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2011年10月14日 (金)

除染にも炭のパワーを発揮してほしい!

Pa142383 足尾・松木沢の紅葉は昨年よりも遅い気がします。臼沢の木々よりも苗床のコナラ、クヌギ、ミズナラそしてブナが色づきましたが、高い臼沢の森の色づきは遅れています。明日はプライベート森づくりで、毎年植樹をしています「NTTコムウェア・ビリングソリューション㈱」の森づくりです。その準備でスタッフの森戸、松村宗、鎌田さんが黒土と腐葉土の荷揚げをやってくれました。昼食時の話によると、炭の効用は確かだよ、ということでした。柚子が実を付けなくなったのでその木の周囲に炭をまいたら、その柚子は翌年たくさんの実を付けた、ということでした。松村さんから甘いザクロの実をいただきました。

Dscf4046 10日は会津で炭まきをしましたが、衰弱しているコナラが元気になってほしいなあーと、昼休みは終わりました。ところで、炭まきをする前に主催者あいさつをしました小川眞先生の挨拶を紹介します。「遠くから大勢来ていただきありがとうございました。今日は皆さんに炭をまいてもらいますが、松枯れに炭をまいて元気になることは私が実証してきました。炭を地表にまくと仲良くしている根と菌が元気になります。炭をまくと根が出てきて菌もそこに寄ってきます。松とナラの仲間はキノコと仲良しです。菌と共生していていないと木は育ちません。

 ところで世界中で菌と仲良くしている木が弱って枯れています。どうしてかは不明ですが、地球上の自然環境がおかしくなっていることはたしかです。20年前頃からナラも枯れていますが打つ手がありません。できることがあったらやってみようということで、今日は炭をまくことにしました。炭をまくと1年で木は元気になります。木に虫が入ってきても抵抗してくれるのではないかと期待しています。また、キノコはセシウムを吸収してくれます。特定したキノコはセシウムを吸い込んでくれて、セイウムの流れを止めてくれます。森林の放射性物質の除汚は大変困難です。特に森が貯めている水が汚染されることは非常に危険です。このような時に、今日撒く炭の働きも実験してみようと考えています。今日の炭まきは社会的に大きな作業ですので、皆さんと良い汗をかきましょう」。

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