カテゴリー「ふるさとの森づくり」の102件の記事

2010年9月 1日 (水)

森の中に街づくりを

P8060334  9月に入りました。今日は防災の日です。熱帯夜連続日の記録が観測史上最多でというニュースが報道されていました。コンクリートジャングルでは気温とコンクリート反射温度は10度以上高くなるそうです。足尾の場合は風があると“爽やかさ”を感じるようです。当委員会理事長・岸井成格がテレビ番組(先月のTBS)で「森の中に街づくりを」と言っていました。その番組に出演していた涌井雅之さん(造園家)は「シンガポールではそのような考え方で街がつくられている」と発言していました。そう言えば二度ドイツを訪問した時、ドイツ人は森の中に都市をつくると言う話を想い出しました。森の力には感謝です。

 Img_0699 足尾では秋の森づくりの準備が先月末から始まりました。30日にはJR貨物会社に働く組合員の皆さん15名が草刈りと穴掘りをしました。昨日は、事務局とスタッフが松木の杜の草刈りと植樹調査をしました。気温が30度になっても吹く風は秋を想わせるようです。全国で400名以上の方が猛暑で亡くなっていますが、森と共に生きていく文化の再構築が求められていることを実感します。

 作業小屋に侵入(26日)した動物が分かりました。カップ麺の臭いを嗅ぎつけたのはキツネでした。私たちはキツネが棲息していることに感謝し、人間のちょっとした油断に猛反省です。防災の日、まずは五感と自然の力をうまく活用する知恵が大切です。(足尾報告・仁平事務局次長、小川事務局員)

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2010年8月27日 (金)

動物の嗅覚力を忘れてはならない

2010_0826_110349dscf7337 26日の足尾の気温(10時頃)は30でしたが、風もあり作業は順調に進みました。ところがちょっとした油断が動物たちにも私たちにも害を与えてしまう状況をつくってしまいました。

 午後は松木の杜の草刈りと臼沢の階段整備、新しい小屋の作業をしました。作業を終えて小屋に戻ってくると、お昼に食べた弁当を包んでいたビニールやカップラーメンの空容器・蓋などが床に散乱していました。午後の作業に行く際はゴミ用の段ボールに廃棄しましたかが、全てのドアを開けっ放しで作業に出かけましたので小屋に小動物が入り込んであさった様です。小動物の隠れられそうなところを探しましたがそれらしき動物は見あたりませんでした。食べ付けない物が食べられると覚えさせては大変です。暑いから、少しぐらいの時間なら、とちょっとした油断で大変な状況を生み出してしまうのだと反省しました。

また、松木の杜の桑、サクラ、エノキなどの葉がシカに食べられていました。侵入口は松木の杜の入り口を少し左に進んだ所のネットが垂れ下がっていたところでした。これで3回目ですので私たちは人為的ではないかと思っています。何故なら、鹿とはいえ柵のポールを曲げてまでネットを垂らすことは不可能だろう、と思っているからです(鹿の食害と向き合ってきた専門家に相談中)。この付近には新しい鹿の足跡がありましたので今朝までシカが松木の杜に入っていたことが伺えます。畑も若干荒らされており、担当の松村さんは少し落胆していました。(報告:小林敬事務局員)

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2010年8月25日 (水)

森の悲鳴が国会に響く

P8240599 「日本の森を元気にする議員連盟」の皆さんが森の悲鳴を聞きました。森の木々は“レモン汁のような土壌では木は生きていけないよ”と言う悲鳴をあげていました。場所は宮城県180万人の水を貯水する刈田郡七が宿町の森と山形県置賜郡小国町の森です。

P8241506 ナラ枯れ現場の視察は8月23日~24日に行われました。視察をした議員連盟は今野東会長(参議院議員)、黒岩宇洋幹事長(衆議院議員)、松浦大悟事務局長(参議院議員)、相原久美子事務局次長(参議院議員)、田代郁幹事(参議院議員)の5名でした。

現場を案内してくれた皆さんは水守人の会のメンバーと七が宿町役場の方でした。23日は午後から水守人の会代表・佐藤光夫さんからナラ枯れ現状と2002年から始めている炭撒きとその効果報告が行われました。夜は懇親会が開かれ、梅津輝男町長、水守人の会メンバーとの意見交換が行われました。24日は朝から炭撒き現場を視察し、同行してくれました大森禎子先生(元東邦大学教授)のアドバイスを受けました。昼は古くから伝わるそばを食べ、七が宿町の名産のひとつを味わいました。その後、国道113号線を山形県置賜郡小国町へ向かい、途中、高畠町から小国町にかけて森の悲鳴(ナラ枯れ)を聞いてきました。

P8241507 帰路のバス内で今野東会長は、「話には聞いていたが実際に見てみるとことが大事と思った。色が重なり合って綺麗に見える山ですが、これが悲鳴だと感じて山を見上げると恐ろしい風景に思えた。森はいのち、この源の森の再生ができるのであればそうさせたい。国の方策としてできることは早めにやり、議連としては提言や関係省庁との交渉をしていきたい。」と述べていました。

一日中案内してくれました佐藤さんご夫妻、町長選挙前の忙しい中を案内してくれました町役場・平賀さん、山田さんありがとうございました。また、梅津町長の奥様、お茶と美味しいキュウリご馳走様でした。

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2010年8月21日 (土)

世界で森づくりが求められている・できることを実践しよう

P8010031 中国四川省で発生した洪水で何万人が水害に遭っています。隣国のパキスタンでも豪雨による川の氾濫で被災した何万人もの国民が何もしてくれない政府に怒りをぶつけていました。このようなニュースを見ていると森づくりは国際的な緊急政治課題であり、世界の人々の意識改革が私たちに求められているようです。

そんな中、森びと神奈川県ファンクラブは8月9日~10日に西丹沢・檜洞丸のブナ林の調査活動に入りました。今回の調査は山崎誠衆議院議員と学生研究者3人と共に計6人で行いました。標高1,500mの石棚山稜分岐のブナ林は枯れが多く、葉も小さく、木が弱っていることが一目瞭然でした(報告:田岡事務局スタッフ)

2010_0804_094110dscf7296 来週には「日本の森を元気にする議員連盟」の皆さんがナラ枯れ視察に南東北の森に入ります。今月下旬には「森びと実践ゼミナール」が新潟県で開講されます。ゼミでは多雪地帯の植生調査の実習と生物多様性の認識を深める講義・討論が行われます。このゼミでは日本の森の現状を正確に把握する実習と世界的な政治課題を評論家でなく、課題克服のために実践できる森びとインストラクターを目指します。

新潟県上越市のブナの森でもミズナラの立ち枯れが目立っています(写真下・8月2日撮影)。

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2010年8月19日 (木)

緑の基盤を作った「足尾のカモシカ」さんの問題提起

P8181461  私たちは“山と心に木を植えよう”を合い言葉にして多くの皆さんとスクラムを組み、足尾・松木沢周辺でいのちの森をつくっています。この森づくりができるのは半世紀前から始まった木が生える基盤づくりがあったからです。

 昨日、当委員会のアドバイザー・村上壮亮さんに会ってきました。村上さんは元林野庁職員で20代から足尾で治山・緑化事業に携わってきた方です。当時の異名は「足尾のカモシカ」であったそうです。当初の作業ははげ山となってしまった石ころだらけの岩場に木を植えられる基盤作りでした。岩場に転がる石を踏みつけて測量する作業は石の上で安定していることが重要なこと。カモシカは岩場を飛び跳ねても身体は安定し岩場を移動していた様です。村上さん以外の職員は石の上で動けなくなり、作業ははかどりませんでした。そんな中、村上さんは身体を安定させて岩場を飛び跳ね、測量ははかどったそうです。

 土団子→植生版→植生帯を岩場に貼り付けて草の種とヤシャブシ等の苗木を植えてきた村上さん。半世紀経った現在、混植をせずに根が浅いヤシャブシ、ニセアカシヤを植えてきたので、「半世紀前から作ってきた土壌が流されないか」と心配していました。

 村上さんの話を聞き、松木沢地区の森づくりと共に多くの方々の苦労で緑が増えた足尾の森を、私たちはその足元を振り返る大切さを教わりました。5周年を迎えた私たちの課題をひとつ増えました。村上さんありがとうございました。

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2010年8月18日 (水)

“命をかけて森を救った感じだ”、猛暑の中で草刈り

 「日本の気候は亜熱帯に変わってしまったのではないか」というニュースが流れた昨日。足尾でも最高気温が33℃でした。昨日は猛暑の中、JREU大宮の皆さん28名が草刈りをしてくれました。皆さんはバスをチャーターしてのボランティアでした。事務局から作業上の注意や熱中症対策、虫さされ注意などをお願いした後、皆さんは2008年に植樹した臼沢の会場左側斜面と下側左側の斜面、そして松木の杜の草刈り作業に取りかかりました。

照りつける日差しの中での作業は斜面を登るだけで大汗です。松木の杜は草の背丈が高いので苗木の周りを鎌で刈り取り、その後を刈り払い機で草を刈りました。草が生い茂り苗木を探すのに一苦労でしたが、細い苗木に蜂が巣を作り、またカマキリ、バッタ、クモ、蝶など様々な生き物が飛び出してくるたびに生態系が豊かになっていることを実感しました。

Dscf3078 昼食は木陰にシートを敷いて弁当を食べました。午後は臼沢の森の草が生い茂っているため、全員で草刈りをしました。15:00頃には草刈りを完了し下山しました。直後には雨が降り、栃木県内各地では激しい雷雨となりました。
 Dscf3042 皆さんはバスで宇都宮に移動、生ビールを飲みながら「反省会」をしました。組合員の皆さんからは、「子供と植えた木が自分の背丈より高くなった。足尾に来て人間的に成長した」、「自然を壊した人がやるべきだが、悲惨な事態を知った人から行動すべきことの大切さを実感した」、「自分たちの植えたところがこれだけ成長しているとうれしいが、これには見えない苦労があることに気付いた。今後は後輩を連れてきたい」、「木の命をいっぱい救った。沖縄のひめゆりの人たちは命どぅ宝という。豊かな海は森がつくっている。熱中症の危険もある中、私たちは命をかけて森をつくった感じをした一日だった」などを語ってくれました。

28名の皆さんははつらつとしたいい顔をしていました。暑い中の草刈り作業をしてくれた皆さんありがとうございました。

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2010年8月16日 (月)

高原に咲く心の花

P8140563  夏の高原を訪れると多くの方は一気に咲く山野草の花の美しさや可憐さに感動します。その可憐な美しさを求めてハイキングや登山そしてドライブをする方は増え、高原の花は人の心を和ましているようです。先日、私は吾妻郡六合村に住む山口さん宅を訪れ、故・雄平さんの偉業を伺ってきました。

山口さん宅は標高1千㍍の所にあり、家の前に広がる地で奥さんは雄平さんの遺業を引き継いでいました。竹かごと鎌を持って草を取っていた奥さんは突然訪れた私を温かく迎えてくれました。「上がってお茶でも飲んでいきなよ」と、私は一人で生活している家に上がらせて頂きました。

P8090509 コマクサ(写真上)はご存じのように森林限界の砂礫地に生えて薄いピンクの花を咲かせています。シラネアオイは木陰で時々差し込む日差しがある地を好んで生きています。大きな紫色した花を咲かせて神秘さを漂わせているシラネアオイ。雄平さんはコマクサとシラネアオイを種から育て、自然界の力に負けない苗木に育てたところで適地に植えてきました。シラネアオイは10万本を植えるとして何十年間も苗をつくり、植えてきましたが7万数千本を植えたところで他界してしまいました。奥さんはこの遺業を引き継ぎ、雄平さんの目標を達成したいと草を取っていました。

シラネアオイは小動物に食べられる前に種を取り、唐松林を間伐した地に蒔く、コマクサは厚さ30㌢の砂礫地を作り、小さな種を採取して蒔きひとり立ちできる苗を育ててきた雄平さん。現在もその意思と苗づくりを地道に行っている奥さん。すべて無償で国・県そして村有地に提供し、多くの方々に感動を与えている奥さんと故・雄平さんの生き方に接した私は山口さんご夫妻の生き方に脱帽でした。

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2010年8月14日 (土)

本物の森づくりに責任をもつファンクラブ起ち上げ

P8060336  夏休みで子どもたちが田舎の森やキャンプ場の森でいのちの大切さを育んでいる様子をニュースで見ているとホットします。立秋を過ぎたブナ帯(800㍍以上)の生物たちは越冬の準備をしているようです。足尾の小さな森ではクリやコナラ、アキグミが実を付け、生物たちに元気を与えているようです。ミツバの葉を一生懸命食べているキアゲハもさなぎで越冬する準備に忙しそうです。小さないのちの足尾の森では毎年、生態系が豊かになっているようです。

P8100520 今月8日、東京都内に住む森びとインストラクター18名が「森びと東京ファンクラブ」(名称・森びと武蔵会)を起ち上げました。当日は賛同した9名が足尾に参集して午前中は草刈りを行い、午後はファンクラブ立ち上げの会則や今年の活動について話し合いました。

 会の主旨は、宮脇昭先生指導の森づくりを足尾で行い、本物の森づくりをする仲間を募り、本物の森づくりを地域に繋げ拡げていこう、というものです。当面は5年間育て上げてきた足尾の森をさらに積極的に育て、今年は足尾の主木であるブナの実にいのちを吹き込むことにしました。松井富夫会長(第1期インストラクター)、高杉俊徳事務長(第2期インストラクター)を先頭にして会の運営をしていくことになりました。(報告:松井、高杉)

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2010年8月 9日 (月)

常に現場(森)に立って“変化”を感じる

P8020058_2 ロシアでは猛暑による山火事等によって被害が拡大し非常事態宣言が出され、ロシアへの渡航警告を発した国もあるほどです。また、中国では豪雨とそれによる土砂流出で何千人もの犠牲者が出て軍隊が救出に当たっています。先月、日本でも九州北部、中国地方では土砂災害で尊い生命が奪われました。大型トラックが何台も流された会社の方は「想定外だ?」と言っていました。

亡くなった方、被災した方々は「想定外」の異常気象に驚き、自然の脅威に震えているのではないでしょうか。“想定外の恐ろしさ“と言われてもなかなか想像・予知できるものではありません。でも人は森に生かされているという意識を具現化してみると自然(森)の変化に気づくかもしれません。 

 P8010220 宮城県七が宿町の佐藤光夫さんから“真夏の紅葉”が届きました。それは山形県小国町へ向かう途中から見たナラ枯れの写真です。この写真を森の”変化”だ、“森が悲鳴をあげている”と佐藤さんは感じました。「NPO法人水守人の会」の代表・佐藤光夫さんは森の衰弱に危機感をもち、数年前から炭を撒いて森を元気にしています。佐藤さん写真ありがとうございました。

 足尾森びと広場では7日と8日、事務局員とJREUの組合員の皆さん、東京のインストラクター数人で臼沢の森の草刈りをしました。一年ぶりに臼沢の森に入って草刈りをした方もいたようですが、現場に入ってみて若木も人間と同じで猛暑の中で草に覆われては暑苦しいのだ、ということに気づいたようです。

 色々な自己都合理由で現場に立つことを怠れば、自然(森)の変化、社会の変化そして家族や職場の変化に気づかないようです。自分で植えた幼木が自立できるまで育樹する責任を持つことが自然の恵みに感謝することではないでしょうか。長崎の平和の鐘に黙祷です。

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2010年8月 6日 (金)

丹沢の森を元気にするために起ち上がろう!

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8月4日、森びと神奈川ファンクラブは西丹沢・ゴーラ沢出合~展望園地(標高1,100m)~檜洞丸(標高1,600m)間を散策し、ブナの森の状態を見てきました。この散策は今月10日に予定している丹沢のブナ枯れを何とかするための場所選定をするためです。

朝5時過ぎ、ツツジコース登山口を出発し、ゴーラ沢出合を越えるときつい登りの尾根が始まりました。2時間後、展望園地に着くと富士山が眺望できると言われている展望台はあいにく雲に覆われており、その姿を見ることができませんでした。この先は急な勾配が続き、クサリ場や階段もありペースが落ちていきました。もう少し早い時期だとこの辺りではツツジやシロヤシオなどを見ることが出来るようです。やがて稜線と合流し、オオバイケイソウを保護するための木道を歩き、10時に檜洞丸の山頂に到着しました。

2010_0804_103307dscf7308 頂上付近はブナの原生林になっていますが、稜線部を中心に枯れているものが多く全く元気のないブナが存在していました。多くのブナは柵の内側にありました。この柵は神奈川県がブナの保護植生のために柵を設けたものらしいです。

今回、ブナに囲まれた「西丹沢の名山」と誉れ高い檜洞丸のブナ枯れの現実を目の当たりにしてきました。丹沢は1980 年頃からブナの衰退や枯損が発生しています。原因は大気汚染、ブナハバチなどと言われています。今後、元気な丹沢のブナ林を取り戻すために何をしていくのかを議論する材料を得た日となりました。ロシアでは猛暑による山火事などで非常事態宣言か出されていますが、日本でもそうならないように今から日本の森を元気にする対策を執らなければならないと感じました。

昨日は衆議院議員会館を訪れ、山崎誠衆議院議員にナラ枯れの状況を報告し今後の対策と10日に実施する調査内容を議論しました。(小林事務局員発)

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2010年8月 5日 (木)

拓大キャンパスで学生たちが心に木を植えています

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事務局は拓大のオープンキャンパスで足尾の森づくりを紹介している学生に会ってきました。そこでは講師の鈴木教授とYさんから今回の活動について説明を受けました。
 それによると、大学全体のテーマは「人種や国境に関係なく行う活動」ですが現実はその現場に行く学校関係者がいないそうです。そのため学生が中心となり現地で夏休みを利用して活動をしている学生がおり、現地ではスラム街から出た生活排水の影響で下流の川や池で富栄養化により水草が大量に発生し、住民の生活に悪影響が出ていると言います。この問題に対して学生は、その水草を取り有機肥料にしようと現地の人たちと共に水草を除去し、木を植えて育てようを合言葉にして活動を始めました。有機肥料ができて川や村の周りに果物ができる木や植物を植えたことにより、川が綺麗になり環境が変わりましたので、学生たちは引き続きこの活動を現地で行っています、ということでした。

また、この活動を始めたことによって現地の犯罪が軽減しているとも言われました。スラム街(フィリピン、南アフリカ)では雇用がないため犯罪が多数発生していますが、水草を除去することが雇用につながり犯罪を少なくしているようです。これが拓大生たちの「環境にやさしく貧困をなくそう」というテーマの植林活動です。

Yさんに足尾の森づくりをキャンパス内に展示するきっかけを尋ねたところ、「アフリカ、ケニアのエコ活動ゼミを通じて環境問題をもっと周りに広めたい。身近にある足尾の環境問題に興味が湧き、5月の植樹に参加した。新潟の出身・田舎育ちだったので家の周りに木があることが当然だった。足尾には木が無かったので自分の手で自然の森を復活させる植樹活動が心に残り、展示をしようと決意した」、と言っていました。(高杉事務局員発)
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2010年7月30日 (金)

