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2014年3月の17件の記事

2014年3月16日 (日)

南相馬市・森の防潮堤用苗木を相原高校へ運び込む

 

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 本日(3月16日)、春の陽気が気持ち良い青空の下、森びと西東京ファンクラブが育てている苗木(108トレイ・2,592本)を相原高校校庭の苗床に運びました。この苗木は、ファンクラブの森ともの多摩地区のJREU八王子の皆さんが各地で育てた2年生です。

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 総勢17名の皆さんは、写真の様に苗木を軽トラに載せ、丁寧に軽トラを運転しながら現地に運び込みました。苗床は先週整備したばかりで、苗の配置は容易にできました。

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 苗床に配置した苗木にはたっぷりの水をあげ、ポット内の草も取り除きました。今日の天気の様な春日和が続くと、ペットの苗は草との競争です。そんなわけで小さい草を丁寧に抜いてやりました。

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 苗木たちは動けませんので、私たちは人間の都合に合わせるのでなく、自然環境の都合に合わせながら、これからも元気ないのちの森の一員を育てるようと話し合いました。

 17名の皆さん、南相馬市が進める「森の防潮堤づくり」の応援をこれからも地道に続けましょう。今日はお疲れ様でした。(事務局・水落一郎 発)

 

 

 

2014年3月13日 (木)

相馬農高・農クラブの皆さん、卒業おめでとうございます

20140313125534688_0001 本日、福島県立相馬農業高校校長・渡邊芳広さんから東京事務所に冊子『土の匂い』が届きました。冊子を読むと、昨年、南相馬市主催の植樹祭で植樹サポーターとして活躍してくれた市民サポーターが卒業したということでした。

20140313125440290_0001 卒業した67名は東日本大震災と原発事故に被災した当時、入学式ができないまま高校生活を始めた皆さんでした。しかし、『土の匂い』の中で紹介されている農業クラブの皆さんたちの写真を見ると、その笑顔が未来の農をしっかり支えてくれる爽やかさをもっていました。

20140313125357338_0001 また、農クラブの生徒たちはハマナスの苗づくり・植樹活動で福島県科学技術論文野口秀世賞において最優秀賞を受賞しました。TTP等で今後の農業が心配されていますが、私は生徒たちと共にすすめてきた森の防潮堤づくり、ハマナスの植樹から感じたことは大人が未来を支える若者と一緒に新しい進路を探っていくことが大切だ、ということでした。

Pb160985 渡邊校長先生、元気をいただく『土の匂い』を送っていただきありがとうございました。また、農クラブの皆さん、卒業おめでとうございました。また、どこかで会えることを楽しみにしています。(高橋佳夫 発)

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2014年3月12日 (水)

多くの森ともに育てられた足尾・臼沢の森の生長を調査

14038_640x480_2 一週間後は春彼岸入りです。今日は4月上旬の暖かさになると天気予報で言っていました。ところが足尾・森びと広場の9日は写真の通り、残雪が暦の上の春彼岸入りを感じさせません。

140308_640x482_2 9日、昨年の通常総会で理事会内に設置した「森びと設立10年森づくり報告チーム」は、臼沢に植林した木々の生長を調査しました。この調査は5月23日に実施する「観察会」へ向けた事前作業です。

Dsc00858_2 臼沢の木々は南側斜面に2005年に植林され、9年後の現在は小さな森に育っているようです。県指定の土砂流出防止保安林地域であるので、その機能が発揮されれば幸いです。

P3091240_3 観察会は、林野庁、国交省、環境省、栃木県、日光市、足尾で植樹活動をしている県連合をはじめとした団体等に観察を呼びかけ、皆さんからは若木の森から成木の森へ育てていくアドバイスを頂戴していきます。

Dsc00853_2 調査では写真の通り、9年前の幼木は大人の腕程の幹に育ち、樹高は5㍍の測量ポールを超えています。

 

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Dsc00844また、地震によって転げ落ちた大きな岩を木々がしっかりガードしていました。

P3091242 今後は、樹種、活着性等を調べ、二酸化炭素吸収率、森の機能効果、生態系などの視点から調査を深めていきます。調査結果とアドバイスは年内までに冊子にまとめていきます。(高橋佳夫 発)

 

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2014年3月10日 (月)

