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2012年8月の14件の記事

2012年8月29日 (水)

秋から年末へ!森びと強者たちが緒を引き締める

Cimg5587  昨日の午後から今朝にかけて泊のスタッフ会議を開催しましした。会議は9月から年末までの事業計画実施に向けた“森びと強者”の任務を話し合いました。

P8281766  会議の前は希望者による中禅寺湖畔のハイキングを実施しました。コースは菖蒲が浜キャンプ場→千手が浜→西の湖→小田代ヶ原→竜頭の滝→菖蒲が浜キャンプ場で、ミズナラの巨木が生きる森を約6時歩きました。中禅寺湖を護っている森の主役や脇役の元気な姿を見て、私たちは元気を頂き、森

に感謝をしました。

 P8281770 会議では、南相馬市の森の防潮堤づくりに向けた育苗事業の基盤づくり、注目を集めつつある「遊P8281774 働楽舎」をもっと期待されるための調査と自己研鑽、古希を迎えた鎌田さんのお祝い等を行いました。

P8281776  懇親会ではそれぞれの熱い想いを語り合い、言葉でなく身体と心で若者たちへ生きる知恵と技を継承いていくことになりました。今日(29日)は朝食後、猛暑の足尾で育苗作業を行っています。

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2012年8月26日 (日)

雨が降らない日が続いているので草刈りは止めました

P8261724  雷様の本場で雷様が怒りません。今日も雨雲がでましたが雨は降りませんでした。午前中、今年植えた新松木の杜が草に覆われている(写真)ので草を刈りました。今月に入って一気に草が伸びてしまいましたので、道路側から草を刈りました。草を刈りながら判断したことは、雨が降らない日が続いている現状では草を刈るべきでない、ということでした。草が土の乾燥を防いでいるので、午後からは草を刈るのを止めました。

P8261725  昼食をみちくさで食べようとしたとき、理事の石島さんと群馬県ファンクラブ・金子さんがみちくさに来てくれました。食事をしながらの話題は11月11日に開催する「第5回森と生きるキャンパスフォーラム2012in東大」の事でした。ここでは“森と生きる”私たちの未来への進路を探りたいね、ということでした。石島さんのお母さんが育てたキュウリ等を食べながら、その話は盛り上がりました。今日も猛暑日でしたが、松木沢から吹く風がとても涼しく爽やかでした。

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2012年8月24日 (金)

足尾の現場に立って元気をもらった栃木県立農業高校の先生の皆さん

P8241682  今日も足尾は猛暑で気温は37度に届きそうでした。風は沢からの微風がありましたで、臼沢の森見学や新松木の森での植樹では有り難い風でした。

 P8241658  今日は、栃木県立農業高等学校教諭の12名の皆さんが足尾・旧松木村跡地に立って、足尾銅山の歴史と産業、公害と治山緑化の歴史などを学んでいました。ガイドは「足尾まるごと井戸端会議」の山田功氏、森づくりの活動報告は当委員会から高橋副理事長と松村事務局スタッフが行いました。

 P8241665  昼前には、臼沢の森を登って生長しているいのちの森を散策し、その後は新松木の杜に木を植えました。植えた木はコナラ、クリ、クヌギの3種でしたが、植え方はさすが農業高校の先生の皆さんでしたのでスコップ使用も腰が入り、苗の扱いも丁寧でした。

 P8241662  昼食を「遊働楽舎」(みちくさ)で食べた後、先生方は山田さんの案内で松木沢渓谷を散策して帰路につきました。

足尾で森づくりを始めた頃に御世話になった鹿沼農業高校の先生も一行の一員として研修に参加していました。また、皆さんは足尾の現地に立ったことによって、夏休み以降の生徒達との授業に何か活かす事があったようです。先生方の清々しい顔つきを見ていると、足尾の現場から元気を頂いたような気がしました。

 P8241672_2  栃木県立農業高等学校教諭の皆さん、山田さん本日は大変御世話になりました。

2012年8月23日 (木)

若者へ伝えたい“森と生きる”技と知恵

P8232385  今日の足尾は猛暑日でした。昼の気温は33度、晴れで無風でした。昼過ぎにはパラパラと雷雨らしい雨が降りましたが、雨は直ぐに止みました。それでも夕方には少し沢風が吹き、気持ちの良い時間に仕事ができました。