幼木に爽やかな風を吹き込んでやりました

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 足尾でも草刈り作業が連日行われています。昨日は全国的に久しぶりの雨が降りましので、足尾でも雨の中を草刈りしました。事務局員と事務局スタッフとボランティアの皆さん12名が臼沢の森と松木の杜の草を刈りました。今日は事務局員、事務局スタッフとボランティアの皆さん6名が汗を流してくれました。臼沢の森では草が幼木の3倍ほど大きくなっていました。私たちも暑いですが幼木たちも密集した草に覆われて暑いことでしょう。天気予報によれば明日から当分の間は晴れの日が続くそうなので、幼木たちは草に覆われて蒸し暑い環境から解放され、爽やかな風に揺られて生長することでしょう。汗を流してくれました皆さんお疲れさまでした。

 昨日は松木沢を訪れる皆さんの憩いの場となることを願って準備をすすめている小屋が搬入されました。三井物産環境基金の助成金によって憩いの場設置は進められていますが、その小屋(12坪)が高台に設置されました。間もなく内装・外装などの改修作業に着手します。皆さんのアイデアをお聞かせください。

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2010年7月22日 (木)

秋の七草の鮮やかな花に心やすむ

P7220128 今日は撒水しました。19日から猛暑に耐えてきた苗床の若木たちも限界です。夕方から夜にかけて雷雨を期待していましたが雨は降ってくれませんでした。撒水をした後になって今日の20時半頃にパラパラと雨が降ってくれましたのでひと安心です。

夏休みに入りましたので松木沢を訪れる方が増えています。今日の午前はバス一台が松木沢ヘリポートに到着、午後には50~60名の児童たちが歩いて来ました。

P7220050 午前中は現地を訪れる皆さんが少しでも安らげるようにと「森びと看板」周囲の草を刈りました。草を刈っているとススキ等の草の中からカワラナデシコが顔を出していました。この地でナデシコの花を見ることは初めてでした。例年はもっと沢添いで可憐な花を見せてくれていましたので、草だらけの地に咲く可憐な秋の七草に感謝です。草と一緒に刈らないように注意して作業をしました。カワラナデシコは梅雨明け直後に猛暑日が続いたせいで例年よりも早く花を咲かせたのかと思いました。

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2010年7月20日 (火)

小さないのちの森の協働作業

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足尾・森びと広場の今日は猛暑でした。昼前の気温は35度でした。猛暑の中で何千匹ものひぐらしが鳴いていましたが涼しさは感じられませんでした。今日は熱射病に気をつけながら憩いの場設置の整地と草刈りをしました。

昨日は松木の杜の草刈りを5名のスタッフが行ってくれました。昼食後に松木の杜を歩き、しっかりと根を張って若葉を大きくして生長している若木を見てやり甲斐を実感しました。クワノキは小さな実を付け、エノキも幹に葉を付けて大きく生長しているようです。ヤマザクラの葉にはマメコガネらしき虫が群がっていました。

P7200088 草の中にはネジバナ、ホタルブクロが花を輝かさせて蝶や蜂を呼んでいるようでした。猛暑には参ってしまいますが、昆虫たちは花や葉に群がって草の子孫繁栄に一生懸命に働いていました。松木の杜ではいのちを育む協働が盛んに行われていました。幼木を植えてくれましたボランティアの皆さんありがとうございました。

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2010年7月14日 (水)

先達の知恵は研ぎ澄まされた五感にありました

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自然と共に生きていく先達の知恵はやはり森に潜んでいる様です。今日の『毎日新聞』朝刊の「余禄」には、「土石流の場合は山鳴りや川のにごり、水位低下、腐った土のにおいといった兆候が要注意だという。おそらく昔からの言い伝えにも似たものであろう。・・・危険の前兆には目と耳、そして鼻もとぎすまして身を守っていただきたい」と書かれていました。

筆者も5~6年前にそんな話を聞いたことがあります。吾妻線のトンネルを掘っていたJR東日本の上信越工事事務所のプロもやはり「水の色や臭いで水の災害から身を守っていた」と言っていました。自然の脅威に震えながら、犠牲者を出してしまった悔しさをバネにした経験から五感を磨いていたのでしょう。それが命を守る知恵として創り出されたのでしょう。

P7100036 生活現場や労働現場が自然から遠ざかっている現代では私たちの優れた“五感”が鈍ってしまいます。水の濁りや臭い、そして映像に感知してパソコンは私たちの身を守ってくれないようです。

来週24日はそんな五感を養う場として“夏の会”が開かれます。今回は松木渓流を散策して、ゲストの塚崎康子(栃木県ふれあい活動指導者)さんから渓流に棲む虫たちから五感を養います。勿論、夏の味覚も味わいます。お楽しみに。

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2010年7月13日 (火)

森と生きてきた先達の知恵を現代に活かす?

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来週は梅雨が明けるという天気予報ですが足尾は今日も雨でした。日本人は四季のある国土で自然の恵みに感謝し、自然の脅威に震えながら生き抜いてきました。そこには自然と共に生き抜いていく知恵が生まれ、自然(森)と生きる文化を創り出してきました。

大雨の二次土砂災害を防ぐために流出した土砂を砂防ダムからはき出せという報道を耳にしますが、先達は自然の脅威に震えながらどんな知恵を導いたのでしょうか。賢く、逞しく生きてきた先達からヒントを頂きたいと思います。大雨が降る森の中ではミズナラが次代の命(ドングリ)を育んでいます。そのヒントは森の中に潜んでいるのかもしれません。

Img_0554 利益誘導第一の生活様式に取り込まれて生活している私たちの多くは自然から遠のいています。森への感謝は自然の恵みを受けて初めて感じるようです。自然から遠のいては感謝の気持ちに立てません。

自然に敬意を表し、自然を大切にする心を育む憩いの場を設置するために、今日は雨の中で重機を操縦して整地をしました。作業は事務局スタッフ3名と事務局員2名で進められました。スタッフはそんな願いを込めて憩いの場設置作業に汗をかいてくれました。雨の中の作業に感謝します。(報告:仁平事務局次長)

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2010年7月 9日 (金)

少しの“我慢”で持続可能な世界へ

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 相変わらず局地的集中豪雨は各地で災害を引き起こしています。そこではっきりしていることは私たち人間の優れた技術はこの自然の力を食い止めらることができていないということです。自然災害の本質は人間の愚かな行為と傲慢な生き方に起因しているのではないでしょうか。自然環境からの恵みを得てこれからも地球上で生きていくには人間の欲求を“ほどほど”にして、少しの“我慢”も必要なのかと考えさせられます。

異常気象であっても植物は必死になって生きつづけ、人間をはじめとした全ての生物のために生産活動をしています。今日はそんな自然の恵みをいただきました。写真のようにヤマグワの実と野いちごを摘み、甘酸っぱい野いちご、熟して甘いクワの実を食べました。勿論、蜂や蟻たちの分も残して“ほどほど”の恵みとしました。

P7080005 足尾では数年後にはそんな自然の恵みを得ようと本日も松木の杜の草刈りをしました。集まってくれたのは事務局スタッフの5名。今日の気温は29度で蒸し暑い日でした。鹿や鳥が鳴き声を聴きながら作業をしました。3時半過ぎになると雨が降り始めましたので安全第一(足尾は雷が多い)をとって作業を止めました。(作業報告:松井スタッフ)

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2010年7月 8日 (木)

“自然の脅威に学び、森に感謝します”と短冊に書く

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 七夕の夜、東京は小雨が降り天の川の輝きが見えませんでした。これも人間の悪戯なのかと疑いたくなります。昨日の足尾の夕方は集中豪雨でした。17時前には日光市に注意警報が発せられました。

一昨日の夜も局地的な集中豪雨が東京都地区に降り、一部の皆さんはその被害に遭いました。どうも想定外の異常気象が私たちの生活を脅かしているようです。

ニュースを観ていると東京都の排水溝の雨量限界は一時間に50㍉らしいです。排水溝は何年前に完成したのか分かりませんが、当時の降水量データからすれば許容範囲であったのでしょう。記憶が正しいければ、宮城沖地震で分かったことは女川原発の耐震構造は震度6が基準であったらしいです。しかし地震は想定外の震度でありました。報道機関は“ゲリラ豪雨”等と報道しているのではなく、想定外の事があちこちで発生していることの異常さに真面目に取組んでもらいたいと思います。

足尾の苗床では撒水作業をやらずに済みますが、夕方、黒く厚い雨雲を見るたびにそんなことが気になる事務局です。昨日は苗床の草取りと小屋設置場所に砕石を運んでもらいました。今年植えた臼沢の木々は写真のように草に覆われています。それでも小さな木々は土砂が流れるのを防止しているようでした。感謝の気持ちは具体的でなければなりません。さあー、梅雨が空けたら草刈りです。一緒にいい汗をかきませんか。

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2010年7月 3日 (土)

松木沢の憩いの場を目指して

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私たちが森づくりを行っている日光市足尾町の松木沢渓谷には毎年訪れる方が増えている気がします。3月中旬以降は渓流釣りを楽しむ皆さん、春休みには中型バスや大型バスで訪れる生徒や学生の皆さん、4月中旬以降は植樹を行う団体の皆さん、梅雨が明ける頃から秋にかけてはハイキングを楽しむ方々、また、ロッククライミングや皇海山(すかいざん)を目指す登山家の皆さんが訪れます。

P9042341 昨年、当委員会はここを訪れる皆さんに知っていただこうと松木村の様子とその歴史描いた看板を設置しました。今年は作業小屋を設置し、松木沢に生息する生物や足尾や松木村の歴史を通じて人は森に生かされていることの大切さを感じていただこうと準備をしています。この小屋は現地を訪れる皆さんが気軽に自然と触れ合う場として、また、訪れた皆さんからの情報を集約してその情報を発信していきたと願っています。小屋では美味しいコーヒーやお茶等を飲めるスペースも確保し、現地を訪れる皆さんと楽しいひと時をつくりだしたいと願っています。

昨日はその小屋を設置する場所の整地に入りました。梅雨が明けた頃(今月末)には小屋を設置します。年内に小屋の改修、生物調査と情報収集・整理を行う予定です。皆さんの情報をお待ちしています。この事業は三井物産環境基金の助成金で支えられています。

Photo 昨日の午後は集中豪雨的な雨に遭いましたが、小屋を設置する場所への土砂運搬を決めてきました。「絆の森」では4年前に植えたヤマザクラが実を付けていました。美味しそうな色をした実ですので鳥や蜂の餌になるでしょう。

 

2010年6月29日 (火)

ドングリの幼木と共に育つ児童の心

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 首都圏の梅雨は雨が降ったり止んだりの日が続いています。今年発芽したドングリにとってはポット内が乾燥せず、その上太陽からのエネルギーを吸収できるので有り難い様です。今日は川崎市立古川小学校2年生(86名)の「ドングリ教室」が開かれました。児童たちはちょっと蒸し暑い校庭の隅で新しい命を誕生させたドングリが元気に大きくなれるようにと、ひとつのポットに2つ芽生えた命をひとつの新しい家に引っ越しさせました。

今回で4時間目のドングリ教室ですが、本日のドングリ先生は森びとインストラクターの川崎森子さんが担当しました。川崎先生からは、「小さな赤ちゃんのドングリはドングリからおっぱいを吸って、ひとりで大きくなれるように足(根)と手(葉)を強くします。新しい家で独り立ちできるように赤ん坊の苗木に元気をあげてください」という話がされました。

Cimg2842 昨年ピカピカの1年生になったばかりの児童は秋に公園の森でドングリを拾い、学校に持ち帰ってお父さんやお母さんと蒔いたドングリ。そのドングリが根と芽を出し、殆どのドングリに新しい命を吹き込むことができました。今日はその赤ちゃん苗木が元気になるようにと、2年生になった児童は真剣な顔でポットから新しい家(ポット)へ植え替えました。「ポットの中にいる虫は大切なんだよ!」と、虫を土に返した児童たち。「土は虫が作り木は土で大きくなる、ということが児童の身体に染み込んでいるようでした」、と川崎さんが伝えてくれました。(仁平事務局次長発)

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2010年6月26日 (土)

拓大の文化祭を応援しよう!

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昨日、拓殖大学商学部4年生・Yくんからメールが届きました。メールは「5月に行なわれました足尾の植林活動に参加させていただきました。昨年の植林にも参加しましたが、足尾の緑の増え具合や参加者の多さに驚きました。このような植林活動がもっと多くの場所で行なわれ、多くの方に参加してほしいと改めて感じました。この度、私が所属するゼミナールがオープンキャンパスや文化祭でゼミ活動を紹介するブースを設けることが出来ました。5月に行なわれた植林活動の内容や森びとプロジェクト委員会の概要を模造紙にまとめて紹介したいと思っております」という内容でした。

早速、Yくんの創造と実践に敬意を表して返信をしました。文化祭等の開催日が分かりましたら皆さんに紹介しますので、Yくん達の活動を一緒に盛り上げましょう。

ところで足尾現地は梅雨と梅雨の合間の晴れで草木が元気に育っています。勿論、他の生物たちも元気なようです。そんな中で事務局・小川さんや事務局スタッフの皆さんは育苗・育樹活動に汗しています。森の周囲をチェックすることも事務局のひとつの仕事ですが、松木渓谷添いに植えた「絆の森」入り口の看板が何物かによって剥がされていました。現地ではイノシシが棲息している話はありませんので、発見した小川さん達は「爪痕を見ると熊だ」という報告がありました。土壌分解動物から昆虫そして猛禽類と熊が元気に生きていける森がつくられている感じです。Yくんにはこのような情報を伝えてやりたいと思っています。

今年植えた標高1千㍍付近の若木たちも元気です。

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2010年6月21日 (月)

異常気象は人災である?!

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今日は本格的な夏に入ると言われている夏至です。春に植えた稲や野菜そして実を付ける草木は太陽のエネルギーを受けて私たちにその恵みを与えてくれます。ところがこの頃の梅雨季は米作りに感謝する恵みの雨、縁側で紫陽花を眺めて雨と親しむという情緒を感じる余裕がなく、局地的豪雨、雷や竜巻に注意という自然災害から田圃や人家を防衛する意識をもたなくてはならない梅雨季に変貌しているようです。フランスや中国各地でも豪雨と洪水で地域の方々が自然災害に遭っています。これも人間が自然に負荷をかけ過ぎた結果です。これらには対処治療的な対応では自然のからのしっぺ返しに応えることはできません。

 日本各地では参議院選挙モードですが消費税、環境問題、安全保障問題にも私たちは注目し自分の意見をしつかり持たないと誤魔化されてしまうと思っています。足尾・ふるさとの森づくりでは山崎誠衆議院議員が宮脇方式の森づくりを国政に活かしていきたいと述べてくれました。もう一人の方からも「国政の場で“山と心に木を植えたい”」と述べられました。たしろかおるさんは「2001年から5年間、アフガニスタンで子どもたちを支援してきました。平和な社会で子どもたちが学べるようにと、アフガニスタンでも宮脇方式で森づくりを考えてきましたが戦火が悪化し、それを叶えることができませんでした。私・たしろかおるは参議院選に挑戦し、国政の場から“山と心に木を植えたい”。日本、アジアから世界へ拡げていきたい」と志を述べてくれました。頼もしさを感じた「森びと集い」の一幕でした。

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2010年6月19日 (土)

森の文化をきり拓く主人公は私たち?

 明日は第7回八幡平・ふるさとの森づくりです。梅雨の天気が気になりますが予報では曇りの様です。例え雨であっても昨年のように参加者の期待を裏切らない準備をしている事務局です。明日も私たちは極酸性土壌での厳しい森づくりに挑戦していきます。

 極酸性土壌にしたのは人間です。一時の雲上の楽園が永遠と続く中和処理や何百年もかけていのちの森づくりをしなくてはならない負の歴史をつくったのも人間です。この歴史を繰り返してはならないと私たちは“山と心に木を植えて”います。森づくりに参加して感想を送ってくれた皆さん、人と自然の生命を大切にしてほしいと願って木を植えている参加者の皆さんの期待を裏切らないためにも、私たちは負の歴史を繰り返さないために国政にも働きかけています。

 先月の足尾・ふるさとの森づくりには衆議院議員・山崎誠さんが参加しました。山崎さんは「足尾の森づくりの現場に立ちまして感動しています。温暖化が進んでいるからと言って二酸化炭素排出が少ない原子力発電所作りが活発に動きだしています。地域の方々は地域の自然を守りたいと戦っています。私もなんとか建設を食い止めたいと応援しています。今日の現場とそこを重ね合わせると、本当に貴重な自然を守る方々が必死になっていることに感動です。これを全国の多くの皆さんに伝えていきたいと決意しましたし、今日の植林体験を国政に反映したいと思いました」(主旨)と、感想を述べてくれました。

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2010年6月17日 (木)

森と共に生きていく道を探る

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 第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加した男性から感想文が送られてきましたので紹介します。

 私は植樹活動には始めて参加しました。動機は以前から自然が好きであったこと、自分の有り余る体力を何かに役立てようと思っていたところ職場の先輩から誘われたから。最初はただ木を植えればいいのか、と考えていたが、土を掘り腐葉土と炭を混ぜ合わせ苗木を植えて土を上から被せるうちに、自分に中に「この木が強く育って立派な森を作って欲しい」という親心にも似た愛情が湧いてきた。たった3本の苗木を植えただけですが、この荒れた土地が豊かな森になればなあーと思った。それと共に自然を破壊するのも守るのも人間だと思った。自然を守っていきたいと思う自分と便利な生活をしたいと思う自分、自然が好きと言いつつ自然破壊をしてきた文明社会の中で生きる自分、植樹活動という自然を守る活動の為に遠路を大量の車を使い排気ガスをまき散らして来る事等、自分や人間の良い部分と悪い分、エゴ、矛盾を感じ考えさせられた。だからと言って何もしなくて良いという事にはならず、やはり自然と人間が共存できる道を探していかなければならないと思う。自分も今回の植樹をきっかけとして小さい事からはじめていこうと思った。

また、自分が植えてきた木が何だったのかよく分からないまま植えていたので、勉強していきたいと思っている。更に、今回は色々な人とあまり交流できなかったので身内だけでなく、他の団体や大学生、専門家の人たちと交流できる時間や機会があったらもっと良いと思った。

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2010年6月12日 (土)

松やナラ枯れの原因は複眼的に調べよう

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 昨日は8時30分から「日本の森を元気にする議員連盟」第2回勉強会が開かれました。講義は大森禎子先生(元東邦大学教授)から「大気汚染と樹木の立ち枯れ」に関する内容でした。当委員会からは高橋副理事長、稲葉理事そして小林事務局員が同席しました。

 出席された議員からは「汚染物質はどこから飛んでくるのか」「その対応策は」、「森林学会ではどのような見解に立っているのか」「炭の効果を実証していくためには」等の質問があり、大森先生の見解が述べられました。当委員会(高橋副理事長)からは「昭和52年から松枯れ対策として虫だけを駆除してきたが松枯れは止まらない。今度は広葉樹(ナラ等)枯れが拡がりこれも拡大するばかりです。木は根、根は土です。土をつくる土壌分解動物が土の酸性化で元気がありません。複眼的な対策が求められています」、と訴えました。学習会の最後に今野東会長は「勉強するたびに危機感をもつ、選挙後はナラ枯れの現場を視察したい」と締めくくりました。

P6110261  9日の夜、NHKテレビで土壌動物の世界が紹介されていました。土壌の菌が毛根に近付くと信号みたいなものを発信し、毛根はそれを受信しているようです。菌と毛根が接触すると毛根は菌にデンプンを供給し、菌は毛根に窒素を与えているそうです。この様子を茨城大学研究チームが映像化していました。

 翌日(10日)、苗床の草取りと追肥を行っているとひとつのポットに2本の苗木が育っている場合があります。こういう場合は1本を他のポットに植え替えますが、土の中では毛根が絡み合っていますので根が切れないようにして植え替えます。写真はその時のものですが、白く見えるのが菌です。テレビで報道していた様子が足尾の苗床では行われていました。

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2010年6月 9日 (水)

乳離れの時季を迎えたミズナラ

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 おはようございます。「どくだみ荘」の朝は曇りです。外ではいつもの朝のようにキジやスズメが囀っています。昨日の朝は久しぶりにカモシカと遭うことができました。8時頃、車で「森びと広場」・松木沢に向かう途中、足尾三川ダム下にある駐車場付近に若いカモシカが歩いていました。一昨年は親子のカモシカと遭うことができましたので、その時の子供が乳離れしたのかもしれないと思いました。

P6080339_3  上の写真はドングリの殻です。2008年秋に蒔いたミズナラのドングリは昨年春に芽を出し、一年間このドングリから栄養を吸収してきました。そして今、ミズナラはこのドングリからの栄養補給を断ち切られ自分の根と葉で生きていく時季に入りました。300年以上も生き抜いてきたミズナラの子たちの乳離れということです。昨日はこの子たちが生きていくポット内の草取りと追肥そして撒水作業を行いました。

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2010年6月 7日 (月)

草木が競争している時季は忙しい?

