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2020年6月の17件の記事

2020年6月 8日 (月)

初夏のような爽やかな風に感謝して足尾の森作業

Photo  雲ひとつない青空の下で聳え立つ中倉山。ノカンゾウの花、白い花のツユクサが咲きほこる「みちくさ庭園」。梅雨入り前の初夏のような天気の足尾・松木村跡。

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Photo_3  今日の作業は「新松木の杜」の枝払いを行いました。久しぶりの森作業で気合が入っている仁平スタッフは、我々3人を写真に撮ってくれました。彼は、今日の写真は「才能無し」ですと遠慮していました。

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Photo_6 また、橋倉スタッフは10日程前から足尾の魅力をカメラに収めようと、モミジの仲間が赤いブーメランに似た実を付けていましたので、それにピントを合わせていました。

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Photo_8  新松木は2011年から植えた杜です。今では風や生き物たちが運んできた種が芽を出し、杜の仲間入りをしています。枝払いをしていると、松木川沿いから吹く風が額の汗を拭ってくれるような清々しい気持ちになり、とてもリラックスした森作業ができました。

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Photo_10 枝払い前(上)と後(下)

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Photo_12 「新松木の杜」にはモミジの仲間がすくすく沢山育っています。コナラやヤマザクラの枝を払って、モミジに太陽の恵みが行き届くように枝を伐りましたので、秋の紅葉が楽しみです。

Photo_13  本日の森作業は、橋倉、仁平、福原そして筆者でした。(報告・髙橋佳夫)

コロナ禍と地球温暖化に向き合う心得は生活の中から探し出す

 5日、自宅に「アベノマスク」が郵送されてきました。あまりにも遅すぎるマスクでした。1ヵ月ぐらい前はマスクを買うには大変でしたが、今は、30枚入の使い捨てマスクが800円で購入(南相馬市内)できるようになりました。安倍政権の「国民のために」という気持ちが綻んでいる証です。

P1050222  ところで、新型コロナウイルス感染防止で「外出自粛」生活をしながら考えさせられたことは生活の見直しです。特に、何気なく毎日食べている食事のこと。国の推定値からすると、一人当たり茶わん1杯分のご飯を捨てているそうです。また、2018年度の日本の食料自給率は37%であり、残りの63%は海外からの輸入に頼っています。

P1050224 「外出自粛」で毎日の食事を気にせざるを得ない生活となり、コロナ以前の「何気なく」という食事は大部分がコマーシャルベースになっていたことに気が付きました。海外に頼りすぎの生活はマスク不足を生じさせました。大量生産された商品を大量に消費する生活は無駄を多くしていることを自覚させられました。

P1050054  最近、スーパーやコンビニでは賞味期限が近づいた食品を値引きやポイント付与などの方策を取っています。地球温暖化防止(輸入のための船舶や飛行機の二酸化炭素の排出)の観点からもコマーシャルベースの食事を見直すことにしています。市民の生活見直しが従来の政治を変えていく力になってほしいと思います。

P1050030 (理事・岩橋 孝)

2020年6月 7日 (日)

日光城山 森づくり作業

 晴天に恵まれた本日、9時30分に上板橋公民館の広場に集合した森びとスタッフと森びと栃木県FCは、日光城山の森づくり打合せを行いました。打ち合わせは各自距離を置き、本日の作業について確認した後、平木理事と加賀栃木県FC会長は地域や育成会への挨拶班に、他のスタッフは植樹地整備の作業班と分かれて行動を開始しました。

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 森づくり班は、道具と階段造りの具材を背負い、整備する場所へ向かいました。

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 現場にて、伐採された杉の枝落としと、登山道から3m下までの区分けに分かれて作業をしました。

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 水分補給を兼ねた休憩時間で作業方法を話し合い、作業を開始しました。

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 12時となったので午前中の作業を終えて下山し、公民館では平木理事の手づくりのさやえんどう入りのみそ汁ときゅうり・トマト・ブロッコリーの新鮮サラダが用意されており、美味しく頂きました。

