カテゴリー「根を張り育て!苗と木々」の96件の記事

2009年11月 9日 (月)

自然界に“慣れ”は通用しない

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 松木の杜に植えたユキツバキとヤブツバキの葉が食べられてしまいました。今年、5月30日と10月15日の足尾・ふるさとの森づくりで、松木の杜の防風林として植えた500本が殆ど葉を付けていません。柵の内にあった糞からすると犯人は鹿です。周囲をチェックしてみると3箇所で柵が倒されていました。ツバキの何本かは葉を食べた勢いで根が抜かれていました。
 昨日は、神奈川県から二人の女性が育樹ボランティアに来てくれました。午前中は、梁次インストラクターも加わって食害に遭ったツバキの手入れをしました。午後は3人が臼沢の森に入って、梁次インストラクターのアドバイスで植樹をしました。松木の杜では柵の補強を行いました。
 育樹ボランティアをしてくれた樋口さんと田中さんは、「世界の森が心配なので木を植えなければならないと思い、足尾に来たが来て良かった」と言っていました。それにしても柵を倒して松木の杜に入った鹿は賢い。鹿は柵を支えているポールに体当たりをしてポールを倒し、そこから浸入して全ての葉を食べてしまったようです。しかし、ツバキの細い幹と枝は残っていますので、枯れることはないようです。
 松木の杜での植樹は今年から始めましたので、今後は何が起こるか分かりません。臼沢の森での食害を振り返って食害のチェックを怠らないようにしなければなりません。自然は想定外の事が起こります。油断は禁物です。

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2009年10月 7日 (水)

芋煮を囲んで心に木を植える豊富を語り合う

Pa042588  昨日はJREU大宮の皆さんが臼沢の森の草刈りをしました。作業後には事務局が芋煮を用意し、群馬県、栃木県、神奈川県のOBスタッフの皆さんと会食しました。昨日は雨が心配でしたが、殆ど雨が降らない中での作業と芋煮会でした。
 大宮の皆さんは今年7月に植えた若木の周りの草を鎌で刈り、刈った草は冬を越す苗木の周りにマルチングしました。OBの皆さんも含め18名の草刈りでしたので2時間で作業は終わりました。Pa062713 芋煮の具材は山形県の荒川会員から直送していただき、仕込みは5日の晩から行いました。料理人は山形出身の平賀会員とその友人の田村さんでした。昼食も兼ねた芋煮会でしたので、混ぜご飯も作ってもらいました。
 「はじめて芋煮をご馳走になった。美味しい」、「本物の芋煮を食べさせて頂き有り難い」等の声が出て、芋煮はあっという間に完食しました。会食では事務局から将来の「森びと広場」構想が紹介され、それを聞いたOBの皆さんからは様々な豊富が語られました。

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2009年10月 2日 (金)

季節の移り変わりを目に焼き付けて

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 今日の足尾・「森びと広場」は1日雨でした。朝8時の気温は13度、無風でした。今日の作業は昨日の続きです。事務局スタッフと事務局員が加わって松木の杜の草刈りを行いました。
 松木の杜は草の根が固く蔓延り、2~3種の草以外の草を寄せ付けませんでした。その草の根を掘り返し、土壌に空気を吹き込み植樹しました。他の草にとって見れば命が吹き込まれた環境になって、一気に芽を出しました。その上、黒土や腐葉土が混ざった栄養豊かな土壌となったため背丈が2メートルもある草が生えました。この草を刈り、この草を冬用の毛布代わりに苗木の周りに敷きました。防風用に植えたユキツバキが草に隠れていましたが、はっきりとした緑色の葉を付けていました。早く大きくなって強い西風を防いでほしいと願いました。Pa022547
 雨の中での草刈りでしたので、雨具から染み込んだ雨と汗で身体が濡れ、肌寒さを感じました。昼食時には、冷え込んだ身体をカップラーメンやコーヒーで暖めました。午後4時頃には小雨になり、ひと雨毎に秋が深くなっていく松木の山肌を見ながらゲートを閉めました。7月に撒いたヒマワリの花が何となく寂しい感じがしました。
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2009年9月 7日 (月)

間もなく冬支度の準備をするようです

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 昨日の足尾は初秋そのものでした。秋の青空には赤とんぼが乱舞し、様々な草の種が風に流されていました。臼沢の森からはぎゃー、ぎゃーとカケスの鳴き声が聞こえていました。そんな中、どこかの旅行会社のハイカー30~40名が松木沢渓谷を散策していました。気が早い木は葉を赤く染め始めています。草むらにはコオロギが鳴いています。そろそろ「森びと広場」は冬支度を考えなくてはならないようです。
 冬支度と言えば、ここに棲息しているツキノワグマも冬支度です。8月中旬、臼沢の森の階段途中で剥がされている石を発見しました。石には爪の跡(写真:下)があり、土にはアリの巣がありました。爪跡が細かったのでアナグマか、と思っていました。しかし、それは熊に間違いありませんでした。ほぼ毎日と言ってよいほど松木沢で動物調査をしている方にそのことを話しました。その方は7月30日、熊が柵を登って臼沢に入っいる映像を私に見せて、「熊に間違いないよ」と言ってくれました。これから熊は、間もなく熟すアキグミの実を食るでしょう。動物から初秋を感じる松木です。
 昨日は13日に行う第14回「足尾・ふるさとの森づくり」の主役・JREU横浜の皆さんが、階段造り、穴掘り、黒土運びそしてセレモニー会場の草刈りをしてくれました。事務局の作業は、苗床のカンレイシャ取り外し、松木の杜の草刈りをしました。5月30日に植えたクワノキの葉が黄色く染まっているようです。

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2009年8月21日 (金)

えー、もう秋ですかぁー。それじゃー秋祭りの準備だ

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 猛暑日が一週間ほど続いたなあー、と思いましたら、昨日の草とり作業では爽やかな秋風を感じました。臼沢の森からはカケスがギャアーと、モズはキィー、キィーと鳴いています。草の中からはコオロギが鳴いています。未だ8月だというのに、昨年もそうでしたが秋を感じるのが早くなっている気がします。
 松木の杜の小さな畑では、太陽のエネルギー頂いてニラが花を咲かせ、大豆と小豆は実を付けてくれました。こんにゃくも元気な葉を広げています。昼過ぎ、車で当地を訪れた数人は「森びと看板」前で足を止め、松木村の絵と文を見ていました。看板を見てどのような事を感じたのかは分かりませんが、元気に育つ桑の木や小さな畑で実を付けている大豆や小豆等を見ていると、当時の村人は自然の恵みを大切に受け止め、秋になると村祭りを開いてその恵みに感謝していたのではないかと思いました。そして村人は収穫を分かち合って、自然の恵みを味わって楽しい一時を過ごしていたことでしょう。今年の秋、私たちも松木村人のその気持ちを受け止めたいものです。
 短い夏ですので苗床のポット内の苗木も草も必死になって生きようとしています。ポットの草取りがひと段落すると取った後からまた草が生えてくる、というのが今年の苗床です。草取りをしていると、生きていける環境があるうちに必死になって生きる植物界の競争が感じらた昨日でした。

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2009年8月 9日 (日)

生きている幸せはみんなでつくる

 P8080144 今日の「どくだみ荘」の朝は小雨です。東北地方の梅雨明け宣言は未だのようですが、梅雨明けがあった地方も梅雨時のような雨が続き、集中豪雨を受けて犠牲者が出ている地方もあります。足尾も連日雨が降っています。草取り作業をしていると、ポット苗木の若葉が頭を垂らしています。
8月に入って撒水の心配はいらないものの、太陽からのエネルギーを得る時間が少ないので若葉を支えきれない若木が心配です。その上、ポット内では草の根が写真の様に苗木の根を覆っているので、自然(太陽)からの恵みを祈っています。
 8月に入って事務局員と事務局スタッフは連日、若木を元気にさせようと草取り作業に汗しています。しかし、若木たちは連日の降雨と日照時間が少ないこともあって元気がないようです。今日も雨の中、3人の事務局員がカッパの中で汗を流します。草取り作業の元気は今日も甲子園の高校生からいただいき、これを素に世界平和を願い、森に生かされていることへの感謝と森づくりを今日も続きます。

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2009年7月20日 (月)

自然とともに生きている

P7201261  今日の「森びと広場」の気温は28度(午前中)でした。臼沢の森に上がると松木沢側からの風が吹き爽やかでした。今日は苗床の草取り、臼沢の森づくりのための草刈り、階段造りそして穴掘りを行いました。
 25日には第13回足尾・ふるさとの森づくりが行われます。その準備にJREU八王子の組合員の皆さん12名が、爽やかな風を身体に受けながら汗を流してくれました。「森ごと広場」の苗床では、神奈川ファンクラブの皆さん6名がポット内の草取りをしてくれました。
 雨が二日前にしっかり降ってくれましたので、苗木たちは生き生きしているように感じられました。また、臼沢の森に向かう途中の左側に小さな森の中には梟がカラマツの枝にとまっていました。梟には4月頃から遭うことができているので、梟はこの小さな森が気に入っているようです。今、リョウブの花が満開です。この白い花には焦げ茶色の蝶が群がり、密を吸っているようです。夕方になるとヒグラシが一斉に鳴き、人も自然の一員であることを実感できる日でした。

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2009年7月16日 (木)

猛暑!森に生かされていることに感謝

P7141521  足尾・松木沢でも猛暑を感じる昨日でした。ここ数日間、雨が降らないので撒水作業に注意をしています。14日の撒水作業には、東京都内から松木沢に来てくれたがIさんが手伝ってくれました。貴重な平日の休みの日に汗を流してくれました。当日のフィリピンNGOの皆さんたちとの交流の準備や片付けも積極的にやってくれたIさん。彼女から感想が届きましたので、紹介します。
 「草刈りや水やりも満足にこなせず皆さまにはご迷惑をおかけいたしましたが、今日はお伺いして良かったと思いました。私が足尾まで行き、草刈りをして何が変わるんだと聞かれれば、自分の無力さに自分自身返答のしようもありません。ですが、人が山と森に生かされている事、そしてその事に心から感謝する気持ちをいつまでも忘れずにいたいと思います。略」、という感想でした。Iさんありがとうございました。
 昨日は、宇都宮市内で開かれた「平成21年度第1回鉱害環境情報交換会」(主催:JOGMEC・独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構鉱害防止支援部)で私たちは、足尾の森づくり活動を報告してきました。午後1時から40分間、副理事長・髙橋佳夫が「足尾の山の緑化活動」と題して、5年間の森づくり活動を写真を活用して報告してきました。JOGMECの皆さん、会議に呼んでいただきありがとうございました。
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2009年7月 8日 (水)

若木に爽やかな風を吹き込みました

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 今日から三日間は臼沢の森の下草刈りです。この草刈りはJREUの皆さんの協力で進められます。
また、4日後には第12回目の足尾・ふるさとの森づくりが行われるため、今日から11日までJREU大宮の組合員の皆さん、OBの皆さんがその準備に汗を流しています。
 今日の臼沢の森は蒸していました。樹木も草に覆われ、蒸されているようでした。今日の草刈りは昨年植えた森と07年に植えた森の草を刈り、若木に爽やかな風と太陽のエネルギーを吹き込みました。
 作業前は、鎌の研ぎ方を事務局スタッフ・岡安さんから教えられ、水を持って臼沢の森を登りました。汗だくの草刈りでしたが、全員怪我もなく草を刈ることができました。下山して「森びと広場」から臼沢の森を見ると、汗した結果が見え、草を刈ってくれた皆さんの顔には達成感が漂っているようでした。直後、「今日のビールは美味いなー」と言う声が飛び出し、皆さんの顔は丸くなった様な気がしました。
 午後四時頃には、ニイニイゼミの鳴き声は止み、松木沢から吹く風にのって“カナ、カナ、カナー”というヒグラシの鳴き声に変わりました。今年はじめてヒグラシの鳴き声を聴くことができました。間もなく、梅雨が明けるのかなー、と思いました。

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2009年6月20日 (土)

全ての生物が生きていける森に変身中?

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 朝8時頃の松木沢ではカジカガエルが軽快に鳴き、9時を過ぎるとエゾハルゼミがそれに負けじと鳴き始める足尾です。もう少し耳を集中させると、ホオジロのさえずりの合間にオオルリの鳴き声も聞こえます。昼頃になるとキジが羽ばたき、その次には雄の存在を表す鳴き声が聞こえます。
 苗床ではインストラクターの森戸さんが連日、ポット内の草を取り除く作業に専念しています。草が生き残るか、それによって苗木が死ぬか、という瀬戸際に生きる苗木の元気の素を与えている森戸さんです。
 明日は、第10回「足尾・ふるさとの森づくり」です。JREU東京の皆さんが臼沢の森づくりを行います。その準備に20数名の若者たちが「森びと広場」に集まり、黒土、腐葉土そして唐鍬、万能等を背負子に背負って植樹会場まで運んでいました。
 運びながら臼沢の森に生きている樹木を観ると、栗の木が花芽を付けていたり、クヌギがドングリの子を付けていました。梢や幹をよーく観ると、蟻や毛虫、蝶などが元気な樹木から恵みを頂いているようです。
一方、人間社会では、一部労組は植樹を行い、もう一方の一部労組は麻生総理大臣に温室効果ガス削減目標を低くしろ、とお願いしています。足尾・松木沢周辺は、ミミズ、昆虫、鳥たちが生きていける環境ができつつあることを実感できるようになりつつあります。明日の天気が心配ですが、若木に生命を吹き込むにはベスト・デーになるようです。
 本日は、親子が、子どもたちが遊び・学べるビオトープ造りにチャレンジしてみました。

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2009年6月19日 (金)

松木の杜に願いをこめて

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 今日は松木の杜内にある狭い畑に小豆、大豆、ひまわりの種を蒔きました。先月下旬に植えたニラは元気です。ウサギも食べないようです。2週刊後には小豆や大豆の芽が顔を出すことを願っています。
 21日はEU東京の組合員・家族の皆さんが臼沢の森に植樹する、第10回「足尾・ふるさとの森づくり」です。今日はその準備を手伝いました。苗木の用意、手洗い場の設置、ヘルメットや背負子の点検などを行いました。
 作業の合間に先月30日に植えた樹木を見ましたらクワノキが若葉を出していました。それを見て、私は100年以上も前のようにこの村にしっかり根を張って、森びと達に元気を与えてほしいと願いました。
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2009年6月 7日 (日)

木々の呼吸を聴き、葉の香りも感じました?

