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2009年12月23日 (水)

足尾は真冬です。樹木から生きることの強さを学ぶ

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 今日は冬至でした。テレビ報道ではゆず湯に入ったお爺さんが自然の恵みの有り難さを身体に表せていました。新聞報道では、ポーランドでは寒波で10数人の方が命を奪われたということです。アメリカでも寒波が猛威を振るっているそうです。自然の力は人間の想像以上であり、スパコンでも異常気象から防衛することはできない力を秘めているようです。
 ゆえに自然環境と人間の心を大切にする皆さんの願いが宿っている樹木には頑張って根を張ってほしいと、事務局は足尾の現場に立って苗木達の生命を守り抜いています。今月17日~19日にかけて事務局は足尾の現場に立ち、18日から雪に覆われた森びと広場や松木の杜、うす沢の森の樹木を調査しました。鹿に食べられてしまったユキツバキ、ヤブツバキは必死になって生きていますし、シラカシ、アセビも雪に負けずに息をしていました。
 Cimg4916 積雪は30㌢程ですが、一面は真っ白でホオジロの声だけが響き、自然力は「静寂」という情景をつくっていました。こんな中で仕事をしていると、まさしく私たちは自然(森に)に生かされていることを改めて実感することができました。こんなことを感じていると、ユズ湯に入っていたお爺さんの顔は、自然の恵みを身体で感じ取って感謝しているように感じました。今日は「冬至」という言葉の意味を噛みしめた日でした。(松井東京事務所長発)
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