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2015年7月の22件の記事

2015年7月19日 (日)

幼木たちよ、“夏本番の暑さに負けないでおくれ!”と、「夏の感謝デー」

P7195848 梅雨が明けた本日、足尾は快晴ではなく、蒸し暑い曇天でした。今日は「夏の感謝デー」。各地から25名の森ともが集まってくれました。

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P7190640 10時、東屋で本日の森作業の案内をした後、4グループに分かれて作業に就きました。臼沢の森草刈G(グル―プ)は刈り払い機を担いで200段ほどの階段を登って、勢いよく伸びている草を刈りました。

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P7190647 一息すると正面の中倉山からは“頑張れよ!”という声が聴こえる気がしました。

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P7195821 苗床では、南相馬市の鎮復興市民植樹祭に提供する常緑樹の苗をポットに移し替えました。一本一本丁寧に扱って、直径10㎝程のポットに土を入れて、小さな根を付けたタブノキ等を移し替えました。1,752本の幼木たちを新しいポットに移し替えることができました。

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P7195818 もう一つのGは、森びと広場の苗床に置いてあった落葉広葉樹を上の苗床に移動しました。この作業は肉体的に疲れる作業ですので、力持ちの男性がトラックを使って290トレイを上の苗床に移動しました。

P7195839 4Gは、今日の昼食を準備しました。メニューは、山形から届いたオカヒジキのお浸し、ソウメンカボチャの辛し和え、ホルモン焼き、冷汁ヒヤムギでした。

P7195840 交流では、小黒事務局次長のリードで「原発に頼らない森と生きるライフスタイル」を語り合いました。

P7191389 最後は全員集合の写真を撮って、15時半過ぎ、それぞれが帰路着きました。森ともの皆さん、暑い中での森作業ありがとうございました。(理事 高橋佳夫)

 

高校生が、森と生きる暮らしを考える

Photo 台風一過の環境学習を描いていましたが、ノロノロ台風の影響で小雨の中での学習となりました。昨日、私たちは樹徳高校生たちと将来の暮らしを考えました。スタッフは「わっ鉄」間藤駅9時13分着の生徒達を駅で迎えました。3台の車で森びと広場の東屋に向かい、10時から生徒達とスタッフが一緒になって学習を始めました。開講は宮原事務局員が歓迎のあいさつ、スタッフが自己紹介。

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P7182296 全ての生きものが草木に支えられて生きていることを学んだ後は、「民集の杜」へ移動。小黒事務局次長から苗木の植え方を聞いた生徒たちは一本一本丁寧に、心を込めて110本の幼木を植えてくれました。

P7182309 12時半を過ぎてから昼食を食べ、午後は皆さんが植えた木々が生長したイメージを深めるために、「臼沢の森」を見学しました。案内は、臼沢の森づくりに携わってきた松村スタッフと小黒、宮原インストラクターが行いました。

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P7182294 学習後の生徒たちは「貴重な経験ができてよかった」「また、訪れたみたい」、先生からは「良い授業でした。内容を豊富化して来年以降の授業を検討したい」等の声がありました。

Photo_3 14時半、間藤駅まで皆さんを送って、電車を見送って後、スタッフ全員で環境学習サポートの反省会を行いました。足尾銅山跡地で体験学習をしてくれました樹徳高校生と先生の皆さん、森と生きる将来の暮らし方を一緒に勉強できたことに感謝します。ありがとうございました。(理事 高橋佳夫)

 

2015年7月18日 (土)

草刈りで南相馬市民の「いのちを守る森の防潮堤」の若木は順調に育っていく

  今朝の福島県南相馬市鹿島区南右田の天気は曇りで、海から吹く心地よい風が気持ち良いほどでした。私たち「南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊」は、南相馬市生活環境課や公益財団法人瓦礫を活かす森の長城プロジェクトと協議を重ね、市民サポーターや植樹で協力をしてくださっている団体・個人・労働組合そして市議会議員などに呼びかけを行い、2013年10月6日に開催された植樹祭会場の草刈りをすることになりました。

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Dscf1941 今年は雨が多いためか、下草は直径3cmの太さで背丈を超えるまでになっていました。集合時間よりも早く来て下さった市民サポーターの方は、植樹をした苗木を覆い隠してしまっている下草の姿を目の当たりにし、いてもたってもいられずにさっそく草刈り機を持って草刈りをしにいかれました。