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 今日の足尾はいい天気でした。朝9時の気温は22度、爽やかな微風が心地よい日でした。昨夜は雨が降って、今日は太陽のエネルギーを沢山吸収できる苗床の苗木たちの呼吸が聴こえそうでした。 育樹日の今日はインストラクターの太田さん、笠倉さんが足尾現地に来てくれました。二人は、臼沢の森に植えられた木々の生長を確かめた後、苗床の草取りをしてくれました。これは苗木と同様に雨と太陽のエネルギーを得て生長している草が、苗木の生長を殺ぐことのないように、小さい草のうちに取ってしまう大事な作業です。今日の作業で二人は、どんな草が苗木の根を苦しめるのか、ということをつかみ取りました。
 また、今日は今月21日に植樹を行うEU東京の皆さんが、植樹会場の準備をしていました。17名で382穴を掘ったそうです。単なる穴掘りですが、木の生長にとって栄養分の吸収源である大事な穴を掘ったことの意味を噛みしめていた皆さんでした。
 昨日は、事務局スタッフの小井土さんご夫妻が広場を訪れ、大活躍の軽トラックのタイヤ交換などの整備をしてくれました。奥様は2回目でしたが、とても足尾の自然が気に入っている様子でした。
 今日は日曜日とあって、ハイカー、釣り人、探鳥仲間などの皆さんが旧松木沢村跡地を訪れていました。私たちが造ったベンチに座り、「足尾ふるさと看板」を見ている方がいました。

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2009年6月 5日 (金)

参加者の心に木を植えられた千葉の皆さん

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 千葉県から植樹に来てくれた皆さんから東京事務所にメールが届きました。メールは帰路の車中で話し合った参加者の声でした。その一部は、「自然を壊すのは人間、再生するのも人間。これからも継続していきたい。」「もっと多くの人に今の自然を知って欲しいと思った。」「ミミズを久しぶりに見た。」「以前に植樹した木々が元気に育っていたことが嬉しかった。」、という声があったそうです。
 メールを送ってくれた方からは、「これだけ環境問題が各メディアで取り上げられている現在、地球温暖化ストップに植樹を行うことにより、少しながら環境問題について感心が芽生え、自分も地球温暖化ストップに参加しているという自覚が出てきて、来年も機会があれば参加したいという声が多く聞こえた」、というコメントがありました。
 参加者の一人は、「植樹は保育園に通園していた時にやったが、今回はそれ以来2回目であったので感激した」、と感想を述べていました。また、参加者の中にはアイヌ文化を伝承している皆さんがいました。松木の杜では、その皆さんが森に感謝する儀式を行って植樹をしていました(下の写真)。
千葉の皆さんは山と心に木を植えられたようでした。皆さんお疲れ様でした。心に木を植えて頂きありがとうございました。

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2009年6月 3日 (水)

日本文化の香りを足尾に運んだ「もんぺー座」

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 第9回「足尾・ふるさとの森づくり」に参加した「もんぺー座」の皆さんから感想が寄せられました。何人かの感想を紹介します。「穴掘りは10個挑戦したので少し疲れたが、自分も足尾の森づくりに参加している実感ができた」(50歳代・男性)。「植樹した苗木が生長し山の緑が年々多くなってきた。一度破壊した自然環境を再生するまでには長い年月がかかるけれど、人間がこつこつと植樹を継続していくことが大事だと思う」(70歳代・女性)。「土を運んだり、混ぜたり、虫を捕まえたりできたので楽しかった」(5歳・男の子)。「会社でもエコ活動を取り組んでいるので(足尾)に誘われ、自分も何かやってみようと思い参加した。いい体験ができ、来年も参加したい」(30歳代・女性)。
 「もんぺー座」の皆さんは、マイクロバスを貸し切って川崎市から参加してくれました。帰路のバスの中では、“来年も参加しよう”となったそうです。「もんぺー座」の皆さん、森づくりのなかに日本文化の香りを吹き込んでいただきありがとうございました。(写真上・「もんぺー座」の皆さん、下・皆さんが植えたクワノキ)

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2009年6月 1日 (月)

自然(森)と一緒に生きていくには大変なこともある

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 おはようございます。今日の朝は爽やかです。紀伊半島に停滞していた雨雲が移動して、「どくだみ荘」のある旧足尾銅山製錬所跡近くでは青空が見えています。昨日は一日中雨でしたが植樹後のチェックと後片づけをしました。臼沢の森をチェックしていると、眼下の松木沢を歩いていたハイカーが「足尾ふるさと看板」を見ていました。この5年間、この地に“山と心を植えてきた”皆さんの自然と人間の生命を大切にするメッセージか活きているような気がしました。
 30日の第9回「足尾・ふるさとの森づくり」では、臼沢の森と松木の杜に23種・3361本の植樹をしました。臼沢の森づくりでは、黒土運びや穴掘りをグループの共同作業でやって頂きました。傾斜30度はある階段を200㍍程登り、それも2~3回往復するという辛い作業をして小さな苗木の生命に元気を与えてくれました。松木の杜では、人間が入れるほどの穴に土や腐葉土、粉炭などを混ぜ合わせる作業、他方では、石が多い砂地を掘って元気の出る土壌に作りかえた作業をやってくれました。参加者の中には、「こんなに辛いおもいをして植えるのか。開墾しているようだ」、という感じを持った方々がいたようです。
 足尾ふるさと森づくりを創ってくれた520名もの皆さん、ありがとうございました。事故や怪我もなく、私たちが地球とともに生きていく環境をつくって頂いたことに感謝します(写真・上は松木の杜、下は臼沢の森)。第9回「足尾・ふるさとの森づくり」報告はホームページ上で発信します。

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2009年5月29日 (金)

明日は、“山と心に木を植えます”

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 昨夜、雨が降ってくれました。足尾現地は一週間以上も雨が降っていませんので、砂が多い土壌では水分が無くなっています。そこに小さなポットに入った苗木を植えると、乾いた砂地にポットの水分が吸い取られてしまいます。こうした心配は昨夜の雨で吹っ飛びました。「どくだみ荘」に泊まった10名の雨乞いが天に届いたのでしょう。
 薄曇りの今日はJREUの組合員の皆さんの準備作業によって、明日の開会を向かえることができが無事おわりました。臼沢の森では、背負子で運ぶ黒土や腐葉土が揃いました。松木の杜では、ふるさとの低木・亜高木・高木を穴に配りました。写真のようにクワノキも穴に配り、明日の元気の素を待っています。
 また、森びと強者達が3月から製作してきた「足尾ふるさと看板」には、松木村と私たちの願い文が貼られました。絵の作者・加藤善明さんも絵の印刷物を看板に貼りました。明日の朝、皆さんにお披露目します。サポーターの皆さん、森びとスタッフの皆さんお疲れ様でした。

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2009年5月28日 (木)

雨よ降ってくれ!準備も最終段階へ

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 天気予報では午後から風雨でしたが、一日中曇りでした。雨を期待していたのですがガッカリです。13時には苗木が届きましたので、臼沢の森づくり用と松木の杜用に分けました。昨夜届いた低木のユキツバキ、25日に届いたクワノキも含め大地に根を張る苗木が全て揃いました。
 今日は朝から草刈りをしました。昨年植えた苗木の背を抜くほどに伸びてしまった草を刈り、太陽のエネルギーを十分に吸収できる環境を整えました。二日後には臼沢の森づくりに参加する皆さんに、元気に根を張っている木々の姿を見てもらいたいものです。
 午後には、今年から始まる「体験コーナー」の準備をしました。山形県の宮大工・加藤吉男さんから提供していただいた青森ひばを鉋で削ってもらう台を作りました。試しに青森ひばを削ってみましたが、300年~400年生きた青森ひばの元気を感じることができました。二人曳きのノコギリと台は林野庁日光森林管理署から借りてきました。植樹後の体験コーナーでは、“人間は森に生かされている”ことを是非、実感してもらいたいものです。

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2009年5月27日 (水)

極酸性土壌を改良、森づくりの準備に着手

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 八幡平の山肌には残雪がありますが、旧松尾鉱山跡地周辺ではダケカンバやヤマナラシが芽吹き、ようやく春らしくなりました。みちのく事務所は6月6日に開催する第5回「八幡平・ふるさとの森づくり」の準備に入りました。
 今月23日~24日、みちのく事務局は土壌づくり作業を行いました。当日は霧がかかり、時折小雨も降りましたが、ボランティァの熱い思いで悪天候を吹っ飛ばし、心地よい汗をかくことができました。4㌧ダンプで58台運んだ黒土、バークチップは2台運びました。重機では穴掘りと黒土、炭、貝殻の粉末、バーク肥料の混ぜ合わせを行いました。
 作業の第一は安全第一です。予定していた2日間の作業は事故や怪我もなく終了することができました。JREUの皆さん、ボランティアの皆さんありがとうございました。作業には秋田県からも参加してくれました。(写真下)

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2009年5月23日 (土)

アジア・アフリカの心が足尾に根付く

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 臼沢の小さな森に入ると本当に清々しく感じました。今年の植樹会場までは351段の階段を登って行かなくてはなりませんが、その階段を登る辛さを和らげてくれるのが新緑です。今日は、臼沢の森づくり植樹会場の植樹場所を整備しました。3年植えた場所では草刈りを行い、今年の植樹場所では植えてもらう場所に竹を刺してきました。
 この植樹場所の近くでは、昨年12月に植えた苗木が元気に育っていました。この元気な苗木は、アジア・アフリカの荒廃地を回復するために日本を訪れた8カ国・12名の皆さんが植えました。この元気な様子をメールで各国の皆さんに送ろうと思いますが、日本語では通じないので困りました。しかし、約束事なので何とか各国の皆さんに伝えたいと思います。
 他の作業は、苗床で今年植える苗木を選別し、松木の杜づくりで使用する黒土を運びました。西側の隣では栃木県連合の皆さんが植樹際を行っていました。下の写真は今年から植樹する「松木の杜」づくり会場です。左右に黄色いネットが張ってあるのが分かりますか。中央の黒い部分は黒土の盛土です。

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2009年5月22日 (金)

松木の杜に道ができました

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 昨日は第9回「足尾・ふるさとの森づくり」参加募集の締め切り日でした。最大500名の募集をしました結果、450名を超える応募がありました。今日も事務所には応募者から電話があったようです。
 現場では着々と森づくりの準備が進められています。今日は「松木の杜」用の第一次ネット張り最終チェックを行いました。杜の中では、松木村の道造りが始まりました。今日は「森びと広場」から松木の杜入り口からの道が完成しました。
 また、植樹に欠かせない黒土の運搬をしました。砂地と言ってよい松木の土壌には黒土と腐葉土は欠かせません。今日は松木川に近い南側用の土と腐葉土を運びました。作業をしていると近くのヤシャブシのてっぺんではホオジロが気分よくさえずっていました。渓流からはカジカガエルが鳴き、山奥からはエゾハルゼミが鳴き始めました。
 自然と人間の生命を大切にしたい参加者のみなさんを向かえる準備は、事務局とそのスタッフの皆さんのボランティアで進められています。「どくだみ荘」ではこれから3人で夕食です。
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2009年5月21日 (木)

松木の杜に食害防護ネットを張りました

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 今日も良い天気でした。昨日に引き続き、今日の作業はネット張りでした。総延長350㍍のネットを張りました。、ネットは張るだけでなく、鹿が嫌がるネットの外に張るネットが重要です。ネット張り作業は高崎市、八王子市、松戸市等から駆けつけてくれた方々によって張ることができました。
ありがとうございました。
 また、森びと強者達が二日間の作業をしてくれました。どうしても「足尾ふるさとの森づくり」看板の出来上がりが心配なようでしたので、森びと強者は今日も汗を流していました。看板の主柱が建ちました。しかし、強者達の現実は色々あるようです。昼食時、ある強者は、二日間足尾に行くと妻に言うこと、「二日間の弁当を作ってもらう妻に頭を下げんだよ」、と言っていました。強者達は家に帰ると、もっと怖い強者に頭が上がらないようです。とはいえ弁当のおかずをご相伴している私たちには、奥さんの愛情が込められている感じをうけます。
 私たちの森づくりは多くの方々の支えによって創られていることに、改めて感謝する日でした。今日も1日ありがとうございました。
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2009年5月19日 (火)

森びと広場ではいい汗をかいていますよ

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 夏日と雨の日が繰り返すことによって足尾の小さな森は緑が眩しくなっています。明日は、今年から始める「松木の杜」づくり会場のネット張りです。二日間で植樹会場の一部周囲の約400㍍にネットを張ります。JREUの皆さん12名が作業に来てくれます。
 昨年播いた苗床では、日光中禅寺湖周辺で拾ったミズナラのドングリが芽を出し始めました。3㌢以上はあるドングリですので、元気な芽はドングリからの栄養と太陽からのエネルギーをもらって大きくなります。なにしろ幹の周囲が5㍍もある1千年も生きているだろうミズナラのドングリですから、ふるさとの地にしっかりと根を張る若木に育ってくれることでしょう。楽しみです。昨年秋、交通渋滞にもめげずこのドングリを播いてくれた皆さん、ドングリたちは元気ですよ。
 10日後は森づくりの本番です。事務局とスタッフそしてボランティアの皆さんは、ドングリたちから元気をもらって最後の準備を進めています。

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2009年5月15日 (金)

風薫る松木沢の小さな森

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 新緑の風薫る1日でした。今日は、明日、記念植樹をしたい、というグループ12名の準備をしました。苗床ではさんさんと太陽のエネルギーを吸収して、元気の素を作っている苗木が若葉を大きくしています。その苗床から明日植える苗木を選別しました。ミズナラ、コナラ、ヤマザクラ、トチノキ、シラカンバ、カエデ等を選び、ポットを水に浸して十分な水をあげました。その後、植樹する場所に移動し、土の状態と安全確保のための危険箇所のチェックをしました。
 昼食後は、古河機械金属㈱足尾事業所の総務課と森づくりの打ち合わせをしました。30日のテント交流には足尾事業所も出展し、参加者との交流を深めていくことにしています。お楽しみに。
 現場に帰ってからは、苗床に撒水をしました。写真のように苗床の苗木は元気に育ち、大きくなる過程では二酸化炭素を吸収し、酸素を放出してくれています。苗床に立って水をやっていると、清々しく、そこに弱い風が吹くとまさしく風薫る、という感じを身体全体で受け止めることができました。臼沢の森では下の写真のように、2005年に植えた木々は間もなくみどりのトンネルを作ってくれるようです。ちなみに写真に写っている松井東京所長の身長は180㌢以上あります。

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2009年5月14日 (木)

黒土600袋を運びました

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 風の強い1日でした。夜、7時頃になっても強風は吹き荒れています。明日朝の気温は零下になるかもしれません。今日は、土のう袋に詰まった黒土を今市市から森びと広場に運びました。この黒土は、今市市に住む鎌田孝夫さんが約750個作ってくれました。奥さんも手伝ってくれましたが、1日100個の袋詰めをするのは大変なことだと、鎌田さんは言っているように750個もの土のう袋を作るの並の精神力ではできないものです。
 今日の作業では600個の土のう袋を運ぶことができました。土のう袋は1個の重さが20キログラムもあるので大変な作業でした。この作業には、千葉県、横浜市、東京都、地元のインストラクターと事務局、そして鎌田さんご夫妻が汗を流してくれました。
 この黒土は写真下のように、苗木が元気に育つためには大切なものです。特に、この土は落ち葉が土壌動物に分解されたものが含まれており、苗木にとってはもの凄い元気をもらうことができます。私たちの命の森づくりは、このように見えない所で支えている方々の心と汗によって支えられています。今年の足尾・ふるさとの森づくりは、見えないところで様々な方々の協力があって成り立っています。鎌田さんご夫妻ありがとうございました。
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2009年5月 1日 (金)

乾燥しきった土に元気の基をあげました

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 今日の足尾の気温は25度(昼)になりました。15時には27度になっていました。周囲ではモズが、キジが雌を気にして盛んに大きな声で鳴いていました。天気は快晴、乾燥しきっている様子は苗床を見れば即、分かります。ポットの土色は白っぽくなっていました。
 今日の作業には事務局員の小黒さん、高橋よし子さんがやってきてくれました。作業は撒水です。今日の足尾現場に立つと苗木が水分を浴していることが肌で感じます。早速、水を汲み入れて、午前と午後にわたって撒水をしました。耳をすましていると土が水を吸収する音が聞こえてきました。“シュー”という土に水が吸収それていました。
 小黒さんは重機を扱い、松木の杜づくりの穴を掘ってくれました。午後から始めた穴掘りでは62穴を掘ることができました。帰り道、インストラクターの森戸さんから電話あり、「天気があまりに良いので苗床が心配だ」、ということでした。この電話を聞いて、私は本物のインストラクターの声だ、と思いました。
 人間の都合に合わせることができない植物たち。そのことが分かれば私たちは植物に合わせる他ない。多くの方々の熱意で植えられた木々の命を守りきるには、植物の叫びに合わせるための少しばかりの我慢(自己犠牲)がつきものだという、ことを実感しました。評論だけでは地球を守ることはできない、ということでした。

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2009年4月26日 (日)

新緑の香りを浴びて、いい汗を流しました

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 「松木の杜」イメージが日毎に膨らんでいるような気がします。今日は636穴を掘ることができました。34名の皆さんが爽やかな?汗を流してくれたおかげです。JREUのボランティアの皆さん、「松木の杜」を形成する若木たちに元気を吹き込んでいただきありがとうございました。 日光駅を出発する時の気持ちはさぞかし暗い気持ちでしたでしょう。あんなに激しい雨の中を足尾に向かっていたのでしたから、それは仕方がありません。ところが日足トンネルを抜けたら、足尾町側は間もなく青空が顔を出す天気になっていました。この天気に反射して、木々の若葉は鮮やかさを増していました。
 風は強かったものの青空がのぞく爽やかな日に、未来もこの地球とともに生きていく大切な環境をつくることができました。今日は、「足尾の緑を育てる会」の皆さんが植樹際を行っていました。そこに参加していた事務局スタッフの皆さんも午後の作業に合流してくれました。
 「松木の杜」の穴掘りは3日間で、1千穴以上を掘ることができました。以前、村人は協働して開墾をし、土を耕し、自然(植物)からの恵みを糧に生活をしてきました。だから自然と村人に感謝し、森と村人から支えられて生きていくことの大切さを後生に伝えてきたのではないでしょうか。そんな気持ちが湧き出る「杜」につくりあげていければと願っています。ボランティァの皆さん、ありがとうございました。

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2009年4月24日 (金)