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Photo_14  午後は、整地が終った3m幅の植栽地に桜の木を植える場所の目印を付けた篠竹23本挿す事ができました。その下の植栽地には落葉広葉樹を植える予定です。

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 ヒノキ林の林床で日の当たる時を待っていたヤマアジサイやアオキなど低木が育つ環境ができました。安全に斜面を登り降り出来るように階段づくりも行い、本日は7段の階段を造る事ができました。

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Photo_13  下山後に、挨拶班と合流して今後の展望を話し合いました。

 本日上板橋公民館を使用させていただきました自治会長様、上板橋地区自治会、育成会の皆様ありがとうございました。高橋さん、平木さん、鎌田さん、橋倉さん、仁平さん、加賀さん、山本さん、清水さん、小柴さん、弘永さん、林子さん、お疲れ様でした。(報告 小川薫)

2020年6月 6日 (土)

どんどん気温が上昇するなかでの森作業

 今日の足尾は、9時過ぎの気温は20℃を超えてどんどん上昇中です。新型コロナウィルス感染の影響により、自宅から外に出ることも出来ず、久し振りの再会は、私にとってホットした気持ちに満ちていました。P6064506 早速、今日の森作業について打ち合わせを行い、新緑のなか、刈り払い機を使用して林内通路など整備作業を行いました。民集の杜の入口には、宮脇最高顧問と前理事長岸井さんの記念植樹場所があり、鎌田スタッフと橋倉スタッフの作業によりとても綺麗になりました。草刈り作業の途中、話題になっている百舌鳥の子育てを観察してきました。P6064503
 ヒナたちの餌を欲しがる動きにはとても癒されました。    (報告者 仁平範義)

お待たせしました! 本日(6日)「みちくさ」オープンです

 足尾・松木沢は様々な色の緑があちこちに溢れています。爽やかな風が森ともをお待ちしています。足尾・松木村跡の風景を愛する皆さん!お待たせをいたしました。本日6日、松木渓谷入口の出会いの広場「みちくさ」はオープンです。Dsc_0126 例年ですと4月の第一土日にオープンする予定でしたが、今年は新型コロナウイルス感染防止のためにオープンを延期してきました。私たちが15年間育てた森(杜)の新緑は終わりを迎えていますが、是非、森にふれあい、自然の有難さを体感してください。また、おいしい空気を胸いっぱい吸い込んでください。今は、エゾハルゼミが大合唱中、カジカガエルと夏鳥たちが自慢の声を聴かせてくれます。Dsc_0095 とは言え、新型コロナウイルス対策は皆様のご協力をいただき、「感染しない、感染させない」をモットーに、楽しい出会いをお待ちしています。 

Dsc_0113「民衆の杜」ではウグイスに続き、モズが子育てをしています。Dsc_0116 足尾の荒廃地を皆さんと共に耕し、木を植えて育てた小さな森の命を育む息吹を感じてください。足尾の森から元気をいただき、新型コロナと向き合う「気力と体力」をお土産にできればと思っています。Dsc_0127スタッフ・橋倉喜一) 

2020年6月 3日 (水)

森づくりは新しい生活様式の土台、スタッフに感謝です!

足尾・松木村跡地、南相馬市の津波災害地に植林した木々たちは今年も芽吹き、天へ向けてスクスクと枝を伸ばしているという報告を聴いています。

Dscn2167  新型コロナウイルス感染防止で「外出自粛」。福島県(応援隊)と栃木県在住の森びとスタッフだけが森作業をしてくれています。「人間の都合では森は育てられない!」として、感染防止を第一にして、森作業の手を休めていません。気持ちは若くもち、馬力も出し切らずに未来を生きる若者たちの命の土台をつくっています。その様子はブログで見る他ないスタッフは県外の森びとです。シニアスタッフを中心にした栃木県内の森びとスタッフに心から感謝申し上げます。 

