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2019年8月24日 (土)

“生物社会の命の営み”が暮らしの基盤を支えている!

 足尾・松木沢ではススキの穂が風に揺れ、草むらからはコオロギの鳴き声が聴こえるようになりました。松木川から吹く風にも涼しさ感が増しています。間もなく気の早い冬鳥も姿を見せてくれる季節になった。

P8247155  何千㌔も離れた地域から飛来する生きものたち。中には、台風に乗ってやってくる生きものもいる。人間以外の生きものには国境が無く、パスポートもいらない。

P8247169 今日は鎌田さん、弘永さんが森作業

 足尾・松木村跡地もそうした生きものたちが生きているのか。草地を耕し、その地に幼木を植えると、林内の気温は外気よりも涼しくなり、地は乾燥が遅くなり湿気が持続するようになる。この地が気に入った生きもの(草木)は種から芽を出し、微生物たちも蠢いているようだ。このような生きものたちの命の営みが「新松木の杜」で始まっている。やがてそれは人間の命を育む大地に育っていく。

P8247174 来月、JICA事業で外国の方々が木を植える場所整備

P8247172石ころだらけの地でも幼木は大地に根を張り、恵みを育む

 国益は自国だけで得られない。他国の協力があって、人の協働によって利益が得られている。ところが人間社会では人の命の営みを支えている生きものたちの自然環境の衰弱を軽視し、“お友だちファースト”的な考えによる政治が跋扈している。今日から開かれている「G7サミット」でもその現れがある。「共同宣言」が採択できないという。

P8247187 キツネは何を伝えようとしているのか

 主要7国の首脳には、“地球人の命の営みのために”というスタンスに起ってもらいたい。(理事 髙橋佳夫)

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