少し肌寒い中、263穴を掘りました

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 今日の朝は冷えました。毛布と布団をかけて寝ましたが、朝方は膝小僧を抱いて丸くなっていました。朝9時の森びと広場の気温は11度でした。天気は晴れ、清々しい日の作業となりましたが、午後は肌寒くなりました。
 暖かい陽を浴びている苗床の若木も芽を出しはじめました。淡い肌色をした芽が苗床一面に輝いています。昨年秋蒔いたドングリたちも間もなく命の輝きを見せてくれます。ドングリに命を吹き込んでくれた皆さんの熱い思いに感謝します。
 今日も昨日同様の作業をしました。午前中は、階段用の間伐材を中間地点からさらに上の場所に運びました。午後は、松木の杜会場で263穴を掘りました。穴掘りは、松木川岸から遠ざかるほど石が多くなり、かなりきつい作業となりました。JREUの皆さんありがとうございました。
 天気予報では、明日は荒れ模様なので明日の作業は中止します。安全・健康第一です。
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2009年4月23日 (木)

いのちを吹き込む穴を掘りました

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 足尾町の桜の花びらも散り、木々の若葉が顔を出してきました。若葉の色は、はげ山の岩の固さを和らげている感じをうれました。今日は、あと1カ月後に迫った足尾ふるさとの森づくり会場の穴掘りを行いました。
 ボランティアはJREUの皆さんです。今日から4日間、毎日16名が植樹会場づくり作業に汗を流してくれます。今日の前半は臼沢会場の階段用間伐材を中間地点まで150本程運び上げました。後半は「松木の杜」づくりの穴を掘りました。ここは強風が吹き荒れるため、西側に防風用のユキツバキ、ヤブツバキを植えるのでその穴を掘りました。穴は70㎝×70㎝×70㎝の大きさに掘り、ここへ黒土と腐葉土等を入れ、それらを混ぜ合わせて盛土をつくります。今日は穴だけを51箇所掘りました。
 昼食後の休憩タイムには、「昨日、誕生日を祝ってやれなかった」として、テントの中ではバースデーケーキが用意されていました。そのうちに“ハッピーバースデー“の声が広場に響き、ケーキがカットされました。私たちもご馳走になりました。
 「どくだみ荘」で夕食準備をしていると、美味しい米が届けられました。森づくり本番を向かえた私たちに有り難い贈り物でした。千葉県の寺西さん、ありがとうございました。
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2009年4月11日 (土)

未来の森へ、階段を一歩一歩踏みしめて

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 今日も気温が26度になりました。快晴の中での作業は階段作りです。今日の作業は私と岡安事務局スタッフの二人で行いました。竹かごに杭を8本程いれ、直径20㎝長さ130㎝のヒノキの間伐を担いで、作業現場まで登ります。今日の作業では18段の階段を作りました。
 ところで午後の作業に向かう途中、梟と遭うことができました。今回で2回目でした。翼を広げると約1㍍ーもある大きな梟でした。梟が棲める環境になっている自然の力に感謝しました。
 連日、高所で階段作りをしているとはげ山となった山に土を貼り付け、草の種を蒔いてきた方々の苦労が胸に染み込まれるようでした。私たちのように2~3日の苦労でなく、何十年間も重労働を続け、植物が生長できる環境をつくってきた方々の苦労を考えると、その労苦に頭が下がります。仕事とは言え、その心に感謝がいっぱいです。
 連日20数度を超す気温が続いたせいか、「森びと広場」に植えたマメザクラのつぼみが膨らみました。このサクラは、3年前に北海道旭川市から植樹に参加してくれた「MS会」の方々が植樹してくれたものです。はげ山となった松木の山々を背後に、このつぼみを見ている時間は心が和む瞬間です。

2009年4月10日 (金)

救命処置の手順を修得しました

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 今日の朝もウグイスの鳴き声で目が覚めました。天気は朝から快晴で、昼の気温は26度もありました。午前中の作業は、階段作りと撒水でした。連日の晴天で苗床の水分は蒸発し、ビニールポット内の土はカサカサ状態となっていましたので、たっぷりの水を与えました。他のメンバーは351階段を登り、その上の階段10段を作りました。
 午後は13時から16時まで、日光市消防本部足尾消防署の山中隆緊急教命士から応急手当の講習を受けました。受講したのは森びとインストラクター、事務局員、事務局スタッフの10名でした。
 森づくりを行っている松木沢周辺で緊急事態が発生した場合、携帯電話の発信が困難な環境で、その上悪路を走ってこなくてはならない場所では、119番通報しても救急隊員か現場に到着するのに時間がかかります。そんな時、病院に行くまでに応急手当をすることで、怪我や病気の悪化を防ぐことが大切です。特に、心臓や呼吸が急に止まってしまった場合、そこに居合わせた人ができるのが応急手当です。講習では、応急手当の基礎知識、救命処置、止血法とその他の応急手当を学びました。実習では、心肺蘇生法とAED使用の手順を訓練しました。
 受講してみて感じたことは、心臓や呼吸が止まっているのかいないのかを発見することで、早期発見には、呼吸音を聴く、目や手そして腹などを見る、顔色や汗などを感じる等、私たちの五感の働きが重要である、ということでした。常に、五感を磨くことの大切さを改めて学びました。山中さんありがとうございました。

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2009年4月 9日 (木)

JR貨物労組の植樹会場にもう一歩

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 「どくだみ荘」の朝はウグイスのさえずりが聞こえました。活動日の朝はJR日光駅前にボランティアの方を向かえにいきます。今日も迎えに行き、現地待ち合わせの皆さんとは9時45分にドッキングします。10時、今日の作業打ち合わせを行い、今日は撒水をするグループ、杭を作るグループ、階段を作るグループに分かれて作業しました。今日の気温は、昼頃に24度まで上がり、カラマツの芽もふっくらとして黄緑色に変化して、太陽から一杯の栄養をいただきます。
 今日は、JR貨物労組の担当者Nさんが現場を訪れ、10月に行う森づくりの流れと場所を頭に焼きつけました。彼は本日、階段用の間伐材1本を持って階段作りの場所まで登っていきましたが、途中で息が切れてしまい、挫折しました。昼食では、事務局スタッフの皆さんから色々なアドバイスを受けて、午後は間伐材を持って3往復しました。Nさん、お疲れ様でした。
 事務局スタッフの松村さんは、「どくだみ荘」の私たちに里芋とネギを持ってきてくれました。今日の夕食は、その芋を食材にして、芋の煮っ転がしを作って食べました。松村さんありがとうございました。明日の午後は、足尾消防署の方から「緊急救命講習」を受けます。

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2009年4月 8日 (水)

身を守る武器、五感を磨きました

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 カラマツの芽の色が赤っぽい色から黄緑色に変わりつつある臼沢です。本日は間伐材を均等に切り、杭もつくりました。今年の植樹は年8回行うので、昨年の秋に行った階段作りでは足りません。そのために今日から12日までの間、新たな植樹会場用の階段を作ります。その準備と階段を作る作業を行いました。
 年々階段が増え、登る距離も長くなり、背負子に杭を数本入れ、間伐材を一本持って傾斜が30度もある階段を登っていきます。現場に着くと顎がでて、脚が震えます。そんな気持ちがよい疲労感を感じながら、今日は階段を14段作りました。
 東京から来てくれたSさんは初めての作業でした。彼は、間伐材でも使える物とそうでない物を、切る前に選別することの大切さ基本を学びました。ヒノキを叩いて、その音で見分けることを学びました。山登りが好きな彼は、「このようなことが分かっていれば、山でも生活でも自分の身を守ることができる」、と感想を述べてくれました。生きていくための五感の大切さを実感してくれました。
 その他に今日は、栃木県日光治山事務所から黒土を提供していただきました。これは、「松木の杜」づくりに欠かせない黒土ですので、日光治山事務所の皆さんには感謝です。ありがとうございました。

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2009年4月 4日 (土)

“橋”の骨組みを組み立てました

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 正会員の皆さんの協力で通常総会が終わり、4月1日には足尾現場で橋造りが行われました。この橋は今年から始まる「松木の杜」づくり会場に通じるものです。「松木の杜」会場は森びと広場の東側にある1万㎡の平地ですが、この平地まで行くには約5㍍の溝を越えなければなりません。この溝を渡るために橋を造っています。
 木材は那須町から運びました。木材は森びと那須ファンクラブの職人たちが伐り、皮を剥いて運びました。現場では、重機を使って穴を掘り、写真のように木材で骨組みを造りました。ファンクラブの皆さん、お疲れ様でした。今後は、この周辺の溝を利用してビオトープも作って行く予定です。お楽しみに。
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2009年3月25日 (水)

「松木の杜」に植える桑の苗木を注文しました

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 昨日は桑の苗木を調査しました。私たちは、今でも富岡製糸工場が残っている群馬県富岡市で桑の苗木を育てている大竹文明さんを訪ねました。そして100本の桑の苗木を注文しました。購入したのは平賀陽子さん。和服の着付けを教えている方です。以前このブログで紹介した平賀さんです。平賀さんは、5月30日に行われる第9回足尾・ふるさとの森づくりに桑の木を植えたい、と希望していた方です。
 大竹さんの話によると、桑の種類は何百種もありましたが現在はそんなに残っていないそうです。ところが近頃は桑の人気が広がり、日本各地から苗木の注文があり、桑葉の粉の注文が相次いでいる、と言います。桑葉に含まれているデオキシノジリマイシンは血糖値の上昇を抑える物質です。糖尿病の方にはこの葉の粉が良いとの評判です。また、足尾に植えるためにの風に強い苗木、楽しみが増える大きい実がなる苗木、そして土壌に関する話を聞いてきました。
 本日は桑を植える足尾の植樹に平賀さんを案内し、「松木の杜」(仮称)の構想に花を咲かせました。畑予定地には、足尾へ向かう途中に頂いた菜の花を少し試植してみました。

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2009年3月23日 (月)

苗木に生きる元気を与えました

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 昨日は小雨の中を育苗作業しました。作業に来てくれたのはインストラクターの森戸さんと遠藤さんでした。「森びと広場」の周囲に生えているヤシャブシの芽は日毎に膨らみ、猿たちは木々の芽を頬張っています。
 広場の苗床にはポットから苗木が抜かれ、苗床に放置されています。その数約100本程。この悪戯の犯人は猿たちです。猿はポットの中にドングリが埋めてあることを学び、冬になると苗床に入り込み、ポットから苗木を抜き取って、根に付いているドングリを食べます。
 捨てられている苗木は根が付いているものが多く、必死になって生きようとしています。ポカポカ陽気となって、木々の芽が膨らむ頃を逃すとこの苗木たちは死んでしまいます。猿たちが木の上で新芽を頬張るこの時季に、そして小雨が降って丁度良い日でしたので、育苗作業は良い条件が整った中で行うことができました。
 広場の対岸から「松木の杜」(仮称)を眺めると、この杜にしっかり命を吹き込み、多くの皆さんと一緒になって“山と心に木を植えて”いきたいと願いました。改めて開墾作業に汗を流してくれた皆さんに感謝します。ありがとうございました。

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2009年3月20日 (金)

階段用の間伐材300本を伐り出す

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 今日は、階段用の間伐材を伐り出しました。場所は東武日光駅から東へ、車で20分程の山中です。朝は小雨がちらついていましたが、作業が始まる10時頃からは晴れ間が見えました。場所は杉と檜の森ですので晴れ間があっても陽は射しません。作業は薄暗い感じがする急斜面の森で、間伐されていた木を一定の長さに伐って、道路まで運び出しました。これをダンプカーに載せて、3往復して足尾現地まで運びました。今日の作業では約300本の階段用間伐材を用意することができました。
 今日は春分の日のため、間伐材伐りだしの現場に向かう途中にあるお墓には花が飾られ、線香の煙が漂っていました。また、空を見上げると黄色い「煙」が目立ちました。それは杉花粉ですが、30年から40年前には線香の煙と杉花粉が舞うようなことはありませんでした。間伐材を伐って運んでいると、杉や檜はひしめき合って必死になって生存競争している様子が肌で感じました。これも人間の我がままな結果だろう、と思いました。
 事務局スタッフ、インストラクターの皆さん怪我なく、事故もなく間伐材を作っていただきありがとうございました。

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2009年3月15日 (日)

開墾が終わりました。ボランティアの皆さんありがとうございました。

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 開墾の後半作業は今日で終了しました。今月2日から始まった開墾は延べ11日間、手伝ってくれた皆さんは98名でした。作業を手伝ってくれたインストラクター、JREUの組合員・OBの皆さんありがとうございました。強風と雪、強風と雨そして早春を感じさせる快晴の中で、マヒワやエナガの小鳥たちとの出会い、トンビやイヌワシの風を利用した飛翔、二ホンシカの戯れ、昆虫の蠢きを肌で感じながら、私たちは開墾作業をしました。また、ボランティアの皆さんからは「プロと職人の違い。私たちは職人の生き様に学ぶべきだ」等、現場で学ぶことの大切さを共有することができました。
 今日は、杜の散策道の階段も造りました。また、杜の絵を描いている清水事務局次長とは、この杜は親子が孫と爺ちゃんが学べる杜へ、親と爺ちゃんが誇れる杜にしよう、とイメージを膨らませることができました。作業が無事に終了できたことを振り返り、皆さんは帰路につきました。途中、足尾ダムゲート直前で、助手席に乗っていたS君が「前にカモシカがいる、と叫びました」。じーっと見ると確かにカモシカの親子でした。足尾でカモシカが見えたのは、7年~8年ぶりです。私たちのマスコットキャラクターのカモシカに遭えたことに興奮し、カモシカが足尾に戻ってくれたことに感謝しました。
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2009年3月14日 (土)

自然の厳しさを感じて唐鍬とハンドルを握る

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 今日の午前中は雨混じりの強風が吹き荒れました。気温は6度でした。身体を動かしていなければ寒くて立っていられない悪天候の中で、本日の作業を行いました。重機のハンドルを握っていると、10分も経たないうちに指が凍り付くようでした。唐鍬を使って身体を動かしている作業が有り難い、という作業でした。
 午後になって雨が雪混じりの雨になってしまいましたので、作業は野外の作業から室内の作業に変更しました。今年も臼沢植樹会場で植樹をするためには、傾斜30度近い階段を約150㍍以上登らなければなりません。その地まで黒土や腐葉土を運びますので、それに使う背負子の修繕を行いました。14時頃になると背負子の改修は終わり、外は青空が出てきましたので開墾作業を続けました。
 今日は9名の皆さんが雨混じり強風の中で作業を手伝ってくれました。ボランティアの皆さんに感謝します。晴れ間がでた頃には、ヤシャブシの枝に数匹のエナガが留まって戯れていました。

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2009年3月13日 (金)

真心が支えてくれる09年の杜づくり

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 今年の森づくりは第9回「足尾・ふるさとの森づくり」(5月30日)以降、小規模な森づくりを7回行う予定です。植樹会場はメイン会場として臼沢の急斜面、子どもとお年寄りの方には平地の「松木の杜」(仮称)で植樹をします。そのために臼沢の会場には新たに階段を設置しますので、11日には間伐材の下見と間伐材カットを行いました。当日は、二人で100本程カットしました。間伐材を提供してくれました日光森林組合の皆さんありがとうございました。
 また当日は、松井事務長の同級生から黒土の提供がありましたので、同級生の鎌田(写真、上)さん宅へお邪魔し、黒土を観させていただきました。鎌田さんは1人で土のう袋に黒土を詰めてくれていました。鎌田さんありがとうございます。昼食までご馳走になって感謝です。
 昨日は、JREU・八王子から二人の方が開墾作業に来てくれました。朝方は風がありましたが、昼頃には風は止み、小春日和の中での開墾作業でした。

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2009年3月12日 (木)

後半の開墾作業開始!どうして木は生えないのか?

