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2009年3月31日 (火)

人類の進路は命の森へと舵をとろう

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 29日は第4回通常総会が開かれ、昨年度の事業報告、決算報告そして2009年度の事業計画と予算が審議され、議決されました。総会を招集した岸井成格理事長は、近代・現代文明が行きづまり、あらゆる分野で矛盾やホコロビが噴出しています。その最先端の問題が、地球温暖化と環境破壊です。そのことに対する危機感から、人類の意識も大きく転換を迫られています。どうしたら迷路を脱することができるのか、手探りが始まりました。その解答のひとつは、「人は豊かさ、便利さを求めて、どんどん退化してしまった。怠けてしまったからだ」と、石川啄木の「林中の譚」を挨拶の中で紹介しました。
 総会には古河機械金属株式会社から幸崎雅弥さんが出席してくれました。幸崎さんからは、旧足尾銅山公害の反省に踏まえた会社がすすめている環境保護事業と今年からはじめた社員の植樹活動が報告されました。続いて議事に入り、質疑では、12名の正会員から発言があり、森びとインストラクターの各地での森づくり活動報告と新年度の豊富が述べられました。
 14時から始まった総会は17時に終了しました。その後は、会費制の懇親会がはじまり、毎日新聞社・水と緑の地球環境本部の川口裕之部長から連帯のあいさつを頂戴しました。懇親会のテーブルでは、和やかに本物の森づくりに向けた豊富が語られていました。
 明日から新年度です。私たちは一段上のステージに立って、近代・現代文明の行きづまりの迷路を脱するには、“人間は森の寄生者、多彩な生物社会の一員としてしか、持続的に生きていけない”、という当たり前なことを堅持し、NPO法人の役割を果たしていきます。第4回通常総会を成功裡につくりだしてくれました正会員のみなさん、ありがとうございました。
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