荷物を上げることになりました。
 索道は素人では事故、怪我のもとになるので、事務局は足尾の森づくりに参加してくれている地元の㈱山田組の山田社長に相談してきました。その結果、索道設置を受け持つ赤川索道(遠藤さん)、山田組(冨岡さん)に現場に立っていただき、昨日、アドバイスを頂きました。遠藤さん、冨岡さん寒い中ありがとうございました。
 Dscf1569 下山後、苗床の倒れたネット支柱の補強を行い、松木の杜の支柱の手直しをして昨日の作業は終了しました。山田組の冨岡さんから、臼沢の森にクマの親子が入り込んでいると言われました。森の中には猿のふんもたくさん落ちていました。第一ゲートから第二ゲートへの坂道にはウサギの足跡がありました。夕方になると松木の杜の隣の茂みに鹿が集まって群れをなしていました。寒く、残雪の中でも様々な動物たちが命をつないでいました。(清水事務局次長発)

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2010年1月13日 (水)

今年も宮脇昭先生と共に、いのちの森づくり!

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 JRの駅に貼ってあるポスターには水仙の花が写っている観光ポスターが目を引きます。今日は宮脇昭最高顧問を訪問しました。国際生態学センターに向かう途中の岡野公園にも水仙の花が太陽に向かって咲いていました。寒い北風でしたが水仙に癒されながら、事務局は宮脇最高顧問を訪問しました。

 P1130047 今月24日は「2010年森びらき」ですが、今年の森びらきはいのちの森づくり5周年です。そこで宮脇昭最高顧問の講演をお願いしました。今日はその打ち合わせのために、事務所を訪問しました。私たちを迎えてくれた宮脇最高顧問はすこぶる元気で、熱く今年の抱負を語ってくれました。

 また、今日の午前中は衆議院議員・山崎誠先生事務所を訪問しました。山崎先生は昨年のキャンパスフォーラムに顔を出してくれた方で、その後も私たちの市民活動にアドバイスをしてくれています。今日は、日本の森を元気にするために18日からはじまる第147回通常国会内外での森づくり活動をするための打ち合わせをしてきました。いよいよ山崎先生の地元・神奈川県からも日本の森を元気にする森づくり(炭撒き)がスタートします。

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2010年1月11日 (月)

群馬県桐生市から“日本の森を元気にする炭撒き”がスタート

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 日本の森を元気にする仲間たちが起ちあがありました。その仲間たちは昨日(10日)、群馬県桐生市・水道山公園に参集し、元気のないモンゴリナラの森を散策しました。そして貴重なモンゴリナラを元気にさせていくために、来月21日炭撒きをやることにしました。
 昨日集まった皆さんは総勢31名(熊森の会群馬県支部、栃木県支部、関東支部、森林の会そして森びと群馬県ファンクラブ)でした。また、散策には大森禎子先生(元東邦大学教授)も同行し、私たちは大森先生から「何故、広葉樹が枯れるのか」の本質を学びました。
 P1100025 公園に生えているモンゴリナラを調査してみると胴ぶき(恐怖の芽)が荒ましく、枯れて伐られた木口を観ると10数年前から悲鳴をあげていることが分かりました。モンゴリナラの悲鳴を目の当たりにした皆さんは、その様子をメモ帳に記録し、デジカメで写真を撮っていました。
 P1100019 散策は15時半頃に終了し、来月の21日は一人が炭を10㎏とスコップを持ちよって炭を撒くことにしました。その後、森びと群馬県ファンクラブの皆さんは高崎市に集まり、ファンクラブとしての取り組みを話し合い、新年会を兼ねたこの場では「日本の森を元気にしていこう!」と気勢をあげていました。熊森の会の皆さん、森林の会の皆さんお疲れ様でした。

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2010年1月 6日 (水)

 “21世紀の花咲じいさん”になろう

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 寒波が東北、北海道地方を襲っていますが、東京霞ヶ関も冷え込んでいました。今日の10時、農水省の7F会議室には農水省幹部の皆さんが集合して、赤松農水大臣の新年のあいさつを聞いていました。どんな話なのかは分かりませんが、島田泰助林野庁長官室を訪れた私たちはそんな雰囲気の中で島田長官を待ちました。
 今日10時30分、岸井成格理事長、髙橋佳夫副理事長、宮下正次理事、清水卓事務局次長は島田泰助林野庁長官を表敬訪問し、「日本の森を救う緊急提言」を提出してきました。そこで私たちは、マツやナラ枯れの原因は虫ではなく、土壌の酸性化であり、その土壌を元気にするには炭が効果的であることを説明してきました。そして持参した炭を長官室において頂くために、青森県新郷村産の炭俵をさし上げました。