P8231640  今日は明日の準備をしました。栃木県立農業高校の教諭皆さんが旧松木村跡を散策します。皆さんはできれば木も植えたいというので、新松木の杜西側を開墾しました。P8231653 また、草地だった臼沢が小さいいのちの森に生長している様子も見ていただくために、その足元の草刈りをしました。臼沢の森へ向かう途中の祠の周囲も草を刈って、少しでも松木村人の想いに近づいてもらえるようにしました。

P8231647  途中、一昨日の草刈りで松村スタッフと柳澤事務局員からの報告にあった蜂の巣をチェックし、明日の散策に注意することにしました。

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2012年8月20日 (月)

森は未来のいのちの源を育んでいます

P8201437  森の中では木々たちが次世代のいのちを大きく育てています。P8202343 この木の実はあと1ヶ月も過ぎると様々な生きものたちの餌になったり、餌食から逃れた実は、あるいは餌になっても消化できずに糞に混じって命拾いした実は自力で地表に根を張ることでしょう。(写真:上から、ミズナラ、オオカメノキ、シラカンバ、コシアブラ)

Dsc01636  ところで木々の実を餌にして越冬準備をしている動物達もいのちを守るために必死で餌をあさっています。一昨日、足尾・臼沢の森にイノシシが侵入し、土壌を掘り返していたという話がありましたので、昨日、松井理事が調査しました。P8202352 状況は写真のようですが、同行した田岡スタッフの話を聞いて総合するとイノシシでなくツキノワグマだと思います。イノシシではどんなに力があっても階段の縦杭を倒すことは不可能です。ツキノワグマはこれからアキグミを食べ、ミズナラのドングリ等を食べて越冬準備をします。アキグミは未だ熟していませんので、多分、クマは蟻の巣を発見して蟻を食べたのでしょう。P8202339 頑張れ!ツキノワグマたちよ。

2012年8月18日 (土)

南相馬市へ嫁ぐ苗木を整える

P8181407_2  今日の足尾は気温30度まで達しませんでした。昼からの雷雨が去ると気温は24度に下がり、「秋みたい」と言う声があるほどでした。

 今日は松井理事と柴田スタッフが苗床整理をしてくれました。臼沢の森ではJREU横浜の皆さんが草刈りをしてくれました。(写真は「みちくさ日記」に掲載)

P8181414  舎人の松村さんは先月上旬に収集して蒔いたタブノキの芽が出たとして、プランターを持ってきてくれました。昼過ぎ、元気に育っているタブノキを見て、南相馬市復興支援のひとつである森の防潮堤への諦苗木提供の今後を話し合いました。P8181426 葉の大きさが4~5㎝になったことをひとつの判断基準にして苗分けをしていくことにしました。P8071312 また、臼沢西側(写真左斜面)が来年から植樹できることになったので、その植樹方法などを話し合いました。ひと雨降る毎に秋が近づいている感じがした森びと広場でした。

2012年8月16日 (木)

自然界の営みは素晴らしい

P8162329  今夜も酷暑で寝付けない方が多いと思います。そこで少しでも涼しさを感じてもらえるように、苔の瑞々しさと水が流れている写真をお届けします。

P8162338 この苔はチャツボミゴケと言って珍しい苔です。極酸性の温泉水が流れている場所に育つ苔ですので、写真の水は温泉水です。全国的にも極めて希少で、群馬県中之条町の最奥部に生きています。

P8162319 足元を見てみるとシオカラトンボ?が産卵をしていました。トンボは卵に次代の命を託して間もなくこの温泉水に流されることでしょう。

P8162296 ところで今日の朝、一瞬でしたがオオタカの狩りの様子に遭いました。写真で見る限りではオオタカはコジュケイを狩ったようです。自然の中で“生きていく”という瞬間を見て、息を呑むほどの素晴らしさを感じました。

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2012年8月14日 (火)

11・11「森と生きるキャンパスフォーラムin東大」開催へダッシュ!

