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2017年9月 2日 (土)

総延長14㎞の森の防潮堤づくりに熱が入った応援隊事務局の“残暑払い”

 南相馬市の「鎮魂復興市民植樹祭」を応援している市民「応援隊」。その一人である筆者は、小雨まじりの30日、応援隊代表の渡部さんの自宅でBBQをしました。食材は勿論、代表手作りのナス・ピーマン・玉ねぎ等の地物。当日は、渡部さんが作っている夏野菜の収穫手伝いと事務局を担っている岩橋君の退職激励、そして事務局の打合せを兼ねて行いました。

Img_0756  筆者は、若いころの野外キャンプを思い出しながら炭おこし、ノンアルコールで乾杯しながら地物野菜の味を堪能しました。足腰が弱りはじめたメンバーは、肉と新鮮な野菜焼きで元気パワーをもらい、年内の応援を話し合うことができました。

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Img_0753  渡部代表と松林副代表は焼酎ロックを飲みながら一段と饒舌となり、その顔はとても嬉しそうでした。事務局の岩橋君も第2の人生をスタートさせ、さらに応援隊に力を入れることを決意してくれました。デザートには取れたてのスイカをいただきました。

Img_0757  帰路中の運転中、BBQでは笑顔を見せてくれた渡部代表、菅野副代表の現況を想起しました。渡部代表は6年前、津波で家族の犠牲はまぬがれましたが、自宅は全壊しました。今では立派な家を建て直しましたが、第一原発から20キロ圏のため、家族との暮らしなど未だに様々な苦労を強いられています。また、菅野副代表は、津波で奥様と娘さんが犠牲となり、二人は未だに行方不明です。昨年、やっと自宅を建てましたが、一人暮らです。それでも、南相馬市の大切な文化である野馬追を守り抜いている方です。

Img_0761  このような方々と、ふるさと南相馬市民の暮らしの基盤となる“森の防潮堤づくり”の応援を一緒にできることを嬉しく思っています。また、この出会いを総延長14㎞の森の防潮堤が完成するまで続けられるように大切にしたいと胸に焼き付けました。このようなことを感じた一日でした。(報告 東城敏男)

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