Dscf1438  新年の忙しい中ではありましたが、島田長官は私たちの意見に耳を傾けてくれました。島田長官との話では、林野庁としても“コンクリート社会から木の社会へ”と言うスローガンの基に新しいプランを創りだしていくので、その流れの中で日本の森を元気にしていきましょう、となりました。
 今日は、“21世紀の花咲じいさん”を先頭にして日本の森を元気にする運動がスタートできるきっかけになったような日でした。林野庁関係者の皆さん、忙しい中で時間を割いていただきありがとうございました。
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2010年1月 5日 (火)

小さな力でも日本の森を元気にできる

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 今日、再就職の先で仕事をしているとポケットに入っていた携帯がブルブルと何度も震えました。昼食時間と仕事終了後に電話してくれた方に電話をしてみると、テレ朝の「スーパーモーニング」で森びとが報道されていた、という報せでした。栃木県、千葉県そして東京都の仲間達からでした。
 Photo_2 筆者は仕事でしたのでその場面は観られませんでしたが、報道内容は年末の25日に「日本の森を救う緊急提言」を民主党の細野豪志副幹事長に手渡していた様子だった様です。この緊急提言はホームページ上で賛同署名を募っていますが、日本各地から現在、27名の皆さんが賛同してくれています。長い提言を読んで頂き、その上に賛同していただきありがとうございます。目標は10万人署名です。この署名を持って環境大臣、農水大臣へ提言の実現を求めていきます。もっと多くの皆さんの賛同をお願いします。(写真は上・フォーラム時のロビー、中・森びとインストラクターの炭撒き報告、下・チョージさん)

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 ところで今年もChoji(チョージ)さんからお年玉が振り込まれました。彼のCD売り上げの一部を寄付してくれました。フォーラムでも「心の森」を熱唱してくれたChojiさん、マネージャーの中村さんありがとうございました。

2010年1月 3日 (日)

“エゴからエコへ”、森づくりを大きく

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 昨夜は湿り気の多い雪が降りました。10㌢程の積雪ですが、午後、除雪機を動かしました。今日の気温(朝)は-7度で、1日中雪が降ったり止んだりの天気でした。野鳥の餌台には、カケス、シュジュウカラ、コガラ、ヤマガラが飛び交い、餌をついばんでいました。
 12~3年前に植えたヤマナラシは2階建ての屋根を越すまでに生長し、冬芽をいっぱいつけて寒さから生命を守っています。ブナも枯れ葉を付け、オオカメノキも冬芽を大きくして生命を守っています。昨年秋に植えた50本のユキツバキはすっぽりと雪に覆われてしまっていますが、1~2本だけが緑色に光った葉の顔を雪から出しています。そんな様子を見ていると、「雪の中に顔(葉)をしまい込んでいる方が寒くはないのに」、とい言いたくなってしまいます。樹高が30㌢程のユキツバキを植えたので心配ですが、来春には元気な顔を見せてほしいものです。
 テレビ番組で「エゴの字の 濁点とれず 温暖化」という川柳が紹介されました。人間の欲がそうさせているのでしょうが、森の中では、樹木は厳しい冬の寒さにも耐え抜き、それぞれの木が支え合って森を形成し、じっと春を待っています。今年は、私たちの森づくりで何としてもこの濁点を取ってみたいと願っています。

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2010年1月 2日 (土)

やる気と勇気をもらった一冊の本

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 今日の朝の気温は-10度でした。この辺は6時30分頃から夜明けが始まりますが、今日は朝焼けがありました。森の枝に積もっていた雪は昨夜の風で飛んでしまいました。今日は風もなく、太陽の光が雪に反射し、眩しい程の森でしたが、とっても静かな1日でした。
 そんな中、『ニンジンの奇跡』(赤峰勝人著・講談社+α新書)を読みました。昨年の今日は木村秋則さんを紹介しましたが、今年は赤峰勝人さんです。この方は無農薬、無科学肥料の「循環農法」で野菜を育てる百姓、と紹介されていました。昨年末、事務所に来た事務局次長・清水さんから「この方も酸性化した土を中和させるのに炭を使っていますから」と、この本を頂きました。
 読んでみると、昨年末に民主党及び国家戦略室等へ提出した「日本の森を救う緊急提言」と同じような事を、この本には書いてありました。『ついでにお話ししておくと、マツ枯れも酸性雨が原因だと思います。マツ枯れはマツクイムシが原因といわれていますが、とんでもありません。何度も言うように虫たちは「神虫」です。マツクイムシも例外ではありません。マツが枯れるのは、まず酸性雨で土の中のペーハーが下がってくる(酸性度が強まる)と、マツの根を育てる菌が死んでしまいます。するとマツの根が死んでしまうので、地上部も枯れていきます。これがマツ枯れの原因です。マツクイムシは枯れたマツを食べて、糞にして返すのが役割です』、と書いてありました。
 読み終わって私は、日本各地には自然環境と人間の生命を大切にする皆さんが地道に活動し、その心を地域で育んでいることに感動し、勇気をもらうことができました。(下の写真は昨年末の足尾・松木の杜です)

