カテゴリー「森びと奮闘記」の8件の記事

2010年2月22日 (月)

平成の花咲びと達がモンゴリナラに炭撒き

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今年一番の暖かさを感じた昨日(21日)、群馬県桐生市の林照寺の森に清々しい声が響きました。「炭は重いなあー」、「この木の周りを掘ってください」、「ここにも炭を撒こうか」など、約200名の平成の花咲びとはモンゴリナラを探し、その周囲をスコップで溝を掘り、そこに炭を撒きました。

平成の花咲びとは「日本の森を元気にする仲間たちin群馬県」(日本熊森協会群馬県支部、森林の会、森びと群馬県ファンクラブ)が呼びかけモンゴリナラの森を元気にする炭まきに応えてくれました。平成の花咲びとは最初に紙芝居でモンゴリナラの知識を得て、この木が悲鳴を上げている原因は酸性土壌になってしまったことを学びました(木は根、根は土です)。その後は炭まきの実習を受け、昼食を食べながら炭まきによって森が元気になってほしいと期待を膨らませました。

P2210088 1トンを超す炭の提供に感謝しつつ、平成の花咲びとは片手に炭袋を下げ、もう片手にはスコップを持って林照寺の森に入りました。森林組合の皆さん、造園業の皆さん等のアドバイスを受けながら、平成の花咲びとはきもちのいい汗を流しました。1人約3~4本の木に炭を撒くことができました。

午後3時過ぎからは平成の花咲びとたちの感想を共有しあい、この運動を日本の各地へ拡げていこうと誓い合いました。その後は平成の花咲びとの「感謝の集い」(希望者)が「九区集会所」で開かれました。交流会ではJREU前橋支部の女性事務員の方が作ってくれた美味しいおでんを頂きながら、桐生市の歴史に耳を傾けたり、神奈川県での炭撒き計画を応援していこう等、この運動への期待と親交を深めあいました。

P2210056 <炭を提供してくれた皆さん>・・南牧カーボンマテリアル、国際ロータリークラブ桐生西、南牧森林組合、群馬県炭協会東毛支部、(独法)水資源機構草木ダム管理所、関東燃料、須藤金次郎、林照寺(敬称略)

「日本の森を元気にする炭撒き」にご協力くださってありがとうございました。

2010年1月21日 (木)

神奈川県に拡めよういのちの森づくり

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 いよいよ“山と心に木を植える”森づくりが始動します。24日は、「2010年森びらき」が東京都港区で開かれます。この集いには全国の正会員、インストラクター130名が出席し、いのちの森づくりを始めて5周年の森づくりに抱負を語り合います。集いでは、5周年を記念して宮脇昭最高顧問から講演を受けます。
 昨日は、森びと神奈川県ファンクラブの皆さんが「森びき」を開催しました。16時から始まった集いでは、ビデオ上映と今年の県内森づくり活動を14名の会員が学習・討論してきました。19時からは懇親会が始まり、この場には新川眞さん(NPO法人国際ふるさとの森づくり協会事務局長)、当委員会からは千葉美佐子理事、高橋佳夫副理事長が出席しました。
 懇親会でも県内でつくりだす森づくりへ向けた抱負を語り合い、日本の森を元気にしていく森づくりを県民へ拡げていこうと、森びとファンの情熱が伝わってきました。(小林事務局員発)

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2009年11月 1日 (日)

子どもたちの未来へ、できることをやり抜く!

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 経済産業省の発表によると2008年度二酸化炭素排出量は、90年度比7.4%増でした。「100年に一度の経済低迷であっても、削減目標の達成は以前厳しいことが明らかになった」、と報道(毎日新聞・10/31付)されていました。
 この報道記事を読みながら、昨日の朝は川崎市立橘保育園に向かいました。昨日は、この保育園に通っている園児とお母さんたちの第2回学習会でした。学習は「ドングリのポット苗をつくり」、大きくなったら植えましょう、というものです。Pa312759
 9時30分に集まった園児とお母さんたちは40名、最初に、“ドングリころころ”をみんなで歌って踊りました。その後は、ドングリの話を聞いて苗づくりをしました。11時頃には、一人2ポットに4つのドングリを蒔き終わり、園児とお母さんたちは小さなドングリにいのちを吹き込みました。全員、このポットを家に持ち帰り、お母さんと一緒に3年間育てます。
 この企画は、第4期・倉垣インストラクターが園の学習会メンバーと橘園に提案し、実現しました。この企画を手伝ってくれたのは同期の橋倉インストラクターでした。インストラクターのみなさん、小さな心に木を植えていただきありがとうございました。
 来春、最年長の園児がピッカピッカの小学1年生になる頃にはドングリは可愛い芽をだすことでしょう。