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 夜10時、「どくだみ荘」の窓からはヨタカの囀りが聞こえています。今日は事務局スタッフの皆さんと草取りと追肥を行いました。3~4日前に降雨がありましたが苗床のポットは乾燥し土は白っぽくなっています。そんな中ポットの苗木と草は必死になって生きているようです。

P6060311  昨日はみちのく事務所の森づくり会場を訪れ、青木淳一当委員会顧問と土壌分解動物調査をしました。2006年から始まった植樹会場に生きる土壌分解動物と植樹していない同場所の土壌動物の採取を行い、土壌分解動物の働きの変化の有無を調べています。結果は「5年間の森づくり報告書」に開示していきます。

 一昨日は山形県米沢市に嫁いだ苗木を見てきました。昨年、ミズナラを中心に米沢に嫁ぐことができ他の地に根を張っているのかと心配でしたが、苗木たちは元気な若葉を出していました。雪が深い現地ですので背が高い苗木は雪の重みで根本から曲がっていましたが、私たちが育てた苗木は深い雪にも負けずに元気そうでした。

P6040263  酸性濃度が高い松尾鉱山跡地では酸性に耐えられる草と苗木が競争です。苗床でも、米沢市の植樹会場でも足尾の苗床でも競争です。植物社会でのこの競争は殺し合うというのでなく、主役と脇役を定め、互いに共生し合って生きていくための試練みたいなものでしょう。と言っても植樹した私たちにとっては大忙しの日々です。

2010年5月28日 (金)

気象警報(対処療法)でなく異常気象を予知する能力では?

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 雨上がりの新緑は眩しいばかりです。太陽の陽が若葉に射すとどうしてか気持ちが爽やかになります。人間ばかりでなくエゾハルゼミも鳴き始め、ヤシャブシの梢ではセキレイ、キビタキ、ホウジロたちが気持ちよくさえずっています。昨日は気持ちが良いので朝から作業に入り、新しい松木の杜の測量をしました。今年で松木の杜づくりが終わりましたので、26日、土地所有者の古河機械金属㈱足尾事業所との打ち合わせ行い次の植樹場所を再確認しました。3000㎡を超すその場所の測定を行い、松木の杜(東地区)づくり構想を練ってきました。

Dsc00489  午後からは青空が見えてきましたが松木沢上流からの強い風が吹き荒れていました。松木の杜ではこの風にも負けずに昨年植えたクワノキ、カツラの葉が風に揺られて輝いていました。臼沢の小さな森の中では蜂が巣作りをしていました。葉の少ない枝に巣を作っている様子を見て、蜂はこの巣が木の葉で覆われることを計算に入れて巣を作っているのだろう、と思いました。

ところで一昨から昨日のニュースでは、気象警報が市町村ごとに発せられると言っていました。竜巻や集中豪雨のように局地的な異常気象が多くなったからと報道されていました。ありがたい事です。しかし、局地的な異常気象が発生する原因に関しては報道されていませんでした。蜂が巣を作っている時に感じたように、大切なことは私たちも予知能力を磨き異常気象が発生する原因への対策を世界的に行うことではないのかと思いました。(写真:田岡スタッフ)

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2010年5月26日 (水)

木(森)は人の努力に報いてくれる

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 今日は一日中雨でした。現在もシトシトと降っています。昨日発見したビニールポットごと植樹してあったツバキが心配なので松木の杜の防風林として植えたユキツバキとヤブツバキを再チェックしました。昨年防風林として植えたユキツバキとヤブツバキは全て鹿に食べられてしまいましたので、今年植えたものはそのような害に遭わないように願ってチェックしました。

 結果、ビニールポットごと植えられた苗木は見つかりませんでした。ホットした気持ちでりっぱな防風林になってほしいとツバキを密集させました。その後、昨年鹿に食べられたユキツバキとヤブツバキの生長を調査しました。思った通りツバキはしっかり根を張り、若葉を出していました。昨年、葉を全て食べられてしまいましたが植物はそう簡単に死なないと思っていましたので、寒風と冷たい雪に耐えて鮮やかな黄緑色した若葉を見せたツバキに感謝しました。

P5260285  午後は、松木沢添いを散策しました。1時間程上流に向かって雨の中を歩き、亜硫酸ガスによってはげ山と化した山々を見てきました。はげ山にはリョウブ、ヤシャブシ、ウダイカンバ、イヌエンジュ、アキグミが岩に張りついて生きていました。その岩谷から流れる雨水が滝となっていましたが、それを見ていると60年以上かけて森の回復を願って緑化事業を担ってきた足尾町の皆さんの気の遠くなる苦労に頭が下がります。自然は壊すものでなく、永久に活かさなくてはならない財産なんだということを実感しました。5年経った臼沢の小さないのち森を見ていると、そんな思いをもった皆さんの笑顔が浮かんでくるようでした。

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2010年5月25日 (火)

中国の森づくりでも手を抜かないで?

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  「どくだみ荘」の現在は雷と豪雨です。マンションにお住まいの方は豪雨がトタンの屋根に当たる音は創造がつかないでしょう。雨の音は傘を差さずに雨が身体に当たるように痛いくらいの感じを人に与えます。今日の午前中は松木の杜に植えられたユキツバキ、ヤブツバキをチェックしました。そうしたらビックリしたことを発見しました。ビニールポットに植えられた苗ごと大地に植えられていました。それも4個です。私たちは唖然としました。当時、松木の植樹担当責任者の田岡さんもその現実に直面してがっくりしていました。

 そんなわけで今日は松木の杜に植えられ苗木をチェックしました。午後は、臼沢の森の植生調査をしました。5年間の森づくり報告書作製に向けたデータづくりをしました。また、今日はエゾハルゼミの初鳴きを聴くことができました。雨上がりの朝に輝く新緑の鳴くハルゼミの声は地球に生きている安心感を持つことができました。

足尾の森づくりには中国から来日し、早稲田大学に留学している若者が参加してくれました。玉さんの感想を紹介します。「中国から参りました王超と申します。今は交換留学生として早稲田大学で勉強しております。今日は、「アジ風」という留学サーポトの組織のおかげで、足尾銅山の植林活動に参加できてありがとうございました。ご存知のように。中国で環境問題はますます深刻化しています。毎年、中国の西部に行って、植林する外国人は多いです。もちろん、その中、日本人の方も少なからずいます。それらの方々は国籍に拘らず、地球の未来を守るという立場からずいぶん頑張っていて非常にありがたいと思っています。今日、皆さんは足尾銅山に来て木を植えて地球の住民としての役目を果たしていることを行っていてすばらしいと思います。私はこれからもこのような活動に積極的に参加いていこうと思います」。

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2010年5月24日 (月)

森づくりの仕事をやってみたい」!

 15日の足尾ふるさとの森づくりには鹿沼市にある「希望の家」の皆さんがはじめて参加してくれました。森づくりを終えた責任者の会田さんは「本日は施設で生活している300名程の一割が参加しました。鹿沼市の緑豊かな環境と違うこの地で皆さんと一緒に植林ができ、自然と皆さんから学ぶことができました。こういう機会を与えて頂きありがとうございました」(要旨)と感想を述べてくれました。その後、寮生活をしている野澤正治さんから感想文が届きましたので紹介します。

 Cimg0209 題:[足尾ふるさとの森づくり]・「 希望の家のりようしゃ14名とあいださんとそのほかのしょくいんの人たちと森づくりに参加しました。でもなんでこんなにも森がないところがあったなんてびっくりしました。ぼくはもっとこういうかつどうしたくなりました。足尾の森づくりの仕事やりたくなりました。今日は本当にびっくりしました。人間がこわしたんだからにんげんがさいせいをしないだめだとおもいされました。あいださんぼくは今日いってよかったです。本当によかったです」(原文)。希望の家の皆さん、一緒に植林をして頂いてありがとうございました。

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2010年5月22日 (土)

日本の森を元気にする議連が活動開始!

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 「北東北への桜前線は一気に到来しあっという間に過ぎ去り、新緑がまばゆい季節となっているようです。八幡平市の苗床ではようやくトチの木が芽を出し初め芽ました。今年の春はシベリア方面から寒気が日本を襲い、春の訪れが10日ほど遅れましたが八幡平のトチノキは元気に芽を出しはじめました。」(みちのく事務所・仲崎発、オオヤマザクラは13日に撮影)

 P5200204_2 誰もが「おかしい!」と感じている季節の移り変わりですが、世界各国はこの地球の気候変化に国際連帯で立ち向かう状況になっていないようです。こんな中で20日、「日本の森を元気にする議員連盟」が設立されました。設立趣意書は、「日本の森林が国土に占める割合は66.8%と、森林の国として知られるフィンランド(65.8%)やブラジル(65.2%)をも上回っています。地球温暖化対策が全地球的な課題となっている中、COを固定化する森林の役割は大きくなる一方です。しかし、日本の森林はいま衰退の危機に直面し、全国27府県で樹木の立ち枯れが報告され、土壌の酸性化が進んでいます。これまで政府が行ってきた農薬散布という対策の限界も指摘されています。日本の森を元気にする議員連盟は、森林の現状についての認識を深めるとともに、森林を救い元気にするための施策について研究・提案を行うものです。」となっています。

 Dscn1092 この議連に入会された国会議員の皆さんは46名(衆議院30名、参議院16名・21日現在)でした。役員体制は、顧問:山岡賢次、西岡武夫、前田武志、会長:今野 東、副会長:鉢呂吉雄、黄川田徹、田名部匡代、山根隆治、幹事長:黒岩宇洋、事務局長:松浦大悟、事務局次長:相原久美子

(敬称略)幹事:全会員となりました。議員連盟は環境NPO・NGO等との協力のもとに、その課題を共有化し、対策を検討し、課題の解決を目的とする、としています。設立直後には第1回学習会が開かれました。

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2010年5月20日 (木)

僕たちが描いた山の色は茶色と灰色が当たり前

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 今日は「日本の森を元気にする議員連盟」の結成総会が夕方開かれます。参議院議員・今野東さんが呼びかけて結成されます。総会には岸井成格理事長が出席し、森を元気にするために炭を撒き木を植えようと訴えます。「日本の森を救う緊急提言」の実現に向けて、国会議員の皆さんのご支援が期待できそうです。緊急提言に賛同してくれました多くの皆さんに感謝申し上げます。

 0001_24 ところで「森びと集い」では山田さんと荒井さん(足尾で育った方同級生)が人間の愚かさの一部を述べてくれました。荒井さん(日光市足尾総合支所)は、「私の小さい頃に描いた山の絵は茶色と灰色の山でした。足尾の子どもたちの描く絵はそれが当たり前でした。その後、昭和20年後半から治山・緑化事業が始まりましたがそれは大変な作業でした。その後も皆さん方が一本一本木を植えて足尾の緑を戻してくださって、人間の背丈を超えるようになりました。感謝申し上げます。素晴らしい森になることを確信しています。足尾町民を代表してお礼申し上げます」(要旨)、と話してくれました。(写真提供・植佐食堂様)

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2010年5月18日 (火)

50年前は草木が一本も生えていなかった

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 森づくの交流会は「森びと集い」です。参加者の皆さんが800名を超えましたので植樹は早く終わりましたが、昼食は全員が揃ってからということで遅くなり早く植樹が終わった方には我慢していただきありがとうございました。

 「森びと集い」では宮脇昭最高顧問の感謝のことばを頂戴した後、参加者からの一言メッセージでした。最初にメッセージを発してくれたのは地元の山田組の社長・山田さんでした。山田組には索道設置や道具関係では大変お世話になっています。Photo_5 山田さんは「足尾に生まれ育って3代目です。子供の頃、見える山には草木一本生えていませんでした。昭和30年以降画期的な製錬方法によって煙害が弱まった頃から治山事業がはじまりました。笑われますが子供の頃の私は木や草の名前は分かりませんでした。現物がみたことなかったのでした。梅と桜の区別がつきませんでした。今では少しづつ緑が増えています。今後も宮脇顧問のご指導のもとに皆さんのご協力をいただきながら少しでも素晴らしい自然環境ができますように、来年以降も一緒に木を植えていきましょう」(要旨)と述べてくれました。

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2010年5月17日 (月)

間違いから学ぶ賢さと実践が地球を救う

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 第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加した石島さんから感想文が届きましたので紹介します。

 私が生まれ育った桐生市は、渡良瀬川が市を北西から南東にかけて横断し、殆どの市民に供給されている水は、渡良瀬川からの流れに頼っています。

 そのせいか、小学校のころから足尾鉱毒の話しは耳にして育ってきていました。父が川釣りをしていたこともあり、子供のころの記憶に「渡良瀬川の鮎が食べられるようになった。」と大人が話していたのを、「やっと渡良瀬川もきれいになったのかな?」という疑問を持った記憶があります。

 大人になってからは、車で足尾を通って日光へ行くときなどに足尾の町にある黒いトタンの屋根の家々と、見るも無残な「はげ山」が見え、足尾に対して日本初の公害の地という「暗い」イメージを持っていました。桐生市からは、車ではわずか1時間あまりで行けてしまう足尾。しかもそこから流れ出る水を飲んで、かつ田中正造の偉業を知っているにもかかわらず、この地の出来事がどこか「他人事」でした。

 私が森に目を向けるきっかけは、桐生市が大陸との地続きだった名残りの「モンゴリナラ」が生育していて、それが近年酸性雨で弱っているのを炭で救う「炭まき」でした。私自身は10年くらい自らのグループや県の環境アドバイザーとして地球温暖化防止の活動を行い、その中で知り合いました「日本熊森協会」の方に、桐生での炭まきをお聞きし、参加してみたのが森びとプロジェクトを知ることになったのです。

 正直、この「炭まき」に参加したときに、中味がないか痩せたどんぐりや木々の胴吹きの枝など、人間では肺に当たる森が悲鳴をあげている現実を知りショックを受け、10年間自分が続けてきた地球温暖化防止の環境活動の方向性を見直さねばならないと思い始めての「第17回足尾・ふるさとの森づくり」の参加でした。

 足尾ダムから車で松木に向かっていく道中に目に入ってきた、木々のない無残な山々。それは、渡良瀬渓谷鉄道や自家用車で通っただけでは目に出来ないもっと悲惨なものでした。何かこみ上げるものがあり、運転しながらデジカメのシャッターを切っていました。

 松木に着いたのは、8時半。スタッフのミーティングが行われていました。受付を済ませ、ミーティングが行われているテント群に行って見ると、ホームページでしか見たことのない宮脇先生が座っていて思わず話しかけてしまいました。そのときに先生がおっしゃった「環境を守ることは、『命』を守ることです。」というお言葉は、私が迷っていた今後の環境活動の方向性を明確に示して下さいました。

 今回、植林前に手に怪我をしたため緩斜面での植林を希望しましたが、急斜面に植えられて5年目の木々を見に行く途中に高橋理事にお会いし、上まで登って行く事にしました。

 植林5年目の木々は、急斜面にもかかわらず間引きが必要かと思われるほど、植えられたほとんどの木々がしっかり根付いていて、足元にはもち草などの草類も元気に育ち、昆虫もいました。それは、やはり黒土、腐葉土、炭を混ぜ、しっかりと根が張れるように植林をしてきた結果だと実際に植えるのをお手伝いしてみて分かりました。

 Photo_2 5年間に植えられた木々は、その年毎に成長していました。途中動物の糞もあり、登ること15分~20分。ようやく今回の植林の場所ですが、そこにはすでに、黒土、腐葉土などが用意されていて、スタッフの方々の準備の大変さを伺い知ることができました。「ここまでして皆さんに『植林』を体験していただく思い。」それには、感謝と熱いものがあります。

 現場で植林を体験しなければ分からない森を作る実感と大変さ。また、自分が森作りに携わった「地球を守る」という意識。時間と共に奥深さが分かる体験だと思いました。

正直炭まきのときに、どのようにしたら本当に膨大な酸性雨で弱っている地球の木々を人海戦術の炭まきで救えるのか、考えると目眩がしそうでしたが、この植林に参加して、一生懸命に植林をしている方々や、準備指導をしてくれているスタッフに触れ、最初は砂漠にコップで水を撒くようなものであっても、それを体験した人たちが年々増加し、また伝えていく。ドミノ倒しのように森を守る人、地球を守る人が増えていくイメージを持つことが出来ました。

 この植林から帰ってから、足尾の松木のあたりから近所にお嫁に来た人に今回の植林の話しをすると、その方が子供のときは、松木の木々のないごつごつした山々が外国の景色のようで好きだった、と微笑みながら話してくれました。

 これにも、自分が「足尾」イコール「公害の地。暗い。」と固定観念を持っていたこと、そこに生まれ育った人には、やはり外から見てどんなところであってもその人には「故郷」であり、どんな様相をしていても自分が育った素敵な場所で、夢と共に生きていることに気づかされました。

 そう分かると、足尾の地は「人間の歴史」の一部で人間の間違いを知る必要な出来事だったかもしれないと思うようになりました。私も人から自分の間違いを指摘されやっとまっとうな道が分かるような愚かな人間です。これから人に環境破壊を伝えるときに、その愚かさでなく、「間違いから学ぶ」賢さを伝えられるようになれればと実感しました。

 このようにこの植林に関わった出来事で、真摯に前向きに明るく生き、現状を正直に伝えていけば、この地球環境の危機もきっと乗り越えられると、希望を新に持てる体験をさせていただきました。これを生かしてこれからの環境活動を行っていきたいと思います。

 森びとプロジェクトの方々、スタッフとして準備された方々、一緒に参加された方々、ありがとうございました。また、お会いしたいです。(群馬県桐生市 石島悦子)

(写真は怪我のないように急斜面の臼沢の森づくりで10時から13時まで落石の監視をしてくれましたサポーターです。また、鹿の食害から松木の杜を守るネット張りをしているインストラクターです。)

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2010年5月16日 (日)

5年間の「歓・汗・感」を分かち合う!