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2009年12月31日 (木)

私たちの心に、子どもたちの心に木を植えた09年

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 今年の事業は“心に木を植える”ことに力点をおいて展開しよう、ということでした。地球温暖化の原因をつくったのが人間である以上、人間が温暖化をストップさせなければ、と私たちは森びとプロジェクトを起ち上げました。その目的のためには、いのちの森づくりを通じて“人は森に生かされている”という視点から社会を観て、私たちの生き方を足下から変えていく努力を地道に行う、ということでした。
 Photo_2 ということで今年は、子どもたちや海外の方々との交流にチャレンジしてきました。人間は森から生かされていることを体験・学習することの重要さをドイツから学び、その日本版にチャレンジしました。授業は、川崎市古川小学校の一年生87名を対象に進められ、教諭そして父兄の皆さんも一緒に森の大切さを体験・学習してきました。その他にも保育園の園児と父兄の皆さんとのドングリの苗づくり、「森びと親子自然教室」では親子の皆さんと森に入り、樹木と遊んだり、虫と友達になりました。
 Photo_3 また、アジア・アフリカの森林関係者、フィリピンのNGOの皆さんとも荒廃地での森づくりを体験・学習することができました。振り返ってみると、子どもたちの森の授業にしても、アジア・アフリカ各国での森づくりでも、大切なことは森づくりを実行するリーダーの存在でした。
 校長先生や担任の先生、保育園の園長さん、アジア・アフリカ各国の森林担当者がその気になって、森づくりを実行してみないことには何も前進しない、ということでした。今月の森びと望年会で報告してくれたフィリピンのチョディさんのように、地元で子どもたちや住民と森づくりを実行してみた結果、子どもたちの心に森を大切にする意識が芽生えてくるのではないでしょうか。
 この原稿を書いている時、「森びと親子自然教室」で一緒に学んだ千葉県の高梨りょう子ちゃんから、新年のメッセージとお父さんと共に作った野菜が届きました。りょう子ちゃんありがとうございました。良いお年を迎えてください。

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2009年12月30日 (水)

信念を貫き通す森びと達に支えられた09年

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 日本の森を救う緊急提言を提出できたのは、多くの皆さんに支えられて5年間の森づくりが地道に続けられてきた結果です。来年は森づくりをはじめて5周年の年です。支えてくれた多くの皆さんに心から感謝申し上げます。
 今年も多くの皆さんの“自然環境と人間の生命を大切にする心”とその情熱、そして苦労を惜しまない育樹・育苗活動によりまして8、979本の木を植えることができ、その心を吹き込まれた苗木たちは冬の眠りに入っています。
 P4260955 足尾では今年の早春、雪の降る中で重機を操縦しての開墾、そしてスコップでの穴掘りが苗木たちを元気にしています。みちのくでは、雨にもかかわらず森づくりに参加してくれた皆さんの心を大切にして、事務局は自然の力を活かした育樹・育苗活動をすすめています。この森づくりには、年間1千人以上のボランティアの皆さんの情熱と汗が結晶し、過去に人間が壊した森(旧足尾銅山跡地と旧松尾鉱山跡地)を、いのちの森へと回復させています。来年は“山と心に木を植える”運動がもっと社会へ躍動できればと願っています。
 天気予報では、大晦日から元旦にかけて雪と寒さが厳しい、と報じています。自然の恵みに感謝し、今年の森づくりを振り返ってみることにします。

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2009年12月23日 (水)

足尾は真冬です。樹木から生きることの強さを学ぶ

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 今日は冬至でした。テレビ報道ではゆず湯に入ったお爺さんが自然の恵みの有り難さを身体に表せていました。新聞報道では、ポーランドでは寒波で10数人の方が命を奪われたということです。アメリカでも寒波が猛威を振るっているそうです。自然の力は人間の想像以上であり、スパコンでも異常気象から防衛することはできない力を秘めているようです。
 ゆえに自然環境と人間の心を大切にする皆さんの願いが宿っている樹木には頑張って根を張ってほしいと、事務局は足尾の現場に立って苗木達の生命を守り抜いています。今月17日~19日にかけて事務局は足尾の現場に立ち、18日から雪に覆われた森びと広場や松木の杜、うす沢の森の樹木を調査しました。鹿に食べられてしまったユキツバキ、ヤブツバキは必死になって生きていますし、シラカシ、アセビも雪に負けずに息をしていました。
 Cimg4916 積雪は30㌢程ですが、一面は真っ白でホオジロの声だけが響き、自然力は「静寂」という情景をつくっていました。こんな中で仕事をしていると、まさしく私たちは自然(森に)に生かされていることを改めて実感することができました。こんなことを感じていると、ユズ湯に入っていたお爺さんの顔は、自然の恵みを身体で感じ取って感謝しているように感じました。今日は「冬至」という言葉の意味を噛みしめた日でした。(松井東京事務所長発)
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2009年12月14日 (月)