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2009年10月27日 (火)

友だち(ドングリ)と仲良くする心を植える

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 20日に秋を探した児童87名は、大切な友だち(ドングリ)と3年間仲良くする授業を受けました。その授業は24日の朝、8時45分から始まりましたが、児童たちは森で秋を探したような元気が感じられませんでした。その訳は、今日の授業は父兄参観でしたので、お母さんたちを気にしていたのかもしれません。
 最初は、「ドングリ先生」が20日の復習を行い、その後は大切な友だち(ドングリ)と3年間仲良くするためのアドバイスがありました。「秋はおいしい、秋はきれい。おいしい物やきれいな葉は校長先生も、お母さんも、総理大臣も作れません。木だけが作れます。だから木は友だち、友だちとは仲良くする。友だちのドングリは動けません、小さなポットに入って根を出して冬を越します。春になると芽が出ます。この小さなドングリが大きな木になって、おいしい物やきれいな葉を作ってくれます。冬は寒くならないように毛布(マルチング=落ち葉)をかけてやってください。3年生になるまでこの友だちと仲良くしてください」、とドングリ先生から話がありました。Pa242712
 その後は、父兄の皆さんも混じって、森びとインストラクターのアドバイスで小さなドングリにいのちを吹き込みました。一人2つのドングリをポットに蒔き、トレイに入れてプラタナスの下に並べました。あっという間に授業は終わり、父兄も入ってグループ毎に記念写真を撮りました。最後に、授業を企画したNPO法人幸まちづくり研究会と第61回全国植樹祭神奈川県実行委員会から記念品が児童に贈られ、今年の授業は修了しました。次回は、来年の春に芽が出る頃に開かれる予定です。
 スタッフの皆さん、森びとインストラクターの皆さん、1年生の心に木を植えて頂きありがとうございました。

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2009年10月21日 (水)

児童87名が森で“秋”を探す

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 来年の植樹祭は神奈川県内で行われます。県はその準備に着手していますが、その一つとして県は「森林・緑に対する国民的理解を深める」目的を達成するために、県内の子どもたちやイベント参加者に木や森に親しむ機会を提供しています。
 NPO法人幸まちづくり研究会はその機会を企画し、第61回全国植樹祭神奈川県実行委員会とともに「ドングリ育てたい いのち(水源)の森づくり」を実施しています。その初日が昨日でした。 当委員会はこの森づくりのお手伝いをしていくことを理事会で決定し、9月から準備をしてきました。昨日はその第1日目が行われ、児童たちは森びとインストラクター9名と共に“秋を探す”授業に参加しました。
 Pa202675 授業は、グループ毎に森に入り、自分の秋を見つけてそれを袋に詰め、拾い集めた秋を画用紙に表現しました。その後は、目に見えない土壌動物をルーペで発見し、この動物が木の栄養を作っていることを実感しました。児童たちは探し当てた秋を「探検袋」に大切にしまいこみ、お母さんが作ってくれたお弁当を食べ、その後は大きな声を出して遊びました。
 森びとインストラクターは朝9時から14時の間、怪我や事故もなく児童たちから多くの事を学び取りました。古川小学校教諭の皆さん、インストラクターの皆さんお疲れ様でした。24日は、父兄と児童と共に拾ったドングリをポットに播きます。

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2009年10月19日 (月)

