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2017年5月の26件の記事

2017年5月31日 (水)

植樹祭の舞台づくり:木のメッセージを感じとる・・・その②

 民集の杜は2014年から植林を開始、植林前は一面草地だった。唯一大きくなっている木はヤシャブシと一本の桐。この草地にはどんな木を植えるか、植樹祭で植える苗木選別は悩む。それは木が教えてくれる。

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 3年前に植えた木々たちの樹高は2㍍を超した。全てが2㍍超えではないので、3年前に植えた杜で木々のメッセージを感じ取る。苗木はそのメッセージに沿って選別し、「木は根、根は土が命」という宮脇昭最高顧問の教えにそって土壌改良をしっかりやる。舞台づくりはここから始まる。

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 こんな時、今年も埼玉県の“森とも”から愛情込めて育てた苗木が届く。昨年届けてくれたクヌギはこの荒廃地でも元気に育っている。ありがとうございます。

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 土壌改良は巨大石が多い草地を掘り返すことから始まり、1回目は大胆な開墾、しばらく時間をかけて雨風に晒し、その後はもう一度、土壌を撹拌させる。この作業をしていると、カナヘビやトカゲ、ミミズ等からメッセージが出ている気がする。「俺たちを危険な目に晒すな!」と。土壌改良の開墾をしているとカラス、セキレイ、ホオジロ、シジュウカラ等の鳥が集まってくる。

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 この間に、植林した後の土壌の乾燥防止や草との競争を弱めるマルチング材を用意する。今年は、日光市の福田木材㈱様からの無料提供があった。社長の福田彦一郎さんとお会いし、森と生きる人々の暮らし方に共鳴、私たちの森づくりを支援してくれることになった。

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 5月に入ると、現場のスタッフは植林地や植え方などを現場に沿って話し合い、具体的に決めていく。約1.200㎡の地に、約2時間半で3.000本植えていただくためのサポートを決めていく。

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 スタッフ達が一番気になるのが、「作業は大変であったが、植えてよかった」と言う笑顔が見られるかだ。それが見られれば、「植林後の苗木を完璧に元気にさせてやる!という自信と情熱がある。それを育樹作業の木に教えられ、体得している私たち。(報告 髙橋佳夫)

2017年5月30日 (火)

真夏日で土が乾燥しないように臼沢の森にマルチング

20日に植林した1千本の苗木たちが獣害に遭っていないか、真夏日が続く中で土が乾燥していないか心配な私たち。鹿が嫌がる漁網をネットの下に張り巡らす作業は本日で終了させようと、足尾・森びと広場に着いたのが8時45分。天気は晴れ、気温が22度、「今日も暑くなるなあー!」と覚悟を決めて、早目の準備作業。気張って準備していると子キツネが現れ、気分を和らげてくれた。

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 本日の作業は、漁網張りと苗木たちのマルチング。マルチングはもみ殻を使おうと、土嚢袋にもみ殻を詰め込んだ。それを背負子に積んで、611段の階段を登った。

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 背負子には、その他にネットを止めるペグと漁網を背負った。40分かけて現場に到着。もみ殻でマルチングをすると時間は12時半が過ぎていたので、久しぶりに松木川からの沢風を受けながら木陰で昼食を食べた。

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 昼食後は、漁網をネットの下に敷き、ロングスカートのようにした。時計を見ると16時半になっていたので、軽くなった背負子を背負って下山した。(本日のボランティアは、仁平範義、済賀正文でした。(報告 済賀正文)

植樹祭の舞台づくり:主役への心配り・・・その①

 今年の植樹祭は2カ所で行いました。その1カ所は標高約1千㍍の草地で、2013年には全て植え終わった所。昨年秋にも補植した所ですが、柵を潜って侵入した鹿やウサギ、猿たちの命を育む食堂になってしまった所でした。