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 今日から15日までは後半の開墾を行います。開墾している1万㎡の草地は写真で紹介してきましたが、この地に生えている木はヤシャブシが数本です。何故、木が生えていないのか疑問ですが、その原因のひとつに表土の堅さがあるのではないかと思っています。
 表土は写真のように草の根で固められています。この表土の厚さは20㎝もあり、これを粉々にするには唐鍬や万能を使わないとできません。それほど固い表土ですので、ヤシャブシはこの表土に入り込めないのではないかと感じています。この密集した草の根は砂と関東ローム層が混じった土を固めています。表土のpHを測ってみてもpH5程度なので、木が生えないという状況ではありません。
 後半の作業はこの固い表土を下の写真のように粉々にます。また、草地には大きな石がゴロゴロしていますので、これを重機で移動します。こうして固い土壌を掘り返し、表土に酸素を入れ、分解動物たちの消費・生産活動ができる環境をつくります。来月になると、開墾したこの地に黒土を混ぜ合わせます。木が生えていない原因について分かる方はアドバイスください。あと考えられることは、松木村を廃村に追い込んだ歴史上から、何らかの金属物質が土に混ざっているかも知れません?。
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2009年3月 9日 (月)

生物多様性が政策をも変えられる

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 昨日で前半の開墾作業は終わりました。昨日の作業には、JREU・大宮の技術者3名と第2期インストラクターのわが友が来てくれました。作業は来年の植樹会場の開墾を行いました。
 天気は風もない曇り時々晴れでした。現場の木々の枝にはマヒワも飛来し、そのヤシャブシは黄緑色した芽を大きく膨らましていました。開墾作業は、ひと雨降るたびに春を実感できる風が流れるなかで行うことができました(写真上、黒い部分が開墾した約2千㎡)。作業が終わって、手伝ってくれた皆さんからは「松木村を開拓した当時の村人の大変さが分かるような気がした」、等の感想が寄せられました。一週間にわたる開墾作業を手伝ってくれました皆さん、ありがとうございました。
 本日は19時から2時間、早稲田大学特命教授・原剛さんから環境ジャーナリズムの講義を受けました。感じたことは、①学ぶ場所は現場から、学ぶ人は実践家から。②環境問題は分断せずにトータル(自然環境・人間環境・文化環境)に捉える。③渡り鳥条約締結は国交をも良くする。④生物多様性は人の心を動かす(尾瀬の開発を抑制させた)。⑤自然環境を守るのも破壊するのも結局は人の生き方で決まる。⑥日本文化はその生き方の基礎となる、等でした。原さんの講義を受けて、廃村となってしまった旧松木村の歴史からは多くの事が学べるなあー、と思いました。

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2009年3月 7日 (土)

松木の杜(仮称)づくりの会場ができました

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 今日の開墾作業で、今年度の植樹会場(松木の杜)の開墾がほぼ終わりました。同時に、作業用の道、小さな畑もできあがりました。2日から始まった開墾作業ですか、予定より早く終わることができたのは、職人、昔の職人そして重機にはまった若者たちと森びとの強者達の協力によるものです。皆さんお疲れ様でした。
 今日の作業には、第1期から第4期のインストラクター、JREU・八王子の技術者2名が手伝ってくれました。第4期の大木さんは元大型重機を扱っていた職人です。また、第3期の大塚さんは現役の造園業を営んでいる方です。そしてJRの技術者の作業でしたので、本日の作業ははかどりました。強風が吹き荒れましたが、そんな風はなんのそので、作業は一気に進み、道と畑ができあがりました。
 今日の作業で感じられたことは、一人ひとりの仕事が結びついて作業がスムースにすすみ、その成果を汗した仲間同士が達成感を喜び合うことのできたことです。多分、このようなことが「協働」ということではないか、と思いました。明日は、後半の作業計画とその準備です。

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2009年3月 6日 (金)

機械のパワーにはまりそうな若者たち

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 朝から夕方まで雨でした。今日の開墾作業には4名のJREU若者が来てくれました。4名とも重機を操縦するのは始めなので、先輩からのアドバイスで重機を操縦しました。小型重機は杜の中の畑部分を整地し、大型重機は大きな石を堀り、植樹会場外に移しました。一日中雨の中での作業でしたが、4名とも重機操縦にはまっているようでした。東京の皆さん、雨の中の作業に付き合っていただきありがとうございました。
 ところで事務局員は長屋に泊まって作業しています。昨夜は那須町から2名の先輩、日光市内から稲葉理事が長屋に泊まり、4年後の「松木の杜」(仮称)構想を練り上げました。夕食には美味しいどぶろくと地粉の手打ちうどん、そしてイノブタをご馳走になりました。ほろ酔いの話の中で、Sさんからこの長屋の命名があり、この長屋は「どくだみ荘」と呼ぶことになりました。どくだみと聞くと嫌な臭い、湿った所に生えている、ということで嫌がられがちですが、止血効用、細菌の活動を抑えつける効用をもっているどくだみです。皆さん、気軽に「どくだみ荘」においでください。
 前半の作業は残すところあと2日間です。さあー、元気をだして明日も開墾作業です。

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2009年1月29日 (木)

早春の日差しを浴びて、整地をしました

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 旧松木村は108年前に廃村となりました。煙害に遇う前の松木村は狭い畑ですが馬鈴薯、大根、小麦等を作っていました。また、養蚕も行われていたそうです。村には数頭の馬も飼われていました。
子どもたちは松木川沿い道を歩き、製錬所付近の小学校まで通っていたようです。
 村人の営みは、村人の人模様はどのようになっていたのか。想像がつきませんが、自然との付き合い、村人同士による草刈り、自然の恵みや農作物の分かち合い、そして森への感謝が祭りとなって唄って、踊って賑わったに違いない、とおもいます。
 「松木の森」(仮称)づくりは、村人の営みと村人の心を現代に蘇らせたい、と願いつつすすめます。そんな話をしながら本日は、群馬県の事務局スタッフ(小井土さん、柳沢さん)と「松木の森」(仮称)植樹会場の重機用道整地と草刈りをしました。
 昨日同様、周囲には鹿がのんびりと草を食べていました。天気は午前中は快晴、気温11度(昼頃)、風は〇㍍でした。

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2009年1月28日 (水)

「松木の森」(仮称)づくりが始動

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 足尾ふるさとの森づくり2009年は始動しました。「森びらき」から3日後の本日、旧松木村の跡地で草刈りを行いました。草刈りをした地は今年からはじまる「松木の森」(仮称)づくり会場です。急斜面の臼沢地区では子どもたちやお年寄りの方々には大変だからと、古河機械金属㈱様から無償で提供された平地です。
 この地は写真の様に草群に岩が転がっている箇所が多く、草を刈らないと約1万㎡全体の様子が分かりにくいために草を刈りました。植樹会場全体の様子を見たうえで、事務局は植樹会場の設計図を描いていきます。若葉を付ける前に花を咲かせる木、その次に花を咲かせる木、秋には黄色く輝く木、鮮やかな赤い葉を付ける木、そして松木村の村人の思いを込めて植える桑の木をどこに植えていくのか等、全体の草を刈ってから「松木の森」(仮称)づくりの絵は描かれます。
 旧松木村跡地には雪が無く、十数頭の鹿はのんびりと草を食べていました。今日の天気は曇り、午後の気温は3~4度でした。

2009年1月21日 (水)

旧松木村の村人の心を、今に蘇らせたい

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 旧松木村跡地に「松木の森」(仮称)をつくれそうです。私たちが5年前から植樹と苗づくりを行っている地は旧松木村跡地です。松木村は足尾銅山から吐き出された亜硫酸ガス(煙害)で、草木が枯れ果てて、人間も動物たちも生きていけなくなり、廃村に追い込まれました。今から108年前のことですが、日本の公害の原点と言われています。
 今日はこの地で、土地所有者の古河機械金属㈱様と私たちで、今年から始まる植樹会場(平地)の現地調査をしました。この調査は植樹会場として古河様から無償で提供していただく相互の確認でした。これからは互いに念書を交わし、その後、私たちは「松木の森」(仮称)づくりを始めます。今日は、「松木の森」(仮称)づくりのスタートの日になりました。
 私たちは、廃村に追い込まれた村人の心を振り返り、その心を「松木の森」(仮称)に蘇らせればいいなあー、と願っています。今日の調査後、30数年も緑化事業に携わってきた元林野庁職員・村上壮亮さんご夫婦宅を訪れ、この報告と新年のご挨拶をしてきました。ご夫婦はこの話を非常に喜んでくれました。古河機械金属㈱足尾事業所のみなさん、ありがとうございました。
 「松木の森」(仮称)づくりに関するご意見をお寄せください。(写真・下は旧松木村で大切に使われていた石灯籠です。信仰の山・男体山と彫られています)

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2009年1月19日 (月)

食害は結果、何がそうさせたのか?

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 今日の足尾は北西の風がなければ初春を感じさせる暖かさでした。天気は晴れ、10時30分の気温は6度、風力は6㍍でした。今日は、今年5月30日に予定している第9回足尾・ふるさとの森づくり新会場(平地)の測量と臼沢植樹会場(斜面地)の食害状況を点検しました。
 新会場は昨年、古河機械金属㈱様から子どもたちやお年寄りの方々が植樹できるように、と提供されました。今日は、この新植樹会場の面積約2千㎡を開墾するための重機及び軽トラ用の道を造るために測量しました。
 午後は、同行してくれた群馬県スタッフの小井土さんと臼沢植樹会場の食害点検をしました。2006年会場を点検していると、試植しているアカガシの根が食べられ、幹は倒れていました。害にあったカシ類はこの一本でした。これまではミズナラの若木の根が食べられていましたが、カシ類の根が食べられたのは初めてでした。根本には穴を掘った形跡は無く、地中で食べられているようでした。試植したアカガシは他のカシ類と比較すると順調に生長しています。ミズナラの害も細い幹の根は食べられていませんでしたので、共通している点はある程度生長している幹の根でした。
 南斜面に根を張っている木やこの斜面でともに生きている動物たちは、雪もなく、新春を感じさせる暖かさを斜面一杯に受けとめていると、生きていくためには何らかの変化を感じているのかもしれません。

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2009年1月11日 (日)

御神酒と塩を供えて、森づくりを祈願

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 本日は足尾現場に立ち、仕事を始める前に旧松木村の祠に御神酒と塩を供え、今年も多くの皆さんと自然環境と人間の命を大切にする心を育むことができますように、祈願しました。その後、食害点検をしました。臼沢植樹会場の周辺では30頭数頭の鹿が草を食べていましたが、点検の結果、鹿による食害は見あたりませんでした。しかし、ウサギと思われる動物による食害が20数本発見されました。害に遭っている木は試植しているカシ類で、地面から60㌢程の高さの幹や枝が食べられていました。地面には葉が散らばっていましたので、ウサギは葉を食べていないようです。カシ類の幹と枝はカッターナイフで斜めにカットされていますので、多分、ウサギの食害だろうと思っています。
 森びと広場の気温(昼頃)は2度、帰る頃は-1になりました。風は広場では感じられませんでしたが、臼沢植樹会場では下から風が吹き上げてくる程度でした。一日晴れでしたので、仕事はじめの作業は汗もかかずにできました。

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2008年12月21日 (日)

“共生する”、ということは互いに努力すること

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今日は冬至です。足尾も厳冬を迎えますが、昨日の天気は晴れで、昼頃の気温は13度もありました。厳冬どころではない様子でした。しかし、鹿やウサギそして猿等は生きていくために必死です。この臼沢は斜面が南向きであり、北風を遮るところなので冬を越す動物たちがたくさん集まるところです。昨日も、鹿、ウサギ、猿が臼沢周辺に姿を見せ、私達がこの地から早く去るよう見張っているようでした。ウサギは約60㌢もある大きく元気なものでした。
 動物たちも必死ですが、多くの方々が植えた木々を食害から守るために私達も必死です。そんな訳で、昨日の作業は臼沢植樹会場の柵(周囲約700㍍)の補強、松の皮むき、コンテナのさび止め塗り、撒水用のホースの収納、等を行いました。ホース内の水は凍っており、太陽エネルギーに感謝しつつ氷を溶かし、午後に収納しました。

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2008年12月17日 (水)

みちのくに拡がる森づくりの輪

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 今月13日、岸井成格理事長はみちのく事務所の案内で葛巻高原牧場(岩手県)を訪れ、牧場のみなさんに感謝状と記念品を贈呈しました。
 葛巻高原牧場は葛巻町が運営しており、牧場で放牧されている牛は町民よりも多く、健康で元気な牛のミルクが評判です。この町はミルクとワインが美味しく、エネルギーも風力と牛の尿や糞を再利用しているクリーンな町です。この町の皆さんは毎年、八幡平・ふるさとの森づくりへバーク堆肥、炭を提供してくれています。町民の皆さんの支援に心から感謝しようと、岸井理事長、角岸副理事長とみちのく事務所の皆さんが現地を訪れました。
 牧場の皆さんは岸井理事長が本当に来てくれるとは思っていないようでした。牧場の皆さんは、現地を訪れた岸井理事長に驚き、感激をしているようでした。牧場を代表して高宮専務に感謝状と記念品を贈りました。牧場内も案内していただいた岸井理事長は、皆さんからの心暖まる歓迎を受けて感動していました。葛巻町の皆さん、ありがとうございました。
 岸井理事長は途中、石川啄木記念館に寄り、館長の案内で啄木の人生を拝見し、改めて啄木の自然環境へのおもいを感じることができました。みちのく事務所の皆さん、お疲れ様でした。

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2008年12月 3日 (水)

雲ひとつない青空にイヌワシ?

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 1日に続き、空は雲ひとつない快晴でした。朝の気温は6度、温かいコーヒーを飲んで身体を温め、作業に就きました。今日はアカマツの皮を剥きました。直径40㌢、長さ3㍍のアカマツ7本の皮を剥く作業です。このアカマツは来年5月に設置する「森びと看板」(仮称)用です。
 当委員会の森づくりは来年で5年目を迎えます。ここ足尾松木沢は、春から秋にかけてハイカーや登山家そして釣り人達が多く行き交います。この地を訪れる方々に、人間は森に活かされていることを知ってもらい、森を大切にする心を育んでいただこうと、看板を設置することにします。この看板の柱がこのアカマツです。
 稲葉卓夫理事を責任者にして「看板設置チーム」(仮称)が当委員会に設置され、看板は事務局員とサポーターの皆さんによって製作されます。雲ひとつない青空の下で、ラジオを聴きながらナタを使って皮を剥きました。松ヤニがナタに付着して余分な力を使ってしまいましたが、キジの鳴き声を背にして少しばかりの汗を流しました。
 昼食後には、風が出てきましたので臼沢の山々を観ていると、偶然にイヌワシらしき猛禽類が目に入りました。トンビと比較して色は黒く、上昇気流にのって小さな円を描いていたので、多分、イヌワシだと思いました。それにしても足尾のはげ山に木が生えるまでに50年もの年月が流れ、今ではイヌワシが棲息するまでになった松木沢周辺。そんなことを思いながら一人で作業していると、人間は自然に生かされていることを実感できます。
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2008年11月19日 (水)

108段の階段が完成しました

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 寒い朝です。布団から顔を出して息をすると、吐く息が白い湯気のように見えました。ラジオニュースを聴いていると、「初雪、初霜が降りました」、という報道でした。足尾も相当冷え込みました。窓から旧足尾銅山製錬所方向を見ると、太陽が茶色の岩山を照らし、その奥には真っ青な空が見え空は澄み切っています。
 昨日は、来年の植樹会場約1000㎡に、二通りの階段108段を作り終えました。15日から始まった階段づくりには約100名のボランティァの方々が集まって頂きました。18歳から60歳過ぎの男性と女性インストラクター、そして昨日は第4期インストラクターの山本さんが職場の後輩(長野さん)と参加してくれました。怪我、事故もなく総延長50㍍程の階段が完成しました。JREUの皆さん、インストラクターの皆さんに心から感謝します。ありがとうございました。
 最後の仕上げをしている時、ニホンザルの親子が植樹会場に入り込み、草の根を頬張っていました。作業の手を休めてそんな猿の親子を見ている皆さんの顔を見ていると、心が和んでいるようでした。
 とにかく冷え込んでいます。ブログを更新している手が冷たくなっています。
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2008年11月18日 (火)

なにごとも基本を忘れずに

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 昨日は51段の階段を作りました。21名で作業をしましたが、昨日は改めて基本的なことと実態を踏まえることの大切さを学びました。
 51段の階段には102本の立て杭を使います。学んだ一つは、杭の頭が割れないように叩く杭の周囲を削っておくこと、二つめには、杭が土に入り易いように杭をカットするには太い部分をカットするのでなく細い部分をカットすること、そして30度程の傾斜を約200㍍登っていく人のことを考えると階段の幅を短くつくること、が大切であることを相川さんから学びました。
 苗床では、2年~3年目の苗木に「お礼肥」をしました。一年間よく生長して美味しい果実をつけ、人間や動物に有り難い恵みを与えてくれた感謝の気持ちを込めて、来年も恵んでください、と堆肥をしました。苗木は未だドングリをつけませんが、ポット内にしっかり根を張ってください、と気持ちを込めて肥料をやりました。
 昨日は、昼過ぎに古河機械金属㈱足尾事業所の方が森びと広場を訪れ、森づくりの現場を視察しました。事業所の方は、来年以降の森づくりの現場を事務局と調査してくれました。

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2008年11月16日 (日)