「日本の森を救う緊急提言」を申し入れる

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 昨日は第3回理事会を開きました。そこでは先月開催した「第2回森と生きるキャンパスフォーラム2009in早稲田」を振り返り、参加者からのアンケート(感想)と「フォーラム宣言」を基にした提言を審議・作成しました。提言は「日本の森を救う緊急提言」とし、民主党連立政権に提出することにしました。提言は年内にホームページ上にアップしますので、日本の森を元気にしたい皆さんの協力を訴えます。(フォーラム宣言はホームページをクリック)
 理事会では提言を提出した以上できることはやっていこうと、日本の森を元気にしたい仲間の皆さんと衰退している森に炭を撒いていくことにしました。当面、新春(2月)には群馬県桐生市内の森で、モンゴリナラを元気にする炭撒きを実施することになりました。日本の森を元気にする炭撒きは、年内から来春にかけて準備をすすめ、できる県から始めていくことにしました。
 Pc132729 理事会後は忘年会を行いました。忘年会には、3年前に実施されたJICAアジア・アフリカ地域荒廃地の植生回復研修生でしたチョディ(フィリピン)さんの特別参加がありました。チョディさんは、足尾で学んだ植樹方法を地元版に活かし、村民とともに森づくりをしている様子をパソコンで紹介してくれました。また、チョディさんは岸井成格理事長にお土産を持ってきてくれました。チョディさんありがとうございました。

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2009年12月 7日 (月)

森林政策の見直しへ、議員の皆さんに訴える

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 今日からCOP15が始まりました。ヨーロッパ各国では多くの市民が注目している様子がテレビニュースで報じられています。日本の場合はそのようなニュースが流れていないようです。心配している皆さんは多いと思いますが、日本ではこの会議が社会の話題になっていない様です。
 そんな中、当委員会は先月29日のフォーラムで採択された「フォーラム宣言」を持って衆議院議員会館を訪れ、日本の森を元気にする政策を議員の皆さんに訴えてきました。民主党副幹事長の細野豪志事務所(写真)では、「フォーラム宣言」をベースにした提言の主旨に賛同していただき、日本の森を元気にしていく道筋を探っていくことになりました。秘書の蔵野雅章さんアドバイスありがとうございました。今日の国会周辺は銀杏の黄金の葉が眩しいくらいでした。

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2009年12月 2日 (水)

アジア・アフリカ各国でいのち森づくり

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 今日の足尾の朝は氷が張りました。朝7時30分の「森びと広場」は気温零度、雲ひとつない快晴でした。今日は、第3回目のJICA研修「アジア・アフリカ地域荒廃地の植生回復」研修でした。昨日の研修では、日光市内のホテルで高橋副理事長が荒廃地でのいのちの森づくりの精神を講義し、今日は、現地での植樹を体験してもらいました。
 熱帯国の皆さんからすれば足尾・「森びと広場」の霜柱が珍しく、広場に到着すると皆さんは霜柱をカメラに収めていました。その後、全員が背負子に腐葉土と黒土を背負って、両手にはスコップと苗木を持って、約1000㍍のうす沢の森を登りました。途中では、宮脇理論に基づく荒廃地での植樹の生長を実感しながら、植樹場所ではひとりが二本のコナラを植えました。
 植樹後の下山途中、アフリカの方からは、「帰国したら森づくりのNPOを創りたいが、ポジションをほしがる者同士の軋轢が気にかかる、それらはどうしているのか」、と言う質問がありました。高橋理事は、「報酬を受けたいという方にはNPOには加わってもらわないのがよい」、と応えました。
 2時間程の実習ですすが、アジア・アフリカからいのちの森をつくっていこう、という心が通じたようでした。
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2009年11月 4日 (水)

間もなく松木沢にも冬将軍

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 東北、信州各地では初雪が降った便りがあり、みちのく事務所からは旧松尾鉱山跡地には間もなく冬将軍が訪れる、との連絡がありました。ここ松木沢周囲の山にも昨日、初冠雪がありました。10時頃の気温は5度、昨日は年内にコンテナを移動するための整地を行いました。
 作業小屋内ではストーブに灯がともり、手伝いに来てくれた第四期インストラクター・富岳さんと事務局員(仁平、小川)はホットコーヒーで身体を暖めながら打ち合わせをしました。外は粉雪が舞う中、臼沢の森の樹木たちは鮮やかな秋の色を見せてくれていました。
 いよいよ足尾「森びと広場」には冬将軍が訪れます。作業の締めくくりは、各地の森びとインストラクターが届けてくれたブナの実等を蒔きました。

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2009年10月26日 (月)

