« ひとつの流れになりつつある?環境問題 | メイン | いのちを吹き込む穴を掘りました »

2009年4月21日 (火)

集落人の心は森からつくられる

P4210909

 今日は十日町から枯木又という集落に行ってきました。訪問の目的は、来月のGW期間中にこの地を訪れ、この地で「豪雪山間地集落の価値を守り、育て、伝える」活動をしている皆さんと会えるからです。
 この地とこの地の価値を守り、育て、伝えている「枯木又エコミュージアムの会」を紹介してくれたのは第3期森びとインストラクターの大塚さんです。彼はこの地で、是非、いのちの森づくりをしたいと願い、この素晴らしい集落の文化を14年間も守り続けている皆さんと森びととの交流をつくりました。
 田圃では三色米(緑米、黒米、赤米)を作り、それは上流のブナ林が貯えたミネラル分の多い水によって身体に良い美味しい米と言われています。現場を見ると、風雪に耐えて100年以上も生きているブナが頑と地に根を張り、ブナと共にホオノキ、カエデもしっかりと根を張っていました。その主木を支えているのが低木のユキツバキ、アオキたちでした。感動したのはユキツバキの群生でした。雪の重さで幹は斜めになっていますが、その幹には小さく可憐な赤い花を付けて、群れをなして主木を支えていました。
 現地を見て感じたことは、集落の生活と文化を支えている森の価値を評価したミュージアムになってほしい、と思いました。それにしても森と生きる集落の文化は現代に生きる私たちが忘れている大切な心かもしれません。
P4210898

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/19425113

集落人の心は森からつくられるを参照しているブログ:

コメント

Interesting to know.

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

森びと検索

最近のトラックバック