45段の階段を作りました

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 小雨が降る中での作業でしたが、45段の階段と草刈りを行いました。作業には第1期森びとインストラクターの相川好夫さんが、房総半島の和田浦町から参加してくれました。足尾の森づくり会場の階段づくりは相川さんの指導から始まっています。相川さんは午前4時に自宅を自家用車で出発、足尾には9時に到着しました。本日の作業は相川さんの指導で開始され、ボランティァの方は2グループに分かれて階段づくりを行いました。
 草刈りは刈払い機を二台使っての作業でした。昨日に引き続き、上へ上へと草刈りを行いました。刈った面積は再来年の分までとなりました。怪我や事故もなく作業を終了しました。ボランティァの皆さん、インストラクターの皆さん雨の中お疲れ様でした。

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階段づくりをはじめました

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 昨日から階段づくりをはじめました。階段は、来年5月下旬に予定している「足尾・ふるさとの森づくり」植樹会場用です。会場は海抜1千㍍程の所で、傾斜が30度程あります。この場所に階段を作るために、ヒノキの間伐材、道具等を海抜800㍍付近から運び上げます。
 階段づくりに集まってくれた31名のボランティアの皆さんは作業説明を聞いた後、草刈り・間伐運び・杭作り・スチール製階段設置のグループ毎に作業をはじめました。天気は曇り時々晴れ、作業は2005年から植えた木々の葉が鮮やかに色を付けた小さな森の階段を登り降りしながら行いました。作業には、家族で参加してくれた方、インストラクターの皆さんそしてJREUの組合員の皆さんとそのOBの皆さんが集まってくれました。みなさんお疲れ様でした。
 間伐材は日光森林組合様から提供していただきました。毎年のご支援に感謝申し上げます。
階段づくりは18日まで行われますが、本日は雨の日曜日です。事務局は間もなく現場に出発です。今日も安全第一で作業をすすめます。

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2008年11月 4日 (火)

机上では、心に木を植えられません

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 栃木県出身のインストラクターは先月「ファンクラブ」を結成しました。その一員である星野さんが中心となって結成した「森びと那須クラブ」は、昨日(11/3)、「第6回ふるさとの森づくりin那須」を開催しました。集まった老若男女34名は、ドングリ播き、植樹そして食事グループに分かれて、それぞれが汗を流して目標をクリアし、12時30分からは楽しい懇親会を行いました。
 植樹した場所はナラ類を主体にした森林にしようと3年前から植樹しています。今年もこの場所に植樹をし、来年はこの森林に散策道を造って学びのゾーンにする計画です。参加者も毎年、新しい人方が増え、今年は植樹に、食事に新メンバーが汗を流してくれました。特に、食事グループには「ちゃんちゃん焼きとあら汁」を作ってくれた板前さんがおり、参加者の評判を得ていました。
 先月、インストラクターの塚崎さんの活動を紹介しました。そして、本日はインストラクター・森戸さんが足尾で苗床のポットをチェックし、秋晴れが続いて乾燥気味のポットに撒水してくれました。 今週末は、第4期「森びと教室」の最終講義です。宮脇昭先生と青木淳一先生からの講義と実習を受けます。今回、全員がインストラクターに認定されますと、森びとインストラクターは全国で100名以上となります。今後は、生活の場で、職場で“山と心に木を植える”活動に期待がかかっています。しかし、現実的にはインストラクターの皆さんにとっては、それを具体化させていくには大変なようです。けれども大切なことは、足尾や八幡平での森づくり活動に参加していく努力と汗を流すことです。その典型が那須クラブの活動であるのではないでしょうか。第4期の皆さん、認定されたインストラクターの皆さん、いい汗を流していますか。

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2008年10月29日 (水)

巨大システム下では、まず、自然を受け入れること。

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 苗木分け作業の目途がついて、本日は事務局が最後の追い込み作業をしました。作業しながら聴いていたラジオニュースによれば青森県の岩木山、我が友が住んでいる旭川市で雪が降りました。こんなニュースを聴いて、今年は暖かい日が一週間ほど遅れている、と感じました。昨年の今頃は、足尾周辺の落葉樹の葉は枯れて、道路に落ちていました。ところが今年は落ち葉が少なく、東武日光駅から足尾に向かう途中、日光市内の道路には昨年と比べて車が多いと感じました。
 東武鉄道で通っている私にとって、今日ほどに、秋の森の恵みを身体で感じたい方々の多さにびっくりしました。この時季、東武鉄道は「フリー切符」販売し、日光の良さを味わっていただくキャンペーンが、的を得ていると感じました。本日は、秋、真っ盛りの日光でした。
 そんな中、霜が降る前の苗木分け作業を行い、本日は1360本の若木に元気を与えることができました。16時頃には、ニホンジカが鳴き、自分たちのテリトリーから出で行けというメッセージがありましたので、ちっぽけな私たちは帰路につきました。巨大なシステムの中で生きている私たちにとっては、これは仕方のないことです。アキグミを頬張る時間を奪ってはならないのです。そんな気をもって、本日の作業は終わりました。

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2008年10月28日 (火)

来春に向けて、階段造り始まる

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 秋も深まってきました。日光駅から足尾町へ向かう国道沿いの山々も色づき始めました。ここ臼沢地区の木々も色づき始めました。明日で苗木分け作業が終わり、年内は来春の森づくりの準備を行います。昨日は、日光地区森林組合のご協力を得て、植樹会場用の階段造りに使用する間伐材を切って、運搬しました。木は檜で、長さ130㌢程に切った230本の檜を運び出しました。
 階段造りは、まず、草刈りを行い、その後、1人ひとりが間伐材を持って、約200㍍の距離を登ります。標高950㍍地点の階段は約100㍍(50㍍×2本)程の間に間伐材を埋めていきます。雨などで土砂が流れないように、また、登りやすいように高さを調整しながら階段を造ります。
 1千㍍に届く場所での作業であるため、事務局は北風が吹かないように願っています。階段造りに協力してくれる方を募集しています。色づき始めた苗木に癒されながら、心地よい汗を流してみませんか。階段造りは来月15日から18日の4日間に行います。

2008年10月25日 (土)

 自然界では小さな存在でしかない私たち

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 霜が降らないうちに苗木の冬支度は終わりそうです。本日で苗木分け作業の目途がつきました。天気予報では今月下旬には冬型になり、例年の気温に戻るそうなので心配していましたが、目途がついたので一安心です。今日は、JREUの組合員・雨谷さんと深津さんが手伝いに来てくれました。作業は事務局の2人とともに4人で行い、980本(49トレイ)のドングリに元気を与えました。
 朝8時00分頃、森びと広場に到着した私たちは作業小屋の整理整頓を行い、モーニングコーヒーで身体を温め、作業準備をしました。その時、対岸の岩山では猿の鳴き声がしていました。ここではニホンザルを見ることが殆どないのですが、今日は朝から岩山に姿を現していました。
 日毎に寒くなるとアキグミの実が甘くなります。この地はアキグミがあちこちに生えています。このアキグミは冬眠に入るツキノワグマが食べますし、猿や鹿そしてキツネ、驚くことに烏もアキグミを食べます。対岸の岩山の中腹にはアキグミが多く生えていますので、猿はこのグミを食べていました。この時に鳴いていたのが猿でした。鳴き声は、冬を迎える猿が朝食を摂っていた時の、親が子へ注意している声のようでした。
 日毎にグミが甘くなるように、苗床の若木の葉も日毎に鮮やかな色になっています。そして若木は葉を落とし、永い眠りに入ります。来月15日は狩猟の解禁日です。ここ臼沢地区は禁猟地帯ですので、日光側からここ安全地帯に鹿が移動をはじめます。これからは天気予報が気にかかる日が続きます。

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2008年10月24日 (金)

 凄まじい勢いを感じさせる幼木の根

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 「木は根、根は土」と言います。どんなに丈夫な木でも土が悪ければ大きく育ちません。“この土は悪いから”、と言って、木はそこから他の地に移動することはできません。ゆえに根は、水や酸素等を求めて、岩の割れ目などに何十㍍も伸びていきます。それが地中の中では土砂崩壊を防ぐことにつながり、表土では生物たちの餌や住居につながっています。枯れても柱になったり、和紙になったりして、何百年も生きつづけて人間を癒やしてくれています。
 上の写真のように、昨年秋に蒔いたドングリは、経った一年で80㌢もの根を小さなポットに張り巡らします。苗木分け作業は、「ドングリに元気を与える作業です」、と言っていますが、作業を振り返ってみると、文字通り生命(いのち)の森づくりだなあー、と実感します。
 本日も小雨でした。雨ですと土に水分が多く含み、ポットの中も水浸しとなり、根は窒息状態です。この状態から根を守り、少しでも元気になるように少し乾いた土をポットに入れています。本日は、560本の苗分けをしました。また、今年植えた樹木の調査をするために、調査樹木を特定する作業も行いました。今年植えた樹高30㌢以下のブナでも、写真のように黄色の葉に衣替えしているようでした。やがてこのブナは巨木となり、私たちへ豊かな心と安心を恵んでくれるのだろうと思うと、小雨降るなかでの作業にもやり甲斐を感じます。
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2008年10月22日 (水)

会員の真心が足尾に届きました

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 朝、8時30分頃に森びと広場に到着。6時頃は毛布と布団がないと寒いー!という感じでしたが、太陽の陽が当たると、温かい感じがする朝でした。作業場の掃除をしたあと、苗木分け作業をはじめました。9時30分過ぎにはインストラクターの森戸さん、JREUのOB・生沼さんが広場に到着し、一緒に作業を進めました。ラジオ放送を聴きながら、放送の批判をしたり笑ったりして作業を行いました。昼食では、それぞれが持ってきた弁当とおかずを食したのですが、本日は3人が卵焼きを持ってきましたので、その味を比べました。やはり先輩の奥さんが作った卵焼き、そして先輩が作った卵焼きの味と焼き方には負けました。
 昨日の夕方、千葉県の会員の二人から宅急便が届きました。箱を開けてみるとゴボウと里芋等の野菜、そして鰺の干物が入っていました。その晩に私はキンピラゴボウを作りましたので、昼のおかずにキンピラを持っていきました。この味には先輩の口から美味しい、と言わせました。千葉県の会員の皆さん美味しい食材を送っていただきありがとうございました。
 本日は、42トレイ・840本の苗木分けを行いました。それにしても千葉県の会員の皆さんからの贈り物には感謝です。足尾の地で泊まりがけで作業している私たちには、長持ちする安全な食材がなによりもありがたいことです。まして、社会的には一部企業と一部官僚による利益優先のために、食べ物が農薬漬け、毒の漬けになっています。本日はこうした中で、信頼できる友のまごころが届き、“ありがとうございました”を感じた日でした。

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2008年10月19日 (日)

 18000個のドングリに未来を託しました

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 最高の紅葉日和の本日、岩手県八幡平市にある「県民の森」で第4回「八幡平・ふるさとの森づくり」が行われました。集まってくれた皆さんは総勢180名でした。松尾小学校同窓生の皆さん、平舘小学校の先生と児童たち9名の皆さん、そして盛岡農業高等学校の近藤先生と生徒の皆さんをはじめ、事前の準備と当日の手伝いをしてくれたJREUの組合員、OBの皆さんたちは、6522ポット(18819個)にドングリを蒔きました。午後には北風が吹いてきましたが、ミズナラ、コナラ、トチノキ、クリ等に命を炊き込むことができました。また、地元八幡平市の田村市長からは、来賓のご挨拶を頂戴しました。
 苗木作りは、10数㌢程度のポットに小さなドングリを2~3個蒔くだけのことですが、このドングリがやがて何百年も生きつづけて、創造もつかないくらいの広大な森をつくります。この森があるから雨が降り、水が貯まって田圃に流れ、やがてこの水はプランクトン等を海に与えます。海の生物は森から元気をいただき、この時季になると鮭などが海から山に遡上し、山の生物に海の栄養を届けてくれています。
 世界の主要国の経済がおかしくなり、次第にその影響が各国に広がっているようです。今、大切なことは生物多様性という枠の中での経済、ということを考えてみることかもしれません。現代は、「経済の発展と科学技術の発展は私たち市民・子ども達を不幸にする」ということではないでしょうか。若い頃、「計画経済」ということを聞いたことがあります。森から教えられることは、動植物社会では生産と消費のバランスが整っていることです。
 ドングリを蒔いている子どもたちの真剣な顔を見ていると、子らの未来を不幸にしてはならないと思います。
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2008年10月16日 (木)

 人と自然に優しい心が育む八幡平の森づくり

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 19日は第4回「八幡平・ふるさとの森づくり」です。みちのく事務所に電話をしてみると、「準備は万全です。紅葉も順調に色づき、天気予報では当日の天気も良いので最高の紅葉が期待できる」と話していました(みちのく事務所・仲崎事務次長)。
 森づくりの準備で大切なことはドングリ収集とその保管です。同事務所では、今月4日と11日に県民の森に会員とその家族が集まってドングリ拾いを行いました。しかし、結果は1万個程度の収集であったため、心配になった仲崎さんは、その後、岩洞湖周辺で家族とともにドングリ拾いを行いました。ここではミズナラ、コナラ、カシワ等を拾うことができました。さにら嬉しいことは、今年も平舘小学校の児童たちからトチノキの実と栗の実一千個以上が事務所に贈られてきました。3年連続の贈り物でした。
 校長先生と児童達の森を大切にする心が育まれていることを感じた瞬間でした。児童達がドングリを拾い、そのドングリが多くの大人や子どもたちによって、楽しそうにドングリの命が吹き込まれている様子を見ている児童達。そして、この子どもたちもドングリを蒔いている場面を見ていると、子どもたちの心に木がしっかりと植えられている気がします。これを3年間も継続している校長先生たちの自然と人間の命を大切にする心と努力に、敬意を表します。今年も秋晴れの紅葉に囲まれて、第4回「八幡平・ふるさとの森づくり」はまもなく開かれます。

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2008年10月14日 (火)

 地球と生きるための熱意を100名が共有

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 秋晴れの中、300年間も生きつづけているミズナラのドングリに命を吹き込むことができました。第8回「足尾・ふるさとの森づくり」は、私たち人間が地球とともに生きていけることを願っているボランティァの皆さんによって、9429個(現場では8993個と報告しましたが計算間違いでした)のドングリに命を吹き込みました。
 当日は、日光周辺の交通渋滞で昼過ぎからの苗づくりとなってしまいました。鹿沼農業高等学校の先生と一年生の生徒の皆さん達は車で5時間もかかり、また、拓殖大学の四年生達は午後3時頃になって到着しました。現地は携帯電話が通じませんので、スタッフは通信可能な足尾ダムゲート付近に待機している事務局員までの間を行ったり来たりして拓大生の進行状況を把握。そのスタッフが「まもなく拓大生が到着します!」と、森びと広場の皆さんに報告。その後、まもなく拓大生4人が現場に到着すると、参加者は彼らを温かい拍手で迎えました。数時間以上もかけて苗づくりに参加してくれた彼らの熱意を、参加者一同とスタッフ・事務局が共有できた瞬間でした。
 彼らが一人20個のドングリを蒔いたトレイを苗床に置き、マルチングをした後に主催者側から活動報告を受け、来年5月下旬の森づくりに再会することを誓って解散しました。準備と運営に協力してくれましたインストラクター、JREUの皆さん、そして参加してくれました皆さんに感謝します。ありがとうございました。
・来賓のご紹介:独立行政法人水資源機構・草木ダム管理所 五十崎誠 様からご挨拶を頂戴しまし た。
・蒔いた種(クリ:287個、コナラ:1783個、ヤマボウシ:1569個、ウワミズザクラ:436個、ミズナラ:4680個、ハウチワカエデ:720個)

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2008年10月10日 (金)

 十三夜の前日、人は、万人ために怒ることも大切だ

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 12日は、第8回「足尾・ふるさとの森づくり」です。今日は、事務局員とボランティアの皆さんで森づくりの準備をしました。当日は、7800ヶのドングリに命に吹き込み、100先の命の森を形成する主樹を育苗させます。
 木は根、根は土ですから、本日は小さなポットの中で根を充満させることができる土と堆肥、腐葉土を用意しました。今回は、ミズナラ、コナラ、ウワミズザクラ、ヤマグリ、ハウチワカエデ、ヤマボウシの命を吹き込みます。種は全て日光周辺の巨木から生まれたものです。ツキノワグマやシカこは申し訳ありませんが、ドングリを少々いただきました。
 五穀豊穣に感謝する日の一日は、明日の十三夜です。新米の甘さと小豆の甘さがミックスしたおはぎ、柿と栗の香りと甘さに感謝する心が十三夜です。モズやツキノワグマも感謝する時季は人間と同じようです。ちょっとした儲けのために人間の生命や自然環境を犠牲にしている社会現象が蔓延していますが、社会を構成している私たちにが失っていることは「人のために怒る」ということではないかとおもいます。「怒る」と自己犠牲がともないますが、何事も自己犠牲が伴わないとうまくいのが社会ではないでしょうか。足尾・松木沢にもススキが秋風に穂を揺らせ、モズの声が一段と晩秋を感じさせてくれています。
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2008年10月 9日 (木)