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Dscf1934 参加された方は草刈りガマや草刈りハサミなどを使用して、50年、100年と市民のいのちを守る森の防潮堤の若木が元気に育つよう丁寧に下草を刈っていました。参加者からは「みんなでやると早いですよね」、「大変だけど、草刈りの大切さがわかったわ」、「今度は草刈り機を持ってきます。資格を持っているんです!」との声が出ました。

Dscf1948 今日は午前と午後で述べ65名の参加者がいました。地元では、市民サポーターの方、カリタスジャパン、NPO法人あさがお、丸三製紙労組、東北電力労組、5名の市議会議員に参加をいただきました。また、公益財団法人瓦礫を活かす森の長城プロジェクト、そして市役所生活環境課・佐藤課長、前田係長、安部主査にも休憩用のテントの用意をはじめ、草刈りも手伝っていただきました。本当にお疲れさまでした。

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Dscf1953 10月17日(土)には、今年3月29日開催の萱浜の植樹会場の草刈りを行いますので、ご協力お願いいたします。

(事務局・岩橋 孝)

 

2015年7月17日 (金)

心を込めて若者たちを迎える“おもてなし”作業

P7170596 速度が遅い台風でしたので雨が長引きました。松木川も昨日より水を増していたので、足尾ダムから流れ落ちる雨水がゴォーという音を立てていました。

P7170592 そんな台風の影響を受けている日でしたが、今日の森作業は明日行われる桐生市樹徳高校生と先生たちの環境学習のサポート準備をしました。

P7170600 草が茂っていた「民集の杜」を重機で開墾し、植樹ができるようにしました。その周囲の草も刈り、少しぐらいの雨でも足元が安定するようにしました。

P7170603 昼食後は雷が発生し、雨も激しく降ってきたので少し長めの休憩をしました。休憩では、今日から3日間、八王子市から森作業に参加してくれた藤森さんの近況を伺いました。

P7170608 雷が去ってからは明日の学習サポートの会場設営、松木の杜の草刈り、苗分けを行いました。16時頃になると雲の隙間から青空が顔を出し、「明日の天気はいいよ!」という声がとても嬉しく感じました。

P7170604 明日は、高校生と先生そして私たちスタッフが一緒になって、森と生きていく学習を行います。とても有意義な楽しいひと時にできたらよいと思っています。(理事 高橋佳夫)

2015年7月16日 (木)

猛暑の中で苗木たちを支える森びとスタッフの草刈り

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P7160577 台風11号の影響で足尾も昨夜から昼過ぎまで雨が降っていました。現在14時ですが、雨が止みニイニイゼミが鳴きだしました。昼頃に、仁平スタッフと現場をチェックしてきましたが、苗や森には影響がありませんでした。写真は松木川の濁った雨水です。

P7160585 ダムから流れ出す濁り水の量と音には身震いするほどでした。

P7151379Dscn1430 昨日は、スタッフ5名が臼沢の森で草刈りをしてくれました。急斜面での草刈は昨日で3日目、13時頃に下山したスタッフの身体は汗でびしょ濡れでした。少し遅い昼食にしましたが、皆さん、「食べたくない気分だ!」と言うほどにぐったり疲れていました。

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Dscn1422 柳澤スタッフと小井土スタッフは久しぶりの臼沢の森作業でしたから、ぐったりしていました。それでも皆さんの情熱で、「今日の作業で臼沢の草刈は目途がついた」、と担当の小川スタッフがホットしていました。

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Dscn1432 作業は刈り払い機を担いで、400段程の階段を登り、滑りやすい草地の上で機械を操作するというものです。その上、草と一緒に苗木たちを刈らないように気を配るのも、1時間以上続けるとその気が散ってしまいます。

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P7151370 このような森作業を3年間程度続けると、苗木たちが自立できる環境になります。それまでは動けない苗木たちを支えるのが私たちです。小井土、橋倉、仁平、小川、柳澤スタッフお疲れ様でした。(理事 高橋佳夫)

 

2015年7月15日 (水)

梅雨が明ける前に八幡平の青空の下で未来のいのちを育む森作業

Img_0982 6月27日に開催予定だった「八幡平ふるさとの森づくり」は悪天候のため中止としました。その後、苗木たちの生長にはとても良い天気が続きましたので、当事務所は7月10日には植えられなかった苗木を植え、11日には苗分けをしました。

