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2010年9月の13件の記事

2010年9月12日 (日)

“秋のいのちの森づくり”始まる

P9110758  今日の朝も虫たちが初秋を告げている「どくだみ荘」朝です。足尾ダム方向を見ると雲が山々を覆っています。昨日はJRFUの皆さんは「第2回足尾・ふるさとの森づくり」を行いました。植樹は臼沢の森と松木の杜で行い、11種・330本の幼木に命を吹き込みました。

 暑い中、足尾に参集してくれた皆さんは新潟から4時間かれて来てくれた皆さんをはじめ関東周辺で働く組合員とその家族の皆さん110名でした。臼沢の森チームと松木の杜チームに分かれた皆さんは当委員会の事務局員及びスタッフのアドバイスを受け、しっかり大地に根を張っていのちの森を創ってほしいと願い、たくさんの黒土、腐葉土、炭を混ぜた土の中に苗木を植え暑さに負けないように水もかけてくれました。

 P9110755 松木の杜では今年5月に植えたカラタチの幼木にアゲハの幼虫がいました。まだ3㌢程の小さな緑色したアゲハの幼虫は食べられないように小枝に固まっている様でした。愛らしい幼虫の頭部を見ながら事務局スタッフ達は「食物連鎖のはじまりだ」と自然の力と恵みに感謝しました。JRFUの森づくりは多くの虫を呼び豊かな生態系をつくりだすことでしょう。FU皆さんありがとうございました。怪我や事故もなくアドバイスしてくれた事務局員、事務局スタッフの皆さんお疲れ様でした。

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2010年9月 9日 (木)

土砂流出は森にひとつの原因があるのか

P9091476 夜になるとコオロギが鳴いている「どくだみ荘」です。今日は“憩いの場”の内装と今後の運営に関して事務局とスタッフの皆さんが打ち合わせをしました。基本は“憩いの場”(山小屋風)に相応しい内装にすることで意思統一できました。午後は、松村さんと星野さんが飲み水を確保するために水源調査を行い、小井戸さん、白井さん、松村さんと柳澤さんは“憩いの場”に石を積みました。松井さん、福田さんは11日に開催されるJRFUの森づくりに使用するテントを足尾町から借りてきました。苗床では森戸さんが昨日から引き続き草取りをしてくれました。温帯低気圧が過ぎ去った後の青空の色と沢風は初秋を感じました。

P9091480 水源を探しに行った二人からは、「大雨の影響で土砂が流れ出した跡があった」と報告がありました。そう言えば昨夜は台風の影響で東京都内も水害に遭うなど東京は1時間に50㍉以上の雨が降ると生活基盤が脆くなるようです。世界各国でも想定外の異常気象で生活基盤が脆くなっている気がします。足尾の「森びと広場」の片隅にはコスモスが小さな花を付けていました。スタッフの皆さんお疲れ様でした。

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2010年9月 1日 (水)

森の中に街づくりを

P8060334  9月に入りました。今日は防災の日です。熱帯夜連続日の記録が観測史上最多でというニュースが報道されていました。コンクリートジャングルでは気温とコンクリート反射温度は10度以上高くなるそうです。足尾の場合は風があると“爽やかさ”を感じるようです。当委員会理事長・岸井成格がテレビ番組(先月のTBS)で「森の中に街づくりを」と言っていました。その番組に出演していた涌井雅之さん(造園家)は「シンガポールではそのような考え方で街がつくられている」と発言していました。そう言えば二度ドイツを訪問した時、ドイツ人は森の中に都市をつくると言う話を想い出しました。森の力には感謝です。

 Img_0699 足尾では秋の森づくりの準備が先月末から始まりました。30日にはJR貨物会社に働く組合員の皆さん15名が草刈りと穴掘りをしました。昨日は、事務局とスタッフが松木の杜の草刈りと植樹調査をしました。気温が30度になっても吹く風は秋を想わせるようです。全国で400名以上の方が猛暑で亡くなっていますが、森と共に生きていく文化の再構築が求められていることを実感します。

 作業小屋に侵入(26日)した動物が分かりました。カップ麺の臭いを嗅ぎつけたのはキツネでした。私たちはキツネが棲息していることに感謝し、人間のちょっとした油断に猛反省です。防災の日、まずは五感と自然の力をうまく活用する知恵が大切です。(足尾報告・仁平事務局次長、小川事務局員)

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