09年最後の森づくりが終わる

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 今年最後の森づくりが終わりました。主役はJR貨物㈱に働く組合員・家族のみなさんでした。参加者総勢115名の皆さんは、臼沢の森と松木の杜に6種・550本の苗木にいのちの息吹を吹き込んでくれました。どんよりとして肌寒い曇り空の日でしたが、怪我や事故もなく、最終の美を飾ってくれました。JR貨物の組合員・家族そしてOBの皆さん、甲府から来てくれましたNPOのみなさん、肌寒い中ありがとうございました。
 Pa252774 このボランティァの皆さんをサポートしてくれたのは、森びとインストラクター(遠藤さん、小黒さん、大塚さん、橋倉さん、森戸さん、田岡さん、岡安さん、松井さん)と“最後の森づくりだから”として駆けつけてくれた磯崎さん、小口さん、理事の村田さんでした。皆さんは、初めての森づくりであるJR貨物労組の皆さんに丁寧なアドバイスをしてくれました。皆さん、お疲れ様でした。
 あるOBの方は、「水仙は鹿が食べないから水仙の球根を持ってきた。春にきれいな花をみてください」と、自宅で育てた水仙の球根を持ってきてくれました。この球根は松木の杜入口に蒔いてくれました。来春が楽しみです。OBの皆さんの心のこもったプレゼントに感謝します。
 5月30日(第9回)から始まった森づくりでは、“自然環境と人間のいのちを大切にする願い”が込められた約8000本の苗木にいのちが吹き込まれました。多くの皆さん、ありがとうございました。
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2009年10月 6日 (火)

5年間の森づくりを振り返る

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 昨日は臼沢の森の植生調査を行いました。調査は先月17日の事前調査に基づいて、国際生態学センター研究員・矢が崎朋樹さんの指導を受けて数十種類の植物を採取することができました。その後、事務局は「どくだみ荘」に持ち帰った植物の種を調べ、新聞紙に挟んで保管しました。種の判別の結果、採取した植物にシナダレスズメガヤ、オッタチカタバミ、イタチハギ等の外来種が目立ちました。今後は宮脇昭先生が以前に行った植生調査結果との比較を行い、その結果を公開していくことににしています。Pa052610
 4日は秋晴れの中、第15回「足尾・ふるさとの森づくり」を行い、主役のNTTビクソルの皆さん22名は150本(コナラ、ヤマザクラ、ヤマモミジ、クヌギ、クリの種)の若木に命を吹き込みました。松木の杜に植樹した後は、この間植えてきた樹木の生長を確かめようと臼沢の森に入りました。05年に植えたクリが実をつけるまでに育った様子をみて、感動しているようでした。皆さんは4年前から毎年森づくりに参加し、社員や家族の心に木を植えています。NTTビクソルの皆さんありがとうございました。
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2009年10月 3日 (土)

明日も元気に森づくり!生きていることに感謝です

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 明日は第15回「足尾・ふるさとの森づくり」です。主役はNTTビクソルの社員の皆さんです。皆さんの長年の地道な森づくりは森の神に通じて、明日は絶好の秋晴れです。
 今日はその準備に汗をかきました。事務局員とスタッフは気持ちの良い朝早くから苗木の選別、腐葉土運び等を午前中に行い、午後は松木の杜の草刈りをすべてやりきりました。NTTビクソルの皆さんは松木の杜に植樹を行います。明日の植樹は、強いに風や寒さに耐えて冬を生き抜く環境づくりがポイントです。主役の皆さんには心に木を植えながら、丁寧な植樹をしてほしいと願っています。Pa032576
 刈った草は若木の周りに敷き、ユキツバキやヤブツバキ、アカガシ等のカシ類の常緑樹が元気に冬を越してほしいと願って汗をかきました。写真のようにツバキの葉の色は鮮やかで、中には赤い花のつぼみをつけいる樹もありました。新潟の竹内アドバイザーが探してくれたユキツバキは、冬に向かって太陽のエネルギーを独り占めにして、大きく育っていくことでしょう。
 夜空には星が輝いています。中秋の満月は周囲が山に囲まれているので見えませんが、東の空が明るくなっていますので、多分満月でしょう。明日の森づくりは自然に感謝する心をもってNTTビクソルの皆さんをお迎えします。

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2009年9月22日 (火)

