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2018年11月の21件の記事

2018年11月16日 (金)

静かな晩秋を満喫しながら森作業

 今日の朝は冷えました。足尾森びと広場の気温は6.5度でした。でも自然が織りなす美しさに気分は朝から最高でした。青空を背にした雄大な足尾グランドキャニオンの前景には寒桜が満開でした。

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Photo_2  一週間前に煙突掃除をしてくれた鎌田先輩がストーブに火をつけ、ホットコーヒーを飲みながら作業の打合せ。作業は18日に「みちくさ庭」で植える苗木の穴掘りと培養土運び、午後はブナの実をドロ箱に蒔いてから苗床の整頓、そして筆者はオオムラサキ用のエノキとクヌギを植えるための重機による開墾作業となりました。

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Photo_4  昼頃になると、助手を連れたカメラマンが間もなく終わる臼沢の森の紅葉を狙っているようでした。

Photo_5  風もなく、穏やかな秋晴れの中での森作業は心身ともに晩秋を満喫できました。葉が落ちた木々の枝にはエナガの群れが飛び廻り、忙しそうに餌を探していました。

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1_2  15時を過ぎると、中倉山に太陽が隠れ、カラスが鳴くので本日の作業は終わりました。

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Photo_8  明日は、宇大留学生(中国、ドイツ、台湾、カンボジア)たちと足尾の自然と人間を見つめ、考えます。

 本日は、鎌田、仁平そして筆者が森作業しました。(報告 高橋佳夫)

2018年11月13日 (火)

曇り空の臼沢、西ネット柵作業と準備

今日の足尾は、少しの青空が見えますが雲におおわれた一日でした。

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Photo_4 作業小屋で、今日の作業打ち合わせをし、早々に作業開始。ネット柵の資材の運び入れ、ネット柵設置場所の草刈り、杭打ち作業、ネットの取り付けと手際よいスッタフの皆さんのおかげで、臼沢西の森、西側を終えることができました。

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Photo_9 散水用、水まわり用の水がご覧の通り溜まりが悪いので、新しいホースに交換し、水の取り口を少し変えることで溜まりが良くなりました。ポット苗に活きよい良く散水する事ができました。

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Photo_12 本日の作業スッタフは、鎌田、橋倉、福原、加賀、小川。(報告者 小川)

2018年11月12日 (月)

森に寄り添って生きる‘新しいふるさとづくり‘へ、気持ちを改めて出陣!

 11月4日に開催された第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭には、JR東労組仙台、千葉、東京、横浜の組合員が育ててくれた2.780本の苗木が現地に運ばれました。この苗木を観た描種専門家は、「立派に生長させた苗木で、すごい!」と評価されました。

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Img_1580  植樹祭では植えきれなかった苗木は応援隊の育苗場で預かりました。この苗木は来年の植樹祭用にむけて大切に育てていきたいと思っています。現場では、越冬に向けて互い知恵を出し合い、大切に育てたいと誓い合っています。

Img_1619  その一人である小川尚一さんは、昨日(11/11)告示された南相馬市議会選挙に立候補しました。彼は、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊(略称:応援隊)事務局の一人で、7年前の東日本大震災とフクシマ原発被害を風化させまいと市議会で奮闘しています。

Img_1606  スタッフの山田さんは忙しい毎日が始まりました

 出陣式では、「脱原発都市宣言」の精神を市民と共に守り広めたいという思いを訴えていました。森に寄り添って生きることのできる環境にやさしい新しい南相馬市をめざし、私たち応援隊は市民と共に森の防潮堤を育てていきます。全国の“森とも”の皆さんの激励に心から感謝します。(報告 東城敏男)

2018年11月11日 (日)

市職労が森の防潮堤の育樹作業

Img_1601  昨日(10日)、南相馬市の森の防潮堤では2016年に植えた森の育樹作業が行われました。作業に協力してくれた皆さんは、昨年に引き続き、南相馬市職員でつくる労働組合(市職労)とそのOBの皆さん、自治労小牧市職労の皆さんでした。

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Img_1602  一緒に下草刈りをした市民応援隊は朝9時、作業開始。森は一昨日の雨で一部ぬかるみもありましたが、それがかえって力が入れ易く、スムースな草抜きとなり作業がはかどりました。

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Img_1587  初めて参加された方は、2年目の苗木が順調に生長していることを観て感動していました。自治労小牧市職労の皆さんは、2011年の東日本大震災から東北の復興ボランティアを継続しています。その活動と連携している南相馬市職労とそのOBの皆さんの作業様子を拝見していると、“鎮魂復興の心”がにじみ出ていました。

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Img_1582  労働組合員の皆さん、昨日の森作業大変お疲れ様でした。昨日の森作業は総勢21名で行いました。南相馬市民応援隊は岩橋、東城でした。(報告 東城敏男)

2018年11月10日 (土)