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 「臼沢の森」づくりはこの地でも木々を育てることです。そんなことで今年は、100名の“森とも”に急斜面の階段を611段登って頂きました。ここ3年間、参加者の“森とも”は緩斜面での植樹でしたので、現場のスタッフは、急斜面の階段を苗木10本と移植ゴテ、ポットボトル等を持って登ってもらうことに「申し訳ない」と思っていました。

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 そこで「できることはやっておこう!」と、穴掘り、草刈り、直前の道具、1千本の苗木等を荷揚げしました。前段には、穴掘りと竹刺し、道具の荷揚げ、そして前日と本番では参加者が登る前に、先発隊が水をたっぷりと吸った苗木400本を揚げました。

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 スタッフ達は、100名の“森とも”には12年間で育てた「臼沢の森」のトンネルを歩いて少しでも生長した木々を観ていただき、植林地では植える幼木が元気に育つように、丁寧に植えてほしいと願って、主役の“森とも”を迎えました。(報告 髙橋佳夫)

2017年5月27日 (土)

昼食・交流「トーク&トーク」・・できることから始めている“つくり人(びと)”・・・その②

植樹祭の20日は真夏日でした。翌日は猛暑日となり、この暑さは5月の観測史上で初めてでした。想定外の気象は日本ばかりでなく、世界各国でも異常気象で暮らしが脅かされています。

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 真夏日の中で木を植えてくれた皆さんとのトークは後半に入り、この異常気象と向き合うために何をすべきか、を考えていただきました。

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 最初は、マニラ空港から車で9時間もかかる標高1.800m程のフィリピン・ルボ村民の森づくりを支援しているNPO法人WE21ジャパンの園田さんから、その話を伺いました。当委員会はどんな支援が出来るか、1月に視察した報告を受けて、その支援策は7月の理事会で審議・決定することが高橋副理事長から話をされました。

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 次は、今年も参加してくれた南相馬市の皆さん。今年は市役所の市民生活部・佐藤部長と職員二人、鎮魂復興市民植樹祭を応援している「応援隊」10名の代表から、現地の森の防潮堤づくりの状況が紹介されました。

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 続いて、震災や火災から都民の命と暮らしを守るために照葉樹林による森を東京に作る運動を始めようとしている事務局の吉岡さんから植樹祭の感想と森づくりの抱負が語られました。

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 森と生きる暮らしは行政や企業そして主役の市民の協働作業でなければ、その基盤はできません。そこで、今年も助成金でお世話になっているイオン株式会社の林相談役から、私たちの活動への応援メッセージをいただきました。

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 トークの最後は、この植樹祭の舞台づくりをしている森びとスタッフを代表して仁平さんからその思いを語っていただきました。一か月に1週間から10日間も奥様と離れ、足尾町に住民票を移すのではないかと言われるほどの生活の様子、準備作業中のエピソード等を紹介していただきました。

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 世界各国を見渡すと、地球温暖化の原因によって異常気象が荒れ狂い人々の暮らしや命が奪われいます。政治を見ても権力を持たない弱い市民の生存が不安定な時代を迎えているようです。安心・安全に森と生きる暮らしを維持していくことは何かできることをやらなくてはならない“待ったなし”の状況ではないでしょうか。 

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 後半のトークでは、一人でもできることから始めていくことの大切さを感じることができたでしょうか。最後まで「トーク&トーク」にお付き合いくださった“森とも”皆さん、ありがとうございました。平木さん、清水さんお疲れ様でした。(事務局 小林 敬)

2017年5月26日 (金)

猛暑の中で3.000本の苗木を植えきり、暮らしの基盤をつった“つくり人(びと)”

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 民集の森は、植樹経験者のAブロックと植樹初心者のBブロックに区分けし植樹を行いました。10時を過ぎると少しずつ民衆の杜に参加者が到着。民衆の杜入口で植樹スタッフが植樹経験を聞き植樹会場を案内しました。入口からは2年前に植樹した森の小道を歩き1.5メートルほどに生長した木々に驚きながら、植樹会場に向かいました。