P8141380  去る11日は事務局会議が開かれました。審議の中心は、11月11日(日)に開催予定の第5回・「森と生きるキャンパスフォーラムin東大」(安田講堂)でした。今年は京都議定書の約束最終年

です。それに向けて“森と生きる”ことをテーマに、森と生きていくための課題を狭い範囲でしたが5年前から探ってきました。その最終回のフォーラムが今回で、事務局会議ではその最終企画案を審議しました。 

P8141378  横国大キャンパスでは自然環境教育の重要性、森を守るプロの育成と雇用の場の確保、これらは政治の問題で大人の問題、早稲田キャンパスではアイヌやマタギの森と生きる知恵と技、木を暮らしに活かしてきた宮大工の技と木の文化、慶應キャンパスではナラ枯れ対策を始めとした森林政策を見直すための林野庁や学者・知識人との討論、立命館キャンパスではナラ枯れ対策に学生・市民が取り組んでいる京都で、更にその輪を広げようとナラ枯れ原因の解明を討論してきました。

P8111374  この過程では3・11が発生し、私たちは東日本大震災・フクシマ原発事故から自然の脅威と原発の恐怖を突きつけられ、私たちの足元から暮らしと社会を振り返ることを求められました。

P8141382  今年のフォーラムはこうした中で開かれます。森に生かされている私たちが森と生きていくためには、私たち市民・学生は何と向き合っていくべきなのかを探り、その意見を「森と生きる提言」にまとめて、これを実現する進路へ私たちは舵をきっていきたいと願っています。

P8141386  旧盆休みが終わろうとしていますが、京都議定書の約束を守りきれない条約国の一人として、政府や企業に文句を言いつつ、現代と未来のいのちを守り抜くために「森と生きるキャンパスフォーラムin東大」を成功させようと願っています。皆さんのご支援とご協力をお願いします。P8141388 (写真上から:ヤナギラン、ハギ、エゾゼミ、コオニユリ、ツリガネニンジンソウ、エゾリンドウ)

2012年8月11日 (土)

大和ハウスの社員・家族が八幡平で育苗ボランティア

Dscn1823  北東北も梅雨明け以後は暑い日が続いています。しかし、立秋後の朝晩は涼しくなり、秋の気配を感じるこの頃です。そんな中、昨年に続き「大和ハウス」社員の皆さんから今年もポット内の草取りボランティアの申し出があり、去る8日、社員と家族の皆さん53名で草取りを行いました。みちのく事務所から仲崎と伊藤元貢スタッフさんの2人で草取りを案内しました。

Dscn1842 岩手県民の森に集合した皆さんは歩いて苗床置き場に向かい、ポットの中の草取りを行ってくれました。草取りは昼前に終わり、その後は大和ハウスさんが経営する「八幡平ロイヤルホテル」へ場所を移して、昼食会がありました。私たちも招待されましたので遠慮なく参加させていただきました。

Dscn1831 交流会では、冷たい飲み物や焼きそばなどをご馳走になり、森の話が弾みました。話の中では、大和ハウスの方から、「来年は草取りではなく、本物の木を植えたい」と提案があり、私たちも「全面的に協力していきます」、と約束しました。

大和ハウスの社員・家族の皆さんご苦労様でしたまた、昼食会にもご招待していただきましてありがとうございました。(事務局・仲崎発)

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2012年8月10日 (金)

南相馬市長へ、森の防潮堤に関する要望書を提出!

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本日(10日)9時30分、事務局員・岩橋は福島県南相馬市・桜井勝延市長にお会いし、当委員会の「要望書」を渡しました。市はこの要望書に関して、「具体的に検討していく」という返辞をしてくれました。

 この要望書は、市の復興計画の柱のひとつである海岸防災林づくりを応援するための事です。ひとつ目は、市民参加型の海岸防災林づくりのために市民との協議機関の設置、ふたつ目は、苗木を育てる場所の確保、3つ目は、防災林に植える樹種の確定を求めたものでした。

市役所からは、防災林に使用する瓦礫の考え方が説明され、樹種については宮脇方式による植樹を検討している、育苗場所も検討している、という返辞をいただきました。

植樹祭は秋に予定していましたが間に合わないため、来年の春に実施していくことが提案されました。その後、環境生活課の佐藤課長と坂下担当からは、来春の植樹祭案を説明していただきました。計画では植樹祭は3月に開催、場所は原町区北泉地区の約1万㎡に植樹していく計画だそうです。

 また、6日16時には、南相馬市議会議長にも要望書を提出してきました。提出は市議会議員の水井清光さんに紹介していただき、平田武議長には要望書の主旨説明をしてきました。平田議長からは、森びとプロジェクト委員会の苗木贈呈に感謝します、とお礼を言われました。(事務局・岩橋発)

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