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2015年3月の19件の記事

2015年3月17日 (火)

人類の進路は、“原発に頼らない森に寄り添う安全・安心・平和な暮らし”です

P1016994 本日の東京の陽気は春が一気に訪れた感じです。

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P1016999 東京事務所に向かう足元では、植物社会では小さな草が春を届けてくれています。

P1017001 人間社会では園児たちの歓喜が街に春を届けていました。

Dscf0070 15日は会員の皆さん、理事会、事務局の皆さんたちが第10回通常総会、2015年森びらきに集ってきました。その報告は随時ホームページ上で紹介していきます。

P3150059 第10回通常総会は東京都港区・「シーサイドホテル芝弥生」で開催、正会員395名中278名(委任状含む)の会員が2015年度の事業計画案と予算案を審議し、提案通り決定しました。

Dscf0083 14時から始まった総会17時半に閉会し、18時過ぎからは「2015年森びらき」が同会場で開かれました。森びらきには全国から106名の皆さんが集ってくれました。

Dscf0004 最初は、福島県全民の電力は再生可能エネルギーでつくり、原発に頼らない福島県民の暮らしをつくりたいとする佐藤彌右衛門氏(会津電力(株)代表取締役社長、大和側酒造店会長)の講演を聞くことができました。

Dsc01966 また、佐藤彌右衛門氏からは純米酒と世界に広げる非売品の日本酒もご馳走になりました。

Dscf0197 森びらきの最後には、足尾・臼沢の森を10年間育ててきた事務局スタッフ17名に感謝状が贈られました。(写真は欠席者3名、時間の都合で早めに帰った方々は含まれていません)

P1016990 長時間にわたる通常総会と森びらきをつくってくれました会員の皆さん、ありがとうございました。私たちの力と森の力を信じて、原発に頼らない森に寄り添う暮らし(ライフスタイル)を構築していきたいと願っています。(理事 高橋佳夫)

2015年3月13日 (金)

南相馬市の「脱原発宣言」を世界へ!

 

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P1016895 足尾で植樹会場の開墾をしていると暮らし想い出が詰まった物がでてきます。どんな想いなのかはわかりませんが、その想いも森の中に埋め込んでやろうと思います。

20150301145251969_0002_2 新聞報道(『朝日新聞』、『河北新報』、『福島民報』)によると南相馬市では「脱原発宣言」を発するそうです。「2030年に市の消費電力を再生可能エネルギーで100%賄う目標を掲げ」、「原発に依存しないまちづくり」という復興モデルを世界に発信する狙いだ」、と桜井市長は述べているそうです。しかし、市議会では「文言に難色を示す意見」や「反対はしないが、消極的賛成だ」等の声も出ているそうです。

20150303 当会が応援している同市の鎮魂復興市民植樹祭(森の防潮堤づくり)では、木を植えながら“原発に頼らない森と生きる暮らし”を願う木を心に植えていきたいと思います。植樹祭の推進母体である「鎮魂復興市民植樹祭応援隊」は先月28日に発足しました。今、その前段の準備作業に向けて参加者を呼びかけています。

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P1016980 東日本大震災とフクシマ原発事故から4年が過ぎました。29日に開催される市民植樹祭では、南相馬市の「脱原発宣言」を参加者全員が誓い合っていきたいものです。東京でも桜が咲きました。(理事 高橋佳夫)

2015年3月11日 (水)

非常に寒い朝でしたが、昼過ぎには春の足音が?

P1016951_640x480 東日本大震災・フクシマ原発事故から4年が経ちました。被災した方々、未だに生存が確認されていない方々を待つ親族の想いに寄り添いながら、今日の森作業をしました。

P1016952_640x479 上の写真で分かりますように、今日の朝は相当冷えました。常に少量の沢水を流しっぱなしにしている水が凍っていました。手伝いに来てくれた岡安スタッフが「今日は-10度位あったのではないか」、と言っていました。

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P1016964_640x488 ストーブで暖を取ってから、来年度から新スタッフとなる福田スタッフの協力も得て、仁平スタッフと岡安スタッフの3人は松木の杜の柵設置をしました。寒さ厳しい西風を身体に受けて、3人は松木川沿いの柵をすべて設置してくれました。