 人間は森の寄生虫でしかないことを改めて実感

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 本日は、ドングリの調査をしました。調査内容はドングリの実の付き具合です。足尾町・旧松木村で育つドングリの苗となる実を生む母樹を探しました。3㎝程もあるのではないか、とおもわせるドングリを付けている木々は奥日光にありました。
 奥日光の木々は色づきはじめ、あと一週間も経つと真っ黄色に輝くミズナラの存在を見つけることができました。湯元ではカエデは真っ赤に色づき、シラカンバの葉も黄色に輝いていました。
 大きなドングリが落ちている林には、鹿の足跡や糞があり、鹿が必死になってドングリを食している様子がありました。そんな環境の中でドングリを探していると、人間はそんな自然の中のほんの一部でしかない事が実感できます。800年間以上も生きつづけているミズナラから得られたドングリに、私たちは12日に開く、第8回「足尾・ふるさとの森づくり」でドングリに生命(いのち)を吹き込められます。
 私たちが100年先の地球とともに生きていける自然環境を作りだしている一人として、誇りを感じます。森から教えられる数々の恵みは、100年先の私たちの礎にしていくことが求められています。とくに現代は、身近な森の現場に入って、五感を養うことが第一です。デジタル・バーチャル世界にうもって失っている人間性を養うために、私たちは森から学ぶことができます。

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2008年10月 5日 (日)

苗木分け、11980本に元気を与えました

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 朝8時15分、バス1台が森びと広場に到着。社会人・組合員となつて2年目の20歳代の若者たち20数名が松木沢村跡地に起ちました。彼らはJREU(東日本旅客鉄道労働組合)大宮地方本部の研修生です。この研修は本日から三日間この地で行われます。
 100年先も私たちがこの地球とともに生きていくために、山と心に木を植えることが研修のひとつになっているようです。植樹アドバイスは私たち事務局とインストラクター(友田さんと田岡さん)で行いました。各自、苗木三本を持ち、背負子に黒土を載せ、スコップを持って傾斜30度ある階段を登りました。途中、二人のリーダーが顎をだしましたが、仲間達の声援で登り切りました。
 植樹は約1時間程で終わりましたが、若者たちの顔を見ると充実感が漂っている様子でした。彼らが帰途についた頃、苗木分け作業の最終組が現場に当到着しました。本日のボランティアは26名の皆さんでした。午後は雨雲が顔を出しましたが、雨が降り出す前に3540ポット(本)に苗木を分けることができました。苗木分け作業は、5日間で延べ11980本の苗木に元気を与えられました。5日間の苗木分け作業にご協力していただきありがとうございました。

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2008年10月 4日 (土)

 命がけを分かってくれた若者

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 本日も秋晴れでした。苗木分け作業は本日も続きました。私たちが作業している隣のヤシャブシの林では、50年以上も生きているヤシャブシの後の主人公のブナが植えられていました。本日は、土曜日なのでオオタカやツキノアグマを追っている皆さんも私たちと同様に、ここ松木沢の地で自然の寄生虫でしかない人間であることを、鳥や植物から感じとっているようでした。
 苗木分け作業後にはボランティアの皆さんから感想をいただきました。始めてきた若者からは、一生懸命に「苗木分けをやったのにその苗木が差し戻されました」、と言われました。彼は、それなりに若木に元気をあたえていたのですが、差し戻りを受けて木は根、根は土というように土の大切さを感じたようです。自分が苗木分けをしたのに差し戻しをされた彼は、「なんでだよ」と、単純に疑問をもっていたようです。しかし彼は、差し戻されてよかった、という気分になっていたような気がました。本日の苗木分け作業は17名で行いました。1029トレイ2580本でした。
 05年から植樹をしてますが、植えられた樹木は写真のように、2㍍以上に育っています。葉も色づきはじめています。多分、後2週間も過ぎると、植樹会場は黄金の森に変化します。そのような自然の恵みを皆さんたちと共有できる場を皆さんと一緒につくりたいと、訴えました。反応はOKでした。
足尾の秋を皆さんで楽しもうではありませんか。

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2008年10月 3日 (金)

 感動!感じたら動いてくれている若者たち

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 本日の朝は、掛け布団をかけないと寒いくらいに冷えました。顔にヒヤッとする空気を当てながら森びと広場へ向かい、今日は5日からはじまる研修の最終チェックを行いました。
 9時45分頃になると、苗木分けに集まってくれたボランティァの方々が、眼下の森びと広場に到着します。本日のボランティァの方々の中には、18歳の若者や私の友も参加してくれました。
 国会中継のラジオ放送を聴きながらの作業が終わって、コーヒーや紅茶を飲みながらの報告会で、18歳の彼に、何歳ぐらいまで長生きしたいですか、と訪ねると、彼は98歳ぐらいまでは、と言ってくれました。私は、今日、苗木分けしたミズナラは98歳どころではなく、800年以上も生きていきますよ、と応えてやりました。彼はキョトンした様子でしたのて、私は、今日の作業は単純ですけれど、ミズナラが800年以上も生きていける環境をつくったということですよ、と話してやりました。そうすると彼は笑顔を見せてくれました。
 もう一人の若者は、二酸化炭素を削減するために参加しました、と言ってくれました。感想を聞いていて私は、若者たちの心の中にも長生きしていくためには森づくりが大切なんだ、という感動が芽生えていることに感謝しました。
 本日の作業は、99トレイ・1980本の苗木に元気を与えることができました。ありがとうございました。夜は、友と語り合いました。
 

2008年10月 2日 (木)

 季節の移り変わりを実感

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 快晴とは、今日みたいに雲ひとつない透き通った空気の奥深く見える青空の日を言うのだろう、とおもいました。8時半、森びと広場に着いて竹を割っていると、松木沢の上をヒヨドリが群れをなして南下へ飛んでいきました。ヒィー、ヒィーと鳴きながら、波を打つように飛んでいるヒヨドリの群れは、同じ方向へ数回飛んでいきました。今日は空気が澄んでいるので、ヤマガラ、ホウジロ、シュジュウカラ、モズ、カラワヒワ等の声が私の耳に届きました。
 5日から7日までは、労組の研修で植樹が行われます。組合員となって2年目の皆さんが、背負子に黒土、腐葉土を載せ、片手にスコップと苗木三本を持って、傾斜30度もある階段を約200㍍登ります。植樹場所に着くと穴を掘り、苗木3本を植えます。
 植樹する場所が分かるように、植える場所に竹を刺して目印をつくります。今日の朝の作業はこの竹を割り、その後は植樹会場の草刈りを行い、若い皆さんが安全に植樹できるように環境を整えたのが、本日でした。草を刈っていると、アキグミのトゲにトカゲが刺さっていました。モズが刺したものでしょう。今日は、朝から動植物たちが冬支度をして、一生懸命生きているいる様子に癒やされました。
 苗木分け作業は今日も続けられ、本日は96トレイ・1920本の苗木に元気を与えることができました。ボランティアの皆さんありがとうございました。

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2008年9月30日 (火)

 初めての越冬、ドングリたちの身支度

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 本日は曇りで肌寒い日でしたが、無風でしたので雨具を着たまま作業を続けると汗がにじみました。明日から秋の苗木分けがはじまるため、本日はその下準備を行いました。
 苗床の若木たちは葉を色づかせ、初めて経験する冬越えに身支度をしているようでした。昨年の秋に蒔いたドングリは未だ、1万本以上が一つのポットに同居しています。厳しい冬を越すためにはドングリを新居に移さなくてはなりません。この作業が明日からはじまり、JREUの皆さんが5日まで手伝ってくれます。怪我のないように、安全で効率的に作業ができる環境整備を行いました。この苗木分け作業が終わると、来週は、ドングリに生命を吹き込む第8回足尾・ふるさとの森づくり(苗木づくり)です。
 足下でコオロギの鳴き声を聞きながらの作業でした。台風15号の影響が心配ですが、明日からは100年先のいのちの森をめざして、いい汗をかきます。ボランティアの皆さんよろしくお願いします。

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2008年9月25日 (木)

 自然災害に強い「いのちの森づくり」はじまる

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 23日、岩手・宮城内陸地震復興に汗している奥州市で「いのちの森づくり」が行われました。この森づくりは「第1回奥州万年の森植樹祭」として開催され、当日は市民400名が参加しました。 植樹祭は宮脇昭先生の指導の基に準備され、植樹アドバイスは森びとプロジェクト委員会みちのく事務所からインストラクターを含め20名が行いました。植えた苗木はミズナラ、クヌギ、カツラ、ホウノキ、コブシ等14種類、大地に根を張った本数は4500本でした。
 植樹場所は広さ66㌶もあり、昭和40年頃まで養蚕団地になっていました。しかし、その後は開発計画も市議会で決まらず、放置されていました。この荒れ地に「いのち森をつくろう」と起ち上がったのが、森びとインストラクター・及川さんと市民の皆さんでした。
 前日には、講演会で宮脇昭先生が「いのちの森づくり」の大切さを市民に訴え、会場は植樹際を盛り上げていこう、となりました。この熱気は翌日の雨模様を吹き飛ばし、開会式では相原市長の森づくりへの意気込みが参加者へ伝えられ、宮脇昭先生からは“奥州市から世界へ発信しよう!”、と市民へ檄が飛ばされました。参加者と共に汗したインストラクターの皆さんは、心地よい顔をしていました。みちのく事務所の皆さんお疲れ様でした。

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2008年9月19日 (金)

 雪国へ嫁ぐ苗木に願いを込めて

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 足尾は秋近かしです。昨今でも秋は結婚式シーズンと言われているのか知りませんが、昨日は雪国へ嫁ぐ苗木の身支度をしました。ドングリに命を吹き込まれた苗木は八幡平と足尾で寒さに耐えて、小さなポット内に根を張り、全ての生物のために森を形成しようと嫁ぎ先を待っています。
 今年の春過ぎ、ホームページを見た雪国の方から、「苗木を提供してくれませんか」との電話が事務所に入りました。早速、事務局は苗木たちの写真(樹高と根の様子)を送り、先方に判断していただきました。写真だけのお見合いで嫁ぐことが決まり、事務局は秋を待っていました。
 八幡平と足尾で育っている苗木は、寒さと強風に耐えて生長していますので、美人ではありませんが足腰はしっかりしています。この苗木たちは今月、雪国の大地に根を張ることになります。事務局は、ボランティアの皆さんの自然と人間の命を大切にする願いを苗木たちに言い聞かせながら、最後の身支度をしました。間もなく、苗木たちは事務局員の運転する車に乗って雪国へ嫁ぎます。
 ドングリに命を吹き込んでくれた多くのボランティアの皆さん、そして3年間も間苗木たちを育ててくれました皆さんに心より感謝します。
 

2008年9月18日 (木)

 届けてあげたい秋の声と風

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 昨日は朝5時に起きました。ドイツ訪問後の足尾へ向かうために、早起きをして家を出発しました。電車の窓から見える田んぼの稲は、朝陽に照らされて黄金色でした。下今市駅から日光駅間ではコスモスが初秋を感じさせてくれました。
 足尾・「森びと広場」に着くと、モズがキィーキィーと鳴いていました。松木沢でも秋だなぁー、と感じながら刈り払機で草を刈りました。給油のためにエンジンを止めると、草の根元からはコオロギが鳴いていました。広場から対岸の岩山を見ると、一生懸命に生きている木々の葉が黄色や赤に衣替えしていました。松木沢も短い秋に向かっています。
 14日の操車場跡地での苗木づくりで印象に残っていたお母さんの「最後までやりなさい」、という言葉が頭に浮かんできたので、昼食後に「絆の森」へ行ってみました。狭い会場には昨年植えたコブシが一気に元気を出して生長していました。樹高40㌢~50㌢程であったコブシは、1㍍以上にもなっていました。土が無くなるまでドングリに命を吹き込んでいた操車場跡地の子どもたち。早く、この子たちにこのコブシの生長振りを見せてやりたい、と思いました。そして、「最後までやりなさい」と言ってくれたお母さんの願いが、早くかなえられるようにと思いつつ、草刈りをしました。

2008年9月12日 (金)

幹周り500㌢もあるミズナラを支えている「千年の森」

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 昨日(11日)、事務局員の小川さんと日光の「千年の森」(事務局内で言っている森)を調査しました。天気は晴れ、10時30分に竜頭の滝駐車場を出発。千手ケ浜へ歩き出しました。目的は、約千年も生きつづけているミズナラ、数百年生きているトチノキ等の種を調べること、また、幹の太さを測ることでした。シラカンバが生えている森を10数分歩くと、「髭爺」(仮称)が私たちを迎えてくれました。このミズナラは幹にコブをいくつも付け、そこからは実生らしき芽(孫)がたくさん生えています。幹の太さは325㌢ありました。左手には幹の太さが210㌢あるサワグルミも生きていました。その先にも幹の太さが400㌢のミズナラ、と言う具合に幹の太さが300㌢を超すミズナラが主木の森を調査しました。
 結果、幹の太さは測ることができましたが、もうひとつの調査目的である種(ミズナラのドングリ)は調査できませんでした。幹の太さの最高値は510㌢のミズナラでした。トチノキは実を付けていましたが、その量は僅かで、2~3㌢程の小さい実でした。ブナの実も調査しようと高山コースを廻って帰ってきましたが、ブナも実を付けていませんし、地面を探しても実は落ちていませんでした。
 これでは熊やカモシカ、リス達が空腹を満たすことができない、と心配しながら帰ってきました。しかし、森はトウゴクミツバツツジ、シロヤシオツツジ、リョウブ、シャクナゲ、地面にはスズタケが共生していました。誰かさんが言っているように、森では「あなたとは違うんです」と言って一人だけでは生きてはいけません。初秋の風が爽やかな調査でした。

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2008年8月23日 (土)

見えにくい努力に生かされていることに感謝

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 昨日(22日)は苗床の草取りをしました。足尾は肌寒い朝でしたが、日本対韓国戦(野球)のオリンピック放送を聴きながら応援に力を入れ、草取りをはじめました。この作業には鹿沼市に住んでいる大手さんが協力してくれました。大手さんは3年前に会社を退職、その後は年金暮らしをしている方です。これまでも何度かボランティァ作業に参加してくれていますので、作業は手慣れたものでした。
 苗床の草取りは6月に行いましたが、ポットの中には若木の根を絞め殺すほどの草の根がはびこってしまいました。特に、イネ科の草(写真はイネ科ではありません)は根が深く、この根はポット内全体を覆ってしまいます。若木の根はポットとこの根によって二重に覆われ、首を絞められている感じです。水や酸素もこの草の根に吸収されてしまい、若木はやせ細るばかりでした。草取りはポット内の土が乾燥しているとスムースに根を取ることはできません。旧盆から雨が降っていますのでポット内は水分が保たれ、草取りは容易にできました。
 若木の根は動けません。若木はポット内で根を張り巡らし、1~2年後には大地に自分の力で私たちの未来のために生命(いのち)の森をつってくれます。草取り作業は、自然と人間の生命(いのち)を大切にしたいと、多くの方が蒔いてくれたドングリの命を絶やさない大切な作業です。森林ボランティア活動をしている大手さんは、このような大切な作業を各地で行っているそうです。23日には湯元スキー場に生い茂っているオオハンゴン草(外来種)を抜き去る作業に参加するそうです。大手さんの下向きな生き方とお会いして、見えにくい地道な努力で私たちは生かされていることを改めて考えさせられました。ありがとうございました。
最後に、「1年先を考えるならば種をまけ、10年先を考えるならば木をうえよ、100年先を考えるならば人を育てよ」(中国のことわざ)。

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2008年8月 3日 (日)