Img_0991 植樹会場にはブルーシートを覆って土の流れを防いでいましたが、シートを開けると畝には草が青々と生えていましたので、植樹は草取りをしながらの森作業でした。

Img_1107 両日とも天候に恵まれ、JREU盛岡、秋田、仙台の組合員の皆さんとその家族によって無事に森作業を行う事ができました。

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Img_1080 苗分けは二日分の作業を一日でやろうとしましたので、少し残りましたがこれは事務所スタッフが責任をもって行う事にしました。

 

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Img_1084みちのく事務所スタッフ合わせて68名で行った森作業は、大人が幼児に教えながらのシーンも見られ、未来のいのちを育む森がこの幼児たちの恵みなってくれればと願うひと時もありました。参加して頂いた皆様、本当にありがとうございました。(みちのく事務所スタッフ)

2015年7月14日 (火)

なかなか手強い? 臼沢の草刈り作業(森作業 二日目)

朝の天気予報ニュースでは、各チヤンネルとも「今日は、猛暑日になります」と自信満々でニュースキャスターのみなさんが話している姿に「本当~!何とかならない」と想いながら集合場所(銅親水公園ダムゲート)に向かいました。

すでに、作業小屋の温度計は29℃を指していました。今日の作業は、昨日の続きの「草刈り作業」です。刈り払い機の調子を見るために作業開始前の点検作業は、「さすが~」とうなずきました。

臼沢の階段を登るのもあっという間に、現場から刈り払い機のエンジン音が聞こえ作業が始まりました。今日は、昨日と違い4名の作業となりました。

P7140036少数精鋭とはこのことかと思わんばかりの作業実態でした。

P7140032傾斜があるなかでの草刈り作業は、注意を十分しなければなりません。

P7140047また、猛暑の中での作業は滴る汗を気にしながらの作業は、いままでの作業の何倍も過酷です。しかし、安全に十分注意を払いながら、第2ブロックを終了し、第3ブロックに入りました。ということで、今日はここでタイムアップして作業は終了としました。

P7140056草刈り後のスナップ写真です。

午後の作業は、ポットの草取り作業です。苗木にとって草がポットに生えてくることは大変なことで時には、枯れてしまうこともあります。丁寧に、ポットの苗木に「大きくなあれ~」と声をかけながら作業をしてくれました。(インストラクターの神田さん)

P7140061_2今日の最後の作業は、水蒔き作業です。連日の猛暑で苗木たちは悲鳴を上げています。スタッフの松村(宗)さんの一言は、「もう少し、遅かったら全滅だった」という話がされました。ドッキとしました、お天気の様子を考えながら、そして、現場では「何を、するべきか」を考えさせられました。(スタッフ 仁平範義)

2015年7月13日 (月)

今日から夏の森作業 初日、臼沢の森から清涼な風が・・

森とものみなさん~ 夏の森作業が今日から始まりました。

作業小屋にある温度計は、30度を超えどんどん上がっていくことが実感できました。そんななか、今日は、たくさんの森とものみなさんが集まってくれました。

2015_0713_093547dscn1389作業打合せは、入念に行い熱中症などの注意等を行い、臼沢の森へ向かいました。ここから草刈り会場に辿りつくまでは気持ちで負けないように、決意の一枚をカメラに収めました。

P7130002今日の作業は、一班が臼沢の草刈り、二班が苗床の整備作業と二つに分かれての作業です。一班は、臼沢の森の頂上付近を草刈り機で刈り取り、また、女性のみなさんたちはノコギリ鎌で丁寧に雑草を刈りこんでくれました。女性たちの作業は、暑さもものともせずの頑張りでした。

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作業の休憩には、清々しい風が臼沢の森から吹いてきて「気持ちいい~」との声があがりました。

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2015_0713_101113dscn1391_2森びとの人気スポット=臼沢の乙女の前で、ハイ パチリ

作業の区切りを見ながら、今日の作業を終了して下山としました。途中「とても楽しかった~」などの声も聞こえ、みんなで頑張った充実感を味わいました。

P7130013今日は、色々なことが起きた一日でした。四川料理を頂くこともできました。稲葉理事が作業小屋に来てくれ美味しい料理をご馳走になりました。理由は、染め物(ヤシャブシ染め)の実情を調べに見えました。

