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2017年10月 6日 (金)

秋本番を迎える南会津の森でナラ枯れ調査

 昨日は半年ぶりに南会津の森に入りました。天気は秋晴れ、衰退しているコナラ等の落葉広葉樹を元気にさせようと炭を蒔いて実験している調査でした。衰退しているナラにカシナガが穿孔しているのではないかとの仮説を基に、地中に浸みこんでいる汚染物質を炭に吸収固定してもらい、木々が幹や葉に吸い上げないようにしたいと実証実験しています。

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Pa050003_640x551  調査員は、地元福島の森びとインストラクター・斉藤章さん、増子公一さんそして筆者でした。標準木の周りには背高く伸びた笹が生い茂り、調査は大変でした。幹にはカシナガ(カシノナガキクイ虫)による新しい穿孔は見られませんでした。また、数年前の被害跡や立ち枯れはいまでも残っていました。

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Pa050011_640x546  今回は調査のほかに標準木のペンキが薄くなっていましたので、ペンキの塗り直しも行いました。全体的には、立ち枯れや衰弱している木々は見られませんでした。放射能線量計測器で測定してみると、線量は0.075でした。

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Pa050013_640x480  南会津の森の紅葉は間もなく本番のようでした。足尾と南会津の往復では黄金の稲刈り作業が車窓から見えました。なんとも言えないのんびりとしたひと時でもありました。(報告 仁平範義)

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