本物の森を守り抜くために、課題は何か

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 昨日は第3回目の「森びと塾」(東京事務所)が開催されました。天気は曇りでしたが、ブナの葉が黄金色に輝いている新潟県南魚沼郡湯沢町の天然ブナ林を散策し、40年以上も国有林を守ってきた関根依智朗さんの講演を拝聴しました。
 塾の前半は、苗場山国有林三俣21林班・ブナ天然林更新試験場を関根さんのガイドで散策し、天然林の林相、木々の香り、落ち葉の臭いそして貯水力の凄さを体験しました。後半は、湯沢町の公民館で関根さんの講演を拝聴し、質疑・討論をしてきました。
 関根さんからは、樹木の役割りと国有林の問題とその原因、そして日本の森林をこのまま放置しておくと大変なことになってしまう私たちの課題が話されました。特に、「森は何百年も何千年も生きつづけていくが、この森を見守る人の育成が大事だ。森林が大事なことは誰も知っているが、しかし、それがどうしてなのか、ということを知らない日本人。その意味でこのような塾で森を学んでいることは凄い。山で働く者を確保してほしい。山はダムなのだ、ということをピーアールしてほしい」、という事等が話されました。
 関根さん、そして休日のところボランティアでバスの運転をしてくれましたJRバス関東の遠山さんありがとうございました。

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2009年8月 3日 (月)

ブナの森は日本人の原点だ!

P8010142  内閣府の世論調査によると「生物多様性という言葉を聞いたこともない、という回答が61.5%に上がった」、と報道されていました(2日付・「毎日新聞」)。報道では、調査対象は全国の20歳以上の男女3千人で、回答は1919名から得たものです。地球上に存在している多様な生物はそれぞれがかかわりあってバランスを保ち、それに生かされている私たちですが、回答者の過半数以上がこの事を知らないという結果は寂しいものです。
 梅雨明けが宣言されていない地域が未だある8月に入りました。一昨日(1日)はみちのく事務所主催の第2回「森びと塾」が実施されました。会場は岩手県八幡平市にある葛根田川源流。学習の狙いは、①本物の森を身体に染み込ませること、②森を守っていくことはどんな活動があるのか、というふたつでした。先生は「八幡平の葛根田ブナ原生林を守る会」の白藤力さんにお願いしました。
 一行は盛岡から車で現地に入り、白藤さんが市民と共にブナの原生林を開発から守ってきた森の入り口を散策し、白藤さんを中心にしたNPO法人の活動の一端を学んできました。白藤さんは、1986年から、「葛根田川源流部ブナ原生林伐採計画反対」、1992年から「国見スキーリゾート計画反対」、1996年から「一般県道雫石東八幡平線(通称・奥産道)反対」運動を進め、これらの計画全てを撤回してきました。
 散策は、滝ノ上温泉から山に入り、1時間程登ったところで生きたいてたブナの原生林(幹の周囲410㌢)の前まで。受講者はその前に立ち、白藤さんから日本の原点を守り抜いた話を聞きました。話のなかからは、白藤さんのブナ原生林を守る日本人の闘志を垣間見ることができました。白藤さんありがとうございました。P8010135

2009年7月 6日 (月)

現代を生き抜くには、私たちの多様性が求められている

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 昨日は、第2回「森びと塾」(東京)が横国大キャンパスで開かれました。天気は曇り、森散策には丁度よい気温の中で、24名の受講者は宮脇昭先生がつくった横国大の森を散策しました。ガイドは矢ヶ崎朋樹さん(IGES-国際生態学センター研究員)。後半は、横浜市内の教室で「生物多様性について」の討論を行いました。
 散策と討論では、インストラクターとして、NPO法人として人間が生きていく上で欠かすことのできない森との付き合いを、いかに多くの方々に伝えていくのか、を学んできました。例えば、1本1本の木を見るのでなく、木の実と鳥類との関係、土と土壌動物との関係、木と人間の関係など森全体を観ることの大切さを、矢ヶ崎研究員から学ぶことができました。今の時季、タブノキは実を付け、その実をムクドリ、ヒヨドリが食べていました。この鳥が実の皮を消化し、種だけが糞と一緒に運ばれ、地に落とされて8月の下旬には芽を出します、等々。
 後半は、村田塾長(理事)から「生物多様性について」の問題提起を受け、自由討論を行いました。討論では、「エコ商品買い換え運動」のおかしさ、政府が提案した温室効果ガス削減目標の疑問、このような現社会のおかしな流れに対して、森びとは何を目指すのか等の意見が活発に出されました。
 塾の最後に髙橋副理事長から、岸井成格理事長の言う、「文明の岐路に立っている」という視点から長期的な展望を持って、地球を駄目にした私たちの「非常識」を改め、森づくりを通じて心に木を植えていこう、と主旨の挨拶がありました。

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