202005 民集の杜(下の緑)

Photo 「緊急事態宣言」が全面解除されて1週間程の6月2日、東京都は「東京アラート」を発動しました。世界中の多くの人々が新型コロナウイルス感染の犠牲になっているというのに、感染前と同じような暮らし方に浸って命を縮めたいのかと、感染数を聴いて疑問に思ってしまいます。

Photo_2 手前が「松木の杜」、右山が「臼沢の森」

 世界の人々は、コロナ禍を契機に持続可能な“新しい生活様式”を求められています。私たちのこれからは、ウイルスと共生する“新たな日常・生活”を描き出し、国境を越えた地球人の生活様式を定着させる時代にならなければ思います。

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 それにはまず、異常気象と新ウイルスによる「複合被害」を極力防ぎながら、これ以上ウイルスを目覚めさせない自然破壊を止め、世界中で木を植えて森の吸収力を高め、人間活動による二酸化炭素排出を削減する運動を世界中の常識にしなければと思います。「緊急事態宣言」の全面解除後の私たちは、森づくり運動を今までよりも一歩前に歩を進めていきたいと思います。すでに歩を進めている足尾と南相馬市のスタッフに心より感謝です。(理事・大野昭彦)

2020年6月 1日 (月)

エゾハルゼミの鳴き声の響く松木の杜、気持ちをあわせた架け橋づくり

 今日は5月31日(日)、松木渓谷は曇り空です。
 新型コロナウイルス感染拡大防止の「緊急事態宣言」が解除された後の日曜日は、中倉山や松木渓谷へのハイキング、ジャンダルムでのロッククライミングなど自然を求める方々で久しぶりににぎやかになり、新緑の足尾の森を満喫しているようでした。

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P5315555  森びと広場の9時の気温は14℃、午後には20℃となりましたが、エゾハルゼミの鳴き声が響き渡るなかでの森作業となりました。

 作業小屋に到着後、朝のコーヒーを飲みながら作業の打ち合わせです。本日の森作業は昨日に引き続き、松木の杜に架け替えている単管パイプの橋の補強と歩行足場の取り付けです。ツルハシやスコップ、ラチェット、単管パイプをつなぐ継手などの道具を準備して松木の杜に向かいました。

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 橋の補強箇所や歩行用足場板を載せる単管パイプ取り付け箇所など、現場での作業打ち合わせを行い組み立て作業に入りました。
 単管をつなぐ継手(クランプ)取り付けなど、慣れない作業なので、ナットを締め付けているのか緩めているのか分からなくなるなど、笑いがおきる作業となりました。
歩行用足場は橋の中央に針金で縛り付けました。これで松木の杜側への材料の運搬が楽になりました。

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 軽トラックが乗り入れる橋の端はU字溝を逆さまにして埋め込みました。松木の杜側にU字溝を埋める穴を掘るためスコップを入れると石にあたりました。組み立てた単管パイプの下に大きな石が埋まっており、取り出すのに一苦労でした。バールを石の脇や下に入れ、少しずつずらし、最後は手でゆすり掘りだしました。U字溝の高さを調整しながら埋め込み設置が完了しました。

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P5315601軽トラック用の足場板は後日取り付けとなりますが、脱輪防止と森作業参加者の転落防止のために手すりを取り付け本日の作業を終了しました。木製の「三治橋」が鉄製に生まれ変わりました。ひとまず、松木の杜への架け橋が完成したことを祝い、記念写真です。「架けたぞー!」

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 昼の休憩時に“みちくさの庭”を観察しに行くと、色とりどりの花が咲いていました。野イチゴも鈴なりです。熟す時期が楽しみです。虫たちも待ち遠しいことでしょう。

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P5315584 本日の森作業は、小柴さん、弘永さん、橋倉さん、加賀さん、筆者・清水でした。
(報告・清水 卓)

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