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 Aブロックの責任者は鎌田スタッフ、Bブロックは橋倉スタッフが責任者。初めて植樹を行う参加者へは森びとインストラクターが植樹アドバイス、石がゴロゴロしている場所で30cm×30cmの穴を掘るのも容易ではありませんでしたが、皆さんは丁寧に植えてくれました。

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 当日は真夏日となり、熱中症を防ぐためにこまめな休憩と水分補給を呼びかけながらの植樹となりました。そんな中で、日光森林管理署の皆さんは、参加者の大変そうな状況を判断され、大変な穴掘りをスコップで進めてくれました。

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 12時を過ぎて、3.000本全て植えきれるか心配な状況でしたが、“最後の一本まで植え切ろう”というインストラクターの熱意に皆さんが応えてくれ、一生懸命に穴を掘りながら、「苗木を下さい!」という声があちこちから届きました。

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 終了予定の時間が近づき、植樹を終えている場所からマルチングをおこないました。10時開始から作業をしている参加者にもうひと頑張りお願いし、植樹会場に横一列に並んでいただき、バケツリレーで杉、ひのきの樹皮を苗木の周りに敷きました。樹皮を提供さてくれた大和木材の皆さんの苦労に思いを馳せながらマルチング作業をおこないました。

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 12時40分頃、植樹、マルチングが終了し、3.000本の苗木を植えきることができました。参加された皆さんからは笑顔がこぼれ、植え切った達成感を感じることができている様子でした。(報告者:清水  卓)

2017年5月25日 (木)

昼食・交流「トーク&トーク」・・“人の暮らしは森に支えられている”・・・その①

昼食後は、“森の恵みに感謝、私たちは森に生かされている”をテーマにしたトーク&トークを行いました。進行役には平木ちさこ理事と清水卓東京事務所副所長の2人が務めました。

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 まずは、日本語と文化を学ぶアジアの学生、いつも明るく元気なもんぺ座の女性の皆さん、NTT印刷に働く毎年参加の皆さん、

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 JR東日本グループ会社で働く労働組合員の皆さん、

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 初めて参加した平木理事の友人から、標高約1千㍍での植樹、荒地で4千本植えた感想をいただきました。

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 中国人留学生からは、自国のスモッグによる環境悪化と多くの参加者が未来のために木を植えている情熱に感動した話しをしていました。

 続いて、4月29日に行った「孤高のブナ」の保護活動に関して、同行した日光森林管理署・浪岡所長と保護活動に協力してくれた徳枡さんから、「足尾の歴史の証人」でもあるブナの存在の大切さと“森に生かされていることの大切さ”を語っていただきました。

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 今年は沖縄からの参加者がいました。森びとインストラクター・梁次さんが友人を連れて来てくれました。足尾まで来てくれたのは、昨年9月に開催した「心の森探訪inやんばるの森」でお世話になった安慶名さん。奥様からは、沖縄県民の水60%を貯めているやんばるの森ではオスプレイ用のヘリパッドの建設のために何万本の木が伐採され、辺野古でも政府による自然破壊が強行されている中で、非暴力の抵抗をされている話がされました。

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 今年は若者たちを誘って参加してくれたマリンバ奏者・奥平さん。奥平さんからは、マリンバ(木琴)の恵みで音楽活動が出来ている恩返しとして植樹している、ことが語られました。

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 私たちが植樹をしている松木村跡地では、廃村する前にはオオムラサキが舞っていたそうです。この「松木の杜」に私たちはオオムラサキを乱舞させたいと、エノキと樹液を出すクヌギ、コナラを植えてきました。アドバイスは、NPO法人自然とオオムラサキに親しむ会から受けてきましたが、その理事長・跡部さんに「松木の杜」を観ていただき、「オオムラサキが舞う日が間もなく来ます」、とうれしい感想をいただくことができました。

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 大人たちの木を植える情熱が若者達へ“やる気”が伝わり、大切な水は森が蓄えていることの再認識、音楽活動や蝶の羽ばたく夢が膨らむなど、私たちの暮らしには森に支えられていることが語られたトークでした。後半は、明日以降に更新します。(事務局 小林敬)

