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2010年5月26日 (水)

木(森)は人の努力に報いてくれる

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 今日は一日中雨でした。現在もシトシトと降っています。昨日発見したビニールポットごと植樹してあったツバキが心配なので松木の杜の防風林として植えたユキツバキとヤブツバキを再チェックしました。昨年防風林として植えたユキツバキとヤブツバキは全て鹿に食べられてしまいましたので、今年植えたものはそのような害に遭わないように願ってチェックしました。

 結果、ビニールポットごと植えられた苗木は見つかりませんでした。ホットした気持ちでりっぱな防風林になってほしいとツバキを密集させました。その後、昨年鹿に食べられたユキツバキとヤブツバキの生長を調査しました。思った通りツバキはしっかり根を張り、若葉を出していました。昨年、葉を全て食べられてしまいましたが植物はそう簡単に死なないと思っていましたので、寒風と冷たい雪に耐えて鮮やかな黄緑色した若葉を見せたツバキに感謝しました。

P5260285  午後は、松木沢添いを散策しました。1時間程上流に向かって雨の中を歩き、亜硫酸ガスによってはげ山と化した山々を見てきました。はげ山にはリョウブ、ヤシャブシ、ウダイカンバ、イヌエンジュ、アキグミが岩に張りついて生きていました。その岩谷から流れる雨水が滝となっていましたが、それを見ていると60年以上かけて森の回復を願って緑化事業を担ってきた足尾町の皆さんの気の遠くなる苦労に頭が下がります。自然は壊すものでなく、永久に活かさなくてはならない財産なんだということを実感しました。5年経った臼沢の小さないのち森を見ていると、そんな思いをもった皆さんの笑顔が浮かんでくるようでした。

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