« 2017年、南相馬での森作業の新たな出発を全体で確認! | メイン | 足尾・松木沢に、春の足音が聴こえてきました »

2017年2月26日 (日)

足尾・中倉山のブナを元気にしたい、登山者のご協力を

 積雪が心配であった中倉山登頂。ところが同時期に登頂した昨年、一昨年よりも積雪は少なかった。風もなく、青空が透きとおって素晴らしかった日に中倉山のブナに遭うことが出来た。

4

 今日は、「孤高のブナ」をこれ以上衰弱させないための対策に中倉山を登った。一行は6名、その中には「なんとしても中倉山に登りたい」、と願っていた藤森さんも同行した。

Photo

 対策とは、稜線上に生えているブナの根を踏みつけない、北斜面(松木川沿い)の土砂流出防止である。今回は、根を踏みつけないための登山道の一部ルート変更を行うための鉄筋の杭を試打ちである。林野庁関東森林管理局日光森林管理署のアドバイスと支援を受けての作業である。

Photo_2

Photo_3

 鎌田スタッフが大ハンマーを担ぎ、穴掘り用の鉄筋を交代で運び揚げ、凍りついた土に穴を開けて、鉄筋の杭を打ちつけてみた。60㌢の穴を開け、150㌢の杭を刺し込んでみた。地上から90㎝の杭にロープを張って、ルート変更が可能であることを確認できた。

Photo_4 

4_3

北斜面では、写真(上)の様に根が露出し、北風に晒されて痛そうであった。毎年の大雨で土砂が流出しているこの地に立つと、露出している根が目立つ。ここも早く土砂流出を止める土留めの柵を設置し、下から土を運び揚げなければならない。

Photo_5

P2266790

 とりあえず登山道の一部ルート変更用杭を早く打ちたい。今のところ4月29日を予定している。多くの“森とも”と登山者に協力してほしい。ブナの芽が膨らんでいる様子がとても嬉しかった。

0

2

 下山後は、「みちくさ」で美味しいカレーライスを食べた。仁平スタッフ、ご馳走さまでした。本日のボランティアは、鎌田、藤森、松井、小川、小黒、仁平、高橋でした。富士山が見えるでしょうか。(報告 高橋佳夫)

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/34041116

足尾・中倉山のブナを元気にしたい、登山者のご協力をを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

森びと検索

最近のトラックバック