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2009年1月21日 (水)

旧松木村の村人の心を、今に蘇らせたい

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 旧松木村跡地に「松木の森」(仮称)をつくれそうです。私たちが5年前から植樹と苗づくりを行っている地は旧松木村跡地です。松木村は足尾銅山から吐き出された亜硫酸ガス(煙害)で、草木が枯れ果てて、人間も動物たちも生きていけなくなり、廃村に追い込まれました。今から108年前のことですが、日本の公害の原点と言われています。
 今日はこの地で、土地所有者の古河機械金属㈱様と私たちで、今年から始まる植樹会場(平地)の現地調査をしました。この調査は植樹会場として古河様から無償で提供していただく相互の確認でした。これからは互いに念書を交わし、その後、私たちは「松木の森」(仮称)づくりを始めます。今日は、「松木の森」(仮称)づくりのスタートの日になりました。
 私たちは、廃村に追い込まれた村人の心を振り返り、その心を「松木の森」(仮称)に蘇らせればいいなあー、と願っています。今日の調査後、30数年も緑化事業に携わってきた元林野庁職員・村上壮亮さんご夫婦宅を訪れ、この報告と新年のご挨拶をしてきました。ご夫婦はこの話を非常に喜んでくれました。古河機械金属㈱足尾事業所のみなさん、ありがとうございました。
 「松木の森」(仮称)づくりに関するご意見をお寄せください。(写真・下は旧松木村で大切に使われていた石灯籠です。信仰の山・男体山と彫られています)

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