雨の恵みを願いつつ、“森とも”の熱意を裏切らない森作業

 20日と21日の植樹祭が無事に終わった直後、臼沢の森の獣害と乾燥が心配でしたので森作業を行いました。そんな私達に、「ご苦労様!」と顔を見せてくれたのが子キツネでした。体長30㌢ほどの可愛いキツネに、大興奮でした。

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 打合せをした後、早速、臼沢の森へ出発。木漏れ陽の柔らかな光を浴びた階段は、最高に気持ちの良い場所です。

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 階段の中にもコナラの実生苗が芽生えていて、本物の森になってきたことが実感されました。

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 植樹された場所に着くと、素晴らしい光景です。100名以上の皆さんが、大汗をかいて植えてくれた苗たちを見ると、大地にしっかり根を張って欲しいと思わずにはいられませんでした。

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 ちょっと休息をとった後、作業開始。ネットを張ったネット下に鹿が嫌がる漁網を張りました。作業をしながら私たちは、ギラギラ照りつける太陽に向かって「雨を降らせて欲しい」と雨乞いをしました。

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 森作業には、稲葉理事も参加、この地に補植してくれた100名の皆さんの願いに応えて、苗木たち守っていきたい、との熱い想いが感じられました。

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 稲葉さんには、下山後、苗床の撒水も時間をかけて丁寧にやってもらいました。「時々、水やりに来るよ!」と力強い言葉もいただきました。お疲れ様でした。

 真夏の陽気の中で頑張ってくれた皆さんは、稲葉、鎌田、岡安、橋倉でした。(報告・橋倉喜一)

2017年5月24日 (水)

一途一心に地産地消で安全・安心な「おもてなし」

第36回足尾ふるさとの森づくりに参加されたみなさま、みそ汁とコンニャクの味はいかがでしたか。当初370名の参加予定で材料を用意していましたがそれを上回る人数になり、嬉しい悲鳴をあげながら食材量を再検討しました。

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 地産地消を暮らしに取り入れていこうと考え、コンニャクは群馬県の旧子持村(渋川市)のコンニャクを購入し、余分なものが入っていない昔ながらの「バタ練り製法」で作られたものを使用しました。コンニャクの凝固剤はホタテの貝殻からとった水酸化カルシウムのみを使っているものです。前日から仕込みをし、味が染み込むよう気持ちを込めて用意しました。

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 私たちは“地球温暖化にブレーキをかけよう!”と、そのための暮らしを考えています。日本各地では、植樹祭の20日から猛暑日を観測するなど、5月の最高気温が観測史上初となっています。これも地球温暖化による気候変動であると思っています。穀物や食材輸入すればその過程では化石燃料が燃やされ、二酸化炭素排出を増やすばかりです。そこで住まいの近くの安全・安心な食材を暮らしに取り入れていただこうと願って作りました。

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 みそ汁は出汁に煮干し粉を使いました。このため、みそ汁の中に黒い粒が点々とありました。そして具材には豆腐、油揚げ、長ネギをたくさん入れ具沢山のみそ汁にしました。また、長ネギは群馬県安中市産の長ネギを使用しました。味付けは暑い中で汗をかきましたのでコンニャクとみそ汁は少々濃い味にしました。

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 参加された方から「おいしかった」、「みそ汁はだしが効いていてよかったよ」、「コンニャクは味が染みていて美味しかった」という声を聞くことができました。

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 お手伝いをしてくれた素敵な女性の皆さん、アドバイスをいただきありがとうございました。(事務局 岡部浩之)

2017年5月23日 (火)

標高1千㍍の地に、“森とも”100名が木を植えました

 森ともの熱い思いが届き、雲ひとつない晴天に恵まれた植樹祭。 標高約1千㍍の臼沢の森には100名の皆さんが登ってくれました。急傾斜の階段611段を水分が多く含まれた苗木6本と移植ゴテを持って、13年間で育った木々のトンネルをくぐり、登ってくれました。

