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2011年12月18日 (日)

交流間伐ボランティアが無事終了!

Pc182367  宿泊所の西窓にそびえる甲斐駒ヶ岳の雄大な頂を見ると合掌したくなります。間伐作業をしている地元の皆さんの話では、周囲の山々から湧き出る伏流水によって美味しい米が食べられるそうです。勿論、甲州ブドウも風味豊かなラインをつくりだしています。

Pc182372  今日の作業は朝9時から開始でした。天候は晴れ、風もなく作業には程よい天気でした。昨日の作業でチェンソーと間伐の感覚を呼び戻した森びとインストラクターの皆さんは手際よい作業をしました。特に今日は太い赤松伐採に集中し、写真の様な伐採をすることができました。

 12時に作業は終了し、地元の皆さんにお礼を述べ、間伐のアドバイスをいただきました。跡部さんからは、山作業は何と言っても基本動作が大切であるので忘れないでほしい、と少しばかり慣れた私たちの作業を指摘してくれました。「オオムラサキと親しむ会」の皆さんお世話になりました。

Pc182377 その後は、甲州ワインを飲んで昼食を食べたい、というリクエストに応えて、偶然知った「三澤ワイナリー」で昼食を食べました。ワインの試飲とワイン作りの話を聞きながら、奥様や仲間へのワインを土産に一行は帰路につきました。

Pc182380

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コメント

2日間の交流ボランティアは晴天にも恵まれ、新鮮な経験を心から楽しむことができした。
折りたたみの鋸はよく手にしますが、チェーンソーに触れるのは初めての経験でした。
こっそり大きな絆創膏や消毒液を持参しての作業開始でしたが、田岡先生の丁寧な指導で少しずつガチガチの恐怖心が解れてゆきました。
チェーンで一層一層、外側から中心へと切ってゆきますが
「30、40年生きてきた木を切る。切らせてもらうという気持ちでやるんだ。」
という田岡さんの教授は間伐において大切な精神だと実感しました。
また、今回もっとも忘れられないのは2日目大きな赤松を倒そうとして隣のナラに引っ掛かった時のことです。
2本のナラに引っ掛かり、一本のナラを切り赤松が倒れる時、もう一本のナラはバリバリと縦に裂けるようにして折れてしまいました。
生きた木が折れる音を初めて聞いた機会でした。何とも言えない心境になったとき、大塚さんが折れたナラに歩み寄って幹に両手を当て、何かを伝えていました。
耳には聞こえませんでしたが、私にはお詫びと感謝に近い言葉を伝えている様に思えます。

オオムラサキと里山との繋がり・間伐の体験を学んだ2日間でしたが、もっとも得ることができたのは「森と生きる」うえで人が在るべき姿勢です。
生きるために森の恵みを受けるとき、その姿勢は決して傲慢でなく
感謝と謙虚さを持ち続けなくてはいけない・・・今回の間伐ボランティアで心に深く刻むことができました。

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