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2008年7月の14件の記事

2008年7月 9日 (水)

困ったもんだ!愚かないたずらが発覚?

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 昨日(8日)の苗木分け作業は8名で行いました。天気は足尾でも猛暑を感じる暑さの中で、1300本の苗木に元気を与えました。作業ボランティアにはJR東日本の労働組合(JR東労組)の若者たち4名が来てくれました。4名とも苗木分け作業は初めてでしたが、丁寧にてきぱきと苗木に元気を与え、一人約200本を植え替えました。昼食後は、苗床内に積んであった堆肥を一輪車を使って外へ移し替えました。元気を与えてもらった苗木たちの成長の場を整える作業です。あっという間に作業が終わるほど、彼等のスコップと一輪車の扱いは上図でした。昨日も16時過ぎには夕立があり、乾燥しつつあったポットの土に恵みをいただきました。
 ところで私たちの“山と心に木を植える”活動は財団、企業そして正会員、賛助会員の皆さんから支えられています。そして育樹・育苗活動は多くのボランティアに支えられています。私たちは地球を危機から救ういのちの森をつくりだし、この活動を通じて自然環境破壊と人間の命を大切にする心を森から学び、参加者から教えられています。この活動を恨んだりひがんだりするのはかってですが、助成してくれた団体への感謝の心や参加者の思いと情熱を傷つけるのは止めてほしい。
 先月中旬、5月11日に植樹した会場に設置した看板がいたずらされ、植樹したケヤキがノコギリで切られていることを発見しました。
犯人は鹿や猿ではありません。看板の足はスチール製、樹木はカットされていました。犯人は人間だと断定できますので、愚かな行為は止めて下さい。何か、言いたいことがありましたら堂々と私たちへ発信してください。お願いします。

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2008年7月 8日 (火)

いのちの輝きを感じられますか

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 昨日(7/7)も足尾では苗木分け作業が続けられています。昨日の作業は第1期インストラクターの阿部さんと第3期の田岡さんの二人で行いました。お二人とも60歳を過ぎた先輩ですが、足尾には三日間滞在して苗木に元気を与えています。
 私は昨日、「森と生きるキャンパスフォーラム2008」の事務作業を一日行い、夕方には横浜で宮脇先生にお会いしてきました。明日にはアメリカ出張の合間に時間を割いていただき、27日開催の「フォーラム」へのアドバイスを頂戴しました。先生からは、「すばらしいフォーラムだから本気になって創っていこう」、と檄をとばされました。
 顔を見ながら先生と話していると、6年前にお会いした斉藤晶さんを思い出しました。家に帰って、北海道旭川市で牧場を経営している斉藤さんの著書「いのちの輝き感じるかい」(地湧社)を開いて読んでみました。「やっぱりギリギリの極限状態まで行って、固定観念を捨てた人がね、新しいものを創り出す感じですよ。・・・ホンモノをつかむ感性を育てるには、子どものときに自然のなかで遊ばせおくのが大事なんです。その感性の上に学歴が立っていなきゃダメなんですよ。・・」と、書いてありました。これを読んだ後に、宮脇先生のアドバイス(檄)は、“ギリギリの極限状態を経験していない若造よ、本気になってやってみろよ”、ということだなあーと感じ、先生には感謝しています。
 G8が始まり、議論の中では「低炭素社会へ」ということが言われています。貧困層が社会の多数派となっている現社会で、その多数派が「低炭素社会」で生きていくにはどうしたらよいのか、ということは言われていない気がします。市場経済最優先の温室効果ガス削減に策には、いのちの輝きは感じられないようです。

2008年7月 6日 (日)

友、遠方から来たる!

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 一昨日(4日)も苗木分け作業を行いました。当日の足尾は、朝4時頃から6時頃まで雨が降りました。朝早くから目が覚め、本日のノリ弁と簡単なおかずを作り、クーラーに水と弁当を入れて東武日光駅へ出かけました。車を30分間程運転すると東武日光駅に到着、新聞を3紙買った後、車内でインターネットを使って情報の発信をしました。苗木分け作業に駆けつけてくれる友が駅に着くまでの間は新聞を読みました。9時15分着の電車で来てくれた梁次さん(第1期インストラクター)を車に乗せて、足尾現地に向かいました。本日は二人だけの作業です。天気は晴れ、暑い日でした。
 松木沢からはガシカガエルの声、オオルリ、ホウジロ、キセキレイ、メジロ、キジ等の野鳥のさえずりを聴きながら、二人は黙々と苗分けを続けました。作業中の会話は少ないのですが、日頃、二人が気になっていることを互いに聞きました。作業中は一日中ラジオを流していますので、ラジオで気になることが流れると、そのことに関して頷いたり、批判したりしていました。
 天気は梅雨が明けるのではないかと勘違いするほどの暑い日でした。夕方、16時半頃になると雷がなって雨が降ってくれました。根を新しい土に移された苗木にしてみればありがたいことです。雷の本場である足尾ですので、後片づけを済ませて17時頃には帰路につきました。本日は780本の苗木に元気を与えることができました。また、苗木分け作業を通じて、友人との絆を強めることができました。

2008年7月 4日 (金)

苗木分け作業がはじまりました

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 今月1日から苗木分け作業をはじめました。昨年10月に小さなポットに蒔かれた5万個以上のドングリは、今年の春、約3万本が芽を出しました。このドングリは参加者の地球を救う熱い思いが込められて、台風の影響でどしゃ降りの雨の中で蒔いてくれたものです。その思いを受けたドングリは、今では眩しいほどの黄緑の若葉を揺らして、太陽とポット内の土から栄養を摂っています。いのちを吹き込んでくれた参加者の皆さんに感謝です。
 昨日(3日)の作業は4人で行いました。事務局二人とシンガーソングライターのChojiさん、そのマネージャーの中村さんの4人でした。Chojiさんは、森びとプロジェクト委員会のイメージソングである「心の森」という歌を作詞作曲し、自費でCDを製作してくれた方です。この歌は2005年からはじまった「足尾・ふるさとの森づくり」に参加した以降、創作活動に入り「心の森」と名付けました。彼はその後も森づくりや育樹活動にも参加し、自然と人から知恵をいただいているそうです。そんな彼ですからCDの売り上げの一部を当委員会に寄付していくのでよろしく、と言ってくれました。(「心の森」に関しては彼のホームページをリンクできるようにしておきます。)
 昨日は4人で780本の苗木分けを行いました。20㌢以上もの根を付けているミズナラ、コナラを優しく手にとって、ポットに分けました。Chojiさんは16時過ぎ、3年前に植えた植樹会場に立って、2㍍以上に育った木々が小さな森をつくっていることに感動していました。
 苗木分け作業は生命(いのち)の森づくりの主木に育つように、まだまだ続けられます。

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