P1016973_640x480 筆者はレンタルの重機(バックホー)で「民集の杜」を開墾しました。1週間の開墾で今年植林する大体の会場が見えてきました。

P1016967_640x505 作業近くのヤシャブシの梢を見ると、春の兆しが感じられました。

P1016969_640x508 また、みちくさの池には、ヤマアカガエルの二個目の産卵がありました。

P1016977_640x410 帰宅途中、足尾ダムにはキジ三羽が餌を食べていました。これらの雰囲気は何となく、春の足音が聞こえてきているような感じでした。(理事 髙橋佳夫)

2015年3月10日 (火)

足尾の“森とも”(鳥たち)に気付くようになりました

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P1016937 西北の強風がなければ爽やかな春の陽気でした。中倉山や足尾のグランドキャニオンはなんとも言えない自然の美しさでした。

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P3109754 高橋理事と一緒に森作業していると、僕にも鳥の声や姿が敏感になります。今日は「民集の杜」で開墾していると、休憩の合間にマヒワ?とキジが姿を見せてくれました。写真は高橋理事が撮りましたが、発見したのは私です。

P1016948 しかし、天気は午後になると西北の強風が更に強くなり、重機を動かしいると手が凍るほどでした。風花(雪)が舞ってきたので逆光で写真を撮ってもらいましたが分かりますか。

P3109772 森作業をしていると柵の外でのんびりと草を食べている鹿たちと暮らしている感じがします。

P1016930 重機の操縦を実習していますが、機械にも人間の気配りが大切だと感じます。重機のゴムキャタピラーも休まずに動かしていると熱を持ち、緩んで軌道軸から外れやすくなることが分かりました。(スタッフ・仁平、写真は高橋理事

2015年3月 9日 (月)

私たちの活動は様々な方々の心配りと情熱に支えられています

P1016900 ヤマアカガエルが今年も産卵してくれました。やはり啓蟄頃に冬眠から覚めて、子孫を残しているのでしょうか。今年も足尾・松木沢の森に蛙たちが巣だってくれるのが楽しみです。

P1016906 今日の天気も予報通り、午後4時頃には雨が降ってきました。今日の森作業は鎌田、橋倉スタッフが松木の杜の柵設置、筆者と仁平スタッフは民集の杜の開墾でした。柵設置は後二日もすれば終了することができる、と二人は言っていました。二人は安全と健康第一にして食害防止に向かい合っています。

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P1016921 民集の杜は作業用道路を作りました。来月には黒土、腐葉土そして燻炭等を軽トラで運び入れます。その道を作りましたが、夕方からの雨で道がぬかるみなってしまうことが心配です。

P1016927 「どくだみ荘」に着くと社宅の隣に住む塚原さんが「黒豆を煮たから食べてね」、と今夜のおかずを持ってきてくれました。袋を開けてみるとかぼちゃの煮物もありました。塚原さんは昨年、森びとの賛助会員になってくれた方で、いつもお世話してくれています。今夜は、黒豆とかぼちゃで仁平スタッフと純米酒をいただきます。

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P3099739 今年は鹿が多く感じます。若い鹿が目立っています。そんなわけで雄鹿の元気な姿をお見せします。

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P3099722 猿も雨の中でアキグミを食べていました。その近くでは小猿と小鹿が会話している様子が見えました。(理事 高橋佳夫)

2015年3月 8日 (日)

山肌に澱む靄の香りが早春を感じさせます

P1016871 文字通り三寒四温を感じる足尾です。天気予報では昼頃には晴れ間がある、と言っていましたが、足尾では14時頃に青空が少し見えました。

P3089679 朝、現場に向かう途中の足尾ダム駐車場にはハンターらしき皆さんが集まっていました。多分、禁猟区外の鹿狩り集まった皆さんでしょう。昨年も今頃にハンターが集まって鹿狩りをしていました。

P3089672 松木村跡地は禁猟ですから、若い鹿がのんびりと草を食べていました。今日は、立派な角の鹿にあいました。

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P1016898 作業は昨日に続き、「民集の杜」開墾でした。今日は柳澤スタッフが手伝いに来てくれました。本日で、根の片づけが終わりました。

P1016873 中倉山や臼沢の森は土が温められてガスが上空にゆっくり動いていました。(理事 高橋佳夫)

2015年3月 7日 (土)

言葉だけの反省では命を守れない時代に近づいている?