今年最後の森づくりへ、気持ちよい汗を流す

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 うっすらと色づきはじめたリョウブの葉があちこちに目立ち始めている松木沢周辺。透き通った青空の下では乾いたヒノキの間伐材を打つ音が臼沢の森で響いていました。19日から20日にかけてJR貨物労組関東地方の皆さんは、第16回「足尾・ふるさとの森づくり」会場用の階段を作りました。本番当日の主役、組合員・家族の皆さんが安全に植樹できるようにと、ボランティアの皆さんは二日間で草刈りと階段30段を作りました。
 来月25日の本番には約100名の主役が臼沢の森に参集し、今年最後のいのちの森づくりを行います。作業に駆けつけてくれたのは中央本部の高木書記長そして関東地方本部の山崎委員長を筆頭に13名の皆さんでした。両日とも天気は秋晴れで、皆さん達は間伐材の運搬や階段づくりで気持ちのよい汗を流すことができました。2日目の最後はあまりにも良い秋晴れなので、頭から足までびっしょりになるほどの汗をかきましたので、皆さんは松木川の河原でその汗を流しました。
 今年から森づくりを始めたJR貨物労組の皆さんですが、責任者を先頭にした準備作業に汗を流す様子を伺っていると、自然といのちを大切にする熱い息吹が感じられました。
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2009年9月13日 (日)

258本の若木が大地に根を張ることができますように?

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 今日の朝(7時50分頃)、森びと広場の気温は13度でした。空には秋の清らかな青空が遠くに見え、そのなかに昨日の雨雲でなく秋の雲が散らばって浮かんでいました。事務局は小豆の朝採りをしたのち、今日開催する第14回足尾・ふるさとの森づくりの最終チェックをして、本日の主役であるJREU横浜の皆さんを待ちました。
 10時30分、主役の皆さんはバス1台に乗車して松木沢に到着しました。車内では、宮脇昭先生のいのちの森づくりビデオを鑑賞し、森づくりの心構えを学んできたそうです。45分から開会セレモニーが始まり、森びとインストラクターの石井さんから植樹方法を教えられた皆さんは、苗木、移植ゴテ、黒土、腐葉土等を持って植樹会場目指して歩き始めました。
 13時30分には258本(ブナ、ミズナラ、コナラ、ヤマザクラ、ヤマモミジ、トチノキ、クリ)を臼沢の森と松木の杜に植えることができました。少し風が強い時もありましたが、爽やかな汗を流した皆さんの顔には自然の力から恵んで頂いた笑顔が見えていました。怪我や事故もなく植え終えた後は、山形の荒川ご夫妻から送られた芋煮をご馳走になりました。前段の準備をしてきた準備員の皆さん、本番でいい汗を流した参加者の皆さん、若木にいのちを吹き込んで頂きありがとうございました。
 今日はこの他に、神奈川県から明治学院大学生二人が育樹活動に参加してくれました。その一人、佐藤さんは「小さい時、遊んでいたのが森でしたので身体が森に行きたい(木を植えたい)となって、参加しました」と、言っていました。二人は、冬支度に入る若木の草取りをやっていただきました。三浦さん、佐藤さん、本日はありがとうございました。

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2009年9月 5日 (土)

人の心と努力に支えられている森づくり

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 ふるさとの木によるいのちの森づくりは色々な方々の見えにくい協力・支援によって進められています。第9回「足尾・ふるさとの森づくり」では「森びと看板」製作で協力してくれた加藤善昭さん、池沢栄さん、そして側溝に溜まった落ち葉や土をフルイにかけて土のうに詰めて提供してくれた鎌田孝男さんご夫妻たちからのご協力、ご支援がありました。
 日光市今市に住む鎌田さんご夫妻は、住宅地の境に設置されている側溝に溜まる落ち葉や土がもったいないと、それをフルイにかけて土のう袋に詰めてくれました。その数は800個以上です。今年は、この栄養たっぷりの土で苗木たちを元気にしました。(写真:上)P9042345
 那須塩原に住む池沢さんご夫妻は、所有している山からクリノキを提供してくれました。夏は雷雨に晒され、冬は風と寒さに耐えるには腐りにくいクリノキが良い、として直径30㌢もの木を伐ってくれました。今は、松木沢のハイカー、歴史見学者、登山者そして釣り人がこの看板に目を向けています。(写真:中)
 この看板には旧松木村の生活を蘇らせようと、歴史の聞き取りや調査を行い、さらに村が描かれた絵画を鑑賞しながら、松木村をイメージして絵にしてくれた加藤さん。絵の大きさは100号の油絵です。この看板がある場所からこの絵を見ると、絵は看板から西側を見た風景とマッチしています。じっくり見ていると頭の中には松木村をイメージすることができます。そんな素晴らしい絵です。構想を練りに練って描き上げてくれた加藤さん。(写真:下)
 当委員会はこの三人の方に感謝状と記念品を差し上げました。感謝状は岸井成格理事長に代わって高橋副理事長が差し上げました。皆様のご協力に感謝いたします。

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2009年8月26日 (水)

秋の森づくり準備開始!