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 昨日は五月晴れの中、山と心に木を植えました。第17回足尾・ふるさとの森づくりには総数830名もの皆さんが参集してくれました。臼沢の森には約350名が登り1023本の木を植え、松木の杜では約450名の皆さんが1600本の木を植えました。

 Photo_2 標高約970㍍地点の臼沢の森では1人3~4本の苗木を運び、植樹場所に待機していた森びとインストラクターからアドバイスを受けながらブナやミズナラ等の幼木を大地に植えました。松木の杜では5周年記念として国蝶・オオムラサキが舞う杜をつくろうとエノキを植えました。その後、参加者の皆さんは事前に掘ってある穴に枯れ草や石、黒土、腐葉土そして炭を混ぜ合わせた中に幼木を植えました。

Photo_3 10時30分頃から始まった植樹は昼過ぎには終わり、弁当を食べた後には5周年記念イベントが始まりました。森びと那須ファンクラブの皆さんが準備した餅つき、群馬県ファンクラブのコンニャク作り、栃木県ファンクラブの椎茸作り、埼玉県ファンクラブの丸太切り体験等が実施されました。参加者皆さんの注文にすべて応えられずに申し訳ありませんでした。13時30分頃からは「森びと集い」が始まり、宮脇昭最高顧問の感謝のことば、参加者の一言メッセージ、森づくり報告が行われました。集いでは真剣な顔、笑い顔や笑顔と拍手が湧くなど森びとならでは5周年を共有できたのではないでしょうか。

Photo_4 参加者皆さんが帰路についたころから事務局関係者・森びとインストラクター・サポーターは後片付けをし、事故や怪我もなく笑顔で帰っていただいた準備・運営ができたことを喜び合いました。急こう配の臼沢の植樹希望から緩斜面の松木の植樹へ変更してくださった皆さんには感謝します。臼沢の森の植樹場所は年々狭くなり勾配も急になっていますので、安全第一を貫こうと人数制限させていただきました。

 3月から準備作業を手伝ってくれました事務局スタッフ、JREU組合員の皆さん、足尾町の皆さん、また支援してくれました県、市、企業、労組そして多くの個人の皆さんありがとうございました。

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2010年5月12日 (水)

幼苗から教えられる生きる力強さ

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 「どくだみ荘」の窓から見える足尾ダム方面には青空が見えます。今日も本番の森づくりに向けて準備です。第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加する方の総数(11日現在)は778名です。応募してくれました皆さんに感謝します。天気予報によると当日は晴れ時々曇りです。予報う通りであれば新緑と新しい命が皆さんをお迎えできます。GWでは一気に温かくなり、サトザクラが開花してくれましたし、昨年蒔いたブナ、ウリハダカエデ、エノキたちは苗床で新しい命が誕生し・幼芽を見せてくれています。寒い西風と雪に耐えながらそして寒暖の激しい天気が続いている自然の厳しさにも負けず、文字通り命をかけて生き抜いた幼木の力強さが身に染みます。

 P5100127 昨日は今市市在住の鎌田さんご夫妻が集めてくれた栄養豊富な黒土514袋を足尾まで運びました。午後は松木の杜の周囲に張るネットのポールを刺し、植樹用の穴を重機で掘りました。今日は臼沢の森の穴掘りです。

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2010年5月10日 (月)

25年間、夢を届けたMS会の皆さん!本物の森づくりへ着手?

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 昨日は宮脇先生講演とMS会植樹の報告ができず申し訳ありませんでした。旭川MS会の皆さんは足尾・ふるさとの森づくりに参加してくれている皆さんです。今年も11名の皆さんが参加します。MS会は桜の木を植えて今年が25周年。現在、植樹は旭川市江丹別で行われていますが、MS会の悩みは植えた桜が15~16年経つと枯れてしまう、ということでした。

P5080056 そんなわけで旭川空港着陸後、直行で土壌を調べました。枯れている桜の根元を掘って調べてみると、土壌内の水の流通が悪いことが分かりました。深さ30㌢程では粘土質の層があり、雨や雪が降ると水が地下に吸収されないようです。よって根は地表すれすれの深さに張り、栄養を吸収する毛根は殆ど見つかりませんでした。早速、水の流が良くなる植樹会場作りが始まりました。夕方から重機を使って土を掘り起こし盛土にしました。作業は講演後の会食時間中の20時半頃までかかりました。

講演で宮脇先生が力説していたことは、“森づくりは社会貢献等ではなくいのちの問題だ、これからも自分や愛する人そして子どもたちが生きていくための協働だ”という主旨の話でした。

P5090095 翌日(9日)は、土を盛った所に桜を植えました。会場には旭川市市長、地元出身の国会議員の方そして市民の方々が参集しました。植樹は宮脇先生の指名で市長と国会議員が先生のアドバイスを受けて植樹のお手本を示してくれました。植樹後は地元婦人会の皆さんが作ってくれた豚汁を頂き、交流会では桜だけを植えるのでなく本物の森づくりを進めていこうとなったようです。

 植樹会場周辺にはエンゴサク、カタクリが可憐な花を一面に咲かせ、花の香りに魅せられた蜂が密を集めていました。

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2010年5月 8日 (土)

現場、現場から本物が見える!

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 北海道旭川市ではまだ桜の蕾も小さいです。60数年間生きている方は「こんなの初めてだ」と言っていました。今日は、25年前から子どもたちの未来のために桜の木を植えているMS会(マザー&シスター)の記念行事で旭川市に来ています。

 MS会の皆さんが主催する記念講演・宮脇昭先生の「いのちの森づくり」講演と植樹(明日)に来ています。今日は空港から直に植樹会場を調査し、MS会の皆さんが心配していた土壌を調べました。

講演と植樹に関しては明日お知らせします。ところで、旭川空港へ着陸する機内から眼下を見ると桜の花、ヒマワリの黄色い花はひとつも見えませんでした。例年なら田畑のあぜ道一面に黄色絨毯が敷かれているのに今年は遅いなあーと思っていました。着陸の機内案内がはじまり「旭川も新緑が眩しい季節となりました」と放送が流れました。「おいおい何が新緑だ、桜の花も開花していないのに。JALはここまで落ちたか」と思ってしまいました。常に現場に立たないと本物は見つけられない、という宮脇先生の言葉が身体に染みました。

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2010年5月 3日 (月)

眩しい新緑が歓迎する森づくり?!

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 今日は全国的に天気が良く行楽日和でした。乾燥注意が報道されるほど乾燥すると苗床に置かれているポット内は水分が蒸発してしまいます。今日は森戸事務局スタッフが苗床の撒水をしてくれました。苗床のミズナラ、コナラ、クヌギ、トチノキの何本かは今月、息苦しいポットから大地に解放され植えられます。

 みちのく事務所ではミズナラが秋田県内の植樹際に嫁ぎ、東京事務所では地元足尾に嫁ぎます。間もなく若葉が開きますが、今日の撒水は嫁ぐ苗木たちを伸び伸びさていることでしょう。

足尾・松木沢周辺では治山事業や緑化事業で植えられたヤシャブシ、ヤマハンノキ、リョウブ、ヤマナラシ、ウダイカンバ、カラマツなどが間もなく葉をだします。明日は夏日と報道されましたので15日の森づくりの頃には若葉が皆さんを迎えてくれるようです。

P4240057 5周年を迎えて私たちがつくった小さないのちの森はどんな森なのかを調べています。先月24日には、青木淳一先生(横国大名誉教授)と共に臼沢の森と松木の杜の土壌を採取しました。木は根、根は土が命ですが、その土が栄養豊かな土壌になっているのかを調査しています。臼沢の森ではミミズなどの土壌分解動物たちを多く見かけます。そのミミズを補食するモグラ、トカゲもよく見かけますし、さらにモグラやネズミ、トカゲを補食するモズや猛禽類も多く見かけます。15日には、5年間の森づくりは生態系豊かな森に育っているのかを皆さんと共に確かめ合って自然の恵みに乾杯したいと思います。

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2010年5月 1日 (土)

自然に乾杯!もうすぐ5周年の森づくりです。

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 5月に入りました。足尾は快晴でしたが、みちのくは雨でした。東京事務所の事務局・事務局スタッフの今日は清々しい足尾で森づくりの準備と最終打ち合わせをしました。北東北のみちのく事務所のメンバーは小雨の中をメーデー行進に参加したという電話がありました。

 足尾・森びと広場では、気温が20度近くになりましたので先月8日に植えたウコンザクラの花が開花してくれました。15日の森づくり作業に集まってくれた皆さんはこの開花に感動し、携帯やデジカメに可憐な花びらを収めていました。

P5010019  足尾の今日は穴掘り、階段作り、3月から運び上げた3年分の腐葉土と土のうの保管強化をしました。午後は第17回足尾・ふるさとの森づくりの最終チェックである事務局・事務局スタッフ合同会議を開きました。5周年記念行事としての森づくりを楽しくそして意義のある事業にしようと、記念イベントの餅つき、コンニャク作り、椎茸作りそして5年後には国蝶・オオムラサキが舞う森づくりの意見交換をしました。

 小屋での会議でしたが外ではメジロ、シジュウカラ、カケス、

が新緑に輝きはじめた木々の梢でさえずっていました。爽やかな日が続けば苗床の苗木はポット内が乾燥し、一気に元気をもらおうとしても元気がでません。そんなことを察知したスタッフは早速、GW中の撒水計画を立てていました。スタッフの皆さんお疲れ様でした。

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2010年4月18日 (日)

雪解けはネズミや鳥たちを元気にする

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 朝、松木沢に向かう途中の足尾製錬所跡の対岸に生きている桜の元気な様子を見ることができました。あと一週間も過ぎるとこの道も春の香りとピンク色の鮮やかさで“春”を満喫することができます。

41年ぶりの雪が降って直ぐ雪が溶けると猛禽類が青空に舞う数が増えます。作日は下から見ると羽の下が白っぽい猛禽類を見ることができましたので、今日の朝、松木沢の生物調査をしている方にその猛禽類を尋ねるとその鳥はノスリということでした。トビが舞っているのは日常的ですので、トビよりひとまわり小さいノスリも雪溶けに現れる小動物がこの地に沢山いることを知っているのかと思っていました。

P4180316 今日は今年の植樹会場整備を行いました。草を刈った後の枯れ草を集めているとネズミが現れました。小さなネズミ(アカネズミ?)でした。ネズミを掴んで可愛い顔を見ていると、あ、そうかと思いました。このネズミをトビやノスリは狙っているのか、と。一週間前、事務局スタッフはでかいアオダイショウをこの地で見たといいます。この蛇もネズミを狙っているのか、と思いながら5年間の森づくりで多くの生物たちが生きられる森になったのかと嬉しくなりました。

 今日で索道による荷揚げは終了しました。稼働日数19日間、荷揚げ数(黒土土のうと腐葉土)は3501袋、その他、単管やパレットなども揚げました。荷揚げ作業は170数名の皆さんのご協力で終わることができました。手伝ってくれた皆さん、ありがとうございました。

 今日は階段20段を作りました。また、土のうの保管強化や草刈り、穴掘りを行いました。

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2010年4月17日 (土)

天気予報は何のためにあるの?

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 昨夜の心配は天気予報通りで穴掘りは中止となりました。朝、4時頃に目が覚めましたのて窓越しに外を見ると20㌢程の積雪がありました。これでは本日の穴掘りはできませんので中止しました。

足尾町の桜の蕾が開きはじめましたが蕾は重く冷たい雪に覆われてしまいました。昼になると雪も溶けて一瞬の寒波を我慢した桜の蕾やカラマツの新芽は春の元気をもらったようです。

 P4170265 森びと広場の西側には青空が見え、春の息吹を頂きながら事務局は索道荷揚げ作業を行いました。腐葉土が320袋ほど運び上げられなかったので今日は全ての腐葉土を揚げていくことにしました。13時からはじめた作業では16時頃になると先が見えたので、全ての腐葉土を揚げてしまいました。

 ところで41年前の積雪だという報道は一昨日から行われていましたが、新幹線などがその影響を受けて運転見合わせということがありました。高速も通行止めなどがとられましたが企業の危機管理が問われる気がします。

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2010年4月16日 (金)

地球の悲鳴が聞こえてくる?

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 現在(20時40分)、「どくだみ荘」の外は雪が降っています。本日の作業終了後に夕食の食材を買いに行きました。いつも買い物では御世話になっている足尾駅前の店に行くと、駅前に広場左右に植えてある桜が満開となっていました。今日、日光駅前では春祭りで山車がでていました。山車の中では寒さに震えながら一生懸命に太鼓を叩えている子どもたちが見えました。足尾町に入ると桜もやっと蕾を開いてくれました。遠方の山には今朝雪が降り、頂上から中腹まではうっすらと白くなっています。

P4160230 アイスランドでは14日、火山噴火があり火山灰は約16000㍍に達して南下し、その影響で欧州の空の交通網は大混乱に陥っていると報道されています。アイスランドでは火山灰によって氷河が溶け出す恐れがあると非難各国が出された地方もあります。同日、中国青海省では地震が発生し多くの人民がその犠牲になっています。

 P4160253 宇宙ステーションで活躍している野口さんや山崎さんはこんな地球の異常気象をどんなにふうに観ているのだろうか。はっきりしていることはこの自然の力に対して人間は打つ手がないということです。今日は今年の植樹会場の草刈りと穴掘りの準備をしました。明日はJREUの皆さんの力を借りて穴を掘りますが天気が心配です。

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2010年4月 9日 (金)

春の香りが漂っています?

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 今日から階段作りが始まりました。今年の植樹会場は5年前の地点から453段の階段を登った所になります。この地点から上に約40段の所までが植樹会場となり、標高950㍍ですので斜面は急斜面になっています。

 ボランティアの皆さんはこの急斜面に辿り着くまでに約30度の階段を登ってきますので、ここからの階段の段差は低く作っていくことが大事なことです。低い階段はそれだけ間伐材を余分に使い、立て杭を叩く回数も当然増えます。森づくりの主役がいのちの息吹を若木に吹き込むことができるようにスタッフは階段を作りました。

 Cimg4993 Cimg5010 臼沢の森の頂上から森びと広場を見下ろすと昨日植えた桜の花がかすかに見えました。今日も穏やかな日でした。松木沢の杜には黄色い花と蕾を付けた水仙が太陽からエネルギーをもらっていました。二日間の温かい陽をうけてしだれ桜も鮮やかな色を見せてくれました。一面焦げ茶色した森びと広場に春の温もりと香りを届けてくれた桜でした。昨日、植えた桜の本数を20本と書きましたが、23本の間違いでした。清水事務局長が育てた桜3本も小さな蕾をもって来てくれました。

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2010年4月 8日 (木)

松木の桜が間もなく開花します

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 今日は穏やかな日でした。日光駅から足尾に向かう122号線の両岸は桜の木が多いところですが、この地はやっとつぼみがうっすらと赤くなってきました。首都圏では花見のニュースは聴かれなくなりましたが、足尾の花見はこれからです。

 5年前に植えた臼沢の森の桜は未だつぼみをつけてくれません。森びと広場では4年前に植えたマメザクラが可憐な花を咲かせています。この桜は旭川市の山崎さんが種から育てたもので、是非、足尾で植えてほしいと送ってくれました。暖かい日が続くとあと1週間程で開花してくれる気がします。

 Cimg4973 今日は森づくり5周年を記念して桜の木を20本植えました。森びとインストラクター・大塚さんの指導のもとに広場を囲むように植えました。植え終わった頃にはつぼみが開き、この可憐な白い花びらは人間が森を壊して岩山化した山を背景にして鮮やかに輝いていました。遅い桜の開花が待ち遠しい松木です。

 昨日は、作業小屋の廃水を流す廃水管を埋めてくれました。作業は高崎市から駆けつけてくれた小井土さんご夫妻、今市市の鎌田さんそしてスタッフの松井さん、森戸さんが行ってくれました。

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2010年4月 4日 (日)

自然環境と人間の命を大切にする皆さんが創る村?

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 「どくだみ荘」の朝は薄氷がはりました。毛布と掛け布団で寝ましたが身体を丸めないと寒さを吹き飛ばせない程でした。今日は薄氷が未だ溶けない時間から動き出しました。日本各地では市長・市議会選挙が告示されましたが、日光市でも同選挙が始まりました。今日の午前中は市議選の手伝いをしました。途中、戦場ヶ原を通過しましたがそこから見える前白根山周辺の山々は残雪の白と針葉樹の濃い緑が鮮やかでした。

 午後は索道荷揚げ作業を続けました。今日も3名のスタッフが力を貸してくれました。腐葉土一袋の重さは10㎏ですが、これを1日一人で300袋も持ち上げると夜には筋肉がパンパンになります。スタッフの一人は21時に床に就きました。

 P4030217 ところで「松木の杜」には小さな畑がありますが、畑担当の松村さんはじゃがいもの種芋や野菜の種を蒔いています。先月の夏日以降の温かい日には水仙が芽を出し、つぼみを膨らませましたがつぼみは冬の逆戻りで開くことができません。先月31日には、荷揚げ作業に来てくれた方がタラの芽の接ぎ木を持って来てくれました。また、その方は秋に花が咲くようにとコスモスの種も蒔いてくれました。近い将来、廃村に追い込まれた松木村が蘇るようです。5月15日の第17回足尾・ふるさとの森づくりでは、5周年を記念して5年後にオオムラサキが乱舞する森をめざしてエノキとクヌギを植えます。21世紀の松木村は心ある皆さんによって創られています。

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2010年4月 3日 (土)

2千袋の黒土・荷揚げ完了!

