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2014年8月22日 (金)

自然の脅威と向き合う心を育むために

P8218519 関東地方は35度の残暑が続いていますが、九州北部、中国地方そして北海道では局地的集中的な豪雨に襲われています。犠牲になった方々にお悔やみ申し上げます。また、被災した方々にお見舞い申し上げます。

P8218491 森では小さないのちを繋ぐ羽ばたきや葉が色づき始めています。それにしても人間は何度も同じことを繰り返すものですね。

P8218512 秋田県仙北市での土砂流出が発生してからの避難勧告、東京都大島町もそのようなこと、そして今夏の広島県の大人達の異常気象に対する意識は、どうなっているのでしょうか。ゴルフ場から急きょ東京へ向かった安倍首相がその典型でしょうか?

Dscf1563 そんな中、大野理事と小林事務局長は20日、11月に実施する「森びと設立10年記念・感謝の集い」でご講演される志村史夫氏(静岡理工科大学教授)を訪問しました。

Photo 志村教授は、「すべての環境問題は、人間が地球上の物質とエネルギーを消費して文明を発達させ、物質的に豊かな生活を続けて来た結果の“ツケ”である。・・・物質的な“豊かさ”や“便利さ”とは裏腹に、精神的病魔に冒されつつあるように思われる。」(社団法人日本教育会・『日本教育』H23年1月号より)、と述べています。

Photo_2 同じことを繰り返し住民の尊いいのちを犠牲にしてしまったこの精神的病魔から抜け出さないといけないのですが、早急に気付いた方から“心に木を植えていかなくてはならない”と思います。

P8218522 “どんな木を植えていくのか”。ちなみに志村先生は、「たくさんの木を植えれば、さまざまな、たくさんの実を期待することができるのである。心の中のたくさんの木は、豊かな、充実した人生を送るための力、つまり“人生力”の源である。しかし、“心の中の木”を植えること、ましてやそれを育てることは簡単なことではない。社会の“砂漠化”が進めばなおさらである」と、述べています。志村先生のご講演をお楽しみに!(理事 高橋佳夫)

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