二班の苗床の整備作業も順調に行われました。今年から、苗床の使用方を、落葉広葉樹と常緑照葉樹の置き場を区別することがきっかけです。南相馬市の防潮堤の取り組みなどもあり、樹種の選定などをわかりやすくすることが必要になってきたからです。

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 今年も苗床作業・草刈り作業・育苗作業・植樹作業など森づくり作業は沢山あります。

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森とものみなさん、苗木たちもこの暑さのなか必死に頑張っています。10年が経過した足尾の森を見に来てください。(スタッフ 仁平範義)

 

 

 

2015年7月12日 (日)

森の力に寄り添って生きることの有り難さ感じたい

P7100473_640x497 今日は熱中症で二人が亡くなったニュースが報じられました。その一人が北海道というので驚きました。暑さで筆者が住む東京のアパートではアゲハチョウが蜜を探していました。それにしても気候変動が暮らしに様々な影響が出てきているようです。

P7080458_640x476 5日の第2回理事会では8月29日に計画している「心の森探訪in赤谷の森」の企画案(関東森林管理局赤谷森林ふれあい推進センター)を受けて、計画通り実施していくことになりました。間もなく会員の皆さんへ参加呼びかけを始めます。

P1010257_480x640 今年は、明治神宮に木を植えて100年目です。この森は木々の力で当初の計画通りの森に育っているようです。生態系も豊かになり、森を調査している学者、研究者が驚いていた、とテレビで報道されていました。

P1010276_640x480「心の森探訪in赤谷」では、人工林を伐採した地に自然の力(天然更新)で森がつくられている様子が分かります。現地に入ると、来年で10年を迎える木々たちの生長に、素晴らしい自然の力に驚くことでしょう。お楽しみに。

P1010270_640x520 今週は人間の力の素晴らしさも実感したいですね。写真は、林道に目立っていたアブラチャン。(理事 髙橋佳夫)

2015年7月 9日 (木)

草木の生きる勢いに驚きながら、臼沢の森草刈り始まる

Photo 昨日の作業は、今にも雨が降り出しそうな空の下で刈り払い機の始動・点検からはじめました。森作業は臼沢の森の草刈りです。今年から各スタッフが森の担当をしていますが、臼沢の森は松村スタッフと小川スタッフが担当者。二人は先月から現地に登り、草刈りの準備をしていましたので、二人の作業指示を受けての草刈りでした。

Photo_2 筆者は久々の臼沢の森なので、草刈り現場までの紹介を実況中継的にお知らせします。第1ゲートから森の入口に向かう作業通路の周りは一面草に覆われていて、先が思いやられる気がしました。

Photo_3 しかし、2005年の森に足を一歩踏み込むと、樹高7mを超す木々たちのトンネルが私たちを迎えてくれました。森の中はほんの少しの草が生えているだけで、宮脇昭先生が教えてくれた通りの森が育っています。「最低3年間は草を刈ってあげなさい。それから後は手を加えなくても大丈夫」と言っていた宮脇先生。

Photo_4 さらに階段を登って行くと、私たちが「臼沢の乙女」と命名したシラカンバの樹があります。しばらく見ない間にウエストが30㎝位になってきていて「臼沢の母」か「臼沢のおばさん」(笑)と呼ばれるようになるかもしれません。

Photo_5 昨日の森作業現場は、2013年に植樹をした臼沢の森最上部です。イノシシとシカの食害に合って、大きな被害を出したところです。現場は、ススキなどの草に覆われ、太陽の光を十分受け止められない状況でした。草の陰に隠れひっそりと生きているヤマモミジを見ると「頑張れよ!」と声をかけたくなりました。

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Photo_7 草刈り作業は、防虫ネットで完全武装した鎌田スタッフを含め4人で行い、帰り(下山)がけに階段の草をきれいに刈り取りました。これは、13日から始まる「夏の森作業」に協力してくれるボランティアを迎える準備です。

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Photo_9 事前に苗木に目印を付けてくれた臼沢の森担当者の段取りに感謝しました。草と一緒に苗木を刈らずに済みました。

Photo_10 鎌田、松村(宗)、小川各スタッフの皆さん!お疲れ様でした。(スタッフ 橋倉喜一)

 

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