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2008年10月18日 (土)

「森と生きるキャンパスフォーラム」・・・その⑥

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 第2部・「若者たちの挑戦」の最後は、当委員会のインストラクター水落一郎さんの報告です。彼は、栃木県日光市足尾町のはげ山に何故、私達は植樹をしているのか、を報告しました。鉱石採掘のための伐採、山火事そして煙害によってはげ山となった足尾の歴史。50年以上の緑化事業でやっと木が生えてきた足尾の山々。この山々にふるさとの木によるふるさとの森づくりは、宮脇昭先生の厳しい指導のもとで行っている様子。3年前に植えた木々は2㍍を超え、根もしっかりと大地に張っていることが報告されました。そして、なによりも小学校児童から生徒と学生等、多くの皆さんと一つの目標に向かっていることの力強さと、嬉しさを毎年大きな輪につくりだしていることが報告されました。
 何を伝えたかったのかと尋ねてみたら、彼は、森づくり運動を通じて「植物も私も一つの命、国籍が違うとか、人種がどうだとか、ということは関係なく、ひとつの地球上の大切な命として、全ての命が支えあえる社会をみんなで実現していきたい」、ということでした。
 北極海では今年の海氷面積が小さくなって、「小ささは過去2番目になった」、と新聞報道されました(米・雪氷データセンターの発表)。北極は地球温暖化の影響がさらにでやすくなってきているようです。地球とともに生きていこうとする私達は、声を大にして、経済成長のための「持続可能な社会」の実現を見直していかなければと感じます。

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