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2019年1月の23件の記事

2019年1月 3日 (木)

いのちを守る森が新しいふるさとを描ける年に

 あけましておめでとうございます。

Photo  2013年10月からスタートした「いのちを守る森の防潮堤づくり」は今年で7回目を迎えます。この森づくりは、全国各地から応援してくれている植林ボランティア熱意と行動力、そしてそれを支える多くの市民のご協力の賜物です。心から感謝申し上げます。

 第1回植樹会場(鹿島区)は立派な森に生長し、昨年春、樹高3mを超したヤマザクラは小さな花を咲かせてくれました。森の木々はボランティアの熱意に応え、7年前に被災した市民の悲しみや怒りを樹木に宿して元気に生長しています。今年の春は、「観桜会」を兼ねた森の観察会を実現していきたいと思っています。

Photo_2  応援隊は、「脱原発都市宣言」を支える市民であることを忘れず、全国の皆さんの期待に応えられる森づくりを進めていく決意です。小高区から鹿島区までの延長14km、幅200mの森の防潮堤づくりは息の長い復興事業ですが、やがてこの森は市民の新しいふるさとの大地になることを願っています。

 100年先のいのちを守る森を皆さまと語り合い、未来の子らが安心して生活できる環境を整えていければ幸いです。6月開催予定の植樹祭でお会いできることを楽しみにしています。

 南相馬市鎮魂復興市民植樹祭「応援隊」事務局一同

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2019年1月 2日 (水)

今年も地球と寄り添う暮らしを求めていきます

あけましておめでとうございます。 

2018 足尾のコギツネ(2018年)

昨年は、皆様のご理解・ご協力を賜り、「事業業計画」が無事に終了することが出来ました。東京事務所一同厚く御礼申し上げます。

「キープ・オン・ゴーイング!(前に進み続けよう!)」を合言葉に、“山と心に木を植えて”きた1年間でした。振り返ってみると、人類は地球からの警告に十分応えられていなかった一年でした。

 想定外の異常気象は自然を破壊し、いのちを脅かす重大な災害を世界中で引き起こしています。この原因のひとつは人間の暮らし方であることは言うまでもありません。命よりも各国の経済が優先され、または、ひとり一人の幸せ観の違いによって人類の喫緊の課題とはなっていないようです。世紀末の生存を安定させていくには、地球温暖化対策は“待ったなし!”なのですが・・・。

 国連や多くの学者、研究者、知識人は、「今後も気温が1.5度~2度上昇し続けると地球の気候は『ホットハウスアース(灼熱地球)』という新しいステージに変わる。」と予測しています。人類は、「文明の岐路」に立たされているのではないでしょうか。

 人間は自然を破壊することは出来ても、いったん壊した生態系を甦らすことは不可能です。私たちは生物社会の一員であることを再認識し、経済・政治・暮らし方の大転換を図らなくてはならないのではないでしょうか。

 森びと設立15年を迎えた2019年。事務所一同は、これからも森づくりを継続し、温暖化を調整してくれる世界の森に寄り添う暮らしへ進路を向けたいと思っています。

「生物社会の一員にすぎない私たち、海や森に寄生しなければ生きられない“人間”」という冷厳な事実を受け止めて、未来の子や孫のために私たちは一歩踏み出し、温暖化防止運動が暮らしのひとつだということを日本に広めていきたいと願っています。森びとの皆さんのご支援をお待ちしています。

1229 足尾のグランドキャニオン(昨年12/29・撮影:清水卓)

 皆様のご多幸をお祈りします。(所長 大野昭彦)

2019年1月 1日 (火)

森(自然)と生きる暮らしを願う地球人の心をひとつに!

Photo  静かな自然のなかでこころ穏やかな新年を迎えられましたか。

1229 写真:昨年12/29撮影清水卓

 仕事中の方、介護中の方、家族団らんの方、ひとりの方、・・・お疲れ様です。足尾・臼沢の森は、厳冬の中、風もなく穏やかな朝陽を浴びていることでしょう。

1229_2 写真:昨年12/29撮影清水(臼沢の森)

 当会は今年、新たなトップリーダーをお迎えし、世界の森を元気にしていきたいと考えています。「これ以上、政治と市民運動を劣化させない」ために、“希望のたいまつ”を灯して進みます。

Photo_2 ツグミ

 地球温暖化にブレーキをかけて、森と生きる暮らしを願う地球人の心をひとつにする運動にアクセルを踏み込みます。森ともの皆さんのご支援よろしくお願いします。 理事長代行 髙橋佳夫

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