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2011年2月17日 (木)

経済優先だけでは自然も社会も破壊する?

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 「くらしからの排出に照準を」合わせれば「CO2“90年比25%削減”は達成可能だ」と言う新聞の見出しが目についたので読んでみました。筆者は小宮山宏さん(三菱総合研究所理事長)でした。小宮山さんによれば「今使っている機器の性能に着目してほしい。家庭・オフィスなら、壁や窓、給湯器、照明、輸送なら自動車である。これらについては続々と優れた省エネ機器が開発され販売されている。これらの省エネ機器に買い替えることでCO2を大幅に削減することが可能になるである」と言っていました。「これが言いたい」というコラム欄には「森林」「自然」という文字はまったくありませんでした。読み終わって、元東大学長の小宮山さんとは思えませんでした。

2010919  そこには、宮脇昭先生が常々に言っている「自然環境や社会環境はトータルに見て考えると本質がわかる」という視点が欠けていました。緊急提言を政府・与党に提出した時に感じたことは、私たちの説明を聞いてくれた皆さんが自然環境問題と社会環境問題との関連、つまり政治が根源的な問題だという意識を持っていることでした。政治は厳しい目で見て、悪いことは悪いと言っていかなくてはなりませんが、政治もトータルな視点で本質を見抜いていくことが私たちに求められているのだと感じました。(写真下:篠原孝農水副大臣との場)

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