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2011年10月の15件の記事

2011年10月 6日 (木)

廃村の地で学ぶ児童に引き継ぐいのちの森

Pa062392_3  今日の足尾は24度もあったそうです。15日のプライベート森づくり用穴掘りを済賀事務局、森戸、松村スタッフ3名行い、120穴を掘ってくれました。標高970㍍付近から松木沢を見ていると、大型バス2台の小学生が学んでいる様子が目に止まりました。旧松木村の祠まで歩いて説明を聞いている様子でした。私たちは祠まで歩いて勉強する様子があまりなかったので、その先生の心に感謝しました。

Pa062382_2  会津は雨が降ったり止んだりの日でした。今日は草刈りをしました。秋だというのに森の中は蚊が飛び交って、草刈りを休むと蚊を追い払うことに気が集中してしまい休んだ気になりません。

Pa062384_3  気晴らしに、昼食後にはヤマグリを拾ってみました。拾ってみると多くのヤマグリは虫に食べられていました。ドングリと同様に、実が熟した頃からは人と虫の競争が始まっているようです。宿から現場までの間は、秋蕎麦が実を熟し、ススキが白く柔らかい絨毯のように穂をなびかせ、森にはクロモジの実が熟していました。

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2011年10月 5日 (水)

会津・いのちの森づくりの素敵な出会い

Pa052391  今日も森にいます。福島県大沼郡金山町にある広葉樹の国有林の森にいます。この森に生きている樹木は元気があるもの、衰弱して悲鳴をあげて元気のないものが生きています。こんな樹木が日本各地の森をつくっています。

Pa052381  なんとかこの森を元気にせねばと炭の力を借りることにしています。私たちは今月10日、ここ金山町・沼沢湖近くの国有林内で「日本の森を元気にするいのちの森づくり」として、悲鳴をあげている樹木を元気にする実証調査を行います。

木は根、根は土がいのちです。私たちはこの樹木に生かされています。全ての生きもののいのちの源が森ですから、長生きできる幸せを後世に伝えるために衰弱している森を元気にしなければなりません。

今日はその最終準備で森に入っていますが、雨で仕事がはかどりませんでした。雨は一日中降っています。樹勢調査ができません。明日朝には雨が止んでほしいと願っています。

Pa052388 小さな田圃の稲穂は黄金色になってそれは自然の恵み色でした。この米からエタノールを製造して混合ガソリンとして車の燃料に利用にしている地産地消の循環型事業をしている全農バイオエタノール製造所から、籾殻炭を無償で提供するから取りに来ないか、というファックスがありました。

いのちの源の森を元気にする活動の出会いがありました。全農バイオエタノール製造所の皆さんありがとうございました。(写真は、雨の沼沢湖と御世話になっている朝日屋さん)

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2011年10月 3日 (月)

秋色前線のもとで額に汗かく気分の良さ

Pa032379 足尾は秋色前線が山頂に現れました。コオロギの合唱コンクールも静かになったようです。今日は、10時にJREU横浜の4名が森びと広場に到着。8日の森づくりに向けて臼沢の森の草刈りと穴掘りをしました。当日は40名の内35名が臼沢の森の最高地に登り、4種(ミズナラ・ブナ・ヤマモミジ・ヤマザクラ)・105本の幼木に命を吹き込みます。植樹場所は傾斜30度はある階段を530段を登りきったところで、約94.34平方メートルの所です。

Dscf8187 今日の気温は12、3度、風が強い中での作業となりました。草刈りは田岡スタッフが4月10日以来の草刈りをしてくれました。先輩は、久しぶりの臼沢での労働に「筋肉痛だ」と笑顔で言っていました。残りの3名で60穴を掘り、後は7日の前日準備で黒土・腐葉土の荷揚げとともに残りの45穴を掘ることにして本日の作業を終えました。

Dscf8186 参加者は臼沢の森を登り下りした際に、大きく育ったいのちの森を見て、この6年間の宮脇昭先生の指導のもとで森をつくってきたこと、その陰には地道に育樹・育苗活動をしてきた方がいるからだと実感していました。当日は、参加した皆さんもそんな気持ちになっていただけるように準備を万全していきます。(小林事務局長発)

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2011年10月 2日 (日)

やはり森づくりは心を育む?

Img_0273  JREU高崎の皆さん80名は530段の階段を登りきって、180本の若木を大地に植えました。松木の森では10数人が40本程の植樹をしました。参加者の中には「どうしてお金を払って木を植えるの」という疑問を持たれた方がいたようですが、97名の参加者は昼食後に始まった“森ともの集い”では笑顔が見えました。

 参加してくれた元教諭の女性は、“学校では足尾銅山での鉱毒事件を子どもたちに教えてきたが、この地を訪れたのが初めてです。谷中村跡地は訪れたがこの地に初めて立って恥ずかしさを感じました。改めて皆様の活動に感動しています。”という主旨の感想を述べていました。

Img_0278  この感想を聞きながら定年になっても自分の生き方を問い直す姿勢に学びました。子どもたちや若者に責任をもつ大人の言動に感激しました。怪我や事故もなく秋の森づくりは終わることができました。準備を進めてくれました高崎のスタッフの皆さん、森びと事務局の皆さんお疲れ様でした。

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2011年10月 1日 (土)

地道な森づくりがリスナーの心に木を植える?

Pa012367  今夜の「どくだみ荘」は冷えています。ラジオでは明日朝の冷え込みに注意予報を出していました。明日は、JREU高崎の森づくりが行われます。臼沢の森の最高地では柳澤事務局員の指導の基に穴掘り、黒土、腐葉土等を運んでいました。夕方5時頃になると西北の風が冷たく感じました。明日は、90名ほどの組合員・家族の皆さんと小さないのちに元気を吹き込みます。

Pa012369  午前中は「FM栃木」の取材を受けてきました。収録された内容は、来週月曜日(3日)から毎週月曜日に放送されるようです。番組名は「エコラジ」といいます。パーソナリティーの須賀由美子さんからは4週分の質問がされました。特に聞かれたことは、“山と心に木を植える”ということや“人の心を育む”とは、貴方にとって“森づくりとは”何ですか、ということでした。

 筆者は、23日の森づくりで会った松木村を離れなくてはならなかった旧松木村の子孫の皆さんの想い、現代では福島原発事故で郷土を離れなくてはならない福島県民の想いは共有し、その原因が一部人間の欲望の結果であることを話してきました。

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