« 排水用蛇腹ホース繋ぎ完成まであと少し。 | メイン | 縁遠い?気流に視線を当てた「どんぐりゼミ」 »

2023年2月16日 (木)

春を待つ松木の里での森作業!

 今日の足尾・松木沢は快晴。8時40分の気温はマイナス3度。ダムゲート前には除雪された雪がまだ残っていました。

Dscn8766_2

 今日の作業責任者の加賀スタッフから、「2月12日に亡くなった元スタッフ・小井土英一さんへの黙祷をささげよう!」との提起がありました。頑固だった小井土さん。裏を返せば、森づくりに確固たる信念を持った人でした。黙祷の短い時間の中で思ったことは、「小井土さんの思いを我々が引き継いでいきます。」ということでした。
Dscn8768_2

 今日の森作業は、前回からの継続である「排水用のホースの設置」でした。同じ太さの硬質プラスチック製のホースの接続は、お世話になっている足尾の「山田組」社員のアドバイスです。防水シートを活用して接続する方法です。
Dscn8772

Dscn8773

Dscn8774

Dscn8777

Dscn8780

 作業は午前中に終了しました。これで大雨が降っても土手を削り取られなくて済むし、「輪廻の森」の苗木を守ることが出来そうです。

Dscn8783

 今日は、出がけにポリタンクの水を持って出て、弁当を玄関に置き忘れてしまいました。しかし仲間の皆さんから、少しずつ分けてもらいながらその嬉しさで、お腹も心も満腹でした。

Dscn8784 昼食後に済賀スタッフから、4月29日の「中倉山ブナ保護活動」の参加呼びかけを行っていく提起を受けました。 

 午後からは、「エコ散歩」in足尾の準備のために、各森の散策に全員で出かけました。しかしまだ具体的なものがまとまり切らないので、課題が残りました。

Dscn8785

 壬生北小学校の皆さんが植樹をしてくれたエリアに、昔設置した看板が立てかけてありました。当時を思い出し、あの子供達も大きくなったろう!と思いながら、足尾にまた来て欲しいと思いました。

Dscn8786

Dscn8787

 民集の森の記念植樹のホウノキが猿の被害を受けていました。猿も厳しい環境の中で生きるために必死ですが、岸井元理事長の記念樹です。守るための手立てを施さなければなりません。

Dscn8788


Dscn8789

 ヤブツバキも厳しい寒さで、葉の緑を失ってきていました。春まで頑張れ!と思わずつぶやきました。

Dscn8790

 「糺の森」の取り組みも、具体的な構想が定まらないので、たたき台を提示しなければならないと思っています。通路の整備、広場内をどうするのか?検討を進めます。そんな中で済賀スタッフがその入り口にケルンを積んでくれました。入り口が分かりにくいので、とても良い雰囲気です。

Dscn8795

Dscn8799

 午後2時を過ぎると、日陰になる中倉山北斜面は暗くなり、臼沢周辺の明るさと対照的な景色を生み出します。

Dscn8801

 足尾の負の遺産を、明るい未来を創り出す力に変えてゆく、そんな期待を持ちながら家路をめざしました。

 今日の森作業は、鎌田、加賀、済賀、柳澤、報告は橋倉でした。 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/34257986

春を待つ松木の里での森作業!を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

森びと検索

最近のトラックバック