培養土13パレット搬入、「みちくさ」看板用松の木丸太も6本運びました。

11月10日、今日は7日に残した培養土13パレットの搬入です。2回の搬入になるため、朝早く9時から作業開始と決めていましたが柳澤スタッフは8時には足尾に着いていました。鎌田さんと筆者(加賀)も急いで8時半に到着。早速、一陣の7パレットの荷卸しを始めました。

Cimg8410 作業をしていて景色を見ることもなかったのですが、荷物を降し終わって臼沢を見ると紅葉が綺麗です。でも、もう茶色も目立ち始めています。

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Cimg8413 その後、打ち合わせを行いました。2回目が15時頃でないと積み込んでもらえないということで、次の作業は鎌田さんの近所からの松の丸太運びをすることにしました。3m程のもの1本、1m程のもの5本を「みちくさ」の前の広場に運び入れました。この丸太は、「みちくさ」の看板が朽ちて倒れそうになっているので、新しいものにするためのものです。

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Cimg8421_2 ここでやっと昼食にしました。柳澤スタッフは時間がもったいないとすぐに残りの培養土を取りにみどり市に向かいました。次の荷物到着まで3時間ほどあります。何をしようかと考えていると鎌田さんは煙突の掃除を始めていました。筆者はハウスの苗に水をやることにしました。最初はジョウロを使ってみましたが、腕を挙げるのが辛く、ホースを繋ぎ水を出してみるとやり易く、大変楽にできました。Cimg8426 16:30荷物到着。早速荷卸しを開始。もう慣れたもので前は1時間弱かかっていたものが30分で終了しました。太陽が中倉山に沈むと急に冷えてきます。17時になっていたので作業終了後は速やかに帰宅しました。

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Cimg8428 今日のスタッフは、鎌田、柳澤、筆者加賀でした。(敬称略)

2018年11月 8日 (木)

木々の栄養素を運びました!

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2018_1107_150054dscn5861  立冬(7日)を迎えた足尾・松木沢の気温は15度、予想に反して暖かい朝でした。今にも雨が降り出しそうな模様の中、柳沢スタッフ運転のトラックを待ちました。

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2018_1107_145952dscn5859  臼沢の紅葉もピークを過ぎ、赤紫色と茶色が目立って心も踊りそうでした。周囲のヤシャブシの森の茶色一色と比べると、格段の輝きを見せてくれました。草紅葉も秋の深まりを感じさせています。

2018_1107_112207dscn5845  そんな気持ちに慕っていると培養土を満載したトラックが到着。運転手の柳沢スタッフは休憩も取らず搬入作業を始めました。実は、7日と10日の二回で運搬は済むと思っていましたが、もう1往復する3回の運搬となりました。

2018_1107_142221dscn5858  トラックが戻るまでの間、加賀タッフと私は、今月18日の「秋の感謝デー」の会場である臼沢の森西に立ち、18日の柵張りを試してみました。結果は、かなりスムースでホッとしました。

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2018_1107_155513dscn5862  ところが柳澤スタッフからの連絡では、トラックの車輪がパンクが起こり、今日の作業を終了しました。時計を見ると17時が過ぎていたので、加賀スタッフと家路につきました。想定外の事は色々とあると思い、森作業を終了させました。昨日の作業は、柳沢、加賀そして筆者の橋倉でした。(報告 橋倉喜一)

2018年11月 6日 (火)

立冬一日前、雨の中での森作業

今日の森びと広場の天候は、気温12℃、雨、(9:00)肌寒いので、早々にストーブに火を入れ暖をとりながら今日の森作業の打ち合わせ。松村健さんと私の二人なので、水源のチェック、ビニールハウス内のポット苗の散水作業をすることにしました。

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Photo_3 水源途中のヤシャブシ林の紅葉。

Photo_4 前回(10月30日)に、水源を綺麗にして帰りましたが、そのままの状態でした。ただ、雨のためか取り口にゴミが付き、水の流れが弱く、水たまりが、三分の二ぐらいでした。散水用ホースの栓を試しましたが、水圧が弱いのか木の栓と同じように外れやすいので、形状の違う栓に変えてみようと思います。下の写真は、みちくさの庭と黄色い可憐な花、ツワブキです。

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Photo_6 ビニールハウス内のポット苗は、前回の散水から一週間たち乾燥していますので、たっぷりと散水しました。

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Photo_10 散水後は、みずみずしく見えました。

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Photo_12 散水でタンクの水が、半分以下になったので水源から補充したのですが、ホース内の空気で補充に時間がかかりましたが、空気が抜けるとあっという間にたまりました。

Photo_13 本日の作業者、松村(健)、小川。(報告者、小川)

2018年11月 5日 (月)

第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭大成功!!

