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2009年10月13日 (火)

どんなに頭が良くても、お金持ちでも創れない木のパワー

Pa132645

 今日は久しぶりの休暇をとり、I(女性)さんと事務局員のKさんで軽登山をしました。秋晴れの下で黒斑山(2404㍍)を登り切り、計り知れない自然のパワーを満喫しました。
 ブログではIさんの木に寄せる気持ちを紹介してきました。そのIさんがはじめて足尾の育樹に来てくれた7月、Iさんは高価な登山靴を履いてきました。彼女は、「山(森)が好きで一度は山に登ってみたいのでこの登山靴を買いました」、と言っていました。単独登山は危険が伴うので一度案内しようと、ということで今回、黒斑山を登りました。
 そんなIさんを向かえてくれたのが、雲ひとつない秋晴れと浅間山、そしてカモシカでした。この地に立たないと見られない浅間山の力強さです。その浅間山は噴煙を少し上げいました。外輪は天然林のカラマツの葉が黄金色に輝いていました。その鮮やかな黄金色を眼下にして、紅茶をいただきました。下山途中、「ギィー」という声がしたので立ち止まると、目の前にカモシカが餌を食べていました。カモシカは冬を間近に向かえてコメツガの葉を食べていました。「食事の邪魔をするな!」という顔をしていましたので、「お邪魔しました」、と言ってその場を去りました。
 4時間ほどの登山でしたが、素晴らしい秋晴れで得たことは、私たち人間がどんな技術を行使しても絶対に創りだせることのできないカラマツの黄金色に感動し、その自然の秋色に近づこうとさせる木のパワーにも感謝することができました。Iさん、Kさんお疲れ様でした。

Pa132657

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