草刈りが終わりました。蒸し暑い日のボランティァに感謝します。

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 草刈りが終わりました。先月29日から始まった草刈りは、JREUの皆さんのご協力で2日の15時に終わりました。自然環境と人間の生命(いのち)を大切にする皆さんの情熱を感じる5日間でした。心から感謝申し上げます。
 昨日(2日)は、小黒陽矢君(小1)がお父さんとともに草刈りに参加してくれました。小学校入学する前に植えた木はどれだけ大きくなったの?、昨年植えた「絆の森」はどうなったの?、と現地を訪れてくれました。昨日は草刈りに参加してくれた30数名の皆さんと一緒になって、陽矢くんはノコギリ鎌を使って草を刈ってくれました。陽矢くんの期待は、今年植えた木々が自分の身長よりも大きく育っている、ということであったそうです。しかし、その期待は見事にはずれて、苗木が生長していないことにがっくりきていました。それを見ていたお父さんは、「でもその木は歯をくいしばって生きているんだよ」、と話している様子が伺えました。
 最終日となった昨日は、通称ガレ場の草も刈りました。写真の左側の場所のように急斜面で石が多く、足場の悪い場所ですが、心をこめて植えた小さな苗木を大きく育てようと、最新の注意を払って若木に元気を与えることができました。延べ120名程の皆さんの情熱で、木々たちは爽やかな風と栄養物を得られました。
 自然の力で森がつくられることを待っていられない私たち。たかが50年先、足尾の岩山が自然の力で森ができる環境になることを待っていられない私たち。だから私たち人間が少しばかりの力を自然環境に手助けをしています。これは人間が森とともに生きていくための当たり前な営みです。自然と人間の営みは私たちの意思しだいです。森を壊したのも私たち大人の意思ですし、それは政治の反映です。その責任は大人にあります。
 帰りの車中で、陽矢君のお父さんと話していると、お父さんの陽矢君への期待は大人になったら自然環境と人間の生命(いのち)を大切する人になってほしい、ということでした。こんな話をしていましたが、陽矢君は車の窓から入る涼しい風を受けながら外を見ていながら、怪我をした子鹿のことを心配している様子でした。

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2008年8月 2日 (土)

草刈りから教えられる自然の営み

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 昨日(1日)は“暑い”と感じました。草を刈っていると暑いと感じるのは人間ばかりではないことも実感しました。猛暑日は植物も暑苦しいのだなあー、と感じました。勢いよく草が生えている中に顔を突っ込んで草を刈ると、その場は蒸して暑いことに気づきました。たかが70㌢~80㌢程の草の中なのですが、ムーとします。草を刈ってしまうと、松木沢から吹く風が汗をかいた顔に当たり、とても気持ちがよく感じられますが、これは木々も同じであろうと感じます。生きていく環境が良ければ、人間も植物もすくすくと生長できます。
 昨日の草刈りボランティアに参加してくれた皆さんの三分の二は、ノコギリ鎌を使った草刈りがはじめてでした。ですから、どうしてくそ暑い中で草刈りをしなくてはならないのだ、と疑問が残るのも当然でした。
 梅雨が明けたこの期間、光合成で栄養分を生産・吸収し、根からは水分を吸い上げて木々は一気に生長します。昨年の枝先から一気に40~50㌢も伸びます。草刈りは木々が生長するための重要な作業なのです、と皆さんに話をすると、茹だるような猛暑の中での作業でも充実感を得られるそうです。
 29日から始まった草刈りは、昨日で全体の三分の二が終わりました。昨日は参加してくれた皆さんが、それぞれに足尾の現場から、そこで汗して働く人たちから様々なことを教えられている様子がうかがえました。最初は作業をやらされたけれど終わってみるとやり抜いた、という皆さんの気持ちが私に伝わってきた一日でした。ボランティアの皆さん暑い中、ありがとうございました。
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2008年7月31日 (木)

 若木に涼しさと元気を与えています。

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 昨日(30日)も雷様は怒りませんでした。足尾・松木沢では雨が降ってくれませんでした。下界は猛暑の暑さでぐったりしてしまいますが、昨日の天気は曇りでしたので標高960㍍での草刈り作業は爽やかな風をうけて始まりしました。昨日は5月に植樹した場所、約1千㎡の面積を21名で草刈りしました。
 足尾での草刈りは29日~来月4日(3日除く)まで行われていまます。作業は梅雨が明けてからの短期間でできることになりました。
一気に作業ができるのは、全期間JREUの皆さんが協力してくれることになったからです。事務局一同、心から感謝申し上げます。
 雷様が少なく雨が降らない日が続き、少ない地中の水分は蒸発していきます。若木はこの時期、光合成によって栄養を蓄えて大きく育とうとしています。しかし、若木の葉が陽を欲求していことを、雑草が遮っています。その上、少ない水分を雑草も吸収してしまいす。この時期、一気に草刈りができることは、足尾の地に若木たちがしっかり根を張れる環境がつくれるということです。
 作業現場では各自がノコギリ鎌と水を持って、事務局員から鎌の使い方を教えられ、雑草と一緒に若木を切らないようにと注意を受けて、草刈り作業は続けられています。
 29日は一昨年に植樹した場所の草刈りをしました。本日(31日)は06年に植樹した場所の草刈りです。暑くなりそうな天気予報ですが、ヒグラシの鳴き声に癒やされながら草刈りです。私たちが地球とともに生きていくための、人間にとって当たり前な自然への働きかけをつづけます。

2008年7月19日 (土)

夏の暑さにも負けず、元気に育つ北東北の苗木たち

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 足尾では黙々と苗木分け作業を続けていますが、北東北のみちのく事務所の苗木分け作業は6月下旬に終わりました。今年は今までにないモグラ、ネズミ、ウサギ等の食害に遭い、多少心配でしたが昨年秋に蒔いたドングリの発芽率は46%(青森)~58%(八幡平)でした。
 苗木分け作業は青森市(6/21~22)と八幡平市(6/28~29)で行われました。二日間で33971本の若木に元気を吹き込むことができました。両地区ともJREUの組合員の皆さんが大勢参加してくれました。
 八幡平の苗木分け作業には、茨城県土浦市に住む國分さんが参加していました。國分さんは、これから、つくば市内の採石場の跡地に森をつくりたいので、苗木分け・ドングリ拾い・ポット苗づくりを学び、採石場の再生森づくりに活かしていきたいと、汗を流していました。
 分けたポットは苗床に整理し、今後は撒水等を行います。苗床は背丈2㍍以上のイタドリが伸び放題の場所を、草刈り機を使ってイタドリ等を刈り、ロングヘアーから坊主頭になったような気分になると、風通しの良いサッパリした苗床が整備されました。この前段の準備作業があっての苗木分けでした。JREUの皆さん、苗木に元気を吹き込んでいただきありがとうございました。國分さん秋に再会しましょう。
 足尾の昨日(18日)は、植え替えられた若木を梅雨明けの直射日光に負けないようにと、事務局(岡安、松村)が遮光ネット張りを行いました。
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2008年7月16日 (水)

「オグロブの木」のメッセージ

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 足尾の本日(16日)は、朝から真夏のような暑さでした。猛暑の中、苗木分け作業と苗木の生長調査の下準備を行いました。今年5月に植樹した苗木たちの幹の太さ、樹高、葉の枚数、土の酸性などを調査し易くするために全体の様子を調べました。
 調べていると「オグロブの木」と書かれた看板が草の中に立てかけてありました。事務所スタッフと話してみると、JR東労組の小黒君が書いたものであることが分かりました。この看板は今年5月下旬に行われた彼の労働組合のヤング研修時に、研修生と共に彼が植樹した目印に立てたものであることを私は思い出しました。その時、彼から聞かされたことは、6年前、彼が組合員の駆け出しの時、職場集会に参加して先輩たちと組合員の説得活動をしていたことが、警視庁公安部によって「強要罪」に仕立て上げられてしまい、344日も拘留された後、被告人にされてしまったので、そのことをブログで訴えているので「オグロブの木」と書いた、ということでした。
 そういえば明日(17日)は、彼が被告人にされてしまった不当判決の日であることも思い出しました。一年前の7月17日は、彼ら7名の電車運転士は警視庁公安部によって被告人にされてしまった日です。本日、作業に来てくれたボランティァの方から、小黒君たちは明日、東日本管内の主要駅頭で不当判決の支援を呼びかける行動を行うと聞きました。彼らと会うことがありましたら激励の声をかけてやりましよう。
 本日、中国地方では梅雨が明けたました。足尾も暑い一日でしたが、本日の作業では1180本の若木に元気を与えました。本日は新宿事務所スタッフが苗木分けを行いました。猛暑でありましたが、オオルリをはじめとした野鳥たちの声と蝉の鳴き声、そして松木沢から吹く爽やかな風で暑さは吹っ飛びました。

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2008年7月15日 (火)

急げ!地球を救う意思表示と実行力

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 今月1日から始まった苗木分け作業では、15080本(15日現在)の若木に元気を与えることができました。梅雨期のシトシトの雨の日と梅雨の合間の暑い日に、黙々と苗木分け作業手伝ってくれましたボランティアのみなさんありがとうございました。残り約1万5千本の苗木分け作業は、今後も事務局員を中心に行われます。ところで12日に苗木分け作業を手伝ってくれました坂野上さんからメールが届きましたので、紹介させていただきます。
 足尾に行って驚いたのは、一度、壊した自然を元に戻すことの大変さでした。森びとの方に植樹会場を案内され、木がどんな風に生長しているのかしっかり把握されていて、スタッフのみなさんは木一本一本に対する思い入れを感じました。同時に、少ない人数での活動の限界も感じました。そんな時、森びとインストラクターを育てる活動を思い出し、植樹することも大事なことですが、地球の現状を変えるには同じ問題意識を持ち、活動する人や意思表示をする人を増やしていかなければならないことも大切なんだ、と感じました。こんな思いが“山と心に木を植える”ということなんだ、と納得しました。問題意識をもった人が多くなれば、日本もドイツのように環境対策が進むのでは、と思いました。そうなれば道路財源も無駄な所に使うのでなく、必要なところに使われるのでしょう。私の環境意識の変化は一年前からですが、私はバイク通勤を自転車に変えたり、電気の節電、シラカシの苗木を育てたり等、できることをやっています。(若干、編集しました)。
 坂野上さんありがとうございました。20日の作業もよろしくお願いします。本日も梅雨明け間近な暑い日差しを受けて苗木分け作業を行いました。そんななかでのひぐらしの声は涼しさ感じさせてくれました。

2008年7月10日 (木)

 いのちの森を支えるJRマンの心

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 本日(10日)は朝4時、ウグイスの鳴き声で目が覚めました。天気は曇りですが、予報では暑くなるようです。
 昨日の作業は9名で1980本の苗木分けを行いました。雨降る中を、いつものようにテント内で黙々と作業を続けました。昨日もJR東労組の大宮のみなさんが5名来てくれました。7日から連日作業を続けくれている第1期インストラクターの阿部さん、第3期の田岡さんも一緒に、若木に元気を与えていました。
 昼食後、阿部さんと田岡さんは苗分け作業をしているところから松木沢(南側)にある「絆の森」の若木の生長具合を見に行きました。20分程経った時、「○さん!○さん!大変だよ」という大声が広場に届きました。振り返ってみると、田岡さんがぐったりとしたバンビを抱えていました。「絆の森」付近で死んでいた、ということでした。「みんなで埋めてやろう!」となって、広場の片隅に穴を掘って埋葬してやりました。現地で森をつくっている私たちにとっては、苗木を食べてしまう外敵の一種ですが、その心は「埋葬してやろう。作業が終わったら日光駅前で清めをして帰ろう」、ということでした。JRマンの毎日の仕事は、利用者と自分の命を守っている神経をすり減らすものです。その心が垣間見えた瞬間でした。
 16時30分頃、皆さんを日光駅まで送りました。車中では、清めをするために1時間後の電車で帰ろう、という話しをしていました。昨夜、私たちもJRマンの心にうたれて清めをしました。ボランティァの皆さんお疲れ様でした。

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2008年7月 9日 (水)

困ったもんだ!愚かないたずらが発覚?

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 昨日(8日)の苗木分け作業は8名で行いました。天気は足尾でも猛暑を感じる暑さの中で、1300本の苗木に元気を与えました。作業ボランティアにはJR東日本の労働組合(JR東労組)の若者たち4名が来てくれました。4名とも苗木分け作業は初めてでしたが、丁寧にてきぱきと苗木に元気を与え、一人約200本を植え替えました。昼食後は、苗床内に積んであった堆肥を一輪車を使って外へ移し替えました。元気を与えてもらった苗木たちの成長の場を整える作業です。あっという間に作業が終わるほど、彼等のスコップと一輪車の扱いは上図でした。昨日も16時過ぎには夕立があり、乾燥しつつあったポットの土に恵みをいただきました。
 ところで私たちの“山と心に木を植える”活動は財団、企業そして正会員、賛助会員の皆さんから支えられています。そして育樹・育苗活動は多くのボランティアに支えられています。私たちは地球を危機から救ういのちの森をつくりだし、この活動を通じて自然環境破壊と人間の命を大切にする心を森から学び、参加者から教えられています。この活動を恨んだりひがんだりするのはかってですが、助成してくれた団体への感謝の心や参加者の思いと情熱を傷つけるのは止めてほしい。
 先月中旬、5月11日に植樹した会場に設置した看板がいたずらされ、植樹したケヤキがノコギリで切られていることを発見しました。
犯人は鹿や猿ではありません。看板の足はスチール製、樹木はカットされていました。犯人は人間だと断定できますので、愚かな行為は止めて下さい。何か、言いたいことがありましたら堂々と私たちへ発信してください。お願いします。

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2008年7月 8日 (火)

いのちの輝きを感じられますか

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 昨日(7/7)も足尾では苗木分け作業が続けられています。昨日の作業は第1期インストラクターの阿部さんと第3期の田岡さんの二人で行いました。お二人とも60歳を過ぎた先輩ですが、足尾には三日間滞在して苗木に元気を与えています。
 私は昨日、「森と生きるキャンパスフォーラム2008」の事務作業を一日行い、夕方には横浜で宮脇先生にお会いしてきました。明日にはアメリカ出張の合間に時間を割いていただき、27日開催の「フォーラム」へのアドバイスを頂戴しました。先生からは、「すばらしいフォーラムだから本気になって創っていこう」、と檄をとばされました。
 顔を見ながら先生と話していると、6年前にお会いした斉藤晶さんを思い出しました。家に帰って、北海道旭川市で牧場を経営している斉藤さんの著書「いのちの輝き感じるかい」(地湧社)を開いて読んでみました。「やっぱりギリギリの極限状態まで行って、固定観念を捨てた人がね、新しいものを創り出す感じですよ。・・・ホンモノをつかむ感性を育てるには、子どものときに自然のなかで遊ばせおくのが大事なんです。その感性の上に学歴が立っていなきゃダメなんですよ。・・」と、書いてありました。これを読んだ後に、宮脇先生のアドバイス(檄)は、“ギリギリの極限状態を経験していない若造よ、本気になってやってみろよ”、ということだなあーと感じ、先生には感謝しています。
 G8が始まり、議論の中では「低炭素社会へ」ということが言われています。貧困層が社会の多数派となっている現社会で、その多数派が「低炭素社会」で生きていくにはどうしたらよいのか、ということは言われていない気がします。市場経済最優先の温室効果ガス削減に策には、いのちの輝きは感じられないようです。

2008年7月 6日 (日)

友、遠方から来たる!