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 首都圏の公園などでは桜が鮮やかに咲き花見で賑わっているようです。足尾では梅が満開で、桜の花芽は未だ膨らんでいないようです。足尾の花見は後20日程過ぎないとできない感じです。

索道による荷揚げ作業をしている臼沢の森の階段を登っていくと陽の当たる足下にはツクシが顔を見せています。その横で蟻たちが一生懸命になって巣作りをしています。今日は事務局とスタッフ4名が5月の森づくりに向けた準備をしました。

P4030223 先月15日から始まった土のう揚げは今日で終了し、2000袋を揚げることができました。午後は腐葉土の荷揚げを始めました。既に今年用の腐葉土350袋は揚げましたが、来年以降の腐葉土3年分が残っていますのでこの腐葉土を揚げ始めました。午後は3人で144袋の腐葉土を揚げることができました。夕方になると下から吹く風が冷たく、これでは桜の花は開かないなあーと感じました。

下山すると土のう袋を積んでいる単管が曲がっていました。地震で石が転げ落ちて曲がったようです。これからこの場で3年分の土のうと腐葉土を保管していくことを考えると地震による被害を想定しなければと思いました。

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2010年3月23日 (火)

耳を澄まして自然の息吹を感じ取る

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 15日から始まった索道荷揚げ第1次作業は昨日で終了しました。荷揚げした黒土土のう数は1259袋、その他単管、パレット等を950㍍地点まで荷揚げました。1週間におよぶこの作業はJREUの組合員の皆さんと事務局スタッフの皆さんが担ってくれました。長期間にわたる荷揚げ作業にご協力していただきありがとうございました。

 P3220216 筆者も1週間ぶりに「どくだみ荘」から江戸へ帰ってきました。帰路の途中、18時頃のJR日光駅近くでツバメの声がしたので夕空を見上げると数羽のツバメが1年ぶりの故郷を確かめているようでした。そう言えば昨日は春分の日の振替休日でした。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日としての祝日でした。1週間を振り返ると、冬ごもりから目覚めた生き物たちの息吹を感じて生物を大切にする心を培った7日間でもありました。

 P3210202 第2次の荷揚げ作業は本日から始まります。足尾・松木渓谷周辺のヤシャブシ、カラマツの芽ぶきが始まり、春分の日を過ぎた自然に耳を澄まし、生き物たちの息吹を感受しながら山と心に木を植えていきます。事務局はボランティアの皆さんと気持ちの良い汗を流したいと願っています。

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2010年3月18日 (木)

創造もつかない木の力に感謝

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 「どくだみ荘」の窓から見る外は雪が電気の光に当たって光っています。今夜はストーブが離せない夜です。今日の日中は太陽の陽が気持ちよい日でした。15日から始まった索道の荷揚げ作業で土のうを438袋(18日現在)上げることができました。回を重ねることによって索道操縦者と荷揚げ担当者との呼吸が合い、荷揚げ作業が順調です。

P3170185 しかし、作業を開始してみると索道による荷揚げ時間、荷揚げ量と土のうを置く場所が当初計画とズレてしまい計画通りに荷揚げは完了しません。よって索道荷揚げ作業を延長することにしました。

3年間も傾斜のきつい狭い場所に保管しておくには安全が第一なので荷揚げ作業を延長することは仕方ありません。JREUのボランティアの皆さん毎日ありがとうございます。

 P3180195 以前にも紹介しましたが索道を支えているのはヤシャブシという木です。ヤシャブシは重量160㎏の土のうを毎日何時間も支え、上下200㍍を往復しているワイヤーロープを支えています。土のう置き場の上にはそのヤシャブシが根を岩に巻き付けています。この根がなければこの岩は転がり落ちていると思います。私たちが5年前から植えてきたこの臼沢の森の木々はこのヤシャブシのような働きをするはずです。

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2010年3月17日 (水)

いのちの森づくりは辛いが自分のために愛する人のために

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 ご無沙汰しています。昨夜は北風が強く、隙間から木枯らしが吹き込んできたようでした。昨日の関東は夏日だった様ですが「どくだみ荘」の朝はどてらを羽織っています。ここ一週間は忙しい日々でした。300名の正会員の皆さんと来賓(「伝統を未来につなげる会」「自然とオオムラサキを親しむ会」「日本熊森協会群馬県支部」「森林(やま)の会」)の皆さんで本物の森づくりの連携ができた第5回通常総会(14日)とその準備。翌日の15日からは多分、一生に一度の経験でしかない索道を操縦して荷揚げを行っています。

P3150141 15日からの作業にはJREUの皆さんのボランティアで支えられています。毎日6名が現場で荷揚げ作業に汗をかいています。そんなわけで1日の仕事が終わると私たちは早々と「どくだみ荘」に帰り、温かいお風呂につかりお湯割りの焼酎で疲れをとる日が続いています。そんなわけで活動の発信がご無沙汰してしまいました。

 今年からの植樹(足尾・臼沢の森)会場は950㍍以上の高所で行います。そのための荷揚げが始まりました。手伝ってくれている皆さんからは「初めからやってくれれば(索道による荷揚げ)良かったのになあー」と言われています。私たちは「それはそうですが4年間の地道で真面目な皆さんの森づくりに支えられて助成金が提供され、それによって索道が使えているのです」と伝えています。60年以上前の緑化事業は一人ひとりが背負子を背負って植生版を植え付けていました。この苦しい辛い作業があって私たちも木が植えられています。苦しい辛い作業は人間の欲がはげ山にしてしまった訳ですが。改めて支えてくれている団体・個人の皆さんに感謝です。今日も安全第一で荷揚げ作業をすすめます。

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2010年3月11日 (木)

ワークシェアリングで自立を高めています

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 今日は現代社会の雇用問題の解決策の見本を見た感じがしました。事務局は5月15日に開催する第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加希望している「希望の家」(栃木県鹿沼市)を訪れました。

 森びとインストラクター第4期生・山本さんが働いている社会福祉法人希望の家では、山本さんの提案によって希望の家利用者の社会貢献活動として森づくりに参画する計画をしています。この希望の家は300名以上の利用者が生活していますが、生活している皆さんの生きがいをもってもらうことを目指して希望の家は「グリーンフォレスト」を立ち上げました。具体的には、ドングリから苗木を育て、2年~3年育てた苗木を足尾で植樹していくというものです。今日はその打ち合わせに希望の家を訪問しました。

 P3110075 家本敏治副理事長、会田施設部長、山本さんから施設を案内して頂きましたが、驚いたことは利用者の皆さんが自信をもって仕事をしていたことです。椎茸栽培、草花の生産、パン作りとユニットバス等の生産を明るく自信をもってしていました。ユニットバスやボンド充填、箱折りは機械化・オートメーション化で生産できますが、あえて機械化せずに仕事を分け合っていました。日本社会で雇用問題が叫ばれている中で、自立するためにワークシェアリングをしながら自信をもって仕事をしている様子は現代社会の見本を見たような気がしました。

 第17回足尾・ふるさとの森づくりには希望の家の皆さんが参加します。5周年記念の森づくりは希望の家の皆さんの新たな出発点になるように楽しい汗をかきたいと思いました。

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2010年3月10日 (水)

仲間同士の作業呼吸が安全を守り事故も防ぐ

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 ブログを書いている今、どくだみ荘の外は北風がゴォーゴォーとうなっています。今日も戻り冬日でした。950㍍に敷いたパレットが飛ばされないかと心配です。今日は雪の降る中、午前中は森づくり5周年記念のイベント内容を話し合いました。これからは人間の素晴らしい五感を育もうという視点からイベントを考えました。事務局スタッフの皆さんからアイデアを頂き、自然の恵みとその本物の美味しさを実感してもらうことにしました。お楽しみにお待ちください。

 P3100057 午後は赤川索道㈱の担当者の方から索道の操縦方法を教えて頂きました。実習の中で大切な事として分かったことはマニアル社会の中で生活している私たちが失いかけている協働している者同士の呼吸、つまり操縦する者と合図をかける者そして荷物を吊す者との呼吸が大切であること感じました。

 P3100069 実習ではパレット、単管と二輪車そしてその付属品を荷揚げしました。パレットは15日から荷揚げする腐葉土、黒土土のう等を3年分保管しておく場所です。約80枚のパレットを上げて保管場所を作ることができました。

 作業は午後3時半に終了し、索道担当者から安全作業をするための注意事項を叩き込まれて本日の実習は終わりました。赤川索道㈱の皆さん、事務局スタッフの皆さん寒い中ありがとうございました。

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2010年3月 9日 (火)

索道操縦の実習準備は完了しました

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 足尾は春が冬に戻っている様です。今日の森びと広場の朝は気温-1度でした。車で広場に到着すると鹿が数頭で草を食べていました。鹿に朝のあいさつをして昨日に続いて今日も臼沢の森の草刈りをしました。昨日もお知らせしましたが、春を感じたカエデの枝先が白い帽子をかぶって寒そうにしていました。  

P3090029 今日の作業は3名のスタッフが雪の中で明日の準備をしました。明日は索道操縦の実習です。事務局員と事務局スタッフが本番さながらの索道操縦を習います。天気予報では明日も雪らしいので厳しい中での実習ができることが有り難いと思います。

P3090033 150㎏の荷揚げができる索道は規模としては小さいのですが、500名以上の皆さんが背負子を背負って黒土や腐葉土を運び上げることを考えると機械のパワーには感謝です。10㎏の背負子を背負って傾斜が30度はある階段を約400段登るのは辛い労働です。この辛さを軽減して森づくりの実感を大きくできればと事務局は願っています。明日はその段取りを詳細に確定する作業です。

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2010年3月 8日 (月)

一人作業は慎重に

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 春が足踏みしています。足尾は昨夜から雪が降り、春の色を付けた木々の枝先が寒そうでした。今日は今年の植樹会場の草刈りをしました。午前中は雪が降っていたので平坦な松木の杜を刈り、午後は雪が止めたので臼沢の森を刈りました。刈り払い機と燃料を持って植樹会場まで階段を登りました。滑りやすい階段に注意し、雪の中で餌を探している雄猿に言葉をかけてゆっくりと登りました。

 雪を被っている草は重たく、普段の草刈りの倍の力を要しました。斜面の草刈りは足下が滑りやすく、疲れが重なって機械を持ったまま転がってしまいました。幸い怪我はありませんでしたが、高所の一人作業は要注意です。夕方、小川事務局員が森びと広場に来ることになっていたので高所での作業をしましたが、機械を使った一人作業は止めるべきだと思いました。

 P3080016 16時過ぎ、小川さんが索道荷揚げで使う器材を購入して運んできました。10日に行う索道操縦実習に向けた準備です。昨日は、東京から木製パレットが運ばれました。パレットを運んでくれた方は3年前にもコンテナを運んでくれた川崎さんでした。このパレットは1500袋の腐葉土、2000袋の土のうを保管する床になります。これも索道で荷揚げします。川崎さんお疲れ様でした。

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2010年3月 7日 (日)

舞台づくり棟梁・大野三治さんを偲ぶ

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 私たちの森づくりは様々な方々のご支援と地道な育樹育苗活動で進められています。足尾の森づくりでは主役(参加者)が植樹できる舞台を作るのは素人では難しさがあります。臼沢の森内のベンチ、森びと広場の小屋、松木村の看板、広場から松木の杜に設置した橋等は重機やチェンソー、大工道具等を器用に使いこなしながら作られています。舞台作りは事故や怪我のないようにそして感動を伝えたいと進められてきました。

この舞台は事務局スタッフの森びと強者が中心になって作られています。特に森びと那須ファンクラブの大野三治さんは強者たちの棟梁と言われていました。何を作るにも自分の設計図をしっかり持って、作業の段取りもきちんとしていました。ところが昨年11月下旬、大野三治棟梁は亡くなりました。

 P3060028 昨日は、足尾の森づくりに尽力してくれました大野三治棟梁の偲ぶ会を催しました。岸井理事地用、高橋副理事地用、稲葉理事と事務局員は大野さん宅の御仏殿で三治棟梁に手を合わせて大野三治棟梁に感謝しました。その後、場所を変えて約30名の強者たちが偲ぶ会に集い、岸井成格理事長は三治棟梁の奥様と息子さんに感謝状と記念品をさし上げました。

 会では大野三治棟梁の人柄が紹介され、強者たちは柔軟な発想と広い心をもった三治棟梁の志を森づくりに活かしていこうとなりました。足尾・ふるさとの森づくりは今年で5周年ですが、私たちは大野棟梁と歓び合えないのが残念です。臼沢の森では木々が大地に根を張り生態系を育んでいます。5周年記念は様々な方々の支えがあって記念なのだということを忘れてはならないと思います。偲ぶ会を準備してくれました森びと那須ファンクラブの皆さんありがとうございました。

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2010年3月 5日 (金)

5周年記念の森づくり準備に来ませんか

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 今日の足尾の昼頃は気温が20度も上がり、頬が赤くなったように木々の枝先も一気に赤みをおびました。特にカエデの枝先は赤いリンゴ色に輝いていました。今日は暑すぎた啓蟄の前日でした。

 そんな中で午前中は森びと広場の作業小屋の改修をほぼ終わることができました。これで15日から始まる索道の荷揚げ作業に集まってくれるボランティアの休息場ができました。いままでの小屋では10名ほどが入ると窮屈でしたが、今度は30名が座って休息できるようになりました。キッチンも設置され、お茶やカップ麺のお湯沸かし、ちょっとした男料理ができるようになりました。

 P3050011 昼には柳沢事務局員の運転する大型トラックがヘリポートに到着しました。荷台には400袋の腐葉土が積まれ、駆けつけてくれた森戸スタッフと三人で積まれた腐葉土を降ろしました。腐葉土は後3回運ばれてきます。この松木沢ヘリポートには1500袋の腐葉土が運ばれてきます。腐葉土は鹿にいたずらをされないようにブルーシートで覆いました。

 臼沢の森入り口では索道設置作業が続いていました。ワイヤーロープは頂上付近まで持ち上げられ、三本のワイヤーが張られました。エンジン部分も設置され、これから作道の試運転作業が始まるようです。この索道で腐葉土や黒土の土のうを荷揚げします。頂上の上空にはトンビが輪を描いて飛んでいました。なんとものんびりとした啓蟄の前日でした。

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2010年3月 3日 (水)

いのちの森づくりボランティア受け入れ準備が間もなく終わる

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 索道設置作業が始まりました。臼沢の森入り口には赤川索道の皆さんがユニックを動かし、支柱を立て上げてワイヤーロープで支える作業をしていました。15㍍程の鉄の支柱は四方に張られるワイヤーロープで支えられますが、そのワイヤーロープは四方の樹木に巻き付けられています。ここでも樹木が大切な役目をしていました。お世話になる皆さんに挨拶をしてから森びと広場の小屋改修を手伝いました。

 P3030141 今日の改修作業には6人のスタッフの皆さんが協力してくれました。発電機用のエンジンを始動させて電源を確保し、電動ノコギリや電動鉋で材を削り、刻んで棚を作り床を張りました。2日前には調理台とシンクが設置され、シンクの側にはポリタンクが設置されて水道の様に飲み水が飲めるようになりました。昼にはその水でお湯を沸かし、カップ麺と弁当をいただきました。

 P3030132 16時過ぎには床の板を張り終えましたので道具を片づけて作業を終了させました。明日は床に防腐剤を塗って完成です。スタッフの皆さんお疲れ様でした。

 松木の杜では昨年秋植えた水仙の芽が地上に顔を出し、穏やかな日差しを受けて背伸びしていました。

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2010年3月 2日 (火)

春に近付くと賑やかになってきますね

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25日は17度でした。東京で春一番が観測しました。足尾には就職が内定している早稲田大学の杉崎君が現場に入ってくれました。彼は昨年のキャンパスフォーラムで総合司会を担ってくれた方です。足尾の植樹会場に登って彼は「1年毎の木の生長を見られて良かった」と言い、森びと広場の苗床では「雪の中で苗木が必死になって生きている様子を見て、苗木の元気さに感動した」と感想を述べてくれました。

Dscf2064 27日はモグラが地上に顔を出してくれました。26日に間伐材を切り出し運搬した作業が終わって翌日、事務局は荷揚げ場所の整地をしました。暫くすると整地からモグラが飛び出し私たちもびっくり、慌てたモグラも必死で地中の中に潜り込んでいきました。そんな飛び入りモグラの動作がボランティアの心を和ませた様です。

28日には日光市に住んでいるJREUの方が非番で参加してくれました。彼は黒土の土のう作りにはまってしまったようで、どうも作業後のビールの旨さが病みつきになった様でこれからは手伝いに来るよ、と言っていました。

風や地温が暖かくなるとじっとしていられないのが全ての生物なのでしょう。人間社会ではじっとしていられないのが常ですが、自然界では春は人を賑やかにしてしまう力があるのでしょう。それにししても不思議なことがいっぱいあるのが自然界です。

2010年2月27日 (土)

500本以上の間伐材を切りだす!

