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2012年8月の14件の記事

2012年8月 8日 (水)

秋がそこまで歩いてきた?

P8081355_4  今日の天気は晴れでした。午後には雨が降ってほしいと雨雲にお願いしましたが夕方5時過ぎまでは雨は降りませんでした。2人のよみは雨は降らない、ということでしたので午後は松村さんと撒水をたっぷり行いました。

P8081324_2 午前中は新松木の杜で残っていた草を刈りました。写真のように草が苗木を覆っている所を刈るとサウナ風呂から苗木は解放されます。

P8081326_2 午後一は、5日に蒔いてもらったタブノキの実のいのちをしっかり守ってやりたいと願って、P8081335_2 土をかけた上に乾燥防止のネットを張りました。一週間後に芽が出てきますのでその前にこのネットは外します。P8081339_3  昨日は立秋。松木の杜の草を刈っていると3年前に植えたクリが実を付けていました。P8081351 小さな毬栗を見ていると、実を付けるまでの3年間の暑い中での草刈りが報われます。

P8082278 松木の杜にはススキが咲き始めました。草を刈りながら想い出したことは、今日の朝、松木沢を散策していた親子の姿でした。遠くから見る後ろ姿は、森やはげ山を見ながら森と人が共に支え合いながら生きていくことを話している雰囲気でした。P8081346

間もなく、毬栗やススキを縁側のテーブルに飾って十五夜を迎えます。秋はもうそこまで歩いて来ているのかもしれません。

2012年8月 4日 (土)

サウナ風呂から解放し、涼しい沢風を吹き込みました

 

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 昨日に続き今日も猛暑日でした。「夏の感謝デー」に集まってくれた10名で草刈りをしました。現場に足を入れると一昨年に植えた新松木の杜のブナやヤマモミジが草に覆われ、爽やかな沢風が吹き抜けないサウナ風呂に入っている様な感じがしました。とくに、ブナの生長は他の木々と比べて遅いので、樹高20㌢程のブナは60㌢超えの草の中で蒸し風呂に入っている様でした。

 

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草の中には、オトギリソウが一本小さな黄色い花を付けていました。この花は昔、切り傷等に効く草と言われていました。

 

 こんな状態の木々を見た皆さんは、心の中で「暑かっただろう!」と声をかけて草を刈っていました。蜂に注意しながらの草刈りは13時に終了し、皆さんは遅い昼食・交流の場へ移動しました。

 

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 会場は昨年作った「ひぐらし亭」。ヤシャブシの木陰に作った「ひぐらし亭」は、外気温度よりも5度以上低く感じられ、その上松木川から爽やかな風が吹き抜けるところです。

 

 冷たい飲み物を飲みながら、自然の恵みの有難さを語り合いました。

 

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今年からは自然の恵みの有難さを実感してもらおうと、今日はハンモックを吊るしてみました。本日の参加者の中では比較的体重の重い方に乗ってもらったところ、「気分は最高!」と言う声がありました。

 

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最後に、11月23日に実施予定している「秋の感謝デー」の育樹活動内容を聞き、記念写真を撮って解散しました。毎回、食事支度を手伝ってくれています小井土さん、今日もありがとうございました。また、今日はJREU東京の皆さんが臼沢の森で草刈りをしてくれました。東京の皆さん、暑い中での草刈りありがとうございました。

 

 

 

2012年8月 3日 (金)

酒田市のタブノキの実を蒔きました

P8031285  日光市内は夏休みとあって休暇を楽しむ方々で賑わっています。市内を走る車も多く、いつもの感覚で足尾に向かうと少し時間がずれ込むようです。

P8031287  今日は撒水を済賀、高杉両君が行いました。その後は、山形ファンクラブが拾ってきたタブノキの実を蒔きました。このタブノキの実は酒田市産で、昔、酒田市の大火で延焼を防いだと言われている同種のものです。南相馬市の防災林に植樹する苗木に育ってほしいと願いながら蒔きました。

P8031273  明日は「夏の感謝デー」、新松木の杜の草刈りを実施します。事前の草刈りをしていると、足元に黄色い毛虫が威嚇しているようでした。また、クヌギの小枝には蜂の巣があり、巣の上にいる蜂は間もなく巣立ちするようでした。P8031279 ひぐらしが鳴きはじめたので時計を見ると16時、道具を片付けていると今年植えた新松木の杜にはコスモスの花が咲いていました。夕方のひぐらしの声やコスモスの花を見ていると涼しさを感じました。

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2012年8月 2日 (木)

南相馬市の防災林用苗木づくり準備はじまる

P8021272  猛暑日の今日は、つくば市にある「NPO法人地球の緑を育てる会」の苗木づくり基地を見学してきました。見学の目的は、南相馬市の防災林づくりで植える苗木づくりを進めていくためのアドバイスを頂くためです。当委員会の苗木づくりは落葉広葉樹を育てていますので、照葉樹を育てているプロの地球の緑を育てる会のノウハウを学んできました。

 向かえてくれたのは副理事長・須藤高志さんとその仲間たちでした。苗木づくり基地に着いたときには三人で撒水をしていました。現在、約10万本の照葉樹を育てていると言うことでした。何といっても今の時季が一番大変な時であり、毎日の育苗作業で疲れ気味だと言っていました。

P8021268  苗床には今年夏に採集したタブノキが芽を出していました。皆さんからは、照葉樹の育苗は冬の寒さ対策が重要だと言われました。気温が5度以下になると木々が縮み込んでしまうようです。照葉樹の越冬はビニールハウス内が良いと言うことでした。足尾はつくば市と比較すると格段に寒いので、足尾用の越冬対策を講じなければならないようです。

 作業小屋でのアドバイスでは西瓜をご馳走して頂きありがとうございました。また、駅まで送って頂きありがとうございました。皆さんとは今年12月に間伐作業でお会いすることを約束して帰路につきました。

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