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 この地は2013年に植えた所ですが、毎年、鹿、猿、ウサギ、イノシシ等に食べられ、僅かに生き残っている程度になってしまいました。今年から3年間で補植を行い、臼沢の植林に区切りをつけようとしている地です。

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 この地に100名の“森とも”の森づくりの情熱によって、1千本の苗木を植えられました。

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 両手に苗木と道具と水を下げ、階段を30分程登ると急斜面の草地。気持ちが良い沢風に当たりながら一休み。

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 参加者の甲斐犬も苗木運びを手伝ってくれました。

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 どんな植え方をするのかインストラクターからレクチャーを受けて、足場の悪い地に穴を掘り“頑張って生きろよ!”と声をかけて植えてくれました。

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 やり終えた“森とも”の皆さんの笑顔はとても輝いている様子で素晴らしく思いました。

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 実は、植樹祭前日と本番の朝には、400本の苗木等を運び揚げていたスタッフ達がいました。天気予報では雨が降らない日が続くということで、植える前に苗木に水をたっぷりかけてやりました。ひとりで10本の苗木は大変な重さになるため、スタッフは一人20本の苗木や道具を運び揚げていました。

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 でもその様子は写真のように、晴れ晴れとしていました。天気が異常で熱中症が心配でしたが、看護師さんのアドバイスと“森とも”の注意力で暑さをふっ飛ばしました。

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 「今度こそは自然の競争に勝ってほしい」(60代男性)、「山を緑することは非常に大変なのですね、疲れましたが良い経験になりました」(30代女性)、など感想をいただきました。

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 地球温暖化にブレーキをかけ、未来を生きる私たちの命を育む大地に元気を与えられた臼沢の森でした。参加者の皆さん、お疲れ様でした。心から御礼申し上げます。(水落一郎)

2017年5月21日 (日)

桐生RCが足尾・松木沢に900本の木を植えました

 昨日に続き本日も天気は晴れで森作業には少し暑い日でした。気温は20度を超えて、朝からの森作業で顔が日に焼けるほどでした。朝から植樹祭の準備でしたが、その前に、昨日の第36回足尾・ふるさとの森づくりのマルチングで気になるところに樹皮を足しました。

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 その後、現場では植樹祭の準備に入り、苗木たちにたっぷりの水をまきましした。

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 横断幕の張りつけや植樹の準備を丁寧に行いました。

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 その頃、植樹祭参加者は足尾の歴史や森づくりの話を聞きました。レクチャーは東京事務所副所長・清水卓でした。

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 本日のオプション植樹祭の主催者は「桐生ロータリークラブ」の皆さん、101名の皆さんが足尾松木沢に来てくれました。

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 歓迎の挨拶を高橋が行い、スタッフの自己紹介と小黒事務局次長から苗木の植え方をレクチャーしました。

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 暑い日でしたが松木川からの爽やかな風を受けて、モンゴル出身の若者たち笑顔、高校生の微笑み、親子の会話を見聞きすることができました。途中、休憩をしながら熱中症に気を付けて、未来のいのちを育む幼木を植えてくれました。

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 植樹を植え終わった後、小学5年生の須藤(あき)(ひろ)君から「僕は、今日初めて足尾に来ました。トロッコ列車も初めて乗りました。桐生から近い所に、銅山があって、そこでガスが発生して、自然がこわれてしまったことを知って、驚きました。その場所で、木を植えるという活動ができて良かったです。自然は大切だと思いました。皆さん、どうも有難うございました」とお礼が述べられました。15時過ぎ、足尾の緑を育てよう!来年もお会いすることを約束して別れました。 

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 当初は1千本を植える予定でいたので、現地に残ったスタッフは、100本の苗木を植え、1千本の苗木にマルチングを行いました。

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 終わったのは夕方5半、後片付けをしてから植樹祭を振り返り、帰路に着きました。本日のボランティアは、鎌田、松村、橋倉、加賀、清水、小黒、仁平、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

 

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