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2017年1月の22件の記事

2017年1月 2日 (月)

“森とも”の想像力と連帯で「ピンチをチャンスに」転嫁する2017年

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 昨年は、森ともの皆さまのご理解・ご協力を賜りまして、当委員会の事業が安全・スムースに運営されました事に厚くお礼申し上げます。

 2017年は、英国のEU離脱、米国トランプ大統領の誕生とTPPの不参加・パリ協定からの離脱表明、極右政党の台頭など”激変の時代„への幕開けを示唆しています。時代は、各国の国家間の対立が激化し、戦前の悪い方向へと加速するのではないでしょうか。その道は戦争の道であり、地獄の道ではないかと不安です。

 不安はそればかりではないようです。気候変動による異常気象によって貧困や飢餓など、自然災害で世界の人民の暮らしが脅かされています。

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 今年は、この根源的な要因にメスを入れ、“人類の危機„を回避するために世界の人々とパリ協定の実効性をチェックし、市民運動も温室効果ガス排出削減の暮らしへ舵を切っていかなければならないと思います。今を生きる私たちには、後世に生きるものに豊かな生物社会を引き継ぐ責任があります。その歴史的役割を果たすには、私たちの良識と覚悟に警鐘を鳴らすことではないでしょうか。一人ひとりの理想を高く掲げ、地球温暖化にブレーキをかけるために、「山と心に木を植える」を合言葉にして、原発に頼らないライフスタイルの創造とそれを支える心の森づくりに邁進し、世界の人々と手をつなぎ合っていきたいと願っています。

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 元日早々に、45年来の先輩から「誰もが経験していない時代に生きる私たちは、新しい時代を切り拓くスタンスと情熱、そして実行力がその進路を切り拓く」と心強いアドバイスを受けました。

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 東京事務所は、”言わねばならぬことは言う“風土を醸成し、足尾現地で頑張っているスタッフの皆さん、南相馬市応援隊の皆さんを実践的に支え・寄り添い、「決めたら即実践」していくことに邁進していきます。また、みんなの創造力と連帯でピンチをチャンスに転嫁し、希望のたいまつを灯し続け、未来の子供たちに国境のない、平和な社会を残すために奮闘します。

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 今年も昨年に引き続き、温かいご指導・ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。(理事・東京事務所所長 大野昭彦:写真は昨年1月撮影)

2017年1月 1日 (日)

今世紀末に生存が不安な暮らしと社会を迎えない為に、“山と心に木を植えよう”!

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 明けましておめでとうございます。岸井成格理事長、宮脇昭先生からの新年のメッセージです(写真上:森びと広場から中倉山・昨年1月撮影)。

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 「森びと」同人の皆様、新年明けましておめでとうございます。今年はいよいよ、私たちが共有してきた認識 ”大きな歴史の転換期”それも「文明の岐路に立っている」という時代が現実になる年でしょう。

アメリカのトランプ新政権の誕生はますます世界の政治、経済、安保の行方を不透明なものとしロシア、中国の「大国意識」が全面に押し出されるでしょう。また、北朝鮮の核・ミサイル開発の脅威、韓国の大統領弾劾の混乱と、ヘタをすると日本は振り回され続けることにもなりかねません。

たとえそうであっても、私たち「森びと」は人類の生存を左右する自然、環境破壊を少しでも食い止め、「原発に頼らない自然・再生エネルギーの開発」推進に全力で取り組みたいと思います。ガンバリましょう!(理事長 岸井成格)

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 また、宮脇昭先生からは色紙にメッセージを書いていただきました(写真上)。小林事務局長と水落事務局次長は先月25日、宮脇先生を訪問し、来月89歳を迎える先生のお祝いの打ち合わせをしてきました。その時に宮脇先生からメッセージを書いていただきました。色紙には、「わが人生、森づくりを続けます!」とも書いてありました。

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 全国の“森とも”の皆さん、今年も“山と心に木を植えて”いきましょう。(報告 高橋佳夫)

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