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 「どくだみ荘」の朝方は掛け布団をかけないと寒くて寝なられない日が続いています。今日の朝も昨日の朝も気温は20度を下回りました。今日の17時30分頃の気温は16度で、ボランティアの方を東武日光駅まで送り、足尾に戻る途中い車の窓を開けて走っていると、10月頃の風が吹いているようでした。臼沢の小さな森は秋の様子です。実を付けた栗の木が生き生きと枝を伸ばし、ススキの穂が秋風に揺れ、月見草の黄色い花が鮮やかでした。
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 今日は東京から駆けつけてくれた井本さんが3度目の育苗作業を手伝ってくれました。作業はポットの中でしっかりと根を張って、苗木の根を苦しめている背の高い草を取りました。今日の作業で全ての草を取ることができました。天気予報では週末は真夏に逆戻り、ということなので苗床は風通しが良くなり、蒸し暑さが軽減されることでしょう。井本さんありがとうございました。
 
 2009_0825_100446dscf0966 昨日は、来月13日に行われる第14回「足尾・ふるさとの森づくり」の準備でJREU横浜の皆さんが臼沢の森を訪れました。メンバー12名は草刈り、階段作り、穴掘りを行いました。めったに使わない機械と道具を使った作業がスムースに進んだことに、皆さんは満足げな顔をしていました。作業を終わり下ってきた皆さんは、横浜では未だ感じることのない秋の爽やかな風を持ち帰った様です。横浜の皆さんお疲れ様でした。

2009年7月27日 (月)

雨の中の準備が子供に感動をつくりだす

P7250031  とっくに梅雨明けがあったのですが、梅雨前線を太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げていない日が続いています。それによって九州地方を中心にして集中豪雨が起き、土石流が発生しています。この自然災害では多くの犠牲者を出し、住民は避難場所での生活を強いられています。気象情報では、今年はエルニーニョ現象が起こり、その影響ではないか、と報道しています。
 関東地方では一昨日から猛暑日です。この猛暑日の一昨日、足尾・臼沢の森に約80名が集まり、520本の若木に元気を吹き込みました。主役はJREU八王子の組合員・家族のみなさんでした。子供も大人も水を持ち、ヘルメットを着用して背負子を背負って腐葉土を運び上げました。
 10時30分から始まった森づくりは、事故も怪我もなく無事に終わり、14時頃から遅い昼食をとりました。猛暑を予測していた事務局は美味しい西瓜を松木川に冷やし、汗を流してくれた子どもたちや参加者の皆さんに食べていただきました。
 事故もなく、子どもたちがいい汗をかけたのは、事前の準備が完璧であったからです。豊島副執行委員長さんを先頭にして、準備委員の皆さんは前日までの雨の中を、草刈り、黒土運び、穴掘り等に精を出していました。準備委員の皆さん、ありがとうございました。

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2009年7月24日 (金)

謙虚な気持ちにさせる水の勢い

P7240001  昨夜から朝にかけて激しい雨が「どくだみ荘」のトタン屋根に当たり、猛烈な音がしていました。とは言っても首都圏の熱帯夜で汗をかいて寝る、という寝苦しいことは「どくだみ荘」ではありませんのでこれが救いです。
 今日の朝、松木の杜に向かう途中、足尾ダムの水量は増し、水の色は茶色で、水の勢いを身体に感じるほどでした。この状景を見て感じたことは、三川の上流の山肌は緑色になっているものの、本物の森になっていないのかなあー、ということでした。17時過ぎ、「どくだみ荘」に帰る頃には、松木川の水色は青がかったグレーの色に変わっていましたし、水の勢いも弱まっている感じでした。こんな様子を見ていると、計り知れない自然の力に驚いています。
 明日は、第13回「足尾・ふるさとの森づくり」です。主役はJREU八王子の組合員・家族の皆さんです。20日からその準備をしてきた豊島副委員長さんを先頭にした組合員の皆さんは、今日も、雨の降る中を黒土を運び、テントも運び、最後には明日のセレモニーのリハーサルを行い、リハーサル通りに100本の苗木を松木の杜に植えました。明日は8時、「森びと広場」には森と生きる皆さんの楽しい声が、小鳥たちのさえずりとともに響くことでしょう。
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2009年7月13日 (月)

最後の一本まで植えて、小さな命に未来を託しました

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 昨日は第12回「足尾・ふるさとの森づくり」が行われました。臼沢の森と松木の杜に木を植えてくれたのは、JREU大宮の組合員・家族そして友誼団体の皆さんでした。
 雨の心配がありましたが天気は曇り、風も少し吹いてくれました。参加者は576本の若木を臼沢と松木に植えてくれました。3年間、小さなポットの中で根を充満させてきた若木に、100名もの皆さんは若木に元気の素を与えてくれました。EU大宮の皆さん、ありがとうございました。
 この森づくりをリードしてくれたのは森びとインストラクターでした。事前の草刈り、黒土や腐葉土運びそして穴掘りを、サポーターとOBの皆さんと一緒に行っていました。本番では、怪我や事故は絶対起こさないことを第一に心がけ、参加者への植樹アドバイスを行っていました。特に、宮尾インストラクターは、「苗木は命をかけて生きようとしています。丁寧に植えて下さい」、と参加者に語っていました。
 松木の杜では用意した若木全部に元気を与えられませんでした。しかし、昼食を済ませた皆さんは、山口委員長さんを筆頭にして松木の森に入り、最後の一本まで植えてくれました。手を抜かずに、全員がひとつの事に向かっている様子は、労働組合の団結の強さを感じさせられました。
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2009年7月10日 (金)

