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2017年1月14日 (土)

受け入れる気持ちがあれば大雪も暮らしの恵みになる

 東京都内では紅白梅が花を咲かせてきたというのに、日本海側の各地では大雪が降っている。朝、新潟県上越市に住む森びとアドバイザー・竹内さんに電話した。昨日から朝にかけて70㎝ほどの積雪で、驚いている様ではなかった。「これから除雪だ」と言っていた。

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 今夜以降、-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が南下し始めると、昨年に続き冬の友達が“思いがけない友”も連れてきた、と思ってしまう。

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 1年前にも寒気が南下して台湾、九州地方の人々が暮らしを見直すきっかけとなったことは記憶に新しい。昨年1月は、「23日から25日は西日本から沖縄・奄美を中心に強い寒気が流れ込み、日本海側で大雪、九州や四国でも大雪となった。名瀬(鹿児島県)で115年ぶりに雪、久米島(沖縄県)で39年ぶりに、名護(沖縄県)で観測史上初めてみぞれを観測した」、と気象庁が発信していた。

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 “歓迎しない友”は冬の友達が意地悪として連れてきたのではない。私たちの価値が経済第一となった現代、人間中心の暮らし方を追い求めてきた結果として“歓迎されない友”(寒気)を連れてこざるをえなかったのだ。

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 こんなことを考えてみると、“原発に頼らない森と生きる暮らし方”のスタンスが描けそうだ。でも、“歓迎されない友(雪)”も、歓迎する気持ちがあれば暮らしの恵みとなってくれる。雪国ではその恵みを暮らしに活かしている、と竹内さんは言っていた。(理事 高橋佳夫)

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