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 昨日は雨が心配でしたが小雨降りの中で事務局は間伐材の切りだし作業をしました。朝9時10分、JR日光駅に集合した事務局スタッフ一行は2005年から間伐材を提供してくれている日光森林組合・赤羽さんと待ち合わせし、切りだし現場に向かいました。ヒノキ林へ到着したスタッフは、現場で待ち合わせをした森びと栃木県ファンクラブの皆さんと合流し、作業の打ち合わせをして総勢15名で作業に入りました。

Dscf2060 作業は昼食もそこそこに済ませ、チェンソーで切る組、間伐材の長さを測る組、運び出す組に分かれて行いました。道路に面した林縁には10本ずつ井桁に積み上げ、切り出した間伐材は階段用丸太(130㎝)を260本、立杭用(180㎝を)を260本になりました。明日の天気は今日よりもひどい雨になると判断し、スタッフは全ての間伐材をトラックに積み込み、足尾まで2往復して間伐材を全て運びました。

Dscf2047 スタッフの一員は千葉県の房総半島から来てくれた相川さん、群馬県から来てくれた松村宗さん、そして鎌倉から来てくれた田岡さんたちはその日は「どくだみ荘」に宿泊し、今日は足尾で作業しています。5月15日に開催される「足尾・ふるさとの森づくり」に向けて、準備が着々と進められています。

間伐材の提供をしてくれました日光森林組合の皆さんありがとうございました。(清水事務局次長発)

2010年2月24日 (水)

春がそこまで来ている足尾です

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3月14日は第5回通常総会です。今年は足尾の森づくりを始めて5周年の総会です。総会では5周年を振り返り、今後5年間の森づくりにむけた課題と目標を確立していくことにしています。正会員の皆さんの積極的な審議に期待しています。総会で来年度の事業方針を審議・決定した後には、5周年記念の足尾ふるさとの森づくりを行います。開催日は5月15日を予定しています。

P2220125 ところで5周年を迎えた足尾の森(臼沢の森)では写真のように4メートルを超す樹木が春を待っています。桐生の炭まきを終えた理事と事務局はその夜に足尾入りし、翌日は土のう作りと索道による荷揚げ現場の最終チェックをしました。朝の気温は0度でしたが、昼頃には暖かくなり土のう作りでは汗を流しながらの作業でした。黒土入りの土のうは550袋作ることができました。

P2220123 松木の杜では昨年、JRFUのOBの皆さんが蒔いてくれた水仙が枯れ草の下で芽を出していました。草原では30頭ほどの鹿が草を食べながら春を迎えているようでした。足尾でも春がそこまで来ている様です。松木の杜の一角には神木としてサカキを植えました。このサカキは21日に炭を撒いた林照寺の森に生えていたもので、林照寺のおかみさんから頂戴したものです。日本の森を元気にする炭まきがスタートできたことを記念にして植えました。

26日からは階段用の間伐材を400本切り出し、今市から足尾まで運びます。また、3月1日には作業小屋の床が完成します。5周年記念の森づくり準備は着々と進んでいます。5月15日は宮脇昭先生をはじめ参加者の皆さんと歓び合いたいと願っています。

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2010年2月20日 (土)

明日は“花咲びと”の炭撒きです

いよいよ明日は日本の森を元気に仲間たちの炭撒きが群馬県桐生市で行われます。今日はその前段に現場をチェックしました。明日の本番を前に「日本の森を元気にする仲間たち」は下草刈りを2回程行い、“平成の花咲びと“の主人公の舞台を作くり最終チェックをしてきました。

P2200042 松枯れには炭が効果的なことは小川眞先生や大森禎子先生が調査・研究してきました。しかし広葉樹の立ち枯れや衰退には実証結果はないので、今回は炭撒きでその結果を自信をもって示そうと願っています。炭を撒くことができなかった市の所有地のモンゴリナラ衰退木と炭をまくことができた林照寺所有地のモンゴリナラの衰退をしっかり比較して、炭を撒いた撒かない樹木と炭を撒かない比較していこうと思っています。科学者でない私たちの現場からの発信を大切にしようと思っています。

その後、筆者は宇都宮に行きました。3年ぶりの高校生時代の同窓生たちとの60歳後の抱負を語り合う場がありましたので、桐生15時54分発で宇都宮に向かいました。8名の悪が言いたいことを述べ合いましたが、足尾での森づくりに関心が集まりました。友は支えであるとこを実感できました。

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2010年2月17日 (水)

心が安らぐ小屋改修はじまる

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 昨日は「森びと広場」にある作業小屋の改修作業が行われました。この作業は来月中旬からはじまる索道による黒土や腐葉土運びに集まってくれるボランティアの皆さんが少しでも暖かいところで休める場所にするために改修しています。

作業には群馬県と栃木県から事務局スタッフ6名が集まってくれました。作業は今まで倉庫になっていた棚などを壊し、仕切板を剥がして床作りの土台を作りました。森びと強者のスタッフだけに作業は手慣れたもので、作業は手際よく順調に進みました。3月上旬の完成後には温かいうどんやソバ等を皆さんにご馳走できそうです。料理の腕も森びと強者には勝てませんが、今年の春から始まる育樹・育苗活動では男の料理もその活動のカリキュラムに加わるような気がします。寒い中の作業に感謝します。(星野スタッフ発)

2010年2月14日 (日)

 オオムラサキが感動を与える森づくり

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いのちの森だ、ということを感じてもらうためにはどうしたらよいのか。森はいのちの源泉だと言うけれど、どうしてだと質問されると困ってしまう。今日はそんな質問に難しい答えは必要ないと自信をもちました。今日は、中央本線小渕沢駅の東京寄りの日野春駅を下車して八ヶ岳に向かって900㍍の所にある「北杜市オオムラサキセンター」を訪ねました。この地にその答えがありました。

P2140018 ここには小さないのちが枯れ葉の下で越冬していました。昨年、オオムラサキがエノキの葉の裏に卵を生み、孵化した幼虫が霜柱の上にあるエノキの葉の裏で芽ぶきを待っていました。幼虫は高さ2㍍程のエノキの葉を3分の1ほど食べて、6月中旬に羽化します。このオオムラサキの羽化は多くの人たちに感動を与えるといいます。

P2140021 この幼虫の多くは越冬する前にシュジュウカラの餌になってしまうと言われました。多くの蝶もそうであると言われました。また、オオムラサキをはじめとした蝶は棲み分けをしているとも言われました。蝶の幼虫は餌(オオムラサキはエノキだけの葉を食べて他の蝶も餌・葉を特定している)を分け合い、羽化すればクヌギなどの樹液をカブトムシやクワガタなどと分け合って舐めていると言います。エノキ、クヌギ等の樹液、葉、樹皮など木のあらゆるものは、全ての生物のいのちを育んでいるということを実感しました。

 今日は、このセンターの元館長さんであった跡部さんの森づくりの話を伺ってきました。話では、足尾の森でもオオムラサキが舞い、蝶の美しさに感動する森をつくろう、と話が弾みました。5周年記念の森づくりではエノキを植えることになりそうです。跡部さんお世話になりました。

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2010年2月12日 (金)

鹿から元気をもらって2000袋の土のう作りがはじまる

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本日(12日)の10時の足尾・森びと広場周囲の気温は10度、積雪は15㌢ほどです。事務局は小雪がちらつく中で土のう作りをはじめました。昨日は鉛色に覆われている空の下での土のうつくりでした。降雪のために延期になっていた黒土の土のう作り作業でしたが、やっと昨日から作業ができました。

10211_3 昨日は、斎賀事務局次長と松村健スタッフの二人で作業をしました。この周囲には山奥で作業している皆さんと私たちだけですが、旧松木村の緩斜面には雄鹿が二頭、対岸の斜面に10数頭の鹿がいるだけです。旧松木村の鹿は「こんなに近くで鹿は見られないんだけど」(松村さん)と驚くほど近くにいました。今日は30頭の鹿が雪の中から草を探して食べていました。この鹿を見ていると真冬に生きる動物の生命力の強さを感じました。

10212 今日は松井、小川、高杉、仁平の4名で作業をしました。両日とも作業開始時直後は足尾の風が大変冷たく頬に当たると痛い感じでしたが、10分もすると体が熱くなり額から汗が噴き出てきました。私たちは5月15日の第17回足尾ふるさとの森づくりを5周年記念にしようと黙々とやりきりました。結果は、両日で黒土の土のう袋(20キロ)を400袋作りました。

昼の休憩時に、松木の杜に行ってみると雪の中に埋もれながらも必死で生きている木々を見つけました。昨年、ユキツバキ、ヤブツバキの苗木の先端が鹿に食べられてしまいましたが、苗木からは新しい芽が出ていました。生命力の強さを感じました。私たちもどんな困難があろうとも、足尾にしっかり根を張り本物の森をつくることの決意をあらためてしました。

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2010年2月11日 (木)

真の文明は山を荒さず、河を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし

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 足尾で春の作業を始めていますが、今日の天気予報ではまた雪が降りそうです。このような天気が続くと3月に実施する索道による黒土や腐葉土の運び上げが心配になってしまいます。これは人間だけの都合かもしれませんので、作業方法を練り直すことが無難なのかもしれません。

 13日は川俣事件が引き起こされた日です。今年は用事があって現場には立てませんので、昨年踏査した時のブログを読んでみました。当時の農民が鉱毒で仕事と身体が蝕まれて、住む権利まで奪おうとした明治政府に対する農民の請願行動を官憲が弾圧しました。多くの農民たちが起訴されましたが、田中正造を先頭にした裁判闘争は多くの支援者に支えられて無罪となりました。田中正造は「真の文明は山を荒さず、河を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし」と述べています。 昨日、立松和平さんの死去が報道されました。私たちと共に足尾で植樹していた立松さん。東京新聞によると立松さんは「田中正造さんの臨終を書きたい」ということでした。立松さんの志にどこまで近づけることができるか自信はありませんが、文明の岐路に立たされている私たちは「山と心に木を植える」この合言葉を真の文明につなげていかなければと思いました。

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2010年2月 8日 (月)

自然と共に生きていくと生きる知恵が湧く

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 今日の朝も冷え込みました。「どくだみ荘」室内でも気温は0度Cを下回りました。昨夜は寝床に入る時、マスク変わりにタオルを巻いて寝ました。朝起きると鼻と口が凍傷になっているのか、と思うほどに冷やされてしまうからです。

 昨日、「森びと広場」に行ってみると周辺の積雪は40㌢を超えていました。4Wの森びと号のギアを2速にシフトし、雪道をスムースに走れるとシャーという快適な音を耳にして走り、雪が深い所ではギューギューという音とハンドルのブレを確保して走りました。自然とともに生きていくための大切な体験でした。

 広場の対岸には数頭のニホンシカが西風を避けて太陽の温もりを感じ取っているようでした。広場の様子をカメラに収め、「どくだみ荘」へ戻る途中、見慣れた4Wを発見。思った通り松村(宗)スタッフの車でした。松村さんは森づくりに集まる皆さん、そして松木沢を訪れるハイカー、釣り人の方々の飲料水に使える水源を探しに来た、と言っていました。

 P2070025 現在、ネット上(「署名TV」)では「日本の森を救う緊急提言」に賛同してもらっています。署名には70名を超す皆さんが賛同署名しています。賛同者のコメントを紹介しますと「私の経験では環境問題というとハイテクと言われるような新しい技術ばかりを重視し、古くからある伝統技術は役所でも注目されません。炭は必ず世界を救います」。また、「荒廃した日本の森を再生させ、野生動物と人間の共生を望みます」とありました。ありがとうございました。

 今、伝統建築を残そうと大工さんたちが起ち上がっています。私たちもこの大工さんたちを応援しようと話し合っています。

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2010年2月 6日 (土)

自然の力には逆らわず、命のためにそれを活かす

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 今日から足尾・ふるさとの森づくり用の土のう作りがはじまりです。新宿発の日光号で足尾へ向う途中、新鹿沼駅付近で一緒に作業する森戸スタッフから電話が入りました。話は「粕尾道路は雪で足尾には行けそうもない」、ということでした。電車が東武日光駅に近づくと車窓に雪が当たってきました。東武日光駅で下車してみると雪はこんこんと降っていました。JR日光駅で待っていてくれた岡安スタッフと会い、「この雪では足尾は吹雪だから土のう作りはできない」、と判断しました。岡安スタッフからおにぎりとおかずそして今夜からの野菜を頂いて、岡安スタッフと別れました。その時、森戸スタッフから再び電話があり、「粕尾から日光へ戻って足尾へ向かおうとしたが雪で無理だから今日は帰る」、ということでした。

 P2060114 森びと号を慎重に運転しながら足尾に向かいました。足尾ダムに設置してある天気予報版を見ると、風雪・なだれ注意の予告がされていました。ゲートを通過して森びと広場へ向かうと、前方は5~6㍍先が風雪で見えない時がありました。森びと広場の積雪は20㌢程でした。気温は-7度Cで雪は風で飛ばされていました。作業小屋のボードに今月のスケジュールを書いて、森びと広場を後にしました。今日は「どくだみ荘」に隠って通常総会の議案書作成をしています。岡安さん、森戸さんお疲れ様でした。

2010年2月 3日 (水)

群馬県から全国へ、炭撒きを報道機関各社へお願い

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 日本の森を元気にしようと「日本の森を元気にする仲間たち」の皆さんが記者会見をしました。その会見は本日10時、群馬県庁内にある「刀水クラブ」(記者クラブ)で行われました。会見にはこの仲間たちの代表・宮下正次さん、日本熊森協会群馬県支部支部長・川嵜 實さん、森びとプロジェクト委員会・髙橋佳夫が出席し、2月21日(日)のモンゴリナラ、コナラ、ヤマザクラ、アカマツの森を元気にする炭撒きを行うことを報道機関各社の皆さんに紹介しました。(写真は、モンゴリナラとコナラの葉)

 P1110041 記者会見には8社の記者の皆さんが出席し、1時間にわたって私たちを取材してくれました。偶然にも今日の『上毛新聞』には2月21日に行う炭撒きの記事が掲載されていました。私たちは多くの群馬県の皆さんに炭撒きに参加して頂き、日本の森を元気にする活動を全国へつなげていければと願っています。

 2月21日は、名称を「日本の森を元気にする仲間たちの炭撒きin群馬県」として開催し、主催母体は、日本熊森協会(群馬・栃木・関東の3支部)、森林(やま)の会、森びとプロジェクト委員会群馬県ファンクラブです。会場は、光明山林照寺(桐生市堤町2793-1)さんの境内の森です。

協力してくれる方は、当日、JR桐生駅北口・10時又は林照寺さん駐車場・11時に集合してください。参加費は無料ですが、参加者は炭1人10㎏、スコップ、弁当、防寒具や雨具等を持参してください。雨天決行です。群馬県以外からの協力者も歓迎です。参加希望の方は、FAXでお願いします。

電話・ファックスは、03-5692-4900です。氏名・連絡先・集合場所を記入して送ってください。

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2010年2月 1日 (月)

モンゴリナラを元気にするぞ!下草刈りはじまる

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 「日本の森を元気にする仲間たちin群馬県」の皆さんは昨日(31日)、桐生市、吾妻山左斜面の土地を所有する「林照寺」に、モンゴリナラを元気にするために炭を撒く許可を頂き、下草刈りを行いました。下草といっても、背丈を超える篠竹が生い茂り、草刈り機4台、カマや苅込ハサミでの下草刈りを行いました。
 斜面を登りながらの作業で、大汗をかきましたが、休むとすぐ寒くなる中での作業でした。森の中には枯れた赤松が無惨な姿をさらし、コナラも胴吹きが発生していました。貴重なモンゴリナラを元気にすることを通じて、森全体を元気にしなければなりません。午前11時から午後3時30分まで作業を行い、100m×70mの広さの下草刈りを終えることが出来ました。うっそうとしていた森は、見通しの良い森となりました。参加者一同、ふかふかの落ち葉の上に座り、一服。森の香りを胸一杯に吸い込み、「森に生かされている実感」や、「子どもの頃遊んだ森は見通しが良かった。手入れがされていたからなんだね」など、生活と森が一体だった昔の生活を懐かしむ声も出されました。作業を行っていて気づいたことは、森に手が入らないと「外から見えないから」か、心ない人がゴミを山に捨てていることです。大量消費、大量廃棄の社会の波に染まる
のではなく、物を大切にする心を育みたいものです。そのことが、森を大切にし、人を、命を大切にする心を育む事につながることと思うからです。作業終了後、「林照寺」住職の奥方様からお茶と菓子を頂き、冷えた身体を暖めることが出来ました。ありがとうございました。来る2月21日、日本の森を元気にする仲間たちが多く参加してくれる事を願い帰路につきました。(清水事務局次長発)
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2010年1月30日 (土)

約1千㍍地点での森づくりへ、準備開始!

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 足尾・松木沢周辺には残雪がありません。今年からの森づくり会場は約30度の傾斜を200メートル以上も登ったところから始まります。以前にも紹介しましたように今年は、森づくりに欠かせない黒土、腐葉土、そして階段作り材料の3~4年分を一気に運ぶ計画です。この作業は三井物産環境基金様からの助成金を使った索道による運び上げです。腐葉土約1500袋、黒土が入った土嚢約2000袋、間伐材約300本等を運び上げる予定です。

 事務局員二人(小川、柳澤)28日、その事前準備作業を行いました。索道が持ち上げられる重量は150kg。20kgの土嚢を作って、フレコン(大きな土嚢袋)に7袋入れて運び上げるには、黒土入りの土嚢はどの程度の量なのか、さらに土嚢袋、フレコンの強弱などを試してみました。

 これからの作業は安全第一に怪我なく、そして効率的に進めていかなくてはなりません。現場に立って、実際に使う道具を使って、土嚢を作ってみることはとても大切なことです。足尾には残雪はありませんが、松木沢から吹く西北の風はとても冷たく感じました。いよいよ来月から作業開始です。

 明日(31日)は、事務局スタッフが細かな作業の打ち合わせを行います。(小川事務局員発)

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2010年1月28日 (木)

国会にも広げていこう、本物の森づくり

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 昨年の「森と生きるキャンパスフォーラム2009in早稲田」には国会議員の方が参加してくれました。そのひとりである民主党衆議院議員の山崎誠様が森びらきに出席してくれました。山崎衆議院議員は、「横浜市会議員から昨年衆議院議員になりました。市民の感覚で皆さんと一緒に国会議員をやっていきます。どうぞこき使ってください。私は皆さんの窓口、皆さんの声となって皆さんの活動を根気よく政治に伝えていきます。現在、横国大で環境の研究をしていますが、横国大の森は素晴らしいです。春になると緑の勢いが素晴らしいです。この森を見ていると宮脇先生の理論と実践はずらしい、と思っています。この本物の森を是非、全国に広げていきたいと思っていますので、皆さんの仲間に入れてください。」(編集は事務局)という主旨のあいさつをしました。

 その後の懇親の場でも山崎衆議院議員は、本物の森を広めていくために国会の場で発信していく、と言っていました。山崎誠先生ありがとうございました。

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2010年1月26日 (火)

皆さんと連携して日本の山を何とかしたい!

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 森びらきには国会議員、労働組合、NPO法人などのご来賓の皆さんが出席されました。まず紹介する方は、日本の森を守っている林野庁に働く皆さんを代表して、全国林野関連労働組合(林野労組)の中央執行委員長・河田伸夫さんと書記長・岩崎春良さんです。

 河野委員長は、日本の山を何とかしたい。しかし、全国の森林2520万㌶の内760万㌶が民有林で、その所有者250万人の中には1㌶以下の森林を所有している方が150万人もいます。その所有者の皆さんが高齢化し、その上山村には病院がなく高齢者の不安が増し、山林を守っていく環境は想像以上に厳しいです。また、林野庁に働く者は8万人いた職員が現在では6千人に減ってしまいました。これでは山を守っていくことは困難です。民主党連立政権になって政府は「森林林業再生プロジェクト」を立ち上げ、森の再生と材の利用拡大を目指していく基本政策が今年の夏頃までに策定されるようです。全林野労組はみなさん等から意見をお聞きし、日本の山を守っていくために連携して行動していきたいと思います。(編集は事務局)このような主旨のご挨拶がありました。全林野労組の皆さん、私たちへ勇気を与えてくれましてありがとうございました。

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2010年1月25日 (月)

2010年の森づくりがスタート

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 2010年の森づくりがスタートしました。昨日(24日)は、第4回理事会を開催し、2010年度の事業計画案を審議・決定しました。この案は3月14日に召集される第5回通常総会に提案され、審議されます。事業計画案の骨子は、①5周間で蘇らせたいのちの森に感謝し、つくりだした皆さんと歓びあう年にしていこう。②今年は、今後5年間の森づくりの課題と目標を探っていくための検証の年にしよう③昨年に引き続き、こころに木を植える事業に力をいれよう、ということです。

P1240075  理事会が終了後、15時30分からは「2010年森びらき」を開きました。この集いには、正会員、森びとインストラクター、来賓の皆さん130名が集まりました。集いでは、5周年を記念した記念講演を宮脇昭最高顧問から頂戴し、その後、5年間の「山と心に木を植える」活動を振り返りました。懇親会では各地域の森びとファンクラブの皆さんから今年の抱負を語っていただきました。そして最後には、日本の森を元気にしていこう、と拳をあげていのちの森づくりを世界へ発信していくことを誓い合いました。

 森びらき会場の「シーサイドホテル芝弥生」の皆さんにはご協力・ご支援していただきました。NREの皆さんありがとうございました。

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2010年1月16日 (土)

今後5年間の森づくりへ準備が進む

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 昨日の足尾は気温2℃、快晴でした。森づくり5周年後の森づくり計画のため、事務局4名は臼沢の森づくりで黒土、腐葉土、間伐材等を植樹会場へ運び上げる索道設置について打ち合わせをしてきました。
 臼沢の森づくりは予定では3年後に終了します。しかし、植樹会場へは登るだけでも大変です。参加者からは「せめて土や腐葉土等だけでも上げてくれないか」という声が出されています。大人も、子どもたちも楽しく植樹してもらうためにはこの声に応えようと、理事会では三井物産環境基金様にお願いをし、快諾された助成金で荷物を上げることになりました。
 索道は素人では事故、怪我のもとになるので、事務局は足尾の森づくりに参加してくれている地元の㈱山田組の山田社長に相談してきました。その結果、索道設置を受け持つ赤川索道(遠藤さん)、山田組(冨岡さん)に現場に立っていただき、昨日、アドバイスを頂きました。遠藤さん、冨岡さん寒い中ありがとうございました。
 Dscf1569 下山後、苗床の倒れたネット支柱の補強を行い、松木の杜の支柱の手直しをして昨日の作業は終了しました。山田組の冨岡さんから、臼沢の森にクマの親子が入り込んでいると言われました。森の中には猿のふんもたくさん落ちていました。第一ゲートから第二ゲートへの坂道にはウサギの足跡がありました。夕方になると松木の杜の隣の茂みに鹿が集まって群れをなしていました。寒く、残雪の中でも様々な動物たちが命をつないでいました。(清水事務局次長発)

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2010年1月13日 (水)

今年も宮脇昭先生と共に、いのちの森づくり!