 昨日(11/4)は第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催されました。場所は南相馬市鹿島区北海老地内で、第1回の市民植樹祭(2013年10月6日)の開催された場所から少し北に位置します。今年は、第1回ふくしま植樹祭との共催することになり、各地から3,000人以上の方々が集まって開催されました。

Dscf3238  私たち森びとは、南相馬市民のいのちを守る森の防潮堤づくりを応援するとともに、第1回の市民植樹祭から貫いてきた”鎮魂と復興”を決して風化をさせることのないよう市民の方と一緒につくっていくことにこだわって、市植樹祭の実行委員会や森びと内でも議論をしてきました。

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Dscn0366  式典を終了し、参加者は順次植樹会場に入ってきますので、市職員と植樹リーダー(森びと)は現場で参加者への植樹指導のシュミレーションを話し合って万全の態勢で受け入れました。

Dscf3248 下の写真は植樹をする前の状態です。

Dscf3246  植樹リーダーの自己紹介後、1ブロック150名以上いる参加者に宮脇方式の植樹方法を説明し、植樹がスタートします。

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Dscn0388  下の写真は植樹後です。

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Dscn0392  0.4haの高盛土に21種類・18,000本の苗木を無事に植えることができました。森びとと鎮守の森プロジェクトの箱崎さん、西野さんとともに「タブノキ!」と声を掛け合い、やり切った充実感に満ちた顔でガッツポーズ。

20181105065244  第1回~第5回の植樹祭会場の育樹(草刈り)を南相馬市役所の皆さんと一緒に活動をされている南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊(略称:応援隊)の皆さんと。

20181105065202  異常気象が当たり前になり、私たちは生存の不安が付きまとうようなっています。私たちが訴えている自然(森)と共に生きる暮らしへシフトしていくことが、今こそ進むべき道ではないかと思います。今後も南相馬市民の新しいふるさとづくりを応援するために、“山と心に木を植えていく”活動を継続していきます。ポット苗づくりに協力していただいた皆様、育苗で場所を提供して下さった皆様、鎮守の森プロジェクト、市植樹祭実行委員会、森びとインストラクター、応援隊の皆様、大変お疲れ様でした。(報告:事務局・小林敬)

2018年11月 4日 (日)

南相馬市民のいのちを守る森づくりはいよいよ明日開催!

 今日(11/3)の天気は快晴で、山形県の鳥海山の積雪をみることができました。風もなく暖かい日差しの中で明日(11/4)の第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の準備を行いました。

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 午前中は昨日から行っていた苗をトレイに分ける作業を行いました。様々な樹種をトレイに隣り合わせにならないよう、分けて入れることは森づくりでは大切な作業です。隣合う木と木が支え合い、競い合って大きく成長します。本来ならば人の手ではなく自然界において自然と行われるのですが、ここ南相馬ではマツなどが震災によって流されてしまったので人の手が必要になります。

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昼食を食べて午後からは、横浜国立大学名誉教授・藤原先生の教えをいただき植樹リーダー研修が開催されました。

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 その後に、鎮守の森プロジェクトの西野さんから植樹の指導を受けました。掘る穴の大きさや様々な樹種を混ぜて植えること、マウンドに根を活着させる為に土を軽く押さえることなど基本から学びました。全体のポイントとして、様々な樹種を混ぜて植えること、ワラが保湿と栄養になるので万遍なく敷くこと、そのワラが飛ばされない為に縄をしっかりかけること3点を学びました。

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 市役所の方や南相馬市農業高校の皆さんと一緒になって作業を行い、明日の植樹祭の成功のゴールが近づいていると感じました。

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 本日の作業者は、応援隊の渡部、松林、岩橋、東城敏男、道中内、原田、菊池、佐藤。森びとの高橋、松井、大野、小林、小黒、宮原、塚崎、加賀、鎌田、岡安、橋倉、仁平、武田、相川、大津そして筆者でした(報告者 事務局・福澤猛)
 

2018年11月 3日 (土)

第6回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の準備は順調に進んでいます

 今日(11/2)の南相馬市は風はなく、時おり晴れ間の見える過ごしやすい天気でした。

 作業は昨日(11/1)に続いて指定された苗木を指定された本数だけトレイに並べることや移植ごてを並べをしました。単純な作業ですが、仲間を思いやりながら一緒にトレイを運搬するなどチームワークが必要で、鎮守の森プロジェクトやカリタスジャパンの皆さんと絆を深めることができました。

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 お昼前には、JREUの組合員・家族などが3年前、ここ南相馬市の鎮魂と復興を応援しようと、ドングリを拾い、水やりや草取りをやりながら育ててきたポット苗を運んできてくれました。JREU仙台・千葉・東京・横浜より運ばれた2780本は、「頑張っていますね」と激励の言葉をいただくほどの立派な苗木たちでした。

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 南相馬市の鎮魂と復興を応援するすべての皆さんの思いが詰まった苗木をしっかり南相馬市の大地に根付かせて、南相馬市民のいのちを守る森の防潮堤が築かれるために、一緒に協力していきましょう。JREUの皆さん、ありがとうございました。

今日の作業者は、応援隊は、渡部、松林、菅野、岩橋、松本、原田。森びとは高橋、岡安、橋倉、東城、仁平、そして筆者でした。(報告者 小林敬)

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