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2009年1月15日 (木)

若者の息吹が届きました

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 昨日の午後、宇都宮大学農学部の学生・市島さんが東京事務所を訪れてくれました。用件は、足尾の森づくりに関する調査活動の一環として、取材したいということでした。大学3年生の彼は森林科学の学習をして、将来は土木技術を身につけたい、と言っていました。どうして土木技術を学ぶのに森づくりが関係するのですか、と尋ねたところ、彼は、自然相手の土木ですから樹木の役割や生態系の大切さが分からないと、習得した土木技術は自然破壊に結びついてしまうから、という主旨を話してくれました。話をして感じたことは、自然環境と調和した人間の知恵(土木技術)を目指しているのかなあー、と若者の前向きな姿勢でした。
 現在は就職活動で忙しい、とも言っていました。その顔には、内定取り消しをしている日本の経営者の非人間的な姿勢に怒りをもっていることが見え隠れしていました。反面、もっと若者たちは社会の出来事に怒りを表し、討ってでなければ社会は変わらない、と嘆いているようでした。しかし、彼は後ろ向きではなく、若者らしくチャレンジ精神をもってアタックしているようでした。市島さん、元気な若者の息吹を事務所に届けていただきありがとうございました。(写真は、足尾植樹会場に刺してある親子の想いです)

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