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 JRの駅に貼ってあるポスターには水仙の花が写っている観光ポスターが目を引きます。今日は宮脇昭最高顧問を訪問しました。国際生態学センターに向かう途中の岡野公園にも水仙の花が太陽に向かって咲いていました。寒い北風でしたが水仙に癒されながら、事務局は宮脇最高顧問を訪問しました。

 P1130047 今月24日は「2010年森びらき」ですが、今年の森びらきはいのちの森づくり5周年です。そこで宮脇昭最高顧問の講演をお願いしました。今日はその打ち合わせのために、事務所を訪問しました。私たちを迎えてくれた宮脇最高顧問はすこぶる元気で、熱く今年の抱負を語ってくれました。

 また、今日の午前中は衆議院議員・山崎誠先生事務所を訪問しました。山崎先生は昨年のキャンパスフォーラムに顔を出してくれた方で、その後も私たちの市民活動にアドバイスをしてくれています。今日は、日本の森を元気にするために18日からはじまる第147回通常国会内外での森づくり活動をするための打ち合わせをしてきました。いよいよ山崎先生の地元・神奈川県からも日本の森を元気にする森づくり(炭撒き)がスタートします。

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2010年1月11日 (月)

群馬県桐生市から“日本の森を元気にする炭撒き”がスタート

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 日本の森を元気にする仲間たちが起ちあがありました。その仲間たちは昨日(10日)、群馬県桐生市・水道山公園に参集し、元気のないモンゴリナラの森を散策しました。そして貴重なモンゴリナラを元気にさせていくために、来月21日炭撒きをやることにしました。
 昨日集まった皆さんは総勢31名(熊森の会群馬県支部、栃木県支部、関東支部、森林の会そして森びと群馬県ファンクラブ)でした。また、散策には大森禎子先生(元東邦大学教授)も同行し、私たちは大森先生から「何故、広葉樹が枯れるのか」の本質を学びました。
 P1100025 公園に生えているモンゴリナラを調査してみると胴ぶき(恐怖の芽)が荒ましく、枯れて伐られた木口を観ると10数年前から悲鳴をあげていることが分かりました。モンゴリナラの悲鳴を目の当たりにした皆さんは、その様子をメモ帳に記録し、デジカメで写真を撮っていました。
 P1100019 散策は15時半頃に終了し、来月の21日は一人が炭を10㎏とスコップを持ちよって炭を撒くことにしました。その後、森びと群馬県ファンクラブの皆さんは高崎市に集まり、ファンクラブとしての取り組みを話し合い、新年会を兼ねたこの場では「日本の森を元気にしていこう!」と気勢をあげていました。熊森の会の皆さん、森林の会の皆さんお疲れ様でした。

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2010年1月 6日 (水)

 “21世紀の花咲じいさん”になろう

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 寒波が東北、北海道地方を襲っていますが、東京霞ヶ関も冷え込んでいました。今日の10時、農水省の7F会議室には農水省幹部の皆さんが集合して、赤松農水大臣の新年のあいさつを聞いていました。どんな話なのかは分かりませんが、島田泰助林野庁長官室を訪れた私たちはそんな雰囲気の中で島田長官を待ちました。
 今日10時30分、岸井成格理事長、髙橋佳夫副理事長、宮下正次理事、清水卓事務局次長は島田泰助林野庁長官を表敬訪問し、「日本の森を救う緊急提言」を提出してきました。そこで私たちは、マツやナラ枯れの原因は虫ではなく、土壌の酸性化であり、その土壌を元気にするには炭が効果的であることを説明してきました。そして持参した炭を長官室において頂くために、青森県新郷村産の炭俵をさし上げました。

Dscf1438  新年の忙しい中ではありましたが、島田長官は私たちの意見に耳を傾けてくれました。島田長官との話では、林野庁としても“コンクリート社会から木の社会へ”と言うスローガンの基に新しいプランを創りだしていくので、その流れの中で日本の森を元気にしていきましょう、となりました。
 今日は、“21世紀の花咲じいさん”を先頭にして日本の森を元気にする運動がスタートできるきっかけになったような日でした。林野庁関係者の皆さん、忙しい中で時間を割いていただきありがとうございました。
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2010年1月 5日 (火)

小さな力でも日本の森を元気にできる

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 今日、再就職の先で仕事をしているとポケットに入っていた携帯がブルブルと何度も震えました。昼食時間と仕事終了後に電話してくれた方に電話をしてみると、テレ朝の「スーパーモーニング」で森びとが報道されていた、という報せでした。栃木県、千葉県そして東京都の仲間達からでした。
 Photo_2 筆者は仕事でしたのでその場面は観られませんでしたが、報道内容は年末の25日に「日本の森を救う緊急提言」を民主党の細野豪志副幹事長に手渡していた様子だった様です。この緊急提言はホームページ上で賛同署名を募っていますが、日本各地から現在、27名の皆さんが賛同してくれています。長い提言を読んで頂き、その上に賛同していただきありがとうございます。目標は10万人署名です。この署名を持って環境大臣、農水大臣へ提言の実現を求めていきます。もっと多くの皆さんの賛同をお願いします。(写真は上・フォーラム時のロビー、中・森びとインストラクターの炭撒き報告、下・チョージさん)

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 ところで今年もChoji(チョージ)さんからお年玉が振り込まれました。彼のCD売り上げの一部を寄付してくれました。フォーラムでも「心の森」を熱唱してくれたChojiさん、マネージャーの中村さんありがとうございました。

2010年1月 3日 (日)

“エゴからエコへ”、森づくりを大きく

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 昨夜は湿り気の多い雪が降りました。10㌢程の積雪ですが、午後、除雪機を動かしました。今日の気温(朝)は-7度で、1日中雪が降ったり止んだりの天気でした。野鳥の餌台には、カケス、シュジュウカラ、コガラ、ヤマガラが飛び交い、餌をついばんでいました。
 12~3年前に植えたヤマナラシは2階建ての屋根を越すまでに生長し、冬芽をいっぱいつけて寒さから生命を守っています。ブナも枯れ葉を付け、オオカメノキも冬芽を大きくして生命を守っています。昨年秋に植えた50本のユキツバキはすっぽりと雪に覆われてしまっていますが、1~2本だけが緑色に光った葉の顔を雪から出しています。そんな様子を見ていると、「雪の中に顔(葉)をしまい込んでいる方が寒くはないのに」、とい言いたくなってしまいます。樹高が30㌢程のユキツバキを植えたので心配ですが、来春には元気な顔を見せてほしいものです。
 テレビ番組で「エゴの字の 濁点とれず 温暖化」という川柳が紹介されました。人間の欲がそうさせているのでしょうが、森の中では、樹木は厳しい冬の寒さにも耐え抜き、それぞれの木が支え合って森を形成し、じっと春を待っています。今年は、私たちの森づくりで何としてもこの濁点を取ってみたいと願っています。

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2010年1月 2日 (土)

やる気と勇気をもらった一冊の本

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 今日の朝の気温は-10度でした。この辺は6時30分頃から夜明けが始まりますが、今日は朝焼けがありました。森の枝に積もっていた雪は昨夜の風で飛んでしまいました。今日は風もなく、太陽の光が雪に反射し、眩しい程の森でしたが、とっても静かな1日でした。
 そんな中、『ニンジンの奇跡』(赤峰勝人著・講談社+α新書)を読みました。昨年の今日は木村秋則さんを紹介しましたが、今年は赤峰勝人さんです。この方は無農薬、無科学肥料の「循環農法」で野菜を育てる百姓、と紹介されていました。昨年末、事務所に来た事務局次長・清水さんから「この方も酸性化した土を中和させるのに炭を使っていますから」と、この本を頂きました。
 読んでみると、昨年末に民主党及び国家戦略室等へ提出した「日本の森を救う緊急提言」と同じような事を、この本には書いてありました。『ついでにお話ししておくと、マツ枯れも酸性雨が原因だと思います。マツ枯れはマツクイムシが原因といわれていますが、とんでもありません。何度も言うように虫たちは「神虫」です。マツクイムシも例外ではありません。マツが枯れるのは、まず酸性雨で土の中のペーハーが下がってくる(酸性度が強まる)と、マツの根を育てる菌が死んでしまいます。するとマツの根が死んでしまうので、地上部も枯れていきます。これがマツ枯れの原因です。マツクイムシは枯れたマツを食べて、糞にして返すのが役割です』、と書いてありました。
 読み終わって私は、日本各地には自然環境と人間の生命を大切にする皆さんが地道に活動し、その心を地域で育んでいることに感動し、勇気をもらうことができました。(下の写真は昨年末の足尾・松木の杜です)

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2009年12月31日 (木)

私たちの心に、子どもたちの心に木を植えた09年

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 今年の事業は“心に木を植える”ことに力点をおいて展開しよう、ということでした。地球温暖化の原因をつくったのが人間である以上、人間が温暖化をストップさせなければ、と私たちは森びとプロジェクトを起ち上げました。その目的のためには、いのちの森づくりを通じて“人は森に生かされている”という視点から社会を観て、私たちの生き方を足下から変えていく努力を地道に行う、ということでした。
 Photo_2 ということで今年は、子どもたちや海外の方々との交流にチャレンジしてきました。人間は森から生かされていることを体験・学習することの重要さをドイツから学び、その日本版にチャレンジしました。授業は、川崎市古川小学校の一年生87名を対象に進められ、教諭そして父兄の皆さんも一緒に森の大切さを体験・学習してきました。その他にも保育園の園児と父兄の皆さんとのドングリの苗づくり、「森びと親子自然教室」では親子の皆さんと森に入り、樹木と遊んだり、虫と友達になりました。
 Photo_3 また、アジア・アフリカの森林関係者、フィリピンのNGOの皆さんとも荒廃地での森づくりを体験・学習することができました。振り返ってみると、子どもたちの森の授業にしても、アジア・アフリカ各国での森づくりでも、大切なことは森づくりを実行するリーダーの存在でした。
 校長先生や担任の先生、保育園の園長さん、アジア・アフリカ各国の森林担当者がその気になって、森づくりを実行してみないことには何も前進しない、ということでした。今月の森びと望年会で報告してくれたフィリピンのチョディさんのように、地元で子どもたちや住民と森づくりを実行してみた結果、子どもたちの心に森を大切にする意識が芽生えてくるのではないでしょうか。
 この原稿を書いている時、「森びと親子自然教室」で一緒に学んだ千葉県の高梨りょう子ちゃんから、新年のメッセージとお父さんと共に作った野菜が届きました。りょう子ちゃんありがとうございました。良いお年を迎えてください。

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2009年12月30日 (水)

信念を貫き通す森びと達に支えられた09年

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 日本の森を救う緊急提言を提出できたのは、多くの皆さんに支えられて5年間の森づくりが地道に続けられてきた結果です。来年は森づくりをはじめて5周年の年です。支えてくれた多くの皆さんに心から感謝申し上げます。
 今年も多くの皆さんの“自然環境と人間の生命を大切にする心”とその情熱、そして苦労を惜しまない育樹・育苗活動によりまして8、979本の木を植えることができ、その心を吹き込まれた苗木たちは冬の眠りに入っています。
 P4260955 足尾では今年の早春、雪の降る中で重機を操縦しての開墾、そしてスコップでの穴掘りが苗木たちを元気にしています。みちのくでは、雨にもかかわらず森づくりに参加してくれた皆さんの心を大切にして、事務局は自然の力を活かした育樹・育苗活動をすすめています。この森づくりには、年間1千人以上のボランティアの皆さんの情熱と汗が結晶し、過去に人間が壊した森(旧足尾銅山跡地と旧松尾鉱山跡地)を、いのちの森へと回復させています。来年は“山と心に木を植える”運動がもっと社会へ躍動できればと願っています。
 天気予報では、大晦日から元旦にかけて雪と寒さが厳しい、と報じています。自然の恵みに感謝し、今年の森づくりを振り返ってみることにします。

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2009年12月23日 (水)

足尾は真冬です。樹木から生きることの強さを学ぶ

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 今日は冬至でした。テレビ報道ではゆず湯に入ったお爺さんが自然の恵みの有り難さを身体に表せていました。新聞報道では、ポーランドでは寒波で10数人の方が命を奪われたということです。アメリカでも寒波が猛威を振るっているそうです。自然の力は人間の想像以上であり、スパコンでも異常気象から防衛することはできない力を秘めているようです。
 ゆえに自然環境と人間の心を大切にする皆さんの願いが宿っている樹木には頑張って根を張ってほしいと、事務局は足尾の現場に立って苗木達の生命を守り抜いています。今月17日~19日にかけて事務局は足尾の現場に立ち、18日から雪に覆われた森びと広場や松木の杜、うす沢の森の樹木を調査しました。鹿に食べられてしまったユキツバキ、ヤブツバキは必死になって生きていますし、シラカシ、アセビも雪に負けずに息をしていました。
 Cimg4916 積雪は30㌢程ですが、一面は真っ白でホオジロの声だけが響き、自然力は「静寂」という情景をつくっていました。こんな中で仕事をしていると、まさしく私たちは自然(森に)に生かされていることを改めて実感することができました。こんなことを感じていると、ユズ湯に入っていたお爺さんの顔は、自然の恵みを身体で感じ取って感謝しているように感じました。今日は「冬至」という言葉の意味を噛みしめた日でした。(松井東京事務所長発)
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2009年12月14日 (月)

「日本の森を救う緊急提言」を申し入れる

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 昨日は第3回理事会を開きました。そこでは先月開催した「第2回森と生きるキャンパスフォーラム2009in早稲田」を振り返り、参加者からのアンケート(感想)と「フォーラム宣言」を基にした提言を審議・作成しました。提言は「日本の森を救う緊急提言」とし、民主党連立政権に提出することにしました。提言は年内にホームページ上にアップしますので、日本の森を元気にしたい皆さんの協力を訴えます。(フォーラム宣言はホームページをクリック)
 理事会では提言を提出した以上できることはやっていこうと、日本の森を元気にしたい仲間の皆さんと衰退している森に炭を撒いていくことにしました。当面、新春(2月)には群馬県桐生市内の森で、モンゴリナラを元気にする炭撒きを実施することになりました。日本の森を元気にする炭撒きは、年内から来春にかけて準備をすすめ、できる県から始めていくことにしました。
 Pc132729 理事会後は忘年会を行いました。忘年会には、3年前に実施されたJICAアジア・アフリカ地域荒廃地の植生回復研修生でしたチョディ(フィリピン)さんの特別参加がありました。チョディさんは、足尾で学んだ植樹方法を地元版に活かし、村民とともに森づくりをしている様子をパソコンで紹介してくれました。また、チョディさんは岸井成格理事長にお土産を持ってきてくれました。チョディさんありがとうございました。

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2009年12月 7日 (月)

森林政策の見直しへ、議員の皆さんに訴える

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 今日からCOP15が始まりました。ヨーロッパ各国では多くの市民が注目している様子がテレビニュースで報じられています。日本の場合はそのようなニュースが流れていないようです。心配している皆さんは多いと思いますが、日本ではこの会議が社会の話題になっていない様です。
 そんな中、当委員会は先月29日のフォーラムで採択された「フォーラム宣言」を持って衆議院議員会館を訪れ、日本の森を元気にする政策を議員の皆さんに訴えてきました。民主党副幹事長の細野豪志事務所(写真)では、「フォーラム宣言」をベースにした提言の主旨に賛同していただき、日本の森を元気にしていく道筋を探っていくことになりました。秘書の蔵野雅章さんアドバイスありがとうございました。今日の国会周辺は銀杏の黄金の葉が眩しいくらいでした。

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2009年12月 2日 (水)

アジア・アフリカ各国でいのち森づくり

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 今日の足尾の朝は氷が張りました。朝7時30分の「森びと広場」は気温零度、雲ひとつない快晴でした。今日は、第3回目のJICA研修「アジア・アフリカ地域荒廃地の植生回復」研修でした。昨日の研修では、日光市内のホテルで高橋副理事長が荒廃地でのいのちの森づくりの精神を講義し、今日は、現地での植樹を体験してもらいました。
 熱帯国の皆さんからすれば足尾・「森びと広場」の霜柱が珍しく、広場に到着すると皆さんは霜柱をカメラに収めていました。その後、全員が背負子に腐葉土と黒土を背負って、両手にはスコップと苗木を持って、約1000㍍のうす沢の森を登りました。途中では、宮脇理論に基づく荒廃地での植樹の生長を実感しながら、植樹場所ではひとりが二本のコナラを植えました。
 植樹後の下山途中、アフリカの方からは、「帰国したら森づくりのNPOを創りたいが、ポジションをほしがる者同士の軋轢が気にかかる、それらはどうしているのか」、と言う質問がありました。高橋理事は、「報酬を受けたいという方にはNPOには加わってもらわないのがよい」、と応えました。
 2時間程の実習ですすが、アジア・アフリカからいのちの森をつくっていこう、という心が通じたようでした。
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2009年11月 4日 (水)

間もなく松木沢にも冬将軍

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 東北、信州各地では初雪が降った便りがあり、みちのく事務所からは旧松尾鉱山跡地には間もなく冬将軍が訪れる、との連絡がありました。ここ松木沢周囲の山にも昨日、初冠雪がありました。10時頃の気温は5度、昨日は年内にコンテナを移動するための整地を行いました。
 作業小屋内ではストーブに灯がともり、手伝いに来てくれた第四期インストラクター・富岳さんと事務局員(仁平、小川)はホットコーヒーで身体を暖めながら打ち合わせをしました。外は粉雪が舞う中、臼沢の森の樹木たちは鮮やかな秋の色を見せてくれていました。
 いよいよ足尾「森びと広場」には冬将軍が訪れます。作業の締めくくりは、各地の森びとインストラクターが届けてくれたブナの実等を蒔きました。