ラオスで実現したい命の森づくり

Pc020525  ラオス・ルアンブラバン県農林事務所からメールが届きました、という報告がありました。報告をしてくれたのは宮脇昭先生が所長を務めるIGES-国際生態学センターの研究員・矢ヶ崎朋樹さんです。
 昨年12月、当委員会はJICA横浜の依頼を受けて「アジア・アフリカ地域荒廃地の植生回復研修」を足尾で行いました。その時に記念植樹した苗木が元気に育っている様子の写真を、矢ヶ崎さんにお願いして全研修生にメールしていただきました。ラオスからのメール発信者は、この研修生の一人であるソンチャンさんからでした。矢ヶ崎さんが英文を訳してくれましたので、ソンチャンさんのメールを紹介します。
 「矢ヶ崎さん、お元気ですか?メールを送ってくれてどうもありがとう。写真付きのメールを受け取り、とてもうれしいです。私は日本のことを決して忘れません。とくに、(一緒に研修に参加した)私たちのチーム、足尾の高橋佳夫さんのチーム、そして、宮脇方式のことも。しかし、申し訳ないのですが、私のプロジェクトはすでに終了し、私自身も農林省の国家農林普及サービス局からルアンプラバン県農林事務所に転属となったため、宮脇方式を実行していません。けれども、できるだけ早い時期に、実行を試みます。よろしく。ソンチャン」、というメールでした。
 ソンチャンさんのふるさとの木による命の森づくりが早い時期に始まることを期待したいものです。このメールを読み、ラオスで森づくりが始まったら現地を訪れたいね、と矢ヶ崎さんに返信しました。来週は、フィリピンのNGOの皆さんと足尾現地に立って、荒廃地回復の活動に関して報告・討論を行います。
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2009年6月29日 (月)

子どもたちへ何かを育む、辛い植樹!

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 「どくだみ荘」の窓から足尾ダム方向を観ると山肌に朝日が当たり、今日も暑くなりそうです。天気がこれ以上続くと、まもなくてるてる坊主を吊して雨乞いをしなくてはなりません。
 昨日は、EU高崎の組合員・家族、労組がお付き合いしている方々100名が臼沢の森と松木の杜に植樹をしてくれました。臼沢には360本、松木には200本を植え、苗木に命の息吹を吹き込んでくれました。臼沢の森の植樹では、堀口委員長さんを先頭にして背負子を担いで黒土や腐葉土を何往復もしていました。この元気は子どもたちや女性達の声援を受け、辛さや汗をみんなで共有していたようです。
 松木の杜でも、心身にハンディキャブのある親子が大きな声を掛け合って植樹していました。彼らはバケツに黒土を入れてもらい、声をかけられた所に黒土を何回も運んでいました。足場がでこぼこしている砂地ですが、怪我もなく最後の一本まで声をかけ合って植えました。
 閉会セレモニーでは、いい汗かいた皆さんから感動が参加者全員に伝えられました。女性の方は、「辛い植樹でしたが、この大人の植樹作業を観て子どもたちの心には何かが育まれています」、と述べていました。

臼沢の森では写真(下)のように、辛い育樹作業が小さな生命を育むんでいます。それは理事会、事務局員の心を豊かにしてくれています。EU高崎のみなさん、ありがとうございました。

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2009年6月21日 (日)

みんなで辛さを共有して21世紀の森づくり

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 今日の森づくりは絶好の天気でした。植樹開始前は小雨で一日中の雨を心配しましたが、植樹を始める頃は曇りになりました。その後も植樹が終わる13時過ぎまで雨は降りませんでした。
 第10回「足尾・ふるさとの森づくり」に参加してくれた皆さんは160名です。ゼロ歳から70歳代までの皆さんは、苗木に元気を与えるためとグループのために黒土や腐葉土を運びました。下から360段もの階段を登ってきたグループのメンバーに暖かい拍手がありました。木を一本植えるにもグループの皆さんの声援を受け、背負子で黒土や腐葉土を運ぶ辛さをグループ一人ひとりが共有できた瞬間です。
 今日は704本の苗木に生命の息吹を吹き込むことができました。JREU東京の皆さん、ありがとうございました。参加者をリードしてくれました森びと・インストラクターの皆さん、事故・怪我もなく参加者へ感動を与えてくれてありがとうございました。

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