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 一昨日(4日)も苗木分け作業を行いました。当日の足尾は、朝4時頃から6時頃まで雨が降りました。朝早くから目が覚め、本日のノリ弁と簡単なおかずを作り、クーラーに水と弁当を入れて東武日光駅へ出かけました。車を30分間程運転すると東武日光駅に到着、新聞を3紙買った後、車内でインターネットを使って情報の発信をしました。苗木分け作業に駆けつけてくれる友が駅に着くまでの間は新聞を読みました。9時15分着の電車で来てくれた梁次さん(第1期インストラクター)を車に乗せて、足尾現地に向かいました。本日は二人だけの作業です。天気は晴れ、暑い日でした。
 松木沢からはガシカガエルの声、オオルリ、ホウジロ、キセキレイ、メジロ、キジ等の野鳥のさえずりを聴きながら、二人は黙々と苗分けを続けました。作業中の会話は少ないのですが、日頃、二人が気になっていることを互いに聞きました。作業中は一日中ラジオを流していますので、ラジオで気になることが流れると、そのことに関して頷いたり、批判したりしていました。
 天気は梅雨が明けるのではないかと勘違いするほどの暑い日でした。夕方、16時半頃になると雷がなって雨が降ってくれました。根を新しい土に移された苗木にしてみればありがたいことです。雷の本場である足尾ですので、後片づけを済ませて17時頃には帰路につきました。本日は780本の苗木に元気を与えることができました。また、苗木分け作業を通じて、友人との絆を強めることができました。

2008年7月 4日 (金)

苗木分け作業がはじまりました

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 今月1日から苗木分け作業をはじめました。昨年10月に小さなポットに蒔かれた5万個以上のドングリは、今年の春、約3万本が芽を出しました。このドングリは参加者の地球を救う熱い思いが込められて、台風の影響でどしゃ降りの雨の中で蒔いてくれたものです。その思いを受けたドングリは、今では眩しいほどの黄緑の若葉を揺らして、太陽とポット内の土から栄養を摂っています。いのちを吹き込んでくれた参加者の皆さんに感謝です。
 昨日(3日)の作業は4人で行いました。事務局二人とシンガーソングライターのChojiさん、そのマネージャーの中村さんの4人でした。Chojiさんは、森びとプロジェクト委員会のイメージソングである「心の森」という歌を作詞作曲し、自費でCDを製作してくれた方です。この歌は2005年からはじまった「足尾・ふるさとの森づくり」に参加した以降、創作活動に入り「心の森」と名付けました。彼はその後も森づくりや育樹活動にも参加し、自然と人から知恵をいただいているそうです。そんな彼ですからCDの売り上げの一部を当委員会に寄付していくのでよろしく、と言ってくれました。(「心の森」に関しては彼のホームページをリンクできるようにしておきます。)
 昨日は4人で780本の苗木分けを行いました。20㌢以上もの根を付けているミズナラ、コナラを優しく手にとって、ポットに分けました。Chojiさんは16時過ぎ、3年前に植えた植樹会場に立って、2㍍以上に育った木々が小さな森をつくっていることに感動していました。
 苗木分け作業は生命(いのち)の森づくりの主木に育つように、まだまだ続けられます。

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2008年6月25日 (水)

 育てた苗木が北東北の地に根を張る

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 森びと・みちのく事務所が青森市で育ててきたミズナラの苗木は青森県と岩手県に根を張りました。晴天の6月8日、青森県では八戸市内で行われた「カモシカの森」植樹祭(八戸住金鉱業主催)で根を張りました。 これらの植樹祭には森びと賛助会員の皆さんが参加し、青森市内で3年間大切に育てきた苗木を植えてきました。「カモシカの森」づくりでは、石灰堀り跡地の傾斜地で約1千名の皆さんが宮脇昭先生の指導を受けて、4万6千本の苗木を植えてきました。
 参加した二人からは、「35度の傾斜地で大変であったが、参加者間が声をかけあって協力し、丁寧に植えてきました。植え終わって、森づくりは私たちが本来もっている心を思い出させてくれた。この心を世界中の人々が取り戻せば、戦争はなくなり、自然溢れる平和な世界になるのではないかと思いました」(森びと会員・三津谷さん)。「木も人間も一人では生きられず、共存して生きることが大切だと思いました」(森びと会員・千田さん)、という感想が新宿事務所に寄せられました。
 もう一箇所は、岩手県滝沢村内で開かれた「第2連合の森」植樹(岩手連合主催)でした。この森づくりに参加した及川さん、佐々木さんからも感想が寄せられました。会員のみなさん、生命(いのち)の森づくりで爽やかな汗を流して、お疲れ様でした

2008年6月23日 (月)

子どもたちの未来に乾杯!

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 昨日(6/22)、栃木県宇都宮市内で植樹をしました。遅い梅雨によって雨の中での植樹か、と思っていましたが、10時から11時半頃まではなんとか雨が降らず、植樹際は盛会のうちに終わりました。
 この植樹祭は宇都宮市の主催ですが、舞台監督は市職員の小柴さんです。彼は第1期「森びと教室」の修了生です。「もったいないの森・長岡」植樹祭として実現したのが昨日でした。植樹に参加した450名(参加者とスタッフ)の皆さんの満足げな顔をみると、彼は自然(地球)を大切にする心を、多くの皆さんに植えられたようです。
 彼のその心を支えたのが、現場で植樹を手伝った森びとインストラクター19名でした。東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県そして栃木県各地から参集してくれた彼の同期生や後輩のみインストラクターは、元気な声を出して参加者の親子やご年輩のみなさんへ植樹のアドバイスを行いました。1時間程で3100本の植樹をしましたが、インストラクターは植樹会場のチェック、マルチングの整備や道具類の片付けなどを行い、遅めの昼食を済ませました。
 私が担当した班ではボーイスカウト達がはりきって穴を掘り、土を混ぜ合わせ、ほっこらした土中へ苗木を植えていました。親子も一生懸命になって木を植え、子どもたちもマルチングの木の皮をたくさん運んでいました。大人からの押し付けでなく、自主的に、自然な姿で植樹している子どもたちの様子をみていると、森の大切さ、本来、誰もが持っている支え合う意識が目覚めていく様に、胸が熱くなりました。子どもたちの未来に乾杯です。
 そんな舞台を創ってくれたインストラクターのみなさんありがとうございました。そして小柴さんお疲れさまでした。
 

2008年6月12日 (木)

労働組合は若人にこの地球を残す責任がある

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報道によると今月10日、アメリカ太平洋側の西海岸北部では降雪があり、山間部では一晩で60㌢も積もったという。一方、大西洋側の東海岸では熱波が続き、気温は連日35度以上を突破し、死者もでているという。地球の異常が感じられるこの頃です。
 足尾・ふるさとの森づくりでの「参加者の集い」では最後に感想を述べてくれたのは、この森づくりを最初から絶大な支援をしてくれているJR東日本の労働組合(東日本旅客鉄道労働組合)の石川委員長さんから感想をいただきました。今回も500名もの組合員・家族ともに参加してくれた石川さんは、「植樹に来るたびに緑が濃くなり、鹿や猿にも負けずに木々が大きくなっている様子を見ると嬉しくなります。毎年傾斜がきつくなり大変ですが、宮脇先生を追い抜いてあの山頂を目指して緑を増やしていきたい。私たちの組合には今年、1900名ほどが新入組合員となりました。この若者達に、“地球は危機なのだ”ということを訴えて、来年、彼らと植樹を一緒にしたいです。労働組合は若者達にこの地球を残す責任があると感じています。そのためには労働組合も本物になっていかなければと考えています。みなさんに願いがあります。私たちは警察公安から事件をつくられ、労働組合の団結する活動が強要罪にされてしまいました。憲法や労組法で保証された活動が有罪となり、その事由で会社から懲戒解雇されました。みなさんの支援をお願いします」(短くまとめました)、と訴えられていました。
 JR東労組のみなさん、植樹前の準備や植樹後の育樹・育苗作業にご協力いただき、また、参加者のみなさんに感動をつくっていただきありがとうごさます。

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2008年6月11日 (水)

ハゲ山にした責任は木を植えていくこと

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 足尾・ふるさとの森づくりは煙害や山火事によってハゲ山になった山で行っています。この土地の所有者は古河機械金属株式会社(旧古河鉱業)です。2005年から始まった森づくりには、古河機・金㈱の皆さんも参加しています。当日も本社と足尾事業所から参加してくれました。「参加者の集い」で感想を述べてもらいました。
 「ハゲ山にした原因のひとつがうちの会社です。当時は山火事もありましたが、私たちはこれを過去のことにしたくはありません。当社はこの負の歴史を反省材料にして、自然環境とともに生きていく企業に生まれ変わりつつあります。儲けるだけでは企業は生き残っていけないということを、緑になっているこの山を見て感じています。
 木を植えることによって動物たちも戻って来ていますし、その住みかも変わっています。自然環境型の社会というものができればいいなと思っています。
 当社の土地に木を植えて頂いて非常に感謝しております。私はできれば宮脇先生よりも長生きをして、もうちょっと自然の緑になるところを見とどけたいと思います。今日は非常に感銘を受けました。今後も協力していきますので、ともに木を植えていきましょう」。(幸崎さんの感想を短くまとめました。

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2008年6月10日 (火)

本物の生命(いのち)の森を足尾から世界へ

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 5月11日の「足尾・ふるさとの森づくり」では、岸井成格理事長と宮脇昭最高顧問が参加者へメッセージを発しました。植樹後の「参加者の集い」では、岸井理事長は「宮脇先生がおっしゃるとおり、今、地球はクリティカルポイントに立っている。今は議論している段階を越えているので、人類は力を合わせて木を植えていかなくてはならない。しかし、ただ木を植えればいいとういうことでなく、本物の森をつくらなくてはならない。台風とか、豪雨とかにもびくともしない森を、枯れたりしない森を、その土地に合った木を植えていかなくてはならない。そして、たまには宮脇先生の本を読みながら、私たちの武器を磨いて本物の森をつくっていかなくてはならない」(あいさつを編集しました)。
 それを受けて宮脇先生は、「森の寄生虫の立場にある人間の自然的な本能は、自分の命を守る、周囲の人間の心を守る、そして遺伝子を守ることだ。ところが今や人間は原子力まで使って、欲望をほとんど満足させるところまできてしまった。すべての生き物を好きなように征服すべきという考え方で、人間はたった2千年で地球を駄目にした。ここにきて私たちは、人間は自然と生命(いのち)の森と共生するという考え方をもういっぺん学ばなければならない。木を植えることは小手先の技術でなく、生命(いのち)を植えることであり、生命は一度殺したものはあるいは失ったものは虫ころ一匹、草一本絶対生きかえらすことはできない。今、生きているということはこれ以上の幸福はない、ということです。みなさんが未来に残すものは、札束や株券ではなく、かけがいのない生命です。この生命を育む森が、今、失われている。木を植えることは単なる小手先の技術と思わないでください。本物の森づくりは足尾にとどまらず、全日本へ、全アジアへそして世界へ発信していきましょう」(メッセージを短く編集しました)。

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2008年6月 7日 (土)

今年植えた5717本の木々は元気です

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 2㍍もの樹木に育った小さな森から階段を約150㍍登ったところが今年の植樹会場です。標高960㍍のこの地に5月11日、950名の皆さんが集まり、背負子で口や腐葉土を運び、穴を掘って5千本以上の苗木に元気を与えました。また、子どもたちやお年寄りのためにつくられている「絆の森」でも、約600本の苗木を植えました。
 群馬県太田市から参加した方は、胃を手術した後のリハビリとして木を植えてくれました。また、栃木県今市市から参加した親子は、ウドの出荷がひと段落したから木を植えに来ましたが、私は「いつも穴ばかり掘っているなー」と、苦笑いをしていました。
 第1期インストラクター認定者のKさんは、「昨年は息子を連れて参加したがインストラクタへの任務があって息子を友人に預けた。今年は息子と一緒に植樹することが楽しみでした。息子は、“去年、僕が植えた木が元気かなあー、観てみたい”と言っていましたが、二人とも木を植えることに夢中になってそのことを忘れてしまった。しかし、このことがとても嬉しく、自分たちの活動は本当に間違っていないことを痛感しました。この活動が脈々と続き、子どもたちその後との子どもたちへ、友人から友人へ、世界中に繋がってほしいと感じました」というメッセージが事務局に届きました。
 当日は肌寒い日でしたが、多くの皆さんの情熱とボランティアによって事故や怪我もなく植樹をしました。その上、サイクロンの災害と軍事政権による被害者無視の対策に苦しむミャンマー市民へのカンパをしてくれた皆さんに感謝します(カンパ額は861821円でした。岸井理事長から毎日新聞社へ届けられました)。
 植えられた木々は皆さんの感動を受けて元気に育っています。私たち事務局は皆さんの感動を大切にして、私たち人間が地球とともに生きていくために、皆さんと共に地球を壊す悪と戦っていきます。当日は、山と心に木を植えていただきありがとうございました。
 <お知らせ>
 明日、朝8時から13時間番組に宮脇 明最高顧問が出演します。テレビ局は日本テレビ、番組名は「Touch!eco2008 明日のために...55の挑戦?スペシャル」です。

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2008年6月 6日 (金)

足尾の木々が2㍍を超えました

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 3年前に植えたミズナラの樹高が2㍍を超えました。コナラやカツラ等も2㍍に届くまでに大きくなりました(写真は5月26日に撮影)。面積3千平方㍍ほどの地に植えた3650本の木々は、大地にしっかりと根を張りめぐらしているようで、幹の伸びが早く感じられます。すでに草刈りの必要は無くなり、この草も樹木とともに命の森をつくりだしています。この小さな森にある階段を登ってみると、爽やかな風とともに木々たちの元気な葉音が聞こえてきます。暫く立ち止まっていると、この2年間の寒い中での食害防止作業と真夏の草刈り作業の苦労が吹っ飛びます。木に命を吹き込んでくれたみなさん、時間がありましたら木々のささやきを聴きに来て下さい。
 「森びと広場」のある苗床には、昨年10月に蒔いたドングリが新芽を出しました。昨年までの発芽率は20%程度でしたが、今年は50%を超える勢いです。昨秋、大雨の中でドングリを蒔いてくれた皆さんに感謝しています。とても嬉しいことですが、事務局員にとっては大変な作業が待っているので、忍耐が求められます。今月から苗分け作業をはじめています。
 1個のポットに芽吹いた2~3本の苗木は、1ポットに1本植え替えられます。12㌢程の小さなポットに混ぜ合わせた土を入れ、そこに苗木を植えて、根をポット内に充満させます。赤ちゃんの腕を触るような感じで苗木をポットに植えます。神経を使う大変な作業ですが、事務局員は毎日、少しづつ小さな命を丈夫で元気な命に育てます。ホームページで苗分け作業のボランティァを募集していますので、時間のある方はご一緒しませんか
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2008年6月 3日 (火)

できることをやりきれたその善意に感謝

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 極酸性土壌で植樹をおこなうにはお金がかかります。国有地でありながら、旧松尾鉱山が残した負の自然を、どうして善意とボランティァによって命の森に生き返らそうとしているのかと、疑問がわきますが。児童たちやその先生、親子のみなさん、あるいは盛岡農業高校の先生と生徒たちの顔には期待感が感じられました。また、参加してた250名もの皆さんたちの顔にも充実感が漂っていました。期待感や充実感を感じとった事務局とスタッフ、サポーターのみなさんは、前段の苦労がなかったような言葉と笑い声を発していました。
 みちのく事務局に問い合わせをして参加してくれた女性は、半年前に横浜から八幡平市に引っ越してきた方でした。植樹会場に行くにもその手段がないというので事務局はこの女性を送り迎えしました。この女性は感謝の意を込めて、当日、植樹会場の事務局に軍手を届けてくれました。
 黒土を提供してくれた方は、岩手県立前沢養護学校の先生です。森びとのホームページを観て、「黒土が必要だというのであれは、実家は八幡平市だ必要な分だけ運んでください」と、言ってくれました。この先生の友人である森びとインストラクターの及川さんの話では、この先生も退職後には森づくりに参加したい、と言っているそうです。
 ここ旧松尾鉱山跡地周辺は別荘地と牧場が目立ちます。この地に山荘を持っている元JRの方は、準備作業に汗を流すJR東労組の組合員のみなさんの宿泊場として、この山荘を自由に使わせてくれました。その上、この方は前段作業にも協力してくれました。美味しい山菜やお酒もご馳走になったと聞いています。
 誰もが地球はおかしくなっている、と感じていますが、感じているばかりでは地球の危機を救うことはできません。机上の議論や国益や企業の利益優先では地球は益々おかしくなってしまいます。おかしいと感じて、できることをやろうと集まったのが「第3回八幡平ふるさとの森づくり」でした。“山と心に木を植えました”みなさんに感謝です。

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2008年6月 2日 (月)

森づくりから広がる人の輪

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 地下50㌢掘ると酸性度がpH4以下の国有地に命の森づくりが始まりました。場所は岩手県八幡平市にある旧松尾鉱山跡地・元山堆積場。ここに約250名のボランティァが参集したのが、小雨模様の5月31日の土曜日。
 二年前に地元の平舘小学校の子ども達と校長先生が拾って蒔いたトチノキやクリの苗木等を植えました。当日は、その子ども達と校長先生も参加しました。また、地元の建設関係の工場長と社員とその家族のみなさん達が、100年先の命の森づくりに挑戦しました。
 9種類の苗木は20㍍×4㍍の大きさに作られた場所5カ所に植えました。極酸性土壌での植樹であるためこの場所は、深さ50~60㌢の穴を掘り、この穴に木の皮・バーク肥料・黒土・ホタテ貝の粉・黒土、さらに掘った土を混ぜ合わせ、盛土にしました。
 酸性土pH6程度の黒土は4㌧トラック約50台分、バーク肥料はダンプ1台相当の量でした。この木の皮、黒土、バーク肥料は岩手県内の心あるみなさんからの提供でした。また、重機とその操縦者もボランティァで植樹場所は作られました。一週間以上かかった命の森づくり準備作業の中心は、JR東労組のみなさんが汗を流して行ってくれました。
 こうして第3回八幡平・ふるさとの森づくりは、人と物と心の提供があって、2100本の苗木に命の息吹を吹き込むことができました。多くの皆さんの心ある支援とボランティアに心から感謝します。当委員会は、参加されたみなさんの自然環境と人の命を大切にする願いを、旧松尾鉱山跡地から大きく育てていきます。
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