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2016年11月16日 (水)

耳を澄まして聴いてごらん、風が叫んでいるよ。“間もなくパリ協定が発効ですよ”と。

 落葉広葉樹の森の木々は葉を落とし、土壌分解動物たちはすべての命の源である木々の栄養作りの生産に忙しい日々を迎えているのだろう。

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 そんなことを考えていると、ボブディランの「風に吹かれて」のメロディーが浮かんできた。

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 そのメロディーに合わせて、“何人の命が奪われたら気づくのだろう。何度、怯えれば分かってくれるのだろう。想定外な強風が吹いているのに、森の力では防ぎきれない大雨が降っているのに、観測史上はじめての高温で作物が不作になっているというのに、人は、他人事のように感じ、自分だけは大丈夫だと思ってすましている。友よ、耳を澄ませてごらん。風が叫んでいるよ、「これ以上、地球を暖めるなと」。友よ、森は大切な友だちですよ”、と言葉がでてきた。

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 間もなくパリ協定が発効する。条約締結国は温室効果ガス排出を実質ゼロにする約束を守らなくてはならない。その監視を強めていくのは私たちだが、私たちも”原発に頼らない(化石燃料にも頼らない)森と生きる暮らし”を実施していかなくてはならなくなった。

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 葉を落とした木々の森で耳を澄ませていると、木枯らしは“この地球で生存できる最後のチャンスだよ”、と言っているような気がする。(理事 高橋佳夫)

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