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2016年12月27日 (火)

今年の森作業は終了です。皆さまありがとうございました。

全国の森ともの皆様、今年もご支援、ご声援をありがとうございました。

スタッフの皆様、今年も1年間本当にお疲れ様でした。

最終日の天候は、午前中は雨、13時頃からは青空、とフルコースの松木沢でした。朝9時の気温は4度。風が吹くと冷たいものの、比較的暖かな1日でした。

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広場には霜の跡↓ 動物の足跡のようです。

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筆者持参のしょうが入り甘酒を飲みながら、

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作業の打合せを行いました。本日メインの作業は、苗木を別のビニールハウスに移し越冬環境試験を開始させることです。

 

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苗木にとって、松木沢の越冬環境はかなり厳しいものです。寒さや凍結はもちろん、ビニールハウス内は日中かなり高温になるため通気や干上がりにも要注意です。

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作業場のビニールハウスにあったタブの苗木・約560本(28トレイ)が選別され、下のビニールハウスへ引越しました。

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ここ数年、越冬環境を検討していますが、今冬は14の条件に分けて試験育苗します。例えば「上の棚+断熱材+もみ殻+定期的に散水」や「地面に防草シート敷くだけ+乾燥したら散水」という条件です。

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ハウスの中央に下がるのは最高気温と最低気温を記録する温度計です。これでスタッフが数日間行けなくても、気温変動がわかります。黄色のタンクには散水用の水をたっぷり保存しました。

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試験とはいえ、どの条件下でも、苗木が力強く越冬してくれるよう願いながら約2時間で午前中の作業を終えました。

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お昼には、足尾の塚原さんの差し入れの切り干し大根もいただきました。今年も心のこもった美味しい差し入れを沢山ありがとうございました。

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午後は、各人が手分けして、松木の杜・新松木の杜・民集の杜の柵の最終点検や、

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ビニールハウスにA~Hの“名札”をつけたり、しめ飾りをしたり、ご挨拶の掲示を行いました。

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最終日の森作業は、鎌田、松村(宗)、橋倉、稲葉、小川、福田、唐澤の各スタッフでした。お疲れ様でした。

越冬する苗木の作業中に、「厳冬期に桜や梅の枝を炊き出すと、花の色、生命力を宿した色になる」という染色家で人間国宝の志村ふくみさんの話を思い出しました。冬は春に向けて力を蓄える季節。つまり、人間にとっても大切な季節なのだと思い、苗木たちと心の中で握手しました。

 

皆様、2016年本当にありがとうございました。よいお年をお迎えください。

来たる2017年もどうぞよろしくお願い致します。

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 (報告・唐澤)

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