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2018年12月の23件の記事

2018年12月 5日 (水)

暖かい冬の一日、冬至が待ち遠しい足尾松木沢

 冬至が過ぎるまでの日々は何となく動きが鈍くなっています。足尾町赤倉の「どくだみ荘」の朝は、6時40分頃にならないと明るくなりません。朝早く起きても布団の中で明るくなるのを待つ時間は長い。午後3時頃には薄暗くなので、夕方までの時間も長い。その時間が気分的に鈍くなってしまいます。

Pc041765 朝の中倉山方面

 今日は仁平スタッフが朝合流、ホットコーヒーを飲みながら簡単な打合せをして、コンテナと舎務室の整理整頓をはじめました。

Pc053956  1年間、森作業に集中してきたため、道具や森づくりの必需品の余りなどがコンテナや舎務室のあちこちに散らばり、かつ”もったいない”意識があり、再利用のための物が沢山残っています。しかし、残された物は再利用されるのは少しばかりで、多くが劣化して使えなくなっています。そんな物を処理する物とそうでないものに仕分けしながらの整理整頓は時間がかかりました。

Pc053959  整理整頓好きな仁平スタッフは休むことなく、コンテナ内を片付けていました。昼食後も同じ作業を続けていましたが、薄暗くなったので時計を見ると午後5時を過ぎていました。雄鹿の遠吠えも聴こえない静かな夕方になっていました。

Pc053960  作業小屋の電気スイッチをオONンにすると写真(上)の通り、太陽が恵んでくれた灯りが気持ちを和ましてくれました。冬至まであと17日、それまでのんびりと森作業を続け、少しづつ日照時間が長くなるのを楽しみたいと思います。

Pc041766 朝の飛行機雲を見ていると師走の気持ちが? (報告 髙橋佳夫)

2018年12月 4日 (火)

臼沢の森西の獣害対策柵が完成!次は未来を生きる知恵探しへ

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今日12月4日は各地で12月としての気温が過去最高を記録したのか?ここ足尾は木々の葉はすっかり落ちて冬に向かっていますが、今日は快晴で作業をしていると夏と同じように汗がしたたり落ちました。今日の作業は「臼沢西」の獣害対策用柵作りの続きでした。

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Cimg8580 今日はベテランスタッフばかりで、獣害対策柵はあっという間に完成しました。その後は、柵が完成したので獣害用の幹ガードを外しました。狭苦しいガードの中で生きてきた木々はノビノビと背伸びをしているようでした。

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Cimg8576 昼食後は、国民宿舎「かじか荘」の小野崎支配人と足尾町の活性化のために何かできないかと、「かじか荘」と「森びとプロジェクト」がタッグを組んで未来へ向けたイベントを話し合いをしました。森づくり15年間の活動ノウハウを活かし、AI時代を迎えて人間の大切なものを失わないように「森の友だち」を探していくイベントを考えていこう、と意気投合しました。

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Cimg8585 本日の作業者は、高橋、鎌田、松村(宗)、橋倉(敬称略)そして筆者・加賀でした。

2018年12月 1日 (土)

北国から使者がやってくる季節を迎えた足尾・松木沢

今日の朝は車のフロントガラスが凍りました。少し車内を温めて足尾・松木沢に向かうと、望遠レンズをセットしたカメラを抱えて歩いている2~3組の方々と会いました。12月に入り、いよいよ北海道からの使者が飛来する季節になったのか思いました。

1  作業小屋で打ち合わせの準備をしていると、「簡易トイレのトイレットペーパーでテントウムシが暖をとっているよ」と松村宗さんがその様子を見せてくれた。

2  今日の森作業は、松村さんと加賀さんが幼木のクスノキを寒さから守る藁の覆いを作りました。この藁の覆いは、これから厳冬期に入り松木渓谷を訪れるアイスクライマー達から“なんだろう?”と、覗き穴が開くかもしれないと、二人は笑っていたそうです。

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4  このクスノキは昨年植えましたが、寒さに耐えられなくなり衰弱し、幹が枯れました。ところが今春、根元から数本の芽を出してくれました。そんなクスノキを枯らすわけにはいかないと、松村さんのクスノキへの思いが藁の覆いになりました。

6  2つ目の作業は、太陽光発電の設置でした。森びと広場には「みちくさ」の管理人のような「舎人」達が知恵を育む「舎務室」があります。そこで使用するパソコンや環境学習のDVD映写機器の電気を自然エネルギーから恵んでもらいたいと、フルセットで15.000円以下の太陽光発電機を設置しました。技術者は、東京事務所副所長・清水さん。持ち運びもできて、フル充電できるとテレビやパソコンを5~6時間稼働できる自信作です。

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9  3つ目の作業は、作業小屋の修繕で昨日の続き。来年は森びとプロジェクト設立15年を迎えますが、当時60歳の方は来年75歳です。足尾の森づくりスタッフの多くはシニアで歳を重ねてきました。作業の合間には横になれることも大切、また、作業を次世代に伝えていくには話合いが大事、そんなことができる作業小屋に作り替えました。

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 Pc013922  午後、冬将軍がくしゃみをしたのか、冷たい北西の風が吹き荒れてきました。予定していた作業が終わりましたので、ホットコーヒーを飲みながら明日の理事会へ向けて話し合いました。

14  本日の作業は、松村宗雄、仁平、加賀、清水そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

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