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2011年10月11日 (火)

“日本の森を元気にするいのちの森づくり”はじまる

Dscf4141  秋晴れの昨日(10日)、福島県大沼郡金山町の国有林には約120名の“森とも”が参集し、衰弱している森を元気にするために3㌧の粉炭がまかれました。

 開会式では、地元金山町町長・長谷川さんから歓迎のご挨拶を受け、会津森林管理署署長・梨本さんから活動を期待するご挨拶(流域管理調整官・藤原さん代読)を受けました。主催者を代表して「炭による樹勢回復実証調査検討委員会」副委員長・小川さん(大阪工業大学客員教授)が、炭まきの社会的意義が述べられました。

Dscf4072  参加者は、地元民宿「朝日屋」(栗木さん)が用意してくれたキノコ汁と持参した弁当を食べた後、約8500㎡の森に粉炭をまきました。森は傾斜40度もある所から平坦な所でしたが、調査木135本に400袋(一袋30㍑)の粉炭がまかれました。

Dscf4112  木は根、根は土がいのちです。根は土の中で菌根と共生して元気に育っていますが、現地の土の中では根と菌根との共生が殆んど見えません。ゆえに現地のコナラの葉は小さく、梢枯れ、幹には胴吹き(幹に小枝が多い)が多く見えています。この衰弱した森を元気にするために地表に炭をまき、炭の力で根と菌根との共生が盛んになることを期待した参加者は力強くも丁寧に炭をまいてくれました。

Dscf4095  この炭まきは地元の皆さんからのご協力と多くの“森とも”の皆さんの森と人のいのちを大切にする心によって支えられました。北は秋田県から南は神奈川県から参加してくれまた“森とも”の皆さん、万全な段取りをつくってくれました“森とも”強者の皆さんありがとうございます。元気になった森の観察会は来年の梅雨明けに実施します。(報告は後日、行います)

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