森の防潮堤用苗木を相原高校校庭で育てます

Dscn0993 私はJR東日本の社員でありJR東労組の組合員です。森びと事務局員として森づくり活動をボランティア応援しています。労組はJREU八王子ですが、私たちの労組は10年間で100万本の苗木を南相馬市の森の防潮堤用に育てています。この事業は森びとプロジェクト委員会との協働として2年前から進めています。

Dscn0999 この度、私たちが育てた苗木の苗床用場所を神奈川県立相原高校のご厚意により校庭の一部をお借りできました。昨日(9日)、16日に苗木を運び入れるため、相原高校にお邪魔して苗床をつくりました。早春の陽だまりがありましたがまだ寒い中での作業でした。

Dscn1016 明日は、東日本大震災・原発事故から3年を迎えますが、昨日の作業では、手伝ってくれた家族と共に、原発事故でいまだ避難を余儀なくされている方々に私たちは何が出来るのか、この子供たちのために何を残していくのか、を考えさせられる一日となりました。

Dscn1010 3月16日には、各地で組合員が育てた苗木が運ばれてきます。これからは相原高校の皆さんと楽しい育苗ができればと願っています。相原高校の皆さん、手伝ってくれた家族の皆さんありがとうございました。(水落一郎 発)

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2014年3月 7日 (金)

残雪が融けるまでは知恵を絞ることにしよう!

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 テレビニュースでは東京も午後、吹雪みたいな天気が一瞬あったと報道していましたが、足尾の気温はマイナス4度、昨日はマイナス2度でした。

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 そんなわけで現場の雪が解けません。森びと広場へ向かう道は全面凍結です。森作業のスケジュールは残雪に阻まれて、私たちはもどかしい時間を過ごしています。

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 昨日はヤシャブシの枝打ち、今日はその枝を片付けました。15時ごろ、柳澤スタッフが現地到着、重機の修理を行って、重機は動き出しました。夕方、鎌田、橋倉、加賀、柳澤スタッフと作業の打ち合わせを行い、今後の足尾の森作業は雪解けを待って行っていくことにしました。

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 作業小屋での話し合いは雪融け後の様々な知恵がだされました。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。(仁平範義 発)

2014年3月 5日 (水)

最後は森に頼って、人に支えられて生きていくしかない!?

Dsc00793 東京事務所は雨ですか。足尾は昨夜から雪が降って写真のとおりです。朝飯前に社宅の歩道の雪かきをしました。

Dsc00794 昨日は、松木の森に鹿が侵入していましたので鹿を追い出し、食害防止のネットを補強しました。柳沢スタッフは重機のエンジンをチェックし、ラジエター周りを修理しました。 夕方、帰路につこうとしましたら雪で車がスリップして、全員の車を押す羽目になりました。昨日の作業は、一日中雪に悩まされました。鎌田、橋倉、加賀、柳澤スタッフの皆さん、お疲れ様でした。(仁平発)

Dsc00779 100年前の1914年、明治神宮の杜の設計が始められました。翌年の1915年から植樹が開始され、神宮の杜は来年で100年を迎えます。本多静六先生をはじめとした先生方が100年先の杜を描き、今ではその杜に多くの人々が集っています。いのちを守ることを第一にすれば、100年先の暮らしを描くことは難しくないかもしれません。(高橋佳夫発)

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2014年3月 4日 (火)

100年先の暮らしを描くことは難しいですか!?

P3021866 コンクリートやアスファルトに滲みた雨水が水蒸気となって、蒸発している朝がとても気持ちが良いと感じる日々になりました。吐く息が白くて寒そうでも、乾燥した部屋から外に出た身体はその水蒸気に馴染んでいくことがなんとも清々しい今日の朝でした。

P3021868 足尾現地では残雪があり、このような清々しい日にはならないようです。今日は、今年の植樹会場の東松木の杜に生きているヤシャブシ枝を伐っています。

Pb160984 ところで今月21日は第9回通常総会が開催されます。森びと設立10年を迎えた今年の総会では、今後10年間の森づくり事業に向けた議論が深まればよいと思います。

Pb010689 地球上では自然の脅威に怯えながらも、私たちはこの自然と共に生きていかなければならない存在として、どのようにそれと向き合っていのかを今、問われています。総会では、地球上の生物社会と人間社会の調和・暮らしを変える議論を期待しています。

P6034906 大人たちが児童や若者たちへ残していく宝は森ではないでしょうか。そして森を大切にする心ではないでしょうか。(高橋佳夫発)

 

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