« 2010年7月 | メイン | 2010年9月 »

2010年8月の12件の記事

2010年8月 5日 (木)

拓大キャンパスで学生たちが心に木を植えています

Img_1003_3

事務局は拓大のオープンキャンパスで足尾の森づくりを紹介している学生に会ってきました。そこでは講師の鈴木教授とYさんから今回の活動について説明を受けました。
 それによると、大学全体のテーマは「人種や国境に関係なく行う活動」ですが現実はその現場に行く学校関係者がいないそうです。そのため学生が中心となり現地で夏休みを利用して活動をしている学生がおり、現地ではスラム街から出た生活排水の影響で下流の川や池で富栄養化により水草が大量に発生し、住民の生活に悪影響が出ていると言います。この問題に対して学生は、その水草を取り有機肥料にしようと現地の人たちと共に水草を除去し、木を植えて育てようを合言葉にして活動を始めました。有機肥料ができて川や村の周りに果物ができる木や植物を植えたことにより、川が綺麗になり環境が変わりましたので、学生たちは引き続きこの活動を現地で行っています、ということでした。

また、この活動を始めたことによって現地の犯罪が軽減しているとも言われました。スラム街(フィリピン、南アフリカ)では雇用がないため犯罪が多数発生していますが、水草を除去することが雇用につながり犯罪を少なくしているようです。これが拓大生たちの「環境にやさしく貧困をなくそう」というテーマの植林活動です。

Yさんに足尾の森づくりをキャンパス内に展示するきっかけを尋ねたところ、「アフリカ、ケニアのエコ活動ゼミを通じて環境問題をもっと周りに広めたい。身近にある足尾の環境問題に興味が湧き、5月の植樹に参加した。新潟の出身・田舎育ちだったので家の周りに木があることが当然だった。足尾には木が無かったので自分の手で自然の森を復活させる植樹活動が心に残り、展示をしようと決意した」、と言っていました。(高杉事務局員発)
Img_1004_2

2010年8月 2日 (月)

“縄文の森”の主役に育ってほしい

Dscn1457 

「ねぶた」の始まる8月1日、青森市には北は北海道、南は神戸市から1.500人の市民が集まっていました。大勢の皆さんは今年12月に開業する新青森駅近くで開催された「縄文の森」記念植樹に参加するために参集していました。この森づくりの指導は宮脇昭先生です。宮脇先生は「本物の森は長持ちします。土地本来の木で主役・三役・五役を支える高木から低木までの混植・密植でこの青森に本物の森をつくりましょう」と参加者の皆さんに呼びかけました。

Cimg0167 森づくりではブナやミズナラ・コナラなど8種類15.000本が植えられました。植樹された苗木には私たちみちのく事務所が3年間育てたミズナラ・コナラ約3.100本が含まれています。愛情をこめて育てた苗木にいのちの息吹を吹き込もうとみちのく事務所からも角岸所長以下14人のインストラクターが植樹に参加しました。一行はみちのく事務所が育てた苗木が縄文の森に相応しい主木に育ってほしいと願って汗をかきました。参加してくれた皆さんお疲れ様でした。

Cimg0173

森びと検索

最近のトラックバック