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2009年1月19日 (月)

食害は結果、何がそうさせたのか?

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 今日の足尾は北西の風がなければ初春を感じさせる暖かさでした。天気は晴れ、10時30分の気温は6度、風力は6㍍でした。今日は、今年5月30日に予定している第9回足尾・ふるさとの森づくり新会場(平地)の測量と臼沢植樹会場(斜面地)の食害状況を点検しました。
 新会場は昨年、古河機械金属㈱様から子どもたちやお年寄りの方々が植樹できるように、と提供されました。今日は、この新植樹会場の面積約2千㎡を開墾するための重機及び軽トラ用の道を造るために測量しました。
 午後は、同行してくれた群馬県スタッフの小井土さんと臼沢植樹会場の食害点検をしました。2006年会場を点検していると、試植しているアカガシの根が食べられ、幹は倒れていました。害にあったカシ類はこの一本でした。これまではミズナラの若木の根が食べられていましたが、カシ類の根が食べられたのは初めてでした。根本には穴を掘った形跡は無く、地中で食べられているようでした。試植したアカガシは他のカシ類と比較すると順調に生長しています。ミズナラの害も細い幹の根は食べられていませんでしたので、共通している点はある程度生長している幹の根でした。
 南斜面に根を張っている木やこの斜面でともに生きている動物たちは、雪もなく、新春を感じさせる暖かさを斜面一杯に受けとめていると、生きていくためには何らかの変化を感じているのかもしれません。

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