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2009年10月26日 (月)

09年最後の森づくりが終わる

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 今年最後の森づくりが終わりました。主役はJR貨物㈱に働く組合員・家族のみなさんでした。参加者総勢115名の皆さんは、臼沢の森と松木の杜に6種・550本の苗木にいのちの息吹を吹き込んでくれました。どんよりとして肌寒い曇り空の日でしたが、怪我や事故もなく、最終の美を飾ってくれました。JR貨物の組合員・家族そしてOBの皆さん、甲府から来てくれましたNPOのみなさん、肌寒い中ありがとうございました。
 Pa252774 このボランティァの皆さんをサポートしてくれたのは、森びとインストラクター(遠藤さん、小黒さん、大塚さん、橋倉さん、森戸さん、田岡さん、岡安さん、松井さん)と“最後の森づくりだから”として駆けつけてくれた磯崎さん、小口さん、理事の村田さんでした。皆さんは、初めての森づくりであるJR貨物労組の皆さんに丁寧なアドバイスをしてくれました。皆さん、お疲れ様でした。
 あるOBの方は、「水仙は鹿が食べないから水仙の球根を持ってきた。春にきれいな花をみてください」と、自宅で育てた水仙の球根を持ってきてくれました。この球根は松木の杜入口に蒔いてくれました。来春が楽しみです。OBの皆さんの心のこもったプレゼントに感謝します。
 5月30日(第9回)から始まった森づくりでは、“自然環境と人間のいのちを大切にする願い”が込められた約8000本の苗木にいのちが吹き込まれました。多くの皆さん、ありがとうございました。
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2009年10月 6日 (火)

5年間の森づくりを振り返る

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 昨日は臼沢の森の植生調査を行いました。調査は先月17日の事前調査に基づいて、国際生態学センター研究員・矢が崎朋樹さんの指導を受けて数十種類の植物を採取することができました。その後、事務局は「どくだみ荘」に持ち帰った植物の種を調べ、新聞紙に挟んで保管しました。種の判別の結果、採取した植物にシナダレスズメガヤ、オッタチカタバミ、イタチハギ等の外来種が目立ちました。今後は宮脇昭先生が以前に行った植生調査結果との比較を行い、その結果を公開していくことににしています。Pa052610
 4日は秋晴れの中、第15回「足尾・ふるさとの森づくり」を行い、主役のNTTビクソルの皆さん22名は150本(コナラ、ヤマザクラ、ヤマモミジ、クヌギ、クリの種)の若木に命を吹き込みました。松木の杜に植樹した後は、この間植えてきた樹木の生長を確かめようと臼沢の森に入りました。05年に植えたクリが実をつけるまでに育った様子をみて、感動しているようでした。皆さんは4年前から毎年森づくりに参加し、社員や家族の心に木を植えています。NTTビクソルの皆さんありがとうございました。
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2009年10月 3日 (土)

明日も元気に森づくり!生きていることに感謝です

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 明日は第15回「足尾・ふるさとの森づくり」です。主役はNTTビクソルの社員の皆さんです。皆さんの長年の地道な森づくりは森の神に通じて、明日は絶好の秋晴れです。
 今日はその準備に汗をかきました。事務局員とスタッフは気持ちの良い朝早くから苗木の選別、腐葉土運び等を午前中に行い、午後は松木の杜の草刈りをすべてやりきりました。NTTビクソルの皆さんは松木の杜に植樹を行います。明日の植樹は、強いに風や寒さに耐えて冬を生き抜く環境づくりがポイントです。主役の皆さんには心に木を植えながら、丁寧な植樹をしてほしいと願っています。Pa032576
 刈った草は若木の周りに敷き、ユキツバキやヤブツバキ、アカガシ等のカシ類の常緑樹が元気に冬を越してほしいと願って汗をかきました。写真のようにツバキの葉の色は鮮やかで、中には赤い花のつぼみをつけいる樹もありました。新潟の竹内アドバイザーが探してくれたユキツバキは、冬に向かって太陽のエネルギーを独り占めにして、大きく育っていくことでしょう。
 夜空には星が輝いています。中秋の満月は周囲が山に囲まれているので見えませんが、東の空が明るくなっていますので、多分満月でしょう。明日の森づくりは自然に感謝する心をもってNTTビクソルの皆さんをお迎えします。

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2009年9月22日 (火)

今年最後の森づくりへ、気持ちよい汗を流す

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 うっすらと色づきはじめたリョウブの葉があちこちに目立ち始めている松木沢周辺。透き通った青空の下では乾いたヒノキの間伐材を打つ音が臼沢の森で響いていました。19日から20日にかけてJR貨物労組関東地方の皆さんは、第16回「足尾・ふるさとの森づくり」会場用の階段を作りました。本番当日の主役、組合員・家族の皆さんが安全に植樹できるようにと、ボランティアの皆さんは二日間で草刈りと階段30段を作りました。
 来月25日の本番には約100名の主役が臼沢の森に参集し、今年最後のいのちの森づくりを行います。作業に駆けつけてくれたのは中央本部の高木書記長そして関東地方本部の山崎委員長を筆頭に13名の皆さんでした。両日とも天気は秋晴れで、皆さん達は間伐材の運搬や階段づくりで気持ちのよい汗を流すことができました。2日目の最後はあまりにも良い秋晴れなので、頭から足までびっしょりになるほどの汗をかきましたので、皆さんは松木川の河原でその汗を流しました。
 今年から森づくりを始めたJR貨物労組の皆さんですが、責任者を先頭にした準備作業に汗を流す様子を伺っていると、自然といのちを大切にする熱い息吹が感じられました。
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2009年9月13日 (日)

258本の若木が大地に根を張ることができますように?

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 今日の朝(7時50分頃)、森びと広場の気温は13度でした。空には秋の清らかな青空が遠くに見え、そのなかに昨日の雨雲でなく秋の雲が散らばって浮かんでいました。事務局は小豆の朝採りをしたのち、今日開催する第14回足尾・ふるさとの森づくりの最終チェックをして、本日の主役であるJREU横浜の皆さんを待ちました。
 10時30分、主役の皆さんはバス1台に乗車して松木沢に到着しました。車内では、宮脇昭先生のいのちの森づくりビデオを鑑賞し、森づくりの心構えを学んできたそうです。45分から開会セレモニーが始まり、森びとインストラクターの石井さんから植樹方法を教えられた皆さんは、苗木、移植ゴテ、黒土、腐葉土等を持って植樹会場目指して歩き始めました。
 13時30分には258本(ブナ、ミズナラ、コナラ、ヤマザクラ、ヤマモミジ、トチノキ、クリ)を臼沢の森と松木の杜に植えることができました。少し風が強い時もありましたが、爽やかな汗を流した皆さんの顔には自然の力から恵んで頂いた笑顔が見えていました。怪我や事故もなく植え終えた後は、山形の荒川ご夫妻から送られた芋煮をご馳走になりました。前段の準備をしてきた準備員の皆さん、本番でいい汗を流した参加者の皆さん、若木にいのちを吹き込んで頂きありがとうございました。
 今日はこの他に、神奈川県から明治学院大学生二人が育樹活動に参加してくれました。その一人、佐藤さんは「小さい時、遊んでいたのが森でしたので身体が森に行きたい(木を植えたい)となって、参加しました」と、言っていました。二人は、冬支度に入る若木の草取りをやっていただきました。三浦さん、佐藤さん、本日はありがとうございました。

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2009年9月 5日 (土)

人の心と努力に支えられている森づくり

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 ふるさとの木によるいのちの森づくりは色々な方々の見えにくい協力・支援によって進められています。第9回「足尾・ふるさとの森づくり」では「森びと看板」製作で協力してくれた加藤善昭さん、池沢栄さん、そして側溝に溜まった落ち葉や土をフルイにかけて土のうに詰めて提供してくれた鎌田孝男さんご夫妻たちからのご協力、ご支援がありました。
 日光市今市に住む鎌田さんご夫妻は、住宅地の境に設置されている側溝に溜まる落ち葉や土がもったいないと、それをフルイにかけて土のう袋に詰めてくれました。その数は800個以上です。今年は、この栄養たっぷりの土で苗木たちを元気にしました。(写真:上)P9042345
 那須塩原に住む池沢さんご夫妻は、所有している山からクリノキを提供してくれました。夏は雷雨に晒され、冬は風と寒さに耐えるには腐りにくいクリノキが良い、として直径30㌢もの木を伐ってくれました。今は、松木沢のハイカー、歴史見学者、登山者そして釣り人がこの看板に目を向けています。(写真:中)
 この看板には旧松木村の生活を蘇らせようと、歴史の聞き取りや調査を行い、さらに村が描かれた絵画を鑑賞しながら、松木村をイメージして絵にしてくれた加藤さん。絵の大きさは100号の油絵です。この看板がある場所からこの絵を見ると、絵は看板から西側を見た風景とマッチしています。じっくり見ていると頭の中には松木村をイメージすることができます。そんな素晴らしい絵です。構想を練りに練って描き上げてくれた加藤さん。(写真:下)
 当委員会はこの三人の方に感謝状と記念品を差し上げました。感謝状は岸井成格理事長に代わって高橋副理事長が差し上げました。皆様のご協力に感謝いたします。

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2009年8月26日 (水)

秋の森づくり準備開始!

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 「どくだみ荘」の朝方は掛け布団をかけないと寒くて寝なられない日が続いています。今日の朝も昨日の朝も気温は20度を下回りました。今日の17時30分頃の気温は16度で、ボランティアの方を東武日光駅まで送り、足尾に戻る途中い車の窓を開けて走っていると、10月頃の風が吹いているようでした。臼沢の小さな森は秋の様子です。実を付けた栗の木が生き生きと枝を伸ばし、ススキの穂が秋風に揺れ、月見草の黄色い花が鮮やかでした。
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 今日は東京から駆けつけてくれた井本さんが3度目の育苗作業を手伝ってくれました。作業はポットの中でしっかりと根を張って、苗木の根を苦しめている背の高い草を取りました。今日の作業で全ての草を取ることができました。天気予報では週末は真夏に逆戻り、ということなので苗床は風通しが良くなり、蒸し暑さが軽減されることでしょう。井本さんありがとうございました。
 
 2009_0825_100446dscf0966 昨日は、来月13日に行われる第14回「足尾・ふるさとの森づくり」の準備でJREU横浜の皆さんが臼沢の森を訪れました。メンバー12名は草刈り、階段作り、穴掘りを行いました。めったに使わない機械と道具を使った作業がスムースに進んだことに、皆さんは満足げな顔をしていました。作業を終わり下ってきた皆さんは、横浜では未だ感じることのない秋の爽やかな風を持ち帰った様です。横浜の皆さんお疲れ様でした。

2009年7月27日 (月)

雨の中の準備が子供に感動をつくりだす

P7250031  とっくに梅雨明けがあったのですが、梅雨前線を太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げていない日が続いています。それによって九州地方を中心にして集中豪雨が起き、土石流が発生しています。この自然災害では多くの犠牲者を出し、住民は避難場所での生活を強いられています。気象情報では、今年はエルニーニョ現象が起こり、その影響ではないか、と報道しています。
 関東地方では一昨日から猛暑日です。この猛暑日の一昨日、足尾・臼沢の森に約80名が集まり、520本の若木に元気を吹き込みました。主役はJREU八王子の組合員・家族のみなさんでした。子供も大人も水を持ち、ヘルメットを着用して背負子を背負って腐葉土を運び上げました。
 10時30分から始まった森づくりは、事故も怪我もなく無事に終わり、14時頃から遅い昼食をとりました。猛暑を予測していた事務局は美味しい西瓜を松木川に冷やし、汗を流してくれた子どもたちや参加者の皆さんに食べていただきました。
 事故もなく、子どもたちがいい汗をかけたのは、事前の準備が完璧であったからです。豊島副執行委員長さんを先頭にして、準備委員の皆さんは前日までの雨の中を、草刈り、黒土運び、穴掘り等に精を出していました。準備委員の皆さん、ありがとうございました。

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2009年7月24日 (金)

謙虚な気持ちにさせる水の勢い

P7240001  昨夜から朝にかけて激しい雨が「どくだみ荘」のトタン屋根に当たり、猛烈な音がしていました。とは言っても首都圏の熱帯夜で汗をかいて寝る、という寝苦しいことは「どくだみ荘」ではありませんのでこれが救いです。
 今日の朝、松木の杜に向かう途中、足尾ダムの水量は増し、水の色は茶色で、水の勢いを身体に感じるほどでした。この状景を見て感じたことは、三川の上流の山肌は緑色になっているものの、本物の森になっていないのかなあー、ということでした。17時過ぎ、「どくだみ荘」に帰る頃には、松木川の水色は青がかったグレーの色に変わっていましたし、水の勢いも弱まっている感じでした。こんな様子を見ていると、計り知れない自然の力に驚いています。
 明日は、第13回「足尾・ふるさとの森づくり」です。主役はJREU八王子の組合員・家族の皆さんです。20日からその準備をしてきた豊島副委員長さんを先頭にした組合員の皆さんは、今日も、雨の降る中を黒土を運び、テントも運び、最後には明日のセレモニーのリハーサルを行い、リハーサル通りに100本の苗木を松木の杜に植えました。明日は8時、「森びと広場」には森と生きる皆さんの楽しい声が、小鳥たちのさえずりとともに響くことでしょう。
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2009年7月13日 (月)

最後の一本まで植えて、小さな命に未来を託しました

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 昨日は第12回「足尾・ふるさとの森づくり」が行われました。臼沢の森と松木の杜に木を植えてくれたのは、JREU大宮の組合員・家族そして友誼団体の皆さんでした。
 雨の心配がありましたが天気は曇り、風も少し吹いてくれました。参加者は576本の若木を臼沢と松木に植えてくれました。3年間、小さなポットの中で根を充満させてきた若木に、100名もの皆さんは若木に元気の素を与えてくれました。EU大宮の皆さん、ありがとうございました。
 この森づくりをリードしてくれたのは森びとインストラクターでした。事前の草刈り、黒土や腐葉土運びそして穴掘りを、サポーターとOBの皆さんと一緒に行っていました。本番では、怪我や事故は絶対起こさないことを第一に心がけ、参加者への植樹アドバイスを行っていました。特に、宮尾インストラクターは、「苗木は命をかけて生きようとしています。丁寧に植えて下さい」、と参加者に語っていました。
 松木の杜では用意した若木全部に元気を与えられませんでした。しかし、昼食を済ませた皆さんは、山口委員長さんを筆頭にして松木の森に入り、最後の一本まで植えてくれました。手を抜かずに、全員がひとつの事に向かっている様子は、労働組合の団結の強さを感じさせられました。
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2009年7月10日 (金)

ラオスで実現したい命の森づくり

Pc020525  ラオス・ルアンブラバン県農林事務所からメールが届きました、という報告がありました。報告をしてくれたのは宮脇昭先生が所長を務めるIGES-国際生態学センターの研究員・矢ヶ崎朋樹さんです。
 昨年12月、当委員会はJICA横浜の依頼を受けて「アジア・アフリカ地域荒廃地の植生回復研修」を足尾で行いました。その時に記念植樹した苗木が元気に育っている様子の写真を、矢ヶ崎さんにお願いして全研修生にメールしていただきました。ラオスからのメール発信者は、この研修生の一人であるソンチャンさんからでした。矢ヶ崎さんが英文を訳してくれましたので、ソンチャンさんのメールを紹介します。
 「矢ヶ崎さん、お元気ですか?メールを送ってくれてどうもありがとう。写真付きのメールを受け取り、とてもうれしいです。私は日本のことを決して忘れません。とくに、(一緒に研修に参加した)私たちのチーム、足尾の高橋佳夫さんのチーム、そして、宮脇方式のことも。しかし、申し訳ないのですが、私のプロジェクトはすでに終了し、私自身も農林省の国家農林普及サービス局からルアンプラバン県農林事務所に転属となったため、宮脇方式を実行していません。けれども、できるだけ早い時期に、実行を試みます。よろしく。ソンチャン」、というメールでした。
 ソンチャンさんのふるさとの木による命の森づくりが早い時期に始まることを期待したいものです。このメールを読み、ラオスで森づくりが始まったら現地を訪れたいね、と矢ヶ崎さんに返信しました。来週は、フィリピンのNGOの皆さんと足尾現地に立って、荒廃地回復の活動に関して報告・討論を行います。
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2009年6月29日 (月)

子どもたちへ何かを育む、辛い植樹!

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 「どくだみ荘」の窓から足尾ダム方向を観ると山肌に朝日が当たり、今日も暑くなりそうです。天気がこれ以上続くと、まもなくてるてる坊主を吊して雨乞いをしなくてはなりません。
 昨日は、EU高崎の組合員・家族、労組がお付き合いしている方々100名が臼沢の森と松木の杜に植樹をしてくれました。臼沢には360本、松木には200本を植え、苗木に命の息吹を吹き込んでくれました。臼沢の森の植樹では、堀口委員長さんを先頭にして背負子を担いで黒土や腐葉土を何往復もしていました。この元気は子どもたちや女性達の声援を受け、辛さや汗をみんなで共有していたようです。
 松木の杜でも、心身にハンディキャブのある親子が大きな声を掛け合って植樹していました。彼らはバケツに黒土を入れてもらい、声をかけられた所に黒土を何回も運んでいました。足場がでこぼこしている砂地ですが、怪我もなく最後の一本まで声をかけ合って植えました。
 閉会セレモニーでは、いい汗かいた皆さんから感動が参加者全員に伝えられました。女性の方は、「辛い植樹でしたが、この大人の植樹作業を観て子どもたちの心には何かが育まれています」、と述べていました。

臼沢の森では写真(下)のように、辛い育樹作業が小さな生命を育むんでいます。それは理事会、事務局員の心を豊かにしてくれています。EU高崎のみなさん、ありがとうございました。

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2009年6月21日 (日)

みんなで辛さを共有して21世紀の森づくり

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 今日の森づくりは絶好の天気でした。植樹開始前は小雨で一日中の雨を心配しましたが、植樹を始める頃は曇りになりました。その後も植樹が終わる13時過ぎまで雨は降りませんでした。
 第10回「足尾・ふるさとの森づくり」に参加してくれた皆さんは160名です。ゼロ歳から70歳代までの皆さんは、苗木に元気を与えるためとグループのために黒土や腐葉土を運びました。下から360段もの階段を登ってきたグループのメンバーに暖かい拍手がありました。木を一本植えるにもグループの皆さんの声援を受け、背負子で黒土や腐葉土を運ぶ辛さをグループ一人ひとりが共有できた瞬間です。
 今日は704本の苗木に生命の息吹を吹き込むことができました。JREU東京の皆さん、ありがとうございました。参加者をリードしてくれました森びと・インストラクターの皆さん、事故・怪我もなく参加者へ感動を与えてくれてありがとうございました。

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