P1016867 今日の足尾は午前中は小雪が舞っていました。鎌田スタッフが森作業に来てくれましたが雪の為に作業は中止しました。

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P1016869 午後になると青空も見えてきたので仁平スタッフと現場に行き、昨日の作業の続きをしました。昨日、虫たちを起こしてしまいましたが、小雪が降ってしまったので余計なことをしてしまったと反省しています。

E33ee43fs 反省は具体的にしなければなりません。先週のテレビニュースでロシアの永久凍土が融けだし、直径80mもの巨大穴が出現した、と報道されました。インターネットで調べてみると写真の通りでした。

D79348ees 永久凍土の下にあるメタンガスが爆発して巨大な穴が開いたそうです。地球温暖化の反省は具体的でないと、私たちの生存が不安定になってしまうかもしれません。明日は、開墾した穴に土をもどしてやります。(理事 高橋佳夫)

2015年3月 6日 (金)

啓蟄の今日、地中の虫たちに起床ラッパを届けました

P1016841 今日は啓蟄。昼の足尾は気温9度、曇りで時々青空が見える風のない日でした。作業小屋のフクジュソウも元気な顔を見せてくれました。

P1016856 森作業は「民集の杜」内の今年の植樹祭会場の開墾でした。大型の重機をレンタルして今日から一週間で開墾を行います。啓蟄なので地中の虫たちを起こしてやりました。

P1016846 仁平スタッフも小型重機で植樹会場の整地をしていました。

P1016849 この時季は猿にとっては空腹を少しでも満たすためにあらゆる物を食べなくてはならない極めて厳しい一か月です。春の陽差しが柳の芽を膨らませるひと時を超えるまでが我慢のしどころです。

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P1016859 そんなわけで森びと広場に植えてある桜の皮も御覧の通り猿が食べています。

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P3069666 今日は若い鹿たちが数十頭も見かけました。ここ2~3年これ程の数を見ていませんでしたので元気な姿をみて安心しました。

P1016823 ところで伊豆半島の河津では河津桜が満開を過ぎたようです。森ともがその写真を送ってくれました。

P1016812 スズメが花見をしているような様子を見ると心が和みますね。足尾ふるさとの森づくりが始まりました。(理事 高橋佳夫)

2015年3月 1日 (日)

南相馬市・鎮魂復興市民植樹祭応援・・・その②

P3016802 南相馬市の27日と28日の日中は春を感じた陽気でした。(写真:福島駅コンコースの桜)

P2286769 この2日間は今月29日に開催される鎮魂復興市民植樹祭をサポートする市民サポーター養成講座でした。今回は3回の講座に30名が出席してくれました。

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P2286781 今回の講座では、小林事務局長と東京・塚原さん、福島・斉藤さんと宮城県・青田さん、山形県・伊藤さんと福島県・増子さん6名の森びとインストラクターが苗木の植え方をアドバイスしてくれました。この講座は計6回開講し、延べ86名の市民が参加してくれました。皆さんは28日の13時から植樹会場で実習を行い、全国から集まる植林ボランティアをサポートします。

P2286788 28日の15時半からは同会場で「南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊」の発足式が開かれ、会則、今後のスケジュール、推進員等を決定しました。応援隊の代表には、元市議の西銑治さん、副代表に渡部俊一さん、事務局に岩橋孝事務局員が入りました。

P2286799 これからは隊の会員が中心となって、植樹祭の準備、植樹後の育樹そして苗木の撒水や草取りを行っていくことになります。応援隊の活動は多くの市民にも参加を呼び掛けて、森の防潮堤づくりを応援していくことになります。この活動に協力できる方は市民以外でも会員になれますので、ご協力ください。

P2270030 

Dscn1222_640x480また、森びとインストラクターは応援隊の活動の協力を呼びかけるために、27日午後、千倉、塚合仮設住宅を訪れました。今回も「つながっぺ南相馬」の皆さんにはお世話になり、仮設住宅での生活、震災と原発事故後の暮らし等の話を伺ってきました。また、29日の植樹祭にも仮設住宅から参加したいという声があがりました。

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20150301130800610_0001 植樹会場は着々と出来上がりつつあります。29日の植樹祭では、盛土と心に鎮魂復興の木を植えていきたいと思います。(理事 高橋佳夫)

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